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千葉大学公共研究センター、永続地帯2008年版報告書を発表。初の県別の自然エネルギー利用状況などを公開

 千葉大学公共研究センターは、永続地帯2008年版報告書を発表しました。これは、2008年3月現在のデータを都道府県単位でとりまとめ、国内の自然エネルギー利用状況を網羅する初の貴重なリポートとなっています。
 2007年に千葉大学公共研究センターと環境エネルギー政策研究所の共同研究として公開された2006年版のエネルギー永続地帯は、わが国における自然エネルギーの利用状況を調査し、永続地帯 -Sustainable-Zone-という、地域における分散型電源の利用状況の研究に大きな貢献と視点を提供してくれました。そして今回、2008年の状況をまとめ、さらに県別の自然エネルギー状況を網羅したさらに肉厚の報告書が公開されました。また63ページにわたるPDF版の報告書とは別に、エネルギー永続地帯指標2008年版の市区町村別総合集計表がエクセルデーターとして提供されました。まさに地方における小規模分散型電源の研究と普及に資することが期待できる研究となっています。
 
プレスリリース / 千葉大学公共研究センター、2009年12月24日
永続地帯 - Sustainable Zone / 永続地帯2008年版報告書の公表について

Sustainablezone2008
-----image : 「永続地帯2008年版報告書 Sustainable Zone2008」表紙

" 千葉大学公共研究センターでは、NPO法人環境エネルギー政策研究所と共同して、2006年より国内の全ての市区町村における自然エネルギーの利用状況調査を実施し、各行政区域内の民生+農水用エネルギー需要のどの程度の割合を自然エネルギーによって賄っているのかを試算した「エネルギー永続地帯指標」を毎年公表して参りました。
今回、2008年3月現在のデータを都道府県単位でとりまとめた「永続地帯2008年版報告書」を公表しました。本報告書は、国内の自然エネルギー利用状況を網羅的にまとめた、初めての資料となります。この資料は、地域における自然エネルギー導入施策に役立てていただけるよう、全都道府県に送付するとともに、永続地帯ホームページ(http://sustainable-zone.org)に掲載しております。

 この報告書のポイントは以下のとおりです。
(1) 都道府県ごとの自然エネルギー供給の特徴を掲載しました。
 自然エネルギー供給量、自然エネルギーの自給率(自然エネルギー供給量/民生・農水エネルギー需要)、自然エネルギーの供給密度(自然エネルギー供給量/面積)、自然エネルギー種ごとの供給量ランキング、域内の自然エネルギー供給割合といった指標を用いて、都道府県ごとの自然エネルギー供給の特徴を記載しました。
(2) 都道府県内の市町村ランキングを掲載しました。
 都道府県内の市町村ごとに、自然エネルギー自給率、供給密度、自然エネルギー源別自給率ランキングを掲載しました。
(3) 自然エネルギーの経年変化が明らかになっています。
 今般の試算から、自然エネルギー供給は、2007年3月と2008年3月を比較すると2.6%の伸びにとどまっていることがわかりました。年率5%で伸びたとしても、総量が倍増するまでに約14年かかります。年率2.6%なら、倍増までに約27年かかります。現状の伸び率は2020年に1990年比で温室効果ガスの排出を25%削減するという目標に照らすと低すぎます。目標達成に向けて、自然エネルギーに関する導入促進措置を抜本的に強化する必要があります。


本件連絡先 千葉大学法経学部教授 倉阪 秀史
.......... "

関連
環境エネルギー政策研究所

千葉大学公共研究センター

「エネルギー永続地帯」2008年度版(確報版)公開-----小水力発電ニュース、2009 年 12 月 24 日

関連エントリー
千葉大学とISEP、76の市町村がすでに再生可能エネルギーによる発電100%以上を達成している”エネルギー永続地帯”だとのリポートを発表-----ソフトエネルギー、2007/07/18

内7町「自給自足」 自然エネルギー 道外は55市町村 / クリッピング 北海道新聞-----ソフトエネルギー、2008/10/22

Sustainable Zone -永続地帯 / おすすめサイト-----しなやかな技術研究会、2008/11/20

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京セラ、スペインの大規模太陽光発電施設二ヶ所に、合計約40MWの多結晶太陽電池を供給、運転開始

 京セラは、スペインのアバンツァリア社が設置・運用を手がけるメガソーラー発電システムのプロジェクトに同社の多結晶太陽電池を合計39.3MW分に相当する190,430枚供給し、このほどクエンカ県ドゥルシネア太陽光発電所とシウダ・レアル県シウダ・レアル県の二ヶ所の巨大な太陽光発電所が稼動、運転を開始したということです。
 結晶系(多結晶)太陽電池の確立された技術とさらなるイノベーションにより、独自のスタイルで営業を行う京セラの営業姿勢には好感をもつひとも多く、その信頼性が一つの展開の武器として世界で評価されていきそうです。

プレスリリース / 京セラ、2009年12月17日
低炭素社会実現に向け、クリーンエネルギー発電所が稼動 スペイン・大規模発電施設にて 京セラ製太陽電池約40MW稼動開始-----(E
1203_xduy_011203_xduy_02
-----image(左:”ドゥルシネア太陽光発電所(クエンカ県)”、右:”シウダ・レアル県(シウダ・レアル県)”) : 同リリースより

" 多結晶シリコン型太陽電池モジュール約19万枚を供給
京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、太陽電池の累積導入量世界第2位であるスペインの大規模太陽光発電施設向けに、合計39.3MW分に相当する190,430枚の太陽電池モジュールを2008年より順次納入してまいりました。このほど、ドゥルシネア太陽光発電所(クエンカ県)、ドン・キ・ホーテ太陽光発電所(シウダ・レアル県)の2箇所の大規模太陽光発電施設が、メガソーラー発電所として稼動を開始しましたのでお知らせいたします。
スペインでも有数の規模となるこれらの大規模太陽光発電施設は、大手発電事業者であるアバンツァリア社が設置・運用を手がけるメガソーラー発電システムのプロジェクトです。
..........
アバンツァリア社は、スペイン政府より認可を受けフィード・イン・タリフを取り扱う大手発電事業者で、2004年に設立されました。太陽光発電の普及促進をめざして事業活動を行なっていくうえで、京セラの掲げる「ソーラーエネルギー事業を通じて環境保護やエネルギー問題解決に貢献し、さらには人類社会の進歩発展に貢献する」という理念に賛同したことから、2005年より京セラの太陽電池モジュールを採用しています。
アバンツァリア社は、当社製の太陽電池モジュールの品質・長期信頼性・安定供給能力等を評価し、すでに2007年9月には、13.8MW 約7万枚の太陽電池モジュールを設置した、スペイン サラマンカ市の太陽光発電所の稼動を開始しています。
....."

関連
Avanzalia : Photovoltaic installations
Avanzaliamegasolarphoto8
-----image : Avanzalia :photosより

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 京セラが元気。多結晶にこだわる姿勢。結局、シリコン不足、太陽電池不足という事態が落ち着いてみると、それぞれの太陽電池メーカーの独自性の中での品質とコストへの再評価ということになってきます。世界の太陽電池メーカーの版図に変化が訪れようとしている現在、日本のメーカー各社の真価と独自性が問われていると思います。(t_t)

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DOE アメリカエネルギー省、オープンソース形式のOpenEIなど次々に再生可能エネルギーの関連サイトをオープン!

 エネルギー長官スティーブン・チューさん率いるアメリカエネルギー省 DOEの再生可能エネルギー関連の、このところ情報の充実度がすごいです。単なる情報ではなく、予算と人が実際に動いているのでこれらの成果が現れる来年末ぐらいからの成果に期待が集まります。
 まずは、アメリカでは太陽光発電以上にホットな太陽熱発電、世界一と自ら評する実験場に向けての拡張工事などが行われています。完成すれば、アメリカが内外で展開しようとしている太陽熱発電設備のさまざまなテストが行えるということです。

SolarTAC - Technology Acceleration Center

Usdoesolarthermal
-----image : 同サイトより

プレスリリース / National Renewable Energy Laboratory(NREL),December 18, 2009
New Labs to Concentrate on Solar Thermal Energy

" As the market for clean solar power rapidly expands, NREL researchers are investigating advanced concepts in concentrating solar power (CSP) with $5.4 million in American Recovery and Reinvestment Act funding awarded from the U.S. Department of Energy.

The new work includes establishing two new facilities and extensive improvements to an existing third facility on the NREL's research campus. It also will include field testing of new CSP technologies at the Solar Technology Acceleration Center (SolarTAC), a new 76-acre solar test site.

CSP uses mirrors to reflect sunlight onto receivers. Unlike photovoltaic cells that directly convert sunlight into electricity, this method uses the sun's heat to drive a generator to produce electricity.

Key to CSP's commercial success is developing an economical, effective energy storage capability that will hold the sun's heat for use to generate clean electricity at periods of peak power demand, or during cloudy weather or at night.
.......... "

 そして、ユニークなのが政府の開かれた政府政策にのっとってサイトが構築されるOpenEIサイトです。国際的な再生可能エネルギーの情報がWikipediaのようにオープンソースの形式で”肝いり”で集まるということですから注目です。スマートグリッドや建物のエネルギーマネージメントのなどのゲイトウェイにもなるということですので、ここはこれから要注目のサイトになりそうです。

OpenEI - Organizing the World's Energy Information

Openei
-----image : 同サイトより

プレスリリース / NREL,December 10, 2009
DOE Launches New Website to Bring Energy Technology Information to the Public

" DOE worked closely with the NREL to develop and populate the Open Energy Information Platform.
Secretary Chu announced that the Department of Energy is launching Open Energy Information (www.openEI.org) - a new open-source web platform that will make DOE resources and open energy data widely available to the public. The data and tools housed on the free, editable and evolving wiki-platform will be used by government officials, the private sector, project developers, the international community, and others to help deploy clean energy technologies across the country and around the world. The website was launched as part of a broader effort at DOE, the White House Office of Science and Technology Policy, and across the Obama Administration to promote the openness, transparency, and accessibility of the federal government.

“This information platform will allow people across the globe to benefit from the Department of Energy’s clean energy data and technical resources,” said Secretary Chu. “The true potential of this tool will grow with the public’s participation ? as they add new data and share their expertise ? to ensure that all communities have access to the information they need to broadly deploy the clean energy resources of the future.”
.......... "

関連
National Renewable Energy Laboratory(NREL)
/ NREL: Dynamic Maps, GIS Data, and Analysis Tools - Maps(地図情報も多数公開されています。)
Solarmap-----image : Solar Maps より

 " Solar Maps
Wind Maps
Biomass Maps
Hydrogen Maps
Federal Energy Management Program Maps
International Maps
........ "

Department of Energy - Homepage

YouTube : NRELPR

YouTube : USdepartmentofenergy

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Gridpoint グリッドポイント、電気もガスも制御する”次世代スマートハウス”を提案

 スマートグリッドについて電話で話していていきなり、「ガス用のスマートメーターどこで購入できるか知ってる?」と数週間前に聞かれた。その時は、「前にDOEのサイトでちょっと情報を見たことはあるけど良く知らない」と応えると、「熱とお湯に関してのスマートうんぬんがこれから重要になってきますよ」と逆に情報を教えてもらいました。再生可能エネルギーも含めた情報としては、以前太陽光発電住宅にプラグインハイブリッド車を組み合わせたホームエネルギーマネージメントシステムに関する記事で取り上げたことがあるGridpoint社が話題に上りました。ガス用のスマートメーターも含め総合的な家庭用エネルギー制御システムを提案しようとしているようです。

プレスリリース / Gridpoint,Dec. 9, 2009
GRIDPOINT RELEASES NEXT GENERATION HOME ENERGY MANAGEMENT SOLUTION
Gridpointsite
-----image : Gridpointsite : smart grid technologyより

" GridPoint, Inc., an established leader in smart grid solutions, today announced the availability of its next-generation home energy management solution, a comprehensive offering that provides the foundation for an interactive, ongoing relationship between utilities and consumers. Designed to be a meaningful tool consumers use regularly, the new release provides visibility to natural gas as well as electricity consumption, offers conservation tips based on individual lifestyles, and supports enrollment in utility programs ? including energy efficiency, solar and demand response programs.

Unlike purely Web-based home energy monitoring products offering conservation tips and limited bill presentment, GridPoint’s customer-facing solution ? due to tight integration with utility back-end systems ? offers both personalized energy efficiency recommendations and the ability to execute key transactions. The result is a meaningful, one-stop energy management solution that encourages repeated consumer use. In addition to viewing and paying their bills, utility customers can now register for a broad range of utility programs and remotely manage an expanded number of smart home devices. Frequent, active engagement with home energy information will deliver the smart grid benefits both utilities and consumers desire ? cost-effective, efficient energy delivery and consumption.

