日本は世界第三位の地熱エネルギー大国。経産省、地熱発電促進で国立公園からの利用も提案?
経済産業省の地熱発電に関する研究会の資料(資料5 地熱発電の開発可能性)によると日本の地熱資源量は、世界第三位ということです。しかしながら、この内約80%強が国立公園の特別保護地区・特別地域内にあり、現在は開発できない。それを経済産業省が緩和処置を提案するかもしれないということです。
” 国名 活火山数(個) 地熱資源量 (MWe)
インドネシア150 27,791
アメリカ合衆国133 23,000
日本100 20,540
フィリピン53 6,000
メキシコ35 6,000
アイスランド33 5,800
ニュージーランド19 3,650
イタリア14 3,267 ”
しかし、利用のほうは、
アメリカ合衆国が3000MWeで将来的には、2025年に30000MWe
フィリッピンが2000MWeで将来的には、2013年に2435MWe
インドネシアが1000MWeで将来的には、2025年に9500MWe
メキシコが1000MWe弱、将来的には、2010年に1078MWe
イタリアガ続き、将来的には、2010年に882MWe
続いて日本は約500MWeの5位。
・経産省 地熱発電促進で提言 国立公園からの利用も着目-----FujiSankei Business i.,2009/5/15
" 経済産業省は14日、火山国・日本が豊富に持つ純国産のクリーンエネルギーである地熱発電の開発を促す提言をまとめた。 "
関連
・経済産業省 地熱発電に関する研究会(第1回)-配付資料
" 資料1 議事次第(PDF形式:3KB)
資料2 地熱発電に関する研究会委員名簿(案)(PDF形式:4KB)
資料3 地熱発電に関する研究会設置要綱(案)(PDF形式:3KB)
資料4 地熱発電に関する研究会について(PDF形式:4KB)
資料5 地熱発電の開発可能性(PDF形式:2,626KB)
-----image : 上記資料P.5(3)より
資料6 地熱開発促進調査の成果と課題
資料6 (1)(PDF形式:67KB)
資料6 (2)(PDF形式:16KB)
資料6 (3)(PDF形式:27KB)
資料7 地熱発電事業化の課題(山葵沢・秋ノ宮・安比の事例)
資料7 (1)(PDF形式:10KB)
資料7 (2)(PDF形式:7KB)
資料7 (3)(PDF形式:2,219KB) "
コメント
一説によると、地熱エネルギーの賦存量は、全消費エネルギーの50%程度になるとか、、、、。さらに2030年ころまでには、10%程度をまかなうことを提案している人もおられる。国立公園内での地熱、国民が納得できる形で実現してほしいと思います。
ところで国立公園の監督官庁である環境省でも再生可能エネルギーへの取り組みが必要との認識をしめしていますが、地熱に関しては、旧来からのデーター、地熱潜在量2,054万kWでベストシナリオ(③ドリームシナリオは
2050年に重力基盤深度以浅150℃以上の50%が開発可能とした場合の中間値を地熱発電分とし、ベストシナリオ
における温泉発電分相当を加算した場合。低炭素社会構築に向けた 再生可能エネルギー普及方策について (提言)平成21年2月10日より)でも190.3億kWhと記載されているのみでした。あまり熱心ではないようですね。(t_t)
参考
・環境省 : 低炭素社会構築に向けた 再生可能エネルギー普及方策について (提言)平成21年2月10日
・Googleの再生可能エネルギー、地熱への情熱度-----自然エネルギー、2009/05/15
・温泉発電 10年実用化へ 地熱技術開発が実証実験 / クリッピング FujiSankei Business i-----ソフトエネルギー、2007/11/27
・地熱発電の将来は?-----ソフトエネルギー、2007/08/31
-----Google GreenPostサイト横断検索 : 地熱-----
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
--- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----
| 固定リンク
« イベント 6/24-26 「第4回新エネルギー世界展示会」 RENEWABLE ENERGY 2009 TOKYO FAIR | トップページ | 台湾に100%太陽光発電のスポーツスタジアムが完成。高雄市ワールドゲームスタジアム »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント