« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

日本風力発電協会、風力発電長期導入目標とロードマップV1.1 を発表

 日本風力発電協会は、最新の風況データーをもちいて、風力発電のエネルギー的な賦存量とポテンシャルおよびこれに基づく長期導入目標とロードマップの算定Ver1.1 として公表しました。
 なお、環境省で実施中の「再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査委託業務」により、4月以降にver.2.0が公開されるということも発表されました。

 はっきりいって、さまざまな問題に直面し大型風力発電施設が、短期の見込みの中では、爆発的に普及するとはいえない状態だと思いますが、「長期導入目標-2050年までに、風力発電による電力量供給比率を日本の全需要電力量の10%以上とする。(風力発電設備容量:5,000万kW)」は時代の要請として達成可能だと思います。
 また、日本風力発電協会は低周波音の人への影響評価についても、情報を開示し、問題を解決し、わが国における大型風力発電の可能性を拓こうとしています。ハードルは多そうですが、日本に合った風車、導入行程など時間をかけて導入を進めてほしいと考えています。

風力発電長期導入目標とロードマップ V1.1-----日本風力発電協会、2010/01/1

" 日本風力発電協会は、2007年12月に、風力の長期導入目標とロードマップを公表しておりますが、新たに、利用可能な面積選定方法や、利用可能な土地利用区分の見直しなどを行った【風力発電の賦存量とポテンシャルおよびこれに基づく長期導入目標とロードマップの算定 Ver1.1】を公表いたします。
..........
<算定結果>
 ☆算定条件を記載しておりますので、結果の数値のみが一人歩きしないよう、ご注意下さい。
 ☆今後の社会条件変化に伴い、算定条件も変わることが予想されますので、それに応じて
  各数値も変わります。
 ☆☆☆ 環境省で実施中の「再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査委託業務」では、
      自然保全地域、住宅からの距離、土地傾斜角など、殆ど全ての社会条件を考慮した
      ポテンシャルを算定中ですので、今回のJWPA Ver.1.1も、4月以降にver.2.0として
      発表いたします。 ☆☆☆ 

1.ポテンシャル
  陸 上 風 力 : 6,500万kW
  着床式洋上風力: 2,900万kW
  浮体式洋上風力: 3,900万kW
  合  計     :13,300万kW

2.長期導入目標
  2050年までに、風力発電による電力量供給比率を日本の全需要電力量の10%以上とする。
  ⇒ 風力発電設備容量:5,000万kW

3.ロードマップ
  2010年: 300万kW
  2020年:1,130万kW
  2030年:2,690万kW
  2040年:4,420万kW
  2050年:5,000万kW 

詳細は、以下を参照
 http://jwpa.jp/pdf/50-15roadmap100115.pdf
......... "

関連
JWPAは、低周波音の人への影響評価研究に協力します。-----日本風力発電協会、2010/01/19

風力発電も環境アセスの対象へ-----MSN産経ニュース、2010.1.28

" 環境省は27日、風力発電を環境影響評価法(環境アセス法)の対象にする方針を固めた。 "

コメント続き

続きを読む "日本風力発電協会、風力発電長期導入目標とロードマップV1.1 を発表"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

デザーテック DESERTEC がヨーロッパでいよいよ始動。エネルギーは、北は洋上風車から、南は地中海を超えて砂漠からやってくる!

 昨年末のCOP15の成果は、あまりかんばしくないという話題が、エネルギーと気候変動問題に関心がある人々の間で語られていたとき、ドイツのシュピーゲル誌のサイトに、「Germany, the United Kingdom, France, Denmark, the Netherlands, Belgium, Luxembourg, Ireland and Norway」の北ヨーロッパの9カ国が、北海などのオフショア風力発電とスーパーグリッドにより電力を相互融通できる仕組みを確立するというニュースが伝えられました。COP15の結果にかかわらず、欧州は気候変動とエネルギー問題に、”積極的な国々だけでも先行”して取り組むという姿勢として注目すべき記事でした。

'The European Answer to the Failed Climate Summit in Copenhagen'-----SPIEGEL ONLINE,01/06/2010
関連 : EU、オフショア風力発電! エネルギーは海を超えてやってくる-----ソフトエネルギー、2009/10/01

 これは、北ヨーロッパのプラン。そして、同じシュピーゲル誌のサイトには、こんな記事もありました。こちらは、南のサハラ砂漠から太陽熱発電と太陽光発電と高電圧の高い送電効率の送電網によりアフリカ南部の国々と南ヨーロッパを結ぶというものでした。

Can Saharan Solar Power Save Europe?-----SPIEGEL ONLINE,12/03/2009

 さらに、陸上の風力が使えるところでは風力というふうに、地域に存在するエネルギー源を結ぶことによって、ヨーロッパ”全体で”2050年に電力需要の15%を再生可能エネルギーでまかなうという壮大な計画な計画が動き初めたようです。
 1月20日にデザーテック財団のサイトに新たな文章「Dii - DESERTEC industrial initiative」が公開されました。

プレスリリース / DESERTEC Foundation,06 January 2010
Desertec Foundation appreciates plans to establish northern european energy grid (DE)

" ”It's the right signal at the right time. To provide a timely turnaround with more clean energy, CO2-free power, Europe needs a modern and efficient electricity grid. ”Says Frederick Fuhr, CEO of DESERTEC Foundation. ”We now hope that this is not a regionally-limited project, but also the network expansion in South and Eastern Europe preceded in the same manner as a prerequisite for trans-Mediterranean market for renewable energy."
Next Frederick calls Fuhr: "We expect the EU and national governments that will be created as part of a transmission network with HVDC lines of an integrated approach is taken into account in the intercontinental links with Africa. Such infrastructure projects of general interest and principle of state responsibility, therefore, also plan by the EU and member states, and finance. ” "-----Google (DE) to (E)より

Redbook2009
-----image : DESERTEC Foundation: RedPaperより

関連
DESERTEC Foundation : On 20th of January 2010 at the annual Handelsblatt Energy Conference in Berlin, Dii CEO Paul van Son presented objectives of the DESERTEC industrial initiative. The slides of the Dii presentation can be read and downloaded

Dii_desertec_industrial_initiative2
-----image :「Dii - DESERTEC industrial initiative
Enabling the DESERTEC Concept
- Bringing the Desertec concept into reality: Solar- and Wind Energy from the Deserts in Nourt Africa and the Middle East
Paul van Son(CEO Dii GmbH)
17.Handelsblatt Jahrestagung Energiewiretschaft 2010」(pdf ; //www.desertec.org/fileadmin/downloads/press/DII_Presentation_2010-01-20.pdf)より