“Our home energy management software empowers utility customers with comprehensive, personal information they can regularly act upon,” said Michael J. Carlson, Executive Vice President, GridPoint. “The innovative design of our consumer portal is extensible to our other smart grid applications, allowing utilities to use the same familiar venue to engage customers in programs such as load management or smart charging their electric vehicles.”
.......... "

関連
Earth2Tech’s Top 15 Smart Grid Influencers-----Earth2Tech,2009/08/26

関連エントリー
太陽光発電+プラグインハイブリッド車 GridPoint renewable energy house-----ソフトエネルギー、2008/12/18

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COP15は終わった。でもコペンハーゲンの楽しみはこれから+EnergyMap.dkで知るそのソリューション群

 COP15は、終わった。しかし、コペンハーゲンではこの気候変動をめぐる議論の中心であった2週間あまりの時間をその成果にかかわらず、気候変動とエネルギー問題に対して積極的に行動する人々の国としての方向性を確かなものにしていくのだと信じています。国際的な各国の権益がぶつかる国際会議の結果がかなり残念なものであったとしても、具体的な生き方としての方向性が確認できたのだとすれば、それがかの国の国民にとってのソリューションだったということかと思います。自転車を中心とした町。なかなか素敵です。東京は無理でも、どこぞ地方都市で、自転車を中心とした町作りと子育て支援を合体させた政策を前面に打ち出した町の出現を日本でも期待しています。

自転車都市、コペンハーゲン。www.copenhagenize.com  / おすすめサイト-----しなやかな技術研究会、2009/12/08

Images from Copenhagen-----自然エネルギー、2009/12/17

 そして、エネルギー問題に大して、デンマークの人々の具体的なソリューションは? その気になる内容がわかりやすく整理されている地図が公開されています。

EnergyMap.dk - Your webguide to climate solutions
Copenhagenenergymap
-----image : EnergyMapサイトキャプチャー画像

 WWFのリポート、Clean Economy, Living Planetによれば、デンマークは世界一クリーンエネルギーに積極的な国づくりを推進している国です。人口は小さい(5,468,120人-人口 - デンマーク大使館)ですが、日本にとっては、見習うべき点がたくさんあります。特に寒冷地の地方都市にとってはそのまま見習うことができる点がたくさんあります。今回のCOP15の舞台になったという過去のイベントの開催地としてではなく、先進国デンマークに国づくりの範をも求めたいと思います。(t_t)

関連
COP15 official cultural programme Copenhagen - Official tourist-site about Copenhagen(COP15が終わっても、まだまだ参加できる開催されるイベントがあります。)

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 コペンハーゲンで一番気になったのは、自転車の活用のされ方で、なかでもカーゴバイクには大変興味を覚えました。

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WWF、クリーンエネルギーは2020年には第三の産業になる! Clean Economy, Living Planetリポートを発表

 WWFは、202年には、クリーンエネルギー部門は、自動車、電気に次ぐ第三の産業に成長するという見通しとともに、主要な国におけるクリーンエネルギー関連の事業の規模を総額、GDP比によりランキングし、その成長を示すClean Economy, Living Planetリポートを発表した。
 
Clean Economy, Living Planet(PDF)
Wwfclean_economy_living_planet-----image : WWF Clean Economy, Living Planetカバー

紹介記事
Growing China industry helps clean energy boom-----WWF,11 December 2009

" Clean energy technology is on track to become the third largest industrial sector globally with a rapidly increasing share taken up by China, predicted a WWF report released at the UN climate summit in Copenhagen today.

Clean Economy, Living Planet - Building Strong Clean Energy Technology Industries is a first ever worldwide country ranking by clean energy sales, finding that relative to GDP it is wind energy and insulation pioneer Denmark and bio-ethanol giant Brazil that are leading the way. Germany, trading on a substantial manufacturing base and public support for wind and solar energy, is in third place.

The report predicted that by 2020 the industry would be worth ?1600 billion a year in 2020, ranking behind automobiles and electronics as the third largest industrial sector. In 2007, clean energy technology had a sales volume of ?630 billion and was already larger than the global pharmaceutical industry.
.......... "

関連
1st World Ranking of Clean Energy Technology (CET) Sales ? CET to Become 3rd Largest Global Sales Sector by 2020-----CleanTechnica,December 13th, 2009

Clean energy could be third-largest industrial sector by 2020 - report-----Engineering News,11th December 2009

 このClean Economy, Living Planetによると、2008年度のクリーンエネルギーの国別ランキングの総額ベースでは、日本はドイツ、アメリカについで3位となるが、対GDP比では、デンマーク、ブラジル、ドイツ、スペイン、フィンランド、中国、オーストリア、ベルギー、韓国、アイルランドのベスト10に漏れ、11位となるということです。12位がフランス、アメリカが19位、イギリスが20位ということです。

Clean_energy_technology_sales_by_co
-----image : P.12 Figure 4 Clean Energy Technology sales by country 2008 in absolute and
relative terms [EUR bn, % GDP]より、上-Absolute global Clean Energy Technology product sales 2008 [EUR bn]、下-Relative global Clean Energy Technology product sales weighted by GDP 2008 [% EUR]-----
Clean_energy_technology_sales_by__2

 そして、成長著しく、次代を担うと目されるのは、アジアの中国です。

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京セラ、神奈川県川崎市の東京電力メガソーラーシステムに13MWの太陽電池を供給

 京セラは、東京電力が神奈川県川崎市の扇島太陽光発電所(仮称)に建設予定のメガソーラーシステムに13MWの太陽電池を供給と発表しました。数メガというのは、日本でもめずらしくなくなってきましたが、やはり十数メガというのは巨大です。この太陽光発電所は完成したら是非見にいきたいです。

プレスリリース / 京セラ、2009年12月14日
国内最大級 東京電力メガソーラーシステム向けに 京セラ製多結晶太陽電池モジュール約13MW分を供給

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-----image(”扇島太陽光発電所(仮称)の完成予想図”) : 同リリースより

" 京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫)は、東京電力株式会社が新設し、2011年度より運転開始予定の「扇島太陽光発電所(仮称)メガソーラーシステム」(神奈川県川崎市)へ、株式会社日立製作所が納入する太陽電池モジュール約13MW分を供給しますのでお知らせいたします。同発電所は、太陽光発電システムの設置容量において国内最大級となっており、本システム稼働時の発電電力量は一般家庭約3,800軒分に相当、年間で約5,800tのCO2を削減できる見込みです。
......... "

関連エントリー
川崎市と東京電力が合計20MWの太陽光発電所建設計画を発表-----ソフトエネルギー、2008/10/27

-----GreenPostサイト横断検索 : 京セラ-----

コメント続き
 とはいえ、世界では、さらに巨大な太陽光発電所が稼動し、さらに三桁の計画もあります。国土の狭いわが国では、陸上ではでかければいいというわけではなく、工夫が必要だと思いますが、世界では数パーセントではなく”何割のエネルギーを太陽光発電でまかなうつもりである”という意欲的な発言も決して珍しくない状況です。日本も、独自のさまざまな風土や技術を生かして、世界をリードできる産業の一つに育ってほしいものです。規模ランキングのサイトがあります。興味のある方はご覧ください。(t_t)

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MEMO:小型風力発電研究者-風力発電の研究に取り組む 鳥取大大学院工学研究科准教授 原 豊さん / 小型風力発電

