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テレビ番組 NHK BShi 9/3, BS1 9/20 未来への提言 エネルギー学者 エイモリー・ロビンス - 世界をエコにデザインする

NHKの番組、未来への提言に「ソフト・エネルギー・パス」などの著者であるエイモリー・ロビンスが登場します。今後のエネルギー問題と私たちの生活を語る上で重要なキーパソンが何を語るのか注目です。

NHK 未来への提言 : 未来への提言 エネルギー学者 エイモリー・ロビンス~世界をエコにデザインする~より

" BShi 9月3日(木) 午後8:00~9:14
BS1 9月20日(日) 午後8:10~8:59

 世界のキーパーソンに徹底インタビューする「未来への提言」
今回は、アメリカの著名なエネルギー学者で環境問題のシンクタンク、ロッキーマウンテン研究所創設者のエイモリー・ロビンスさん(61)。
いま、世界では環境に配慮した「グリーン経済」への大転換が始まっている。自然エネルギーを使い、化石燃料をなるべく使わない新しい社会のシステムのコンセプトを、今から30年前に発想し、世界に提唱し続けてきたのが、ロビンスさんだ。
「少ない資源でいかに豊かに暮らすか」というテーマのもとに数々の研究を行い、世界20か国の政府の政策アドバイザーを務め、ウォルマートや米軍など巨大組織の環境コンサルタントを歴任。現在は、アメリカの象徴たるエンパイアステートビルのエコ改修にもとりくんでいる。あらゆるモノや建築、社会を「デザイン」し直すことで、人類全員が快適で便利な暮らしを実現できると挑戦を続けるロビンスさんに、環境と経済が両立する新しい時代について聞く。
インタビュアーは、国立環境研究所温暖化リスク評価研究室長 江守正多さん。 "

関連
Rocky Mountain Institute(RMI) / About
 / Press Releases

Amory Lovins speaks at the Shantou Dialogues(1:10:02)

(RockyMtnInstitute,2009年01月07日)

Grassroots TV Coverage of Rocky Mountain Institute's RMIQ(1:55:17)

(RockyMtnInstitute,2009年08月28日)

YouTube : Changing the Grid: We are all a part of the solution(1:20:01)-----RockyMtnInstitute,2009年06月19日

関連エントリー

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西友が直輸入ソーラーライトを圧倒的な低価格で発売。597円!?

 ホームセンターなどでよくみかける太陽電池が上についたタイプのガーデンライト、はっきり言って多くの場合役に立たない場合が多いです。理由、太陽電池面へ直接太陽の光があたる時間が少しでも多いほうがいいが、日本の庭園の地面から50cm程度の高さの場所って、その肝心の陽が上がらないのですよね。狭い庭しかないのねっ、てことでもあるのですが、結構多くの方がソーラーガーデンライトやパスライトを購入して、「使いものにならない」とおっしゃってたのをよく聞いていたものですから。まずは、こう断わっておいて、、西友がなんと597円のソーラーライトを販売するそうです。や、安い!
 一度同種の製品を十数年前に購入していらいです。買ってしまうことになりそう。それだけインパクトある価格です。

プレスリリース / 西友、2009.08.26
Solargardenlight
-----image : 添付書類(pdf)より
西友、ガーデニング用品を強化 直輸入ソーラーライトを圧倒的な低価格で発売

" 株式会社西友では、8月28日(金)より全国90店で、「ソーラーライト 大 白色」、「ソーラーライト アンバー 黄色」(各1本:597円)を発売します。昨今の「食の安全」への感心の高まり、また内食ブームも手伝い、気軽に楽しめるベランダ菜園やガーデニングが人気となっています。西友では、こうしたガーデニングの流行をうけて、「ソーラーライト」を親会社であるウォルマートの商品調達網を活用して直輸入することで、同等商品の市場価格より3割以上安い597円という圧倒的な低価格で提供します。
.......... "

コメント続き
 このガーデンライトは、満充電ならLEDライトが8時間点灯するということです。大きめの庭でいい日射条件を確保できるご家庭なら使えるでしょう。しかし、安いなぁ。
 西友では、この他にウォルマートの商品調達網を活用した低価格直輸入品の拡充をするということです。ちょっとのぞいてこようかな。(t_t)

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経済産業省、離島での新エネルギー導入促進のためのグランドデザインを策定。相談窓口も開設予定 / 島の自然エネルギー

 以前の発表で、10ケ所の離島において次世代送配電ネットワーク、マイクログリッドの実証事業を開始すると発表していた経済産業省が、「枠」を拡大し離島での新エネルギーの導入促進のための施策をはじめるようです。

経済産業省、10離島で太陽光発電のための次世代送配電ネットワーク、マイクログリッドの実証事業を開始-----ソフトエネルギー、2009/07/06

 多くの離島が、エネルギーを本土に依存している現状から、島内の自然環境を生かして太陽光や風力を用いてエネルギーの島内自給を実現する方向性の中で、日本における再生可能エネルギー、マイクログリッドを実現し、成功例を積み上げることが可能であり、必要です。このグランドデザインでは、移動距離から離島での電気自動車の推進にもメリットを見出しています。総合的な離島の今後の自然エネルギーの導入、そして町づくりに期待しています。

プレスリリース / 経済産業省、平成21年8月24日(月)
「離島における新エネルギー導入グランドデザイン」の策定について~離島での新エネルギー導入促進のために~
Ritougranddesign
-----image : 添付資料「離島における新エネルギー導入グランドデザイン(概要)(PDF)」より

