家庭用太陽光発電(系統連系)の自立運転方法(停電対応)について 2
ようやく2の情報をアップすることができます。今回の東北関東大震災の被災地や周辺、そして東京電力などの計画停電の実施地域においては、自宅の屋根の太陽光発電機がいつもよりたのもしく感じられたことでしょう。一般家庭用光発電システムには、停電時に自動または手動で自立運転モードに切り替えることで、インバーターまたはパワーコンディショナーのコンセントから機種によって最大10から15Aの交流100V電源を使うことができます。ただし、使える量は太陽の日射量に比例した実発電量のみとなります。当然、曇りや荒天時には使える量は限られたものになります。
その自立運転モードについて記したのが下の記事です。
・家庭用太陽光発電(系統連系)の自立運転方法(停電対応)について 1-----ソフトエネルギー、2011/03/16
この方法については、メーカーや各団体によりある程度周知されてきました。そこで、今回の非常事態になって、小社に問い合わせがあったのは、
「日が陰っただけで、使えなかったり、夜間につかえなかったり不便なので、なんとかしてくれ」
という切実な問いかけでした。実は単純な方法があり、それを地震や台風などの備えとして販売していく企画を今年になってから知り合いの業者さんと立てていた矢先でした。しかし、3月11日には間に合いませんでした。すみません。
その方法は、別に小社でなくともどの業者さんから購入した機器で簡単にできます。
停電時の自立運転コンセント-----100V5A程度で駆動するバッテリー充電器-----50AHのバッテリー
こんな組み合わせで運用してください。バッテリー充電器は、小社のラインナップなら、CH-1212GT/CH-1212GTD/CH-1212GTDrが最適です。AC100V-4Aで、DC12V-Max12Aの充電電流でバッテリーを充電できますので、12Vのバッテリーで容量100AHまでを充電できます。
バッテリーに充電しておけば、車用のシガーライターソケットから利用できる、キャンプ用品、ラジオ、小型テレビ、小型冷蔵庫などの家電やキャンプ用品が直流のままで使えます。多くのノートパソコンや携帯用端末は車でもつかえる電源をそれほど苦労せずに調達できるはずです。
さらに、交流100V用の電気製品であれば、12V50Aのバッテリーなら満充電なら600WH程度使えます。つまり100Wの負荷を約6時間、50Wの負荷(電気製品)なら約12時間使うことができます。この量であれば、毎日繰り返し使うことが可能です。多くのDC-ACインバーターの場合、電気を使いすぎるとブザーがなったり、強制遮断することでバッテリーが過放電から痛むということがありません。お使いの製品の性能をご確認ください。できるだけテスターなどで過放電になるタイミングを感覚として、具体的な数値として把握することをお勧めします。
ということで、ようやく記事にできました。このほかにもたくさんのお問い合わせをいただいています。順次、どこかで公開させていただきます。ユーザーのみなさんも、私たち業者も協力してこの困難を乗り切っていきたいです。よろしくお願いいたします。(t_t)
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コメント
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投稿: thoi trang 2011 | 2011/04/19 17:28