 下のような記事が目にとまり、鳥取大学の研究を検索して調べてみました。

風車発電実演/高校生に技術紹介へ-----YOMIURI ONLINE,2009年12月13日

" 風力発電の研究に取り組む 鳥取大大学院工学研究科准教授 原 豊さん 45(鳥取市) "

【山陰】低炭素仕事人は”風車”博士-----子ども低炭素社会づくりサミット、2009年11月16日

関連
鳥取大学大学院工学研究科機械宇宙工学専攻応用数理工学講座流体系 熱エネルギーシステム解析学研究室

鳥取大学

J-GLOBAL - 原 豊 【研究者】

 論文が検索でき閲覧できました。このような公開は大歓迎です。今、垂直軸風車の情報を集めているので非常に参考になりました。リンク情報を資料としてアップさせていただきす。

鳥取砂丘における風力発電の可能性に関する調査研究 1999-----鳥取大学 学術情報部 図書館情報課 Earmas Enut ARchive and MAnagement System : Hara+Yutaka+:+原+豊

コメント続き
 垂直軸風車ですが、世界にもさまざまなタイプがあります。ユニークな形状やアイディアのものもあります。水平軸の風車に比べ、低回転で高いトルクが得られる垂直軸小型風車は、騒音やノイズの問題などもおきにくく、選択肢が増えてほしい小型風車です。(t_t)

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大阪ガスと積水ハウス、燃料電池・太陽電池・蓄電池を設備したスマートハウスの実証実験を開始

 大阪ガスと積水ハウスは、燃料電池・太陽電池・蓄電池を設備し次世代の家庭用エネルギー管理システム、HEMS(Home Energy Management System)により、将来のスマートグリッドや低炭素社会における家庭のエネルギー利用のさまざまな組み合わせにおける管理などを実証実験するスマートハウスを大阪に建設し、その実証実験を開始するということです。
 アメリカ、イギリス、そして世界のさまざまな地域でスマートグリッド、スマートメーターという次世代の発電から消費までをIT技術を屈指して消費量を把握したり、コントロールしたり、さらには総合的な需給調整などを可能にするといわれる次世代の技術の研究が進んでいます。世界の取り組みや進捗に比べると、国内では世界最高のIT家電や電子制御機器の開発能力をもちながら、地域や国レベルの具体的な導入と、それによるメリットやデメリットの評価はこれからという状況です。この分野にガスという別のアプローチにより取り組むことも可能な今回の実証実験には注目したいです。

プレスリリース / 大阪ガス、2009年12月14日
大阪ガスと積水ハウスは、燃料電池・太陽電池・蓄電池を組み合わせたスマートハウスの実証実験を開始します

0912141
-----image(”スマートハウス実証実験のイメージ”) : 同リリースより

" 大阪ガス株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:尾崎 裕、以下大阪ガス)と積水ハウス株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:阿部 俊則、以下積水ハウス)は、低炭素社会の実現に向け、家庭用燃料電池と太陽電池を組み合わせた「W(ダブル)発電」に、さらに蓄電池を組み合わせることにより省エネルギー性を一層高めたスマートハウスの実証実験を開始いたします。

 スマートハウスとは、..........

 さらに、将来の低炭素社会のエネルギーシステムとして注目されているスマートグリッド※1やスマートエネルギーネットワーク※2に対応した実証実験にも取り組みます。
 なお、本取り組みは、平成21年度経済産業省の委託事業である「スマートハウス実証プロジェクト」を受託した、株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、社長:田中 將介)からの再委託を受け実施するものです。

実証実験での具体的な取り組み内容は以下の通りです。
(1)住宅内の機器類を一元管理できるシステムの構築
..........

(2) 燃料電池・太陽電池・蓄電池の最適活用によるCO2排出量の最小化とエネルギーの有効利用
..........

(3) 低炭素社会における新たな省エネルギーサービスの可能性検証
低炭素社会における省エネルギーサービスとして、HEMS(Home Energy Management System)※3が注目されておりますが、エネルギー使用量の見える化だけでは、ユーザーがいつどのような省エネルギー行動をとれば良いのか判りにくいという問題があります。そこで今回の実証実験では、住宅内のエネルギー使用状況を常時監視し、エネルギー使用量が多いとアラームで警告するなどユーザーにタイムリーに省エネルギー行動を喚起する新しいサービスの可能性を検証します。

(4) スマートグリッド/スマートエネルギーネットワークを想定した技術実証
天候により出力が不安定な太陽電池が、戸建住宅へ大量に導入された際に懸念されている電力の需給バランスの崩れを抑制するため、太陽電池の発電量が減少した場合には、燃料電池の発電量を増やし、蓄電池から放電するなどの制御を行い、電力系統へ流れる電力量の安定化を図ります。その際に燃料電池から発生する熱も無駄にすることなく住宅内で有効に活用します。
また、スマートグリッドなど地域全体での電力供給の不足や余剰が発生した場合を想定し、戸建住宅における燃料電池の発電量の増減制御や蓄電池の充放電制御により、影響の緩和を図る実証も行います。

上記の実証実験については、来年1月下旬から2月下旬まで大阪ガスの酉島実験場(大阪市此花区)および積水ハウス総合住宅研究所内の戸建住宅「アネックスラボ」(京都府木津川市)にて行う予定です。

※1情報技術を駆使し、太陽電池などの再生可能エネルギーを含めた地域全体の電力エネルギーの利用の最適化を図る構想
※2情報技術を駆使し、電力エネルギーだけでなく、コージェネレーションから発生する熱エネルギーの利用も含め最適化を図る構想
※3家庭でのエネルギー使用量等を計測・表示してユーザーに省エネルギーを喚起するなど、エネルギー消費量の抑制効果が期待されている技術  "

関連
大阪ガスと積水ハウスは燃料電池・太陽電池・蓄電池を組み合わせたスマートハウスの実証実験を開始します-----積水ハウス、平成21年12月14日

火力、風力、太陽光発電-マイクログリッドを東京ガスが実用化へ-----ソフトエネルギー、2009/01/08

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東北電力、ハンガリーで木質チップを燃料としたバイオマス発電の共同実施事業を開始

 東北電力は、ハンガリー共和国のサボルチ・サトマール・ベレグ県サコイ町にて、地元企業と合弁で木質チップを燃料としたバイオマス発電所を共同実施事業として開始したと発表しました。これによりハンガリーの温暖化効果ガス削減分を国内のの削減量に充当する制度により2012年までに約32万トンのCO2クレジット獲得を見込んでいるということです。
 このような事業の開始と聞くと、温暖化効果ガスの削減が世界全体を舞台とした人類共通の課題であることを強く印象付けられるような気がします。

