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Centre for Alt Tech -CAT-、Zero Carbon Britain 2030 ゼロカーボン・ブリテン 2030を公開

 あなたは、英ウェールズのCentre for Alternative Technologyをご存知だろうか? そこは、長きにわたり世界のラジカルテクノロジーの中心的な存在となっている場所です。年間、10万人が訪れると言われる、適正技術のディズニーランドであり、再生可能エネルギーを進める運動の精神的な支柱なのです。
 そのCATが提言であり、具体的な行動指針でもある、Zero Carbon Britain 2030 ゼロカーボン・ブリテン 2030を公開しました。
 384頁にのぼる大冊は、ダウンロード版は無料。印刷版は、£39.95 (ISBN 978 1 902175 61 4)で供されます。

・Twitter / Centre for Alt Tech:CAT launches new zerocarbonbritain2030 report - download here and help us spread the word! http://ow.ly/20b8S

 このリポートは、13の大学と12の研究機関、そして8つの企業のの協力のもとに作られた、2030年にゼロカーボン社会を英国に築きあげるための包括的なプランです。エネルギーセクターにおいては、省エネと再生可能エネルギーにより、特筆すべきは原子力エネルギーにたよらずにこの目的を達成するという内容になっています。他には、トランスポート(運輸、移動)、建物、土地利用、そして政治などを加えた読み応えのある内容です。

 今、読み始めたこのリポート。ひさしぶりに、あの「amazon : Amazon.co.jp: ラジカルテクノロジー (1982年): 槌屋 治紀: 本 」に出会った日を思い起こさせてくれます。適正技術、ラジカルなテクノロジーの大全として読みといていき、行動指針として学んでいきたいと考えています。

プレスリリース / Centre for Alternative Technology,18/06/2010
The Cuts We Really Should Be Talking About. New zerocarbonbritain2030 report launched in parliament.

" New report says Britain could cut greenhouse gas emissions to zero by 2030, creating hundreds of thousands of new jobs and regaining energy security.
A new report published by the Centre for Alternative Technology on Wednesday 16 June 2010, including input from thirteen universities, twelve research bodies and eight key industry players, highlights a path for a zero carbon transition by 2030. For the first time a comprehensive energy strategy has been produced that could reduce emissions to zero for all greenhouse gases and across all sectors.

“ zerocarbonbritain2030 shows how the right mix of wind power, hydro, solar, biomass - plus an intelligent grid to manage demand, can ‘keep the lights on’ and supply the energy the country needs? with major win-wins across the economy.” Paul Allen CAT
.......... "

関連
Zero Carbon Britain 2030 (for down load)
Zerocarbonbritain2030
-----image :「Zero Carbon Britain 2030」 カバー

Centre for Alternative Technology

CATウェブサイト日本語版

blog.cat.org.uk

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安川電機は、風力発電システム向け機器の事業”Enewin”を開始。第一弾は、大形風力発電機用コンバータ

 安川電機は、大型風力発電システム向け機器の事業”Enewin”を開始すると発表しました。第一弾は、発電電力を制御する大型風力発電機用コンバータを開発、今年度より販売を始めるということです。

プレスリリース / 安川電機、2010年05月20日
大形風力発電用システム電機品“Enewin”シリーズで、風力発電市場に参入

85_index_3_1
-----image : 同リリースより

" 第一弾として、大形風力発電用コンバータ装置を販売開始
昨今、世界的に、CO2削減の対策として自然エネルギー活用が重要視されてきています。中でも大形風力発電が注目され、2009年では、世界の新規発電設備のうち10%以上が風力発電です。また、その電機品については、高い発電効率を満足する機能や構造が要求されています。

 株式会社安川電機(取締役社長 津田 純嗣)は、そのニーズに応えるべく、これまでのドライブ技術・発電技術を活かして、大形風力発電用電機品“Enewin(エネウィン)”シリーズの製品化を進めます。
 この度第一弾として発電電力制御を行うコンバータ装置を製品化し、2010年5月より販売を開始します。
 今後も、風力発電用電機品の開発を進め、発電機等その他の製品について随時製品化することでお客様のニーズにお応えしていきます。
大形風力発電用コンバータ装置製品化

 当社独自の高圧マトリクスコンバータ技術を応用した大形風力発電用コンバータの販売をグローバルに開始しました。本製品は、大形風力発電特有の機能・構造・耐環境等に関する各種要求に対して、
・電力品質の向上(高い変換効率)
・コンパクト化(コンバータ盤設置面積の低減)
・省メンテナンス
を実現することで、ニーズに応えた製品となっています。

 当社は2005年に、交流?交流直接電源変換の「マトリクスコンバータ回路」を応用した、電源回生機能を有する高圧マトリクスコンバータ装置を世界で初めて製品化しました。今回その製品を風力発電専用に特化したコンバータ装置として製品化しました。
1) 大形風力発電用コンバータ装置販売計画
1.販売開始:2010年 5月より 
   納入開始:2010年 8月より

2.製品シリーズ:


85_index_2_1
-----image : 同リリースより

・上記以上の電圧・容量については、ご照会ください。
2) 販売計画
 2011年度 25億円、 2015年度 150億円
 発電機、各種制御システムについても、順次販売を開始していく予定です。
.......... "

関連
安川電機 : 近年の取り組み <環境エネルギー事業>

" 高効率を生み出すYASKAWAの技術力が 中国の砂漠の灌漑・緑化、CO2削減に貢献.....高効率風車(風レンズ) "

安川ニュース / 2009 YASKAWA NEWS No.288
 特集 [PDF 503KB]・地球に優しいエネルギー変換技術

安川電機の製品・技術情報サイト : インバータ Varispeed AC

" 世界初!環境にやさしい省エネドライブ
交流電圧から交流電圧を直接出力する世界初の技術で,効率的にエネルギーを有効活用できるだけでなく,従来形汎用インバータのもつ問題点を一掃する世界初のマトリクスコンバータです。 "

参考エントリー

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集光型太陽光発電の独コンセントリックス・ソーラー Concentrix Solar、北アフリカの赤道に展開予定の太陽熱発電プロジェクト「デザーテック」に参加

 太陽電池、太陽光発電の発電に締めるシェァは、せいぜい10%という、それでも前向きの意見が取り沙汰されたのは、つい5年ほど前のことです。大きな日当たりのいい土地を必要とし、天気に左右されるというデメリットが強調されていた時期です。
 しかし、今や10%どころかIEAがPV(太陽電池)とCSP(集光型太陽光発電システム)を合わせて2050年には、20
から25%という数字をあげ、他にはもっと大きなタイムテーブルを取り上げる団体なども登場し、今やその勢いは拡大する一方です。

IEA、太陽電池(PV)と集光型太陽光発電システム(CSP)により、2050年には世界の20-25%の電力を得ることができるという試算を公開-----ソフトエネルギー、2010/06/23

 集光型太陽光発電システムにつては、国内でも研究が行われています。海外では、以前からいくつかの研究機関や企業がこのCSPに取り組んでいます。しかし、熱利用の集熱型は日本では不向きとされていますので、光を集めて太陽電池素子により光起電力を発生させる、concentrator photovoltaic (CPV)方式のほうが脈はあるかもしれません。アメリカでは、SolFocus社が注目されていました。

離陸しはじめた集光型太陽電池、太陽光発電システム SolFocus-----ソフトエネルギー、2008/11/11

 そして、今回集光型太陽光発電の独コンセントリックス・ソーラー Concentrix Solarが、北アフリカの赤道に展開予定の太陽熱発電プロジェクト「デザーテック」に参加すると発表をしました。同計画は総額にすると太陽の熱と光を合わせて総額数十兆円に達すると言われる大型のプロジェクトです。独コンセントリックス・ソーラー Concentrix Solarのホームページなどから情報をクリップしてみました。

プレスリリース / Concentrix Solar,June 08, 2010
Concentrix Solar joins Desertec Industrial Initiative as associated partner

" Concentrix Solar, a leading supplier of Concentrator Photovoltaic (CPV) systems and a division of the Soitec Group (Euronext Paris), announced today that it has joined the Desertec Industrial Initiative (Dii) as Associated Partner. With this announcement, Concentrix Solar is paving the way to utility-scale CPV projects in the Middle East and North Africa (MENA). The Dii was launched in July 2009 to provide a framework for investments to supply the MENA region and Europe with power produced using solar and wind energy sources.
.......... "

Concentrix_500_w800
-----image(”Lorca power plant with solar cell”) : concentrix-iberia.com/press/photosより

Concentrix_005_w800
-----image(”Concentrix power plant in Puertollano”) : concentrix-iberia.com/press/photosより

