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独ソーラーミレニアム Solar Millennium、カリフォルニアで1ギガワットの集光型太陽熱発電(CSP)Blythe power plantsの建設認可を受け、2013年の完成をめざす

追加情報
米ソーラー・トラストが破綻-太陽光発電所完成前に-----ウォールストリートジャーナル、2012年 4月 3日

コメント-

ソーラーミレニアムはフュルト、ドイツの地方裁判所に破産手続の開始を以下のように行い。事実上の倒産。カリフォルニアのプロジェクトについても半ば完成した状況で工事ストップ。事業継続の可能性をさぐるも、むずかしい状況と伝えられています。そして、上の報道を向かえました。

アメリカの半ば完成前の集光型太陽熱発電(CSP)建設プロジェクト Blythe power plants が資金難で頓挫-----自然エネルギー、2012/04/04

Solar Millennium AG files for opening of insolvency proceedings-----Solar Millennium,2011-12-21

関連
Time runs out for Solar Millennium as it files for insolvency-----PV-Tech,21 December 2011

ソーラーミレニアム Solar Millennium、加州の1GWの集光型太陽熱発電所建設計画を見直し。500MWをPVへ-----ソフトエネルギー、2011/10/19

 当初のエントリーは、以下


 独ソーラーミレニアム Solar Millenniumは、カリフォルニアで計画されていた1ギガワットの集光型太陽熱発電(CSP)Blythe power plantsの建設が内務省によって認可され、2013年の運転開始を目指して建設を開始すると発表しました。カリフォルニア、リバーサイド郡ブライス Blytheタウンの郊外の荒涼とした土地に計画されているのは、同社の半円筒状の鏡面を連ねたトラフ式太陽熱発電システムです。250MWの太陽熱発電所4基がこの近辺に建設されるということです。年内に着工し、2013年の完成を目指すということです。もちろん完成すれば世界一の規模となるということです。

Blythe-----image : Google Map(Blythe Solar Power Project)より

 Google Mapを拡大していくとすでに敷地の整備が行われていて、一部設備ができているようですが、段階的に予算が認められたのでしょうか、、、
 いずれにしろ大規模な計画です。興味深いしくみについては、のちほど見ていきます。”コメント続き”をお読みください。

プレスリリース / Solar Millennium,2010-10-26
Solar Millennium AG: Final construction permit for the Blythe power plants - US Secretary of the Interior Ken Salazar approves the world´s largest solar power project

" ..........
US Secretary of the Interior Ken Salazar authorized on Monday the Record of Decision (ROD) for the Blythe solar power plant site. This was the last approval to be issued, thus successfully concluding the entire approval process for the world's largest solar power plant facility. A total of four solar-thermal power plants are to be built at the Blythe location in California with an overall capacity of 1,000 megawatts (MW).
.......... "

関連
The World’s Largest Solar Project Finds a Home in California-----http://blog.energy.gov,October 27, 2010

" Take the total solar thermal energy capacity in the U.S. - now imagine being able to double that with a single solar farm. That’s the impact that the Blythe Solar Power Project is projected to have upon completion. Announced by the Department of the Interior on Monday, this solar installation will span 7,025 acres of public lands and produce up to 1,000 megawatts of solar power, producing enough to power 300,000 ? 750,000 homes.
.......... "

Doe_factsheetblythe_solar
-----image : 同リリースfact sheet(PDF)より

Solar Millennium : Parabolic Trough Power Plants - a Proven Future Technology

Wikipedi : Blythe Solar Power Project

Blythe Solar project in Riverside County gets federal approval----- Los Angeles Times,October 25, 2010

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内閣府が行った原子力大綱への意見募集。1205人が回答。その89%にあたる1071人が見直しが必要!

 内閣府原子力政策担当室は、7月27日~9月21日に、原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する意見を募集しました。その結果が集約され、第54回原子力委員会定例会議(10/12)の席で配布資料として閲覧されたようです。今回の意見募集のポイントは、「6)現行原子力大綱の見直しの必要性について(該当部に○)
① 必要有り ②必要無し」で、その結果が注目されるところでした。

 といいつつ、結果をフォローするのを忘れていました。そして、オルタナさんの記事で結果がでたことを知りました。なんと見直しが9割!

原子力大綱への見直し意見、9割に-----alterna,2010年10月21日

 さっそく結果探し、原子力委員会定例会議にて資料として配布されたことがわかりました。

内閣府 原子力委員会 / 2010.10.12 第54回原子力委員会定例会議資料を掲載しました

" 第54回原子力委員会定例会議
平成22年10月12日(火)10:30~
中央合同庁舎4号館10階 内閣府1015会議室
議 題
(1) 国際原子力機関(IAEA)第54回総会の結果概要について(内閣府・外務省)
(2) 近藤原子力委員会委員長の海外出張報告について
(3) 鈴木原子力委員会委員長代理の海外出張について
(4) 原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する意見募集の結果等について
(5) その他
..........
(4-1)原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する意見募集について(PDF:118 KB)
(4-2)原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する有識者ヒアリングについて(中間報告)(PDF:431 KB)
(4-3)大綱見直しの必要性に関する検討に寄せられた意見について(PDF:59 KB) "

 意見募集の結果は、(4-1)原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する意見募集について(PDF:118 KB)で読むことができます。1205人が回答し。その89%にあたる1071人が見直しが必要と答えたことは、特筆すべきことです。懸念材料としては、耐震または被爆に関する安全の確保に関するものが、573件で2位の原子力発電と分類された(?)の415件をを引き離しての回答となったとのことです。回答者は40代がもっとも多く、東京都229人、神奈川県125人、青森県91人となっていることなどが報告されています。

 (4-2)原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する有識者ヒアリングについて(中間報告)(PDF:431 KB)では、部分的な見直しが必要となっていて、一般からの意見と大きな差が生まれました。
 さらに、(4-3)大綱見直しの必要性に関する検討に寄せられた意見について(PDF:59 KB)では、グラフ化して分析しいます。一般からの意見がここまでの内容になったことを報じるニュースもオルタナさん以外なく、「意見は聞いた。安全により留意して粛々と原子力政策を進めます」との話に”落ちてしまうこと”も懸念されます。パブリックコメントがどんな役割を担い、果たすのかも含めて、より広範な議論が必要です。
 多くの人が、意見をいい、見直しが必要とした原子力。私も地震に対する懸念ということで、見直しが必要としました。

 今回の意見募集に応じた人もそうでない人も、この結果をぜひ読んでみてください。(t_t)

関連
原子力委員会「原子力政策大綱(平成17年10月策定)」の見直しの必要性に関する意見募集について-----内閣府原子力政策担当室、平成22年7月27日

" 6)現行原子力大綱の見直しの必要性について(該当部に○)
① 必要有り    ②必要無し

7)見直しの必要な(または必要でない)理由(200字以内) 
8)ご意見(9))の概要(100字以内) 
9)見直しが必要と回答された場合、見直しのあり方や個別施策への意見
(参考となる文献、資料等があればご送付ください。)(200字以内) "

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中国、Bohai Bay 渤海湾で大規模な洋上風車風力発電所建設か!? 2020年に1000MWというから話がでかい

インターネット上のニュースで知ったのだが、中国が北京から300kmあまりのBohai Bay 渤海湾で大規模な洋上風力発電所建設計画を練っているということです。この地域は、2007年に大規模な石油および天然ガスが見つかってから、中国石油天然ガス集団 China National Offshore Oil Corporation (CNOOC)が大々的に海上リグによる採掘と生産を行っているところで知られています。そこには、すでに海上油井を作り、維持するさまざまなインフラがあり、産業もあります。先んじているヨーロッパの北海などの洋上風車の開発にも石油掘削と生産のための技術が生かされているように、洋上風車の建設は産業としてはごく自然なもののようです。今後、世界でこうした石油&ガスの海上の油井がたちならぶところに、風車が立っていくというのは、一般的なパターンになっていくのかもしれません。

 この計画は、2020年に1000MWの規模にまで拡大し、それこそ先んじるヨーロッパに追いつけ、追い越せの勢いで開発が進む可能性があります。

World’s Largest Offshore Wind Farm Begun by China----cleantechnica.com,October 23, 2010----[via : Offshore Wind,Oct 25th, 2010]

" The potential is for a staggering 750 Gigawatts of offshore wind power off the coast of China, more than twice the potential 330 GW off the Atlantic coast of the US, which itself would power the East Coast twice over. "

 記事によれば、中国の洋上風車のポテンシャルは750GW(750*1000MW)に達し、それは、風車に適しているとされるアメリカの大西洋岸のポテンシャル 330GWの倍に達するということです。
 
Bohai_bay_map
-----image : Google MapBohai Bay 渤海湾より

参考
Wikipedia : 渤海 (海域)

offshore-technology.com : Bohai Bay Field, China

China's Wind Power Capacity Forecast to More than Double by 2020

(FinancialNewsOnline, 2010年10月13日)

GWECの報告、中国、2009年度実績でアメリカを抜き世界一に。合計設備容量でもスペインを抜き、アメリカ、ドイツに次ぐ世界第三位に-----ソフトエネルギー、2010/10/27

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イベント 11/2-4 RenewableUK 2010 - Glasgow,UK イギリスの海洋&風力エネルギー関連イベント

 イギリスのイベントですが、、、、そのプログラムが興味深いので紹介します。RenewableUKは、イギリスの再生可能エネルギーの業界団体で、風力に加え波力と潮流発電関連の600以上のメンバーが参加する大きな団体です。前身が British Wind Energy Association(BWEA,イギリス風力発電協会)だといえばわかりやすいかもしれません。BWEAの時代から数えて、なんと32回目となる伝統のイベントです。
 2日目の11/3の波力、潮流発電、11/4の小風力発電に関するプログラムも興味深いですが、11/4の就職説明会がユニークです。展示会にいって、会議に参加して、キャリアーアップも!

