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東京発電、さいたま市水道局大宮配水場に水の余剰圧力を利用した50kW水力発電所を設置

 東京電力グループの東京発電は、さいたま市水道局大宮配水場に水の余剰圧力を利用した50kW水力発電所を設置したと発表しました。これは、東京発電とさいたま市水道局による共同事業方式のマイクロ水力発電事業で、発電した電力は配水場内で自家消費されます。大久保浄水場から大宮配水所までの落差を利用し発電するもので、上水道施設における小水力発電として注目されます。
 
 東京発電は、65の水力発電所で合計 183,010kWhの設備容量を誇る、東京電力の水力発電を担う事業を行っています。東京のデーターは失念しましたが、かつて日本の小水力発電の数は、今よりかなり多かったようです。環境とのかねあいもあり、すべてを復活することは難しいかもしれません。そこで未利用な小水力資源の発掘が重要になります。小さくても、電気を使う場所で発電し消費すること、その重要さがますます大きなメリットを発揮することが理解されています。

プレスリリース / 東京発電、H23.5
ホームページ / マイクロ水力発電『大宮発電所』の運転開始と施設見学のお知らせ(PDF)より

Tgnoomiyahydro
-----image : 同リリースより

" ..........さいたま市水道局大宮配水場(所在:さいたま市大宮区桜木町4丁目)において、上水道における“水の余剰圧力”というクリーンエネルギーを利用した水力発電所『大宮発電所』の営業運転を平成23年4月1日に開始いたしました。これに伴い、大宮発電所の施設見学会を平成23年5月16日に開催しますのでお知らせいたします。
 東京発電(株)とさいたま市水道局は、平成22年10月29日に『基本契約』を締結し、共同事業方式のマイクロ水力発電事業として、さいたま市水道局大宮配水場および北部配水場に水力発電所の建設を開始いたしました。これらの発電所は、さいたま市水道局が水力エネルギーを提供し、水道施設の一部を利用して東京発電(株)が建設、運転・保守を行うものであり、発電した電力は各配水場内で自家消費し、再生可能エネルギーの利用により、地球温暖化防止に貢献するものです。
 このたび、大宮配水場に設置した『大宮発電所』が竣工の運びとなり、平成23年4月1日より営業運転を開始いたしました。(北部配水場に建設中の『北部第一・第二発電所』は 8 月運開予定)東京発電㈱は、今後とも水力エネルギーを有効活用し、地球温暖化防止対策を積極的に推進してまいります。

1 大宮発電所概要
(1)最 大 出 力:50キロワット
(2)水 車:横軸円筒型フランシス水車 1 台
(3)発電電力量:年間約40万キロワットアワー
(一般家庭約115軒分の年間使用電力量に相当)
※発電電力量の環境価値は、グリーン電力証書システムに参加し、第三者に移転しています。
(4)設 備 概 要.......... "

関連
東京発電 : マイクロ水力発電事業

上水道の水圧利用で年40万kW時を発電-----alterna,2011年5月17日

参考エントリー
東京発電、天城湯ケ島の老舗旅館に小型の水力発電所 / クリッピング NIKKEI NET-----ソフトエネルギー、2005/12/27

[ カテゴリー : 水力発電 ]



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