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政府、ボリビアに対する太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画に関する無償資金協力を決定+資源 リチウムについて

 政府は、ボリビア多民族国に対して、4億4,000万円を限度とする太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画に関する無償資金協力を決定したと発表しました。日本政府は、世界の国々に対して、太陽光発電による無償資金協力を進めています。ボリビアは、
 ボリビア多民族国は、天然ガス、亜鉛、希少金属等の天然資源も豊富で、資源外交の観点からも重要な国とし、同国の貧困削減、持続的経済成長を支援しているということです。ボリビア多民族国には、リチウムイオン蓄電池の材料として重要なリチウムの世界有数の保有国として知られています。
 実際、こうした支援策によって関係および貧困の撲滅において、どのように貢献することができたのか、後日の成果の評価を知りたいところです。

Bolibia
-----image : 参考 Googleマップ : ボリビア ラグナ・コロラダより

プレスリリース / 外務省、平成22年3月23日
ボリビア多民族国に対する無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する交換公文署名式

" 1.3月19日(金曜日)(現地時間同日)、ボリビア多民族国の首都ラパス市において、我が方田中和夫駐ボリビア国大使と先方ダビッド・チョケワンカ・セスペデス外務大臣(Sr. DAVID CHOQUEHUANCA CESPEDES, MINISTRO DE RELACIONES EXTERIORES)との間で、4億4,000万円を限度とする環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(Proyecto para Introduccion de Energia Limpia por Sistema de Generacion de Electricidad Solar)に関する交換公文の署名式が行われました。

2.この協力は、ボリビア多民族国に太陽光発電装置(太陽光パネル、変圧器など)を整備するために必要な資金を供与するものです。同計画の実施により、発電用の化石燃料の消費量が減少し、二酸化炭素の排出量が削減されるとともに、ボリビア国民等に対する再生可能エネルギーに対する普及啓発が促進されることが期待されます。

3.ボリビアは、我が国の伝統的な友好国であり、また、天然ガス、亜鉛、希少金属等の天然資源も豊富で、資源外交の観点からも重要な国です。我が国は、教育、保健、水供給などの分野を中心に、同国の貧困削減、持続的経済成長を支援しています。

(参考) ボリビア多民族国は南米最貧国であり、面積約110万平方キロメートル、人口968万人(2008年世銀)、1人当たりのGDP(国内総生産)は1,460ドル(2008年世銀)。
.......... "

関連
高橋経済産業大臣政務官のボリビア出張の結果概要-----経済産業省、平成22年3月1日

外務省 : ボリビア多民族国

ボリビア、リチウム開発で新組織 世界有数の保有国が一貫生産-----MSN産経ニュース、2010.3.16

参考エントリー
三菱商事や住商など、ボリビア政府と環境車向けリチウム資源開発 / クリッピング エクール-----自然エネルギー、2009/06/15

リチウム、その資源量は? どこの国がかぎを握る?-----しなやかな技術研究会、2008-04-16

" .....南米の資源国、チリ、アルゼンチン、ブラジル、そして未開発のボリビアを合わせて、世界の資源量の84%がこの地域に集中..... "

・Twitter / greenpost : Report: #Japan Considering Economic Aid To Bolivia in Return for Lithium Supplies-----Green Car Congress http://bit.ly/aQmDU8 #Lithium

コメント続き
 さらに日本政府はボリビアに対して、百億円規模の地熱開発を含む数百億円の円借款を進める予定だということです。希少金属争奪戦が世界で巻き起こる中で、リチウムの獲得に乗り出す姿勢を見せていることは評価できます。
 問題は、世界一とも称されるボリビア、そして他の資源国の資源量の全体が明らかになるのはこれからだということです。世界が電気自動車へシフトするのに十分な量を賄うことができるのか? 
 さらに、こうした動きがボリビアの貧困の撲滅に本当に寄与できるのか? そのあたりの検証は政府には期待できないでしょうが、本当に知りたいのはそうした情報です。市民レベルでWin-Winの関係の構築とその評価ができるまで、私たちの社会や国が進化するには時間とさらに何かが必要な気がします。(t_t)

参考

ボリビア・アルティプラーノ 中南部地域経済開発セミナーの開催-----金属資源情報センター、平成22年 3月 25日

ジェトロ検索結果 : ボリビア 地熱 / ボリビア・ラグナコロラダ地熱発電設備建設. 事業調査

The Economics of Lithium and EV Markets-----weSRCH.com

・Twitter / greenpost : リチウムイオン電池を年20万個生産、川崎工場が完成し量産開始/エリーパワー--カナコロ http://bit.ly/aSo5xr ;参考-自然エネルギー(2009/07/31) http://bit.ly/aiA0wF #lithium #battery #renewjapan



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