 勢いがあるイギリスの風力と海洋エネルギー開発に関してのさまざまな情報がこのイベントの前後に豊富に見ることができればと期待しています。

-----イベント案内より-----実際に参加する人は予約済みでしょうから、参加関連の情報は割愛します。

" RenewableUK 2010: The UK's premier renewable energy event
Join 3,000+ people at RenewableUK's 32nd annual 3-day conference and exhibition, 2-4 Nov 2010, Glasgow, UK. The event features more than 200 speakers and 300 exhibitors.

All the technologies RenewableUK represents are covered, including Onshore Wind, Offshore Wind, Small Wind Systems, and Wave & Tidal energy.

-programme
/ Wave and Tidal day: Day 2, Wed 3rd November 2010
/ Small Wind Day: Day 3, Thurs 4th November 2010
/ Careers Fair: Day 3, Thurs 4th November 2010
/ Public Open Day - Day 3, Thursday 4th November
......... "

関連
Glasgow to host biggest UK wind, wave, tidal conference, 2-4th November 2010----RenewableUK,13 October 2010

BWEA becomes RenewableUK

(BWEAchannel,2010年03月05日)

RenewableUK - The UK's leading renewable energy association - (formerly named BWEA)

関連エントリー
RenewableUK(前BWEA)、イギリスのオフショア風力発電が1GWに達したと発表-----2010/05/06

オンラインで読めるイギリス風力発電協会の情報誌「Real Power」-----ソフトエネルギー、2009/08/21

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千葉大学倉阪研究室+環境エネルギー政策研究所、エネルギー永続地帯 Sustainable Zone2009年版試算結果(速報版)を公表

 2007年9月に発表された千葉大学と環境エネルギー政策研究所 ISEPとの共同研究リポート、エネルギー永続地帯Sustainable Zone (2006)では、「日本の76 の市町村で、再生可能エネルギーによる発電によって、区域の民生用電力需要をすべて賄っている」ことがわかったということで、すでに日本にも再生可能エネルギー100%の自治体が存在するということが判明、大きな話題になりました。

千葉大学とISEP、76の市町村がすでに再生可能エネルギーによる発電100%以上を達成している”エネルギー永続地帯”だとのリポートを発表-----ソフトエネルギー、2007/07/18

 そして、今年も Sustainable Zone 「エネルギー永続地帯」2009年版試算結果(速報版)が公表されました。都道府県別、市町村別の自然エネルギーの供給割合を試算したもので、我が国の再生可能エネルギーの実態、実績を示す勇気付けられる研究の成果の概略を知ることができます。

プレスリリース / 千葉大学倉阪研究室+環境エネルギー政策研究所、2010/10/22
「エネルギー永続地帯」2009年版試算結果(速報版)の公表について

" 国内の市区町村ごとに再生可能エネルギーの供給量を推計する「エネルギー永続地帯」研究の最新結果(2009年3月現在)によると、域内の民生・農水用エネルギー需要を上回る量の再生可能エネルギーを生み出している市区町村(「100%エネルギー永続地帯」)は、2008年3月から2009年3月にかけて、5町村増加し、57町村となったことがわかった。また、この間、国内の再生可能エネルギー供給は、2.3%の増加にとどまっていたことも判明した。エネルギー種ごとにみると、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電が前年に引き続き10%以上増加した一方、地熱発電が1割減少、地熱利用・小水力発電・太陽熱利用は微増にとどまった。これら増加傾向にない再生可能エネルギー種(小水力、地熱、太陽熱)が、日本の再生可能エネルギー供給の77%を占めることがわかった。

100%エネルギー永続地帯である市区町村は、5町村増加して、57町村に
..........

2008年3月から2009年3月にかけて、国内の再生可能エネルギー供給は2.3%の増加にとどまる
 国内の再生可能エネルギー供給は、2008年3月から、2009年3月にかけて、2.3%の伸びにとどまりました。この伸び率では、再生可能エネルギー供給量が2倍になるまで、30年以上もかかってしまいます。2007年3月と2008年3月の比較では2.6%伸びていました(2009年9月に公表したデータによる)ので、2007年度から2008年度にかけて、国内での再生可能エネルギー供給の伸びは若干鈍化してのではないかと考えられます。ただし、2009年度は太陽光発電の補助金が復活したとともに、太陽光発電の余剰分を固定価格で買い取る制度が11月から導入されたので、おそらく大きく伸びていると考えられます。


太陽光発電、風力発電、バイオマス発電は10%以上増、地熱発電は減少
..........

増加傾向にない再生可能エネルギー種(小水力、地熱、太陽熱)が再生可能エネルギー供給の77%を占める
 一方、2009年版における再生可能エネルギーの供給比率をみると、全再生可能エネルギー供給のうち、小水力発電が46%、地熱関係(地熱発電+地熱利用)が18%、太陽熱利用が13%となっており、これらの増加傾向にない再生可能エネルギー種別が、再生可能エネルギー供給の77%を占めていることがわかりました。

7県で再生可能エネルギー供給が域内の民生+農水用エネルギー需要の10%を超えている
..........

面積あたりの再生可能エネルギー供給量が最も多い都道府県は富山県
..........

 今後、2007年版の再集計、都道府県別の特徴の分析、食糧自給率とのマッチングなどを行い、本年12月を目途に確報版を公開する予定です。

過去のバージョンからの変更点
 今回の2009年度版においては、2008年度版から、以下の事項について変更を加えました。これに伴い、過去の年度版も同じ方針で再集計を行いました。経年変化に関する記述は、2008年度の再集計版と2009年度版の比較ということになります。
 ① 2009年版の地熱の熱利用については、環境省の温泉熱に関する2008年度の調査データを元にして推計を行いましたが、この際、過去のデータについて見直しを行いました。また、「温泉浴用」の熱利用推計については、その推計方法を若干変更しました。地中熱については、新たなデータが未入手のため、2008年版の推計値をそのまま採用しています。
 ②..........

マッピングデータ
sustainable-zone-mapping2009.pdf
.......... "

関連
千葉大学公共研究センター、永続地帯2008年版報告書を発表。初の県別の自然エネルギー利用状況などを公開-----ソフトエネルギー、2009/12/28

内7町「自給自足」 自然エネルギー 道外は55市町村 / クリッピング 北海道新聞-----ソフトエネルギー、2008/10/22

Sustainable Zone -永続地帯 / おすすめサイト-----しなやかな技術研究会、2008/11/20

千葉大学とISEP、76の市町村がすでに再生可能エネルギーによる発電100%以上を達成している”エネルギー永続地帯”だとのリポートを発表-----ソフトエネルギー、2007/07/18

千葉大学とISEP、76の市町村がすでに再生可能エネルギーによる発電100%以上を達成している”エネルギー永続地帯”だとのリポートを発表-----ソフトエネルギー、2007/07/18

追加情報
千葉大学倉阪研究室と環境エネルギー政策研究所、2011年版「エネルギー永続地帯」試算結果(速報版)を公表-----ソフトエネルギー、2011/10/18

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広く世界各地で風が弱まっている!? ナショジオの記事より

 気候変動の影響で世界中の風が弱まっている!? ナショナルジオグラフィックの記事を読んで、それが本当だとすれば、世界で再生可能エネルギーの大きな柱として普及が進んでいる風力発電への影響も懸念されます。記事を読み、ソースをあたってみました。

世界中で風が弱まっている-----ナショナルジオグラフィック、October 20, 2010

"北半球の中緯度に位置するアメリカ、中国、ロシアなどの国では、地表の年間平均風速が4.6メートルから3.9メートルへ、15%以上低下していることがわかった。南半球の風速もおそらく同じ傾向だろうと、研究チームは推測する。..研究を率いたロベール・ボータール(Robert Vautard)....."

