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菅首相、原発増設計画は白紙見直し

 菅さんの発言は、29日よりはるかに明確に、原発増設計画の白紙見直しを明言しました。
 一歩! あとは、気になる既存原発の東日本大震災というM9.0、余震M7.0が懸念される現状下での安全の見直し。さらに、危険な原発の即時停止をお願いしたい。

原発増設計画は白紙見直しと首相-----首相、原発増設の白紙化表明-----ロイター、2011年 03月 31日

" 菅直人首相は31日、共産党の志位和夫委員長との会談で、2030年までに原発を現状より14基以上増やすとした政府のエネルギー基本計画について「白紙で見直すことを検討する」と述べた。 "

関連
首相、福島原発は「廃炉」 原発増設計画は「白紙で見直す」-----MSN産経ニュース、2011.3.31

関連エントリー
菅総理発言。そして、国のエネルギー白書の策定を延期-----しなやかな技術研究会、2011/3/30

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そして、東京電力の”トップ”による記者会見

 本日、昼ごろからの東京電力の記者会見は、三時からの会長を含む注目の会見となり、インターネットのストリーミング動画サイト(ニコニコ動画、Ustream)などで、かなりの人数が視聴した模様。安定したネット環境にいることができなかったので、twitterのつぶやきの中で、この会見を拾っている人のタイムラインを追いました。

 まずは、tsuda(津田大介)さん、タイムラインを追うならTwilogがお勧めです。

・Twilog : 津田大介(@tsuda)-2011年03月30日

 清水社長の緊急入院という状況下で、会場が会見に参加するということで、注目の事故の経過と今後の見通し、事故につながった東京電力の設計の甘さや運転後40年を経て、製造元のGMにすら当時の技術者がいないという老朽化した原子力発電所への対応の困難さ、そしてすべての責任問題と経営上の責任など注目される内容です。

関連
・Twilog : 上杉隆 / Takashi Uesugi(@uesugitakashi)/2011年03月30日

・Twilog : 渡辺文重(@sammy_sammy)/2011年03月30日

・Twilog : Yuichi Kojima / 小嶋裕一(@mutevox)/2011年03月30日

東電会長「深くおわび」=社長不在で謝罪会見-----時事ドットコム、2011/03/30-18:36

福島第1原発1─4号機は廃炉不可避=東電会長-----ロイター、2011年 03月 30日

東電・勝俣会長、計画停電を陳謝 「夏の実施回避へ全力」-----ITmedia,2011年03月30日

関連タイムライン

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世界風力エネルギー協会、ウインド・パワーかみすの2MW 7基が津波を乗り越え、電力の供給に貢献と伝えた

 世界風力エネルギー協会 World Wind Energy Associationは3月25日、ウインド・パワーかみすの2MW 7基が5mの津波を乗り越え生き残り、電力の供給に貢献していると伝えました。

Wind Power secures Electricity Generation in Japan after earthquake, tsunami and nuclear accident-----World Wind Energy Association,25 March 2011

 稼動中だった2MW基7基は、富士重工業と日立製作所による、SUBARU80/2.0です。国内初の港湾外洋上風力発電施設として昨年稼動を開始した新鋭機でした。世界風力エネルギー協会 World Wind Energy Associationは、さらに日本の風力発電における高い技術を称え、国内のほとんどの風力発電機は元気に稼動しているとも伝えています。
 さらに、日本の風力の高いことを紹介。WWEA事務局長ステファン・サンガー Stefan Gsangerさんの談話として、

「生命と市民生活を破壊する原子力発電所の事故を回避し、原子力発電所を再生可能エネルギーに置き換えることは、日本人にとってはもちろん、事故による影響を受ける世界中の人々にとっても非常に重要なことです。  世界中の風力発電に係わる人間は、今回の大きな被害を克服し、世界の再生可能エネルギーの分野での地位をかくたるものとするために、政府を支援したいと思います。」
WWEA Secretary General Stefan Gsanger: "It will be of crucial importance for Japan, like for any other country, to reduce dangerous impacts of hazardous nuclear power on its citizens and to replace nuclear power as soon as possible by renewable energy sources. The worldwide wind community offers its advice to the Japanese people and government in order to help the country to overcome the terrible disasters and to make the country a global leader in renewable energy technologies."

 との内容が伝わっています。日本の風力発電の現状を考えると、中心的な役割を担うことが期待されてこなかっただけに、このお見舞いを含む賛辞には、ちょっと居心地が悪い気持ちと、再生可能エネルギーをちゃんと国のエネルギー政策の中心にすえることに失敗してきたわれわれ日本人全体にとって、まったく解決の目処が立たない福島原子力発電所の事故を考えると、残念で悔しい思いがします。

参考
小松崎都市開発 : ウインド・パワーかみす 風車全容

市内の風力発電施設

" ウィンド・パワーかみす 2,000kw×7基 稼動-平成22年 3月 南浜洋上 高さ-60m "

富士重工業と日立製作所、国内初の港湾外洋上風力発電施設「ウィンド・パワー・かみす風力発電所」で2MW風力発電機 SUBARU80/2.0、7基を稼働-----ソフトエネルギー、2010/07/22
100721
-----image(”ウィンド・パワー・かみす風力発電所の概観-写真提供:ウィンド・パワー・いばらき”) : 詳細は上記エントリーを参照してください

地震による風車への影響は、ありませんでした。-----日本風力発電協会、2011/03/16

" 2010年12月末現在、国内では 407発電所、1,742基、2,303,928kW の風力発電が導入されておりますが、JWPA会員企業が所有する 199発電所(48.9%)、1,150基(66.0%)、1,695,170kW(73.6%) の風力発電設備に関して、電話などにより状況を確認いたしましたので、その結果をお知らせいたします。

地震の影響により運転が不可能になった風力発電設備は、ありませんでした。

地震地域内の風車は、地震による振動や系統連系状態の異常などを検知し『自動停止』しましたが、巡視点検を行い、順次運転を再開(電力を供給)しております。 "

参考
エコ・パワー : 波崎風力発電所・波崎ウィンドファーム

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なるほど日本! この国はまだまだ捨てたもんじゃない! #renewjapan

 今回の東日本大震災と福島原子力発電所の事故により、グリーン・ポストの関連ブログでは、その多くが3.11以降変わった仕事、関係の記事になっています。特に弱小な同業者がすぐに被災地に飛び、老体に鞭打って支援活動を開始したことで、後方支援に回った私も仕事の時間を削って連絡や調整にあたってきました。

 実は、グリーン・ポストの関連ブログのアクセス数は、3.11以降2割から3割り増えたのです。したがって、当然震災と原発事故に関心のある方のアクセス数が増えたのだと思っていました。

 しかし、さきほどアクセス解析をじっくりみると、過去の自然エネルギー、再生可能エネルギー関連の記事へのアクセス数も増えているのです。
 
 私は、人々の意識の中でエネルギー、原子力、そして再生可能エネルギーに関する関心がかつてないぐらいに高まっていることを感じることなく、この2週間をすごしてしまったようです。

[ カテゴリー: 国内 ]

 過去数年間の国内の状況をクリッピングしたのが上のカテゴリーです。3.11以降の日本のエネルギーを考える上で役に立つ情報が少しは埋もれていると思います。ご覧いただければ幸いです。

 今後は、自然エネルギーや再生可能エネルギーに関する記事もアップしていきたいと思います。(t_t)

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土曜なのに、アクセスしてくれるみなさまへ 特 おすすめめリンク

 グリーン・ポストのTwitterのリストで再生可能エネルギー、自然エネルギー、エネルギーに関していつもチェックしているリストです。土曜なのにアクセス数が減りません。ありがとうございます。あまりまともな記事は今かける状態にないので、こちらのリンクをアップします。ぜひチェックしてみてください。現在、58個の個人、団体のアカウントをフォローしています。

・Twitter - greenpostのリスト : renewable-energy

おすすめエントリー
869年に宮城県沖で発生したマグニチュード8以上とみられる「貞観(じょうがん)地震」の再来!-----crisis311,2011/3/27

土木学会、地盤工学会、日本都市計画学会、東北関東大震災に対し各会長名で共同緊急声明-----crisis311,2011/3/26

サイアクのシナリオ集-----crisis311,2011/3/26

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今日はあることを記事にする予定でしたが、詳細が不明なので、、、