" 本件の概要
 経済産業省では、専門家、関係者、関係省庁による検討会を設け、離島における新エネルギー導入のあり方を検討してまいりました。今般、「離島における新エネルギー導入グランドデザイン」を策定しましたので、公表いたします。
発表資料名

「離島における新エネルギー導入グランドデザイン」の策定について~離島での新エネルギー導入促進のために~(PDF形式:41KB)
離島における新エネルギー導入グランドデザイン(概要)(PDF形式:23KB)
離島における新エネルギー導入グランドデザイン(PDF形式:190KB)

Ritougranddesign1p8
-----image : 上下とも、添付書類「離島における新エネルギー導入グランドデザイン(PDF)」 より-----
Ritougranddesign2p9

   "

関連
太陽光・風力発電、離島の導入促進 経産省、相談窓口設置へ-----NIKKEI NET,2009/5/24

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PESWiki、ユーザーが進化させるオルターナティブ・エネルギーに関する情報 / おすすめサイト

 PESWikiは、Wikipediaと同じようにユーザーが共同で作る、オルタナティブ・エネルギーに関する総合情報サイトです。前からTidal Powerのページなどの情報の充実ぶりや更新頻度がすばらしく、ソフトエネルギーでもたびたび参考、参照させてもらっています。

PESWiki
Peswikisite
-----iamge : 上記サイトキャプチャー画像

" The community-built resource that focuses on
alternative, clean, practical, renewable energy solutions.

As of Tuesday, August 25, 2009, there are 3,485 articles on
free and renewable energy that anyone can edit! "

/ News


/ Latest


/ Solar


/ Wind


/ Hydro


/ River Energy


/ Geothermal


/ Tidal Power


/ Ocean Wave Energy


/ Biofuels

 などの代表的な再生可能エネルギー、自然エネルギーの項目はもちろん、Hydrogen 水素Storage ストレージBatteries バッテリーPeak Oil ピークオイルなどの項目もあります。情報を探してみつからない時でも、検索してみると案外見つかることもあるので、重宝しています。とはいえ、フリーエネルギー系の実現するまでは、頼りにならない技術の情報もたくさんあります。怪しいものもありますが、それなりに読める記事があるのが面白かったりもします。

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Union of Concerned Scientists(憂慮する科学者の会)、Climate 2030: A National Blueprint for a Clean Energy Economy (2009)を公表

 アメリカのUnion of Concerned Scientists(憂慮する科学者の会)がClimate 2030: A National Blueprint for a Clean Energy Economy (2009)という報告書を公表中です。
 2030年の長中期的な目標におけるクリーンエネルギーへの取り組みにより、気候変動とエネルギー問題に具体的にアプローチする意欲的な提案、報告書です。同会では、2050年に80%温暖化効果ガス削減という目標に向けて、2005年から2030年までの具体的なクリーンエネルギーを中心とした経済、社会基盤整備により現状から出発し、どのようにアメリカ社会が変化することが可能なのかを、239ページの大冊のリポートで描いています。サマリーを読むだけでも、参考になります。

Union of Concerned Scientists / Climate 2030: A National Blueprint for a Clean Energy Economy (2009)

"UCS's Climate 2030 analysis presents a comprehensive set of smart policies to jump-start the clean energy transition for maximum benefit to our environment and economy."

Climate2030cover-----image : 左 - Climate 2030 Blueprint Executive Summary カバー。下 - P.13キャプチャー画像 -----
Climate2030summaryp13

コメント続き
 のちのちの検索のために、目次を引用しておきます。部分的にしか読んでいませんが、この分析、リポートの”力”には感嘆の念を禁じえません。今まさに、アメリカにとって、そして”日本にとっても必要”な労作です。(t_t)

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NTTファシリティーズ、ソーラーUFO(太陽光発電水浄化システム)を大阪道頓堀川に設置

 NTTファシリティーズが、直径5mのUFOの形をした太陽光発電を利用しばっきする水浄化システムを大阪道頓堀川に設置したそうです。名づけてソーラーUFO!
 色も形もUFOらしい(?)デザインをした水に浮く機器には、濾過システムや水中にエアを供給する曝気(ばっき)システムを搭載、太陽電池で駆動することができるということです。


プレスリリース / NTTファシリティーズ、2009年8月19日
「ソーラーUFO(太陽光発電水浄化システム)」大阪に出現
Zu_01_b
-----image : 同リリースより

" CO2を排出せずに水を浄化
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長:沖田 章喜、以下:NTTファシリティーズ)は、CSR活動の一環として、太陽光発電による水浄化システム「ソーラーUFO」を活用した新たな環境面の社会貢献活動に取り組みます。
 この度、近畿経済産業局様及びビジネス活動のグリーン化に取り組む大阪市様にご協力をいただき、大阪城の堀と「水都大阪2009」のイベント会場である道頓堀川湊町船着場にソーラーUFO(太陽光発電水浄化システム)を設置し、2009年8月22日(土)より運用を開始することになりました。

1.ソーラーUFO概要
 ソーラーUFOは、直径5mの円盤型の浮体の上に太陽電池を設置し、内部には濾過システムや水中にエアを供給する曝気(ばっき)システムを搭載。太陽光発電のエネルギーで水浄化装置を作動させることができます。
(1) 特徴
・ 濾過システム、曝気システムを搭載し、太陽電池パネルの稼動が可能な昼間に水浄化を行います。また、夜間には昼間に蓄電池に蓄えた電気によりLEDが点灯し、幻想的な情景を生み出します。
・ 天候により変動する太陽電池の発電電力を各浄化機能等に効率よくエネルギー供給し、水浄化システムとして最適な運転を行います。
・ 池や堀等に浮かべるだけで即運用ができます。
(2) 基本機能と効果
Zu_02_b
-----image : 同リリースより