 今回の研究は、フランス気候・環境科学研究所のもので、natreニュースでは、地上10mで10%風速がおちてるという内容が報告されています。多くの大型風車が利用する地上50-100mでもなんらかの影響がでていると予測できるということです。
 今回の研究でもっとも注目される点は、地表部分の風力を弱めたのが樹木の増加ではないかと800以上の気象観測所のデーターから分析している点です。

 風速が0.9倍になると、風速発電の出力は、三乗則により0.729倍。27%も減ってしまうということで、その影響は無視できないものになります。洋上風車へのシフトを加速させる研究になるかもしれません。
 樹木の高度が増、地表部分の風力が減る。この意外な研究結果についての今後の展開については、これからより詳しい分析が始まるということですので、多くのハテナに応えてくれる研究となるかどうか、注視していきたいです。

関連
Why winds are slowing-----Nature News,17 October 2010

Laboratoire des Sciences du Climat et de l'Environnement(フランス気候・環境科学研究所-E)

Green machine: Trees may spell trouble for wind power-----New Scientist,20 October 2010

参考
258137main_glbsumwinpresss
-----image : NASA,20080709より

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川崎重工、稲わらから熱水式バイオエタノール製造技術によりバイオエタノールを製造。秋田県潟上市

 川崎重工は、秋田県潟上市に稲わらから熱水式バイオエタノール製造技術によりバイオエタノールを製造することができるプラントを建造。実施期間である2012年度までに、製造コストの低減を目指した実証試験を継続するということです。商用化に向けて1リットルあたり40円以下の製造コストが実現できるシステムの確立を目指すとしています。

 非食用作物や麦わらなどのセルロースを使ったバイオ燃料の製造技術は世界中で研究開発が進んでいます。今回のものは、熱水の条件を適切に設定することによって、稲わら以外のソフトセルロースについても糖化処理が可能ということですので、展開が楽しみです。

プレスリリース / 川崎重工、2010年10月06日
稲わらから「熱水式バイオエタノール製造技術」により バイオエタノールの製造に成功

C31010061
-----image : 同リリースより

"川崎重工は、稲わらを原料とし、「熱水式バイオエタノール製造技術」を用いて、自動車燃料として使用可能なバイオエタノールの製造に成功しました。

本件は、農林水産省の「ソフトセルロース利活用技術確立事業(※)」の一環であり、当社は(社)秋田県農業公社とともに、2009年1月より本事業に取り組んでいます。本事業では秋田県の全面的な支援のもと、当社がバイオエタノールの製造および走行実証を、(社)秋田県農業公社が原料の収集運搬実証を担当しています。

当社は、2009年11月に、秋田県潟上市に日産200リットルの生産能力を持つ製造実証プラントを設計・建設し、バイオエタノールの製造に取り組んできました。今回、大潟村ソーラースポーツラインにて、本プラントで製造したバイオエタノールを使用して走行実証試験を行い、自動車の安定走行と本エタノールが自動車燃料としての基準を満たしていることを確認しました。

今回のバイオエタノール製造実証は、稲わらの糖化工程において当社の新技術である「熱水式バイオエタノール製造技術」を採用しています。本技術は、従来の糖化工程に用いられている硫酸や酵素を使用せず熱水を用いて糖化処理を行うことが特長で、硫酸の回収設備や耐酸性容器等を必要とせず、現状ではコスト高である酵素を使用しないため、製造コストの低減を実現します。
また、熱水の条件を適切に設定することによって、稲わら以外のソフトセルロースについても糖化処理が可能です。

当社は、本プラントにおいて、稲わらの前処理、糖化、発酵、蒸留および無水化設備までを一貫して設計・製作しており、本事業の実施期間である2012年度まで製造コストの低減を目指した実証試験を継続し、商用化に向けて1リットルあたり40円以下の製造コストが実現できるシステムの確立を目指します。
.......... "

追加情報
川崎重工、非食用バイオマスの稲わらから低コストなバイオエタノール製造技術を確立-----ソフトエネルギー、2013/05/31


参考エントリー

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沖縄電力、宮古島マイクログリッドシステムの設置工事を完了。既設の多良間島、与那国島、北大東と合わせて実証実験を開始

 沖縄電力は、年頭から導入を進めていた宮古島のマイクログリッドシステムの設置工事を完了したと発表しました。これにより、同社が取り組む、多良間島、与那国島、北大東、そして今回の宮古島にの完成により、今後3年間の太陽光発電設備を大量導入した場合の実系統へ与える影響を把握するための系統安定化対策に関する実証試験が開始されました。
 

東芝、宮古島に沖縄電力の離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備を一括納入へ-----ソフトエネルギー、2010/01/19

 この事業に関する人々の関心は高く、今年のなつぐらいから当ソフトエネルギーの人気記事ランキングで1位の記事となっています。
 宮古島に新設されたのは、4MWpの太陽電池と4000kWのNAS電池と200kWhのリチウムイオンキャパシターです。宮古島の最大電力需要は、約 50,000 kWということすから、太陽電池のピークパワーで計算すると8%程度に達します。また、これだけ大きな蓄電池による電力の需給調整実験というのも我が国初なのではないでしょうか。数年後の成果が期待されます。他の島では最大需要電力に対する太陽光発電導入比率が22%に達する多良間島などの結果も興味深い数字です。宮古島の既存発電所は、風力発電900kW×4基、600kW×1基。火力発電 21,500kW、40,000kW。ガスタービン発電 15,000kWです。化石燃料、風力そして太陽光発電。宮古島のエコアイランドとしての内容は、さらにグレードアップした感じだと思いませんか。いってみたい! エコアイランド宮古島。

プレスリリース / 沖縄電力、平成22年09月29日
沖縄電力 / 「宮古島メガソーラー実証研究設備」の設置工事の完了について(PDF)

Okidenmidrogrid1
-----image : 同リリースより-----
Okidenmidrogrid2

" 当社では、経済産業省資源エネルギー庁の離島独立型系統新エネルギー導入実証事業として進めている 4 離島(多良間島、与那国島、北大東島、宮古島)のマイクログリッドシステム構築のうち、8 月 26 日の多良間島、9 月 8 日の与那国島、9 月 29 日の北大東に続き、宮古島における工事が本日完了しました。今後、平成 26 年 3 月までの 3 年間、太陽光発電設備を大量導入した場合の実系統へ与える影響を把握するとともに系統安定化対策に関する実証試験を実施します。

1.実証試験の概要
 宮古島の系統需要は最大で約 50,000kW であり、今回の太陽光発電設備(4,000kW)を系統連系した際の系統安定化対策として、ナトリウム硫黄電池(NAS 電池)等による系統安定化装置を設置し、以下の項目について実証試験を行います。
 1)太陽光発電の急峻な出力変動を平滑化するための制御機能を検証する。
 2)既存電源の周波数制御に加え、太陽光発電と蓄電池との組合せによる周波数調整機能(周波数制御を積極的に支援する手法)を検証する。

3)太陽光発電の予測手法を検討し、予測された太陽光発電結果及び蓄電池残存電気量から発電計画を作成し、計画に基づいた出力運転の実現を目指す。

4)模擬の配電線路においては、模擬配電線路に連系されている蓄電池と太陽光発電の最適制御階層に関する検証を行う。

2.導入設備の概要
宮古島
用地面積 98,089 ㎡(平方メートル)
PV 面積 28,771 ㎡(平方メートル)
太陽光発電設備 ※1 4,000kW
安定化装置※2 4,000kW (NAS 電池)
        200kWh(LiB)
最大需要電力に対する太陽光発電導入比率 8%
工事完了日 平成 22 年 10 月 15 日

※1:太陽光パネルについて、結晶系太陽電池が全体の 9 割以上を占め、一部薄膜系太陽電池で構成
※2:安定化装置の蓄電装置は、ナトリウム硫黄電池(NAS 電池)及びリチウムイオン電池(LiB)を採用

3.設置工事および実証試験のスケジュール
平成 22 年 1 月 測量・土質調査完了
平成 22 年 4 月 土木建築工事開始
平成 22 年 10 月 設置工事完了
平成 22 年 10 月 ~ 平成 26 年 3 月 実証試験実施

4.宮古島の概要
・沖縄本島の南西約 300km に位置する島
・面積:約 205k㎡
・世帯数・人口:約 23,000 世帯・約 55,000 人
・最大電力:約 50,000 kW
5.宮古島の発電設備の概要
Okidenmidrogrid3_5
-----image : 同リリースより

6.宮古島メガソーラー実証研究設備系統図
Okidenmidrogrid4_6
-----image : 同リリースより

8.その他マイクログリッド導入設備の概要
.....多良間島※4 太陽光発電設備 250kW
安定化装置 250kW
最大需要電力に対する太陽光発電導入比率 22%
工事完了日 平成22年8月26日

.....与那国島※4 太陽光発電設備 150kW
安定化装置 150 kW
最大需要電力に対する太陽光発電導入比率 7%
工事完了日 平成22年 9月 8日

.....北大東島※4 太陽光発電設備 100kW
安定化装置 100kW
最大需要電力に対する太陽光発電導入比率 16%※3
..........
※1:太陽光パネルについて、9割を結晶系太陽電池、1割を薄膜系太陽電池で構成
※2:安定化装置の蓄電装置は、リチウムイオンキャパシターを採用
※3:太陽光発電導入比率については、既設の太陽光発電設備40 kWを含む
※4:(参考)プレスリリース
・「平成22年 8月26日多良間島マイクログリッドシステムの設置工事の完了について」
・「平成22年 9月8日与那国島マイクログリッドシステムの設置工事の完了について」
・「平成22年 9月29日北大東島マイクログリッドシステムの設置工事の完了について」
.......... "