追加情報(2013.5.29)
 ひさしぶりにコンセントリックス・ソーラー Concentrix Solarについて調べていたら、Soitec傘下になっていました。

Soitec / Solar energy / Soitec’s Concentrix™ technology

 発電のための基本的なしくみ(Concentrix社動画)は、レンズで光を集め、熱にも耐えうる特殊な仕様の太陽電池素子により発電するというものです。
 この発電方式の適地は、同社のサイトに公開されている地図によると、赤道近くに広く分布しているこれまでは砂漠など人間の利用、居住に適さいないとされてきた地域です。ヨーロッパにとっては、エネルギーは、北は洋上風車から、南は地中海を超えて砂漠からやってくる! ということで、この一大プロジェクトに集められる、風力、太陽光、太陽熱などの再生可能エネルギー利用の大型プロジェクトに注目が集まります。

デザーテック DESERTEC がヨーロッパでいよいよ始動。エネルギーは、北は洋上風車から、南は地中海を超えて砂漠からやってくる!-----ソフトエネルギー、2010/01/28
  参考

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京セラ、トヨタマリンのプレジャーボートに太陽電池モジュール供給

 京セラが、トヨタのプレジャーボート用の太陽電池モジュールを供給すると発表しました。システム電圧は、DC12VかDC24Vで、60Wpのモジュールが一枚か二枚の構成が選べます。トヨタソーラーパネルというオプションのユニットとして、トヨタマリン社より太陽電池、充電コントローラー、FRPのマウント用のフレームがセット構成となり販売されるということです。

プレスリリース / 京セラ、2010年06月23日
京セラ製太陽電池をトヨタマリンへ供給

0605_skfd
-----image[”トヨタ製プレジャーボート“PONAM28L”に搭載された京セラ製太陽電池モジュール(写真は2枚搭載した場合)”] : 同リリースより

" .....プレジャーボート向けオプションユニット「トヨタソーラーパネル」に、太陽電池モジュールの供給を開始しましたのでお知らせいたします。 この「トヨタソーラーパネル」はトヨタ製以外のプレジャーボートにも搭載できるオプションユニットです。
太陽電池で発電した電力はバッテリーに充電され、船舶内で使用する冷蔵庫や電子レンジなど、各種マリン機器の消費電力の一部をまかなうことができ、より長時間快適にこれらの機器を使用できるように補助します。これにより、電力使用時のCO2の削減にもつながるほか、船舶を港などに停泊させ長期間使用しない場合でも、自己放電によるバッテリーの劣化を防ぐことができます。
......このたび供給する太陽電池モジュールの製造に際しては、自社の工場内に専用ラインを設けて専属の担当者を配置し、徹底した品質管理体制をとっています。また、開発段階の評価試験では、耐熱・耐振動・耐衝撃などの項目で厳しい条件をクリアしており、京セラ製太陽電池の信頼性の高さが実証されています。
..........
太陽電池仕様
出力 最大約60W(太陽電池モジュール)
変換効率 最高約17.5%(太陽電池セル)
生産拠点 太陽電池セル:滋賀八日市工場
太陽電池モジュール:三重伊勢工場
用途 船舶内マリン機器用バッテリーの充電 .......... "

関連
トヨタマリン / トヨタマリン ユニット / トヨタソーラーパネル(pdf)
Toyotamarinezu1
-----image(上-装着例、下-装着、構成品) : PDF資料より-----Toyotamarinezu2

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デンマークの自然エネルギー

デンマーク - Google GreenPostサイト横断検索

世界の自然エネルギー - index


 デンマークについてあまりに無知なことに人に驚かれたり、自分でも驚いたりしております。いろいろな人からデンマークの自然エネルギーについての”伝説”は数十年にわたって聞かされてきましたが、なにせ”土地鑑”がないもので、主に紙とネットからの情報で自分なりの理解をまとめてみます。

 オイルショック後に、再生可能エネルギーの分野に積極的に投資し、風力エネルギーに関しては世界に冠する技術と産業をもっています。政策的には、2025 年までにエネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合を少なくとも 30%にまで増やすという、EUの目標- 2020年までに20% -よりも高い目標を掲げています。NEDOのリポート(2007.12.12NEDO海外レポートNO.1013,デンマークの再生可能エネルギー政策と技術)によると、エネルギー総消費量に占める再生可能エネルギーのシェアは1980年にはわずか3%であったものが、2004年にはなんと、14%にまで伸ばすことに成功しています。
 さらに、同リポートの参考情報によると、総発電量に占める再生可能エネルギーのシェアは、石炭43%、天然ガス24%、石油4%で化石燃料分が71%。風力18%、バイオマス9%、その他の再生可能1%で再生可能エネルギー分が28%となっている。(その他1%)。まさに風力発電王国です。しかし、石炭への依存が高いので、この分をさらに再生可能エネルギーに移行しようとしています。石油と天然ガス資源が豊富で、原子力発電の導入はありません。

 人口は2008年に550万人、面積は富山県より少し大きい43,094km2(人口密度126人/km2)。ちなみに風力発電機は、洋上も含めて5000基をこえるということですから、まさに風力発電大国です。

Wind energy data for Denmark - Maps
Thewindpowernet
-----image : thewindpower.netより上記サイト

 さらに直近の情報では、デンマーク最大にして唯一のドング・エネルギー DONG Energyは、デンマーク沖に最大規模400MWの洋上風力発電所建設を決め、さらなる風力発電の拡大に動くということです。

DONG builds 400 MW offshore wind farm in Denmark-----renewableenergyfocus.com,22 June 2010

関連/追加情報
デンマーク、2050に再生可能エネルギー100%を実現する具体案 Our Future Energy を公開-----ソフトエネルギー、2011/12/13

デンマーク、短中期エネルギー政策、エネルギー戦略2050 Energy Strategy 2050 を発表。2050年までに脱化石燃料、再生可能エネルギーへ-----ソフトエネルギー、2011/03/08

デンマーク大使館 : グリーン・デンマーク
 
 -Denmark - The official website of Denmark : Environment, Energy & Climate News

持続可能なエネルギーへの転換により、2050年までに化石燃料からの脱却を実現する-----エクール、2010年10月7日

今後は、水素エネルギーの開発、活用にも積極的に取り組む姿勢をみせています。

関連エントリー
三井造船、デンマークのDong Energyからのライセンス技術を得て、東南アジアでセルロース系エタノール生産を計画-----ソフトエネルギー、2010/03/08

パナソニック、デンマークの電力会社と共同でスマートグリッドを意識した家庭用エネルギーマネージメントシステムを実験を開始。COP15でも展示すると発表-----しなやかな技術研究会、2009/11/30

日本がデンマークやノルウェー並みに自然エネルギーで発電していたら? / クリッピング 日刊温暖化新聞-----自然エネルギー、2009/08/23

デンマーク、世界最大の洋上風力発電所群の設置を完了。91基、209MWのOffshore wind farmの壮観-----ソフトエネルギー、2009/09/25

2007年、デンマークはエネルギーの17%を再生可能エネルギーでまかなった!-----ソフトエネルギー、2009/03/17


GWECの報告、中国、2009年度実績でアメリカを抜き世界一に。合計設備容量でもスペインを抜き、アメリカ、ドイツに次ぐ世界第三位に-----ソフトエネルギー、2010/02/25

続伸する世界の風力発電、GWECが2010年までを予想-----ソフトエネルギー、2007/06/26

参考
Wikipedia : デンマーク

Swedish Energy Agency / The electricity certificate system, 2009

IEA : Denmark

DANISH WIND INDUSTRY ASSOCIATION

Ministry of Climate and Energy : The energy agreement and other legislation 10-11-2009

" ..........
On 21 February 2008 the Danish government entered into an energy agreement with all parliamentary parties except the Red-Green Alliance. The agreement guaranteed the best conditions for wind and other renewable forms of energy, such as biomass and biogas.

The parties agreed that renewable energy in 2011 will account for 20 percent of Denmark's energy consumption. In addition to raising the transfer price of power from the country’s wind turbines, biomass and biogas, parties agreed to construct 400 MW of new offshore wind turbines by 2012. The agreement also covered the creation of a compensation scheme for people living near wind turbines, a purchasing rights scheme, a green scheme and a guarantee fund.