2.設置場所および設置期間

(1) 道頓堀川
設置予定場所: 道頓堀川深里橋西北(大阪市西区南堀江1丁目7番2地先)
※湊町船着場の対岸
運用予定期間: 2009年8月22日(土)~2009年10月12日(月)
(2) 大阪城公園
設置予定場所: 大阪城公園 南外濠(一番櫓付近)
運用予定期間: 2009年8月22日(土)~2010年3月31日(水)
.......... "


追加情報


ソーラーUFO(太陽光発電水浄化システム)を佐賀城公園に設置します-----NTTファシリティーズ、2014年9月16日


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オンラインで読めるイギリス風力発電協会の情報誌「Real Power」

 イギリス風力発電協会(British Wind Energy Association)が発行している英国風力発電の情報誌「Real Power」は、オンラインで読むことができる本格的な風力発電に関する雑誌です。季刊で、eBook形式で読める最新号Issue 17はなんと80ページもあります。充実した風力発電に関する記事、そして興味深い広告を見たり、拡大してじっくり読むことができます。

British Wind Energy Association(BWEA) /
Real Power

" Real Power is the quarterly newsletter from BWEA, aimed at members, stakeholders and anyone with an interest in the progress of the wind and marine renewables industries in the UK.
.....
Latest Issue

Issue 17 (ebook)
Recommended reading:
Wind Energy in Britain: The Key Issues
Interview with Guy Parker, ASA Chief Executive on advertising and wind farms
Construction in action - Gunfleet Sands - first Round 2 turbine
.......... "


Realpowercover-----image : Real Powe Issue 17 カバー
/ eBook(最新号閲覧)

 オンラインで読むことができる雑誌は増える傾向にありますが、このeBook良くできています。比較的データーが軽くダウンロードでき、全体の一覧表示、必要なページの印刷やpdfダウンロードができます。バックナンバーは、PDFで読むことができるのもありがたいです。

Realpowercontents
-----image : 上 - Real Powe Issue 17の一覧表示、下 - 個別ページの表示-----
Realpowerpage

参考
ENGLAND BEHIND ON 2010 TARGETS-----BWEA

" Report emphasises importance of timely progress and right policy framework
10% of electricity to be met eventually, but important to draw lessons ahead of 2009
England's regions are set to comprehensively miss their targets on generating electricity from renewables, according to the latest report from BWEA ‘England’s Regional Renewable Energy Targets: Progress Report’. The UK has a target to generate 10% of its electricity from renewables by 2010. All the eight English regions plus London have their own individual targets in order to reach the total. The BWEA report states that on average across England only 50% of the renewable electricity generation will be met, with some regions such as the South West failing to reach even a third.

The report shows that overall the target will only be met because both Scotland and Northern Ireland are set to outstrip their own targets. However, it reveals that a slow and ineffective local planning system in England and Wales is tying down wind farm planning applications for an average of 14 months, against a statutory guideline period of 16 weeks. It also shows that around a half of wind farm applications taken to appeal for refusal or non-determination are then approved, raising doubts about the ability of local planning authorities to deliver the nation's renewables programme.
.......... "

参考
BWEA : Embracewind / wind farm finder

European Wind Energy Association

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ケニアのウィンドファーム建設計画。アフリカ大陸最大、 365基300MW規模

 ケニアのLake Turkanaに、850KW * 365基で合計300MWの巨大なウィンドファームが建設されようとしています。ケニアのTurkana湖の南東のMt. Kulal近郊に2012年7月の完成を目指しつつ、できあがったものから来年より運転を開始し、国の電力の30%を賄うアフリカ最大のウィンドファームプロジェクトであるということです。

Lake_turkanas-----image : Google Earthキャプチャ画像。[ケニア、Lake Turkana]-----
Lake_turkanal

News / Lake Turkana Wind Power,11 Aug 08
Kenya ranked 5th worldwide and No. 1 in Africa in Wind Power Generation Projects

" In a bid to combat the country's growing demand for power whilst still standing firm in the battle against global warming, Kenya has announced that it is to create the largest wind-farm on the continent.

365 giant wind turbines are to be constructed around Lake Turkana in northern Kenya at a cost of over GBP £533m. When completed in 2012, farm will be capable of producing 300MW making the wind-farm of the largest producers of national grid-fed wind energy anywhere in the world.

The scheme, currently titled the Lake Turkana Wind Power (LTWP) project is being funded by a Dutch consortium and it has already leased 66,000 hectares of land for the farm's construction. Situated next to the world's largest desert lake, the farm will be fed by winds that blow consistently all year round by hot winds being channeled between the Kenyan and Ethiopian highlands.

A second wind-farm has been proposed, to be constructed near the tourist town of Naivasha.

Kenya is already a leader of renewable energy with three quarters of the country's energy coming from hydro-power and a further 11percent coming from geothermal sources.