関連
沖縄電力プレスリリース / (H21.07.01) 平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業の採択について(PDF)

" ..........
【事業について】
(1) 工事開始:平成21 年8 月(予定)
(2) 実証試験場所:沖縄県宮古島、与那国島、北大東島、多良間島
(3) 太陽光発電システムの予定規模:宮古島4,000kW、与那国島150kW、北大東島90kW、
多良間島230kW

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Okidenmiyakojimamicrogrid
-----image : 上記リリースより

平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業費補助金に係る補助事業者の公募について-----資源エネルギー庁、平成21年6月9日

経済産業省、離島での新エネルギー導入促進のためのグランドデザインを策定。相談窓口も開設予定 / 島の自然エネルギー-----ソフトエネルギー、2009/08/27

経済産業省、10離島で太陽光発電のための次世代送配電ネットワーク、マイクログリッドの実証事業を開始-----ソフトエネルギー、2009/07/06


追加情報
旭化成FDKエナジーデバイス、世界最小クラスの15V(500F)リチウムイオンキャパシタを開発-----ソフトエネルギー、2013/10/25

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三井造船、六ケ所村に風力発電設備のメンテナンス強化のための風力発電トレーニングセンター建設

 三井造船、六ケ所村に風力発電設備のメンテナンス強化のための風力発電トレーニングセンターを建設したそうです。
 大型風力発電の頭頂の発電機が収納された箱様の部分をナセルというそうです。nacelleを辞書で調べると、飛行機の機関室と積載部を合わせた部分やさらに気球のつりかごを意味するようですね。風力発電の支柱のタワートップ(頭頂部)の写真でみると箱に見える部分です。

Wikipedia : Nacelle

 今回の施設は、日本で初めての風力発電用のメンテナンス要員育成施設だということです。海外では、さらに大型の実際の大型風車を使っての施設がイギリスなどにあります。日本の風車、いろいろと普及のためには乗り越えなくてはならない壁があります。もちろん技術やメカ二カルな問題だけではありません。しかし、それがもっと必要とされるならば、こうした施設への要求は高まるはずです。

プレスリリース / 三井造船、2010年09月29日
風力発電トレーニングセンターが完成 -拡大する風力発電設備のメンテナンス強化に寄与-

20100929_ph01
-----image : 同リリースより

" 三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、JA三井リース株式会社(本社:品川区東五反田、社長:安田 義則氏)から受注した、日本風力開発株式会社(本社:港区新橋、社長:塚脇 正幸氏)グループのイオスエンジニアリング&サービス株式会社(本社:港区新橋、社長:坂東 松夫氏)向けの「風力発電トレーニングセンター」をこのたび引き渡しました。

本施設は、国内で拡大しつつある風力発電施設のメンテナンス体制の確立を目指すために建設された日本で初めての風力発電用のメンテナンス要員育成施設です。

風力発電のメンテナンスは、地上数10mのタワー上のナセル(*)内で行われますが、そのメンテナンストレーニングを行う施設は日本にはありませんでした。これまではメンテナンス要員の代表を海外のトレーニング施設などに派遣し、メンテナンス指導に当たっていました。

現在、日本には風力発電設備が約1700基稼働しており、今後も洋上風力発電などを含め風力発電施設は拡大していくと考えられますが、設置スピードに比してメンテナンス体制はこれから整備していく状況となっており、本施設の稼働がメンテナンスの要員育成や技術向上に役立つと期待されます。

三井造船は、風力発電施設の建設を数多く手がけていますが、今後も拡大が見込まれる風力発電市場に対して、機器メーカーとしての強みを活かし、洋上はもとよりメンテナンス分野にも積極的に取り組んでいきます。

(*)ナセル:風車の一番上にある発電機、増速機等が納められている部分

施設概要
設置場所 青森県上北郡六ヶ所村..........
大きさ 敷地面積 2010.67m2、建築面積 441.51m2、鉄骨造平屋建
特長 研修室と実習室を平行配置し、間仕切りに大きなガラス開口を入れる事で、常に実機を見られる空間構成。訓練室上部に大きなトップライトがありそこから採光を取ることにより昼間は照明を使わない省エネ設計となっている。また冬場の卓越風向きを考慮した屋根の形状になっており、屋根面の雪が飛ばされ積もりにくい屋根形状となっている。
.......... "

関連
三井造船昭島研究所 : プロジェクト / 洋上風力発電

" プロジェクト
マイティホエール(波力発電)
海水中ウラン捕集の海洋実験
飛行船(成層圏プラットフォーム)
MWD(リアルタイム掘削情報探知システム)
メガフロート、エコフロート
SPM(一点係留システム)
TLP(テンションレグ・プラットフォーム)
洋上風力発電 "

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独イーオン E.ON、デンマークのバルト海にシーメンス 2.3MW90基合計207MWの洋上風力発電所 Rosand IIの運用を開始

 独イーオン E.ON、バルト海のデンマーク沖にシーメンス 2.3MW90基合計207MWの洋上風力発電所 Rosand IIの運用を開始したと発表しました。同地区Rosand付近には165MWの洋上風車が運用を開始しており、洋上風車のメッカとして活況を呈しているようです。欧州全体で洋上風車の開発は、競うように行われています。100mの高度で平均風速8.5-10.0m/sのレッドスコア(ブルースコア > 10.0m/s)の地帯でも旺盛な開発が行われています。

Rosand2_offshore_wind_farm-----image : Google Map - Rosand付近より

 今回、Rosand IIで作用されたシーメンスの2.3MW大型風力発電機の直径は93mだということですので、デンマークで以前にも採用されたSWT 2.3 93のようです。

 リリースによると、イーオン E.ONは、今年イギリスのRobin Riggに180MW、ドイツ初の洋上風力発電所alpha ventusにも参加し完成をさせたということです。さらに、完成すれば世界最大1GWの洋上風力発電所となるイギリスのLondon Arrayにも参加しているということです。

プレスリリース / E.ON,10/12/2010
E.ON celebrates inauguration of one of the world’s largest Offshore Wind Farms in the Baltic Sea

Vis_roedsand_03_72dpi
-----image("Rodsand II Wind Park,Denmark") : Source: E.ON

"Today the Danish Climate and Energy Minister Lykke Friis officially inaugurated E.ON’s offshore wind farm Rosand II. Rodsand lies between the German island of Fehmarn and the Danish island of Lolland and is currently the largest of E.ON’s six offshore wind farms and one of the largest operating in the world today. With a capacity of 207 megawatt it will provide enough clean, renewable energy for 200,000 homes. The turbines, each with capacity of 2.3 MW and rotor diameters of 93 meters, are supplied by Siemens. E.ON has invested approximately ?400 million in this wind farm. The project was completed three month ahead of schedule ? an extraordinary success in the still young offshore wind industry.

With this inauguration E.ON has reached a further milestone in the expansion of offshore wind power. Besides Rodsand, two other E.ON offshore wind farms became fully operational this year: Robin Rigg, one of the U.K.’s largest offshore wind farms with a total capacity of 180 megawatts, and alpha ventus in Germany, the world’s first far shore, deep water wind farm. E.ON is also constructing, with partners, the London Array which with capacity of 1 gigawatt when fully completed will be the world’s largest offshore wind farm. Since 2001 E.ON has invested more than ?1 billion for offshore projects and will further expand its capacity with a project pipeline of more than 4 gigawatts.
.......... "

関連
EON : Turning on
to Turbines - Worldwide
/ offshore

参考
Lillgrund, Sweden: Learn more about one of the largest offshore windparks in the world

(siemens,2008年09月05日)

London Array

-----

スウェーデンのバッテンフォール社、イギリスにおいてVestasのV112-3.0 MW×100基の世界最大の洋上風力発電所サネット Thanet offshore wind farm を完成-----ソフトエネルギー、2010/09/22

欧州風力エネルギー協会 European Wind Energy Association、2010年上半期の洋上風車 Offshore wind の記録的な進行を報告-----ソフトエネルギー、2010/07/29

EU、オフショア風力発電! エネルギーは海を超えてやってくる-----ソフトエネルギー、2009/10/01

デンマーク、世界最大の洋上風力発電所群の設置を完了。91基、209MWのOffshore wind farmの壮観-----ソフトエネルギー、2009/09/25

ドイツ初のオフショアウィンドファーム、Alpha Ventus wind farmが完成。巨大な風力発電機が回りはじめた-----ソフトエネルギー、2009/11/17

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アメリカ中部大西洋岸における大規模洋上風力発電用海底送電網整備計画 Atlantic Wind Connection (AWC) HVDC にGoogle、丸紅らが参画を発表