 今日はあることを記事にする予定でしたが、詳細が不明なので、、、

 こちらのエントリーをご覧ください。時間がなくて海外メディアまでチェックできていないのですが、その中でも気になった文章を含んだ記事を紹介しています。

海外のニュースメディアは、国内のマスコミが伝えないことを伝えている-----crisis311,2011/3/22

 今後は、crisis311では、私や私の家族、そして災害ボランティアの仲間たちを東京から支援する動きをするなかで、震災と福島原子力発電所事故に関する記事を、そしてここソフトエネルギーでは、自然エネルギーや再生エネルギーのトピックスを、少しでも前向きな姿勢でとりあげていきたいと思います。

 今後ともよろしくお願いいたします。


 グリーン・ポスト
 しなやかな技術研究会 恒任とうじ

追伸 Twitterは出先でもまめにチェックしているので、よろしかったらフォローお願いします。

・Twitter : greenpost-----情報収集、そしてたまに情報発信用(このアカウントにレスいただくのが一番反応が早いです。

・Twitter : greenpostjp-----通販専用。グリーン・ポストは、自然エネルギー屋です。販売部門は、小規模な太陽光発電、水力発電、風力発電などを行っています。

 今後は、結構いそがしく、自分の事業(通販、普及および啓蒙活動)、災害ボランティア、被災地に太陽電池を送る事業などに参加します。かなりいそがしいので、みなさまの支援やお知恵を拝借することも多いと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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ISEP、3.11後のエネルギー戦略ペーパー No.1などを公開

 環境エネルギー政策研究所 ISEPは、東北関東大震災による福島原発事故関連情報に対応し貴重な情報を発信しつづけてくれています。

 震災、原発事故はなお過酷な状況を日々わたしたちにつきつけてきます。東北関東大震災による福島原発事故関連情報には現在以下のようなリリースがアップされています。いずれもエネルギー政策のプロが語り分析する貴重なリポートとなっています。是非お読みください。

■3/23(水)ISEPプレスリリース(PDF)
  「3.11後のエネルギー戦略ペーパー」No.1
  「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフト」へ
           環境エネルギー政策研究所 所長 飯田哲也、主席研究員 松原弘直

■3/22(火)ISEPレポート(PDF)
  「未曾有の津波」は東京電力を免責するのか
  ―土木学会指針と電力業界の関係―(2011.03.22)
           環境エネルギー政策研究所 客員研究員 博士(政治学)田中信一郎

■3/20(日)ISEPプレスリリース(PDF)
  「最悪シナリオ」はどこまで最悪か
  ~楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み~ (2011.03.20)
                    環境エネルギー政策研究所 所長 飯田哲也

関連
・Twitter : iidatetsunari環境エネルギー政策研究所 所長

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太陽光発電協会、震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱いに注意喚起

 太陽電池メーカーや関連企業でつくる太陽光発電協会は、今回の東北関東大震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱いに関しての注意を喚起する発表を行いました。
 過去の地震の被害では、考えられないほど今回の地震と津波による被害は大きく、再利用など考えられないぐらい破壊されていたという現地からの報告もありました。ガラスとアルミとセル材、それぞれ鋭利な断面をもつこともあります。さらに、今回のリリースのように発電している状態にある太陽電池(セル)に不用意にさわると感電する危険性もあります。くれぐれもご注意ください。

プレスリリース / 太陽光発電協会、03月18日
ホームページ / 03月18日 震災で破壊された太陽電池パネルの取り扱い上の注意(PDF)

" 今回の東北関東大震災の被害にあわれました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
住宅等に設置されていた太陽電池パネルが震災で破壊され、家屋などのがれきと共に堆積しているような場合でも、太陽電池パネルに太陽の光が当たっている時は、発電している可能性があり、素手などで触れると感電をする可能性があります。
太陽電池パネルが震災で破壊された家屋に残っている場合、あるいは、破壊されて屋根から外れてがれきとなって堆積している場合は、次の手順で対処してください。

(1) 素手でさわらないこと。
(2) 救助及び復旧作業等で壊れた太陽電池パネルに触れる場合は、乾いた軍手やゴム手袋など絶縁性のある手袋をしてください。
(3) 複数の太陽電池パネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断してください。可能であれば、太陽電池パネルに光が当たらないように段ボールや板などで覆いをするか、裏返しにしてください。
(4) また、可能であれば、ケーブルの切断面の中の銅線がむき出しにならないようにビニールテープなどを巻いてください。(5) 太陽電池パネルを廃棄場に運ぶ際には、念のため、ガラスを金づちなどで細かく破砕してください。なお、太陽電池パネルの構成部材は、以下の通りです。

半強化ガラス(厚み約 3mm)、セル(シリコンの板、10~15cm 角、厚み 0.2~0.4mm、銀電極、半田、銅箔など)、透明樹脂、白樹脂シート、金属枠(主にアルミ)、配線材、樹脂箱など。

(6) 夜間や日没後の日射のない時の作業は、太陽電池パネルが発電していませんが、作業内容は、日射のある時の作業と同じにしてください。
.......... "

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太陽電池が被災地に届けられています!

 ようやく比較的状態のいいところでのインフラの復旧作業が進み始めたようです。ガソリンや灯油はまだまだ足りないようですし、始まった宅急便なども5-10日の遅れがあるようです。被災地のみなさんは、気温も低い中で本当に大変です。
 そんななかで、電源としての太陽光発電の独立系太陽電池を被災地に送り動きが開始されています。大手では、シャープさんがいち早く発表しました。長野県のネクストエナジーさんは、すばやく18日には女川町のボランティアセンターに設置したということです。
 また、小社も参加する自然エネルギー事業協同組合のメンバーも今月末を目処に現地入り、小型太陽電池の設置を予定しております。こちらの動きは、またお知らせできると思います。

太陽光発電の支援の動き
東北地方太平洋沖地震の「被災地向けソーラー発電システム」の追加支援について-----シャープ、2011年3月17日

110317c_1
-----image : 同リリースより

" 東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を祈念いたします。
 シャープ株式会社と新神戸電機株式会社は共同で、「被災地向けソーラー発電システム」(250セット)を急ぎ準備し、防衛省のご協力も頂きながら、3月25日から順次、緊急避難場所での活用を実現してまいります。
 当社では、震災後、ソーラーによる発電システムの活用を検討してまいりましたが、新神戸電機株式会社をはじめ関連企業のご協力を頂けたことから「被災地向けソーラー発電システム」を製作することができました。
.......... "

被災地へ太陽光パネルを (続報)-----ネクストエナジー、2011年03月19日

参考
太陽光発電で被災者支援 被災地へのソーラーパワートラックを派遣します!-----エコロジーオンライン、2011/03/18

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3/18 宮城県 女川町-東日本大震災 被災地写真

 自然エネルギー事業協同組合REXTAのメンバーの一人サンエー技研の松沢さんは、中部防災ボランティアとして仙台市を拠点に、病院などのインフラの回復などを行っています。
 その松沢さんから、18日により被災状況の激しい女川町入りの連絡と、写真が届きました。報道されている近隣の地域と同様、津波と地震。そして凍てつく天候は、さらなる困難を被災者の方に強いています。さらに福島原子力発電所の事故は、具体的な支援活動をより困難にしているということです。

Img_0313s

 その他の写真は、

 Twitter : 中部防災ボランティアの松沢さんから3月18日の宮城県女川町の被災状況の写真が届きました。彼らの本部は仙台市です。インフラ普及をお手伝いしているとのことです。 san-a - a on Flickr http://bit.ly/e3ci2U #renewjapan #rexta

 Flickerを開いてご覧ください。

・Flicker : san-a

参考サイト
・東北関東大震災、福島原子力発電所事故対応サイト : crisis311 #disaster_kit311

追加情報と中部防災ボランティアからのお願い

 中部防災ボランティアの松沢さんは、東日本大震災の規模とその被害の大きさに驚きながらも、予定より長い期間、より多くの内容に対応することを迫られています。仙台を基点に活動し、3月いっぱいの予定であったのを名古屋に戻らず、4月から被災地の病院や診療所に太陽電池を無償で設置する工事を開始します。