Ambitious energy conservation measures include: a drop in energy consumption of four percent by 2020 compared to 2006. Hydrogen fuelled cars will be tax-free, as will electric cars, provisionally up until 2012, and a pool of DKK 35 million is to be set aside to cover research into electric cars. For research into solar and wave power etc., a further DKK 25 million is to be set aside each year for the next four years.
.......... "

デンマーク外務省 : デンマークの環境とエネルギー政策

" デンマーク政府は2007年11月からの政府要綱で先見的な環境とエネルギー政策によりデンマークが自然に優しく持続可能な社会となるべきことを宣言しました。この目標はデンマークが安定した安全なエネルギー供給を実現し温室効果ガス排出削減を促進するために邁進しなければならないことを意味しています。この問題への答えはわたしたちがエネルギーを生産し消費する方法、そして気候変動に対応できる社会を築くわたしたちの能力にかかっています。

政府の長期的ビジョンはデンマークが化石燃料への依存から100パーセント脱却することを目指しています。第三者から成る環境委員会がこのビジョンをどのように達成可能かを調査しています。

再生可能エネルギーとエネルギー効率
この長期的目的を達成するためにデンマークのエネルギー政策では2025年までの一連の中間目標を設定しています。再生可能エネルギーの割合を2025年までに倍にし、より効率的なエネルギーの利用を追及し、エネルギー技術の公的資金による研究費を倍にする、というものです。 "

デンマーク外務省 : 再生可能エネルギー

" ..........
デンマークで風力エネルギー活動をおこなう理由の上位5つ
・デンマーク企業が世界市場の40%を占めている(Danish Wind Industry Association:デン
マーク風力発電産業協会)
・能力と経験値の高い人材が集まりやすい。2 万人がこのセクターに雇用されている
・製造業者全体の総売上は 30 億 EUR (Danish Wind Industry Association)
・下請け業者や、専門的サービスの、完全なバリュー・チェーン(価値連鎖)にアクセスでき

・世界の洋上風力発電能力の 60%(713MW 中 423MW)が、デンマークで稼動している。
(2005)
.......... "-----デンマーク-世界をリードする風力エネルギー・クラスター(PDF)資料より

Danishhydrogen_society
-----image : デンマーク - 未来の水素社会(PDF)資料より

" ..........
デンマークで水素活動をおこなう理由の上位5つ
・デンマークは 1990 年代前半から水素技術の開発に取り組んでおり、この分野で国際的な地位
を確立している
・市場とシステムを効率的に一体化させる、企業のクラスター
・PEM、SOFC、DMFC といった燃料電池の分野における、強い地位と最先端の研究開発
・燃料電池製品の、商業ベースの開発や発表に実績がある(無停電電源装置や熱電併給ユニッ
ト)
・水素技術の研究、開発、推進戦略に対する政府の支援 (15-20 億 DKK)
.......... "

VisitDenmark : Wind Turbines

MEMO
・Wind Atlases of the World : Wind resource Atlas for Denmark


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IEA、太陽電池(PV)と集光型太陽光発電システム(CSP)により、2050年には世界の20-25%の電力を得ることができるという試算を公開

 国際エネルギー機関(IEA) は、5月11日に一般の太陽光発電と集光型太陽光発電により、2050年には世界の電力需要の20から25%を満たすことができるという”ロードマップを示しました。この発表は、地中海連合の大規模太陽光発電開発計画 Mediterranean Solar Plan(MSP)のミーティングでIEAの田中伸男事務局長により発表されました。

 ”PV and CSP could generate 9 000 Terawatt hours of power in 2050.”

 赤道近くのこれまで不毛とされていた砂漠などの地域における太陽光発電への関心の高まりはかつてない規模となり、投資と開発が進むと予想されます。集光型太陽光発電素子の開発などに拍車がかかり初めていますので、これらの新たな成果にも期待がかかります。2050年までのロードマップでは、太陽電池と集光型がともに、11%以上、合計9000TWhの発電という数字が上げられています。

プレスリリース / International Energy Agency (IEA) 、11 May 2010
IEA sees great potential for solar, providing up to a quarter of world electricity by 2050

" Solar electricity could represent up to 20% to 25% of global electricity production by 2050. This important finding emerges from two new analyses by the International Energy Agency (IEA): the solar Photovoltaic (PV) and Concentrating Solar Power (CSP) roadmaps, launched today in Valencia/Spain, during the Mediterranean Solar Plan Conference hosted by the Spanish presidency of the EU. "It is particularly appropriate to present the two solar roadmaps in Valencia today, given that Spain has taken a leading role globally in promoting solar power and other forms of renewable energy," said Mr. Tanaka. "The combination of solar photovoltaics and concentrating solar power offers considerable prospects for enhancing energy security while reducing energy-related CO2 emissions by almost six billion tonnes per year by 2050." The roadmaps detail the technology milestones that would make this possible, highlighting that the two technologies will deploy in different yet complementary ways: PV mostly for on-grid distributed generation in many regions and CSP largely providing dispatchable electricity at utility scale from regions with brightest sun and clearest skies. PV also helps provide energy access off grid in rural areas. Together, PV and CSP could generate 9 000 Terawatt hours of power in 2050.
..........
With effective policies in place, PV on residential and commercial buildings will achieve grid parity - i.e. with electricity grid retail prices - by 2020 in many regions. PV will become competitive at utility-scale in the sunniest regions by 2030 and provide 5% of global electricity. As PV matures into a mainstream technology, grid integration and management and energy storage become key issues. The PV industry, grid operators and utilities will need to develop new technologies and strategies to integrate large amounts of PV into flexible, efficient and smart grids. By 2050, PV could provide more than 11% of global electricity.
..........
The overall contribution of CSP could ? like that of PV - represent 11% or more of the global electricity demand by 2050.
.......... "

関連
International Energy Agency - Technology Roadmaps

" Publications and Papers
Technology Roadmaps - Nuclear Energy 2010
Technology Roadmaps - Wind Energy (Chinese version) 2010
Technology Roadmaps - Wind Energy foldout (Chinese version) 2010
Technology Roadmaps - Solar photovoltaic energy 2010
Technology Roadmaps - Solar photovoltaic energy (brochure) 2010 "

/ Technology Roadmaps - Solar photovoltaic energy
Iealoadmap2010solar
-----image : 「Technology Roadmaps - Solar photovoltaic energy 2010」(pdf,A4-48頁)より

The IEA's Global Roadmap For CSP-----Solar Feed,19 MAY 2010

IEA、「2050年までに太陽光・熱が世界の発電量の1/4を占める可能性大」-----日刊温暖化新聞、2010年05月28日

European Photovoltaic Industry Association (EPIA)、地中海連合の大規模太陽光発電開発計画 Mediterranean Solar Plan(MSP)の2020年に向けての展望を発表-----ソフトエネルギー、2010/06/10

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伊藤忠商事、GEと風力や太陽光発電、バイオマスなど再生可能エネルギー分野で提携。互いのメリットを活かして米、世界展開へ

伊藤忠商事とGEが風力や太陽光発電、バイオマス利用など再生可能エネルギーの分野で提携しました。両社はこれまでも強力関係にあったようで、世界的な再生エネルギーの需要拡大に合わせて、アメリカ、そして世界規模で互いのメリットを活かして展開するということです。

プレスリリース / 伊藤忠商事、2010年6月3日
再生可能エネルギー分野の投資に関する業務提携について

" 伊藤忠商事株式会社(略)とGE(略)は全世界の再生可能エネルギー分野での共同投資案件発掘に関して包括的に提携する事で合意し、覚書を締結致しました。
 伊藤忠商事とGEは、これまでに北米の発電事業分野で数件共同取組みの実績がありますが、昨今の再生可能エネルギー分野における世界規模での投資機会の拡大から、投資額が大きな再生可能エネルギー案件を対象に、投資パートナーとして関係を強化することが両社にとってメリットがあるとの考えから、今回の業務提携に至りました。
.....現在伊藤忠商事によるDue Diligenceが進められており、伊藤忠商事によるKeenan IIや他の風力発電事業への参画時期は米国会計年度での本第3四半期を目指しております。なお、Keenan II風力発電事業の運営・保守は同分野の独立系の業界最大手で伊藤忠インターナショナルと伊藤忠商事が全株式を所有するNAES Corporationにて行うことが決まっております。