 アメリカの洋上風車の爆発的な普及のためには、国の政策を待たずに、巨大なインフラを民間出資でまずは動いてしまおうというGoogleらの計画が始まるそうです。
 Googleの公式ブログによると、アメリカ東海岸における大規模洋上風力発電用海底送電網整備計画 Atlantic Wind Connection (AWC) HVDC にGoogle、丸紅らが参画するということです。中部大西洋岸、ニュージャージー州、デラウェア州、メリーランド州、バージニア州の4州沿岸にまたがる350マイル(560km)におよぶ大型風力発電機を結ぶ海底送電網整備計画 Atlantic Wind Connection (AWC)は、将来的には6000MWもの洋上風力発電機群建設しつなぐ計画のバックボーンとなります。
 送電網は、高圧直流方式 high voltage direct current (HVDC) で建設され、約1,500 MWの第1セグメントは、2013年中の建設着工、2016年中の操業開始を目指すということです。

 アメリカの洋上風車、つい最近までようやくケープコッドの大規模洋上風力発電所建設計画にゴーサインがでたものの、コストや資金の問題が大きな課題だとされていました。それが、なんと国より先に民間が動きました。ヨーロッパが先行し、中印も力を溜め、洋上風車の可能性を追求する流れは、5年遅れたら国の産業にとって致命的な遅れとなる大きな動きになってきました。イギリスのVestas V112-3.0 MW×100基の世界最大の洋上風力発電所サネット Thanet offshore wind farmは、現実的なインパクトをもった出来事でした。陸から、海へ、課題は巨大なインフラ整備。それに取り組む今回の計画、ダイナミックな国のエネルギーを語りうる巨大なプロジェクトの発進です。

The wind cries transmission-----Official Google Blog,10/11/2010

Transmission
-----image : 同リリースより

" We just signed an agreement to invest in the development of a backbone transmission project off the Mid-Atlantic coast that offers a solid financial return while helping to accelerate offshore wind development?so it’s both good business and good for the environment. The new project can enable the creation of thousands of jobs, improve consumer access to clean energy sources and increase the reliability of the Mid-Atlantic region's existing power grid.

When built out, the Atlantic Wind Connection (AWC) backbone will stretch 350 miles off the coast from New Jersey to Virginia and will be able to connect 6,000MW of offshore wind turbines. That’s equivalent to 60% of the wind energy that was installed in the entire country last year and enough to serve approximately 1.9 million households.
.......... "

プレスリリース / Atlantic Wind Connection (AWC),October 12, 2010
Major Wind Energy Backbone Transmission Project Announced by Trans-Elect; Backed by Good Energies, Google and Marubeni Corp. Will Enable Offshore Wind Energy Growth in Mid-Atlantic Region, Spur Jobs and Economic Growth
/ AWC FAQ
 - FAQs of Oct 12

" Q1. How much will the project cost?

The first segment of the project’s EPC direct costs will be approximately $1.3 billion. We will, however, have a more refined estimate of the project cost when we submit our filing to the Federal Energy Regulatory Commission later this year. "


/ ATLANTIC WIND CONNECTION Background information on Atlantic Wind Connection’s FERC filing

参考
Google sink billions in offshore wind

(itnnews,2010年10月13日)

米国中部大西洋岸地域における大規模海底送電線事業開発へ米グーグル社などと参画する件-----丸紅、2010年10月12日

" ..........
丸紅がグーグル社、グッドエナジー社、アトランティック社と共同開発を行う大規模海底送電線は、今後中部大西洋岸4州(ニュージャージー州、デラウェア州、メリーランド州、バージニア州)沿岸に建設が予定されている洋上風力電源と同州内陸電力系統を接続するものであり、将来的には約6,000 MW相当の洋上風力電源を接続する見通しです。送電線開発・建設は5つのセグメントに分けて順次推進し、約1,500 MWの送電容量を持つ第1セグメントの開発を今後2年に亘り行い、2013年中の建設着工、2016年中の操業開始を目指します。
.......... "

追加情報
米グーグル・丸紅の風力送電網計画、規制上の問題クリア-----ロイター、2012年 05月 15日

"..米内務省は14日、提案されている送電網の敷設エリアについて、「競合する関心の重複はない」との判断を下した。これにより、プロジェクトは環境調査に進むことになる。.."

アメリカエネルギー省、洋上風力発電プロジェクトに6年間で1億8000万ドル、約150億円の補助金を発表-----ソフトエネルギー、2012/03/12

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神戸市、大阪ガス、神鋼環境ソリューション、日本初のバイオガス都市ガス導管注入実証事業を開始

 昨年、我が国初の自治体と企業が行う下水処理場で発生したバイオガスを都市ガス導管注入実証事業を開始すると発表がありました。神戸市の東灘の下水処理場において発生したバイオガスを大阪ガスの都市ガス導管に注入する画期的な実証事業となります。

神戸市、神鋼環境ソリューション、大阪ガス、神戸市東灘の下水処理場における日本初のバイオガス都市ガス導管注入実証事業を発表-----ソフトエネルギー、2009/10/21

 神鋼環境ソリューションは、「こうべバイオガス」の高度精製設備を建設・運営などを担うということです。この事業が成功し、評価されるならば、下水処理場はエネルギー工場となる画期的な事業です。

プレスリリース / 神戸市、平成21年10月12日
神戸市東灘の下水処理場において日本初のバイオガス都市ガス導管注入実証事業を行います-----http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2010/10/20101012301501.html

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-----image : 同リリースより

"神戸市(市長:矢田 立郎)、株式会社神鋼環境ソリューション(社長:青木 克規、以下神鋼環境ソリューション)、大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕、以下大阪ガス)は、このたび、神戸市東灘処理場内に建設していたバイオガスを都市ガスとして活用するための設備が完成したため、発生するバイオガス「こうべバイオガス」の都市ガス導管への注入を開始いたします。
 都市ガス仕様に精製した下水汚泥由来のバイオガスを、直接都市ガス導管に供給する試みは日本初であり、本事業を通じて運営方法や経済性を検証し、「再生可能エネルギーであるバイオガス活用の神戸モデル」を示すことで同様事業の普及促進やバイオマス資源の有効利用につなげていきます。
 
 バイオガスとは、下水汚泥や食品残渣などの有機物が発酵して発生するメタンを主成分とする可燃性ガスで、未利用の再生可能エネルギー源であることから地球温暖化対策の一つとしてその有効利用が期待されています。
 神戸市と神鋼環境ソリューションは平成16年度より、神戸市東灘処理場で発生したバイオガスを精製し、天然ガス自動車の燃料として利用する「こうべバイオガス」の運用を行っています。「こうべバイオガス」は、メタン成分97%以上を占める高品質なガスですが、バイオガスのさらなる活用を目指し、平成20年度より、3者で大阪ガス「バイオガス購入要領」にて定める基準に基づき都市ガスとして活用することを検討してまいりました。昨年度より、「バイオガス等未活用エネルギー実証試験補助金」を活用し、「こうべバイオガス」に含まれる微量成分(酸素、二酸化炭素等)の除去や、熱量を調整するなどの設備を整備し、大阪ガスの供給する都市ガスと同等の品質に精製する試運転を行ってきました。そして、この度、所定の基準を満たす事が確認できたため、都市ガス導管への注入事業を開始いたします。
 事業中は、運営の効率化や都市ガス導管へ供給するための技術の確立に向け、3者が協力して1・都市ガス注入の安定性確保、2・設備運営データの取得及び解析、3・事業収支および採算性の評価、4・技術課題の検討および改善、5・運用・維持管理体制の確立などの課題の解決に取り組んでまいります。
 東灘における取組みは、地域のバイオマスから発生したバイオガスを高度に精製し、都市ガスの製造所を通すことなくそのまま都市ガスとして供給するもので、これにより、都市ガスの製造所との距離に制約を受けることなく、下水処理場等で発生するバイオガスを余すことなく有効利用することができるようになります。さらには、都市ガスとともに供給することで、再生可能エネルギーの供給安定性という課題を完全にクリアーすることができる試みです。
 また、神戸市で発生した下水汚泥を活用し、再生可能エネルギーとして神戸市民が使用する、循環型社会のモデルとして、その効果が期待されます。
 本事業を通じて、人類が存続する限り枯渇しない資源であるバイオガスの都市ガス利用を実証し、低炭素・循環型社会の構築に貢献していきます。

事業の概要
1.事業の目的
 東灘処理場で発生するバイオガス(消化ガス)を都市ガスと同等の品質に精製し、都市ガス事業者の導管網を通じて都市ガスとして供給すること。

2.参加者と役割(別紙参照)
神戸市:「こうべバイオガス」の供給等
神鋼環境ソリューション:「こうべバイオガス」の高度精製設備の建設・運営等
大阪ガス:高度精製されたバイオガスの買収、都市ガスとしての供給等

3.期間
経済産業大臣の採択事業者となった(社)都市ガス振興センター「バイオマス等未活用エネルギー実証試験費補助金」の交付決定日(平成21年10月19日)から平成33年3月31日まで。

