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オバマ大統領 クリーンエネルギー経済への扉を開けるか?

 米下院で地球温暖化対策法案可決、中期目標、クリーンエネルギーなどの高い数値目標と普及のための制度設計が披露されました。上院での可決には、困難が予想されるということです。とはいえ、アメリカ、オバマ大統領の姿勢は内外に広く印象付けました。政治には才覚が必要なことを実感させるアメリカでの政治の動きです。

Weekly Address: Opening the Door to a Clean Energy Economy

(whitehouse,2009年06月26日)

Weekly Address: Opening the Door to a Clean Energy Economy-----The White House Blog,JUNE 26TH, 2009

関連記事
オバマ大統領:ラジオ演説で温暖化法案への理解求める-----asahi.com,2009/6/28

米下院、地球温暖化対策法案可決、20年に温室ガスを20%削減をめざす-----iBTimes,2009年06月27日

" ..........企業に割り当てる枠のうち約15%を有償で購入させ、収益を低所得層に分配する。また電力会社は再生可能なエネルギーとして太陽光や風力などを20年までに15%を義務づけた。.......... "

ACES Is Not a Victory for the Environmental Movement-----Huffingtonpost,June 26, 2009

AWEA Statement on House Action on Energy and Climate Legislation-----AWEA News,June 24, 2009

アメリカ連邦下院でのワックスマン・マーキー法案採決前夜-----京都議定書の次のステップは何だろう、2009-06-26

ACES passes House! Giant leap towards green economy for all!-----Green for All,Jun 26, 2009

コメント続き
 とはいえ、このオバマ政権の動きでは足りない、アメリカはさらに踏み込んだ気候変動、エネルギー対策へと移行する必要があると、NGOや識者たちは訴えています。確かに、現在の温暖化ガス排出量を考えれば、とてつもなく高いハードルをクリヤーすることが必要でしょう。今後のアメリカの動きは、この気候変動、エネルギー問題で大きな軸となることは間違いないので耳目を集め続けるのでしょう。

 安全な原子力発電もクリーンエネルギーに入ってますが、ブッシュ大統領が進めた原子力政策を見直し、原子力への依存には歯止めをかける姿勢をみせています。オバマさんの政治姿勢には、以前高度なバランスを感じさせるものがあります。ホワイトハウスからの発表意外でもオバマさんのサポーターたちの活動の場となっている、change.orgを見ると、ニュースやホワイトハウスとは違う、市民サイドからの情報発信のしくみが維持されていることを感じます。この力強さを学ぶ必要がありそうです。(t_t)

change.org : Stop Global Warming
/ Rural Renewabl Energy Alliance
Change_org_gw
-----image : 同サイトキャプチャー画像

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Global Green Challenge 豪ソーラーカーレースに参加の東海大のチームにシャープが太陽電池を提供

 これまでソーラーカーのレースと知られていたオーストラリアのWorld Solar Challengeは、今年度からハイブリッドカーや電気自動車部門も加え大々的に拡大してエコカーのレースとして開催されることになりました。ワールド・ソーラーチャレンジの名は残されるようですが、総称としてGlobal Green Challengeとなったこのレースに、南アのソーラーカーレースで優勝した東海大学チームが、シャープから提供された最新の太陽電池を搭載して挑みます。

プレスリリース / シャープ、2009年6月24日
世界最大級のソーラーカーレースに出場する東海大学チームに太陽電池を提供
090624a
-----image : 同リリースより

" シャープは、「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門に出場する東海大学チーム※1に太陽電池を提供いたします。なお、ドライバーには、1997年のパリ・ダカール・ラリーで、日本人として初めて総合優勝を成し遂げた篠塚建次郎氏も起用される予定です。

「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門は、太陽光のみを動力源としてオーストラリアの広大な大陸の縦断に挑戦する、世界最大級のソーラーカーレースです。このレースでは、世界各国の大学などが企業の支援を受けて開発したソーラーカーを用いて、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3,000kmの走行タイムを競います。

当社が提供するのは、セル変換効率30%、出力1.8kWの化合物太陽電池です。現在、化合物太陽電池は主に人工衛星に使用されています。当社は、1967年に高い変換効率と信頼性が求められる宇宙用太陽電池の開発に着手し※2、現在では、日本で唯一宇宙航空研究開発機構(JAXA)の認定メーカーに選ばれています。
 当社は、東海大学チームが開発するソーラーカー「Tokai Challenger」にこの高性能太陽電池を提供し、過酷な環境のもとでソーラーカーの性能を、最大限まで高めてまいります。
<グローバル・グリーン・チャレンジの概要>
目的:ソーラーカーや電気自動車などを開発・走行させることにより、環境に優しい乗り物の在り方を考える。
開催日程:2009年10月25日(日)~31日(土)
場所:オーストラリア ダーウィン~アデレード間 約3,000km
主催:South Australian Motor Sport Board(南オーストラリア州政府の付置機関)
URL:http://www.globalgreenchallenge.com.au/
※1 チーム名は東海大学チャレンジセンターチーム。ソーラーカーの高効率走行の研究に取り組む木村英樹教授(工学部電気電子工学科)が指導する、学生を中心とした計19名のプロジェクトチーム。

※2 宇宙用太陽電池の開発は、1967年に単結晶シリコン太陽電池でスタートしたが、その後、さらなる高効率化のために宇宙用化合物太陽電池を開発した。
090624a_1
-----image : 同リリースより "

関連
ライトパワープロジェクトのHP / オーストラリア縦断3000kmの大レース 「Global Green Challenge」 に参戦します!

東海大学 木村研究室

Global Green Challenge

2009 World Solar Challenge / the 2009 media releases and newsletters

World Solar Challenge Blog

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平成21年度 林野庁補助事業 木質バイオマス燃料地域流通整備事業 - 森のエネルギー研究所

 森のエネルギー研究所で平成21年度 林野庁補助事業 木質バイオマス燃料地域流通整備事業が開始されていました。公募受付期間は平成21年6月10日(水)~7月10日(金)だそうです。遅らばせながら、アップさせていただきます。

News / 森のエネルギー研究所、09/6/11
【公募】木質バイオマス燃料地域流通整備事業 公募のお知らせ-

" 平成21年度 林野庁補助事業 CO2排出削減のための木質バイオマス利用拡大対策事業
木質バイオマス燃料地域流通整備事業
1. 事業の目的
 現在、木質バイオマスの利用は、一定程度の普及進展がなされてきている一方、課題も表面化しております。その一つに流通過程における課題があります。これは、流通体制や技術が発展途上の段階であるためです。さらに流通を安定化させると同時に、流通効率を向上させ、低コスト化する必要があります。例えば、需要変動に対応するための貯留設備や広域的ネットワークの構築、流通効率を高めるための出荷設備・流通車両・受入れ設備の高度化といったものを整備し、模範となるようなモデルを構築する必要があると考えます。
 本事業では、既に木質バイオマスの流通が一定量存在する地域において、さらに流通の高度化を図り、我が国の木質バイオマス流通のモデルとなる意志ある事業者を公募し、選定し、モデル実証のための必要な支援をルールに基づき行います。本事業の採択事業者の方は、実証内容の検討・実施計画の立案・実証・評価の一連の過程を実施していただくこととします。
2. 応募要件

