ユーグレナ、火力発電所の排出ガスを用いた”ミドリムシ”微細藻類ユーグレナの培養に成功
微細藻類ユーグレナを使った食品やバイオ燃料などを開発しているユーグレナは、沖縄電力の施設で火力発電所の排出ガスを用いて微細藻類「ユーグレナ」を培養する実証試験に成功したということです。火力発電所から排出される二酸化炭素を使って微細菌類を培養することで、その排出量の削減につながる可能性のある研究成果だということです。
プレスリリース / ユーグレナ、2009年6月16日
・火力発電所の排出ガスを用いた微細藻類ユーグレナの培養に成功
-----image(”排出ガス通気後のユーグレナ培養槽内の様子”) : 同リリースより
" 株式会社ユーグレナ(本店:東京都文京区、代表取締役社長:出雲充)は、沖縄電力株式会社(沖縄県浦添市)の協力のもと、 火力発電所の排出ガスを用いて微細藻類「ユーグレナ」を培養する実証試験を行いました。
当社が研究開発する微細藻類「ユーグレナ」は優れた光合成能力を持ち、15~20%の高濃度の二酸化炭素でも吸収することができます。一般的な火力発電所の排出ガス中には、15%前後の二酸化炭素が含まれているため、火力発電所の排出ガスを用いてユーグレナを培養すれば、二酸化炭素削減につながると考えられていました。しかし、これまで実際に火力発電所の排出ガスを用いてユーグレナの生育を確かめた例はありませんでした。
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株式会社ユーグレナについて
株式会社ユーグレナは、微細藻類ユーグレナの機能性食品、サプリメント、その他生物由来の素材としての利用、 二酸化炭素の排出削減に関する技術の開発を通じ、食糧問題・地球温暖化問題の解決、人類の宇宙への進出を 実現するための事業を行っています。
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-----image(”実証試験装置概念図”) : 同リリースより
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関連
・毎日新聞にユーグレナのことが取り上げられました-----ユーグレナ開発日記、2009年08月31日
[上の記事でユーグレナの姿が紹介されていました。]
・ミドリムシ:火発の排ガスで培養 温暖化対策に新技術-----毎日jp,2009年8月30日
コメント続き
こうした菌類や藻類を使ったバイオマス資源の開発が世界中で行われています。日本でも緑藻を使った研究が行われていますが、火力発電所の排出ガスを使った培養というのは、聞いたことがないです。ユニークな日本発の技術として注目を集めそうです。(t_t)
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コメント
ダイヤモンド社の出版で、株式会社ユーグレナ社長の出雲充氏の著書「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました」を購入しました。出雲氏の自叙伝の要素が強いものの、意義深い一冊です。
投稿: ミキコ | 2013/03/30 12:41