本業務提携の位置づけ
風力発電事業は、GEエナジー・フィナンシャル・サービスの再生可能エネルギー分野でのポートフォリオの約80%を占めます。総発電容量6ギガ・ワット、47箇所の風力発電事業に投資を行い、総発電容量1.3ギガ・ワット、36箇所の風力発電事業に融資を行っております。GEエナジー・フィナンシャル・サービスによる再生可能エネルギー分野での投資は、エネルギー効率に優れた製品を求めるお客さまの需要に応えると同時に、確かな成長を促進するGEのビジネス・イニシアチブ「エコマジネーション」の一環です。さらにこの投資は、全米20州で導入されているRPSの基準を各州が満たすことにも貢献しております。GEエナジー・フィナンシャル・サービスは再生可能エネルギー分野で40億ドル超のポートフォリオを現在有しており、これを様々な開発業者・投資家と協力して今年中に60億ドルのポートフォリオとすることを目標にしており、風力、太陽エネルギー、バイオマス、水力、地熱等を利用した発電案件を投資対象としております。
..........
これまでのGEと伊藤忠商事による米国発電事業分野の共同取組み事例
.......... "

関連
再生可能エネルギー分野の投資に関する業務提携について-----GE,02 June 2010
-GE Energy Financial Services Press Room / ITOCHU Corporation and General Electric Company Entered into Renewable Energy Investment Collaboration Agreement June 3, 2010

伊藤忠 米GEと、風力発電など再生可能エネルギー分野で業務提携-----サーチナ、2010/06/04

参考エントリー
GE、ヨーロッパのオフショア風力発電の大型プロジェクトを発表。洋上風車の総合的な開発で英国、ノルウェー、スウェーデン、ドイツの各国間で3.4億ユーロ(400億円超)にのぼる投資計画に合意-----ソフトエネルギー、2010/03/29

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アメリカンソーラーチャレンジ American Solar Challenge 2010 が始まりました。ソーラーカーが米4州を走ってます

 アメリカンソーラーチャレンジ American Solar Challengeのロードレースが19日オクラホマ州のブロークン・アロー Broken Arrow スタートしました。スタートのオクラホマ州からカンサス州、モンタナ州のコースを経由して26日のイリノイ州のネイパービル Napervilleのゴールまで、4州を走るソーラーカーのロードレースです。参加しているのは、アメリカの大学チーム13校に加え、海外からカナダからの2校と、ドイツ、台湾のチームを加えた17校です。
 6月16日から18日まで、テキサス州のクレッソンではトラックレースが開催されたそうです。
 アメリカは、このイベントをオーストラリアのワールドソーラーチャレンジのような世界的な恒例イベントに育てていきたいということで、これまで断続的な開催であったソーラーカーレースを世界にアピールしていく方針のようです。

American Solar Challenge 2010

Ascsite
-----image : 上-同サイトより、下-コース-----Asc2010_route_1

" American Solar Challenge (ASC) ? Road Race
ASC is for those teams that successfully complete scrutineering and the qualifier to demonstrate that they are ready for the on-road challenge. The route has been chosen to combine pieces of old routes used in previous events, giving a bit of an historical tribute for the 20 years of organized events in North America. More details on the raycing regulations will be forthcoming as the details of the route and locations are finalized.
Sat, June 19: Travel day / Support Vehicle Inspections in Broken Arrow, OK
Sun, June 20: Start in Broken Arrow, OK at noon; must reach Neosho, MO checkpoint by 5pm
Mon, June 21: Finish in Topeka, KS
Tue, June 22: Start in Topeka, KS at 9am; must reach Jefferson City, MO checkpoint
Wed, June 23: Finish in Rolla, MO
Thu, June 24: Start in Rolla, MO 9am; must reach Alton, IL checkpoint
Fri, June 25: Finish in Normal, IL -----スケジュール "

関連
・Twitter : ASC_2010

American Solar Challenge 2010(G)-----Hochschule Bochum,Am 20. Juni 2010

Solar-Powered Vehicles Race across the United States-----CleanTechnica,June 19th, 2010

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アベンゴアソーラー Abengoa Solar、マスダール Masdarと中東地域最大となる太陽熱発電施設 Shams -1 建設の共同開発へ

 スペインのアベンゴアソーラー社は、アブダビのマスダールシティ建設計画を進める、エネルギー産業および研究機関などを統合する世界の中心となることを目指すマスダール Masdarと中東最大となる100MWの太陽熱発電所 Shams -1 の建設のための共同運用会社を設立することを発表しました。建設は今年から建設しはじめ、2012年の運転開始を目指すということです。100MWのシステムは、約2.5平方kmの広さで、建設用地はアブダビから南西に120km離れたMadinat Zayedという場所ということです。Shamsとはsun-太陽の意味だということです。

 この共同建設計画を足がかりに中東から、北アフリカまでの広い太陽熱利用に適した地域とされる地域全般での事業展開を狙った遠大な計画の一歩がスタートします。

プレスリリース / Abengoa Solar,June 9, 2010
Abengoa Solar partners with Total and Masdar to build, own and operate the first large scale Solar Power Plant in the Middle East

20100609_np_abu_dhabi_img_02_baja
-----image : 同リリースより

" The Shams -1 concentrating solar power plant, with 100 megawatts of power output capacity, will be operational in 2012. Abengoa Solar and Total will own and operate the Shams-1 project in a joint venture with Masdar.

・The Shams -1 concentrating solar power plant, with 100 megawatts of power output capacity, will be operational in 2012.
・Abengoa Solar and Total will own and operate the Shams-1 project in a joint venture with Masdar.

The bidding consortium of Abengoa Solar and Total has been selected in the competitive international Shams -1 tender by Abu Dhabi’s future energy company Masdar to enter with Masdar into a joint venture to develop, own and operate in the Emirate of Abu Dhabi the largest solar plant in the Middle East. Featuring some 6,300,000 square-feet of Abengoa Solar parabolic trough collectors, the plant will have a 100 megawatts capacity of clean solar power.

 With construction beginning in mid 2010, the Shams concentrating solar power (CSP) station will be operational in 2012 and will cover 741 acres of desert. The plant will produce enough electricity to power 62,000 households with sustainable energy. The Shams -1 plant represents one of the first steps in the region towards the introduction of sustainable energy sources in an energy market which until now has depended mostly on hydrocarbons. To make solar power generation viable, the Government of Abu Dhabi has approved for the Shams -1 project a solar incentive premium in the form of a long term Green Power Agreement.

The 60 per cent of Shams -1, sun in Arabic, will be owned by Masdar while an Abengoa Solar and Total joint venture will own the other 40 per cent.
..........
20100609_np_abu_dhabi_img_03_baja
-----image : 同リリースより
.......... "

関連
Masdar Partners with Total and Abengoa Solar-----Masdar,10 Jun 2010

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産業技術総合研究所、太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタリングできる通信技術を開発

産業技術総合研究所は、1枚1枚の太陽電池の発電状況をモニタリングできる通信技術を開発した。これにより一旦取り付けられた太陽電池の不具合の発見も可能になるし、発電の常時モニターが可能になることから、太陽光発電の発電量の把握から施工管理まで幅広く利用できる。さらに、産業技術総合研究所は、最大電力を取り出す際に用いる高効率電力変換回路も開発、この機器を組み込むことで最大出力追尾型の制御が可能になり、システムの信頼性がさらに向上しそうです。

 ユーザーの立場からも、自宅の太陽光発電システムの信頼性が向上することが期待できます。産業技術総合研究所は、量産時で200 円以下を目標とし安価なユニットの開発を進めているということです。

プレスリリース / 産業技術総合研究所、2010年6月14日
太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタリングできる通信技術を開発

Fig
-----image(”図 太陽光発電パネルからの直流電力線を通信に利用する新方式”) : 同リリースより

" パネルの不具合を検知して電力ロスを削減するスマートグリッド技術
ポイント
直流電力線を用いた通信により、パネル単位での発電状況をモニタリング可能
パネルごとに最大電力を取り出す際に用いる高効率電力変換回路も開発
パネルの不具合の容易な検知と、パネルごとの高効率な発電が可能に

概要
.....太陽光発電パネルからの直流電力線をそのまま通信線に利用する通信技術を開発し、試作機による原理実証に成功した。この通信技術により、太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタリングして、容易にパネルの不具合検知やメンテナンスができるようになる。

 今回試作した通信装置の子機は小型で、太陽光発電パネルの端子箱に収納でき、安価(量産時で200 円以下を目標)に生産できる。また太陽光発電パネルからの直流電力線をそのまま通信に使うので、新たな配線工事を必要としない。さらにパネルごとの発電状況の推移を親機の画面に表示できるので、これまでよりパネル不具合の検知が容易になる。一方、太陽光発電パネルごとに最大電力を取り出せるようにするための分散型MPPT(最大電力点追従)に用いる高効率な電力変換回路方式も開発した。これにより発電パネル全体での日照条件などの影響を軽減できる。また、この回路により直流―直流の電力変換で98 %もの高効率を達成した。

 このような太陽光発電向けスマートグリッド技術により、低コストで太陽光発電パネルを不具合のない状態で高効率に稼働できるので、太陽光発電システムの普及を加速し、低炭素社会実現に貢献すると期待される。

