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Global Green Challenge 豪ソーラーカーレースに参加の東海大のチームにシャープが太陽電池を提供

 これまでソーラーカーのレースと知られていたオーストラリアのWorld Solar Challengeは、今年度からハイブリッドカーや電気自動車部門も加え大々的に拡大してエコカーのレースとして開催されることになりました。ワールド・ソーラーチャレンジの名は残されるようですが、総称としてGlobal Green Challengeとなったこのレースに、南アのソーラーカーレースで優勝した東海大学チームが、シャープから提供された最新の太陽電池を搭載して挑みます。

プレスリリース / シャープ、2009年6月24日
世界最大級のソーラーカーレースに出場する東海大学チームに太陽電池を提供
090624a
-----image : 同リリースより

" シャープは、「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門に出場する東海大学チーム※1に太陽電池を提供いたします。なお、ドライバーには、1997年のパリ・ダカール・ラリーで、日本人として初めて総合優勝を成し遂げた篠塚建次郎氏も起用される予定です。

「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門は、太陽光のみを動力源としてオーストラリアの広大な大陸の縦断に挑戦する、世界最大級のソーラーカーレースです。このレースでは、世界各国の大学などが企業の支援を受けて開発したソーラーカーを用いて、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3,000kmの走行タイムを競います。

当社が提供するのは、セル変換効率30%、出力1.8kWの化合物太陽電池です。現在、化合物太陽電池は主に人工衛星に使用されています。当社は、1967年に高い変換効率と信頼性が求められる宇宙用太陽電池の開発に着手し※2、現在では、日本で唯一宇宙航空研究開発機構(JAXA)の認定メーカーに選ばれています。
 当社は、東海大学チームが開発するソーラーカー「Tokai Challenger」にこの高性能太陽電池を提供し、過酷な環境のもとでソーラーカーの性能を、最大限まで高めてまいります。
<グローバル・グリーン・チャレンジの概要>
目的:ソーラーカーや電気自動車などを開発・走行させることにより、環境に優しい乗り物の在り方を考える。
開催日程:2009年10月25日(日)~31日(土)
場所:オーストラリア ダーウィン~アデレード間 約3,000km
主催:South Australian Motor Sport Board(南オーストラリア州政府の付置機関)
URL:http://www.globalgreenchallenge.com.au/
※1 チーム名は東海大学チャレンジセンターチーム。ソーラーカーの高効率走行の研究に取り組む木村英樹教授(工学部電気電子工学科)が指導する、学生を中心とした計19名のプロジェクトチーム。

※2 宇宙用太陽電池の開発は、1967年に単結晶シリコン太陽電池でスタートしたが、その後、さらなる高効率化のために宇宙用化合物太陽電池を開発した。
090624a_1
-----image : 同リリースより "

関連
ライトパワープロジェクトのHP / オーストラリア縦断3000kmの大レース 「Global Green Challenge」 に参戦します!

東海大学 木村研究室

Global Green Challenge

2009 World Solar Challenge / the 2009 media releases and newsletters

World Solar Challenge Blog

コメント続き

 最近のソーラーカーレースのスピードは、平均90km/hを越えるとても早いスピードレースです。軽量な車体にめいっぱい太陽電池を搭載し、赤いオーストラリアの大地を走る姿は勇壮なものです。東海大チームほか、日本勢の健闘を期待しましょう。また、ハイブリッドカーや電気自動車の走りも見られるようなので、楽しみが増えそうです。(t_t)

参考動画
Nuna5 - onthulling

(nuonsolarteam,2009年06月25日)

NSIT SOLAR CAR TEAM

(tigerhills0,2009年06月19日)

関連エントリー
South African Solar Challenge 2008に東海大のソーラーチームが参戦。ドライバーには、OBの篠塚建次郎さんも参加し南ア4175キロ走破に挑む-----ソフトエネルギー、2008/09/29

南ア初のソーラーカーレース、代替エネルギーの啓発目指す-----GreenPost -Heuristic Life -,2008/10/5

追加情報
パナソニック、MITソーラーチームにリチウムイオン蓄電池を提供-----自然エネルギー、2009/08/03



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