DESERTEC INDUSTRIES - Energy from deserts

参考
Imagefilm der Desertec Foundation

(ALDEBARANHamburg,2009年09月24日)

「デザーテックを知ってるかい?」~COP15開幕に思う-----What is value? 価値って・・「ナンシー関のいない世界で」改題、2009-12-08

サハラ砂漠からのエネルギー供給『DESERTEC』プロジェクト-----エコロジーオンライン、2009.07.09

コメント続き

続きを読む "デザーテック DESERTEC がヨーロッパでいよいよ始動。エネルギーは、北は洋上風車から、南は地中海を超えて砂漠からやってくる!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三洋電機、三菱化学のコンテナ野菜工場に太陽電池、リチウムイオン電池を納入

 三洋電機は、三菱化学が販売を開始したコンテナ野菜工場に太陽電池、リチウムイオン電池を納入すると発表しました。野菜工場のシステムは、三洋電機ほか、LED開発会社、コンテナ製作会社などが協力し、国内でのテストを経て、中東カタールに40フィートコンテナ2台にしこまれた野菜工場が海を渡るということです。

プレスリリース / 三洋電機、2010年01月12日
“コンテナ野菜工場”に「太陽電池」「リチウムイオン電池」を納入

100112-1-01
-----image(”「コンテナ野菜工場」模式図”) : 同リリースより

" スマートエナジーシステムの新たな提案
三洋電機株式会社は、創エネ(太陽電池)・蓄エネ(二次電池)・省エネ(業務用機器等)技術を融合したシステム(スマートエナジーシステム、SES)で、工場や学校、店舗といった施設のCO2排出量やランニングコストの大幅な削減を提案するエナジーソリューション事業を今後、本格的に展開してまいります。
 その一環として、太陽電池とリチウムイオン電池とを組み合わせたシステムを、このほど、三菱化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 取締役社長:小林喜光)が発売する「コンテナ野菜工場」のオプション向け実証試験用に納入します。
 今回は、当社製の「HIT太陽電池」(2kW)と「リチウムイオン電池」(3.14kWh予定)とを組み合わせたシステムで、商用電源とのハイブリッドによる電力供給を行ないます。リチウムイオン電池に蓄えられた電力は、野菜栽培用のLED照明(直流)に使用されます。このシステムは、太陽電池パネルで創り、二次電池に蓄えられた電力を使うことで、将来的には電力の不安定な地域や、電力網の整っていない地域での野菜栽培も実現可能となるものです。
 この取り組みは実証試験ではありますが、三洋電機は、今後も創エネ・蓄エネ・活エネを実現する様々なエナジーソリューションの開発、提案を行なってまいります。 "

関連
コンテナ野菜工場の発売開始について-----三菱化学、平成22年1月12日

" ..........
野菜工場には、① 閉鎖された空間なので気候・天候の影響を受けない、② 多段式の棚で栽培するため空間を最大限に活用できる、③ 病害虫の侵入がなく無農薬栽培も可能、④ 水耕栽培のため連作障害や土壌汚染が発生しない、⑤ 砂漠や寒冷地、都市や地下など多様な空間に設置できる、といった特長があり、異常気象や食糧危機への懸念が話題となっている今日、新しいかたちの農業を可能にする手段として注目を集めています。
..........
当社のコンテナ野菜工場の第一号機は、中東カタール国への販売が決まっており、本年4月に納入の予定です。
 今後当社は、お客様のご要望と設置場所の諸条件を踏まえた仕様のカスタマイズを行いながら、コンテナ野菜工場を広く国内外に販売してまいります。
.......... "

シーシーエス / 2010/01/12「コンテナ野菜工場」中東カタールの企業に納入決定
  フェアリーエンジェル

コンテナ野菜工場を共同製作-----日本フルハーフ、2010年1月12日

" .....三菱化学株式会社は今回、カタール企業からの引き合いを受け、2台のコンテナ野菜工場を製作し、4月より現地にてモニターテストを実施する。今後さらに実証実験を積み重ね、この事業を拡大したい考えであり、日本フルハーフは空調技術や空間レイアウト技術、ノウハウを新しいコンテナビジネスに展開していく方針だ。..... "

コメント続き

続きを読む "三洋電機、三菱化学のコンテナ野菜工場に太陽電池、リチウムイオン電池を納入"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トステム、熊本県に所有の遊休地を利用し3.75MWの太陽光発電所、メガソーラーの建設計画を発表

 住宅建材のトステムは、熊本県に所有している工場用地の遊休地を利用し3.75MWの大型太陽光発電所、メガソーラーを建設すると発表しました。さらに同社は、同規模の計画を福島県、茨城県とも協議を進めているということです。
 まさに、日当たりのいい土地さえあればいいという太陽光発電の特長を生かした、未利用な土地の有効活用という意味で典型となる、他社や自治体にとって遊休地の利用についても影響を与えるプランとなりそうです。

プレスリリース / トステム、2010/01/18
工場の遊休地を利用した 国内最大級(※)の太陽光発電施設 建設計画を発表

Nr057_01
-----image[”大規模太陽光発電施設 完成イメージ(1)”] : 同リリースより

" .....工場の遊休地を利用し、主要自治体と連携した電力会社など、エネルギー業界以外による取組みとしては国内最大級(※)の太陽光発電施設の建設を計画しています。
 第1弾として、トステム有明工場(熊本県玉名郡)に、九州最大となる出力3.75Mwの太陽光発電システムを計画し、2009年12月に熊本県へ申請しました。この施設は、2011年2月の運転開始を目指しています。また、同規模の計画を福島県、茨城県とも協議を進めています。
※電力会社・パネルメーカー等、エネルギー業界によるものを除く、当社調べ(2010年1月現在)
..........
【計画の概要】
 トステム有明工場の工場内未活用地に太陽光発電施設を建設し、発電電力を自社工場で活用します。工場の非稼働日に得られる余剰電力は九州電力等に売電する予定です。また、施設では、「塩害地域での実証研究・開発」等も検討中で、熊本県・長洲町と連携した地域の太陽光発電普及と啓発活動に大きく貢献できるものと考えています。

計画地 トステム株式会社 有明工場 / 熊本県玉名郡長洲町名石浜25
太陽光電池出力 太陽光電池出力 約3.75Mw
推定発電電力量 約4,000Mwh/年(一般家庭年間 約1,000世帯分)
CO2排出削減量 約1,500t/年
工場敷地面積 約109,000坪 (約360,000㎡)
施設対象面積 約36,000坪  (約119,000㎡)
運転開始予定 2011年2月
電力使用方法 自家消費

Nr057_02
-----image[”大規模太陽光発電施設 完成イメージ(2)”] : 同リリースより  "

コメント続き

続きを読む "トステム、熊本県に所有の遊休地を利用し3.75MWの太陽光発電所、メガソーラーの建設計画を発表"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

