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JR東日本、東京駅のホームの屋根に435kWpの太陽電池を設置。進むエコステ化!?

 JR東日本、東京駅のホームの屋根に435kWpの太陽電池の設置を完了したということです。
東京駅東海道線ホーム(9・10番線)の屋根に設置され、駅の照明や空調等で使用されるとのことです。

 まずは、計画当時の記事から、

東京駅のプラットフォームに、390KWpの太陽光発電設置計画-----ソフトエネルギー、2008/07/16

 鉄道、高速道路の未利用なスペースは、全体でどのくらいあるでしょうか? 太陽電池の低価格化がさらに進めば、それらのスペースは、間違いなく発電スペースとして利用されることになっていきます。

 さて、今回のリリースです。

プレスリリース / JR東日本、2月25日
ホームページ /
~環境にやさしい駅をめざして~東京駅東海道線ホーム 太陽光発電システムの使用開始について [PDF/508KB]

Jrhigashipv
-----image : 同リリースより

" ~環境にやさしい駅をめざして~
東京駅東海道線ホーム 太陽光発電システムの使用開始について

○JR東日本グループは「グループ経営ビジョン2020-挑むー」において、地球温暖化防止の取り組みを行っています。この取り組みの一環として、2010年1月より工事着手しておりました東京駅東海道線ホーム(9・10番線)の太陽光発電システムの設置がこのたび完了し、2011年2月25日から使用開始することとなりました。
○当社の駅における太陽光発電システムは、既に東京駅新幹線ホーム、高崎駅新幹線ホームに導入しておりますが、今回導入したものは、当社最大規模の発電電力453kW、年間の発電量約340MWh、CO2削減効果約101tを見込んでいます。これは東京駅全体で使用する電力量の約0.3%に相当します。
○発電した電気は東京駅の照明、空調機などの電力として活用します。当社は今後も省エネルギー化に取り組み、更なる CO2削減を行っていきます。

1.太陽光発電システムの概要
(1)設置箇所及び出力
設置場所 設置年月 パネル面積 出力 設置種類
東海道線ホーム(9・10 番線) 2011 年 2 月 約 3,846 ㎡ 453kW
屋根材一体
(光透過性)
【参考:既に導入している太陽光発電システム】
設置場所 設置年月 パネル面積 出力 設置種類
東京駅新幹線ホーム(22・23 番線) 1993 年 3 月 約 433 ㎡ 30kW 屋根置き型
高崎駅 新幹線下りホーム 2001 年 3 月 約 750 ㎡ 100kW 屋根材一体
高崎駅 新幹線上りホーム 2004 年 2 月 約 800 ㎡ 100kW 屋根材一体
..........
2.その他
(1)この太陽光パネルの発電状況は、東京駅構内の4箇所に設置された発電量表示モニタ
ーでリアルタイムに確認することができます。
※発電量表示モニターに表示されるのは、東京駅東海道線ホーム(9・10 番線)の発電状況のみ。
(2)同太陽光発電システムの導入は、千代田区との共同事業として実施いたしました。
(3)一般社団法人新エネルギー導入促進協議会より、「地域新エネルギー等導入促進対策費補助金」を受けています。
........... "

参考エントリー
JR東日本、四ツ谷駅がエコステになる。省エネ、太陽光発電、自然換気、環境整備など-----しなやかな技術研究会、2011/02/16

千代田線 北綾瀬駅「太陽光発電システム」を稼動いたします。 / プレスリリース 東京メトロ-----ソフトエネルギー、2008/09/19

小田急多摩線5駅で太陽光発電システムを導入 / プレスリリース 小田急電鉄-----ソフトエネルギー、2006/02/02

コメント続き

 既存電力と伍するレベルに太陽光発電が達するのには時間がかかると思われていますが、すでにトップランナーの太陽電池メーカーの太陽電池は、製造コストで0.75ドル/Wレベルに達しています。3kWpのシステムで現在は150万円ほどかかるといわれていますが、目指すところはこの3kWpのシステムで、100万円を切ることです。製造コストで0.75ドル/Wレベルは、そのとりあえずの目標からはそれほど遠くない値なのです。

 ところで、東京駅の赤レンガの建物。東京駅およびその周辺整備の一環として、現存する丸の内駅舎を可能な限り保存しつつ、戦災により損失した部分を復原し、創建当初の3階建ての建物復元が行われています。2011年中に完成ということのようです。どんな景色になるのか楽しみです。

参考
JR東日本 : 進行中の建設プロジェクト>ターミナル駅の改良




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