Until now, only Morocco and Egypt had implemented wind energy projects on any significant scale, but now demand is booming as governments on the continent realise the benefits of both solar and wind projects to meet the ever growing energy demand. A week ago, Germany unveiled plans to develop a 400 billion euro solar park in the Sahara desert. "

関連
Africa’s biggest wind farm to be built in Kenya-----COP15 COPENHAGEN,28/07/2009

Africa’s biggest wind farm coming up in Kenya-----Alternative Energy News,August 5th, 2009

参考動画
Reducing water levels in Lake Turkana

(NTVKenya,2009年07月05日)

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東京電力と東大、千葉県銚子市沖合で洋上風力発電の開発のための基礎研究を開始

 東京電力が東大大学院工学系研究科と合同で銚子市南沖合に風況観測タワーを設置し、将来の洋上風力発電所の設置に向けてのデーター取りを行うということです。研究機関は、平成21年8月(予定)から平成26年3月まで、約13億円のNEDOの「洋上風力発電実証研究F/S調査」受託事業として実施されるそうです。

プレスリリース / 東京電力、平成21年8月17日
洋上風力発電に関する実証研究の実施について

" 銚子市南沖合に風況観測タワーを設置する実証研究などを実施
 当社は、国立大学法人東京大学と共同で、千葉県銚子市南沖合に風況観測タワーを設置する実証研究を含む「洋上風況観測システム実証研究」を実施いたします。

 これまで、当社は、再生可能エネルギーの利用拡大に向けた取り組みの一環として、陸上に比べて風況の良い洋上の風力エネルギーの有効活用を図ることを目的とした洋上風力発電の基礎的研究*1を進めてまいりました。
 今回の「洋上風況観測システム実証研究」は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が、「洋上風力発電等技術研究開発」の一環として公募したもので、当社としても、これまでの基礎的研究の成果を活かし、洋
上風力発電を実用化するための必要不可欠なステップになるものと考えて応募し、受託することとなったものです。

 今回の「洋上風況観測システム実証研究」では、平成21年8月(予定)から平成26年3月にかけて、千葉県銚子市の南沖合に風況観測タワーを設置し、風況や波浪などを観測して、気象・海象条件を把握するとともに、海洋構造物が環境に与える影響などについても調査を行います。 "

関連
東京大学 大学院工学系研究科

東京電力 : 洋上風力発電の調査・研究

東京電力と東大、洋上風力発電の研究開始 千葉県銚子市沖合で-----NIKKEI NET,2009/8/17

参考動画
EWEA Offshore Wind

(EWEAvideos,2008年05月16日)

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JA全農、イネのバイオエタノール混合ガソリン「グリーンガソリン」、新潟県内19のJA-SSで販売中

 JA全農は、7月17日から本格的な国産原料バイオエタノール混合ガソリンとしてイネから作ったバイオエタノール混合ガソリンを発売している。

プレスリリース / JA全農、平成21年7月1日
Jazennouinebfmap
-----image : 添付書類「販売店舗 :新潟県内19のJA-SS」より
イネ原料バイオエタノール混合ガソリン「グリーンガソリン」の販売開始について

" JA全農は、平成19年度農林水産省「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」採択を受け、新潟県内において世界で初めて、原料イネの栽培からバイオエタノールの製造およびエタノール混合ガソリンの販売までを一貫しておこなう事業に取り組んでいます。
  平成21年3月販売の予定を延期し、エタノール製造設備の改善を行ってきましたが、このたび販売を開始する運びとなりましたので、お知らせします。我が国初の本格的な国産原料バイオエタノール混合ガソリンとなります。
.....
【ご参考】イネ原料バイオエタノール、グリーンガソリンの主な特徴
原料となるイネは新潟で生産された非主食用品種(多収穫イネ)で食料と競合しません。
また、バイオエタノール製造のエネルギーの大半も新潟で生産されたイネの籾殻を使用し、残渣も地域で活用します。
イネ原料バイオエタノールを混合したCO2削減効果のある環境にやさしい新しいガソリンです。
品質・燃費も通常のレギュラーガソリンと同等です。
エネルギーの地産地消により地域の水田農業振興に寄与し、地域の農地・水・環境を将来にわたり良好に保全することにもつながります。
.......... "

関連
米バイオ燃料 いよいよ販売/新潟-----日本農業新聞、09-07-18

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環境省「温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョン」で2050年に太陽光発電140倍などを構想

 選挙前のこのタイミングで、環境大臣名で出された温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョン。読んで複雑な感想を持ちました。政府環境省が公式に発表したヴィジョンとは、提言なのか、願望なのかそれとも公約なのか、よくわからない。2050年に80%削減というヴィジョンは、2020年へ向けての自民党の政策の延長であると考えるしかないが、絵に描いた餅のような政策を積み上げ、将来の経済回復を前提としている以上、2020年から先の行方は神のみぞ知るというのが実体でしょう。
 とはいえ、現環境大臣のヴィジョンです。あえて可能だという提言と捉えて読んでみました。2050年80%削減の基本的な考え方としては、省エネ4割、そして、火力発電所への炭素貯留(CCS)の整備、再生可能エネルギーと原子力に7割置き換えることで0.6*0.3=0.18 --->強引に2割りとし80%削減ということらしい。経済発展・技術志向のA案と地域重視・自然志向のB案が示されています。
 再生可能エネルギーに関しては、一次エネルギー供給に占める割合がA案で28%、B案で40%(いずれも大規模水力を含む)とし、太陽光発電の発電容量をA案で2005年の120倍、B案で140倍、風力発電の発電容量をA案で2005年の14倍、B案で17倍などとしている。太陽光発電を重視している点はこれまでの政府の姿勢と変わらず、まったく顧みるところがない。
 あと、原子力はいずれの案でも一次エネルギー供給に占める割合26%としている。

環境省発表、2009/8/14
温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョンについて 環境大臣斉藤鉄夫

" G8ラクイラ・サミットの成果等を受け、斉藤環境大臣は、我が国が2050年までに温室効果ガスを80%削減することは可能であり、達成すべきであるとの考えを示し、国民への問題提起を行うため、本ビジョンを発表いたしました。

 我が国が世界に先駆けて低炭素社会を構築し、環境技術で国際的優位性を確保するとともに、先進国として地球全体の問題に責任を果たすため、我が国の将来目標や対策・施策のあり方について、国民全体での議論を進めてまいります。

温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョン [PDF] "

コメント続き
 政権選択ともいわれる選挙前に出たこのビジョン、一トピックス程度の重みしか感じられず、机上の数字ではこの国の未来がまったく見えないことに変わりがない。こんな報道がありました。

新エネ電力供給、初の目標未達に “ぶれる”政策が普及の妨げ-----イザ!、2009/08/15

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太陽電池業界の熾烈な競争と業界の拡大。ファースト・ソーラーの太陽電池?