 本技術については2010年6月16日から東京ビッグサイトにて開催される「スマートグリッド展2010」 において通信装置の試作機を展示する。
..........
開発の社会的背景
 低炭素社会実現のための再生可能エネルギー導入において、太陽光発電の普及は極めて重要である。太陽光発電パネルの寿命は一説には20年といわれるが、工業製品である以上、その期間中の不具合の発生を皆無にすることは困難である。加えて現状の太陽光発電システムでは、パネル単位での不具合を発見することが難しい。このため、太陽光発電パネルの価格上昇や通信工事の手間の増加を招くことのないモニタリング手段が望まれているが、現状では適切な手段がない。
...........
研究の内容
 太陽光発電パネルごとに通信機能を与えることは価格の上昇につながるため、国内では行われていなかった。本研究では直流電力線を通信に利用し、CDMAを応用したノイズに強い通信方式を開発して、図1に示すように太陽光発電パネルの端子箱の中に小型の通信子機を実装した。これにより、各太陽光発電パネルの電圧、電流、温度等の情報を直流電力線を通じて、一括してパワーコンディショナー側の通信親機に伝送できる(図2)。

Fig2_1
-----image("図2 全体構成") : 同リリースより
.......... "

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ソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europe、まもなく一般公開!

特集-Solar Decathlon Europe


 各国の大学チームが参加して行われる国際的な太陽電池を利用したエコハウスの性能とデザインを競うソーラーデカスロン。アメリカでは、過去2007年と2009年の2回開催され、2011の参加チームもすでにアナウンスされています。

ソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europe、6月にスペインで開催-----ソフトエネルギー、2010/02/15

 そして、スペインで開催されるソーラーデカスロン・ヨーロッパ Solar Decathlon Europeが - アメリカ以外で開催されるこの興味深い競技大会の第一回大会が - まもなく一般公開されます。現地では、各チームの建設も進んでいます。

SOLAR HERO SDE / Vol 3

(solarheroeurope, 2010年06月13日)

 この大会には、今回中国からTianjin UniversityTongji Universityの大学が参加し話題を呼んでいます。

関連
Solar Decathlon Europe / Competition Teams
Solar_decathlon_europesite
-----image : 上記サイト

Vimeo : SD Europe

La sexta 13/06/2010 from SD Europe on Vimeo.

U.S. Department of Energy Solar Decathlon : Solar Decathlon Europe 2010

" Solar Decathlon Europe 2010 Teams
Seventeen teams from nine countries will compete in Solar Decathlon Europe 2010.

China
Tianjin University
Tongji University

Finland
Helsinki University of Technology

France
Arts et Metiers Paris Tech
Ecole Nationale Superieure d'Architecture de Grenoble

Germany
Bergische Universitat Wuppertal
Stuttgart University of Applied Sciences
University of Applied Sciences Rosenheim
Fachhochschule fur Technik und Wirtschaft Berlin

Spain

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政府は本日、2009年度版のエネルギー白書を閣議決定しました

 政府は、15日2009年度のエネルギーに関する年次報告「エネルギー白書」を閣議決定しました。

経済産業省 : エネルギー白書 / エネルギー白書2009

関連
経済産業省 : 白書・報告書

太陽光や風力活用と白書 再生エネルギーの導入推進-----47News,2010/06/15

海外での資源自主開発を エネルギー白書を閣議決定 石油供給など途絶えるリスクも-----日本経済新聞、2010/6/15(たぶんすぐにリンク切れします。日経なんとかならないか、、、、)

参考
再生可能エネルギーの全量買取に関するプロジェクトチーム第6回ヒアリング-配付資料-----経済産業省、2010年6月10日

総合資源エネルギー調査会総合部会(第2回会合)・基本計画委員会(第4回会合)合同会合-配付資料 エネルギー基本計画(案)について-----経済産業省、2010年6月9日


コメント続き
 これを読むと、原子力偏重、再生可能エネルギーに大規模水力を入れてみたり、自民党時代からの内容も継続して、不思議な代物です。なにはともあれ、民主党のエネルギー政策として閣議決定されたわけです。それを重く受け止めたいと思います。(t_t)

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イベント 7/14-16 クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF・シーエスエフ)2010

-----イベント案内のサイトより-----事前登録で無料
Topmain_2
-----image : 上記サイトより

"クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF・シーエスエフ)2010
目的: クリーン発電に関する技術・情報を発信することによって、再生可能エネルギー等の利用促進を図る。また、クリーン発電を含む安定した電力供給を実現し、電力需給の最適化を図るため、送電網の情報化・高度化に関わる技術・システムを発信する。さらに、業界関係者の相互交流および商談を通じて、クリーン発電システム・次世代送電技術の普及を促進することにより、CO2削減と国民生活の利便性向上に寄与する。
会期: 2010年7月14日(水)~16日(金)
会場: パシフィコ横浜 展示ホール・アネックスホール
主催: クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF)実行委員会
後援: 経済産業省、環境省、総務省、神奈川県、横浜市(順不同、申請予定)
共催: アテックス(株)
協賛: (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、(独)科学技術振興機構、(財)電力中央研究所....
.....
入場料: 2,000円(税込) ※招待券持参者・Web事前登録者は無料
.......... "

関連
CSF Web Site

" 2010/04/20 クリーン発電とスマートグリッドの最新情報を発信『CSF NEWS Vol.3』PDF版をご覧いただけます。
2010/03/10 クリーン発電とスマートグリッドの最新情報を発信『CSF NEWS Vol.2』PDF版をご覧いただけます。
20
10/01/27 クリーン発電とスマートグリッドの最新情報を発信『CSF NEWS Vol.1』PDF版をご覧いただけます。 "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内のサイトをご覧ください。

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砂漠から太陽熱発電でエネルギーと作物が! サハラ・フォレストプロジェクト Sahara Forest Project

 今年の1月に公開されたこんな記事を目にしました。アフリカ北部、地中海沿岸地域などでは、Mediterranean Solar Plan(MSP)デザーテック DESERTEC などが計画され、再生可能エネルギーの一大供給地になる可能性のある地域です。

砂漠緑化計画:集光型太陽熱発電-----ナショナルジオグラフィック ニュース、January 25, 2010

 しかし、北アフリカや中東などの経済的にも恵まれず、生活インフラの整備や水や食料などの確保さえおぼつかない地域が存在します。これらの地域に暮らす人々の生活になんらかの恩恵がなければ、これらの計画もヨーロッパ主導ですから、新植民地主義と揶揄される結果になっては、話になりません。国やこれまでの地域の枠組を超えて、対象国や地域に暮らす人々に広く恩恵を拡大する内容になってほしいと考えます。ではいかに? 検索してみると、英語版には別のイラストが利用されていました。こちらのほうが現実のイメージがつかみやすいです。

High-Tech Energy "Oasis" to Bloom in the Desert?----- National Geographic News,January 22, 2010-----Photos

 太陽熱発電装置があり、周囲にオアシスと記事で表現されている”作物工場”があります。
 このSahara Forest Projectは、砂漠で発電し、海水から水を作り、作物を作ることができる技術により、砂漠で作物を作るために、いくつかの企業が合同で取り組むんでいるようです。

Sahara_forest_project
-----image : Sahara Forest Project - Where 掲載のプロジェクト資料より

 具体的には下のような企業がそれぞれ保有する技術を提供しています。

Sahara Forest Project (SFP)
 この企業は、海水から水を作り、温室の中で作物を作る技術を保有しています。サハラとは、アフリカのサハラ砂漠だけを指すのではなく、もともとの意味”サハラ=砂漠”という意味で、世界の砂漠、乾燥地帯で展開可能な技術であるということです。

Seawater Greenhouse Australia on Souther Cross News with the Mayor

(SeawaterGreenhouse,2010年05月07日

Exploration Architecture / The Sahara Forest Project
 こちらの企業は、世界のさまざまな地域で再生可能エネルギーのプロジェクトを手がけています。このプロジェクトでは、エネルギーの核として、太陽熱発電(Concentrated Solar Power - CSP ) が検討されています。建物、敷地など総合的なプロジェクトを担当するようです。

Max Fordham / Sahara Forest Project
 こちらは、コンサルタント。

Bellona / Sahara Forest Project / 15/12-2009 Sahara Forest Project receives international endorsement
 こちらは、再生可能エネルギーの専門企業。


