大和ハウス工業、愛媛県松山市に太陽光発電、さらにはリチウムイオン電池システムやEMSを完備したローソン松山東石井六丁目店を施工
エネルギーマネージメントシステムを備え、省エネ照明などを導入し、屋根には太陽電池、そして駐車場にはリチウムイオン蓄電池がおかれ、将来電気自動車の充電ができる。そんな、コンビニエンスストアがオープンしたということです。
大和ハウス工業は、、愛媛県松山市にリニューアルオープンしたローソン松山東石井六丁目店に、エネルギマネージメントシステム(EMS)や太陽光発電、さらにんはリチウムイオン電池システムを完備したをコンビニエンスストアを企画、施工しオープンしたということです。
プレスリリース / 大和ハウス工業、2010/06/09
・次世代型省CO2モデル事業に対応したリチウムイオン電池システム付きコンビニエンスストアを企画・施工しました
-----image(左-”リチウムイオン電池システムを導入した「ローソン松山東石井六丁目店」”、右-”リチウムイオン電池システム”) : 同リリースより
" .....ローソン様が6月9日、愛媛県松山市にリニューアルオープンさせた次世代省CO2モデル事業に対応したリチウムイオン電池システム付き店舗「ローソン松山東石井六丁目店」を企画・施工しました。当社では2009年4月より、新規事業として環境エネルギー事業部を立ち上げ、LED照明や高効率反射板、エネルギーマネジメントシステムなどを販売してきました。
そしてこのたび、当社が企画・施工した次世代型省CO2モデルに対応したリチウムイオン電池システム付きの店舗を、株式会社ローソン様の「松山東石井六丁目店」で採用いただきました。
今回採用したリチウムイオン電池システムは、当社が出資しているエリーパワー株式会社製のリチウムイオン電池システムを採用しました。
また、当店舗は国土交通省の「平成21年度(第1回)住宅・建築物省CO2推進モデル事業」マネジメント部門で採択された「コンビニエンスストア向け次世代型省CO2モデル事業」のリチウムイオン電池システム付きの第一号店舗となります。ポイント
1.リチウムイオン電池システム付きのコンビニエンスストア
2.災害対応可能なコンビニエンスストア
3.コンビニエンスストア向け次世代型省CO2モデル事業1.リチウムイオン電池システム付きのコンビニエンスストア
..........この店舗では、太陽光発電システムで発電した電力を、店内のLED照明、冷蔵庫等に使用します。また、同時にリチウムイオン電池に蓄電して、効率よく電力を使用します。
あわせて、当店舗は地震などの緊急災害時に「災害対応店舗」として、リチウムイオン電池で蓄電した電力を非常用の電源として1日間利用することができます
..........
太陽電池モジュール 56枚(シャープ株式会社製) 10.08kW
リチウムイオン電池システム 蓄電量:10kWh(エリーパワー株式会社製)電池数量:20モジュール(80セル)出力:6kW
エネルギーマネジメントシステム 1台(日本テクノ株式会社製)
店舗面積 196.23㎡
..........
●エネルギーマネジメントシステム
エネルギーマネジメントシステムは、コンビニエンスストア等で発生したエネルギーを一括して管理できるシステムです。エネルギーの見える化を図るため、導入する各機器の電力データを収集して、データ分析による省エネ改善(運用改善・設備改善など)を実施するなど、システム一体での省エネ・省CO2を図ります。
関連
・自然エネルギーとリチウムイオン電池を活用した創エネ店舗に-----ローソン、2010年06月09日
太陽電池
・シャープ : 産業用太陽光発電システム
エネルギーマネジメントシステム
・日本テクノ
リチウムイオン電池
・エリーパワー
・大和ハウス工業、エリーパワーの家庭用リチウムイオン蓄電池システムを組み込んだ太陽光発電、LED照明、エネルギーマネージメントシステムなど搭載の展示住宅を公開-----しなやかな技術研究会、2010/07/06
コメント続き
地域の商店街をのみこみ、近所のコンビニはどんどん入替り、開店から閉店までの期間は厳しい地域ではすごく早いような気がします。このコンビニエンスストアのある暮らしには、省エネの観点からは好ましくないという見方もありますが、よくも悪くも、地域の商店街が消えていき、代替えとしてそこにあるコンビニは、実は高齢化しつつある地域社会のインフラとして機能しています。もし近所のコンビニがつぶれたら、街の商店街が消えた今、とても駅までの2-3kmを歩いて移動することはできないと訴える高齢化社会の現実があります。一方、若者は24時間の必要な時にコンビニを使います。ある北関東の広域農道にただ一軒存在する24時間営業のコンビニに真夜中の三時に立ち寄ったことがあります。仕事のかねあいで真夜中の移動となり、人っ子一人いない都会のコンビニを想像して店内に入ると、中には2家族6人の客がいました。一家族はみなパジャマ姿での来店。もう一家族は子供も成人した3人連れ。店内に入ってしばらくすると、夜が明けてきました。サンドイッチを食べながら、かなり早い朝食を食べていると、窓にはりついていた無数の昆虫も夜明けとともに消え、少し明けた空に低くかかる霧がなんともスティーブン・キング小説の映画化されたワンシーンのようです。パジャマ姿の家族が、霧の中の車にのってどこかに消え、残った家族は車の中でなにやらくつろいでいます。
コンビニの店員に、よくこんななにもない峠にコンビニを作ったねというと、まさに考えていた言葉を口にしました。
「ど田舎のオアシス」
コンビニは、地域の経済、そして日本全国に均一なサービスを提供することで、社会生活の均一化も担っていると考えるのは考えすぎでしょうか。都会では、パジャマで真夜中にコンビニに行く家族はいないでしょうが、同じサービスを利用することができます。
そのコンビニがエコ化する。それはそれで、面白い事業、場創りだと思います。(t_t)
参考エントリー
・ファミリーマート、つくば市の「低炭素交通社会システムの共同実証プロジェクト」に参加-----しなやかな技術研究会、2009/12/01
・コンビニが太陽光発電所+エコカー充電所になるとき-----しなやかな技術研究会、2009/06/04
・夜中の無駄-----しなやかな技術研究会β、2008-07-01
・LED照明導入拡大 / プレスリリース ローソン-----しなやかな技術研究会、2008/06/23
・ローソンが電気自動車の実用実験をスタート-----しなやかな技術研究会、2009/01/21
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