 そこで、この活動を支えていただける方に、異例の現場からのカンパをお願いしたいとの連絡が入りました。当初予定していた活動が拡大したことで、燃料費だけで10万円をこえ、その他資材の購入に”私財”も投入しつづけているので、次のなんらかの予算が届くまで、活動を継続することがピンチになっているということです。

 グリーン・ポストの恒任からもお願いします。中部防災ボランティアの松沢さん(自然エネルギー事業協同組合REXTAの仲間)の活動を是非支えてください。是非下のサイトにアクセスしてください。

中部防災ボランテイア / 中部防災ボランテイアからのお願い

 グリーン・ポストも自然エネルギー事業協同組合REXTAのメンバーも松沢さんの活動をささえていますが、組合の他のメンバーもそれぞれ現地入りしたり、すでに対応に終われ、全体のサポートにかなりの遅れとずれが発生しています。是非ご協力お願いいたします。
 活動の状況は、Flickerサイトに写真とコメントをアップしていきますので、是非ご覧ください。

・Flicker : san-a(この記事の上にすでに紹介したものと同じサイトです。)

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エネルギー環境研究所(IEER)「福島第一原子力発電所における津波後の状況――事実・分析・推測される結末」 / e's Inc.環境メールニュースから

 専門的な内容ですが、報道と比べながら、是非一言一言お読みください。使用済み燃料がこんな形で、そこにあったこと、一人一人が心に刻み、それぞれの今、そして、その後に備えてください。

エネルギー環境研究所(IEER)「福島第一原子力発電所における津波後の状況――事実・分析・推測される結末」(2011.03.17)-----e's Inc.環境メールニュース

" 福島原発事故では、原子炉だけではなく、同じ場所に保管されている使用済み燃料についても心配されています。

これに関して、エネルギー・環境研究所(IEER)が3月14日に出した以下の論文を急いで訳してもらいましたので、ご紹介します。
..........
(日本で起こった地震と津波による大災害からも明らかなように)安定的な電力供給のためには、当面は既存の原子炉が必要だろうが、新規の原子炉計画は中止し、現在ある原子炉も、石炭や石油とともに段階的に廃止していくべきである。

こうしたことを向こう数十年のうちに経済的に行うことは可能である。電力システムの信頼を維持し、その安全性を大きく改善しながら行えることは、2007年に刊行された拙著『仮邦題:化石燃料・原子力からの脱却――米国エネルギー政策のロードマップ』(Carbon-Free and Nuclear Free: A Roadmap for U.S.Energy Policy)や、その後の一連の研究(IEERのウェブサイトで公開中)で示した通りである。拙著は以下のURLより無料でダウンロードできる。
http://www.ieer.org/carbonfree/CarbonFreeNuclearFree.pdf

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~
.......... "

関連
Institute for Energy and Environmental Research Homepage / Post-Tsunami Situation at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant in Japan: Facts, Analysis, and Some Potential Outcomes. Statement of Arjun Makhijani (March 14, 2011)

Post-Tsunami Situation at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant in Japan
by Arjun Makhijani(PDF)

参考
・Twitter : 【必読・和訳】福島第一原子力発電所における津波後の状況——事実・分析・推測される結末 > アージュン・マキジャニ所長 http://bit.ly/f5u3wj-----iidatetsunari

MEMO
福島第一原発の状態推移-----WIRED VISION BLOGS - 合原亮一の「電脳自然生活」、2011年3月18日

コメント続き
 今日の東日本大震災および福島原子力発電所事故に関する情報については、昨日の真夜中までの絶望的な内容から若干希望が持てる内容の情報や”タレコミ”により、-85の希望から、+20で-65の希望という”気持ち”になることができました。かなり家族や友人との厳しい会話にも疲れていたので、ちょっと楽になることができました。
 食物があり、水があり、家族が無事、そのありがたさをかみ締めながら、自分にできうることを模索し、続けていきます。
 短期的な集中と長期的な生活の安定化、被災地そして日本全体が厳しい現実に直面しています。安心など、のぞむべくもない大量の震災難民の方々に、こころから哀悼と共感の意を感じつつ、少しでも早い地域再建への流れを作ることに注目し、できることがあれば協力させていただきたいと思います。(t_t)

参考エントリー
地震・関連情報 ブックマーク集 / twitter & テキストベース情報-----ソフトエネルギー、011/03/14

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輪番停電で仕事がいそがしい

 ネット社会にどっぷりとつかっているだなぁ、、、

 今日は、第三グループは、午後3:20-7:00 暗くなる時間だ。
 わかりにくい輪番停電・計画停電が一目でわかる図がある。

  • @o__akht http://twitpic.com/4a6361 - まさに輪番停電。印刷して配ろうっと! Good job ! #tokyo #rinban #tokyo_electric posted at 13:47:33



  • -----Twilog: GreenPost

     なるほど確かに輪番だ。(t_t)

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    家庭用太陽光発電(系統連系)の自立運転方法(停電対応)について 1

     地震の多発、そして計画停電と日本の電力事情は急速に変化、悪化しています。家庭用の太陽光発電システム(系統連系)システムの取り扱いについての案内が、発表されています。取り急ぎリンクをあげておきます。

    京セラ
    京セラ製住宅用太陽光発電システム 停電時の使用(自立運転機能)について-----京セラ、2011年3月14日

    " 住宅用太陽光発電システムの停電時の使用(自立運転機能)に関してお知らせいたします。
    京セラ製住宅用太陽光発電システムをご利用いただいているお宅で停電が発生した場合、太陽光発電システムの運転は自動的に停止しますが、以下の手順に従い、お客様ご自身が手動でパワーコンディショナを操作することによって「自立運転機能」が働き、太陽の出ている時間帯は、日射量に応じて発電することが可能です。

    発電した電力は、パワーコンディショナ本体や屋内壁面などにある「自立運転専用コンセント」より供給し、テレビの視聴やインターネットの閲覧、携帯電話など情報通信機器の充電などにご利用いただけます。(AC100V、出力合計最大1,500W)

    なお、この「自立運転機能」は、停電時に自動的に切り替わるものではございません。
    .......... "

    コメント続き
     各社別のリリースもアップの予定です。いま手がまわらないので、あとから情報アップします。系統連系システムは、停電時に自立運転が可能です。しかし、京セラのシステムのようにユーザーがご自身で切り替える必要があります。また、使用量は太陽の日射量に比例した分の発電量中、コンディショナーの自立運転コンセントの容量を最大として停電中でも使うことができます。
     問題は、夜間は使えませんし、発電量がさがれば、利用量は設備容量の数十分の一になることもあります。
     したがって、夜間に利用できるように追加の設備が必要となります。(バッテリーありのシステムは夜間でも使えます。)
     せっかく太陽光発電所を自宅にお持ちなので、この機会に利用の方法を再確認してください。なお、自動で停電時に自立運転モードになり、停電が回復すると自動で通常運転に復帰するシステムもあります。ご自身のシステムを、とくに結構前に導入された方は今一度ご確認ください。

     すぐにお電話。追加の設備。すぐに思いつくのは、バッテリーとAC100Vからバッテリーを充電できるバッテリー充電器とインバーターです。インバーターがないときには、DC12Vなど直流機器が使えますし、おおくの通信、パソコン、モバイル機器は車から電源をとることができるので、インバーターがなくても使えます。

     すぐにお電話いただきましたが、 (いま手がいっぱいなので、この件に関しては、Emailでお願いします。
     tojitsuneto@gmail.com t_tsuneto@greenpost.jp

    関連
    太陽光発電協会 : 自立運転に関する各社ホームページURL一覧を掲載しました - 自立運転(非常用電源としての住宅用太陽光発電システム)について知りたい

    停電時における太陽光発電の利用 -----東京都環境局

    "パネル・パワーコンディショナーメーカー名
    京セラ株式会社
    サンテックパワージャパン株式会社
    三洋電機株式会社
    シャープ株式会社
    ソーラーフロンティア株式会社
    長州産業株式会社
    株式会社本田ソルテック
    三菱電機株式会社
    オムロン株式会社(パワーコンディショナーメーカー)
    株式会社東芝(パワーコンディショナーメーカー)"

     コメント欄に mizu さんが各社の情報へのリンクをあげてくれています。ありがとうございます。

    太陽光発電の賢い使い方(Googleドキュメント:PDF)------停電・災害時の自立運転コンセントの活用-環境省-【編集協力】特定非営利活動法人太陽光発電所ネットワーク

