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日本バイオマス開発のやまがたグリーンリサイクル、被災地にて発生している解体材等、木屑の廃棄物によるバイオマス発電の認可を取得

日本バイオマス開発のやまがたグリーンリサイクルは、被災地にて発生している解体材等、木屑の廃棄物によるバイオマス発電の認可を取得し、廃材を燃料とした木質バイオマス発電に必要な手続きを完了したと発表しました。報道によれば、今回の大震災をうけて、素早い認可が行われ、早期に解体材等、木屑の廃棄物によるバイオマス発電が可能となりそうです。

木質バイオマス発電再興 被災地の廃材燃料化、受け入れ強化-----Sankei Biz,2011.5.9

" .....素早い産廃処理認可 「通常は1年近くかかる産業廃棄物処理の認可が、たった1カ月で下りた」.....「被災地の廃材をどんどん受け入れられる。チップの加工だけでも従来の5倍の日量300トン程度は対応可能」..... "

プレスリリース / 日本バイオマス開発、2011/04/25
トップページ「TOPICS」より

" 解体材等(木屑)の産業廃棄物処分業の許可を取得!
やまがたグリーンリサイクルでは、3月25日の一般廃棄物処分業(番号 村22-12)の許可に続き、解体材等(木屑)の産業廃棄物処分業(第0621146425号)について許可を4月21日に取得しました。これにより、震災による被災地復興の協力体制をでき, これまで自然木に限って取得した廃棄物処分業の許可に加え、被災地にて発生している解体材等、木屑の廃棄物の処理ができることになります。
.......... "

-"2011/03/31 一般廃棄物処分業の許可を取得! やまがたグリーンリサイクルでは、地震による被災地復興の協力体制を整えるため, これまで自然木に限って取得した廃棄物処分業の許可に加え、被災地にて発生している解体材等(木屑)の一般廃棄物処分業(番号 村22-12)の許可を3月25日に取得しました。
また、解体材等(木屑)の産業廃棄物処分業について現在許可申請を行っています。取得出着次第改めてご報告させていただきます。
.......... "

関連
日本バイオマス開発 : 山形バイオマス発電事業プロジェクト

" 発電設備: バイオマス発電設備
(アップドラフト式ガス化炉ガスエンジン発電)

● 設備容量: 2,000kW "

JFEエンジニアリング:木質バイオマスガス化発電システム

" JFE-フェルント式木質バイオマスガス化発電システム
JFE-フェルント式木質バイオマスガス化発電システムは、製材端材などの木質バイオマスをガス化して気体燃料を取り出し、ガスエンジンで効率良く電気と熱に変換する環境調和型の先進システムです。水分の高い木質バイオマスに対応可能、高い総合エネルギー効率、独自のタール除去装置を採用(分離排出された重質タールは有効利用可能)といった特長があります。また生成したガスは発電用途だけでなく、直接、ボイラや工業炉用の燃料等として使用することができるため、化石燃料からバイオマス燃料への転換ニーズにも対応可能な優れたシステムとして期待されています。 "

参考
ユニーク商業人列伝:日本バイオマス開発(株) 代表取締役 鈴木 誠氏 -----産業タイムス、2007.11.13

日本エネルギー学会 : バイオマス部会

コメント続き

 震災でほとんどが稼動停止においこまれていたといわれる東北地方のバイオマス発電ですが、再稼動の動きもでてきているようです。

前田道路株式会社 : 東北地方太平洋沖地震等への対応について

" 木質バイオマス発電設備の電力を供給再開
11日の地震発生後、安全確認のため稼動停止しておりましたが、安全点検等の完了をもって、20日から稼動再開することができました。
この度の非常事態を受け、現在、1日平均 6,000kwh の電力(当工場余剰分)を電力会社へ微力ながら供給させていただいております。 "

 そうした動きを受け、東北地方にあるバイオマス発電所のリストはないかと探してみましたが、でてきたのは、リストではなく、バイオマス発電と林業をめぐる、さまざまなむずかしい状況でした。

 とはいえ、エネルギー白書2010 : 再生可能エネルギーをめぐる諸情勢によれば世界では、「再生可能エネルギーの具体的な構成については、2007年時点でその93%がバイオマスとなっており、中でも途上国を中心に薪として利用されている木質バイオマスが大きなシェアを占めています。続いて地熱、風力、太陽光、太陽熱が利用されています。」とのことです。
2010energybiomassshre
-----image : 資源エネルギー庁 エネルギー白書2010 / エネルギー白書2010 : 再生可能エネルギーをめぐる諸情勢より「【第121-2-2】世界の再生可能エネルギー消費構成(2007)」

 日本では、林業の”不振”もあり、コストの問題により未利用な資源として”残されてる”います。国産材の利用とあわせて、国の政策的なリードが不可欠な分野のようですね。
 いろいろと調べ始めました。(t_t)

参考
日本自然エネルギー : バイオマス発電所一覧

福島県白河市、白河ウッドパワー大信発電所。現在、フル稼働中-----ソフトエネルギー、2011/04/15

林野庁、平成22年度森林・林業白書を公開。バイオマス発電など木質バイオマスエネルギー利用も紹介-----ソフトエネルギー、2011/05/09

[ カテゴリー : 木質、森林/バイオマス ]

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