外務省、ブルンジ共和国に対する環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換を行ったと発表

 外務省がブルンジ共和国の太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画に関する無償資金協力についての外交書簡の交換を行ったと発表しました。これにより、5億4,000万円の資金でブルンジの首都ブジュンブラ市内にある同国の中枢病院であるカメンゲ大学病院に、太陽光発電装置を整備する計画だということです。

プレスリリース / 外務省、平成22年1月18日
ブルンジ共和国に対する環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換

" 1月18日(月曜日)(現地時間同日)、ブルンジ共和国の首都ブジュンブラにおいて、我が方岩谷滋雄駐ブルンジ国大使(ケニアにて兼轄)と先方オーギュスタン・ンサンゼ外務・国際協力大臣(S.E.M. Augustin Nsanze, Ministre des Relations Extrieures et de la Coopration Internationale)との間で、5億4,000万円の環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(le Projet de Promotion de l’nergie Propre en Utilisant le Systme Solaire Photovoltaque)に関する書簡の交換が行われました。
ブルンジは、その電力供給を水力発電に依存しており、また、長年続いた内戦の影響による設備劣化等のため、電化率は2%以下と極めて低い状況です。このような状況の中、降雨量の変動により影響を受ける水力発電を補完する電力として、太陽光を活用したクリーンエネルギーの普及が急務となっています。
本件協力は、ブルンジの首都ブジュンブラ市内にある同国の中枢病院であるカメンゲ大学病院に、太陽光発電装置を整備するために必要な資金を供与するものです。本件協力の実施により、二酸化炭素の排出量が削減されると共に、ブルンジが今後太陽光発電施設普及に取り組んでいくために必要な基盤を築くことが見込まれます。
我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)等において、アフリカ諸国の気候変動対策における取組への協力を強化することを表明しており、本件協力はその支援策を具体化するものです。
(参考) ブルンジ共和国はアフリカ中部に位置し、面積は2.78万平方キロメートルを有し、人口は約807万人(世銀、2008)、一人当たりGNI(国民総所得)は約140米ドル(世銀、2008)。
.......... "

関連
外務省 : ブルンジ共和国

外務省 : 国際協力 政府開発援助 ODA

外務省 : 海外安全ホームページ :

Wikipedia : ブルンジ

Burundibujumbura
-----image : Googleマップ : Burundi Bujumburaより

コメント続き

続きを読む "外務省、ブルンジ共和国に対する環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する書簡の交換を行ったと発表"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

イベント 2/10-12 ENEX2010 第34回地球環境とエネルギーの調和展

-----イベント案内のサイトより-----(事前登録がおすすめ)

Enex2010
-----image : 同サイト画像

" ENEX2010 第34回地球環境とエネルギーの調和展
内 容 省エネルギー・新エネルギーの総合展示会
会期・会場 東京ビッグサイト 西1、2ホール
2010年2月10日(水)~12日(金) 10:00~17:00
主 催 財団法人省エネルギーセンター
入場料 無料
来場見込み 東京:60,000人 
特別協力 読売新聞社 "

関連
来場者事前登録(登録をし、最終ページのプリントアウトを当日ご持参すると、『事前登録者専用受付』から入場でき、受付の待ち時間が短縮できる。)

 詳細、お問い合わせは、イベント案内のサイトをご覧ください。

続きを読む "イベント 2/10-12 ENEX2010 第34回地球環境とエネルギーの調和展"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アイルランドのOpenHydro社、カナダで1MWの実証用潮流発電所を運用開始

 アイルランドの潮流発電システムの開発会社、OpenHydro社は、昨年の末にカナダのNova Scotia Power社向けに初号機となる1MW潮流発電、Tidal Turbineを海底の岩盤に固定、運転を開始したということです。
 実証初号機の仕様は、 中心が空いた(オープン)特徴的な形をした潮流発電用のタービンの直径は16mで6階建てのビルの高さに相当します。このタービンは、上げ潮、下げ潮に対応しどちらの回転でも発電できるということです。発電機は、外側のリム内に内蔵されています。定格は1MW。

プレスリリース / OpenHydro,17/11/09
OpenHydro successfully deploys 1MW commercial tidal turbine in the Bay of Fundy

Seabedmounted
-----image(”All commercial installations will be mounted on the seabed”) : news: press releasesより

" The world is now witnessing the emergence of a new renewable energy market with the announcement that Irish company OpenHydro, has successfully deployed the first commercial scale in-stream tidal turbine in the Bay of Fundy, Canada, on behalf of its customer, Nova Scotia Power.
-----image(”OpenHydro Installer heading to site for first successful deployment”) : 同リリースより
Openhydro_installer
"

関連
NS Power and OpenHydro successfully deploy in-stream tidal turbine-----Nova Scotia Power : In-Stream Tidal Turbine Project Overview,November 12, 2009

" NS Power and its tidal technology partner OpenHydro have successfully deployed the first commercial scale in-stream tidal turbine in the Bay of Fundy today. The one-megawatt commercial scale turbine reached the Fundy Ocean Research Centre for Energy (FORCE) deployment site, in the Minas Passage, yesterday afternoon and began preparations for deployment. The turbine was fully deployed just before 2:00 today and is now operational, rotating with the tides, collecting data, and producing energy.
“Today begins a very important period of testing that we believe will demonstrate that tidal energy can be part of Nova Scotia’s renewable energy future,” said Rob Bennett, President and CEO of Nova Scotia Power. “Working with OpenHydro, we are proud to be the first to deploy and test a commercial scale tidal turbine in the Bay of Fundy and look forward to the learnings ahead.”
.......... "

1mw_opencentre_turbine----image : 上下とも同社発表、Turbine Display (PDF)より-----
1mw_opencentre_turbinemap

1st turbine lowered into Bay of Fundy-----CBC News,November 12, 2009

NS Power & OpenHydro Deploy Tidal Turbine-----Renewable Energy World,2009/11/16

コメント続き

続きを読む "アイルランドのOpenHydro社、カナダで1MWの実証用潮流発電所を運用開始"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アブダビ、MASDARとコスモ石油と東京工業大学の共同研究開発、ビームダウン型太陽集熱実証実験プラントが稼動

 アブダビ Abu Dhabiで進められている再生可能エネルギーや情報と流通を総合的に開発するAbu Dhabi Future Energy Company (Masdar)の日本の技術が生きたビームダウン型太陽熱発電施設がマスダールシティに完成したということです。コスモ石油、MASDARならび東京工業大学の共同研究開発契約により建設が進められていたもので、以前の情報は下のエントリーに詳しいです。

アブダビ、MASDARの集光太陽熱実証実験プラント建設をコスモ石油が発表-----ソフトエネルギー、2008/12/03

 今回建設されたものは、集光量100キロワットの実証実験プラントとみられ、運転状況をモニターし、稼動実験を行っていくということです。情報が少ないです。もっと話題になってもいいプロジェクトだと思うのですが、、、?

