Cornell Computational Synthesis Laboratory、木の葉で発電するピエゾリーフ Piezo-Leaf Generatorを開発中
電圧をかけると伸たり縮んだりするピエゾPIEZO driveを使ったセンサーや駆動装置を、逆に発電に利用するアイデアは以前からあったが、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)製のピエゾフィルムが手に入りやすくなったことで、研究開発が各国で進むようになってきました。
今回のCornell Computational Synthesis Laboratoryのアイディアは、このピエゾフィルムで人工の木の葉を作り、発電するピエゾリーフ Piezo-Leaf Generatorです。一枚の葉から発電される電気の量は小さいのですが、農業で利用されている防風用のネットや海岸の砂の移動を最小限にする砂防用のネットで発電するというアイディアを考えている人は結構これまでもおられました。今回のCornell Computational Synthesis Laboratoryの研究を見ると、この分野コストしだいではかなり面白いと感じましたので紹介しておきます。
・Flapping Piezo-Leaf Generator for Wind Energy Harvesting-----Cornell Computational Synthesis Laboratory
" .....VERTICAL-STALK FLAPPING-LEAF GENERATOR FOR WIND ENERGY HARVESTING[Publications:Li S., Lipson H., (2009) "Vertical-Stalk Flapping-Leaf Generator For Parallel Wind Energy Harvesting", Proceedings of the ASME/AIAA 2009 Conference on Smart Materials, Adaptive Structures and Intelligent Systems,SMASIS2009 September 20-24, 2009, Oxnard, California, USA(PDF)]..... "
-----image : 上記資料「Vertical-Stalk Flapping-Leaf Generator For Parallel Wind Energy Harvesting」 //ccsl.mae.cornell.edu/sites/default/files/SMASIS2009_LI.pdfより
参考(ソース)
・Energy Harvesting ‘Piezo-tree’ Concept-----Alternative Energy,January 6th, 2010
コメント続き
1000枚の葉で、1平方メートルの受風面積を確保して3.5m/sの風速時に約1W。将来的にはその数倍のエネルギーを得ることができるという感じでしょうか? 広葉樹の樹容積という考え方があるようです。広葉樹として考えて樹容積10立方メートルで、1葉10平方センチの葉の数4000枚として、40W程度。風速が倍だと、倍として80W程度の発電発電ですか、、、、。少ないですが、コストがプラスチック並みで防風人工林を作る的な考え方で開発すればありかもしれませんね。通常の風車は、風速が倍になると、出力は三乗則により、8倍になりますが、2倍にしかならない点も面白いです。商品化まで行くと面白いです。興味深いアイディアと研究です。(t_t)
参考
・東京センサ : ピエゾフィルム(この商品の知見はありません。あくまで参考まで)
・床を踏むだけで灯がともる「発電床」 慶大発ベンチャー企業が地産地消の新エネルギー技術を開発-----技術&事業インキュベーション・フォーラム、2007/12/17
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