 これらの企業が協力して、まずは実証プラントを建設する計画だということです。世界の赤道近くの太陽熱のエネルギー利用が有望とされる地域で海水から水を作り、電力とともに作物も作る。
 ”Seawater Greenhouse”システム的には面白い。しかし、砂漠にぽつんとあるだけ、なんか新植民地主義は、土地や資源ではなく、太陽のエネルギーのポテンシャルだった、、、みたいな囲い込みのイメージをどう払拭できるのか?
 そのあたりに注目して、計画を眺めていきたいです。(t_t)

参考
砂漠の太陽をヨーロッパに?-----swissinfo.ch,2010-04-04

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大和ハウス工業、愛媛県松山市に太陽光発電、さらにはリチウムイオン電池システムやEMSを完備したローソン松山東石井六丁目店を施工

 エネルギーマネージメントシステムを備え、省エネ照明などを導入し、屋根には太陽電池、そして駐車場にはリチウムイオン蓄電池がおかれ、将来電気自動車の充電ができる。そんな、コンビニエンスストアがオープンしたということです。

 大和ハウス工業は、、愛媛県松山市にリニューアルオープンしたローソン松山東石井六丁目店に、エネルギマネージメントシステム(EMS)や太陽光発電、さらにんはリチウムイオン電池システムを完備したをコンビニエンスストアを企画、施工しオープンしたということです。

プレスリリース / 大和ハウス工業、2010/06/09
次世代型省CO2モデル事業に対応したリチウムイオン電池システム付きコンビニエンスストアを企画・施工しました

Release_201006094Release_201006095
-----image(左-”リチウムイオン電池システムを導入した「ローソン松山東石井六丁目店」”、右-”リチウムイオン電池システム”) : 同リリースより

" .....ローソン様が6月9日、愛媛県松山市にリニューアルオープンさせた次世代省CO2モデル事業に対応したリチウムイオン電池システム付き店舗「ローソン松山東石井六丁目店」を企画・施工しました。

 当社では2009年4月より、新規事業として環境エネルギー事業部を立ち上げ、LED照明や高効率反射板、エネルギーマネジメントシステムなどを販売してきました。
 そしてこのたび、当社が企画・施工した次世代型省CO2モデルに対応したリチウムイオン電池システム付きの店舗を、株式会社ローソン様の「松山東石井六丁目店」で採用いただきました。
 今回採用したリチウムイオン電池システムは、当社が出資しているエリーパワー株式会社製のリチウムイオン電池システムを採用しました。
 また、当店舗は国土交通省の「平成21年度(第1回)住宅・建築物省CO2推進モデル事業」マネジメント部門で採択された「コンビニエンスストア向け次世代型省CO2モデル事業」のリチウムイオン電池システム付きの第一号店舗となります。

ポイント
1.リチウムイオン電池システム付きのコンビニエンスストア
2.災害対応可能なコンビニエンスストア
3.コンビニエンスストア向け次世代型省CO2モデル事業

1.リチウムイオン電池システム付きのコンビニエンスストア
..........この店舗では、太陽光発電システムで発電した電力を、店内のLED照明、冷蔵庫等に使用します。また、同時にリチウムイオン電池に蓄電して、効率よく電力を使用します。
あわせて、当店舗は地震などの緊急災害時に「災害対応店舗」として、リチウムイオン電池で蓄電した電力を非常用の電源として1日間利用することができます
..........
太陽電池モジュール 56枚(シャープ株式会社製) 10.08kW
リチウムイオン電池システム 蓄電量:10kWh(エリーパワー株式会社製)電池数量:20モジュール(80セル)出力:6kW
エネルギーマネジメントシステム 1台(日本テクノ株式会社製)
店舗面積 196.23㎡
..........
●エネルギーマネジメントシステム
エネルギーマネジメントシステムは、コンビニエンスストア等で発生したエネルギーを一括して管理できるシステムです。エネルギーの見える化を図るため、導入する各機器の電力データを収集して、データ分析による省エネ改善(運用改善・設備改善など)を実施するなど、システム一体での省エネ・省CO2を図ります。

Release_201006093
-----image : 同リリースより
......... "

関連
自然エネルギーとリチウムイオン電池を活用した創エネ店舗に-----ローソン、2010年06月09日

太陽電池
シャープ : 産業用太陽光発電システム

エネルギーマネジメントシステム
日本テクノ

リチウムイオン電池
エリーパワー

大和ハウス工業、エリーパワーの家庭用リチウムイオン蓄電池システムを組み込んだ太陽光発電、LED照明、エネルギーマネージメントシステムなど搭載の展示住宅を公開-----しなやかな技術研究会、2010/07/06

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European Photovoltaic Industry Association (EPIA)、地中海連合の大規模太陽光発電開発計画 Mediterranean Solar Plan(MSP)の2020年に向けての展望を発表

 フランスが熱心に提唱し、地中海沿岸のヨーロッパおよび中東・北アフリカ諸国で構成される地中海連合(Union
For the Mediterranean)の大規模太陽光発電開発計画 Mediterranean Solar Plan(MSP)について、European Photovoltaic Industry Association (EPIA)が新たに2020年までの展望を記したリリースを発表しました。

エネルギーは、地中海を経てアフリカからEUへとやってくる?-----ソフトエネルギー、2008/07/30

 上のクリッピング記事から約2年、目標とされた20GWという規模での大規模太陽光発電計画へとより具体化した形を取り始めました。2009年からパイロットプランは開始され、数十MWクラスの太陽光発電所の建設を具体化し、その過程で予定を前倒すような勢いで進めたいということのようです。

プレスリリース / European Photovoltaic Industry Association (EPIA),12 May 2010
PRESS RELEASES / PV could significantly overshoot the 20 GW target of the MSP(PDF)

" Gathered together in Valencia for the first of a 2-day high-level conference on the Mediterranean Solar Plan (MSP) within the framework of the Spanish Presidency of the European Union, over 550 participants, including ministers and representatives from the 43 Mediterranean countries, have discussed the potential of solar photovoltaic (PV) electricity in the Mediterranean region. The MSP constitutes one of the major initiatives of the Union for the Mediterranean and its prime objective is to develop 20 GW of renewable electricity capacity by 2020 in the Southern Mediterranean area, as well as the necessary infrastructures for the electricity interconnection with Europe. The conference is intended to enhance and facilitate the implementation of the MSP in terms of infrastructural requirements, policy frameworks and associated financing..
.......... "

 5月に開催された関連の会議には、ヨーロッパおよび中東・北アフリカ諸国(Middle East and North Africa - MENA)から43カ国の参加があったということです。日本にはあまり情報が届きませんが、地中海連合が占める地域の広がりは圧倒的です。

Mediterranean-union.org
Mediterraneanunion_org
-----image:同サイトキャプチャー画像

Wikipediaによると、メンバーには地中海に面していない国も多数参加しています。いよいよ、”エネルギーは、地中海を経てアフリカからEUへとやってくる?という状況”も夢ではなくなりつつあります。計画では、太陽光だけでなく、太陽熱も風力も計画されています。太陽光だけでも、2020年以降、地域を拡大しアフリカの内陸の国まで巻き込んだ大規模な再生可能エネルギーおよび電力網の整備計画へと発展する可能性も大きくなってきました。

関連
Mediterranean Solar Plan ? a win-win opportunity !-----European Renewable Energy Council,Feb 2009

Wikipedia : Union for the Mediterranean

The Mediterranean Union: Dividing the Middle East and North Africa-----globalresearch.ca

コメント続き
 こうなると、ドイツが熱心なデザーテック DESERTEC とのかねあい、政治的な駆け引きもあるようですから、地域的なかぶりも含めて、今後どのように調整されていくのか、ヨーロッパ全体にまで影響を与えるような再生可能エネルギー電力網の建設へとつながっていくのか? 本当にこの地域での開発が強化、具体化しそうなので目が離せない動きになりそうです。

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新日本石油、次世代エネルギーパーク・クックラひるがの(岐阜県郡上市)に、蓄電池付き太陽光発電+燃料電池など環境対応マルチエネルギーシステムを設置

 新日本石油は、経済産業省が推進する次世代エネルギーパーク整備事業の一環として、クックラひるがの(岐阜県郡上市)に、蓄電池付き太陽光発電+燃料電池など環境対応マルチエネルギーシステムを設置したということです。
 構成は、太陽光発電3.2KWp、、燃料電池0.75kW、ガスコージェネレーション4.5kW、蓄電池14kWhということです。国がす新する事業としては、かなり小ぶりな印象ですが、こぶりな割に大きな蓄電池が設置され、さらに電気自動車用の充電スタンドが設置された点がポイントでしょうか? 太陽光発電と燃料電池による

