国際再生可能エネルギー機関 IRENAが活動を開始しました
ドイツが積極的に動き作られた国際再生可能エネルギー機関 IRENAが今年から具体的な活動を開始します。IRENA加盟国は、142カ国となり、主要な国々の支持をえた組織となりました。(中国、カナダ、ブラジルは加盟していません。)IRENA事務局は、アブダビで13人の職員を有するテクノロジー・イノベーションセンターをボンに開設することが確認、発表されました。
具体的な動きはこれからで、既存のエネルギー機関とはことなる特色と組織力をどう打ち出すのかに注目が集まります。
日本は、昨年の6月にアメリカの加盟方針に追従するような形で加盟しました。自民党から引き継いだ民主党の姿勢も含めて注目したいです。
・日本、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)に正式参加-----ソフトエネルギー、2009/07/07
プレスリリース / IRENA,17 January 2010
・News / IRENA takes off
" 500 delegates from 120 Member States attended IRENA’s third session of the Preparatory Commission in Abu Dhabi
Member States of IRENA met
today in Abu Dhabi, United Arab Emirates, to decide on the Agency’s Work Programme
and Budget for 2010. Five hundred delegates from 120 Member States discussed the
different tasks and projects the International Renewable Energy Agency (IRENA) will
tackle this year.
.......... "
関連
・Decisions clear the way for setting up the IRENA Secretariat in Abu Dhabi and the IRENA Centre of Innovation and Technology in Bonn-----The Federal Environment Ministr(DE),21.01.2010
" .....IRENA will start with a budget of well over 13 million US dollars this year for supporting its members with analyses, assessments and consulting services. IRENA will cooperate, among others, with partners from science and industry. The German government will make available an additional 3 million US dollars for the IRENA Centre of Innovation in Bonn. Jurgen Becker, State Secretary at the German Environment Ministry, headed the German delegation in Abu Dhabi...... "
・国際再生可能エネルギー機関(IRENA)運営準備委員会第3回会合 開催-----EICニュース、2010.01.28
参考動画
IRENA, The International Renewable Energy Agency
(gaelicdreams,2009年06月12日)
関連エントリー
・国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の本部は、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに決定-----自然エネルギー、2009/07/03
・UAEがIRENAに批准 本部をアブダビに招致 / プレスリリース アラブ首長国連邦-----自然エネルギー、2009/06/26
・米追従、政府が国際再生可能エネルギー機関 IRENAに加盟へ方針変換-----ソフトエネルギー、2009/06/15
・自然エネルギー市民の会が”「国際再生可能エネルギー機関(IRENA)」への日本の加入を強く要求する”との緊急声明を発表しました-----自然エネルギー、2009/2/2
・IRENA(国際再生可能エネルギー機関)に、日本はまだ参加表明をしていない(ごまめの歯ぎしり) / クリッピング JANJAN-----自然エネルギー、2008/12/27
コメント続き
ドイツの再生可能エネルギーの促進策が一定の成果をあげたということで、制度の見直しが行われることになり、ドイツ国内では、未だ離陸機とする業界、市民団体との間でエネルギー政策をめぐって議論が始まっています。とはいえ、ドイツを含めたEUには、地中海を取り巻く国、アフリカ諸国も巻き込んだデザーテックプロジェクトがあります。もともと、砂漠とテクノロジーを合わせた造語をタイトルに使っているプロジェクトですから、サハラ砂漠で太陽熱や光で発電した電力を高効率の送電網を使ってヨーロッパにもってこようという話だったものが、膨らんで北海の海上風車やアフリカ南部の風力発電、さらには地熱、バイオマスなど再生可能エネルギーを大規模に利用した広域発電・送電網ネットワーク構築へとプロジェクトが進化しつつあります。
・デザーテック DESERTEC がヨーロッパでいよいよ始動。エネルギーは、北は洋上風車から、南は地中海を超えて砂漠からやってくる!-----ソフトエネルギー、2010/01/28
さらに、国際的な再生可能エネルギーのネットワーク構築の動きは、ドイツの政策的な取り組みが単独での投資開発から、広域、国際的な取り組みへと変わる、拡大進化する可能性をもっています。(t_t)
参考(MEMO)
・Wikipedia : ドバイショック
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