沖縄電力、沖縄本島大宜味村で、2MW2基による蓄電池併設型風力発電の実証実験を開始すると発表しました
沖縄電力は、大宜味村で、沖縄本島初となる2MW風力発電機2基による蓄電池併設型の実証試験を平成25年から開始すると発表しました。政府、沖縄県が進める沖縄スマートエネルギーアイランド基盤構築事業を利用し、平成25年4月から蓄電池併設型風力発電を建設し、発電設備からの出力変動を蓄電池により抑制し、系統の安定化に関する実証試験を行うということです。
沖縄電力は、原発をもたない電力会社として、その独自性を高め、小規模分散型電源の開発を進め、他の地域の離島、リモートエリアなどの小規模分散型電源開発の雛形を作る立場としての活躍を期待したいところです。当初はしかたないとしても、2020年までには大きな成果をあげていただきたいと期待しております。
プレスリリース / 沖縄電力、平成23年5月6日
・プレスリリース / 大宜味風力発電実証研究設備の導入について(PDF)
-----image[”風力発電設備(蓄電池併設型)の設置場所位置図”] : 同リリースより
" ......再生可能エネルギーの導入を推進するため、沖縄県国頭郡大宜味村の村有地において、風力発電実証研究設備(蓄電池併設型)の導入を計画しております。 同設備は、当社が導入する風力発電設備で最大規模となり、発電設備からの出力変動を蓄電池により抑制し、系統の安定化に関する実証試験を行う予定となっております。
当社は、環境問題、特に地球温暖化問題への対応を経営の最重要課題のひとつとして位置付けており、今後も再生可能エネルギー等の拡大により、将来の沖縄県の低炭素化に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
なお、同設備は平成23年度内閣府沖縄担当部局予算に盛り込まれた「沖縄スマートエネルギーアイランド基盤構築事業」を活用し、沖縄県からの補助を受けて建設する予定です。
【設備概要】
1.実証研究開始:平成25年4月(予定)
2.設置場所:沖縄県国頭郡大宜味村
3.設置規模:約4,000kW(2,000kW級×2基)
4.年間発電電力量:約800万kWh
(一般家庭約2,200世帯分の電力使用量に相当)
5.CО2 排出削減量:約7,000t-CО2/年
添付:風力発電設備(蓄電池併設型)の設置場所位置図 "
関連
・沖縄電力 : 新エネルギーの導入 / 表18 風力発電設備容量(2010年3月31日現在)
・内閣府 : 沖縄担当部局予算額 / 平成23年度内閣府沖縄担当部局概算決定額[PDF:490KB]
・政府、11年度予算案を決定-----宮古新報、2010/12/25
" 沖縄スマートエネルギーアイランド基盤構築事業は、 太陽光発電や風力発電を導入した場合の電力系統への影響や安定化対策の検証、 電力の供給側と需要側が連携したエネルギーの需給管理の実証、 さらに環境関連産業の育成を図ることを目的としている。
事業費は10億6000万円を計上した。 "
追加情報
・沖縄電力、本島大宜味村に 2MW2基による蓄電池併設型風力発電所を完成-----ソフトエネルギー、2014/03/26
参考エントリー
・沖縄電力、波照間島に続き南大東島にて、仏ベルニエ社の可倒式245kW2基の運転を開始-----ソフトエネルギー、2011/03/04
・日-米、沖縄-ハワイ間でクリーンエネルギー発展と実施のための覚書 Clean Islands Partnership を交換------ソフトエネルギー、2010/07/08
・東芝、宮古島に沖縄電力の離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備を一括納入へ-----ソフトエネルギー、2010/01/19
・沖縄電力が、台風対策として日本初の可倒式245kW風力発電機二基を波照間島に導入-----ソフトエネルギー、2009/05/07
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