 今日は、記事のクリッピングにコメントをつけて、おおくりします。

世界の太陽電池生産能力、2009年に56%拡大へ=調査-----ロイター、2009年 08月 12日

" 報告は、米ファースト・ソーラー(FSLR.O: 株価, 企業情報, レポート)を生産能力1ギガワット超の太陽電池生産最大手と位置づけている。 "

 太陽電池の在庫は世界的にはだぶついているので、それらがどこに向かうのか気になるところです。日本の太陽光発電業界は好調のようですので、世界の太陽電池メーカーがこの市場に来るということも多いに考えられます。サンテックの太陽電池も大手家電量販店で販売されるようなので、日本のメーカーもなかなか大変です。それにしても世界一の太陽電池メーカーへ躍り出たファーストソーラーはどんな会社なのでしょうか? あまり知られていないし、情報がありません。

企業紹介:First Solar (ファースト・ソーラー)-----クリーンテック(CleanTech)、2009-08-08

 タイミングよく、企業の紹介の記事を見つけました。今度、ここソフトエネルギーでも独自のファーストソーラーについての記事を企画してみたいです。

 世界的な経済危機や欧州の状況から太陽電池はよくて横ばいかと思っていましたが、先のロイターの記事では、2009年も拡大するということです。驚くべきことです。記事の元になった発表には、さらにさまざまな情報があり興味深いです。

Previously Committed Capacity Expansions Cause Solar Cell Manufacturing Capacity to Surge 56% in 2009 Despite Falling End Market-Demand-----DisplaySearch,August 11, 2009

" ..........
Of the 3.58 GW of thin film capacity available in 2009, more than 30% use 600 × 1200 mm glass substrates, the standard CdTe glass size used by First Solar. Gen 5-equivalent substrates, ranging from 1000 × 1200 to 1100 ×1400 mm, are the second most common glass size, used for 18% of available thin film capacity.
.......... "

 ファーストソーラーのCdTe薄膜太陽電池、どれほどのものかわかりませんが、コストも安く、ライフサイクルのリサイクルも確立しているということですから、その販売戦略も含めて調べてみる価値がありそうです。(t_t)

参考
First Solar / Product Overview

Stephan Hansen (First Solar) - Thin Film Future 2008 - Part 1/3

(solarplaza,2009年04月05日)

関連エントリー
ファーストソーラー、first solar 世界第二位の規模53MWの太陽光発電所をドイツで完成-----ソフトエネルギー、2009/09/08

太陽電池の今、そして今後。最近のリポートから-----自然エネルギー、2009/8/27

中国サンテック、躍進。世界の太陽電池の過剰在庫、2012年まで継続-----しなやかな技術研究会β、2009-08-11

追加情報
ファーストソーラー、全従業員の30%にあたる2000人を削減。ドイツ工場の閉鎖も-----自然エネルギー、2012/04/18

ファーストソーラー First Solar 、ネバダ州で250MWの大規模太陽光発電所の建設計画を開始-----ソフトエネルギー、2011/2/16

ファーストソーラー First Solar、第二四半期業績発表。2012には、2GWp体制確実とのこと!-----自然エネルギー、2010/08/26

ファーストソーラー First Solar のリサイクルシステムと同社のCdTe太陽電池の展開。2009年度1GWp越えNo.1の実績-----ソフトエネルギー、2010/06/08

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米国の太陽光発電、2015年にグリッド・パリティへ / クリッピング EE Times Japan

米国の太陽光発電、2015年にグリッド・パリティへ-----EE Times Japan,2009/07/21-----Analyst: Solar approaching grid parity in U.S.

 2015年に「太陽光発電で生成した電力のコストが、一般の送電網から供給される電力のコストと同等かより安価に供給できる状態を指す。」グリッドパリティという状況が、米国の電力供給量の3分の2において実現するというリポートがアメリカででたようです。日本でもだいたいそんな状況が予想されていますので、あと5年で太陽光発電をめぐる状況は、離陸期に突入すると考えることができます。

関連
Countdown to “Grid Parity”-----Good,July 20, 2009

参考
Wikipedia : Grid parity

PV Analyst Warns of Marooned Megawatts-----PV Society.com,October 6, 2008

Energy Revolution 2.0

(inovajon,2009年03月04日)

America’s Electrical Grid, Present and Future-----Good,May 5, 2009

コメント続き
 この2015年までの時間が国の施策的には非常に大切です。この間の努力を怠ったり、間違うと日本の太陽電池業界にとってあまりに大きな損失となりそうです。
 上のビデオクリップは、楽観的な未来ではありません。公共交通網として鉄道が走り、その電力は再生可能エネルギーによって、より多くを賄うことができます。その前提が、グリッド・パリティの成立です。そうした状況になれば、地震国であえて原子力発電を積極的に推進する理由はなくなると考えています。危険な原発からお引取り願えます。楽観的かもしれませんが、実現できる可能性のあるエネルギーの革命の余地が残されています。(t_t)

