ホンダソルテック、太陽光発電システムが甲子園球場の”銀傘”に採用
甲子園球場にホンダソルテックの太陽光発電システムが採用、内野席全体覆う銀傘(てっさん)と呼ばれる屋根に取り付けられるということです。設備容量はなぜか記載されていませんが、発電量が年間約19.3万kWhとのことですから、おそらく200kWp程度のシステムだと推定されます。完成予定は、2010年3月。
プレスリリース / HONDA,2009年10月1日
・阪神甲子園球場に、ホンダソルテックの薄膜太陽電池を設置
-----image(”阪神甲子園球場 薄膜太陽電池設置イメージ”) : 同リリースより
" Hondaの子会社で、太陽電池の製造・販売を手がける(株)ホンダソルテック(本社:熊本県菊池郡 社長:数佐 明男)の薄膜太陽電池が阪神甲子園球場に設置されることが決定した。ホンダソルテックの薄膜太陽電池は、阪神甲子園球場のリニューアルにともない、「銀傘」という愛称の内野席を覆う屋根に設置され、2010年3月から稼働する予定。推定される発電量は年間約19.3万kWh※1、CO2削減量は年間約133t※2。
Hondaが独自開発した薄膜太陽電池は、銅-インジウム-ガリウム-セレン(CIGS)の化合物を素材とした薄膜で形成されており、製造時から環境に優しい太陽電池である。環境意識の高まりにともない、薄膜太陽電池の需要は着実に増しており、2007年から販売している一般住宅用商品に加え、今回の阪神甲子園球場に設置するような公共・産業用商品も2008年から販売している。
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【阪神甲子園球場に設置予定のホンダソルテックの太陽電池モジュール諸元】
公共・産業用 HEM125PSA "
セルの種類 CIGS
公称最大出力(W) 125*
外形寸法(mm)
幅×奥行き×高さ 1,417×791×37
質量(kg) 14.3
公称開放電圧(V) 93.3
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関連
・ホンダソルテック / Honda太陽電池モジュール
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各種太陽電池のエネルギーペイバックタイム(EPT)の比較
生産規模 多結晶シリコン アモルファスシリコン CIGS
100MW 1.5年 1.1年 0.9年
※出典: NEDO成果報告書「太陽光発電評価の調査研究」、
太陽光発電技術研究組合、(2001.3)
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コメント続き
過去に例があったと思うので、ソーラースタジアムで検索してみました。ガンバ大阪の2011年に完成するスタジアムが700kWp程度の太陽電池を設備する予定だという記事があるようですね。しかし、スイスには、京セラが手がけた1.3MWpのソーラースタジアムや台湾のMWクラスのソーラースタジアムがあります。ソーラースタジアムは、いざとなったときの防災拠点に指定し支援することで、無停電電源化するということで、重要な働きができる可能性があります。幅広い展開、情報公開がほしいところです。(t_t)
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