    追加情報
    家庭用太陽光発電(系統連系)の自立運転方法(停電対応)について 2-----ソフトエネルギー、2011/04/02

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    Twitterの #renewableenergy は、#japan !! 懸念と共感、そして再生可能エネルギーの”力”に溢れています

    ・Twitter : renewable energy

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    地震・関連情報 ブックマーク集 / twitter & テキストベース情報

    地震・関連情報 ブックマーク集 / twitter & テキストベース情報



     地震発生時、携帯電話もつながらなくなるなかでも、私のiPhoneは3G環境の中で、貴重な情報をtwitterを利用してもたらしてくれました。同様な経験を他のSNSやテキストベースの通信で経験した方も多かったようです。省エネの観点などからも可能なかぎり、情報のやりとりも軽くする必要があります。

     そこで、ツイッターを中心に関連のブックマーク集を整備します。



    携帯サイト
    毎日新聞 : 地震関連ニュース

    Twitter地震関連
    [自治体]
    Kantei_Saigai-----首相官邸(災害情報)

    pref_iwate-----岩手県広聴広報課

    {報道]
    mainichijpnews-----毎日jpニュース速報

    Reuters_co_jp-----ロイター日本語サイトの編集部

    BBCBreaking-----BBCニュース(左:速報版/右:通常版)-----BBCWorld

    nhk_seikatsu-----NHK生活情報部

    #タグ
    #0311jisin-----2011/3/11地震関連(安否情報用関連も流れています。)

    #save_hukushima-----福島県関連情報-----#hukushima

    #save_ibaraki-----茨城県関連情報-----#ibaraki

    #save_miyagi-----宮城県関連情報-----#miyagi

    #fukunp-----福島原子力発電所

    #volunteerjp-----ボランティア関連

    関連
    東北沖地震震災 リアルタイム情報 QuakeMeme.jp

    関連情報
    crisis311 震災、原発事故をのりこえるために、新しいサイトを作ってみました-----しなやかな技術研究会、2011/3/11

    Google 東日本大震災対応 自動車・通行実績情報マップを公開- Google Crisis Response-----しなやかな技術研究会、2011/03/15

    東北地方太平洋沖地震に関して-----twitterブログ、2011年3月12日

    " ..........
    地震関連ハッシュタグを発信する
    ハッシュタグを使ってツイートする際は、下記を使うようにしましょう。
    #jishin: 地震一般に関する情報
    #j_j_helpme :救助要請
    #hinan :避難
    #anpi :安否確認
    #311care: 医療系被災者支援情報
    #311sppt: 本当に支援が必要な現地の方々の生の声のみ

    ※停電や公共交通機関の情報については、下記のように日付を含めたハッシュタグを提案しています。
    3/14の場合、
    #314teiden: 停電情報
    #314train: 電車の運行状況
    #314bus: バスの運行状況
    #314air: 飛行機の運行状況
    #314car: 道路交通状況

    地震関連ハッシュタグで検索する
    ノイズを最小にするために検索クエリを作成しました。下記のリンクをクリックすると、ノイズを最小にした検索結果が取得できます。PCまたはスマートフォンからご確認ください。
    地震一般に関する情報: #jishin
    救助要請: #j_j_helpme
    避難: #hinan
    安否確認: #anpi
    医療系被災者支援情報: #311care
    本当に支援が必要な現地の方々の生の声のみ: #311sppt

    地震関連リスト
    .......... "

    その他(画像等を含むものなど)

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    お見舞いとグリーン・ポストからのお願い

     東日本大震災のすべての被災者の方々、心よりお見舞い申し上げます。
     また、命をかけて、救難、救護、インフラの復活、原発事故対応などに懸命に努力されている方々に、心よりの尊敬と、可能な限りの支援を表明いたします。

     震度7の大地震並みの余震も予想され、福島原発事故においては、最大限度の注視が必要な状況です。カウントされた死者、不明者が1000人を超え、さらに1万人を超える人の安否が不明とされ、日を追うごとに今回のM9の長巨大地震の衝撃は、すべての日本人、世界の人々から言葉を奪うほどの被害をもたらしました。
     
     そして、同時にこの極度な危機に立ち向かわざるをえない人々、そしてわれわれへの世界の共感もひろがりつつあります。電源と通信手段が確保できた場合、そして世界の支援者の言葉を読みたい場合には、Twitterの下のタグからテキストベースの内容をご覧ください。いまや、わたしたちはマスメディアを媒介とせずにも、世界からの祈りを受け取ることができます。困難ななかで、孤独に打ちのめされそうな人々への支援、そうした言葉からもはじまりつつあります。

    ・twitter : #prayforjapan

     被災者、日本人全員。支援してくれる世界の人々、そしてすべての人類と生命のために、実際に言葉にすることから始める人々もいます。言葉でも明確に祈りましょう。

     グリーン・ポスト 関係者一同
               代表 恒任とうじ tojitsuneto@gmail.com



    グリーン・ポストからのお願いとお知らせ

     地震と原発事故に関連して、いろいろなお問い合わせをいただいております。本日は、グリーン・ポストの事務所も計画停電の対象地域となり、午後12::20-16:00まで停電し、インターネット環境へのアクセスに支障がでる可能性があります。この間、一般加入電話での対応となります。
    お急ぎの場合には、まずは tojitsuneto@gmail.com にメールでご連絡いただければ、対応電話のご案内を電子メールの返信にてお送りさせていただきます。

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    EurObserv'ERコンソーシアム、 欧州27カ国の2009年の再生可能エネルギー関連の統計データを公表

     再生可能エネルギーに関する各分野の指標や統計を公開している、EurObserv'ERコンソーシアムは、ヨーロッパの2009年度のデーターを公開しました。
     全体で200ページ以上-10MBもある英仏語合冊の報告書のタイトルは、

    THE STATE OF RENEWABLE ENERGIES IN EUROPE 10th EurObserv’ER Report (ETAT DES ENERGIES
    RENOUVELABLES EN EUROPE edition 10) 2010

     詳しい内容は、ぼちぼち読むとして、

     主なポイントは、
    「Key data for the year 2009:
    ・Renewable energy share of gross final energy consumption in EU-27: 11.6%
     再生可能エネルギーは、EU27カ国の総エネルギーに対して11.6%を供給
    ・Renewable energy share in total electricity consumption in EU-27: 18.2%
     再生可能エネルギーは、EU27カ国の総電力に対して11.6%を供給
    ・Renewable energy employment in EU-27: 912 thousand jobs
     再生可能エネルギーは、EU27カ国で91万2000人に雇用を生み出した
    ・Renewable energy turnover in EU-27: 120 billion euro
     再生可能エネルギーは、EU27カ国で1200億ユーロの経済効果を生み出した。」

    1ユーロ=115円として、12兆円を越えます。ちなみに、総人口は5億人を越え、面積は 4,324,782km2 とのこと、日本が377,914km2(いずれもWikipedeia調べ)なので約11倍。EUの再生可能エネルギーの導入目標は、2020年に総エネルギーに対して20%を掲げています。

    プレスリリース / EurObserv’ER consortium,February 2011
    Press releases / The State of Renewable Energies in Europe Renewable energy in the year 2009
    Overview published by the EurObserv’ER consortium(PDF)

    The_state_of_renewable_energies_in_
    -----image : リポートのカバー

    " Free download at http://www.eurobserv-er.org/pdf/bilan10.asp
    (PDF, English/French language, 203 pages, 10.0 MB)

     EurObserv’ER consortium released ‘The State of Renewable Energies in Europe’: EU-27 renewable energy share increased to 11,6% in 2009

    Key data for the year 2009:
    ・Renewable energy share of gross final energy consumption in EU-27: 11.6%
    ・Renewable energy share in total electricity consumption in EU-27: 18.2%
    ・Renewable energy employment in EU-27: 912 thousand jobs
    ・Renewable energy turnover in EU-27: 120 billion euro

