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環境省、平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果を公表

 環境省は、平成21年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査調査報告書を昨年の3月に公開しました。今回、さらに精度をあげ、再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度の導入や技術開発によるコスト縮減を想定したシナリオを設定し、そのシナリオの下で事業性の観点から具現化が見込まれる量である、シナリオ別導入可能量についても推計盛り込んだ、平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果を公開しました。

完全版は、5月に公開されるということで、今回公開された概要版は、特に東北地方と関東地方に焦点を当てて太陽光発電、風力発電(陸上及び洋上)、中小水力発電及び地熱発電(温泉発電を含む)について、我が国における賦存量及び導入ポテンシャルの推計をおこなっています。

 今回の震災を受けてのことかもしれませんが、今後の関東、東北における再生可能エネルギーの導入などの議論の参考になりそうです。さらに、こんな形の報道もありました。可能性はあくまでも可能性。しかし、たとえば今後40年間再生可能エネルギーを1%づつ増加させるといった息の長い取り組みが求められるなかで、ようやく風がかわってきました。

風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算-----asahi.com,2011年4月22日
" 環境省は21日、国内で自然エネルギーを導入した場合にどの程度の発電量が見込めるか、試算した結果を発表した。風力発電を普及できる余地が最も大きく、低い稼働率を考慮しても、最大で原発40基分の発電量が見込める結果となった。風の強い東北地方では、原発3~11基分が風力でまかなえる計算だ。 "

プレスリリース / 環境省、平成23年4月21日
平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果について

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-----image : 同報告書概要版より-----
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" 環境省では、再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査を実施し、太陽光発電(非住宅系)、風力発電(陸上及び洋上)、中小水力発電及び地熱発電(温泉発電を含む。)について、我が国における賦存量、導入ポテンシャル及びシナリオ別導入可能量を推計しましたので、お知らせします。 1.調査の概要  環境省では、再生可能エネルギーの大規模な導入について検討を進めるために、平成21年度に再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査を実施し、太陽光発電(非住宅系)、風力発電(陸上及び洋上)、中小水力発電及び地熱発電(温泉発電を含む。)について、我が国における賦存量及び導入ポテンシャルの推計を行いました。また、その結果を地図情報として見ることができる、「再生可能エネルギーポテンシャルマップ」をインターネット上に公開しています(http://www.env.go.jp/earth/ondanka/rep/index.html)。  平成22年度は、平成21年度調査結果の精度向上を図るとともに、再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度の導入や技術開発によるコスト縮減を想定したシナリオを設定し、そのシナリオの下で事業性の観点から具現化が見込まれる量である、シナリオ別導入可能量についても推計を行いました。

(用語の説明)
○賦存量:設置可能面積、平均風速、河川流量等から理論的に算出することができるエネルギー資源量。現在の技術水準では利用することが困難なものを除き、種々の制約要因(土地の傾斜、法規制、土地利用、居住地からの距離等)を考慮しないもの。
○導入ポテンシャル:エネルギーの採取・利用に関する種々の制約要因による設置の可否を考慮したエネルギー資源量。賦存量の内数。
○シナリオ別導入可能量:事業収支に関する特定のシナリオ(仮定条件)を設定した場合に具現化が期待されるエネルギー資源量。導入ポテンシャルの内数。対象エネルギーごとに建設単価等を仮定した上で事業収支シミュレーションを行い、税引前のプロジェクト内部収益率(PIRR)が概ね8.0%以上となるものを集計したもの(※年次は特定していない)。概して実際の導入量はシナリオ別導入可能量を下回ると予想されるが、経済的要因以外の要因で導入される場合もあるため、実際の導入量がシナリオ別導入可能量を上回ることがあり得る。
 推計結果については、別添資料「平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査概要」をご覧ください。また、推計条件や、電力供給エリア及び都道府県ごとの推計結果については、報告書を環境省ウェブサイト(http://www.env.go.jp/earth/report/h23-03/)に掲載していますので、そちらを参照してください。

2.再生可能エネルギー導入ポテンシャルマップについて
 平成22年度調査結果を反映した再生可能エネルギー導入ポテンシャルマップは、平成23年5月中に公開する予定です。
..........
添付資料
【別添】平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査概要(特に東北地方と関東地方に焦点を当てて) [PDF 908KB]
.......... "

関連
平成22年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査報告書(平成23年3月概要版。報告書本文は、準備が整い次第掲載)

再生可能エネルギー導入ポテンシャルマップ(平成21年度)

平成21年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査調査報告書 平成22年3月(平成22年版が正式にリリースされるまでは、こちらが最新)

環境省、Google Earthを使って閲覧できる再生可能エネルギーの導入ポテンシャルマップのデーターを公開-----ソフトエネルギー、2011/01/12

平成21年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査調査報告書-環境省 / 自然エネルギー資-----自然エネルギー、2010/08/02

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環境省、東北を中心に自然エネルギーの候補地の野生生物の生息状況などを調べたデータベースを5年で整備-----自然エネルギー、2012/02/27

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