(1)本事業の対象範囲

 本事業で実施できる対象範囲については、「バイオマス燃料製造」から「消費者」までの流通事業に関わる範囲を対象としています。
(2)本事業の対象とする木質バイオマス燃料

 本事業では木質バイオマス燃料全般(木質ペレット、木質チップ、薪等)を対象とします。
(3)本公募の対象とする取り組み

① 木質バイオマス燃料の流通過程を高度化する取組み
② 木質バイオマス燃料の流通拡大を促す取組み
③ 本事業による実証内容が、他地域において模範となる取組み
(4)事業の実施内容について
..........
3. 助成内容
木質バイオマス燃料の流通に関する課題対策について実証内容の検討・実施計画の立案・実証・評価等の実施に必要な人件費・リース費等の経費を助成します。
平成21年度の事業規模は91,090千円以内となっており、5課題程度の採択を予定しています。

(1)助成金の助成率

 事業の実施に関する直接必要な経費の定額(10/10以内)とします。
なお、応募申請に当たっては、平成21年度における事業の実施必要となる額を算出していただきますが、
実際に交付される助成金の額は応募申請書に記載された事業内容等の審査の結果等に基づき決定されることになりますので必ずしも申請額とは一致しません。
(2)助成対象経費

 助成対象経費の範囲については公募要領をご覧ください。
なお、事業実施に必要な経費であっても次の経費については申請ができませんのでご留意下さい。
① 建物等施設の建設、不動産取得、機械備品取得に関する経費
② 事業の実施に関連のない経費

3. 公募期間のお知らせ
本事業の公募受付期間は平成21年6月10日(水)~7月10日(金)としております。
本ページより応募書類をダウンロードしていただきまして、応募期間内に事務局まで郵送(消印有効)で送付をお願いします。
なお、申請をされる方は、事務局までご連絡いただきますようお願いします。
※現時点で2次公募の予定はございませんので申請の際は、公募期間にご注意ください。
.......... "

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東京ガス、太陽熱温水器+高効率ガス給湯器を組み合わせた集合住宅用システムを開発

 東京ガスが、高効率なガス給湯システムと組み合わせた集合住宅用太陽熱利用給湯システムを開発しました。
 集合住宅のバルコニー柵を太陽熱集熱板として利用するので、未利用なスペースの活用ができます。太陽熱が不足した場合のバックアップとして高効率のガス給湯器エコジョーズと組み合わせることで、いつでもお湯を利用できる環境が用意できそうです。

プレスリリース / 東京ガス、平成21年5月18日
「集合住宅用太陽熱利用給湯システム」の商品化について
2009051801_02
-----image[”システム外観写真(試作機)”] : 同リリースより

" 東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、矢崎総業株式会社(社長:矢崎信二、以下「矢崎総業」)、三協立山アルミ株式会社(社長:川村人志、以下「三協立山アルミ」)、リンナイ株式会社(社長:内藤弘康、以下「リンナイ」)、株式会社ガスター(社長:中西誠一、以下「ガスター」)と共同で「集合住宅用太陽熱利用給湯システム」(以下「本システム」)の開発を行い、2010年2月の商品化を目指します。

本システムの仕組み
 本システムは、集合住宅のバルコニーの手すりに設置した集熱パネルで太陽エネルギーを集め、給湯やお風呂のお湯張りに利用するシステムです。太陽エネルギーを集熱パネルで熱媒※1に吸収し、その熱媒を集熱循環ポンプで循環させて貯湯タンク内の水を温めます。集熱量が足りないときには、併設した潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ※2」で加熱をします。太陽エネルギーの集熱量は天気等によって変動しますが、瞬間的に必要なお湯をつくることができるガス給湯器と組み合わせることで、いつでも快適にお湯をお使いいただくことができます。「エコジョーズ」と太陽熱を組み合わせたバルコニー設置型システムの商品化は日本で初めてになります。
 集熱パネルは通常、屋根傾斜角度に応じて設置しますが、本システムでは、集合住宅の限られたバルコニー面積や建物の外観に配慮して垂直に設置します。給湯のための熱需要が大きい冬期には太陽高度が低く、集熱量が増加する特徴があります。
 また、集熱循環ポンプの駆動のために太陽電池を装備しているため、天気がよいときに自動的に太陽エネルギーを集める仕組みになっています。
※1 熱媒:熱を間接的に伝えるための媒体。本システムは熱媒に不凍液を使用しています。
※2 エコジョーズ:これまで排熱として捨てていた熱を効率的に回収することにより、給湯効率が従来の80%から95%まで向上した高効率給湯器。
..........
システム構成図
2009051801_01
-----image : 同リリースより
.........
商品の主な仕様

集熱器面積 約3m2
タンク容量 約100L
熱源機 潜熱回収型24号給湯暖房機「エコジョーズ」
(太陽熱利用の対象は給湯・お湯張りのみ)
.......... "


関連
東京ガス : ガス温水器 / エコジョーズ

天と地の恵み 注目の自然熱エネルギー(上) 太陽そのまま、高効率-----東京新聞、2009年6月23日

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大日本印刷、変換効率4%以上の大型50mm角有機薄膜太陽電池を開発

 かねてから有機薄膜太陽電池を開発してきた大日本印刷が、実用化サイズに近いと考えられる50mm角の変換効率4%以上のセルを開発したということです。
 実際に、フィールドで有機系の太陽電池を使った経験がないので、この先どれくらいで実用化するのか検討もつきませんが、次世代ローコスト太陽電池への期待は高まります。

プレスリリース / 2009年06月22日
大日本印刷 大型50mm角サイズの有機薄膜太陽電池で エネルギー変換効率4%以上を達成
090622_2
-----image(”DNP が開発したセルサイズが50mm角の有機薄膜太陽電池”) : 同リリースより

