三菱電機「海外独立形システム向け太陽電池モジュール」を新発売
三菱電機が海外の独立系太陽光発電市場用の多結晶太陽電池モジュールを新たに製造、アジアやアフリカなどの未電化地域向けの売り込みを行うということです。
プレスリリース / 三菱電機、2009年4月8日
・三菱電機「海外独立形システム向け太陽電池モジュール」新発売のお知らせ
-----image : 同リリースより
" 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、米国の内陸部や新興国の遠隔地等、発電所や送電線などのインフラが不十分な地域で需要拡大が見込まれる独立形太陽光発電システムに適した「海外独立形システム向け太陽電池モジュール」の新製品4機種を4月10日から発売します。製品名 海外独立形システム向け太陽電池モジュール
価格 条件などにより個別見積もり
発売日 4月10日
形名 セルタイプ 公称最大出力 セル枚数
PV-EE130MF5F 多結晶シリコン 130W 36枚(9×4)
PV-EE125MF5F 多結晶シリコン 125W 36枚(9×4)
PV-EE120MF5F 多結晶シリコン 120W 36枚(9×4)
PV-EE115MF5F 多結晶シリコン 115W 36枚(9×4)発売の狙い
太陽光発電システム市場は、地球温暖化防止に向けた二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みなど環境保全意識の高まりを背景に、世界的に急拡大しています。特に米国では、景気対策法による再生可能エネルギー分野の優遇策(グリーン・ニューディール政策)や、太陽光発電システムへの助成制度拡充により、需要拡大の気運が高まっています。当社では、米国の市場規模が2012年までに年間1GW(ギガワット)を超え、その内2割程度が内陸部の街路灯、信号機、スプリンクラー等に電力を供給する独立形システム※1用途になると予測しています。
また、アジアやアフリカなどでは、発電所や送電線などのインフラが不十分な地域の電力需要に対応するため、独立形システムの導入が進められています。
当社はこのたび、これら独立形システム向けに115Wから130Wの太陽電池モジュールの新製品を発売します。従来品よりも米国内陸部や新興国の遠隔地等の設置環境に適した仕様で、地域、用途ごとに異なる幅広い要求に応えます。
※1: 太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせ、電力会社の系統と連系せずに電力供給する太陽光発電システム
.....
今後の展開
当社は太陽電池モジュールの生産体制を2011年度までに年間600MW(メガワット)へ拡大する計画です。
...... "
コメント続き
日本にも独立系太陽光発電への需要はあるのだが、最大出力追尾型のコントローラーの登場で、連系用のモジュールも独立系に転用可能となったことで、電圧条件さえ満たせばどの太陽電池でも使えるようになった。とはいえ、小さくとも日本にも独立系太陽電池の市場は存在します。海外だけでなく、日本でも販売してほしいと思います。(t_t)
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・Morningstar Introduces the SunSaver MPPT(TM) Controller / プレスリリース Morningstar(薄膜太陽電池にも対応した最大出力追尾型の充電コントローラー登場)-----ソフトエネルギー、2008/04/01
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