プレスリリース / 東北電力、平成21年12月11日
ハンガリー共和国 南ニールシェグ・バイオマス発電所の営業運転開始について

Hungarybiomasstouhokuele
-----image : 同リリース「(別紙)プロジェクトの概要」PDF書類より

" ~当社として3件目となる海外でのIPP(卸発電)事業~
当社がハンガリー共和国において地元企業と合弁会社を設立し、建設を進めていた南ニールシェグ・バイオマス発電所(出力19,000kW)が、このほど営業運転を開始いたしました。

 本プロジェクトは、木質チップを燃料としたバイオマス発電により、化石燃料を代替することでCO2の排出削減を図るものであり、京都メカニズムの共同実施(JI)※1事業として、2006年3月に民間企業として日本初の政府承認を取得しております。これにより当社は、2012年までに約32万トンのCO2クレジット獲得を見込んでおります。

 また、ハンガリー政府からは地球温暖化問題に貢献することに加えて、地元産業の振興や雇用の創出にも大きく寄与することから高く評価されております。
..........
※1:共同実施(JI: Joint Implementation):
先進国と市場経済移行国が共同で温室効果ガスの排出削減事業を実施し、それにより生じた削減分(排出権、ERU)を投資国(先進国)が自国の削減量に充当する制度。
(別紙)プロジェクトの概要等(PDFファイル/45KB) "

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米Solar Wall社、独自のソーラーウォールシステムに太陽電池を加え、PV/Tハイブリッドシステムを構築

 ソフトエネルギーでも何回か関連の話題をアップしたことがある、米Solar Wall社のパッシブソーラーシステムSolarWall(R) に、太陽電池を加えたSolarWall(R) PV/T(TM,photovoltaic + solar thermal)とSolarDuct(R) PV/Tという太陽光発電と熱利用のハイブリッドシステムが世界の市場で実績を積んで行きそうです。日本でもかつては代理店があったと思いますが、現在は、同社のサイトにおいて日本の正規代理店はみあたりません。シンプルなシステムで学校やビルなどに手軽にパッシブーソーラーと太陽光発電のハイブリッドを加えることができるこのシステムに注目しています。

SolarWall / Download Brochures

Solarwall1
-----image : SolarWall PV/T and SolarDuct PV/T type: pdfより-----View the iPaper version-----
Solarduct

 上記の資料によると、太陽電池の場合が、1平方メートルあたり100Wの出力であるのに対して、同社のハイブリッドシステムSolarWallR PV/Tなら、1平方メートルあたり300-400Wの出力と3倍以上有利とされています。太陽電池は高い温度になれば効率が落ちます、したがって太陽電池と熱利用のハイブリッドには、太陽電池の温度上昇をあるレベル以下にする必要があると考えられます。同社の太陽熱の利用は内部の暖房用と考えればそれほど高い温度の確保も必要ないということで、うまい具合に熱の問題を解決しているようです。
 太陽熱と太陽光、昔からありそうで実際の商品となるとほとんどない分野の製品です。
 
関連
The Next Solar Frontier: Hybrid PV/Thermal Systems-----Renewable Energy World,2009/12/07

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出光興産、生グリーン電力を2010年4月から”直接”三菱地所所有の「新丸の内ビルディング」に配電。100%自然エネルギーのビル誕生へ

 出光興産は、青森県の風力発電事業などの実発電分を東京の三菱地所の新丸の内ビル向けに供給し、これにより同ビルが100%自然エネルギーにより電力を賄うという画期的な契約が成立したことを発表しました。
 これまでは、グリーン電力証書といういわば、債券によるみなし取引であった自然エネルギーの利用という形態が、今回は発電者が他の電力会社の送配電網を利用し遠隔地まで需要者に電力を送るという直接販売という新たな形での契約が成立したということは、発電、送電、配電(給電)という電力業者の役割の寡占状態からの新たな形態への変化のさきがけとなるのかが非常に注目される事業となります。

プレスリリース / 出光興産、2009年12月9日
日本初・CO2排出量ゼロのエネルギー「生グリーン電力」の活用スタートへ  出光興産が三菱地所所有の新丸ビルへ供給

" 三菱地所株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村 惠司、以下、三菱地所)と出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:中野 和久、以下、出光)は、出光が供給する「生グリーン電力」を三菱地所所有の「新丸の内ビルディング」(千代田区丸の内1-5-1)において受電することを本日合意しましたのでお知らせします。
これまで、グリーン電力証書システム※1の事例はありますが、再生可能エネルギー100%の「生グリーン電力」※2を直接需要地が受電する取り組みは日本で初めてとなります。
出光は、二又風力開発株式会社(所在地:青森県上北郡六ヶ所村)などによって発電した生グリーン電力を2010年4月から託送※3により、直接新丸ビルに供給します。三菱地所は、新丸ビルで使用する電力すべてを「生グリーン電力」で賄い、これにより、新丸ビルのCO2排出量が年間約2万t削減されることとなります。
なお、三菱地所と出光は、東京都、千代田区ならびに青森県が進める「再生可能エネルギー地域間連携」の仕組みに参加することを今後検討して参ります。

※1 グリーン電力とは、風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの再生可能エネルギーにより発電された電力のことで、「電気そのものの価値」の他に「環境付加価値」を持つ電力と考えられる。この「環境付加価値」を、電力と切り離して「グリーン電力証書」という形で購入し、通常使用する電気と組み合わせることで、再生可能エネルギーにより発電されたグリーン電力を使用しているとみなすことができるシステム。
※2 発電所から需用者に直接送られたグリーン電力。需用者はグリーン電力を「みなし」ではなく、直接電気として使用する。
※3 他の電力会社が保有・運用している送配電網を使って、発電所から需用者に電気を送ること。
(別ウィンドウで開きます)(参考資料)新丸の内ビルディング概要(PDF:16KB) "

関連
新丸の内ビルディング

三菱地所プレスリリース / 2009/12/09 日本初・CO2排出量ゼロのエネルギー「生グリーン電力」の活用スタートへ ~出光興産グループが三菱地所所有の新丸ビルへ供給~(PDF 149KB)

Shinmarugooglemap
-----image : Google Map : 新丸ビル(都道402号線, 千代田区, 日本)

参考動画
丸の内エリア 古くて新しいオフィスビル群が誕生

(tokyomx,2009年04月27日)

コメント続き
 残念ながら都会に住みながら、できるかぎり人ごみに興味がないので、遠くからながめただけというですが、丸の内じっくりみたい気がしてきました。こうした気持ちを他人に喚起するという意味からもこうしたあたらしい試みは歓迎です。(t_t)

参考
Marunouchi.com

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日本版FIT、”再生可能エネルギー”固定価格買取制は、全種全量買い上げが必要、そして適当