プレスリリース / MASDAR,17 Jan 2010
MASDAR BEGINS RESEARCH AND DEVELOPMENT PHASE FOR NEW SOLAR TOWER ‘BEAM DOWN’ FACILITY
117201021216552773750
-----image : 同リリースより

" Masdar, Abu Dhabi’s multifaceted renewable energy initiative, the Masdar Institute of Science and Technology, Japan’s Cosmo Oil Company and the Tokyo Institute of Technology have launched an advanced concentrated solar power (CSP) Central Tower research and development project at Masdar City.
The state-of-the-art, collaborative research project will test an innovative ‘beam down’ technology, which has the potential to convert solar irradiation into electricity in a more efficient way than other technologies - producing a commercially viable ‘beam down’ process would represent a significant breakthrough in (CSP) technology.

The ‘beam down’ process inverts conventional tower solar tower technologies, which uses mirrors (heliostats) to direct the sun’s rays onto a receiver at the top of a central tower to heat a heat transfer fluid (molten salt, oil, or water) in order to generate steam, which is then used to drive a steam turbine. By placing the receiver at the base of the tower (ground level), the research team believes that they can reduce energy losses resulting from pumping the fluid to an elevated receiver, raising operational efficiency and lowering electricity generation costs.
..........
The research agreement between Masdar, Cosmo Oil and the Tokyo Institute of Technology is the most recent component of an ongoing effort by the UAE to position itself as a global leader in the area of renewable energy technologies, which began with the establishment of the Masdar Initiative in 2006. Earlier last year, the leadership of Abu Dhabi committed itself to a 7% renewable energy target by the year 2020 and Abu Dhabi was selected to host the headquarters of the International Renewable Energy Agency (IRENA) in Masdar City.

For his part Hiroyuki WADA General Manager, Future Energy Division, International Ventures Dept. Cosmo Oil Co., Ltd. said: “We are proud to be working with Masdar and the Tokyo Institute of Technology on such a progressive project. The realities of global climate change has highlighted the importance for financially viable alternative sources of energy and the development of ‘beam down’ technology has the potential to be revolutionise the CSP sector.”

-Ends-

About Masdar
Masdar is Abu Dhabi’s multi-faceted initiative advancing the development, commercialisation and deployment of renewable and alternative energy technologies and solutions. Masdar is driven by the Abu Dhabi Future Energy Company (ADFEC), a wholly owned company of the government of Abu Dhabi through the Mubadala Development Company.
.......... "

関連
・次世代太陽熱発電所実現へ -多重リング式ビームダウン型で世界初の集光実験に成功- (pdf)-----東京工業大学,2009/1/28

" ..........
東工大統合研究院のソリューション研究機構において,昨年3月に「アジア太平洋サンベルト開発プロジェクト(APSプロジェクト)」を立ち上げました。アジア太平洋地域の太陽エネルギー資源として,インド北西部,チベット,モンゴル,オーストラリアのサンベルトを開発することを目的としています。その中核となる太陽熱発電技術として,今回初めて集光実験に成功した多重リング式ビームダウン集光技術の実用化と普及を図ります。さらに,中国,インドで増大する石炭利用に対して,サンベルトの太陽エネルギー利用を促進できるようにするため,集光太陽熱利用技術により石炭と太陽エネルギーとをミックスしたハイブリッド燃料生産技術の開発と実用化に取り組んでいきます。
.......... "

CiNii 論文 - 楕円反射鏡を用いたビームダウン型太陽炉の試作-----国立情報学研究所

東京工業大学 炭素循環センター / 炭素回収エネルギー研究分野

アブダビの太陽熱発電が実証運転開始 コスモ石油など-----NIKKEI NET,2010/01/18

" アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国のアブダビ未来エネルギー公社(通称マスダール).....「集めたデータをもとに2010年代半ばの商業化を目指す」..... "

参考
Welcome To Masdar City

(hayesbee,January 18, 2010)

コメント続き

続きを読む "アブダビ、MASDARとコスモ石油と東京工業大学の共同研究開発、ビームダウン型太陽集熱実証実験プラントが稼動"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東芝、宮古島に沖縄電力の離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備を一括納入へ

 東芝、沖縄電力が資源エネルギー庁の「平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業」に採択された離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備を宮古島に一括納入へ。
 沖縄電力は、宮古島を含め与那国島、北大東島、多良間島などでマイクログリッドの実証事業を実施するということです。今回東芝が宮古島プロジェクトに納品予定なのは、4MWの太陽光発電、4MWの蓄電池などで、既設の風力発電システムと合わせて、電力系統へ与える影響を把握するとともに系統安定化対策に関する検証するということです。

プレスリリース / 東芝、2010年1月18日
沖縄電力株式会社からマイクログリッドシステムの受注について

100118miyakojima
-----image : 同リリースより

"当社は、沖縄電力株式会社(以下、「沖縄電力」)が、宮古島で2010年秋から実施する離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備の一括納入の契約を締結しました。本設備は、マイクログリッド及びスマートグリッド技術で制御する電力量が国内最大規模の設備であり、当社として初の受注となります。
 本実証試験は、経済産業省資源エネルギー庁が公募した「平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業」に採択されたもので、宮古島の独立型電力系統に、出力変動が大きい太陽光発電等の再生可能エネルギーを大量導入して連系した場合の電力系統へ与える影響を把握するとともに系統安定化対策に関する検証を行うものです。
 当社は、基本設計を含むエンジニアリング全般、監視制御システム・蓄電池等主要機器の納入、太陽光発電システムの建設を含めたプロジェクト全体を一括受注しました。今回受注したプロジェクトには、東芝グループで開発した世界最高クラス注1の直交変換効率97.5%を誇るパワーコンディショナに加え、マイクログリッド用に開発した需給制御機能を持つμEMS(マイクロ・エネルギー・マネジメント・システム)を搭載した次世代監視制御システム、蓄電池の一部に新型二次電池SCiBTMを初採用する予定です。また、太陽電池モジュールはシャープ株式会社製の高効率多結晶パネルなどを採用する予定です。
 地球温暖化防止への世界的な環境意識の高まりの中、電力を効率良く運用するマイクログリッド・スマートグリッドの市場規模は、今後も拡大することが予測されております。
 このような市場環境下、当社は昨年10月にスマートグリッド事業の専任組織を設立し、同事業の拡大に向けた取り組みを強化・加速し、ワールドワイドでマイクログリッド・スマートグリッドシステムの受注拡大を図り、2015年度には売上高1000億円を目指していきます。
注1
2010年1月現在、定格出力250kWのパワーコンディショナにおいて