" 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円、以下:DNP)は、従来に比べ大型でエネルギー変換効率4%以上を達成した有機薄膜太陽電池を開発しました。
今回開発した有機薄膜太陽電池は、50mm角の大型サイズで、従来から課題であった、大型化によるエネルギー変換効率の低下を大幅に改善しました。
..........
【開発の概要】
従来の有機薄膜太陽電池の開発において、約5%程度のエネルギー変換効率が達成されていますが、これは約2mm角程度の小さいテスト用太陽電池によるものに限られていました。50mm角程度の大型の場合、エネルギー変換効率は約0.1%程度と大幅に低下してしまうことから実用化には至っていませんでした。
DNPは大型化によるエネルギー変換効率低下の原因は、発電した電力を外周の電極まで集電する際に、透明導電膜に生じる発熱による電気エネルギーのロスによるものであると考えました。そこで、印刷技術であるフォトエッチング技術を応用し、透明導電膜に特殊な開口を有する補助電極を設けて、抵抗値を下げることにより発熱ロスを抑制し、エネルギー変換効率を高めることに成功しました。今回開発した補助電極を使用することで50mm角サイズのセルでエネルギー変換効率4%以上を達成しています。
..........
090622_3-----image : 同リリースより "

関連
大日本印刷 高度な水蒸気バリアをもつ
脱アルミタイプの太陽電池用バックシートを開発
-----大日本印刷、2009年06月22日

大日本印刷 印刷方式による有機太陽電池を開発 / プレスリリース-----ソフトエネルギー、2007/04/02

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一枚の太陽電池で社会が変わる。バングラデッシュなど多くの未電化地域を抱える国と地域で!

 日本では、月々7千円ぐらいの電気代を支払っている家が太陽電池を導入し、消費電力をすべて太陽光発電でまかなおうとすれば、4kWpもの太陽光発電システムを必要とします。仮に1枚が100Wpの太陽電池とすれば、40枚必要となります。しかし、バングラデッシュなどの未電化の地域で、太陽の光にめぐまれている地域においては、100Wpの太陽電池があれば、20Wの蛍光とラジオやテレビで生活の質が変わり、子供が夜勉強ができたり、衛生状態の向上にも役立ちます。インフラの整備された日本で太陽光発電を普及させるのとは、また別の大きな働きが期待できる分野です。
 バングラデッシュでは、相保証で女性が自立するための仕事の創出を支援する有名なグラミン銀行なども融資を始めているようで、女性の仕事としての太陽光発電という仕事作りも始まり、普及に一役買っています。

Bangladesh: 230,000 Homes have Solar Now; 1 Million by 2012-----Now Public,August 16, 2008

Solar-power revolution in Bangladesh-----COP15
COPENHAGEN(UNITED NATIONS CLIMATE CHANGE CONFERENCE DEC 7-DEC-18 2009),19/06/2009
Cop15solarbangladesh
-----image : 上記Newsキャプチャー画像

参考動画
Grameen Shakti, Bangladesh, Micro-finance solar home systems

(AshdenAwards,2008年02月27日)

MEMO

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グリーンピース・インターナショナルが、Concentrating Solar Power Global Outlook 09、集光(熱)型太陽エネルギー利用に関するリポートを発表

 グリーンピース・インターナショナルが関係団体と協力し、Concentrating Solar Power Global Outlook 09と題した集光(熱)型太陽エネルギー利用に関するリポートを発表しました。Concentrating Solar Power、集熱型の太陽エネルギー利用は、スペインやアメリカのカリフォルニア、ネバダなどで大々的に進められ、さらにサハラ砂漠や中国、オーストラリアなど太陽のエネルギーに恵まれた国口での大規模な利用計画が発表され、その規模は太陽光発電をはるかにしのぐ規模になると思われます。このリポートを共同執筆した団体のEuropean Solar Thermal Electricity Association (ESTELA)のホームページでは、北緯35度から南緯35度までの地帯をサンベルトとして、Concentrating Solar Power、CSPに適した地帯として、その可能性を強く訴えています。
 
プレスリリース / 25 May 2009
Global Concentrating Solar Power Outlook 2009
Cspgreenpeace2009
-----image : カバー写真

" With advanced industry development and high levels of energy efficiency, concentrated solar power could meet up to 7 percent of the world's power needs by 2030 and fully one quarter by 2050.

This is the 3rd joint report from Greenpeace International, the European Solar Thermal Electricity Association (ESTELA) and IEA SolarPACES since 2003. With every edition we have increased the projected market volume significantly, and it finally turned over a billion dollars in 2008, this amount could double in 2009. While we highlighted in our first joint report the huge market potential, we were able to move to another message in 2005 when we launched the second report in Egypt: "CSP is ready for take off!".
.......... "


Cspgreenpeace2009p18-----image : 同リポートP.18、Concentrating Solar Powerの種類

関連
European Solar Thermal Electricity Association (ESTELA)

IEA SolarPACES Implementing Agreement

コメント続き
 この集熱型、集光型の太陽エネルギーの利用には、九州プラスアルファの地域がかろうじて利用可能な圏内におさまるようですが、多湿ということもあり、あまり向いていないようです。乾燥した、赤道直下に最適な技術ということです。ヨーロッパは、アフリカへの援助と抱き合わせる形で、サハラ砂漠を開発、大規模な太陽熱、太陽光発電所を建設し、そのエネルギーを大規模送電網によりヨーロッパ全土に供給する計画を真剣に考えています。今後も大規模な計画が次々と進められそうです。(t_t)

関連エントリー

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高高度、ジェットストリームを風力発電に! 初の本格的な研究が発表されました

 飛行機の飛行の安全を考えると常識的には実現しそうもない、、、などという余計な前置きは置いておいて、、、、

 アメリカで、数千メートル上空を吹き抜ける風から、さらに上空、高度10000m付近を吹き抜けるジェットストリーム(ジェット気流)を風力発電に使う可能性、過去の気象データーを細かく分析したエネルギーの存在量の本格的な研究がアメリカで発表されました。先の前置きはおいておいて、確かに日本、東京上空でもこの気流が吹き、他のニューヨーク、サンパウロ、ソウル、メキシコシティなどの大都市の6マイル(9.6km)上空にもこの”エネルギー資源”が存在する、吹いているということです。意外な風力資源が存在すると考えるとユニークな研究です。
 研究を発表したのは、アメリカ政府の援助を受けたスタンフォード大学らの研究者で、すでにこの高高度の風に目をつけて開発されているカイト型といわれる風力発電システムも論文の中で紹介されています。

Global Assessment of High-Altitude Wind Power
[Molecular Diversity Preservation International (MDPI),26 May 2009 ]

" Abstract: The available wind power resource worldwide at altitudes between 500 and 12,000 m above ground is assessed for the first time. Twenty-eight years of wind data from the reanalyses by the National Centers for Environmental Prediction and the Department of Energy are analyzed and interpolated to study geographical distributions and persistency of winds at all altitudes. Furthermore, intermittency issues and global climate effects of large-scale extraction of energy from high-altitude winds are investigated. "

関連記事
Study Maps Best Spots for Harnessing High-Altitude Winds-----NewYork Times,June 16, 2009

Is the Sky the Limit for Wind Power?-----Carnegie Institution of Washington,JUNE 15, 2009

“We found the highest wind power densities over Japan and eastern China, the eastern coast of the United States, southern Australia, and north-eastern Africa,” said lead author Archer. “The median values in these areas are greater than 10 kilowatts per square meter. This is unthinkable near the ground, where even the best locations have usually less than one kilowatt per square meter.”

