プリウスの屋根の太陽電池は京セラ製。そして次世代には、、、ソーラーカーの夢も!?
4月の車の販売台数では、ホンダのインサイトがトップになるなど、不審が伝えられる新車販売の中で好調のハイブリッド車。第三世代のトヨタ、プリウスも加わり、明かるい材料になっています。そして、新型プリウスのオプションには、京セラの太陽電池が使われたソーラーベンチレーションシステムがあるということです。
プレスリリース / 京セラ、2009年05月19日
・トヨタ“プリウス”の新型車に京セラ製太陽電池を供給
-----image(左 : ”新型プリウスに搭載されている太陽電池”、右 : ”太陽電池を搭載した新型プリウス”) : 同リリースより
" 世界の代表的なエコカーに、太陽電池の新たな機能を提供
京セラ株式会社(社長:久芳 徹夫、以下京セラ)は、トヨタ自動車株式会社(以下トヨタ)が5月18日に発売したハイブリッドカー“新型プリウス”のオプションシステムである「ソーラーベンチレーションシステム」に、太陽電池モジュールを供給していくこととなりましたのでお知らせいたします。
同システムは、日中の駐車時に、車体ルーフの太陽電池が発電する電力によってファンを駆動させて車内の換気を行い、気温の高い季節でも車内温度の上昇を抑えるというものです。
このたび当社は、車載部品として充分に耐えうる太陽電池の品質を確保するために、耐熱・耐振動・耐衝撃などの項目で厳しい条件を設定した評価試験を実施し、今回の“新型プリウス”に求められる基準を満たしました。この太陽電池モジュールの製造に際しては、専用ラインを設けて専属の生産技術担当者を配置し、徹底した管理体制の下で製造を行っています。
このたび、世界的に評価されている代表的なエコカーであるプリウスに当社製の太陽電池を供給することで、同車オーナーに、太陽電池の新たな機能をご提供できるものと考えています。
■新型プリウス搭載の太陽電池仕様
出力 平均56W(太陽電池モジュール)
変換効率 16.5%(太陽電池セル)
..... "
関連記事
・トヨタ:プリウス、太陽光を動力源に…2~3年後めど-----毎日jp,2009年5月21日
・新型プリウス、登場! 価格も低く抑えて、機能満載って感じですね-----しなやかな技術研究会、2009/05/19
コメント続き
上のしな研の記事に続き、ここでもとりあげた理由は、2、3年後を目処にプリウスに太陽光で発電した電力を走行モーターの動力源とする機能を追加搭載することも検討しているという話が伝えられたからです。すべての屋根に太陽電池をのせても、現在の変換効率では、せいぜい150Wpの太陽電池しかのらない。1日平均350Wh程度の発電量というところでしょう。それでもなお太陽電池を搭載することを考えているあたりが、徹底的な環境性能の追及を行っていくという姿勢が感じられます。
そして、トヨタが薄膜ではなく京セラの結晶系を選んだことにもこだわりを感じます。まずは、信頼性ということでしょうか。(t_t)
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・第390回:チーフエンジニアに直撃!
「ソーラーパワープリウス」は、なぜ無理なのか?-----webCG,2009/7/2
http://www.webcg.net/WEBCG/essays/ozawa_koji/e0000021487.html
投稿: 追加情報 「ソーラーパワープリウス」は、なぜ無理なのか? | 2009/07/03 16:28