4.本事業によるCO2削減効果
本事業で導入されるバイオガス量は当初約80万立法メートル(45メガジュール/立法メートル)、約2千戸の家庭が1年間に使うガス量に相当し、これによるCO2削減量は約1,200トン-CO2/年。
..........
〈CO2削減前提条件〉
1・ガス導管への供給量を80万立方メートル/年(45メガジュール/立法メートル)、家庭用月平均1戸当たりガス使用量を33立方メートル(平成13年4月から平成18年3月末の5年間の平均月間使用量)として計算
2・CO2削減量は、都市ガスの代替としてガス導管に供給する80万立法メートル/年(45メガジュール/立法メートル)に都市ガスの温室効果ガス排出係数2.29キログラム-CO2/立法メートル(45メガジュール/立法メートル換算)を乗じた数値から高度精製に必要な電力、熱量調整用LPGによるCO2排出量を差し引いた数値
.......... "

関連
日本初、神戸市東灘処理場において、下水道バイオガスである「こうべバイオガス」の都市ガス導管注入を開始します-----大阪ガス、2010年10月12日

神鋼環境ソリューション / 2010.10.12 日本初、神戸市東灘処理場において、下水道バイオガスである 「こうべバイオガス」の都市ガス導管注入を開始します

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-----image : 同リリースPDF資料より

参考エントリー
東京都下水道局、清瀬水再生センターの下水汚泥ガス化炉の運用開始へ-----ソフトエネルギー、2010/07/28

"下水汚泥を蒸し焼きにして可燃性のガスを生成し、施設内で熱源として有効利用し、残りを発電し電力としても利用する"

追加情報


神戸市、大ガスとメガソーラーとバイオガス利用した発電事業-----日刊工業新聞、2013年04月9日

".....2013年9月に着工し、12月の稼働を目指す。事業名は「こうべWエコ発電プロジェクト=イメージ」で、神戸市の同処理場で汚泥から精製したバイオガスと太陽光パネルなどの設置場所をエナジーバンクジャパンが利用する....."

神戸市、東灘処理場で汚泥と洋菓子残渣+木質系でバイオガス「KOBEグリーン・スイーツプロジェクト」実証実験開始-----ソフトエネルギー、2011/08/02


参考
生ごみ“まるごと”バイオガス化を可能にする生分解性ごみ袋とその高速分解方法の技術を確立~生ごみからの再生可能エネルギー回収技術の向上-----大阪ガス、2009年9月16日
コメント続き

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三菱重工、米アーカンソーで2.4MWの主力大型風力発電機のナセル(塔頂発電部)工場着工。生産開始は2011年秋

 三菱重工は、アメリカ、アーカンソー州フォートスミス市で主力の2.4MWの大型風力発電機のナセル(塔頂発電部)の工場の建設に着手したことを発表しました。同社の海外初のナセルの工場となるこの施設からは、2011年の秋頃より生産を開始できる見込みだということです。当面の生産能力は年間約60万kW、330人規模の雇用を予定しているということです。
 ナセルとは、風力発電機の支柱の塔頂部にある回転軸、発電機、増速機、制御装置、電気設備などを収納するスペースのことで、国内モデルのMWT92/2.4の場合、タワーの高さは70mで、その塔頂部のナセルに直径92mの三枚の回転翼が取り付けられています。

 同社は、世界市場への展開を本格化しつつあり、北米大陸での生産拠点の整備が今後も行われるとみられています。世界の風力発電市場は、今後ますます拡大するとみられる一方、日本国内の大型風力発電の状況はいろいろな意味でいい状態とは言いがたく、将来の展望もはっきりとしない状況を考えると、少し複雑な心境になります。

プレスリリース / 三菱重工、2010年10月8日
米国アーカンソー州の風車ナセル工場 工
生産開始は2011年秋
-----(E)

".....米国アーカンソー州フォートスミス市に設立する風力発電設備組立工場の建設を開始した。同設備の中核機器であるナセルを生産するための工場で、当面の生産能力は年間約60万kW。需要拡大が期待される北米市場の需要を取り込んで、シェア拡大を目指す戦略拠点となる。生産開始は2011年秋。当社が海外でナセルを生産するのは同工場が初めて。
..........
新工場は、当社原動機事業の米国拠点であるMitsubishi Power Systems Americas, Inc.(MPSA、本社フロリダ州)が運営・管理する。当面、当社の主力大型機種である2,400kW風車を年間約250基生産する方針で、その後段階的に生産量を拡大していく計画。また、今後需要の伸長が予想される低風速域向け長翼機種の投入なども検討していく。敷地面積約36万m2、工場建屋面積約1万9,000 m2で、330人規模の雇用を予定。
 なお、今回の工場建設には州および市政府による優遇策が付与されるほか、連邦政府の再生エネルギー事業に対する税優遇制度措置の対象にもなっている。

 ナセルは、風力発電設備のタワー頂部にある風力を電力に変える装置。風車の回転軸、発電機、増速機、制御装置、電気設備などで構成する。
.......... "

関連
三菱重工 : 風力発電プラント / 三菱車/MWT92/2.4

Mhimwt9224
-----image : 上記サイトより

" 主な仕様
ロータ直径 92m
回転数(定格) 9.0~16.9rpm(可変)
翼長 44.7m
定格出力 2,400kW
タワー ハブ高さ 70m "

Mitsubishi Power Systems America
/ Wind Turbine Generators
/ Wind Turbines

"MPSA offers the following wind turbine models:
MWT-1000A/1.0
MWT92/2.4
MWT95/2.4
MWT 92/2.3
(for IEC Class I)
MWT 100/2.4
MWT 102/2.4 "

Mitsubishi Building New Wind Turbine Facility In Fort Smith,..

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JFEエンジニアリング、中国で食品残渣バイオガス発電システムを初受注

 JFEエンジニアリングは、中国河南省鄭州市のレストラン厨芥処理事業向けに食品残渣バイオガス発電システムを受注したということです。
 中国では一般廃棄物、産業廃棄物、下水汚泥、レストラン厨芥のほとんどが埋立て処分されているそうです。食品残渣バイオガス発電システムより、レストランから出る生ごみの収集・運搬からバイオガス製造までを一貫して行うことで、埋立処分場の確保が不要となり、さらにバイオガス発電により資源化できるということで、普及が期待されます。

プレスリリース / JFEエンジニアリング、2010年9月6日
食品残渣バイオガス発電システムを中国で初受注

E10014_03
-----image : 同リリースより

" .....中国河南省鄭州市のレストラン厨芥処理事業向けにバイオガス発電システムを受注しました。本件は、中国における食品残渣を燃料としたバイオガス発電システムの当社初号機となります。

 当社は、中国国内でレストラン厨芥処理事業を展開する青海潔神環境能源有限公司(中国青海省西寧市 以下:青海潔神)と、主要機器供給の業務提携契約※を結び、青海潔神が鄭州市から受託した同事業へ、メタン発酵設備およびガス発電設備を供給します。
 レストラン厨芥の収集・運搬からバイオガス製造までを手掛ける青海潔神が、当社機器を導入することにより、日量200トンのレストラン厨芥から900kWを発電し売電することができます。

 中国では一般廃棄物、産業廃棄物、下水汚泥、レストラン厨芥のほとんどが埋立て処分されているため、最終処分場の逼迫や周辺環境の汚染が深刻な問題となっており、廃棄物の適正処理による減容化、再資源化のニーズが高まっています。特にレストラン厨芥の処理については、収集・運搬から無害化・再資源化までを一貫して行う事業権を市が民間企業に付与し、インフラ整備を加速させる動きがあります。
..........
E10014_02
-----image : 同リリースより
.......... "

関連
JFEエンジニアリング : バイオマス・廃棄物エネルギー / バイオガス利用
" 士幌町農業協同組合様(北海道)向け食品加工残渣バイオガス化システム "

コメント続き

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竹中工務店、建物の揺れを防ぐ制振装置と増幅器を組み合わせ、約45倍も効率のいい振動発電システムを開発

 竹中工務店は、建物の揺れを防ぐ制振装置を開発していて、今回振動発電機と振動増幅器を組み合わせることで、振動発電における発電量を約45倍に高めることに成功したということです。
 建物内の設備機器の振動、歩行や列車の振動などの弱い振動も増幅して使うことができ、設置すれば半永久的に発電する発電方法として注目を集めそうです。
 当初、研究開発中の技術としての発表だと考えていましたが、リリースによれば来年度中にオフィスや工場向けなどへ採用を目指しているということです。意外に実用化まで近い技術なので驚きました。

 今回利用している技術は、高層建物で利用されるTMD(チューンド・マス・ダンパー)という技術を増幅器に応用しているということです。通常のTMDは、揺れに同調する振り子を用いて建物の揺れを抑制する装置です。建物の不快な揺れを抑える技術だということです。竹中工務店のホームページを見ると、これ以外にもいろいろな免震、制振技術があり、現在のさまざまな建物の居住性能や使用感を高めていることがわかりました。通常は、揺れを抑える技術を、揺れを増幅する技術にしてしまった発想の転換が見事です。