     EurObserv’ER is the first in disclosing an estimate for the renewable energy share of gross final energy consumption in 2009, calculated at 11.6% compared to 10.4% in 2008. This increase of 1.2 percentage points results in a renewable energy consumption contribution of 131.7 million tonnes of oil equivalent (Mtoe) in 2009 (up 6.3 Mtoe) of a total of 1136.4 Mtoe in real terms. One important element of this result is that over half the growth in the share observed in 2009, despite impressive growth in some renewable sectors such as PV,
    cannot be attributed to the rise in renewably-sourced final energy consumption alone (EurObserv’ER data) but instead stems from the plunge in total gross final energy consumption based on the drop in gross inland energy consumption. (See pages 96 - 99)

    EurObserv’ER estimates that for the year 2009 the renewable energy share in total primary
    energy consumption has gained 1 percentage point with respect to 2008 (from 8.4% to
    9.4% in 2009) and the renewable energy share in total electricity consumption has increased
    almost 2 percentage points (from 16.4% in 2008 to 18.2% in 2009). (See pages 89 - 95)

    ‘The State of Renewable Energies in Europe’ is a synthesis of the Technology Barometers
    published during 2010 (with data up to and including 2009). The publication gives detailed
    capacity and energy performance data for all 27 Member States of the European Union
    (for wind power, photovoltaics, solar thermal energy and solar thermal electricity, small
    hydropower, geothermal energy, ground source heat pumps, biogas, biofuels, municipal solid
    waste, solid biomass and ocean energy). (See pages 10 - 163)

    Socio-economic indicators (employment, turnover)

    Included as well in ‘The State of Renewable Energies in Europe’ is a chapter on socio-
    economic indicators (employment, turnover) for most renewable energy technologies.
    EurObserv’ER estimates the renewable energy employment at 912 thousand jobs and a
    turnover of 120 billion euro (for the year 2009 in EU-27). (See pages 100 - 169)

    Regional case studies
    The publication presents five country case studies, where specific regions are particularly
    strong in renewable energy industry: Portugal (Baixo Alentejo), Bulgaria (Sofia District),
    Northern Ireland (Camphill Community), Belgium (Wallonia) and the Czech Republic
    (Kn??ice) (See pages 170-189).

    About the EurObserv’ER Barometer

    The EurObserv’ER Barometer regularly publishes indicators reflecting the current dynamics
    in renewable energies (solar, wind, hydropower, geothermal and biomass, biogas, biofuels)
    worldwide and within the European Union. In ‘The State of Renewable Energies in Europe’
    two additional technologies have been assessed: solar thermal electricity, small hydropower
    and ocean energy.

    The EurObserv’ER barometer is a project supported by the European Commission within the
    DG TREN "Intelligent Energy Europe" programme. It is also supported by the Ademe, the
    French Environment and Energy management Agency.
    .......... "

    参考
    気候変動: 欧州委員会、2050年までに欧州に競争力のある低炭素経済を構築するためのロードマップを提示-----欧州連合 - EU - 駐日欧州連合代表部、2011/03/08

    " <日本語仮抄訳>
    欧州委員会は本日、2050年までに欧州連合(EU)を競争力のある低炭素経済に移行させるためのロードマップ(行程表)を採択した。ロードマップは、2050年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で80%~95%削減するというEUの目標を達成するための、費用対効果に優れた道筋を示している。 "

    EUの人口: 2008年にEU27カ国で540万人が誕生、総人口は5億人に-----欧州連合 - EU - 駐日欧州連合代表部、2009/08/03

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    日本製鋼所室蘭製作所、国内最大となる2.7MW風力発電機の製造に着手

     昨日の室蘭民報に、日本製鋼所室蘭製作所が国内最大となる2.7MW風力発電機の製造に着手、開発を進めることになったことが報じられました。国内の風力発電には、追い風が吹いているとはいえない状況かもしれませんが、数年もしないうちに、環境はがらりとかわるでしょうし、海外の市場もどんどん大きくなります。日本の重工業関連の企業も、風車や海洋エネルギー開発へと是非シフトしてください。こうした動き、情報があまりなくてもどんどん拾っていきたいと思います。

    日鋼室蘭が国内最大の風力発電機製造へ開発進める-----室蘭民報、2011年3月9日

    関連
    日本製鋼所 : 製品情報-風力発電システム:JSW J82 風力発電システムの特長

    " 基本仕様
    J82-2.0/II
    主仕様 定格出力 2000kW
    カットイン風速 3.5m/s
    定格風速 13m/s
    カットアウト風速  25m/s
    IEC Class S
    耐風速 (IEC-I) 70m/s
    設計平均風速 (IEC-III) 8.5m/s (IIa)
    設計乱れ係数 (IEC-III) 0.18 (IIa)
    ローター ブレード材質 GFRP
    ブレード長 40m
    ローター径 83.3m
    定格回転数 19rpm
    回転数 可変速
    タワー ハブ高さ 65/75/77/80m*
    電気仕様 発電機形式 ダイレクトギアレスドライブ
    永久磁石 多極同期発電機
    AC-DC-ACフルコンバータ
    出力電圧 660V
    周波数 50/60Hz
    制御 出力制御 ピッチ制御・可変速制御
    風向制御 アクティブヨー制御
    質量 ローター 42t
    ナセル・サブフレーム 34t
    発電機 60t
    タワー 130t(ハブ高さ65m)/160t(ハブ高さ75m)
    175t(ハブ高さ77m)/170t(ハブ高さ80m)
    .......... "

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    米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)、CPV 集光型太陽光発電システム AMONIX 7700の劇的な進化をアピール

     以前日本との共同研究でも話題になった米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)、CPV 集光型太陽光発電システム。ガリウム化合物のマルチジャンクションで40%を超える高い効率の太陽光発電素子に500倍のレンズで集光し発電するというシステムでした。

    産業技術総合研究所、米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と共同で、集光型太陽光発電システムの発電性能の検証実験へ-----ソフトエネルギー、2010/07/01

     今回、NRELは、AMONIX 7700という具体的な製品名をあげて以下のようなアナウンスを行いました。

    「今回開発した集光型太陽光発電システムは、ガス発電と競合できる価格で発電を行うことができる」 

     最大のポイントは、まさに発電コスト。一般的な太陽光発電に対して半分のコストで可能という展望を明らかにしました。具体的な数字は、1Wあたり1ドル以下の導入コストです。
     AMONIX 7700の1基の大きさは、77x 49 フィート(23.1*14.7m)で53kWp、太陽の方向を自動で追尾することができます。
    CPV=Concentrated Photovoltaic 集光型太陽光発電システム は、実用へと大きな歩みを進めることができそうです。

    プレスリリース / National Renewable Energy Laboratory (NREL) ,February 16, 2011
    Super-Efficient Cells Key to Low-Cost Solar Power

    20110215_lowcost_solar1_large
    -----image(”The Amonix 7700 Concentrated Photovoltaic (CPV) Solar Power Generators are showcasing reliability and undergoing validation-of-performance measurements at the SolarTAC facility in Aurora, Colo.
    Credit: Dennis Schroeder”) : 同リリースより

    "Thinking big while focusing on small, a solar company and a national energy lab combined talents to develop a solar power concentrator that generates electricity at prices competitive with natural gas.

    The Amonix 7700 Concentrated Photovoltaic (CPV) Solar Power Generator, developed by Amonix and the U.S. Department of Energy's National Renewable Energy Laboratory, is the size of an IMAX screen but costs much less than comparable generators, partly because of the efficiency of its small solar cells. It delivers more "energy per acre" than anything yet available in the solar energy world.

    The public-private partnership won a 2010 R&D 100 award at the annual event honoring the greatest breakthroughs in technology, often called "The Oscars of Invention."

    NREL's partnerships with industry, such as this one with Amonix, are key to reaching aggressive White House goals including lowering solar energy's installed cost to $1 a watt, which would make America a leader in renewable energy.
    .........
    The 7700 uses acrylic Fresnel lenses to concentrate sunlight up to 500 times its usual intensity and direct it onto 7,560 tiny, highly efficient multi-junction PV cells.

    The cells, originally developed by NREL scientists, can convert 41.6 percent of the sunlight that shines on them into usable electricity in a laboratory setting, a world record. Production cells never work quite as well as cells produced in the lab. But the multi-junction cells on the Amonix 7700 are achieving 31 percent efficiency at the module level and 27 percent at the system level in the field, the highest ever achieved for an operating CPV concentrator.

