東京都下水道局、清瀬水再生センターの下水汚泥ガス化炉の運用開始へ
東京都は下水処理施設である清瀬水再生センターに、下水汚泥ガス化炉を設置し、7月23日に完成セレモニーを行い、同四施設の運用を開始したということです。
同設備により、下水汚泥を蒸し焼きにして可燃性のガスを生成し、施設内で熱源として有効利用し、残りを発電し電力としても利用するということです。
プレスリリース / 東京都下水道局、平成22年7月26日
・下水汚泥ガス化炉完成式が行われました
-----image(”「下水汚泥ガス化炉完成式」スイッチオンセレモニー”) : 同リリースより
"7月23日(金)、清瀬水再生センターで下水汚泥ガス化炉完成式が行われましたのでお知らせします。
当日は、石原東京都知事、国土交通省技監、都議会公営企業委員会委員長をはじめ御来賓の方々に出席していただき、スイッチオンを行い、施設の運転を開始しました。
この施設では、下水汚泥を蒸し焼きにして可燃性のガスを生成し、施設内で熱源として有効利用するとともに、発電にも利用することで温室効果ガスの排出量を大幅に削減します。○「下水汚泥ガス化炉の概要」(PDF形式:204KB)
”下水汚泥ガス化炉の概要 <清瀬水再生センター>
◎日本初の下水汚泥ガス化炉が完成
下水汚泥を蒸し焼きにし、生成した可燃性ガスを、汚泥の乾燥とガス化に必要な熱源として使用。さらに、残りの可燃性ガスは発電に利用。
-----image : 上記資料より ”
.......... "
・下水道の新たな役割を切り開く新世代下水道事業に、今回9ヶ所を新規採択-----国土交通省、平成20年5月9日
" 新世代下水道支援事業制度 平成20年度(第1回目)採択箇所
東京都下水道局 清瀬水再生センター
機能高度化促進事業 新技術活用型
汚泥ガス化炉事業事業内容
汚泥ガス化炉(汚泥処理能力100t/日)及び附帯設
備の設計及び建設 "
コメント続き
東京都下水道局の自然エネルギーへの取り組みは、メタンガス利用、排熱利用、小水力、そして太陽光発電など多岐にわたっています。下水道施設というのは、さまざまなシステムの運用と実験に向いた”場所”のようで興味深いです。(t_t)
参考エントリー
・東京都下水道局、江戸川区の葛西水再生センターに独自開発の自動追尾装置付きの490kWpの太陽光発電所を完成-----ソフトエネルギー、2010/04/16
・「新型太陽光発電システムの共同研究」の開始 / プレスリリース 東京都下水道局-----ソフトエネルギー、2008/05/19
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コメント
東部スラッジプラント 核汚染 - Google 検索 http://bit.ly/lCVh5I
投稿: 清瀬は大丈夫ですか? | 2011/06/10 01:38
終にメルトスルーまで至る現実。江東区大島で希望移住地域があるという現実。 - ジャーナリスト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」 http://bit.ly/kX3WPJ
投稿: 清瀬は大丈夫ですか? | 2011/06/10 01:35