コペンハーゲンのゴミ処理発電施設の建物に、スキー場が組み込まれたデザインが採用されました
なんという建物なんだ!
・屋根でスキーができる未来型ゴミ処理場、デンマーク-----AFP BB News,2011年02月14日
デンマーク、コペンハーゲンのAmagerforbranding社のゴミ処理発電施設の建て替えに伴う、建築デザインのコンペで、なんと、建物の屋根の部分に本格的なスキー場が組み込まれたデザインが採用されました。Amagerforbranding社(デンマーク語、英語表記名)のプレスリリースによると、デザインしたのはBjarke Ingels Group(BIG)社のデザイナーが中心となって行ったもので、同社のサイトで公開されているプレゼン資料によると、スキー客は、エレベーターで頂上までのぼり、入門用からベテランまで楽しめるコースが複数用意されています。屋根が巨大なスキー場になっているだけでも驚きなのに、さらにさまざまなスポーツやイベントを楽しめる施設となっています。
一方、ゴミの焼却施設からの排煙にまで工夫がされています。先のエレベータシャフトを取り巻くように煙突が配され、なんと煙までもドーナツ状にされ、間欠的に吐き出されるというのです。完成は、2016年でGoogleマップでみるとなにやら工事はすでに開始されています。予算総額は35億クローネ(約530億円)の巨大プロジェクトだということです。完成すれば、コペンハーゲンの新たなランドマークになるのは確実で、その総合的なデザインの工夫と運用は、世界から注目されることは間違いなさそうです。
プレスリリース / Amagerforbranding(デンマーク語、英語表記名),19. januar 2011
・Nyt affaldscenter afslores pa tirsdag-2011/1/25 Affaldsarkitektur - Kobenhavns nye vartegn[コペンハーゲンの新たなランドマークとなる廃棄物処理所]
-----image : 同リリースより-----
-----image : Googleマップ「コペンハーゲンの建設予定地」より
関連
・Bjarke Ingels Group / amf
・BIG architects: amagerforbraending - waste treatment plant and ski run-----designboom.com,26 Jan 2011
参考動画
Affaldsforbrandingsanlag som vartegn
Affaldsforbrandingsanlag som vartegn from Amagerforbranding on Vimeo.
コメント続き
しかし、このBjarke Ingels Groupの建物のデザインは面白いです。トップページのアイコンからいろいろ選んでみると、ユニークかつ環境やエネルギーに配慮したランドスケープデザインといってもいい建物の設計デザインがでてきます。
Googleの画像検索でもこのとおり、
-----image : Googleイメージ検索 : Bjarke Ingels Groupより
興味深いフォルムの建物が並んでいます。BIGの創業者の一人の建築家Bjarke Ingelsさんは、1974年生まれということですからまだお若いですね。世界的に注目されている建築家だということです。これまでも斬新なデザインの建物を設計してこられたようですが、今回のごみ焼却施設とスキー場という組み合わせは、氏にとっても一世一代の作品になりそうです。(t_t)
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