« 欧州再生エネルギー評議会 EREC、2030年に再生可能エネルギーで45%を賄う意欲的なプランを提示 | トップページ | 海上保安庁、千葉県富津市の第二海堡に約50kWpの日本最大の灯台用太陽光発電設備を完成 »

WWFジャパン、「このままでは新しいエネルギー社会は作れない:菅総理のG8での発言を受けて」をリリース

 5月25日の菅総理のパリでのOECD 50周年記念行事におけるスピーチを読んで、当初の予想通り、残念なことに福島原子力発電ところの事故および核汚染からの安全・安心になんの目処も立っていない現状で、原子力政策堅持とした発言をされたことを知り本当に残念に思いました。
 内容、四つの挑戦とは、原発と化石に自然エネルギーと省エネだそうですが、原子力発電がもたらした今日の災厄と汚染を考える時、現状ではあまりにも無責任です。原子力は、その安全と安心が根幹から揺らいでいる、その利用においては、十分な検証と安全対策を”国民的な議論を経なくては推進できない状況”であると明言していただくことが適切だと考えていました。困難な状況では、トップには困難を認めていただきたい。すべて、その上で次に進めるのです。

 浜岡を”とりあえず”止めていただいたことは感謝しますが、この状況下で、国のトップに口にしていただきたくない。その挑戦、拒否したいです。まずは、福島原子力発電所の事故における、問題点と実際何が起こったのか、そして解決方法とその具体的な内容と根拠のあるタイムテーブルをお願いします。

まず第一は、原子力エネルギーの「安全性」への挑戦です。 」-----2011/5/25 OECD 50周年記念行事におけるスピーチより
 
 挑戦では困るのです。なにか行動を起こさなくては、、、、、
 
 そうしたら、即刻WWFジャパンが「このままでは新しいエネルギー社会は作れない:菅総理のG8での発言を受けて」をリリースをしてくれました。さらに、脱原発と大幅な省エネ・節電で、再生可能エネルギー100%の安全な未来を!自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう! 120万人署名までも主張し行動されています。

 素晴らしい。この危機に及んでも具体的な行動については、迷うところが多い中。明確な主張ありがとうございます。全面的に支持させていただきます。まずは、署名しました。

プレスリリース / WWFジャパン、2011/5/26
このままでは新しいエネルギー社会は作れない:菅総理のG8での発言を受けて

" 2011年5月26日から開催されているフランス・ドービルでのG8(主要先進国)首脳会議において、菅総理が、日本のエネルギー戦略に関する新しい方針(以下「新方針」)を発表しました。

WWFジャパンは、自然エネルギー重視の姿勢が明確に打ち出されたことは評価しますが、その具体的な内容をみると、現状の路線をやや強化しただけに過ぎません。

他方、原子力に関しては、引き続き日本の基幹エネルギーであることが再び強調された新方針に、強い危機感と深い憂慮の念を抱いています。

まず、菅総理が発表した新方針では、今月上旬の記者会見に引き続き「原子力と化石エネルギーという二つの柱に加え、自然エネルギーと省エネルギーという新たな二つの柱を育てる」ために、それぞれの「柱」に対応した「4つの挑戦」が挙げられています。

しかし、気候変動が深刻化していることや、この度の震災とそれに続く原発事故を踏まえるならば、「4つの柱」ではなく、「自然エネルギーと省エネルギー」の2つの柱に軸足を移していくことを明確にすべきでした。

原子力の安全性追求や化石燃料の高度利用は、それら単体としては重要ですが、だからといって、原子力や化石燃料というカテゴリーそのものが今後のエネルギー政策の「柱」にはなるべきではありません。
その他にも、以下のような点において、新方針は不十分です。

1.自然エネルギーに関する目標が不十分
..........
2.原子力から決別できていない
..........
3.省エネルギーについて、目標を設定する意志が明確化されていない
..........
4.温室効果ガス削減目標への言及がない
.......... "

関連
OECD50周年記念行事における菅総理スピーチ-----首相官邸、2011/5/25

・Twitter Kantei_Saigai : 【テキスト全文】OECD50周年記念行事における菅総理スピーチの【テキスト全文】はこちらからご覧になれます⇒ http://twme.jp/pmo/000F

・Twitter WWFJapan : 【記者発表資料】このままでは新しいエネルギー社会は作れない:菅総理のG8での発言を受けて: 2011年5月26日から開催されているフランス・ドービルでのG8(主要先進国)首脳会議において、菅総理が、日本のエネルギー戦略に関す... http://bit.ly/l8I9Iv

WWF、2050年までに100%再生可能エネルギーは実現可能とするエネルギー・レポート The Energy Report 2011 を発表-----ソフトエネルギー、2011/02/14

参考エントリー
IPCC、2050年までに再生可能エネルギーは、エネルギーの8割近くを賄うことも可能とする報告書を発表-----ソフトエネルギー、2011/05/16



ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





・東北関東大震災、福島原子力発電所事故対応サイト : crisis311 #disaster_kit311


greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2

[PR]

|

« 欧州再生エネルギー評議会 EREC、2030年に再生可能エネルギーで45%を賄う意欲的なプランを提示 | トップページ | 海上保安庁、千葉県富津市の第二海堡に約50kWpの日本最大の灯台用太陽光発電設備を完成 »

コメント

こんにちは、WWFジャパンです。
署名をご案内いただき、ありがとうございます。
おかげさまで、現在までに1万人以上の方がご賛同くださいました。
目標まではまだまだですが、引続きがんばってゆきたいと思います。

もしよろしければ、こちらのページにあるバナーなどご利用頂ければ幸いです。
http://www.wwf.or.jp/activities/2011/05/986120.html#banner

どうぞよろしくお願いいたします。
(エネルギー関連のスタッフブログ)
http://www.wwf.or.jp/staffblog/cat1573/

投稿: WWF Japan | 2011/06/20 16:24

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: WWFジャパン、「このままでは新しいエネルギー社会は作れない:菅総理のG8での発言を受けて」をリリース:

« 欧州再生エネルギー評議会 EREC、2030年に再生可能エネルギーで45%を賄う意欲的なプランを提示 | トップページ | 海上保安庁、千葉県富津市の第二海堡に約50kWpの日本最大の灯台用太陽光発電設備を完成 »