三洋ホームズ、停電になれば自動的に大型蓄電システムから電力供給が始まる太陽光発電の家をアピール
三洋ホームズは、2年連続で国土交通省「第2回 住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択された『蓄電システム搭載住宅』の概要を発表しました。
一般的な太陽光発電の家には蓄電池がなく、また停電時にはスイッチを切り替えて初めて、電力を利用できます。さらに、インバーターの専用コンセントからのみの供給となり、さらに昼間の太陽の光により発電している時にだけ利用できるという仕様になっています。これでは、停電や大規模災害時にシステムが生き残っていても、あまりにも使い勝手が悪すぎます。三洋電機が太陽光発電と蓄電システムの開発に本腰をいれることを発表している中で、三洋ホームズでも蓄電システムを取り入れ新たな売りにできるかもしれませんね。
蓄電池は、三洋電機製の1.57キロワットのリチウムイオン電池だということです。結構な容量です。夜間電力も蓄電に利用するということですから、連系システムとしてのシステムの取り合いにも興味があります。
問題は、蓄電池などのシステムの追加分のコスト。近い将来、一般の人のシステム選びの照準に入るようなシステムになることを期待したいです。
プレスリリース / 三洋ホームズ、2009.11.20
・住宅メーカー唯一、2年連続で国土交通省「第2回 住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択された『蓄電システム搭載住宅』の概要を掲載しました。(※PDF)
-----image & text : 上記リリースより
" 三洋ホームズは、平成21年度の国土交通省「住宅・建築物省CO2 推進モデル事業」に採択されました。新築戸建プロジェクトとしては、住宅メーカーとして唯一2 年連続の採択となります。これまで当社が取組む先進的な技術である太陽熱連携ヒートポンプ給湯機と太陽光発電を搭載した “太陽の恵み”に、新たに「蓄電システム」を加えた業界初めての取り組みです。三洋ホームズは、平成21年度の国土交通省「住宅・建築物省CO2 推進モデル事業」に採択されました。新築戸建プロジェクトとしては、住宅メーカーとして唯一2 年連続の採択となります。これまで当社が取組む先進的な技術である太陽熱連携ヒートポンプ給湯機と太陽光発電を搭載した “太陽の恵み”に、新たに「蓄電システム」を加えた業界初めての取り組みです。
住宅への蓄電池導入は、太陽光発電などが大量導入された場合の課題やスマートグリッド(次世代送電網)を有効に活用する上で、このところ急速に注目されている技術です。わかりやすいメリットとしては、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、昼間の太陽光発電からつくられてくる電気(直流)を蓄え、そのまま夜間の照明(LED:直流)等に放電することによ
って、変換ロスや送電ロスを低減し、光熱費やCO2 の削減に役立てることが出来ます。また、蓄電が家庭に常時設置されていることで、いざというときの非常用電力として活用することが出来ます。たとえばライフラインが途絶えた場合でも、テレビを見ることが出来たり、インターネットの情報を取ることや緊急地震速報を受けることが出来ます(※1)。つまり蓄電システムを搭載した住宅は、「エコでセーフティ」な住宅といえます。
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業界初「三洋ホームズ蓄電システム」の3つの特長
①太陽光と深夜電力の「1日2サイクル蓄電・放電」による省CO2の実現
②蓄電と連携した「DC・ACハイブリット」住宅による省エネ&省CO2
③蓄電を活用した「住宅版BCP(※2)」、災害時に家族を守る
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関連
・三洋ホームズ、蓄電池付き住宅 雨や夜でも割安な電力活用-----日経住宅サーチ、11月19日/日経産業新聞
" .....三洋電機製で蓄電量が1.57キロワットのリチウムイオン電池を備えた。耐用年数は7年。..... "
・三洋電機、自然エネルギーや軽車両で使える大容量のリチウムイオン電池を開発-----しなやかな技術研究会、2009/11/18
コメント続き
もっとも気にあるのは、三洋電機のそのリチウム電池とその制御などのシステムです。非常時には、使えるのは通常の住宅用太陽光発電システムと同じ、自律運転時出力コンセントのみということですから、電気的な取り合いは今までどおりということのようです。となると、どでかいバッテリーからの直接の直流負荷利用に工夫がみられるのでしょうね。LEDとかで直流の配線が別個にされているのでしょうね。三洋電機関連の住宅用のエネルギー関連の展開、結構興味があります。是非、見学会を実施してほしいです。(t_t)
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