参考動画
Sky WindPower FEG simulation

(pvandeginste,2008年11月10日)
Sky_windpower
-----image : 上記動画よりキャプチャー画像

KiteGen (kite wind generator)

(Proxima8,2006年12月27日)

参考
Sky Windpower

KiteGen

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米研究所、非水力の再生可能エネルギーが総電力に占める割合を、2020年までに10%、2035年には35%達成可能とのリポートを発表

 アメリカにおける再生可能エネルギーの総電力に占める割合は9.5%で、内訳は大規模水力が7%、その他が2.5%ということです。その他には、風力、太陽熱、太陽光、地熱、バイオマスが含まれるということです。そして、今後は、特に太陽光発電の発電量が大幅に伸びる可能性があり、大規模水力を除く(非水力の)再生可能エネルギーは、電力網の整備、効率化、蓄電方法への正当で的確な投資により、2020年には、総電力に占める割合を2.5%から10%へと、さらには2035年には20%へと拡大する可能性があるとのリポートが発表されました。
 リポートのプレスリリースを読んだだけですが、無料のオンライン版は300ページもあり、PDF版で$44ということです。











プレスリリース / National Academies(the National Research Council),June 15, 2009
RENEWABLE ENERGY COULD CONTRIBUTE TO U.S. ELECTRICITY NEEDS,
YET CHALLENGES REMAIN

" Renewable energy resources in the U.S. are sufficient to meet a significant portion of the nation's electricity needs, says a new report from the National Research Council. Fully taking advantage of these potential low CO2-emitting sources for generating electricity will call for enhanced technologies, increased deployment, financial investments, and implementation of policies to drive increased adoption of renewable electricity. If the use of renewable electricity is to grow significantly, large increases will be required in the manufacture and installation of these technologies, offering significant employment and economic opportunities.

Hydroelectric power is the largest source of renewable electricity in the U.S., generating 7 percent of all U.S. electric power in 2007. Non-hydroelectric renewable resources -- solar, wind, geothermal, and biomass -- account for only 2.5 percent of U.S. electricity, although they have the potential to contribute far more, the report says. Nationally, solar and wind resources, in particular, could offer significant amounts of electrical power.

Technological advancements will continue to be needed to reduce costs and make renewable electricity technologies more efficient, the report says, but even with current technologies, renewable resources could contribute more than they do now. With accelerated deployment, increases in transmission capacity, and other electric-grid improvements, non-hydroelectric renewables could technically contribute up to 10 percent of U.S. electricity by 2020, and 20 percent or more by 2035. However, major scientific advances, and changes to the way we generate, transmit, and use electricity, will be needed before renewables can contribute the majority of U.S. electricity. Necessary improvements include the development of intelligent, two-way electric grids; large-scale and distributed electricity storage; and significantly enhanced, yet cost-effective, long-distance electricity transmission.

Renewable-energy use can have numerous environmental and local impacts. Many of these impacts are positive: Using renewable energy lessens emissions of CO2, sulfur dioxide, nitrogen oxides, and mercury; consumes less water; and causes less water contamination compared with fossil fuel electricity. However, issues of land use and other local impacts (e.g., noise from wind turbines or potential effects on local weather) will become increasingly important as deployment of renewable technologies grows, the report says.
........... "

関連
米国で「2020年までに再生可能エネルギー比率10%も達成可能」との予測-----Wited Vision,2009年6月17日

" 電力需要全体に占める再生可能エネルギーの割合を、現在の約2.5%から2020年までに10%に引き上げることが可能との予測が示されている。 "
-----http://www.greentechmedia.com/green-light/post/u.s.-could-get-10-renewable-energy-by-2020-if-money-policy-line-up-behind-i/-----Greentech Media,June 15, 2009

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テュフ ラインランド ジャパン、太陽光発電評価センター(SEAC)正式稼働

 テュフ ラインランド ジャパン社の薄膜太陽電池の認証施設が、横浜市内にオープンしたということです。太陽電池の規格は、国内外いろいろあります。拡大する太陽電池市場にあわせて、信頼できる認証施設数の確保がますます必要とされてきています。

プレスリリース / テュフ ラインランド ジャパン、15. Jun 2009
太陽光発電評価センター(SEAC)正式稼働

" テュフ ラインランド ジャパンは、太陽光発電に対して高まる市場の需要に応えるべく、これまで同社の「テクノロジーセンター(横浜市都筑区、以下 GTAC)」で行われてきた太陽電池モジュール測定の施設拡張としてSEACを開設し、2009年6月15日、正式稼働しました。

SEACは、太陽電池の中でも今後特に普及が見込まれる薄膜太陽電池の認証需要に応えるための施設でもあり、評価・認証サービスにとどまらず、校正やコンサルティング等のサービスも提供する、国内有数の太陽光発電に関する包括的なサービス施設です。

SEACの主なサービスと特徴は以下の通りです。

SEACが提供する4つのサービス

薄膜太陽電池、および結晶シリコン系太陽電池モジュールの試験、および評価・認証。
太陽電池モジュールの測定機器等の校正。
太陽光発電所の設置にあたるコンサルティング。
太陽電池モジュールの認証に要する期間を大幅に短縮する「Fast Track Certification Program」。
SEACの特徴

テュフラインランドの太陽電池モジュール試験グローバル拠点(ドイツ、米国、中国、日本、台湾)の1つ。
認証のスピードが重視される業界にあって、テュフラインランドのグローバルな経験と技術が可能にする、他の認証施設よりも短い試験期間。
大学や行政機関、その他インフラ企業との共同研究を行うことにより、クリーンエネルギーとしての太陽光発電の普及・啓蒙活動を行う。 "

Sanyo_in_prog
-----image [Sanyo HIT Double Bifacial Photovoltaic Moduleのデーターを使ったイラストです。(s_w)]

関連
テュフ ラインランド 太陽光発電評価センター(SEAC)

テュフ ラインランドの新施設,太陽電池の試験能力が3倍に-----日経BP Tech On!,2009/06/15

国内最大級の太陽光発電評価施設 横浜・都筑-----Fuji Sankei Business i.,2009.6.16

プレスリリース / テュフ ラインランド ジャパン(株式会社アルバックによるプレスリリース)、19. Dec 2008
アルバック、装置メーカーとして世界初 - 太陽電池用評価試験設備を新設。テュフラインランドジャパンとの協力で合意