宮古島系統実証試験設備の概要

1.所在地 沖縄県宮古島
2.太陽光発電出力 4MW
3.太陽光パネル設置面積 約4.5ha
4.蓄電池 4MW
5.既設発電所 風力発電 900kW×4基、600kW×1基
火力発電 21,500kW、40,000kW
ガスタービン発電 15,000kW
6.着工 2010年5月
7.竣工 2010年10月  "

関連
沖縄電力プレスリリース / (H21.07.01) 平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業の採択について(PDF)

" ..........
【事業について】
(1) 工事開始:平成21 年8 月(予定)
(2) 実証試験場所:沖縄県宮古島、与那国島、北大東島、多良間島
(3) 太陽光発電システムの予定規模:宮古島4,000kW、与那国島150kW、北大東島90kW、
多良間島230kW

.......... "

Okidenmiyakojimamicrogrid
-----image : 上記リリースより

平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業費補助金に係る補助事業者の公募について-----資源エネルギー庁、平成21年6月9日

経済産業省、離島での新エネルギー導入促進のためのグランドデザインを策定。相談窓口も開設予定 / 島の自然エネルギー-----ソフトエネルギー、2009/08/27

経済産業省、10離島で太陽光発電のための次世代送配電ネットワーク、マイクログリッドの実証事業を開始-----ソフトエネルギー、2009/07/06


Twitter greenpost: 東芝 沖縄電力から小規模発電・供給の実験設備を受注

コメント続き

続きを読む "東芝、宮古島に沖縄電力の離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備を一括納入へ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

欧州スーパーグリッド、洋上風車を中心にまずは九カ国で具体化に動き始めた

 欧州のスーパーグリッド建設に、具体的に共同で動き始めたのは、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、デンマーク、スウェーデン、アイルランド、そしてイギリスの九カ国で、まずは共同研究のためのステディチームを発足させ2020年までに欧州全体で20%のエネルギーを再生可能エネルギーで賄うという計画に向けて具体的に動き始めました。

Nine EU Governments take first steps towards a Northern European Supergrid.-----Renewable Energy Focus,07 January 2010
Sun, wind and wave-powered: Europe unites to build renewable energy 'supergrid'-----guardian.co.uk,3 January 2010


関連
欧州スーパーグリッド-----Ourworld 2.0 beta,2010年01月04日-----(E)

" サハラ砂漠と中東の砂漠の太陽光のうちわずか0.3%で、ヨーロッパの全エネルギー需要が満たされる。 "

The power to change!

(eutube,September 10, 2009)

 イギリスでは、2020年までに全戸にスマートメーターを整備する計画を進めています。各国とも厳しい財政状況の中で、気候変動とエネルギー問題を次代への大きなチャンスととらえ、積極的に動こうとしている様は、実は生活の質の維持という暮らしの安全保障への当然の認識の結果であると思います。

イギリス、2020年までに全戸に電力用スマートメーター導入を完了する大規模なスマートグリッド化計画を発表-----しなやかな技術研究会、2009/12/04

コメント続き

続きを読む "欧州スーパーグリッド、洋上風車を中心にまずは九カ国で具体化に動き始めた"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

グリーンポストのTwitter 最新タイムラインなう

    follow me on Twitter



    - Twilog : greenpost(@greenpost)

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    イベント 1/27 みんなでつくろう2050勉強会Vol.5:「水素エネルギーが未来をつくる」

    -----イベント案内より-----(定員
    35名先着順)-----イベント案内2(greenz.jp)-----

    " みんなでつくろう2050勉強会 Vol.5
    「水素エネルギーが未来をつくる」
    篠原道雄さん(Honda環境安全企画室長)×兼松佳宏さん(R水素ネットワーク)

    地球環境イニシアティブ(GEIN)は、低炭素社会にシフトしていくためには、
    国の環境エネルギーに対するビジョンが必要であると考え、
    「みんなでつくろう2050」プロジェクトをすすめています。
    コンセプト動画: http://www.youtube.com/watch?v=B8zQXdxjPt8

    5回目の勉強会では、篠原道雄さん(Honda環境安全企画室長)、兼松佳宏さん(R水素ネットワーク)にご講演いただきます。

    化石燃料に頼らない社会をつくるため、水素エネルギー社会の実現に向けた挑戦が始まっています。

    モビリティーの環境性能を進化させながら、常に人々の暮しを見据え、環境先進技術の開発に挑戦し続けるHondaと
    ブロガーを巻き込んだR水素の啓発活動、水素内燃カーへのコンバージョン(改造)プロジェクトのサポートなどを進める
    R水素ネットワーク(http://rh2.org/)とのコラボレーション。未来について、来場された皆さんと意見交換します。ぜひ、ご参加ください。

    【日時】1月27日(水)18:30~20:00

    【場所】国立オリンピック記念青少年総合センター センター塔
    (東京都渋谷区代々木神園町3-1)
    http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

    【プログラム】
    1.講演1:「持続可能なモビリティの実現をめざして」講師:篠原道雄さん(Honda環境安全企画室長)
    講演2:「R水素が世界を変える」講師:兼松佳宏さん(R水素ネットワーク)
          
    2.意見交換

    【参加費】一般1000円、学生・GEIN会員無料

    【定員】35名(申込先着順)

    【参加方法】
    下記まで参加の旨お知らせください。 E-mail: 略

    【お問い合わせ】
    地球環境イニシアティブ(GEIN)
    〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-10-5-6F
    .......... "

    関連
    地球環境イニシアティブ

    (NPO)R水素ネットワーク ? 水から生まれる、幸せのエネルギー。 Renewable Hydrogen Network ? ENERGY for WORLDSHIFT

    RH2 2min Trailer - 2分でわかるR水素

    (h2changemaker,August 19, 2009)

     詳細、お問い合わせは、イベント案内-----イベント案内2(greenz.jp)をご覧ください。

    続きを読む "イベント 1/27 みんなでつくろう2050勉強会Vol.5:「水素エネルギーが未来をつくる」"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    東京ガスが進める、スマートエネルギーネットワーク。自然エネ+コージェネで地域エネルギーソリューション

     東京ガスのスマートエネルギーネットワークとは、自然エネルギーなどの分散型発電と、電力やガスの大規模発電の調和を地域におけるコージェネレーションの活用などにより総合的に提案するものだということです。”ガス”によるソリューションとして注目されています。