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三洋電機、ポータブルの太陽電池とリチウム電池パックなどのセットを発表

 三洋電機が、同社の電池エネループシリーズの関連商品として、ポータブルの太陽電池パック「ポータブルソーラー」を発売したそうです。太陽電池一枚のシングルポータブルソーラーセットは、1.7W(DC4.6V)。二枚のツインポータブルソーラーセットは、3.1W(DC4.6V)で、いずれにも専用リチウムイオン電池内蔵のUSB出力付きリチウムイオンバッテリー(KBC-L3A)が付属するそうです。

プレスリリース / 三洋電機、2009年08月05日
いろんな場所で発電できる「ポータブルソーラー」と「充電式ネックウォーマー」を新発売
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-----image : 同リリースより

" eneloop universe products 新商品
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【ポータブルソーラー:eneloop portable solar】
1.当社独自の高効率“HIT太陽電池*2"を搭載し、様々な場所で手軽に太陽光発電
 世界中の様々な屋根に設置されている、当社独自の高効率「HIT太陽電池*2」を搭載。100%太陽のエネルギーで充電が可能なため、クリーンエネルギーの理想的な形を実現しています。
 コンパクトサイズで、様々な場所に手軽に持ち運んで、ソーラー発電が可能です。また、付属のフックを使えば、窓に取り付けて使用することも可能です*。持ち運びの容易なHITソーラーパネル1枚搭載品と、より多くの太陽光発電が可能なHITソーラーパネル2枚搭載品の2種類をラインアップしました。
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2.太陽から蓄えたエネルギーは「eneloop mobile booster」に充電。持ち運び、出力も簡単
 太陽エネルギーを蓄え、USB出力ソケットから携帯電話、ゲーム・オーディオ機器などに気軽に充電できるリチウムイオン電池内蔵のUSB出力付きリチウムイオンバッテリー「eneloop mobile booster(KBC-L3A)」を同梱。太陽エネルギーで充電しておけば、日常的に気軽に、また、非常時にもUSB充電対応のモバイル機器への電力供給が可能です。
 晴天時での約1時間のソーラー発電にて「ツインポータブルソーラーセット(SSL-SBWL3AS)」では、携帯電話へ連続通話約40分(「シングルポータブルソーラーセット(SSL-SBSL3AS)」では約20分)相当の充電が可能です*4。
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関連
三洋電機 : エネループ / ポターブルソーラー
Sanyopotablesolarsite
-----image : 上記サイトキャプチャー画像

コメント
 サイズは、174(W)×204(H)×26(D) で持ち運びやすそうな小型太陽電池です。お値段は、下の記事によると、「店頭想定価格はパネル2枚が1万4000円前後、1枚が9000円前後。」ということでした。高めですが、売れるんでしょうね。(t_t)

ソーラーパワーで緊急充電 三洋電機が持ち運び太陽電池-----MSN産経ニュース、2009.8.5

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Beacon Power社のフライホィールという”蓄電”システム 2

 日本で風力や太陽光発電など、再生可能エネルギーの”日和見的発電傾向”を平準化するために考えられているのは、蓄電池システムが多いようです。海外では、地域内や事業所内の”みなし連系(逆潮あり、売電なし)”がある程度の規模で導入されていますから地域内の限られた需給調整で対処されてきました。系統全体に与えるこの不安定な要因については、大規模に普及した国において、今問題になりはじめていることです。日本が、普及もしない段階から系統に与える影響に対して過剰ともいえる対処をしているのとは、事情が違います。
 とはいえ、現在はスマートグリッドなどの大規模な送電網の整備に向けての開発、規格などの標準化の問題が大きなテーマとなってきていますので、蓄電池などの蓄電による需給調整もまた大きなテーマとなっています。

 以前、Beacon Power社のフライホィールシステム、つまり発電した電力で大規模な”はずみ車”を回転させることで、エネルギーを”蓄電”するシステムについて取り上げたことがあります。

Beacon Power社のフライホィールという”蓄電”システム-----ソフトエネルギー、2005/03/24

 この間、同社はさらにシステムを改良し、大規模なシステムに仕上げることに成功し、アメリカで2箇所目の大型案件を設置したということです。システムの容量は、1MWということです。さらに年末までに5MWのシステムとなり、DOEの肝いりで、別件では20MWのシステムの開発が続けられるということです。

プレスリリース / Beacon Power,July 20, 2009
Beacon Power Connects Second Megawatt of Regulation Service

" Beacon Power Corporation (Nasdaq: BCON), a company that designs and develops advanced products and services to support more stable, reliable and efficient electricity grid operation, announced that it has completed the connection of a second megawatt (MW) of flywheel energy storage to the New England power grid. This new system, which is already producing revenue by providing frequency regulation services, doubles the energy storage capacity now in operation at Beacon’s Tyngsboro, Massachusetts, headquarters.
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20 MW frequency regulation plant planned for construction in New York

On July 2, 2009, the U.S. Department of Energy (DOE) notified Beacon Power that its application for a loan guarantee to help finance construction of the Company’s first 20 MW plant was approved, resulting in a conditional DOE loan guarantee commitment for $43 million. Before the loan can be closed, DOE’s offer is subject to negotiation and completion of a number of contracts and conditions. Beacon is now exploring various options for funding the equity (i.e., the non-loan) portion of the planned Stephentown, New York, plant. Of the $25.8 million of required Beacon equity for the project, more than 50% is expected to come from “in-kind contribution” of costs the Company has already incurred. A significant portion of the in-kind contribution will come from the redeployment of up to 4 MW of energy storage from Tyngsboro to the Stephentown site.