    That unprecedented efficiency opened the door to reducing costs and reducing land use - both key for solar electricity to reach cost-parity with fossil fuels.
    ........... "

    関連
    Amonix.com / Solar Power Concentrated Photovoltaic Systems / CPV SOLAR POWER GENERATOR: AMONIX 7700

    " The Amonix 7700 CPV solar power system is designed specifically for utility-scale deployment. At 77' x 49', it is the world's largest pedestal-mounted solar system. Powered by high-efficiency multijunction solar cells, the Amonix 7700 produces 53 kW AC power output.

    The CPV solar system comprised of seven proprietary patented MegaModulesR utilizes dual-axis tracking and is the first photovoltaic system capable of successfully converting one-fourth of the sun's energy into useable electricity.

    The Amonix 7700's concentrated photovoltaic cells use concentrator optics to reduce the amount of semiconductor energy required to produce electricity. In fact, the acrylic Fresnel lenses we utilize concentrate sunlight up to 500 times its usual intensity and direct it onto tiny, high-efficiency multijunction solar cells.

    Thanks to our innovative and proven technology, Amonix solar systems outperform silicon solar cell-based technology while producing energy at a lower cost. "

    New Solar Panel Array Doubles the Energy and Halves the Cost of Traditional Solar-----Inhabitat,02/21/11

    コメント続き
     最初、導入までにはまだ時間がかかるのねー、程度の情報かと思っていたら、、、、。まず、工事の速度に驚き!
     0.5MWのシステムが半日で終わる、、、、、。


    1/2 a MegaWatt of Solar Power Installed in a Day!

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    デンマーク、短中期エネルギー政策、エネルギー戦略2050 Energy Strategy 2050 を発表。2050年までに脱化石燃料、再生可能エネルギーへ

     デンマーク政府は、2020年までにエネルギー産業の化石燃料利用を2009年比で33%削減し、2050年までに化石燃料から再生可能エネルギーへ転換し、世界初のカーボンフリーな国になることを宣言。そのシナリオ、エネルギー戦略2050 Energy Strategy 2050 を発表しました。

     デンマークは、エネルギー総消費量に占める再生可能エネルギーのシェアは1980年にはわずか3%であったものを、2004年にはなんと、14%にまで伸ばすことに成功し、その後のエネルギー政策を世界に冠たる再生可能エネルギー大国へと導いてきた歴史があります。今回は、エネルギー効率の改善とバイオマスエネルギーや風力発電を中心に、太陽光発電や波力などの海洋エネルギー開発、地熱発電にも取り組む具体的な施策を取り決め発表しました。EUの目標である、2020年までに20%削減よりも高い目標を掲げることで、この分野における産業のリーダーとしての地位をもゆるぎないものとしようとしています。

    プレスリリース / Danish Ministry of Climate and Energy,24-02-2011
    From coal, oil and gas to green energy

    " The Danish Government today unveiled its “Energy Strategy 2050”, which describes how the country can achieve its independence from coal, oil and gas by 2050 and significantly reduce its greenhouse gas emissions.

    The energy strategy contains a raft of initiatives that will reduce the energy industry’s use of fossil fuels by 33 percent in 2020, compared with 2009. The reduction will put Denmark well on its way to complete independence of fossil fuels by 2050.

    “Denmark is the first country to present such a specific and ambitious strategy for achieving independence from fossil fuels,” says Minister for Climate and Energy Lykke Friis.

    The strategy calls for a significant increase in renewable energy obtained from wind, biomass and biogas which over the next decade will increase the share of renewables to 33 percent of energy consumption, if the initiatives in the strategy are implemented. Doing so would place Denmark among the top three countries in the world in terms of overall increase in renewable energy as a share of total energy consumption. Part of the increase would also rely on increasing use of biogas for heat, and a number of new initiatives will be put forth in order to promote the production of biogas.

    By 2020, construction of new offshore wind turbines at the Kriegers Flak wind farm, coastal wind turbines and land-based turbines will more than double wind power capacity in Denmark, to a total of 42 percent of overall energy production capacity, compared with about 20 percent today. Fully 62 percent of electricity generation will come from renewable sources. Meanwhile, strengthened energy efficiency efforts will reduce gross energy use by 6 percent in 2020, compared with 2006 levels. In reaching the goal, Denmark will meet the energy efficiency goals set out in the 2008 energy agreement, and the country will retain its position as a world leader in the area.

    The strategy offers an economically responsible path to the conversion of the Danish energy supply, and includes specific initiatives, that are all fully financed and which will not damage the nation’s competitiveness. Homeowners will experience moderate increases in the costs of heat and electricity, but will also be given opportunities to lower their energy expenses through greater efficiency. Companies can expect added expenses amounting to 0.1 percent of the rise in their gross revenue growth by 2020.
    ..........
    33 pct. fall in consumption of fossil fuels with "Energy Strategy 2050"
    33pctreduction
    -----image : 同リリースより

    Tomorrow’s energy supply will to a much larger extent be made up of electricity produced from renewable sources. In order to stimulate the pace of this shift, the Government is proposing a broad range of initiatives that will encourage a shift to biomass in the power plants of the major cities, increase consumption of renewable energy and promote more efficient energy use. The initiatives include:


    Biomass and biogas
    ・Make it more financially attractive to establish biogas plants by granting biogas production subsidies, subsidies for biogas infrastructure, subsidies the use biogas in industrial processes, etc.

    ・Replace coal with biomass by allowing producers and consumers of district heat freedom of contract, this will make it more advantageous for both sides to convert to biomass.

    ・Make it possible for small power plants to convert from natural gas to biomass by allowing plants up to a capacity of 20 MW to freely choose their fuel source.

    ・Mandate a 10 percent biofuel additive by 2020.

    Wind power
    ・Tender of a 600 MW offshore wind farm at Kriegers Flak. Online by 2018-2020.

    ・Carry out study of coastal areas that would identify locations suitable for a further 400 MW of small offshore wind turbines for use in development and demonstration of new wind turbines,

    ・Promote placement of new wind turbines on land.
    Intelligent energy network

    ・Establish new international electricity sharing capacity in connection with Kriegers Flak offshore wind farm.

    ・Require that all electric metres installed after 2015 be intelligent electric metres. Reduce from 2013 the limit for installing intelligent metres from 100,000 kWh annually to 50,000 kWh annually.


    Energy efficiency
    ・Raise the energy savings target, that energy companies have to implement amongst their consumers by 50 percent starting in 2013 and by 75 percent in the period 2017-2020. Tighten building code requirements

    ・Gradually phase out oil and gas furnaces. Starting in 2012, new buildings may not be built with oil or gas furnaces. Starting in 2017, oil furnaces may not be installed in existing buildings.
    .......... "

    関連
    Energy Strategy 2050[24-02-2011]
    Summary_of_the_energy_strategy_2050
    -----image : Energy Strategy 2050 - Summary P.5より

    Danish Energy Agency

    EnergyMap.dk - Your webguide to climate solutions / Release of Danish Energy Strategy 2050

    参考
    持続可能なエネルギーへの転換により、2050年までに化石燃料からの脱却を実現する-----エクール、2010年10月7日

    デンマークの自然エネルギー-----ソフトエネルギー、2010/06/24

    Wikipedia : デンマーク

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    シャープ、電気自動車のバッテリーを住宅用蓄電池として利用できる太陽光発電用パワーコンディショナを開発

     シャープが、電気自動車のバッテリーを住宅用蓄電池として利用できる太陽光発電用インテリジェントパワーコンディショナを開発。太陽光発電用パワーコンディショナーは、商用電源に連系するための装置です。主な働きは、太陽光発電の余剰分を電力会社に電気を売り、不足時には購入するという同期および保護を行う装置です。通常のパワーコンディショナーには、蓄電池を接続する機能はありませんが、今回開発されたモデルでは、電気自動車のバッテリーを蓄電し、また逆にバッテリーから電気を取り出すことが可能です。
     こうした装置に期待される機能としては、各家庭のエネルギーマネジメントだけでなく、地域の電力のマネージメントにも利用できる可能性が注目されています。電気自動車、各家庭の太陽電池、大規模太陽光発電書や風力発電所などの全体のエネルギーマネジメントの可能性をさぐる、Vehicle-to-Grid (V2G)という研究も行われています。

     今回の製品は、家庭用の太陽光発電システムが蓄電池をもつという可能性だけに終わらず、電力も移動も再生可能エネルギーでまかなう地域にも道を開く可能性があります。ちょっと注目したい技術です。