プレスリリース / 竹中工務店、2010年9月16日
建物の揺れを防ぐ制振装置が話題の振動発電に一役

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-----image : 同リリースより

" 振動発電機と振動増幅器を組み合わせることで発電量を約45倍に
竹中工務店(社長:竹中統一)は、建物内外で発生する小さな振動を振動増幅器で増幅させることにより、振動発電機の発電量を増加させるシステムを開発しました。当社技術研究所内で振動発電機と振動増幅器を組み合わせた試作機を用いて実験したところ、振動発電機のみで発電した場合に比べて発電量が約45倍になりました。
振動発電は、建設工事中に発生する振動や建物内で常時稼働している設備機器の振動、歩行振動や列車振動などの小さな振動「環境振動」を利用して行います。環境振動を利用した振動発電は、電子機器の消費電力が数十から~数百mWまで下がってきたことで適用範囲が広がってきています。
本システムは、建物床の制振装置として広く使われている※「TMD(Tuned Mass Damper)」を振動増幅器として利用するもので、振動を制御しながら高効率の発電を可能にしました。

※TMD
おもりとバネを組み合わせた振動体を作り振動を制御したい部分に取り付けることによりおもりは大きく振動する代わりに振動を止めたい場所の振動が小さくなる仕組みのこと。おもりを分割して振動源に合わせて各おもりを動かすことにより、幅広い振動数の振動にも対応可能。

【特徴】
■発電量を約45倍にすることが可能
振幅が大きくなると発電量も増加するという振動発電機の特徴に着目し、振動発電機に伝わる振動の振幅を約6.7倍に向上させ、発電量を約45倍にすることができました。

■幅広い振動数の領域で振幅を大きくし、発電効率の大幅な低下を防止
発電機の発電効率が最も良い振動数(25~30Hz)の時に発電する電気量を、数倍広い振動数(22~42Hz)にわたる約4倍の振動数帯で確保することが可能になり、適用範囲が広がりました。

■振動を利用して発電するどんな方式の発電機とも組み合わせて適用が可能
振動発電の発電方式には、素子が歪む際に電気が発生する「圧電型」、磁石とコイルの移動によりコイルを通る磁束が変化して電気が発生する「電磁誘導型」、電荷を帯びた電極同士の位置がずれることで電気が発生する「静電誘導型」による発電の3タイプがあります。
今回の試作機は電磁誘導型を採用しましたが、本システムの増幅機構はどのタイプの発電方式とも組み合わせが可能なため、設置場所や用途に応じて幅広く活用していくことが可能です。

【開発経緯】
振動発電における大きな課題は、「発電量の少なさ」と「振動数のズレ」でした。振動発電は、微小な振動をエネルギー源としており、得られる電力が限られていました。また、従来の発電機は効率よく発電できる振動数が限定されていたため、振動源の振動数が変化した時に著しく発電量が低下するという難点がありました。
本振動発電システムにより、「発電量の少なさ」と「振動数のズレ」の両方が同時に克服され、発電場所(振動源)をえらぶことなく振動発電機を設置することが可能になりました。
.......... "

関連
竹中工務店ソリューション・サービス : 不快な揺れを防ぐ
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米サンエジソン SunEdison 、韓国で400MWの太陽光発電所建設へGo!

 アメリカのサンエジソン SunEdisonが韓国の慶尚南道 Gyeongsang-do において、2013年までに400MWの太陽光発電所を建設する運びとなったことを発表しました。この計画は、一箇所で40MWということではなく、行政府・慶尚南道が保有する土地や建物に分散して設置される運びとなるということです。
 韓国は、政府の強力な後押しもあり、太陽電池関連企業が懸命に海外のメーカーを追撃する体制を整えています。その動きの流れとして、海外の太陽電池関連企業との協力を進めています。その結果、大型のプロジェクトをを進めるなど、多彩な展開で欧米、日、中の先行する国を追いかけています。太陽光発電事業を国の新たな産業の一つの柱とする動きを活発化させているようです。

 この計画で利用される太陽電池は、太陽電池ウェハーメーカーのMEMC Electronic Materialsの名があがっているだけで特定のメーカーが選ばれているわけでななく、この計画をあしがかりに太陽光発電の大小の事業の展開のためのノウハウをもつ米サンエジソン SunEdison の営業能力も含めた提携と考えられます。韓国の動きは、なかなかダイナミックな気がします。
 
プレスリリース / SunEdison,Sept 10, 2010
SunEdison Signs MOU for 400MW of Solar Projects With Provincial Government in Korea

" SunEdison, the solar energy development subsidiary of MEMC Electronic Materials (WFR ), and Gyeongsangnam-do ("GSND"), a provincial government in southeastern Korea, today announced the execution of a non-binding Memorandum of Understanding (MOU) for the establishment of 400 megawatts (MW) of solar power plants in the Korean province.

Subject to negotiation and completion of definitive agreements, it is expected that SunEdison will utilize public land and building rooftops to build 400MW of solar power plants. GSND would support SunEdison in securing the proper land or building areas and in completing the authorization and permission processes. The projects are expected to be completed by the end of 2013.
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関連
SunEdison : Client Connect Portal
Sunedison
-----image : 上記サイトより

慶尚南道Gyeongsang-do

米サンエジソン、韓国で400メガワットの太陽光発電所を開発-----エクール、2010年09月16日

Wikipedia : 慶尚南道

参考
korea.net : President Lee Myung-bak marks first anniversary of presidency - Green New Deal

韓国、太陽電池関連企業が相次ぎ能力増強へ-----chemicaldaily.co.jp, 2010年10月5日

カナダで50MWの太陽光発電所建設計画が、、、-----しなやかな技術研究会β、2006-11-08

World's Largest Photovoltaic Project Planned in Nevada(世界最大の太陽光発電所、米で建設開始。2007年から18MW) / クリッピング solarbuzz.com-----ソフトエネルギー、2006/04/19

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東海大学ソーラーカーチーム、サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ South African Solar Challenge 総合優勝!

東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが南アフリカで開催されたサウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジ South African Solar Challenge で総合優勝を果たしました。2年前の2008年の前大会でも優勝している同チームは、地球1周の10分の1に当たる4,061.8kmの走行距離を45時間5分で完全走破。全行程の平均時速は90.1kmを記録したということです。

 本当におめでとうございます。
 サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ South African Solar Challenge 総合優勝!

SASC 2010 Part 4(レース1日目)

(SASC2010, 2010年09月25日)

プレスリリース / 東海大学チャレンジセンター、2010/10/5
サウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジで総合優勝しました

20101005111102
-----image : 同リリースより

" 東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが、9月22日から10月2日まで南アフリカ共和国で開催された国際自動車連盟公認のソーラーカーレース「South African Solar Challenge 2010(サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010)」で総合優勝を達成しました。2008年の前回大会に続く制覇であり、昨年に豪州で開かれた「Global Green Challenge 2009(グローバル・グリーン・チャレンジ2009)」に続いての国際大会優勝です

サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010は、首都プレトリアをスタートし、ケープタウン、ダーバンなどの都市を経由して再びプレトリアに戻るという、4,000kmを超える距離で競う公道レースです。東海大学チームは9月23日にスタートし、10月2日の正午(現地時間)にゴールしました。地球1周の10分の1に当たる4,061.8kmの走行距離を45時間5分で完全走破。全行程の平均時速は90.1kmを記録し、さらには高低差約 2,000mという過酷な条件下での走りを評価され、特別賞として「キング・オブ・マウンテン賞」も受賞しています。
.......... "

関連
シャープ : シャープ製 太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2010」に参戦(リポート)
" 太陽電池の種類:シャープ製化合物太陽電池
セル変換効率:30%
出力:1.8kW "

シャープ製太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが南アフリカ共和国のレースで大会連覇を達成-----シャープ、2010年10月4日

101004b_1
-----image : 上記サイトより

Tokai University’s Solar Car Equipped with Sharp Solar Cells Wins Second Consecutive Victory-----FINANCIAL,04/10/2010

東海大学、前回2008年優勝のサウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ South African Solar Challengeに2010年もシャープ製太陽電池で参戦-----ソフトエネルギー、2010/08/06

South African Solar Challenge 2008に東海大のソーラーチームが参戦。ドライバーには、OBの篠塚建次郎さんも参加し南ア4175キロ走破に挑む-----ソフトエネルギー、2008/09/29

SASC 2010 Part 12

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オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、ハワイのブイ型波力発電装置 PowerBuoy(R) の米初の系統連系運用を開始

 日本での波力発電の計画があるとされる、オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies のブイ型発電装置 PowerBuoy(R)が、ハワイのKaneohe Bayの海軍基地内の実験サイトにおいて、アメリカ初の波力発電による系統連系による運用を開始しました。
 2009年の12月に設置されたブイ型の波力発電装置 PB40-PowerBuoy(R) は、海岸から1kmほどのところの水深30mほどのところで今回の運用実験にむけて準備をされてきました。PB40-PowerBuoy(R)の出力は40kWでサイズは、直径約3.6mで縦の長さが16.5mほどです。運用中は大半の部分が海中に没します。波の上下運動に合わせて上下する浮きが海面に浮いた状態で固定された形になるリング状のフロートの空洞部分を上下することで発電を行ないます。
 これらの運用実験で得られたデーターは、同社が世界各地で今後展開する波力発電プロジェクトや大型の150kW機となるPB150-PowerBuoy(R) の開発に供されるということです。