Beacon is looking to break ground on the 20 MW frequency regulation plant in Stephentown later this year. Depending on the outcome of financing discussions and the timing of the DOE loan guarantee closing, full construction of the plant is expected to begin soon thereafter.
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関連
Beacon Power / Reports and Papers
Beaconflywheelfactsheet
-----image : 同社「PDF - Smart Energy Matrix? 20 MW Frequency Regulation Plant」より

Matter Communications-Beacon Power NECN coverage

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東京都、波力発電検討会をたちあげ。ブイ型の波力発電装置を検討?

 東京都が波力発電検討会をたちあげると発表しました。国が動かない分野だけに、注目されます。

プレスリリース / 東京都 環境局、平成21年7月21日
「波力発電検討会」を立ち上げます

" 再生可能エネルギーの飛躍的拡大のため豊かな海洋エネルギー利用に向けて
都は、温室効果ガスの大幅な削減に向け再生可能エネルギーの飛躍的拡大を進めています。現在、太陽エネルギーの拡大を積極的に進めていますが、更に大幅な再生可能エネルギーの拡大が必要です。そのためには、恵まれた海洋エネルギーの利用が有効であり、日本では特に波力発電が、最も実用化の可能性が高いと考えられます。
 しかし我が国では、海洋エネルギーが新エネルギーに位置づけられていないため国の支援が得られず、諸外国に比べ実用化に向けた取組が進んでいない状況です。
 そこで、波力発電の利用可能性を検討するため、学識経験者や民間事業者等と共に「波力発電検討会」を立ち上げますのでお知らせします。
1 日時
 平成21年7月22日(水) 午前10時から
......
3 「波力発電検討会」の目標
(1) 波力発電の新エネ法における新エネルギーへの位置づけ
(2) 波力発電技術の検証
(3) 波力発電の民間における事業化に向けた課題の検討

4 期間
 平成21年7月から平成22年3月までの概ね1年間

5 検討会に参加する民間メンバー
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 ギルバート・ジョージ(オーシャン・パワー・テクノロジー)

※波力発電とは
 波の波動エネルギーを電気に変換し発電を行うもの。欧米では、技術開発段階から実証試験段階に入り、イギリスでは商用段階へ移行しつつある。日本でも以前から研究が行われている。
.......... "

関連
東京都環境局 / 東京都の再生可能エネルギー戦略 / 東京都再生可能エネルギー戦略(2006年3月策定)

波力発電実用化を後押し 東京、青森などが検討会-----イザ!、2009/08/02

コメント続き
 日本国内での波力発電研究の状況についても大いに関心がありますが、東京都の今回の検討会にオーシャン・パワー・テクノロジー社のメンバーが招かれていることから、勝手に想像のレベルでは、東京都の波力発電のイメージできます。同社のシステムは、ブイによる波力発電として知られています。

Ocean Powered Technology / PB40 Prototype PowerBuoy at Atlantic City, New Jersey
Ocean_power_technologies
-----image : Ocean Powered Technologyサイトキャプチャー画像

Wave Power by Ocean Power Technologies

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米の風力マーケットリポート、2008 Wind Technologies Market Reportが公開されました

 アメリカ、エネルギー省によると、2008年の風力発電の単年度の追加設備容量は、8,558 MWに達し(以前のデーターより以前のリポートより増えています)、風力発電の総設備容量は、25,369 MWに達したということです。

プレスリリース / U.S. Department of Energy,July 16, 2009
DOE Announces Nearly $14 Million to go to 28 New Wind Energy Projects

" New DOE Study Shows U.S. Leads the World in Wind Energy Capacity
U.S. Department of Energy Secretary Steven Chu today announced the selection of 28 new wind energy projects for up to $13.8 million in funding ? including $12.8 million in Recovery Act funds. These projects will help address market and deployment challenges including wind turbine research and testing and transmission analysis, planning, assessments. Along with the new awards, Secretary Chu announced the release of DOE’s 2008 Wind Technologies Market Report, detailing $16 billion in investment in wind projects made in the U.S. in 2008 ? making the U.S. the leader in annual wind energy capacity growth, as well as cumulative wind energy capacity.

“American families and businesses are struggling in a recession and an increasingly competitive global economy. The Recovery Act was designed to rescue the economy from the immediate dangers it faces while rebuilding its fundamentals, with an eye toward new industry and opportunity,” Secretary Chu said. “To help meet these challenges, the Recovery Act invests significant dollars to put people to work to spur a revolution in clean energy technologies.”

“Wind energy will be a critical factor in achieving the President’s goals for clean energy, while supporting news jobs,” said Secretary Chu. “While the United States leads the world in wind energy capacity, we have to continue to support research and development as we expand renewable energy deployment.”