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NRDCとGoogle、今度は風力などのアメリカの再生可能エネルギーマップRenewable Energy for Americaをネットに掲上

 以前紹介した、Natural Resources Defense Council(NRDC)のClean Energy and Conservationに引き続き、

自然環境と再生可能エネルギーの開発。わたしたちはどこを守り、どこを開発するのか?-----ソフトエネルギー、2009/04/08

 Googleマップ(Google Earth)のサービスを利用したRenewable Energy for Americaが公開されました。前者が、再生可能エネルギーの利用にあたって、開発を避けるべき地域の地図であり、そして今回のものが風力発電の予定も含めた開発状況、太陽エネルギーやバイオマス資源のエネルギー賦存量を示す地図が公開されました。

Renewable Energy for America
Renewable_energy_america2009
-----image : 上記サイトキャプチャー画像

" American farmers and entrepreneurs can help meet our energy needs, strengthen national security, create jobs and fight global warming by investing in homegrown power sources. See whether harvesting renewable makes economic sense for you: Click on a state to zoom in for detailed county-specific information. Use the options below to select the types of facilities and types of energy potential you would like to view. "

関連記事
Maps for planning renewable energy projects-----Leonardo ENERGY,2009-06-02

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米追従、政府が国際再生可能エネルギー機関 IRENAに加盟へ方針変換

 ドイツ主導であるとか、IAEAとのエネルギー関係機関への二重参加になるとか、よく理由のわからない内容で、加盟していなかった国際再生可能エネルギー機関 IRENAへの加盟へと、政府が方針を転換したらしいです。その理由として報道されているのが、米の参加への追従ということです。なんとも、、、、。腰のない、先見性のない政治という印象を強める、情けない話です。

再生可能エネ機関に加盟へ 米の参加決定で方針変換-----47 News,2009/6/13

International Renewable Energy Agency (IRENA) / FAQ
Irena209
-----image : IRENA : Update to the IRENA-Brochureより

FAQによれば、

" Q: What is the goal of IRENA?
A: The overarching goal of IRENA is a rapid transition towards the widespread and sustainable use of renewable energy worldwide. In this regard, IRENA will increase the contribution of renewable energy to environmental and climate protection, economic growth, and social cohesion, including poverty alleviation and intergenerational equity. "

 IRENAの目標は、世界に再生可能エネルギーの利用を迅速に広めること、とあります。日本は、国内的には再生可能エネルギーを高い目標へと高めてみるような印象を与える施策、報道がなされていますが、世界の流れはもっと強烈かつ具体的です。まだ、成果が見えていないという批判もあることはありますが、研究開発の速度は間違いなく速く、大きくなっています。
 まがりなりにも環境ビジネスを世界にアピールしたいとする国のこのタイミングを常に逸した国際的な姿勢のありかた、なんとかならないのでしょうか?

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韓国のウルトルモク1MWの潮流発電所が建設されました

 再生可能エネルギーの積極的な導入を模索するお隣、韓国。風力、太陽光などに取り組んでいますが、出色なのは潮流発電への取り組み。日本では、あまり進んでいない分野ですが、大規模な計画をいくつか進めているようです。
 5月のアナウンスによると、1MWクラスのパイロットプラントを建設したということです。韓国が成功することで、いい刺激にもなりそうなので、是非成功していただきたいと思います。珍島郡(Jindo)ウルトルモク(Uldolmok)の珍島大橋周辺に建設されたようです。今後この地域で、2013年までに90MWの規模で、そしてさらに大規模な潮流発電所の建設を、これらの経験を踏まえて、拡大していこうとしているようです。

プレスリリース / Ministry of Land, Transport and Maritime Affairs(MLTM News),2009-05-14
The Korea’s First Tidal Power Plant Built in Uldolmok

" The plant will be extended to the largest scale with the capacity of 90 thousand kW by 2013.
A marine energy development project led by the Ministry of Land, Transport and Maritime Affairs is finally bearing fruit. The project is to build the Korea’s first tidal power plant in Uldolmok, Jindo, which will help achieve low carbon green growth (including CO2 gas reduction) and create a future growth engine. Despite difficulties during construction for the last four years, the plant was finally completed on May 14. "

関連
Korea's 1st Tidal Power Plant Completed-----korea Times,05-14-2009

Korea's first tidal power plant built in Uldolmok, Jindo-----Korea.net,May 18, 2009

参考

View しなやかな技術研究会 2 in a larger map

RISE : Tidal Barrage & Tidal Turbines(Murdoch University research centre,AU)

Tidal Power: Time to Wave Goodbye to Fossil Fuels-----KOREA IT TIMES,2008-07-10

題目:海洋発電浮び上がる…環境負担少なくてエネルギー効率大きくて-中央日報-----2006.04.28 10:22, 中央日報(Kodensha)

追加情報
現代重工業 Hyundai Heavy Industries、500KW潮力発電の実証実験に着手-----ソフトエネルギー、2011/08/09

関連エントリー
British Firm Announces World's Largest Tidal Power Development / プレスリリース Lunar Energy(韓国で世界最大の潮流発電所建設計画が始動)-----ソフトエネルギー、2008/03/21

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NEDOが太陽電池開発に関するロードマップの新版、PV2030+ を公開

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が太陽電池の開発の見込みを描く太陽光発電ロードマップの新版がPV2030+として公開されました。わが国では、太陽電池を再生可能エネルギーの中でも別格に扱っている観がありますので、是非ともこのタイムテーブルのように進んでいくことを期待して読みました。
 新版の特徴は、これまで2030年までの想定だったものを2050年まで、ありうる技術革新を盛り込んだより長期的な展望を加えてあることと、量産化を想定した技術開発の時期を世界の情勢にあわせて、前倒ししたものとなっていることです。確かに、このリポートを読むと、ここ1年の間に太陽電池の周囲で報道された内容、激しい開発競争が時代を前倒しする可能性に対する印象をより強くしました。太陽電池は、一方で発電効率を重視したトップランナー的な太陽電池が話題の中心であることは変わりないが、一方で変換効率よりもコストを重視した太陽電池の市場が大幅に拡大してきています。特に、広大な土地をもつ国にとって、設置工事の技術が確立されてきたことで、変換効率はまったく問題にならないということです。アメリカ、中国、オーストラリア、アフリカで計画されている砂漠で大規模な太陽光発電所を建設するという計画がより現実味を帯びてきています。太陽電池も市場や用途に合わせてますます多様化していきそうです。
 このリポートでは、太陽光発電が1次エネルギーの5~10%を賄うようになる技術的な基盤の確立時期として、かなり早い2016年以降からの可能性に触れている点も見逃せません。今後10年以内に太陽電池に起こるさまざまな出来事を想像するだけで楽しみになりました。

プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO),平成21年6月8日
「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」を公開
Nedo2013_1
-----image : プロジェクト概要(136.9KB)「太陽光発電ロードマップ (PV2030+)」公開 ご説明資料 P.4より

" NEDOは、太陽光発電の加速的普及と、解決すべき課題やシナリオの明確化を目的に、2004年に策定した技術開発戦略「ロードマップ(PV2030)」の見直しを行い、このほど改めて「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」として公開します。


1.概要
  2050年までに太陽光発電がCO2発生量半減への一翼を担う主要技術になり、我が国ばかりでなくグローバルな社会に貢献することを目的として、太陽電池市場を取り巻く国際情勢の急激な変化に対応するべく、ロードマップの見直しを当初の予定より1年早めて実施しました。

<見直し方針>
太陽光発電の発展を2030年から2050年まで拡大して考える。
技術課題にとどまらず、システム関連課題、社会システムなど、広い視野で検討する。
海外貢献や国際競争力確保も視野に目標の前倒し実現も検討する。
国や産業界による太陽光発電の利用拡大への取り組みも考慮しながら検討する。
我が国産業による海外に対する太陽光発電システム供給を考える。
国内に限らず世界に対して太陽光発電システムを供給できる姿を示す。
具体的な目標、取り組みの枠組みを示す。
具体的な技術開発や課題への取り組みを、ロードマップ(PV2030)の達成状況と課題を参照して検討する。

国の導入施策と「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」の関係
国の長期エネルギー需給見通しなどにおける導入目標は、行政としてさまざまな情勢を勘案し、エネルギー政策上の必要性と実現可能な部分を見通して設定される長期の行政目標です。一方、この「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」は、太陽光発電の発展のための筋道、方策と努力の方向を検討するために想定した将来の道筋を示し、技術開発などへの取り組みの方向性や課題等を広範囲に把握するために、挑戦的な視点で設定しています。したがって、この「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」は、技術的に可能性のある選択肢を幅広く提供する基礎情報の一つであり、将来的な政策立案や見直しに対する指標となるものです。

「PV2030+概要版」は記者説明会ページよりダウンロードしてください。
ロードマップ本体は追って公表する予定です。 "

関連記事
太陽電池の発電コスト下げ、25年に7分の1 NEDO行程表-----NIKKEI NET,2009/6/8

コメント続き

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イベント 6/19、7/14、8/31、9/2、10/2 循環ワーカー養成講座 水・食・エネルギー

-----イベント案内より-----要事前申込

" 環境問題と循環型社会に関する基礎的な知識と新しい視点を提供します!
主催:特定非営利活動法人 循環型社会研究会(略称:循環研)
協賛:(株)サティスファクトリーインターナショナル、(株)創英、(株)ノルド社会環境研究所 
    (その他、大募集中!)
後援:環境省(予定)、中央区
循環ワーカー養成講座は、環境問題と循環型社会に関する基礎的な知識と新しい視点を提供する年5回の連続講座です。
本年は「水・食・エネルギー」と題して、我々の生活に欠かせない環境資源をめぐる動向やその保全確保策などについて研究者・実践者にお話をうかがいます。
月に1回程度、アフター5の開催なので、無理なく受講できます。
少人数の講座なので、講師、受講生の交流による人脈の拡大と知恵の循環が図られます。
受講料10,000円には循環研の会費(年間6,000円)も含まれます。会員になると、5回の本講座のほかの循環研セミナーやフィールドワークなどにも会員割引料金で参加できます。
全5回のうち4回以上の参加者には、修了証と記録集を差し上げます。
【講座内容】
講座タイトル 講師 日程
1水・食・エネルギーをめぐる資源争奪戦争 柴田 明夫 氏
(丸紅経済研究所所長) 6/19(金)
2地産地消太陽光発電の大量普及は何をもたらすか 都筑(つづく) 建 氏
(太陽光発電所ネットワーク) 7/14(火)
3農業問題の本質―言霊の跋扈がもたらした混乱 神門(ごうど) 善久 氏
(明治学院大学経済学部 教授) 8/31(月)
4日本の水制度の課題―水循環基本法制定へ 松井 三郎 氏
(京都大学 名誉教授) 9/2(水)
5都市と農村の交流から生まれる未来 曽根原 久司 氏
(NPO法人 えがお・つなげて 代表理事) 10/2(金)

※講師の都合等により、講座内容、日程が一部変更になる場合がございますのでご了承ください。
連続5回の講座(1回2時間程度。講義90分、質疑応答・意見交換30分)
対象:環境問題に関心をもつ一般市民、学生、企業・団体の環境担当者など
受講料:全5回10,000円(循環研会費1年分6,000円込み)
各回とも個別講座を単独で受講される場合は、非会員2千円/回 循環研会員1千円/回となります。
学生の方(但し、30歳未満)は、半額料金になりますので、当日証明できるものをご持参ください。
定員:30名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
開催時間:各回とも18:30~20:30(開場は18:00からです)
開催場所:ノルドスペース セミナールーム(東京都中央区京橋1-9-10 フォレストタワー8F)[地図]
JR東京駅、地下鉄京橋駅・宝町駅・日本橋駅から、いずれも徒歩10~15分程度。
循環ワーカー養成講座の受講を申し込む
【講師のプロフィール】
.......... "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

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日立、新エネルギー事業売り上げ2000億円めざし、風力、太陽光、スマートグリッドなどへ新展開

日立が、太陽光発電や話題のスマートグリッドなどのエネルギーマネージメントに、保有するさまざまな技術と販売のノウハウを屈指して、新エネルギーに関する事業本部をたちあげると発表しました。以前もっていた両面太陽電池の技術を他社に売却しているので、今回はどんな取り組みになるのか注目されます。
 パナソニック、TOSHIBA、そして日立、、、、新エネルギーの分野への新たな展開が続いています。世界の再生可能エネルギーへの投資は、経済危機下でも一定の水準をキープし、来年には再び増加に転じると見られているだけに、次代のエネルギー産業にとって、重要な市場としての位置を拡大していきそうです。

プレスリリース / 日立、2009年5月28日
新エネルギー事業の推進について

関連
日立 エネルギー分野 / 2000kW風力発電システム

富士重工業 2000kW風力発電システム

日立産機システム / 太陽光発電システム

日立、新エネルギー事業売り上げ2000億円へ 関連部署を結集、太陽光に参入-----FujiSankei Business i.,2009/5/29

風力や太陽光発電の売上高、15年度に2000億円 日立が目標 / クリッピング NIKKEI NET-----自然エネルギー、2009/05/29

Swanbank_power_station_b2_2
-----image : [Swanbank B Power Stationのデーターを使ったイラストです。(s_w)]

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イベント 6/24 新エネルギー財団 新エネルギー人材育成セミナー