 日本における再生可能エネルギーの利用拡大と普及の焦点は、現行の太陽光発電にのみ、それも余剰分のみ固定価格で買い取るという半端で偏頗な制度が、今後どのように変わるかということに大きな焦点があたりはじめたようです。
 そもそもFIT(Feed-in Tariff)とは、固定価格買い取り制度と訳されています。wikipediaによると
 「エネルギーの買い取り価格(タリフ)を法律で定める方式の助成制度である。」とあります。原稿の11月1日から施行された。現在の制度については、下のエントリーなどをご覧ください。

参考エントリー ・経済産業省、「太陽光発電の新たな買取制度の開始について」サイトをオープン-----ソフトエネルギー、2009/09/04

-----Google GreenPostサイト検索 : 固定価格買取制-----


 そして、本日の電気新聞

再生可能エネルギー全量買い取り制度、費用回収へ基金創設を要望-電事連-----電気新聞、12月9日

 以前の記事ですが、

電事連会長、再生可能エネルギー全種全量買い取りに懸念-----NIKKEI NET,2009/11/11

直嶋経済産業相 再生可能エネルギー全量買取り早期導入へ-----環境市場新聞、2009/09/28

 現在、来年の春までの制度設計の見直し議論が行われています。

再生可能エネルギーの全量買取に関するご意見の受付について-----資源エネルギー庁、平成21年11月6日

 そんな中で、環境エネルギー政策研究所の飯田さん、石油業界関係者、NPO、NGOの関係者からのヒアリングが行われています。太陽光発電だけでなく、地熱、風力、小水力、バイオマス、海洋エネルギー、温度差など日本の風土を生かした再生可能エネルギーの地域ごとのアプローチを”立体的”に支援する制度設計が必要です。またこのままでは、世界的な再生可能エネルギー市場という分野で日本は到底一角にすら入ることができません。日本がこれまで考えてきた技術立国としての展開は、今大きな見直しが必要とされています。世界では、風力発電、太陽光発電などの大規模な大型プロジェクトが目白押しで、小規模分散型の地域エネルギーという再生可能エネルギーの本来の姿がみえにくい状況です。そんな中で、地域の風土を生かし地域ごとの事情にあった展開を可能にするきめ細かい制度設計が求められていると思います。
 現行の太陽光発電のみというのでは、不十分です。他の再生可能エネルギーが有効な展開をみせることができること、意義のある実験を支援するような制度設計を希望します。
 また、全量については、余剰分というのではあまりに促進策としのインパクトが低すぎます。一月に8000円の電気料金を支払っている家庭の電力消費を支えるためには、おおよそ4.5kWpの太陽電池を必要とします。これだけ設置してイーブンなわけです。昼間の消費電力が夜より少ないという家庭が多いようなので、多少のメリットはでるでしょうが、余剰分のみ高額買い上げで、いったいどれほどのメリットが生まれるのか? という点は再考を必要としています。

 この全種全量を実現する過程については、最大限の注目が必要です。

 その過程で、再生可能エネルギーが大きく育つ必要がどれほどの支持を集めることができるかが問われています。
 現状、日本のエネルギー政策が自民党時代からどのように変わるのか、変わらないのかという点の見極めが原子力政策をみる限りあまり見えてきません。その意味では、大枠の議論を時間をかけて、行う必要があります。その意味では、全種全量制度すら実現したとしても、端緒にすぎないと思えるほど、資源をもたないこの国のエネルギー政策に関する議論の不足を痛感します。だからこそこの議論は重要です。(t_t)

参考

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水平軸小型風力発電機 AES Windjet turbine / 小型風力発電機

 普通の水平軸風力発電機に対して、垂直軸で横からみると円筒状の回転姿となる風車を垂直軸風車なんて呼んでいるが、このほど垂直軸の風車を寝かせて水平軸とし、風をまとめる工夫をした一風変わった小型風力発電機が登場しました。動作は下の動画クリップをご覧いだだくとわかりやすいです。風を集める部分を固定し、尾翼をつけ風向を追わせるということで水直軸風車でも一部有効とされている集風フードの欠点である風向によるロスを解決しているようにみえる点が斬新かと、、、。お値段しだいでは、結構いい買い物となる風車かもしれません。あるサイト向けに、1kWのものを提案してみるつもりです。
 
AES Wind
Aes_wind
-----image : 同社サイトより
/ AES WindJet? Design & Specifications

AES WindJet, Vertical Axis, Twin Rotor Wind Turbine

(aeswind1,2009年11月03日)

 タイプは、定格風速11m/s時1kW,3kW,5kW,10kWとすでにラインナップをそろえてきています。ただ、1kWのモデルでも600kgありますから、かなり本格的な据付が必要です。10kWにいたっては、5500kg。

AES WindJet Installation Nov 9-11, 2009

(aeswind1,2009年11月13日)

関連
New AES WindJet 5 Small Wind Turbine Installed in Kansas City [Video]-----Jetson Green, November 12, 2009

First steps to renewable energy can be tough, but stylish-----KansasCity.com,Nov. 30, 2009

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北杜市、NEDO、NTTファシリティーズ、大規模太陽光発電の本格運用を開始

 北杜市、NEDO、NTTファシリティーズの手により、”大規模太陽光発電の将来を左右する実証研究システム”と表現されたシステムが駆動したそうです。注目されるのは、世界初となる複数の系統安定化技の稼動、運用テスト、さらにさまざまな太陽電池を設備している点です。主な導入種類は、結晶系シリコン(単結晶、多結晶、HIT、球状、リボン、バックコンタクト)、アモルファス系(単層タイプ、微結晶積層タイプ)、化合物系(CIGS、GaAs))で、24種類の太陽電池が設置されているということです。メガソーラーが日本でも珍しくなくなった現在でも、国内初となる66キロボルト特別高圧系統への連系は、電力網の次世代の姿にも影響を与える実証実験となりそうです。

プレスリリース / 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、平成21年12月3日
大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究北杜サイト本格運用について
Photo01
-----image("図1 山梨県北杜市 大規模太陽光発電所") : 同リリースより

"  NEDOと山梨県北杜市とNTTファシリティーズは、大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究(北杜サイト)において、太陽光発電所としては国内初となる66kV特別高圧系統への連系が完了し大規模太陽光発電実証研究システム(太陽光発電システム容量1.8MW)の本格運用を開始した、と発表しました。
 この事業は大規模太陽光発電の将来を左右する重要な国家プロジェクトであり、この事業を通じて、大規模太陽光発電の課題を解決し、さらなる普及促進を目指します。

【プロジェクト名】
「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究 北杜サイトにおける大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」
 実証期間:平成18年度~平成22年度
【設置場所・規模】
設置場所: 山梨県北杜市長坂町夏秋及び塚川地内
全体用地面積: 約10ha
太陽光発電システム容量:1.8MW(第1期600kw+第2期1200kw)
..........
2.北杜サイトの特徴