    東京ガス / 次世代エネルギー / スマートエネル ギーネットワークの構築

    Tokyogassmartenergy
    -----image : 上記サイトより

    関連
    東京ガス : 東京ガスグループCSR報告書2009 / 新エネルギーとのネットワーク / エネルギーの面的利用による省エネルギー・省CO2

    Tokyogassmartenergyi
    -----image : スマートエネルギーネットワーク拡大図 より

    東京ガス 自然エネ×コージェネ活用 芝浦再開発で導入 実用化加速-----FujiSankei Business i.(Bloomberg),2009/12/3

    ".....第一弾として2016年度の竣工を目指すJR田町駅東口開発(芝浦再開発)に導入し、ガス、電力、熱の最適なエネルギーを供給する。..... "

    コメント続き

    続きを読む "東京ガスが進める、スマートエネルギーネットワーク。自然エネ+コージェネで地域エネルギーソリューション"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    Cornell Computational Synthesis Laboratory、木の葉で発電するピエゾリーフ Piezo-Leaf Generatorを開発中

     電圧をかけると伸たり縮んだりするピエゾPIEZO driveを使ったセンサーや駆動装置を、逆に発電に利用するアイデアは以前からあったが、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)製のピエゾフィルムが手に入りやすくなったことで、研究開発が各国で進むようになってきました。
     今回のCornell Computational Synthesis Laboratoryのアイディアは、このピエゾフィルムで人工の木の葉を作り、発電するピエゾリーフ Piezo-Leaf Generatorです。一枚の葉から発電される電気の量は小さいのですが、農業で利用されている防風用のネットや海岸の砂の移動を最小限にする砂防用のネットで発電するというアイディアを考えている人は結構これまでもおられました。今回のCornell Computational Synthesis Laboratoryの研究を見ると、この分野コストしだいではかなり面白いと感じましたので紹介しておきます。

    Flapping Piezo-Leaf Generator for Wind Energy Harvesting-----Cornell Computational Synthesis Laboratory

    " .....VERTICAL-STALK FLAPPING-LEAF GENERATOR FOR WIND ENERGY HARVESTING[Publications:Li S., Lipson H., (2009) "Vertical-Stalk Flapping-Leaf Generator For Parallel Wind Energy Harvesting", Proceedings of the ASME/AIAA 2009 Conference on Smart Materials, Adaptive Structures and Intelligent Systems,SMASIS2009 September 20-24, 2009, Oxnard, California, USA(PDF)]..... "

    Piezoleaf_generator
    -----image : 上記資料「Vertical-Stalk Flapping-Leaf Generator For Parallel Wind Energy Harvesting」 //ccsl.mae.cornell.edu/sites/default/files/SMASIS2009_LI.pdfより

    参考(ソース)
    Energy Harvesting ‘Piezo-tree’ Concept-----Alternative Energy,January 6th, 2010

    Wikipedia : 圧電素子

    コメント続き

    続きを読む "Cornell Computational Synthesis Laboratory、木の葉で発電するピエゾリーフ Piezo-Leaf Generatorを開発中"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    www.top50-solar.de / おすすめサイト

     www.top50-solar.deは、世界のソーラー関係のサイトのランキングサイトです。英語だけでなく、ドイツ、スペイン、ポルトガル語版があり、USA、Canada、UK、Australia、Internationalのランキングサイトが公開されています。

    Top50-solar
    Topsolar50site
    -----image : 同サイトキャプチャー画像

     アクセス数はそれほど多くありませんが、世界中の有力どころのソーラー関係の情報サイトを網羅していますし、企業情報も充実させようとしています。

    コメント続き
     ソーラーのランキングサイトとしては、なんどか紹介したことがある施設のランキングサイトが有名です。

    World's largest photovoltaic power plants (ranking 1-50)

     このサイトは、今回紹介したサイトの検索機能を利用すると一番にでてきます。こうした検索の情報の確度があがれば、確実に利用しそうなサービスです。世界にはこうしたサイトがいくつかあります。各サイトの充実を期待しています。(t_t)

    top50-solar Solar-Search : ranking

    続きを読む "www.top50-solar.de / おすすめサイト"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    ジャイロダイナミクス社、高効率ジャイロ式波力発電システムで事業に本格参入か!?

     波力発電の新方式を開発したジャイロダイナミクス社。開発者のお名前は以前からニュースで知っていたので、ずっとこの会社のホームページが立ち上がるのを待っていました。しかし、下のような報道があっても、まだそのサイトにお目にかかれません。以前に公開されて話題を呼んだ動画などの内容を見るとジャイロ式波力発電システムはとても興味深いものです。今後の発展を祈りつつ、情報を集めてみました。

    波力発電の新方式開発 高い効率性、耐久性実現-----MSN産経ニュース、2010.1.4

    関連
    高効率ジャイロ式波力発電システム : DigInfo

    (Diginfonews、October 21, 2008)-----DigInfo 21 October 2008 : 高効率ジャイロ式波力発電システム

    【大学発ベンチャー】神戸大学→ジャイロダイナミクス-----FujiSankei Business i.,2009/11/5

    波力発電「実用化にめど」 すさみでの08年度実験終了-----AGARA紀伊民報、2009年03月27日

    日立造船の浮体式波力発電プロジェクト始動。ジャイロダイナミクスの技術をベース-----再生可能エネルギー GreenPost,2012-03-15

    参考
    科学技術振興機構 / 2008 新技術説明会 環境・エネルギー 7.ジャイロを利用した高効率波力発電装置 神戸大学 工学部 機械工学科 教授神吉 博 氏 / 当日配布資料(415KB)

    Study on Dynamics of Floating wave-power generating system using gyro moment-----Science Links Japan,Nippon Kikai Gakkai Kansai Shibu Teiji Sokai Koenkai Koen Ronbunshu(2005)

    J-GLOBAL : 神吉 博【研究者】

    コメント続き

    続きを読む "ジャイロダイナミクス社、高効率ジャイロ式波力発電システムで事業に本格参入か!?"

    | | コメント (3) | トラックバック (0)

    アルバック、太陽光発電とEV急速充電器を組み合わせたシステムを開発。茅ヶ崎市へ納品へ

     ここにきて、さまざまな企業から電気自動車用のスタンドがお披露目されるようになってきした。さらに太陽電池と組み合わせた充電スタンドもいくつか登場してきました。
     太陽電池の製造技術やそものを開発していることで有名なアルバックから、太陽光発電とEV急速充電器を組み合わせたシステムが登場。茅ヶ崎市に納品されることも決まっているということです。電気自動車向け急速充電器の仕様などをめぐっては、100Vと200Vの両方に対応することになりそうですが、アルバックのシステムは東京電力の規格に準拠しているということです。茅ヶ崎市における最初のシステムは、2010年の3月までに茅ヶ崎市茅ヶ崎2丁目の市営駐車場に設置されるということです。