 現在同社のホームページでアナウンスされているハワイ以外のプロジェクトは、Atlantic City(New Jersey)、ReedsportおよびCoos Bay(Oregon)と海外のSantona( Spain)、Orkney Isles(Scotland)、Hayle(England)、そして具体的な内容は未定のようですが、日本でのプロジェクトなどがあり、今回のハワイでの実績やイギリスのオークニーでの欧州の海洋エネルギー開発拠点での成果などが期待されるところです。

プレスリリース / Ocean Power Technologies(BUSINESS WIRE),September 27, 2010
Ocean Power Technologies Completes First-Ever Grid Connection of a Wave Energy Device in the US-----OPT

" Ocean Power Technologies, Inc. (Nasdaq: OPTT and London Stock Exchange AIM: OPT) (“OPT” or the “Company”) announces that it has completed the first-ever grid connection of a wave energy device in the United States at the Marine Corps Base Hawaii (“MCBH”), in conjunction with the US Navy. This connection demonstrates the ability of OPT’s PowerBuoyR systems to produce utility-grade, renewable energy that can be transmitted to the grid in a manner fully compliant with national and international standards.

The PB40 PowerBuoy is part of OPT’s ongoing program with the US Navy to develop and test the Company’s PowerBuoy wave energy technology. The project began as a Small Business Innovation Research (SBIR) program at the Office of Naval Research (ONR). Key program goals include demonstrating system reliability and survivability, and the successful interconnection with the grid serving MCBH.

The PowerBuoy was deployed on December 14, 2009 approximately three-quarters of a mile off the coast of Oahu in water depth of 100 feet. To date, the PowerBuoy has operated and produced power from over 3 million power take-off cycles and 4,400 hours of operation.
.......... "

関連
Ocean Power Technologies / Kaneohe Bay, Oahu, Hawaii - Project at Marine Corps Base Hawaii (MCBH)

Hawaii National Marine Renewable Energy Center : Kaneohe Site

Ocean Power Technologies from Karl Burkart on Vimeo.

波力発電のオーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、三井造船と出光興産、日本風力開発などと波力発電所建設計画に合意。日本初の本格的な海洋エネルギー発電プラント、2012年には登場か!?-----ソフトエネルギー、2009/10/15

!!HARNESSING HAWAII'S WAVE POWER!!-----SHARKSWHALESANIMALS(YouTube),2010年02月26日

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ユーラスエナジーホールディングス、カリフォルニアで三ヶ所合計45MWのメガーソーラー発電所建設を発表

ユーラスエナジーホールディングス(東京電力-60%,豊田通商-40%出資)は、カリフォルニアで三ヶ所合計45MWのメガーソーラー発電所建設する同グループとして初めての大規模太陽光発電所建設に着手すると発表しました。売電先は、PG&E社(Pacific Gas and Electric Company)で、今後も米国での太陽光発電事業は拡大することが期待できるということです。
 建設される三ヶ所の太陽光発電所は、カリフォルニア州のSun Cityに20,000kWp、Sand Dragに19,000kWp、Avenal Park に6,000kWpの規模で建設が予定され、いずれもシャープの太陽電池が利用されるということです。
 
プレスリリース / ユーラスエナジーホールディングス 、2010/9/27
米国カリフォルニア州におけるメガソーラー発電所の建設について

News_pic2010_0927-----image : 同リリースより

" .....米国カリフォルニア州において、世界でも最大級の設備容量となる総出力45,000kWのメガソーラー発電所の建設に着手いたします。 なお、2011年6月の操業開始を目指してまいります。
本事業は、ユーラスエナジーグループが初めて米国で展開するメガソーラー事業であり、太陽光発電パネルは、すべてシャープ株式会社より 調達いたします。発電した電力は、2009年12月に締結した電力長期販売契約に基づき、操業開始から20年間にわたってカリフォルニア州最大手の 電力会社であるPG&E社(Pacific Gas and Electric Company)に販売いたします。
米国では、連邦政府による補助金など支援制度の拡充に加え、カリフォルニア州を含む37州でRPS制度の導入を通じて、積極的に再生可能エネルギーの 普及を促進しており、太陽光発電の市場規模は、今後も年率40%程度の成長が見込まれております。
..........
東京電力は、『2020ビジョン』において、ゼロエミッション電源の積極的な導入を掲げており、今後、ユーラスエナジーグループを核として、 風力・太陽光発電事業など、国内外での再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでまいります。
豊田通商は、電力および再生可能エネルギーの利用による事業を重点分野のひとつとして位置づけており、特に風力発電事業は1980年代後半から いち早く取り組み、現在のユーラスエナジーに至っております。今後は、世界的な低炭素社会の構築に寄与すべく、太陽エネルギー事業の開発にも 積極的に取り組んでまいります。

ユーラスエナジーの米国メガソーラー発電事業の概要
事業会社 Avenal Solar Holdings LLC
所在地 米国カリフォルニア州
運転開始 2011年6月
発電所および規模
Sun City 太陽光発電所: 20,000kW
Sand Drag 太陽光発電所: 19,000kW
Avenal Park 太陽光発電所: 6,000kW
総事業費 約220百万ドル
スポンサー ユーラスエナジーグループ 50%、NRGグループ 50%
売電先 PG&E (Pacific Gas and Electric Company)
.......... "

関連
米国カリフォルニア州におけるメガソーラー発電所の建設について-----東京電力、平成22年9月27日-----E

ユーラスエナジー、世界最大級の45MWソーラー発電所をカリフォルニア州に建設-----環境メディア,2010/09/29

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イベント 10/16-17 「第1回全国小水力発電サミットin都留」&「元気くん2号セミナー」都留市

-----イベント案内のサイトより-----要事前申込

Top
-----image : 上記サイトより

" 「第1回全国小水力発電サミットin都留」と「元気くん2号セミナー」が開催されます!!
平成22年10月16日(土)と17日(日)の2日間、都の杜うぐいすホールと都留文科大学を会場に「第1回全国小水力発電サミットin都留」が開催されます。また、同日には都留市役所を会場に「元気くん2号セミナー」も開催されます。

平成22年10月16日(土) 13:00~17:00
場所:都の杜うぐいすホール(山梨県都留市上谷1888-1)
最寄駅:都留文科大学前駅(富士急行線)
≪事例報告≫
農業用水を生かした電力を浄水場に供給 【山梨県北杜市】
自然と共生する地域づくり  【山梨県南アルプス市】
小水力発電開発プログラムで事業者支援 【山梨県企業局】
アクアバレーつる 【山梨県都留市】

≪パネルディスカッション≫
テーマ『流れる水で地域が輝く』
    
 (終了後、交流会 17:30~19:30)

平成22年10月17日(日) 10:00~14:30
場所:都留文科大学(山梨県都留市田原3-8-1)
最寄駅:都留文科大学前駅(富士急行線)
≪分科会≫
自治体の課題と挑戦
小水力による農山村のエネルギー自立
市民エネルギー事業としての小水力
小水力甲子園~高専生・高校生交流会~

≪全体会≫
各分科会の報告

(終了後、「元気くん2号」セミナーを開催)

◎申込方法
 サミットへの参加を希望される方は、本ページの下部にある「開催案内」(PDF形式ファイル)をご確認いただき、「申込書」(PDF形式ファイル)に必要事項を記入の上、次のどちらかの方法で申し込みください。
1.FAXにてお申し込みの場合
  申込書にご記入の上、FAX 略 までお送りください。

2.郵送にてお申し込みの場合
  申込書にご記入の上、略 までお送りください。


家中川小水力市民発電所「元気くん2号」セミナー
日時 平成22年10月16日(土) 10:30~12:00
平成22年10月17日(日) 15:00~16:30

◆場所 都留市役所(山梨県都留市上谷1-1-1) 3階大会議室 最寄駅:谷村町駅(富士急行線)
◆プログラム 専門家による「元気くん2号」解説
「元気くん2号」現場見学
※ セミナーへの申し込みは、必要ありません。 
.......... 添付資料より
開催地 山梨県都留市
主 催 第1 回全国小水力発電サミット実行委員会
(都留市・全国小水力利用推進協議会・山梨県小水力利用推進協議会)
共 催 山梨県地球温暖化防止活動推進センター
後 援 環境省 経済産業省 国土交通省 農林水産省 山梨県 ...など
参加費無料(ただし、交流会参加費、昼食弁当代などはご負担いただきます)
事務局 第1 回全国小水力発電サミット実行委員会(都留市 総務部 政策形成課内)
.......... "

関連
都留市役所 / 家中川小水力市民発電所

 詳細、お問い合わせは、イベント案内のサイトをご覧ください。

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