 北杜サイトでは、太陽光発電にとって重要な日照時間が日本一の北杜市にて、世界初となる複数の系統安定化技術を具備した国内最大級のパワーコンディショナ(※1)(以下、PCS)、導入種類数としては世界一となる24種類の太陽電池、及び環境性に優れた先進的架台から構成される約2MWの大規模太陽光発電システムを構築・評価しています。
 この事業では運用データを基に事業性や環境性を評価し、大規模太陽光発電事業が成り立つことに目処をつけるとともに、大規模太陽光発電所の導入指針となる手引書を作成し、NEDOにてそれら成果を一般に公開することにより、今後の太陽光発電の普及に貢献します。
..........
【主な研究内容】
〔1〕世界初となる複数の系統安定化技術を具備した国内最大級のPCS
..........
〔2〕太陽電池の導入種類数としては世界一となる大規模太陽光発電システム
 太陽電池には様々な種類があり、それぞれ太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する効率、温度や光の波長の違いによる出力特性、価格、パネルサイズ、外観などが異なります。そこで、国内外9カ国から24種類の先進的な太陽電池を導入し、システム単位、モジュール単位で評価しています。また、太陽を追尾することにより、発電量の向上が可能な追尾システムも導入評価しています。
 通常、一つのシステムにおいて多種の太陽電池を適用すると電気的バランスが悪くなるため、同一サイト内に多種のモジュールを設置している事例は少なく、北杜サイトのように20種類以上の太陽電池が設置されている事例は世界的にも確認されていません。評価結果を基に温暖地域、寒冷地域、各種傾斜角度、部分的な日陰などあらゆる設置条件に対応した太陽電池の選定が可能となります。また、北杜サイトを訪れれば、現在市場に出ているほとんどのモジュールが見学できるため、太陽電池に関する教育の場として、これ以上のサイトはありません。
 (主な導入種類:結晶系シリコン(単結晶、多結晶、HIT、球状、リボン、バックコンタクト)、アモルファス系(単層タイプ、微結晶積層タイプ)、化合物系(CIGS、GaAs))
.......... "


関連
北杜市 : 大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究について

大規模太陽光発電の将来を左右する実証研究システムの本格運用を開始-----NTTファシリティーズ、2009年12月3日


NEDO、24種類の太陽電池によるメガソーラー実証開始-----IBTimes,2009年12月04日

" .....国内初となる66キロボルト特別高圧系統へ連系....."

太陽光発電研究施設 : 一部で運用始まる パネル4200枚を設置 - - 北杜 山梨 / クリッピング 毎日jp-----ソフトエネルギー、2008/03/25

Yahoo地図 : 山梨県北杜市長坂町夏秋周辺

追加情報
北杜市、丸紅グループの三峰川電力と官民パートナーシップによる同一水系新設3ヶ所の小水力発電導入事業を推進-----ソフトエネルギー、2011/06/28

コメント続き

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横浜市、電源開発株式会社(Jパワー)、下水汚泥からの再生可能エネルギー創出についての共同研究を完了

 横浜市と電源開発が7月末から行ってきた、下水汚泥からの再生可能エネルギー創出についての共同研究が完了し、報告書が発表されました。この研究の成果を受けて、今後の事業化へ向けたモデル一つのとして検討をしていくということです。
 今回研究されたのは、下水汚泥から石炭代替燃料を製造して活用するという課題。下水汚泥を、低温炭化技術を用いて固形燃料化するというもので、近隣の工場などへの固形燃料としての搬出なども検討されています。これまで下水汚泥を単純に燃焼廃棄していた工程と比較すると、燃料化方式に転換することで、約4割の温室効果ガス削減になるということです。

プレスリリース / 横浜市、平成21年11月30日
横浜市と電源開発株式会社による下水汚泥から再生可能エネルギーの創出についての共同研究が完了しました。

09113011
-----image : 同リリースより

" ・平成21年7月末から開始した、横浜市と電源開発株式会社による共同研究では、下水汚泥をバイオ燃料の資源として活用すること(以下、下水汚泥燃料化)による「温室効果ガス排出量の削減効果」などの成果を得ることが出来ましたので、お知らせします。
・この研究の成果につきましては、今後の事業化へ向けた検討の一つのモデルとして活用していきます。
【下水汚泥燃料化による温室効果ガス排出量の削減効果】

□ 汚泥資源化センターでは、これまでの焼却方式から燃料化方式に転換することで、約4割の温室効果ガス削減することが可能です。(1焼却炉あたり:処理能力は150t/日)年間では、約3,900 t-CO2 の削減になります。
□ 電源開発㈱磯子火力発電所では、下水汚泥から製造する燃料化物を石炭の代替燃料として混焼した火力発電によって、年間の温室効果ガス排出量を約9,900 t-CO2 削減することができます。
.........
【下水汚泥燃料化へ向けた主な事業化検討結果】

□ 従来の焼却処理に燃料化方式が加わることによって、環境面では温室効果ガスの削減とともに、汚泥資源の有効利用先の多様化が図れます。経済面では、建設費と20年間の維持管理費をこれまでの焼却方式と比較した場合、ほぼ同等のコストで事業ができる見込みです。
□ 燃料化事業は、施設の「建設」ではなく「長期にわたる運営」が重要であり、民間が蓄積しているノウハウや活力を導入することで、十分なVFM注(Value For Money)が期待されます。
□ さらに、今後の課題として、燃料化物混焼時の挙動や環境性に関するデータの蓄積がさらに必要です。

注)「VFM」(Value For Money)とは、一般に、「支払に対して最も価値の高いサービスを供給する」という考え方です。

共同研究の詳細な内容については、報告書(概要版)(PDF・222KB)をご覧ください。


Yokohamashiodei2009
-----image : 「横浜市のバイオマスを活用した再生エネルギー創出の共同研究報告書(概要版)」より  "

関連
電源開発株式会社(Jパワー)と横浜市による「下水汚泥からの再生可能エネルギー創出についての共同研究」が完了----- 電源開発、平成21年11月30日

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世界中の太陽光発電関連の団体がwww.solarcop15.orgを結成。COP15に向けてアピール Solar power ? more energy, less CO2. It’s that simple.

世界中の太陽光発電関連の団体が12月7日-18日コペンハーゲンで開催されるCOP15を前に11月30日、SOLARCOP15というグループを結成し、

Solar power ? more energy, less CO2. It’s that simple.