-----イベント案内より-----(要事前申込)

" 第4回新エネルギー世界展示会(RE2009)における新エネルギー人材育成セミナーの実施について
新エネルギー財団では、第4回新エネルギー世界展示会(RE2009)において、新エネルギーに関する政策や技術の最新動向を解説する「新エネルギー人材育成セミナー」を、下記の日程にて開催します
 本セミナーは、新エネルギー政策の最近の動向や近年注目されているグリーンエネルギー利用について、わが国におけるグリーン電力証書利用の現状や課題、燃料電池の最新技術開発状況等および洋上風力発電の特色等について詳しく紹介します。
 本セミナーは、新エネルギーに興味をお持ちの方に必ずやお役に立つと確信いたしますので、ふるってご参加ください。

1. 日 時: 平成21年6月24日(水)13:00 - 16:40
2. 会 場: 幕張メッセ会議棟(小会議室303 )
3. 募集人員: 100名
4. 参加費: 3000円
5. セミナープログラム 新エネルギー人材育成セミナー
時間帯 テーマ(仮題) 講師(予定)
13:00 - 13:05  開会挨拶 ―(財)新エネルギー財団
13:05 - 13:35  新エネルギー政策の最近の動向について ― 経済産業省資源エネルギー庁 省エネ・新エネ部 新エネルギー対策課 新エネルギー等電気利用推進室 課長補佐 眼目 佳秀 氏
13:35 - 14:35  グリーンエネルギー利用の現状について ―グリーンエネルギー認証センターグループマネージャー 小笠原 潤一
14:35 - 15:35  燃料電池の最近の技術展開について ―東京工業大学大学院総合理工学研究科 教授 山崎 陽太郎 氏
15:35 - 16:35  我が国における洋上風力発電への取り組み ―(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 新エネルギー技術開発部 風力発電グループ 主任研究員心得 伊藤 正治 氏
16:35 - 16:40  閉会挨拶 ―(財)新エネルギー財団 注)今後、テーマおよび講師については変更になる場合があります。
6. セミナー受付方法
本セミナーの受付は、下記URLより行います。下記URLにアクセスし、ご登録をお願いします。
https://www.expo-form.com/fm/form_493.html

【参考】第4回新エネルギー世界展示会
http://www.renewableenergy.jp/top.html
.......... "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

参考エントリー
イベント 6/24-26 「第4回新エネルギー世界展示会」 RENEWABLE ENERGY 2009 TOKYO FAIR-----ソフトエネルギー、2009/05/15

新エネルギー財団が、風力発電に関するQ&A集を公開しました-----自然エネルギー、2009/02/04

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米国議会で包括的なクリーンエネルギー法案が可決。あわせて中期目標も明記

 米議会で、オバマ大統領の就任以来クリーンエネルギーの分野で続けられてきたブッシュ政権からの脱却のための政策が議会の承認を経て、さらに具体的に動きだしそうです。
 それは、再生可能エネルギーとスマートグリッドへの取り組み。運輸と産業部門のエネルギー消費の抑制。2005年を基準年に2020年に17%の温暖化効果ガスの削減目標が書かれている内容でした。2005年基準年ということは、1990年基準年とした場合とはだいぶ低い目標となっていますが、オバマ政権となっても現状を考えるとこのあたりが限界ということなのでしょう。

プレスリリース / U.S. COMMITTEE ON ENERGY AND COMMERCE,May 21, 2009
Energy and Commerce Committee Passes Comprehensive Clean Energy Legislation

" .....
The American Clean Energy and Security Act will create millions of new clean energy jobs, save consumers hundreds of billions of dollars in energy costs, enhance America's energy independence, and cut global warming pollution. To meet these goals, the legislation has four titles:

・A clean energy title that promotes renewable sources of energy, carbon capture and sequestration technologies, clean electric vehicles, and the smart grid and electricity transmission.

・An energy efficiency title that increases energy efficiency across all sectors of the economy, including buildings, appliances, transportation, and industry.

・A global warming title that places limits on emissions of heat-trapping pollutants. This legislation would cut global warming pollution by 17% compared to 2005 levels in 2020, by 42% in 2030, and by 83% in 2050. These are science-based targets and within the range agreed to by USCAP.

・A title that protects U.S. consumers and industry and promotes green jobs during the transition to a clean energy economy
.......... "

関連
President Obama on the 100th Day of the Recovery Act in Nevada

(whitehouse,2009年05月28日)

米国議会 新クリーンエネルギー法案をエネルギー・商業委員会で可決-----EIC海外ニュース、2009.05.21

コメント続き
 GMの破綻が決定的になり国有化、再編、整理を経て数ヶ月でこの巨大な企業をどう変えていくのか? オバマ政権もふんばりどころを迎えます。(t_t)

参考

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アラブ首長国連邦、アブダビのマスダールシティの10MW太陽光発電所が発電開始

 中東アラブ首長国連邦の首都アブダビで、脱石油を可能な限り実現しようという町作り、エコシティを作るマスダール・プロジェクトに利用される太陽光発電所の一部、といっても10MWがいよいよ発電を開始、系統連系を開始したということです。
 作られた電力は、年末にオープンする再生可能エネルギーなどを研究するMasdar Institute of Science and Technologyで消費される電力をすべて賄う計画だということです。新しい町、それも世界初のカーボンニュートラルな町を作る計画がどんどん進んでいるという感じなのでしょうか? 現地は。世界的な景気の悪化で計画にも影響があったというような報道もあります。
 公開されているたくさんのデザイン、世界中から優秀な人材を獲得し進めようとする国家プロジェクトとしてのエコシティ。具体化されるにつれ、ますます注目を集めそうです。

Masdar_institute_of_science_and_tec
-----image : Masdar Institute of Science and Technology : campusより

プレスリリース / Enviromena Power System,1 June 2009
Enviromena successfully connects 10MW Solar Power Plant to Abu Dhabi Grid
Dynamicimageaspx
-----image : 同リリースより

" ENVIROMENA-DESIGNED MASDAR 10MW SOLAR POWER PLANT CONNECTS TO ABU DHABI POWER GRID

Largest grid connected solar power plant in the Middle East connected to Abu Dhabi Municipal Grid
Abu Dhabi based solar integrator Enviromena Power System (“Enviromena”) announced the completion of the Masdar 10MW Solar Power Plant, the largest grid connected solar system in the Middle East and North Africa. Under the patronage of His Highness Sheikh Mohamed bin Zayed al Nahyan, Crown Prince of Abu Dhabi and Deputy Supreme Commander of the UAE Armed Forces, the solar photovoltaic plant was inaugurated yesterday at Masdar City by His Highness Sheikh Diab bin Zayed Al Nahyan, Chairman of Abu Dhabi Water and Electricity Authority (ADWEA).
.......... "