    プレスリリース / シャープ、2011年2月22日
    電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として利用できる 「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発

    110222a
    -----image : 同リリースより

    " シャープは、電気自動車に搭載されている駆動用バッテリーを、住宅用の蓄電池として利用できる「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発しました。今後、安全性、信頼性などを確認する実証実験を重ね、早期の実用化を目指してまいります。
    ..........家庭内で使用する電力の省エネ化を図るため、「太陽電池」「蓄電池」「直流家電(DC家電)」の3つのテーマに着目し、CO2排出量の削減に貢献する「エコハウス」の実現を目指しています。特に、「蓄電池」は、太陽電池が発電するエネルギーを一時的に蓄電し、発電しない夜間などに家庭用の電力として使用できることから、実用に向けた開発が活発化しています。太陽電池による発電エネルギーを最大限に活用するためには、天候によって変動する発電エネルギーの過不足を蓄電池で補うことが必要です。そのためには、これら複数の電力源と系統電力を最適に連携して制御し、家庭内に安定した電力を供給することが重要です。

    このたび当社は、太陽光発電システム用パワーコンディショナの開発で培った電力制御技術を活用し、「太陽電池」「蓄電池」が系統電力と連携して、安定した電力を供給する「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発しました。将来の「DC家電」の普及を見込み、直流電力の供給も可能です。
    さらに、この技術を応用することで、今後普及が見込まれる電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として活用が可能です。実証実験では、市販の電気自動車※をベースに、電気自動車の駆動用バッテリーから8kWの電力供給に成功しました。一般的な家庭で消費する電力が賄えます。また、「インテリジェントパワーコンディショナ」から電気自動車の駆動用バッテリーに対し、4kWhのエネルギーを約30分で充電できました。

    今後、太陽光発電システムの普及拡大に伴い、ますます再生可能エネルギーを有効活用した取り組みが重要になってきます。今回開発した「インテリジェントパワーコンディショナ」の早期実用化に向けて、研究開発を推進してまいります。

    ※ 三菱自動車工業株式会社製「i-MiEV(アイ・ミーブ)」(型式:ZAA-HA3W 2010年製)
    ..........
    110222a_1
    -----image : 同リリースより
    .......... "

    参考エントリー
    日産自動車、日立製作所そしてオリックスおよびオリックス自動車のV2Gプロジェクト-放電対応EVを用いたEMS、NEDOの蓄電複合システム化技術開発に採択-----ソフトエネルギー、2010/09/03

    洋上風車などの再生可能エネルギーの開発、そして電気自動車を都市作り電力供給計画にまで活用するVehicle-to-Grid (V2G)が米デラウェア州ニューアークで開始-----ソフトエネルギー、2009/01/21

    スマートグリッド とりあえずの情報集積場 / ブックマーク-----自然エネルギー、2009/05/30

    Vehicle-to-Grid (V2G)への展開は? ・アメリカ、デラウェア州ニューアークの電気自動車の蓄電池を利用した電力平準化実験の続報-----自然エネルギー、2009/02/01

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    沖縄電力、波照間島に続き南大東島にて、仏ベルニエ社の可倒式245kW2基の運転を開始

     沖縄電力、波照間島に続き南大東島にて、仏ベルニエ Vergnet 社の可倒式245kW2基の運転を開始したと発表しました。ベルニエ Vergnetの可倒式の245kWは、タワーヘッドまでの高さが38m、二枚翼で直径は32mです。現場に据え付けられた20tクレーンにより、台風などの強風時に倒すことができ、またそのごすぐに建てることができる点が厳しい沖縄の離島にはうってつけの仕様となっています。
     参考にあげた、製造から建柱工事までを紹介したビデオクリップを見ると、倒せることでメンテナンスや修理が非常に楽そうです。大型風力発電機全盛の時代ですが、このサイズがいい、充分、都合がいいという立地条件がたくさんみつかりそうな風力発電機です。
     
    プレスリリース / 沖縄電力、平成23年3月3日
    ホームページ / 南大東可倒式風力発電設備の営業運転開始について(PDF)

    Okidenminamidaitoujima245vergnet
    -----image : 同リリースより

    " ..........低炭素社会実現に向けた二酸化炭素排出量抑制策および離島発電所の燃料コスト低減策として可倒式風力発電設備を南大東島に 2 基建設しておりましたが、2月 28 日(月)に営業運転を開始しました。
    当社はこれまで、地球温暖化対策、離島発電所燃料費低減の観点から風力や太陽光による新エネルギー発電設備を自家用発電設備として導入してまいりましたが、当該設備は、当社初の電気事業用風力発電設備となります。

    可倒式風力発電設備の導入は昨年度の波照間島に次いで 2 地点目であり、また当該設備は台風などの強風を避けることができる設計となっており、強風対策としての強度レベルの向上、強風による被害の復旧費用増大及び島嶼地域ゆえの復旧期間長期化などの課題を解決することが期待されております。
    なお、本事業は、国の補助事業「平成 21 年度、平成 22 年度新エネルギー等事業者支援対策事業」にて実施したものです。
    添付:南大東島と可倒式風力発電設備の概要
    ○南大東島の概要
    1.概要:沖縄本島の東、約 400km に浮かぶ南北からなる太平洋上の島。
    台風の常襲地域でもある。
    2.面積:30.57km2
    3.人口:1292 人(平成 22 年 3 月 1 日現在)
    4.世 帯 数:609 世帯(平成 22 年 3 月 1 日現在)
    5.最大電力:2,083kW(平成 17 年)
    6.発電設備:300kW×2 基

    (ディーゼル )
    500kW×1 基
    750kW×1 基
    790kW×1 基
    1,000kW×1 基

    ○可倒式風力発電設備の概要
    1.製造メーカー/国名:ベルニエ/フランス
    2.定格出力:245kW
    3.設置台数:2 基
    4.定格・起動・停止風速:13m/s・4m/s・20m/s
    5.ブレード枚数/直径:2 枚/32m
    6.ハブ高さ:38m
    .......... "

    関連
    Vergnet SA / WIND / GEV MP C - 275 kW
    / downloads / JAPAN Hateruma Wind Farm(PDF)

    Hateruma_wind_farm-----image : 上記資料より

    " Technical characteristics:
    WTG number :2 GEV MP
    Rated power :275 kW
    Total power :550 kW
    Rotor diameter :32 m
    Tower height :38 m
    Tower Type :lattice

    Wind speed average: 6.5 m/s
    Energy produced: 1 200 000 kWh "

    沖縄電力が、台風対策として日本初の可倒式245kW風力発電機二基を波照間島に導入-----ソフトエネルギー、2009/05/07

    参考動画
    VERGNET Wind Turbine.WMV

    (bunhukhou,2010/06/04)

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    JR東日本、東京駅のホームの屋根に435kWpの太陽電池を設置。進むエコステ化!?

     JR東日本、東京駅のホームの屋根に435kWpの太陽電池の設置を完了したということです。
    東京駅東海道線ホーム(9・10番線)の屋根に設置され、駅の照明や空調等で使用されるとのことです。

     まずは、計画当時の記事から、

    東京駅のプラットフォームに、390KWpの太陽光発電設置計画-----ソフトエネルギー、2008/07/16

     鉄道、高速道路の未利用なスペースは、全体でどのくらいあるでしょうか? 太陽電池の低価格化がさらに進めば、それらのスペースは、間違いなく発電スペースとして利用されることになっていきます。

     さて、今回のリリースです。

    プレスリリース / JR東日本、2月25日
    ホームページ /
    ~環境にやさしい駅をめざして~東京駅東海道線ホーム 太陽光発電システムの使用開始について [PDF/508KB]

    Jrhigashipv
    -----image : 同リリースより

    " ~環境にやさしい駅をめざして~
    東京駅東海道線ホーム 太陽光発電システムの使用開始について

    ○JR東日本グループは「グループ経営ビジョン2020-挑むー」において、地球温暖化防止の取り組みを行っています。この取り組みの一環として、2010年1月より工事着手しておりました東京駅東海道線ホーム(9・10番線)の太陽光発電システムの設置がこのたび完了し、2011年2月25日から使用開始することとなりました。
    ○当社の駅における太陽光発電システムは、既に東京駅新幹線ホーム、高崎駅新幹線ホームに導入しておりますが、今回導入したものは、当社最大規模の発電電力453kW、年間の発電量約340MWh、CO2削減効果約101tを見込んでいます。これは東京駅全体で使用する電力量の約0.3%に相当します。
    ○発電した電気は東京駅の照明、空調機などの電力として活用します。当社は今後も省エネルギー化に取り組み、更なる CO2削減を行っていきます。