 というアピールを中心に太陽光発電のメリットを発信していくということです。日本からは、JPEA 太陽光発電協会が参加しています。主に業界団体が主導するグループの参加で、中心的な存在となっているEuropean PhotoVoltaic Industry Associationは、SET FOR 2020というリポートを発表し、太陽光発電の本格的な離陸が十分に可能であることをアピール。またアメリカのSolar Energy Industries AssociationもCOP15を前面にこそださないまでも、太陽光発電が雇用と新しい産業として、オバマ政権下のグリーンニューディールで大きな存在になっていることを強調しています。COP15で太陽光発電関連の情報がどのぐらい露出できるのかも注目です。

News / SOLARCOP15 ,2009/11/30
SOLARCOP15 launch!
Solarcop15

-----image : 上記サイト画像

" SOLARCOP15 launch! Today over 40 solar and renewable energy associations from across the globe launched www.solarcop15.org

Developed to highlight our presence at, and key messages to, the United Nations Climate Change Conference (COP15) in Copenhagen 7-18 December, this website unites the global solar power industry together with one voice to make the case for solar energy as a simple, practical solution for a reduced-carbon present and future. Our message: Solar power ? more energy, less CO2. It’s that simple. "

関連
SOLARCOP15 : Events

COP 15 conference : Solar

European PhotoVoltaic Industry Association : COP15

コメント続き

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オイスター潮流発電装置 Aquamarine Power社OYSTERAR(R)hydro-electric wave energy converter、実証運転を開始

 Oyster hydro-electric wave energy converter。まずは、その動き。

Aquamarine Power - Oyster hydro-electric wave energy converter

(aquamarinepowerltd、2009年11月18日)

" The first demonstration-scale Oyster wave energy converter was successfully and safely installed at the European Marine Energy Centre (EMEC), Orkney in August 2009, making it the worlds first successfully installed full-scale nearshore wave energy device. "

 Aquamarine Power社オイスター潮流発電装置の実地試験が開始されるということで楽しみにしていました。その画像が公開されたのでまずは、上の動画をご覧ください。
 8月に据えつけられ、11月19日から晴れて商用電源への接続、連系を開始したということです。本格的な実地試験が開始されました。動作は、驚くほど単純です。下の動画をご覧ください。
 海中(深さ10-16m)の岩に固定されたオイスター本体は、発電時には立て、荒天の時などは海底に格納できます。波の動きで適度な浮力を与えられたフラップと呼ばれる部分が振動し、その振動をダンパーに伝え送圧管の水を循環させます。ポイントは、送圧管の先の発電部分は陸上に置くことができる点です。これにより、メンテナンスの手間と、それにかかるコストを削減できるということです。結果稼動率を高く保つことが期待できるということです。
 将来的には、1基2MWのオイスター潮流発電装置を20基導入し、9000戸分に相当する電力を発電する計画ということです。

Aquamarine Power - Oyster wave energy device - How It Works

(aquamarinepowerltd、2009年11月18日)

プレスリリース / Aquamarine Power,19 Nov 2009
OYSTER GENERATES A£1M FOR ORKNEY ECONOMY

Oyster_for_orkney_economy_story_low
-----image(”Aquamarine Power's Oyster wave energy converter”) : 同リリースより

" The installation of Aquamarine Power’s Oyster device, which will be switched on by Scotland’s First Minister later this week, has generated over £1 million expenditure in the Orkney economy according to figures released by the company today [19 November 2009].

The installation of the device, which took place this summer at Billia Croo near Stromness, involved more than 30 local companies ranging from engineering and construction contractors to environmental consultancies, diving and vessel hire, events organisers and photographers. Aquamarine Power’s actual expenditure on local contractors and suppliers comes to over £1 million.

In addition, the company had seven staff working full-time in Orkney during the installation of the Oyster device.

Martin McAdam, Chief Executive Officer of Aquamarine Power, commented:

“Our figures demonstrate the positive impact that wave energy can have on the Orkney economy.
..........
Scotland’s First Minister Alex Salmond MP, MSP will officially switch on Oyster on 20 November 2009 when it will begin producing electricity by pumping high pressure water to its onshore hydro-electric turbine. This electricity will be fed into the National Grid to power homes in Orkney and beyond. A farm of 20 Oysters will provide enough energy to power 9,000 three bedroom family homes.

Oyster is Aquamarine Power’s first demonstration-scale wave energy device. Its performance will now be monitored and the results from the testing will provide a basis for the design of the next-generation commercial-scale Oyster.

Oyster is designed to capture the energy found in nearshore waves in water depths between 10 and 16 metres.
.......... "

関連
scottish government, scottish office : Marine Energy Road Map

'Oyster' device connects to Grid

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東北電力、出力一定制御型風力発電の技術検証結果を受けて、系統連系随時受付を開始

 東北電力は、二又風力開発株式会社六ヶ所村二又風力発電所(青森県上北郡六ヶ所村)における出力一定制御型風力発電の実証運転の結果を受けて、発電の出力変動がほぼゼロに抑えられており、周波数変動に影響を与えない電源との結論を得たとして、率先して買い上げ(協議)を行うことを発表しました。出力一定制御型風力発電システムとは、大容量の蓄電池を設置して蓄電池の充放電制御により、風力発電の出力を一定に制御し、計画的に発電するシステムであるということです。

プレスリリース / 東北電力、平成21年11月27日
出力一定制御型風力発電の技術検証結果ならびに系統連系随時受付の開始について
Touhokuelewind
-----image : (参考)当社の風力発電の連系に係る枠組みについて(PDF)より

" 当社では、平成18年度に募集した出力一定制御型風力発電について、二又風力開発株式会社六ヶ所村二又風力発電所(青森県上北郡六ヶ所村)を対象として、平成20年8月から系統への影響評価など技術的な検証を進めてまいりました。その結果、同発電所については、発電の出力変動がほぼゼロに抑えられており、周波数変動に影響を与えない電源として運用可能であることを確認いたしました。

 この検証結果に基づき、当社は出力一定制御型風力発電について、当社の定める技術要件を満足することを条件として、系統連系の申し込みを随時受付することといたします。具体的には、本日から技術要件に関する協議を受付け、12月21日から系統連系の随時受付を開始します。なお、当該風力発電からの電気について、当社への販売を希望される場合は、需給状況などを勘案して個別に協議のうえ購入の可否を判断させていただきます。

以上

(参考)当社の風力発電の連系に係る枠組みについて(PDFファイル/30KB)
(関連ページ)風力発電をご計画のみなさまへ

「<参考:当社の風力発電の連系に係る枠組みについて>
募集枠を設けて段階的に連系するもの(平成20年度募集)
大規模風力(出力2,000 kW以上)
.........
中規模風力(出力20 kW以上 2,000 kW未満)
.........
系統連系の申し込みを随時受付けるもの
小規模風力(出力20kW未満)
.........
出力一定制御型
当該風力発電からの電気について、当社への販売を希望される場合は、需給状況などを勘案して個別に協議のうえ購入の可否を判断させていただきます。」
.......... "

関連
「出力一定制御型」風力発電を受け入れへ 東北電、全国初-----河北新報、2009年11月28日

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