DOE’s new report, a comprehensive overview of developments in the U.S. wind power market released today, found that wind power capacity increased by 8,558 megawatts (MW) in 2008. This $16 billion investment in wind projects made the U.S. the fastest-growing wind power market in the world for the fourth consecutive year. Wind power contributed 42% of all new U.S. electric generating capacity in 2008; for the fourth consecutive year, wind power was the second-largest new resource added to the U.S. electrical grid in nameplate capacity.
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 Download the full 2008 Wind Technologies Market Report
,,,,,,,,,, "

Us2008windmarketreport-----image : 2008 Wind Technologies Market Reportカバー

関連
New Study Sheds Light on the Growing U.S. Wind Power Market-----Lawrence Berkeley National Lab,July 16, 2009

Electricity Markets and Policy : Renewable Energy Publications / 2008 Wind Technologies Market Report
Wiser, R., and M. Bolinger. July 2009 1.9 MB PDF

U.S. Department of Energy National Laboratory : Lawrence Berkeley National Lab

コメント続き
 このリポート2008 Wind Technologies Market Reportの図をご覧いただきたい。ブッシュ政権下で風力は卓越した開発がなされてきたことがわかります。

Trendwindcapa
-----image : P.10「Figure 1. Annual and Cumulative Growth in U.S. Wind Power Capacity」

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小水力開発支援協会が小水力導入のための相談窓口を開設

 8月3日より一般社団法人 小水力開発支援協会が小水力導入のための相談窓口を開設すると発表しました。小水力の専門家が、実際に建設したいという相談などに、技術面や法律・手続面など必要なサポートを行ない、発電所建設が実現するよう協力してくれるということです。

小水力開発支援協会 / 相談業務を開始いたします
Jashasite
-----image : 上記サイトキャプチャー画像

" 報道各位

 一般社団法人小水力開発支援協会は、全国小水力利用推進協議会の役員が中心になって、2009年1月に設立された団体です。
 環境省の平成21年度市民共同発電推進事業委託業務(※1)の委託先として4月1日付で委託を受け、業務を実施しています。その一環として、不特定多数の方を対象に下記要領にて相談業務を開始いたします。

(※1)業務採択時の環境省記者発表は:
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10985

記 相談業務の概要
(1) 相談業務を開始する日
 2009年8月3日
(2) 相談業務を行なう日・時間帯
 電話相談の受付は、平日の10:00 - 17:00
 ファクス、電子メール、ホームページの連絡フォームは随時受け付けますが、対応は業務時間内となります。
 来訪いただいての相談は、原則として行ないません。ただし電話・ファクス・電子メール等での相談の中で必要に応じて事務所にお越しいただくこともあります。
(3) 相談内容
 小水力発電に関する内容であれば何でも結構です。
 とくに、実際に建設したいというご相談に対しては、技術面や法律・手続面など必要なサポートを行ない、発電所建設が実現するよう協力します。
(4) 発電所建設サポートの内容
 まず、現地の状況や事業主体などについて、電話・電子メール・ファクスなどを使って状況を把握します。この段階で技術的に事業化が困難と判断されれば、その旨お伝えします。
 次に、建設準備の初期段階で必要となる情報収集、関係官署等との相談、地域の合意形成などについて助言します。
 そして、社会的制度的にも建設可能性があると判断された段階で、現地訪問を含む重点的支援を行ない、関係者の皆さんとともに実現をめざします。
(5) 相談窓口
・電話: 略
・ファクス: 略
・電子メール: 略
・ホームページ: http://www.jasha.jp/

全国小水力利用推進協議会 事務局長 中島 大
〒170-0005 東京都豊島区南大塚1-31-17 マイスターSY 202 "

Jashaslid
-----image : 小水力開発支援協会のスライドショーより

関連
平成21年度市民共同発電推進事業の公募について-----環境省地球環境局地球温暖化対策課、平成21年8月

小水力開発支援協会 / 連絡先(問い合わせフォーム)

小水力開発支援協会ニュース

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イギリス、スコットランドのオイスター潮流発電装置が秋から実地試験へ

 スコットランドのOrkney Islandsで注目のAquamarine Power (Aquamarine) 社のOyster Wave Power Machine潮流発電装置がこの秋から実地試験が開始されるとが伝えました。

Oyster Wave Power Machine Generates Electricity Onshore; Sea Trials Begin This Autumn-----Green Car Congress,1 August 2009

 こうした新しい分野の再生可能エネルギーの研究開発には、予算化からどれくらい時間がかかるのでしょうか? このAquamarine Power社のOyster Wave Power Machineは、2007年の3月に国の研究開発費の投入が決まりました。ソフトエネルギーの記事の中で、Scottish Executive , 20/02/2007の引用の中に、予算化の記述があります。

Scotland seeks world lead in marine power / プレスリリース Scottish Executive(スコットランドの海流発電計画)-----ソフトエネルギー、2007/03/06

" Aquamarine £0.275 million
Oyster devices are designed to exploit the wave resource in near-shore locations. The near-shore environment is considered to be an optimal location for a device as the waves retain significant power compared to an offshore location but the damaging extreme waves are limited by water depth. This location is considered to reduce the capital and operating costs and hence maximise economic efficiency "

 そして、2年間で基礎研究と実験モデルを作り、いよいよ海中実験へと駒を進める段取りにいたったようです。ここまでの結果がでるまで、国がかんらんでも3年以上の歳月を必要とするという計算になりそうです。

プレスリリース / Aquamarine Power,12 Jun 2009
OYSTERAR WAVE POWER DEVICE WINS INNOVATOR OF THE YEAR 2009
Aquamarine_power_team_with_oyster_l
-----image["Aquamarine Power team with Oyster(R)"] : 同リリースより

" Aquamarine Power (“Aquamarine”) has been celebrated as a leading force in the UK’s renewable energy sector, winning the coveted ‘Innovator Award 2009’ for its market leading OysterR wave energy converter at this year’s British Renewable Energy Awards. "

参考
Many waves make lights work...-----Science Museum,21 September 2007

関連エントリー
スコットランドで世界初の3MWのOWC波力発電所建設計画をスタート-----ソフトエネルギー、2009/02/10

-----カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー-----

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