    1.太陽光発電システムの概要
    (1)設置箇所及び出力
    設置場所 設置年月 パネル面積 出力 設置種類
    東海道線ホーム(9・10 番線) 2011 年 2 月 約 3,846 ㎡ 453kW
    屋根材一体
    (光透過性)
    【参考:既に導入している太陽光発電システム】
    設置場所 設置年月 パネル面積 出力 設置種類
    東京駅新幹線ホーム(22・23 番線) 1993 年 3 月 約 433 ㎡ 30kW 屋根置き型
    高崎駅 新幹線下りホーム 2001 年 3 月 約 750 ㎡ 100kW 屋根材一体
    高崎駅 新幹線上りホーム 2004 年 2 月 約 800 ㎡ 100kW 屋根材一体
    ..........
    2.その他
    (1)この太陽光パネルの発電状況は、東京駅構内の4箇所に設置された発電量表示モニタ
    ーでリアルタイムに確認することができます。
    ※発電量表示モニターに表示されるのは、東京駅東海道線ホーム(9・10 番線)の発電状況のみ。
    (2)同太陽光発電システムの導入は、千代田区との共同事業として実施いたしました。
    (3)一般社団法人新エネルギー導入促進協議会より、「地域新エネルギー等導入促進対策費補助金」を受けています。
    ........... "

    参考エントリー
    JR東日本、四ツ谷駅がエコステになる。省エネ、太陽光発電、自然換気、環境整備など-----しなやかな技術研究会、2011/02/16

    千代田線 北綾瀬駅「太陽光発電システム」を稼動いたします。 / プレスリリース 東京メトロ-----ソフトエネルギー、2008/09/19

    小田急多摩線5駅で太陽光発電システムを導入 / プレスリリース 小田急電鉄-----ソフトエネルギー、2006/02/02

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    カーボントラスト Carbon Trustは、革新的な潮流発電システム、Minesto UK社の"海中凧" Underwater kitesへの出資を発表

     水中を八の字を描いて凧のように舞う潮流発電システム、Minesto UK社の水中凧 Underwater kiteに、カーボントラスト Carbon Trustは、実証機を建造する費用として£350,000(約4600万円)を資金提供すると発表しました。

     まずは、このビデオクリップをご覧ください。

    Minesto Tidal Energy

    (Min1esto2,2009/12/03 )

     発電の仕組みは、海中で流れにのって大きく八の字を描く凧に発電機が取り付けられています。この単純な仕組で、海流の10倍の速さを発電機にもたらすことができるということです。最大の売りは、単純なこととコストの安さ。将来的には風力発電機と組み合わせて、その海域で発電することが期待できるということです。

    プレスリリース / Carbon Trust,28th February 2011
    Underwater kites set to power all households in city the size of Newcastle by 2020

    " Carbon Trust provides £350,000 grant for first seagoing trials of innovative tidal energy device
    Tidal energy device developer Minesto UK Ltd is receiving a grant of up to £350,000 from the Carbon Trust funded by Invest Northern Ireland to deploy the first seagoing prototype of its innovative seakite technology ? ‘Deep Green’.

    The device works like a kite, tethered to the seabed, which flies through the sea current carrying a turbine. If trials are successful, Minesto plans to deploy enough devices around the UK’s coastline to generate up to 530GWh a year by 2020, enough to power the annual electricity needs for all households in a city approximately the size of Newcastle.

    The radically new concept can operate in slower currents than any other known tidal energy technology. Deep Green’s kite-like structure flies in a figure of eight, steered by a rudder, allowing it to effectively accelerate the speed of the water entering the turbine by up to ten times allowing more power to be generated leading to a step-change reduction in the cost of tidal energy.

    The technology has the potential to unlock significant additional tidal resources by opening up whole new areas of low velocity tidal streams around the UK’s coastline to generate electricity.
    The trial will see a one-tenth size version of the Deep Green device put through its paces off the coast of Northern Ireland.

    Benj Sykes, Director of Innovations at the Carbon Trust, said:
    “The UK boasts some of the best tidal resources in the world and we are focussed on bringing down the cost of extracting that energy. Minesto’s Deep Green is a very exciting technology as it could provide a step change reduction in the cost of tidal energy and open up swathes of the UK’s coast to generating electricity. Tidal energy has the potential to produce up to 18 terawatt hours of electricity, equivalent to over 5% of the UK’s electricity consumption.”
    .......... "

    関連
    Minesto UK / Technology

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    オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、150KW波力発電装置パワーブイ PB150を完成

     パワーブイ PowerBuoy のオーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologiesが、初の実用機のパワーブイとして150KW波力発電装置PB150を完成させ、このほどお披露目しました。お披露目された場所は、まもなく試運転が開始されるというスコットランドのインバーゴードン Invergordon です。やがて、インバーゴードンの沖合約33海里の地点で運用が開始される予定だということです。

     PowerBuoy150の全長は、約42mで、海上には約9mが露出する形になります。 1.5から7mの波に対応し、最大出力は150kWです。この記念すべき世界初の大型のブイ型の波力発電機は、順調ならばヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、そして日本での波力発電所建設に向けて動きだします。
     オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies社がこのパワーブイを開発しはじめて15年。そして、実証用の40kWのPB40は、ハワイで2009年の末よりさまざまなテストが実施されていました。40kWでサイズは、直径約3.6mで縦の長さが16.5mほどです。こちらも40kWモデルとして商用展開が可能ということです。

    オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、ハワイのブイ型波力発電装置 PowerBuoy(R) の米初の系統連系運用を開始-----ソフトエネルギー、2010/10/05

    プレスリリース / Ocean Power Technologies,Feb 28, 2011
    Ocean Power Technologies Completes First of New Generation Utility-Scale Wave Power Device

    Opt_pb150_1w800
    -----image(”PB150 PowerBuoy, first of a new generation of wave power devices built by Ocean Power Technologies. ”) : 同リリース-businesswire.com版より

    " Ocean Power Technologies, Inc. (Nasdaq: OPTT) ("OPT" or the "Company"), a leading wave energy technology company, is pleased to announce the completion of the first of its new generation utility-scale PowerBuoy(R) device, the PB150.

    The PB150 PowerBuoy is the largest and most powerful wave power device designed by OPT to date, and builds on the Company's 15 years' innovation and in-ocean development experience of producing such systems. With a peak-rated power output of 150 kilowatts - equivalent to the energy consumption of approximately 150 homes - the PB150 is designed for use in arrays for grid-connected power generation projects worldwide.

    The development of the device, built and assembled at Invergordon, Scotland, has utilized the skills of local firms and represents a multi-million pound sterling investment in the region. It is currently being prepared for ocean trials at a site approximately 33 nautical miles from Invergordon, off Scotland's northeast coast. The sea trials are expected to commence as soon as weather conditions permit. The Company is seeking additional financing for the commercial utilization of the buoy after the trial phase is completed including its possible deployment at various potential sites. A second PB150 is already under construction in the US for a proposed utility-scale project in Oregon, and the Company is involved in other planned projects in Australia, Japan and Europe that may utilize the PB150.
    .......... "

    関連
    Ocean Power Technologies : PB150 PowerBuoy

    Next-generation PowerBuoy wave power device completed-----Renewable Energy Focus,28 February 2011

    関連エントリー
    波力発電のオーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、三井造船と出光興産、日本風力開発などと波力発電所建設計画に合意。日本初の本格的な海洋エネルギー発電プラント、2012年には登場か!?-----ソフトエネルギー、2009/10/15

    東京都、波力発電検討会をたちあげ。ブイ型の波力発電装置を検討?-----ソフトエネルギー、2009/08/06

    米エネルギー省やNOAAなど、洋上風力と海洋エネルギー(波力、潮流、海流、海洋温度差)に関する8研究に共同で約500万ドルを助成すると発表-----ソフトエネルギー、2010/11/15

    [ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]

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