関連
Abu Dhabi Future Energy Company (Masdar)

Masdar City Fly-Through

(MasdarFutureEnergy,2009年03月04日)

Masdar's Dh185m solar plant connected to grid-----Business24-7.ae,June 01, 2009
" Masdar City's Dh185 million solar power plant was yesterday connected to Abu Dhabi's electricity grid. "

中東最大の太陽光発電所、電力供給開始へ UAEアブダビ-----NIKKEI NET,2009/6/1

" .....総額約2兆円を投じるマスダールシティーでは、5万人が暮らしながら電力はすべて自然エネルギーで....構想..... "

コメント続き

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通信誌 / 「地球号の危機ニュースレター」(5月号)347号

Img347
-----市民エネルギー研究所の記事 2009-04-30より----imageも

" 地球号の危機ニュースレター』No.347(2009年5月号)<発行・大竹財団/編集・市民エネルギー研究所>を発行しました。
目次
資料・本紹介
・ シリコンバレーからグリーンバレーへ
・廃棄物をバイオ燃料へ

アニマルウェルフェア畜産を考える その1 
濃厚飼料の多給で追い詰められる乳牛たち 滝川 康治

「カンボジア 開発の光と影を考える」
――戦後復興16年目のカンボジアは今―― 阿木 幸男

経産省の新たな「日本型」太陽光発電買取制度はヨーロッパとは違ったごまかしだ
 太陽光発電など分散型システムの 大規模導入への新たな妨害( 2) 大東  断

世界の太陽光発電の拡大を見る 井田 均  "

関連
経産省の新たな「日本型」太陽光発電買取制度はヨーロッパとは違ったごまかしだ
太陽光発電など分散型システムの大規模導入への新たな妨害
-----市民エネルギー研究所、「地球号の危機ニュースレター」No.346(2009年4月)掲載より

定価 200円(送料90円)
年間購読料 2,000円(送料込)
発行元 財団法人 大竹財団

詳細、お問い合わせは、
市民エネルギー研究所の記事 2009-04-30をご覧ください。

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スコットランドの大規模風力発電所建設計画が動きだす

 イギリス、スコットランドで大規模な風力所建設計計画が動きだしています。イギリスの風力エネルギーの賦存量の四分の一があるとされる、スコットランドがヨーロッパにおける洋上風車の大きなサイトとなりそうです。
 第一段階の計画として、グラスゴー近郊に合計322MW、140基の風力発電所を建設中で、年内稼動を目指し、さらに今回認可を受けた合計130MW、さらに夏にも認可を求めて申請予定の140MWをも加えることで、合計600MWの巨大なウィンドファームが完成しそうな勢いです。

Giant Scottish wind farm from the air

(BBC News,20 May 2009)

プレスリリース / Scottish Power,20 May 2009
Switch-On At Europe痴 Largest Onshore Windfarm Powering 180,000 Homes, As Planning Consent Is Granted To Power A Further 70,000

" 」300 million windfarm will power 180,000 homes
Further extensions could create up to 300 green collar jobs and bring installed capacity up to 600 MW
Iberdrola Renovables, the world痴 leading wind power developer with nearly 9,700 MW of installed capacity, considers Scotland and the UK core markets in its current and future growth plans
Scottish Power痴 Chairman Ignacio Gal疣 was joined today by Scotland痴 First Minister Alex Salmond MSP to celebrate the completion of ScottishPower Renewables Whitelee Windfarm, Europe痴 largest onshore wind power project.

The initial 140 turbines situated across the 55 km2 site will be capable of producing up to 322MW of electricity enough to power over 180,000 homes and the equivalent of displacing 500,000 tonnes of CO2 a year. A proposal to extend this by another 130 MW has today been approved by the Scottish Government, thus powering an additional 70,000 homes. In addition, the company is also carrying out scoping work on a potential second extension, which could add a further 140MW. It is anticipated that an official planning application will be submitted for this later in the summer. This would mean a total capacity of near 600 MW.

In its position 370 metres above sea level, 15km to Glasgow, there are over 500,000 people living within a 30km radius of Whitelee. This is one of the first major windfarms to be constructed close to large population centres, and an ever increasing supply of renewable energy has been fed directly into these areas since the site first started exporting power in January 2008.
.......... "

関連
ScottishPower Renewables / Wind Energy

" Renewable Energy Generation Capacity in Scotland (MW) 29 May 2009
Hydro 1383.21
Wind 1418.14
Energy from waste 99.68
Biomass Electricity 79.09
Biomass Heat 29.41
Wave 0.5
Tidal 0
Total 3010.03 "

Scotland takes Euro lead in renewable energy-----Scottish Government,20/05/2009

" ..........
Scottish Government targets are to meet 50 per cent of electricity demand from renewables by 2020, and an interim target of 31 per cent by 2011. "

関連記事
Switch-On at Europe's Largest Onshore Windfarm Powering 180,000 Homes-----Cloud Conputing Jornal,May. 20, 2009

Massive wind farm gets approval-----BBC News,27 April 2006

Campbeltown wind turbine factory

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小水力発電ニュース、サイトオープン! 全国小水力利用推進協議会の小水力情報ポータル

 全国小水力利用推進協議会の小水力情報ポータル、小水力発電ニュースが開始されました。小水力発電ニュースでは、水力発電に関する内外の話題、データーベース、情報の蓄積、発信をこのサイトを通じて行うということです。

小水力発電ニュース
Jwatersite
-----image : 同サイトより

関連
小水力発電ニュースクリッピング blog

小水力発電ニュースソース / 収集情報リスト

 小水力とは、10MW以下の小さな規模の水力発電施設のことを言うようです。小水力発電ニュースでは、さらにこの規模よりも小さな、ミニ、マイクロ、マイクロマイクロ発電といった小規模なものも含めて情報を発信するということです。小社も参加する自然エネルギー事業協同組合REXTAも会員で、関係がある団体の活動として、さまざまな協力、情報交換をさせていただこうと考えております。このサイトでも、新たに「小水力」というカテゴリーを作って、情報を集めてみたいと思います。

 一説によると全国に万の単位で存在する小水力発電所の建設が可能な地域があり、2020年にわが国で導入されるべき全電力の20-30%の再生可能エネルギーの量の数パーセントを賄う実力があるとされています。数パーセントでは、わずかな量と感じられるかもしれませんが、小水力は馬鹿にはできません。なによりも技術、予算、経験において他の太陽光、太陽熱、風力、地熱、バイオマスをしのぐ歴史と経験の蓄積があるからです。そして、最近の大規模なダムの建設を伴わない小水力は、地方の自治、自立といった文脈の中でも、小規模分散型のエネルギー源として熱い期待が寄せられています。(t_t)

参考
Wikipedia : マイクロ水力発電

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