太陽光発電協会、震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱いに注意喚起
太陽電池メーカーや関連企業でつくる太陽光発電協会は、今回の東北関東大震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱いに関しての注意を喚起する発表を行いました。
過去の地震の被害では、考えられないほど今回の地震と津波による被害は大きく、再利用など考えられないぐらい破壊されていたという現地からの報告もありました。ガラスとアルミとセル材、それぞれ鋭利な断面をもつこともあります。さらに、今回のリリースのように発電している状態にある太陽電池(セル)に不用意にさわると感電する危険性もあります。くれぐれもご注意ください。
プレスリリース / 太陽光発電協会、03月18日
・ホームページ / 03月18日 震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱い上の注意(PDF)
" 今回の東北関東大震災の被害にあわれました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
住宅等に設置されていた太陽電池パネルが震災で破壊され、家屋などのがれきと共に堆積しているような場合でも、太陽電池パネルに太陽の光が当たっている時は、発電している可能性があり、素手などで触れると感電をする可能性があります。
太陽電池パネルが震災で破壊された家屋に残っている場合、あるいは、破壊されて屋根から外れてがれきとなって堆積している場合は、次の手順で対処してください。(1) 素手でさわらないこと。
(2) 救助及び復旧作業等で壊れた太陽電池パネルに触れる場合は、乾いた軍手やゴム手袋など絶縁性のある手袋をしてください。
(3) 複数の太陽電池パネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断してください。可能であれば、太陽電池パネルに光が当たらないように段ボールや板などで覆いをするか、裏返しにしてください。
(4) また、可能であれば、ケーブルの切断面の中の銅線がむき出しにならないようにビニールテープなどを巻いてください。(5) 太陽電池パネルを廃棄場に運ぶ際には、念のため、ガラスを金づちなどで細かく破砕してください。なお、太陽電池パネルの構成部材は、以下の通りです。半強化ガラス(厚み約 3mm)、セル(シリコンの板、10~15cm 角、厚み 0.2~0.4mm、銀電極、半田、銅箔など)、透明樹脂、白樹脂シート、金属枠(主にアルミ)、配線材、樹脂箱など。
(6) 夜間や日没後の日射のない時の作業は、太陽電池パネルが発電していませんが、作業内容は、日射のある時の作業と同じにしてください。
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