東京都、波力発電検討会をたちあげ。ブイ型の波力発電装置を検討?
東京都が波力発電検討会をたちあげると発表しました。国が動かない分野だけに、注目されます。
プレスリリース / 東京都 環境局、平成21年7月21日
・「波力発電検討会」を立ち上げます
" 再生可能エネルギーの飛躍的拡大のため豊かな海洋エネルギー利用に向けて
都は、温室効果ガスの大幅な削減に向け再生可能エネルギーの飛躍的拡大を進めています。現在、太陽エネルギーの拡大を積極的に進めていますが、更に大幅な再生可能エネルギーの拡大が必要です。そのためには、恵まれた海洋エネルギーの利用が有効であり、日本では特に波力発電が、最も実用化の可能性が高いと考えられます。
しかし我が国では、海洋エネルギーが新エネルギーに位置づけられていないため国の支援が得られず、諸外国に比べ実用化に向けた取組が進んでいない状況です。
そこで、波力発電の利用可能性を検討するため、学識経験者や民間事業者等と共に「波力発電検討会」を立ち上げますのでお知らせします。
1 日時
平成21年7月22日(水) 午前10時から
......
3 「波力発電検討会」の目標
(1) 波力発電の新エネ法における新エネルギーへの位置づけ
(2) 波力発電技術の検証
(3) 波力発電の民間における事業化に向けた課題の検討4 期間
平成21年7月から平成22年3月までの概ね1年間5 検討会に参加する民間メンバー
..........
ギルバート・ジョージ(オーシャン・パワー・テクノロジー)※波力発電とは
波の波動エネルギーを電気に変換し発電を行うもの。欧米では、技術開発段階から実証試験段階に入り、イギリスでは商用段階へ移行しつつある。日本でも以前から研究が行われている。
.......... "
関連
・東京都環境局 / 東京都の再生可能エネルギー戦略 / 東京都再生可能エネルギー戦略(2006年3月策定)
・波力発電実用化を後押し 東京、青森などが検討会-----イザ!、2009/08/02
コメント続き
日本国内での波力発電研究の状況についても大いに関心がありますが、東京都の今回の検討会にオーシャン・パワー・テクノロジー社のメンバーが招かれていることから、勝手に想像のレベルでは、東京都の波力発電のイメージできます。同社のシステムは、ブイによる波力発電として知られています。
・Ocean Powered Technology / PB40 Prototype PowerBuoy at Atlantic City, New Jersey
-----image : Ocean Powered Technologyサイトキャプチャー画像
Wave Power by Ocean Power Technologies
(sytestorage,2008年07月12日)
同社のPowerBuoy(R)シリーズは、PB40 prototypeが、40 kiloWatt (kW)。PB150 PowerBuoyが、150 kWということです。将来的には、これらのブイをならべて浮かし、ケーブルで発電電力を陸地に送るということになります。海岸線といえば東京湾内か離島しかない東京都にとって、モジュール化して自由に配置できるブイ型の発電システムは、実験するにしても予算化するにしても都合が良いと考えられます。石原さんだと、発電ソースとしてはもちろん、沖ノ鳥島プロジェクトにも使用してくれそうですが、いかがでしょうか?(t_t)
関連エントリー
・Electricity from wave power / クリッピング 10 big ideas for 2007 ,FORTUNE Small Business(波力発電ブイ、フォーチュン関連誌にリストアップ)-----ソフトエネルギー、2006/11/30
参考エントリー
・日本の人工筋肉技術で波力発電、ブイ型ユニットが実用化-----2008/09/12
・PG & E to get watts from waves / クリッピング Los Angeles Times(アメリカ初の公式波力発電所は? AquaBuoy)-----ソフトエネルギー、2007/12/27
追加情報
・オーシャンパワー・テクノロジー Ocean Power Technologies、150KW波力発電装置パワーブイ PB150を完成-----ソフトエネルギー、2011/03/01
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