    プレスリリース / アルバック、2010年1月6日
    ULVAC / 太陽光発電設備と電気自動車向け急速充電器を組み合わせた充電システムを製品化
    茅ヶ崎市市営駐車場用の発電・充電システムとして初受注

    20100106
    -----image : 同リリースより

    " 株式会社アルバックは、太陽電池パネルによる発電設備と電気自動車用急速充電器を組み合わせたシステムを開発、製品化、この度、茅ヶ崎市から受注いたしましたので、発表いたします。

     アルバックが開発、製品化したのは、太陽光発電設備、電気自動車向け急速充電器(通常充電器含む)とこれらを組み合わせた電気自動車向け太陽光発電・急速充電システムです。
     太陽光発電設備は、太陽光発電と商用電源設備などの連携による多目的発電システムに対応したもので、太陽電池パネル、パワーコンディショナ、電源設備、発電量管理モニタなどで構成されます。
     また電気自動車向け急速充電器は、今後急速に普及が見込まれる電気自動車に対応した急速電気充電スタンドとして使用されるもので、通常充電器だと8?14時間掛かる電気自動車の充電が約25分で80%のチャージが可能です。
    ..........
    アルバックが開発、製品化した太陽光発電・急速充電システムは、夜間および日照の少ない日は電力会社の一般電源を使用できる他、太陽電池で発電した電力は電気自動車へ充電しない時には系統連携によって電力会社へ買い取ってもらうこともでき、電力の有効活用が可能となります。

     この度、アルバックが茅ヶ崎市から受注した太陽光発電設備・急速充電器システムは、市営駐車場用の屋上に設置する太陽電池(当初発電量20kW)、パワーコンディショナ、急速充電器(50kW)、通常充電器、発電量管理モニタなどで構成されます。また同システムは、太陽電池で発電した電力と充電の状況を電波通信によって茅ヶ崎市役所内に設置したディスプレイで市民の皆様が確認することができます。なお同システムは、2010年3月までに茅ヶ崎市茅ヶ崎2丁目の市営駐車場に設置されます。

     さらにアルバックは、茅ヶ崎市市営駐車場に設置した太陽光発電・電気自動車用急速充電器を組み合わせたシステムとほぼ同じシステムを、アルバック茅ヶ崎本社工場前駐車場にデモンストレーション用として設置しました。同システムには、薄膜系太陽電池などの太陽電池発電設備と急速充電器で構成されます。
     今後、アルバックは、同デモンストレーションシステムを利用して、太陽光発電設備および電気自動車用急速充電器の高効率化に向けた研究・開発を進めていきます。
    ......... "

    関連
    イベント / 1/20-22
    第1回 EV・HEV 駆動システム技術展  - EV・HEV(電気自動車・ハイブリッド車)向けモーター・インバータ技術、二次電池が一堂に集結!

    コメント続き

    続きを読む "アルバック、太陽光発電とEV急速充電器を組み合わせたシステムを開発。茅ヶ崎市へ納品へ"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    シャープ、イタリアEnel greenpowerなどと薄膜太陽電池の生産事業および地中海における太陽光発電事業の合弁会社設立の契約締結へ

     シャープは、イタリアEnel社傘下の再生可能エネルギー企業Enel greenpower(EGP)などと薄膜太陽電池の生産事業をイタリアのシチリア州カターニア県で2011年中の稼動をめざして合弁契約の手続きに入ったということです。また、太陽光発電事業に関する合弁会社ES Solar Farms S.r.l.をEGPと設立、地中海沿岸国を中心に、イタリア、フランス、スペイン、ギリシャなど地中海地域へ発電事業を展開を行うということです。

    プレスリリース / シャープ、2010年1月4日
    イタリアにおける薄膜太陽電池の生産事業および太陽光発電事業に関する合弁契約締結について-----(it)

    " シャープは、エネル・グリーン・パワー社※1(以下、EGP)、STマイクロエレクトロニクス社※2(以下、STM)と薄膜太陽電池の生産事業に関する3社合弁契約を、またEGPと独立発電事業(IPP※3)に関する2社合弁契約を1月4日に締結しました。

     各社は、生産・発電の両事業分野における合弁に関して欧州委員会の承認を得て、各々の合弁会社を2010年3月末までに設立する予定です。

    生産事業に関しては、当社、EGP、STMは合弁会社を設立後、イタリア共和国シチリア州カターニア県にあるSTMの工場を活用し、薄膜太陽電池の生産を2011年初めから開始する予定です。当事業では、年間生産能力480MW規模までの拡張を視野に入れ、第1次展開として年間生産能力160MWの生産体制を整えます。事業資金については、銀行融資等に加えて、3社は、それぞれ最大7,000万ユーロまで均等に出資します。生産された薄膜太陽電池は、当社とEGPの販売網を通じて、主に欧州および地中海エリアにて販売される予定です。

    また独立発電事業に関しては、当社、EGPの両社で合弁会社ES Solar Farms S.r.l.(以下、ESSF)を設立後、2016年12月末までに合計500MW以上の規模となる複数の太陽光発電所を建設します。ESSFは、カターニア県の工場で生産される薄膜太陽電池を活用し、イタリア、フランス、スペイン、ギリシャなど地中海地域へ発電事業を展開します。
    ..........
    <薄膜太陽電池の生産事業に関する合弁会社の概要>
    ■所在地:イタリア共和国シチリア州カターニア県
    ■出資比率:シャープ33.3%、EGP33.3%、STM33.3%
    ■工場予定地:イタリア共和国シチリア州カターニア県
    ■稼動時期:2011年初
    ■生産品目:薄膜太陽電池
    ■生産能力:年間160MW(第1次展開)

     <太陽光発電事業に関する合弁会社の概要>
    ■社名:ES Solar Farms S.r.l.
    ■所在地:イタリア共和国ローマ
    ■出資比率:EGP 50%、シャープ 40%、シャープエレクトロニクスイタリア※4 10%
    ■発電所予定地:イタリア、フランス、スペイン、ギリシャなど地中海地域
    ■発電規模:2016年12月末までに合計500MW以上

    ※1 イタリア最大の電力会社エネル社のグループ会社。イタリア及び世界各国の再生可能エネルギーの発電事業を展開している。
    ※2 欧州を代表する半導体生産会社。1987年に半導体メーカーとして、イタリア「SGS Microelettronica」とフランス「Thomson Semiconducteurs」との合弁により設立。
    ※3 IPP(INDEPENDENT POWER PRODUCER)とは、発電施設を設置して発電した電気を販売すること。
    ※4 イタリアの当社販売会社Sharp Electronics(Italia)S.p.A.。 "