プレスリリース / 新日本石油、2010/6/8
岐阜県「次世代エネルギーパーク」の一拠点である「クックラひるがの」に「環境対応マルチエネルギーシステム」を設置

20100608_01_01_0794529
-----image(”マルチエネルギーシステム概要”) : プレスリリース

" 停電時でも、蓄電池、太陽光発電、燃料電池により電気とお湯を供給
経済産業省が推進している「次世代エネルギーパーク」に認定された岐阜県の次世代エネルギーインフラ整備構想の一拠点である郡上市の民間商業施設「クックラひるがの」に「環境対応マルチエネルギーシステム」を設置しましたので、お知らせいたします。

 「クックラひるがの」は、様々な店舗やホテルなどを有し、年間30万人以上の来場者数を誇る大型の商業施設で、岐阜県は、次世代エネルギーインフラ整備構想の一拠点として位置付けております。
 当社では、横浜市に設置した「ENEOS創エネハウス」において、太陽光発電や燃料電池、蓄電池などを組み合わせた総合エネルギーシステムの実証を行っておりますが、今般、そこで得た知見に基づいて、当社が設計し、グループ会社のNIPPOが施工した「環境対応マルチエネルギーシステム」が本施設に採用されました。

 このシステムは、太陽光発電(出力3.2kW)、燃料電池(出力0.75kW)、ガスコージェネレーション(出力4.5kW)、および蓄電池(蓄電容量14kWh)で構成されており、消費電力量に応じて、各機器の発電や充放電をコントロールするクリーンで高効率なシステムです。
 そして、当社が開発した創エネモニターシステムにより、電力やお湯の使用状況が店内のモニター画面に表示され、エネルギーの見える化も図っています。
 通常時は、発電した電気を店内設備の一部(タワーホール)や電気自動車用充電器に供給し、不足する場合は系統電源で補い、余剰の場合は、蓄電池に充電される仕組みです。また、燃料電池とガスコージェネレーションで作られたお湯は、足湯や融雪に利用されます。
 系統電源が停電した時には、自立運転に切り替わり、蓄電池、太陽光発電、および燃料電池が作動することにより、必要最小限の電気とお湯を供給することができます。

 岐阜県と当社は、同施設において、今後1年間の実証試験を行います。エネルギー使用量や二酸化炭素(CO2)削減効果を検証し、環境性、経済性、快適性の観点から最適なエネルギーシステムの構築による低炭素社会の実現に貢献してまいります。
.......... "

関連
クックラひるがの

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ファーストソーラー First Solar のリサイクルシステムと同社のCdTe太陽電池の展開。2009年度1GWp越えNo.1の実績

First Solar's Recycling Program - English Version

(FirstSolarEurope, 2010年05月29日)

 まずは、上のファーストソーラー社の太陽電池のリサイクルに関するビデオクリップをご覧ください。

 ファーストソーラー First Solarの2009年の躍進は将来、太陽電池業界での一つの伝説になるとさえ言う人がいるぐらい話題の多い会社です。

太陽電池業界の熾烈な競争と業界の拡大。ファースト・ソーラーの太陽電池?-----ソフトエネルギー、2009/08/13

 ヨーロッパの太陽電池メーカーが中心になって2007年に設立されたPV CYCLEでは、太陽電池の原材料の調達から廃棄、リサイクりまでの全過程でのリサイクルの確立が可能なことを、太陽光発電の再生可能エネルギーとしての技術の重要なポイントとして整備を行っているということです。PV CYCLEには、日本からもKanekaKYOCERASanyoSHARP Solarなどが参加しています。

 そして、ファーストソーラーは、当初から原材料の確保から廃棄再利用までの工程全体の技術的な確立を企業の中心的な眼目としてアピールしてきた太陽電池メーカーです。CdTe薄膜太陽電池という特殊な太陽電池で展開する同社の戦略上、ライフサイクルのリサイクルの確立は不可欠だったのでしょうが、その点を逆に活かして、現在の業績をあげている点は見事です。
 
First Solar FSLR - thin film solar modules
First_solar_site
-----image : 同社サイト
 / May 19, 2010 First Solar Joins US Clean Energy Business Mission to China

 メガソーラーなどの世界中で大型案件の太陽光発電所の建設を受注し、2009年の太陽電池の出荷量が1GWを超え世界一の太陽電池メーカーに躍り出た実績は見事です。

Sharp overtakes First Solar as revenue tops US$2.2 billion in 2009 - Photovoltaics International-----PV-Tech.org,28 April 2010

関連
PV CYCLE / Full Members &

参考エントリー
World's largest solar power plant being built in eastern Germany / プレスリリース juwi (ドイツでサッカー場200面の広さの40MW太陽光発電プラント!)-----ソフトエネルギー、2007/02/28

2008年、シャープは太陽光発電の出力ベースで世界第四位に転落!?-----自然エネルギー、2009/07/23

-----Google GreenPostサイト横断検索 : first solar -----

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NTTドコモ、携帯電話用ソーラー充電器 FOMA ecoソーラーパネル 01を夏に販売へ

 NTTドコモは、太陽光を利用して高効率な充電を実現したソーラー充電器「FOMAR ecoソーラーパネル 01」を開発、7月~8月に発売する(予定)だと発表しました。 30分のソーラー充電で30分以上の連続通話が可能で、約4~5時間で携帯電話を満充電にできる性能だということです。
 サイズは、約186mm×幅 約103mm×厚さ 約17.0mmで、重さ220グラム。アウトドアに持っていく気がするサイズと重さです。登山やサイクリング、日向で仕事をするという人や非常時などに一台あってもいいかなという製品です。

プレスリリース / NTTドコモ、2010年5月13日
ソーラー充電器「FOMA ecoソーラーパネル 01」を開発

13_01
-----image(”商品の外観 FOMA ecoソーラーパネル 01”) : 同リリースより

" .....太陽光を利用して高効率な充電を実現したソーラー充電器「FOMAR ecoソーラーパネル 01」を開発いたしました。本製品は快晴であれば、約4~5時間で携帯電話を満充電にできる性能があり、お客様がご利用いただくことでCO2の排出削減に貢献でき、環境活動にご参加いただけます。
..........
【主な特長(予定)】
発電量を最大化する「MPPT ※1 機能」を搭載し高効率な充電を実現
快晴時には約4~5時間で満充電になる、高効率な充電が可能。
30分のソーラー充電で30分以上の連続通話が可能 ※2 な通話の電力消費と同等以上の発電力を実現。
様々な場所での充電が可能
電源を得られない屋外や災害発生時、家庭やオフィスの窓際など、様々な場所での充電が可能。
対応機種の充実
FOMA端末(一部除く※3 )および「FOMA 補助充電アダプタ 01」にも対応。
販売開始日 : 2010年7月~8月(予定)
販売チャネル : 全ドコモ取扱店

1 MPPT :
Maximum PowerPoint Trackingの略。
太陽電池から効率よく電力を取り出す技術で、MPPT制御を搭載しない場合に比べて、1.3倍から1.5倍程度の発電量が期待できます。
2 機種、季節、日射条件、周囲温度などにより、大きく変動する場合があります。
3 スマートフォンなどのFOMA外部接続端子非対応の機種に関しては非対応となります。

「FOMA ecoソーラーパネル 01」の概要
主な仕様(予定)

カラー ホワイト
外形寸法 高さ 約186mm×幅 約103mm×厚さ 約17.0mm
質量 約220グラム
充電時間1 約4.8時間
太陽電池セル(種別) 単結晶シリコン
定格出力 1.22W
定格電力 5.4V
定格電流 約250mA
出力端子 FOMA端末用充電コネクタ
設置角度調整 2段階調整可能
使用温度範囲 5℃から35℃
耐熱温度 約70℃
ケーブル長 約1.2メートル
.......... "

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米ソルフォーカス社 SolFocus、1MWの集光型太陽光発電をVictor Valley Collegeに設置

 かねてから集光型太陽光発電で注目を集めていた米ソルフォーカス社 SolFocusは、1MWの集光型太陽光発電をVictor Valley Collegeに設置したと発表しました。
 このシステムにより同校の電力消費の約30%を賄え、かつ同校の研究やグリーンジョブ育成プログラムに利用され活用されるということです。今後カリフォルニア州の進める、太陽エネルギー活用プログラムにのっとて、さらに利用が進むと目されるこれらのシステムの普及に、実証実験地として貢献しそうです。

SolFocus installs largest CPV facility in North America

(WMSMedia,2010年06月02日)

プレスリリース / SolFocus,2010-05-26
SolFocus and Victor Valley College Complete the Largest Solar Power Plant of its Kind in North America

052610completedplant
-----image : 同リリースより

" Victor Valley College and SolFocus held a grand opening ceremony today for the largest solar power plant in North America using concentrator photovoltaic (CPV) systems. After two months of construction, the one megawatt solar power plant is now providing clean power to Victor Valley College in Victorville, California.
About the Solar Power Plant:
The Victor Valley College solar micro-generating facility is now connected to the regional electrical grid operated by Southern California Edison and will produce approximately 2.6 million kilowatt-hours annually, which is roughly 30 percent of the College's electricity demand.

Construction of the six acre plant was completed in two months.
The plant is located on the college's main campus and consists of 122 SolFocus SF-1100S CPV arrays.

Green Jobs Training:
The college will be developing curriculum within its existing academic and technical programs around this innovative solar technology, including installation, operations, and maintenance.
SolFocus will be supporting the college in its curriculum development around advanced solar energy technology including materials, training, and instruction.
..........
About CPV:
SolFocus CPV technology employs a system of patented reflective optics to concentrate sunlight 650 times onto small, highly efficient solar cells.
The SolFocus SF-1100S system deployed at the college uses approximately 1/1,000th of the active, expensive solar cell material compared to traditional photovoltaic panels. In addition, the cells utilized in SolFocus CPV systems have over twice the efficiency of traditional silicon photovoltaic cells.
SolFocus offers environmental benefits including next-to-no water usage, a small land footprint with dual use potential, and no permanent shadowing or wildlife corridor disruption.
..........  "

関連
About Victor Valley College

Victor Valley College Goes Solar with SolFocus Power Plant-----SolFocus,March 18, 2010

Victor Valley College Solar Power Plant Celebration-----Gunther Portfolio,MAY 27, 2010

SolFocus Story

(SolFocusInc,2008年07月03日)

参考エントリー
離陸しはじめた集光型太陽電池、太陽光発電システム SolFocus-----ソフトエネルギー、2008/11/11

集光型太陽電池の可能性 2-----ソフトエネルギー、2006/12/20

集光型太陽電池の可能性-----ソフトエネルギー、2006/06/09

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イベント 7/22 Science Cafe on Thursday できるぞ! エネルギーシフト !! 飯田さんと話そう

-----イベント案内より-----(要事前申込)たぶんUstreamでライブ放送されるかも(期待しております!)

" 電気を選ぶ?!

電気に選択肢があるかないかなんて 考えた事はありませんでした。
考えるキッカケになったのは電気がどうやって作られているか知ったから。それと坂本龍一さんが「ニューヨークでは電気が選べて、僕は風力でつくった電気を買っている」と話していたことから。

「そっ そんなことができるの?!?!」(走る衝撃!)

地球は太陽や風や地熱、、、エネルギーを無償で与えてくれています。
クリーンで安全で持続可能(※2)なエネルギーを選びたいという声は広がっている♪

エネルギーシフト!

わたし達の暮らしの中で 実現するにはどうしたらいいでしょう!
始めている自治体や企業があります。

持続可能エネルギーの専門家 飯田哲也さんと一緒に
ワールドカフェ(※3)でアイデアを繋げ
わからないことは 飯田さんに聞いてみましょう!

できるぞ!エネルギーシフト!!

■開催日時:
2010年7月22日(木) 
18:30開場
19:00開始

■場所:
下北沢らぷらす(定員100名)
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00005031.html
世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール11階 研修室3・4
TEL 略

小田急線・井の頭線「下北沢」駅南口徒歩5分
小田急バス「北沢タウンホール」下車すぐ(北沢タウンホール~駒沢陸橋)

■参加費
1000円

■タイムテーブル:
19:00~20:00 
ご挨拶
映画『ミツバチの羽音と地球の回転』(※4)予告編鑑賞(2分21秒)
ワールドカフェ(飯田さん参加)
ワールドカフェ・テーマ
「エネルギーシフトを考える」
「地域でできること」
「首都圏で考えられること」
など
当日発表します。

◎カフェテーマ募集!
twitterで募集
https://twitter.com/eneshift からお知らせします。

20:00~21:30
飯田哲也さんのお話とQ&Aとカフェでのお話をわかちあい。
進行: 冨田貴史
※飯田さんのトークタイトルは打ち合わせ中

■予約・問い合わせ先
ふろむあ~すcafeOHANA
電話:略

申し込みアドレス:
 カフェ・オハナ 問い合わせフォーム
  http://milk.candybox.to/from-earth/postmail/postmail.php
エネルギーシフトE-mail 略

【プロフィール】
ミスター エネルギーシフト!
◎飯田哲也(いいだ てつなり)さん
(特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所所長)
http://www.isep.or.jp/
.........
中田英寿さんのサイトに掲載の飯田さんのコラムはわかりやすい!
「あしたの社会のつくり方」
http://www.nakata.net/jp/column/index_iida.htm

飯田さんのツイッター
https://twitter.com/iidatetsunari
..........

開催参加グループ
ふろむあ~すcafeOHANA
エネルギーシフトを考えるデータバンク
トランジションタウン世田谷
Bee’sCafe

■わかりづらい言葉の説明
.......... "

関連
エネシフトのUstreamチャンネル

・Twitter : eneshift

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

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スコットランドのアイラ島にエネルギー革命が! 蒸留所で廃棄物を電力に変える試みが開始される

 良質なウィスキーの産地として有名なスコットランドのアイラ島でエネルギー革命が起きるかもしれない。アイラ島には、通の方々が舌なめずりしそうなくらい”良いシングルモルト”ウィスキーを作る蒸留所が七つあり(欧文記事では八としているものもある)、そのうちの一つであるブルイックラディ蒸留所 Bruichladdichで、蒸溜過程で生まれるポットエールと言われる残溜液を嫌気性発酵させバイオガス(メタンガス)を発生させ、発電機により電力を作るというシステムがまもなく稼動するという話です。

スコットランドの蒸留所で廃棄物を電力に変える試み-----CNN.co.jp,2010.05.30-----May 21, 2010 - Scotch distillery turns whisky into watts

 成功すれば、蒸留所の電力需要のおよそ8割を賄うことができるシステムに注目しているのは、同じように廃棄物の処理のコストやエネルギーコストの高騰に頭を悩ませる他の6っつの同業者だけではない。これまでこうした嫌気性発酵のタンクと発電システムは、年数十万リットル規模でも小さすぎて、実用化に手がついていなかったということで、スコットランド政府も援助もし、この実験の成功にに注目しているということです。

参考地図
Scotland_islay
-----Google Map : ISHIGORO - アイラ島の蒸留所 潮の香りがするシングルモルトウイスキーより

関連
Bruichladdich.com The home of the Finest Islay Malt / Web Cams

Biowayste / Anaerobic Digestion by BioWayste.com

Cheers: whisky to power a Scottish island and local cars-----The Australian,January 19, 2010

Biowaste plant for greener scotch-----Forum For The Future,11 May 2010

Biowayste: bringing anaerobic digestion to mainstream business

" The Northamptonshire-based company Biowayste Systems Limited ? providers of the one of the UK's fastest anaerobic waste-to-energy processes - is now taking its system to mainstream business, in what has traditionally been a cost-prohibitive market sector. "

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イベント 7/14-16 クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF) 2010

-----イベント案内のサイトより-----事前登録すると無料

2010csfeventlogo

" クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF・シーエスエフ)2010

クリーン発電に関する技術・情報を発信することによって、再生可能エネルギー等の利用促進を図る。また、クリーン発電を含む安定した電力供給を実現し、電力需給の最適化を図るため、送電網の情報化・高度化に関わる技術・システムを発信する。さらに、業界関係者の相互交流および商談を通じて、クリーン発電システム・次世代送電技術の普及を促進することにより、CO2削減と国民生活の利便性向上に寄与する。

会 期:2010年7月14日(水)~16日(金)
会 場:パシフィコ横浜 展示ホール・アネックスホール
主 催:クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF)実行委員会
後 援:経済産業省、環境省、総務省、神奈川県、横浜市(順不同、申請予定)
共 催:アテックス(株)
協 賛:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、(独)科学技術振興機構、(財)電力中央研究所、 (財)エネルギー総合工学研究所、(財)新エネルギー財団、(財)省エネルギーセンター..........

併催行事 : (1)開会式
(2)基調講演
(3)スペシャルカンファレンス
(4)先端技術セミナー
(5)出展者プレゼンテーション(出展企業による開講) 他
を予定

入 場 料 : 2,000円(税込) ※招待券持参者・Web事前登録者は無料
.......... "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内のサイトをご覧ください。

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