    関連
    シャープ : 太陽光発電システム/ソーラー発電システム

    Enel greenpower
    Egpit
    -----image : 同サイト画像

    シャープ、イタリアで太陽電池生産へ 現地2社と合弁-----asahi.com,2010年1月5日

    Sharp to sign joint venture agreement for production of thin-film solar cells and photovoltaic power generation business-----The Solarserver,2010-01-04

    参考動画
    "Why SHARP believes in Solar PV?": Solar PV.TV Interview with Peter Thiele, Sharp

    (SolarPVTV,October 21, 2009)

    追加情報
    シャープ、イタリア現地合弁会社で5ヶ所の合計約14.4MWの大規模太陽光発電所を稼動-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-04-12

    イタリアでの「薄膜太陽電池の生産事業」および欧州・中東・アフリカでの「太陽光独立発電事業」に関する合弁会社設立について-----シャープ、2010年8月2日

    コメント続き

    続きを読む "シャープ、イタリアEnel greenpowerなどと薄膜太陽電池の生産事業および地中海における太陽光発電事業の合弁会社設立の契約締結へ"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    大規模風力発電が愛され、適正なエネルギーとして認められるには?

     大規模なウィンドファームが、世の中で大きな説得力をもつケースというのは、どんなものだろうか? 日本の場合、環境や住環境へのさまざまな問題から、反対運動や問題視される大型の風力発電プロジェクトがあり、その数は少なくないと聞きます。しかし、中国、アメリカを筆頭に、風力発電先進国では、今年も積極的に投資と開発を続けようとしている。日本は、狭く急峻な地形をもつ国土に驚くほど多くの人間が暮らしている。したがって、配慮なく建設することは許されないのはあたりまえ。それでも、音、低周波、振動、光のティッカー、景観を問題にされ、反対運動が起こされている場所の住民のことを考えるとなんとも残念だ。5年前まで住民だった南伊豆でも、15年前にゴルフ場建設計画に反対していた友人や知人たちが、風力発電機に異議をとなえて活動している。非常に残念なことです。自然の力で発電する風力発電機が地元の人に愛されるように、愛される形で”進化”することを期待しています。愛されている大型風車、地元に受け入れられている風車も多いはず。そんな実例を今年は機会があれば調べてみたい。

     大型風力発電機の適地ではない、不適当な所に建設しようとする計画を無理じいすれば、再生可能エネルギーの本質的な価値、地域に存在するさまざまな自然エネルギーを小規模分散型の地域エネルギーとして利用するというメリットを破壊し、イメージを悪化させることにもなりかねません。さらには、現実の健康や精神へのダメージ、環境破壊の元凶とされれば、あまりにも残念な経緯です。今後期待される、2020年に20%以上というペースで、自然エネルギー、再生可能エネルギーを普及利用していくという計画に遅れを生じさせる原因ともなってしまいます。

     今後、2020年に25%の温暖化効果ガスの削減計画を具体化していくことを現政権は、COP15以降も継続すると発言しています。したがって、わが国の気候変動、エネルギー問題の具体的な対応の中で、本来再生可能エネルギーの占める位置、地位は高まってしかるべきです。しかし、太陽光発電以外の普及のための制度設計が未だ見えず、太陽光発電も余剰分のみ48円/kWh買い上げとされているのみで、自家消費分が評価されず促進の力が足りません。こうした中で、この時期にわが国に適した自然、再生可能エネルギーの規模と内容と利用の方法について、一度既存の概念を壊してでも、広く議論する時期をもつ必要を痛感しています。この再生可能エネルギーの拡大、普及利用という一大イベントには、一人でも多くの国民の理解と市民としての決断が必要だと思います。
     
     こんなビデオクリップを見つけました。アメリカ東部のアパラチア地方のコールリバーの風力発電所の建設計画を呼びかけるもので、COP15の直前に公開されたGoogle Earth : Climate change in Google Earthに収められていたものです。同地方では、石炭の採掘が盛んで、露天掘りが行われていますが、そこに産業として風力発電事業を呼び込むことで、より環境に配慮し地域の振興を可能にするということをコンパクトにまとめてあります。石炭の露天掘りは、昔から大規模な環境破壊や鉱夫の肺疾患などの健康被害が問題になっています。それに代替する産業としてのメリットが強調されています。

    Harnessing Coal River Wind in Appalachia

    (EarthOutreach,December 06, 2009)

    Harnessingcalariverwind
    -----image : 同ビデオより「Cumulative Jobs Created」のグラフ

     日本でも、地域振興であり住民に支持された風力発電所の建設計画が進められていると聞きます。しかし、あまり詳細は聞こえてきません。こうしたビデオクリップが作られるとわかりやすいと思います。映像やネットによる情報の提供、リリースもさまざまな活動において重要なツールとなってきそうです。

     日本でも、地域の特長や実情を踏まえて風力発電などの再生可能エネルギーに積極的に取り組もうという自治体は増えてきそうです。もしそうした自治体がプレゼン資料をだすなら、教育や福祉や仕事など多角的な地域の振興プランを具体的な生活の場作りの紹介としてリリースしたら結構インパクトがありそうです。そうした活動に興味がでてきました。(t_t)

    続きを読む "大規模風力発電が愛され、適正なエネルギーとして認められるには?"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    エイモリー・ロビンスはかく語りき PROFITABLE SOLUTIONS FOR CLIMATE, OIL AND PROLIFERATION

    AMORY B. LOVINS : PROFITABLE SOLUTIONS FOR CLIMATE, OIL AND PROLIFERATION-----Nicholas School of the Environment,recorded Wed., Nov. 4(このリンクをひらくと、lovins-lecture-new.movが再生され、ストリーミング動画で1時間9分の講演を視聴することができます。)

    Amory_b_lovins20091104
    -----image : 講演タイトル

    " A stupid multiple-choice test Do you prefer to die of: 1.Clomate chante? 2.Oil wars? 3.Nuclear holocaust? The right answer, often left out, is: 4.N..... "

    関連
    AMORY B. LOVINS ? Nicholas School of the Environment-----Nicholas School News & Events : Amory Lovins, One of Time’s “Heroes for Our Planet,” to Speak at Duke Nov. 4

    twitter : thegreengrok

    コメント
     この休みには、エイモリー・ロビンスさんの講演をみたり、資料を読み直したりしました。ここが原点です。(t_t)
     
    参考エントリー
    The Energizer (エイモリー・ロビンスはかく語りき " Clean Break : thanks! ") / クリッピング Discover-----ソフトエネルギー、2006/03/01

    続きを読む "エイモリー・ロビンスはかく語りき PROFITABLE SOLUTIONS FOR CLIMATE, OIL AND PROLIFERATION"

    | | コメント (0) | トラックバック (0)

    « 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »