自然環境と再生可能エネルギーの開発。わたしたちはどこを守り、どこを開発するのか?
アメリカの天然資源防衛協議会(NRDC : Natural Resources Defense Council)が、アメリカが風力発電などの開発を行える土地と野生生物の生息環境など守らなければならない地域をGoogle Earthのレイヤーを利用して表示する「CLEAN ENERGY IN THE WESTERN U.S.」(kmlファイル)の提供を行っています。グリーン・ニューディールで新しい送電網の整備や風力発電などの再生可能エネルギーの開発などが行える可能性のある土地の情報の提供とも取れるので、注目される地図となっています。
・NRDC WILDLANDS : Clean Energy and Conservation(ENERGY)
Google Earth用のKMLファイルは、下からもダウンロードできます。
Google Earth : Earth Outreach KML: Protected Areas and Energy Development
-----image : Google Earthキャプチャー画像。[Protected Areas and Energy Developmentレイヤーを読み込んで]
開いたGoogle Earthの画像の地点に表示されたアイコンをクリックすると関連のたとえば、Audubon : MONTANA IMPORTANT BIRD AREASのようなリンクが開く仕組みになっています。NRDCは、石油や石炭の採掘による環境破壊にも早くから取り組み、地域の環境保全にも取り組んでいます。その活動の上に、再生可能エネルギーのクリーンな利用の可能性を高める情報の提示などに積極的に取り組むことになっているようです。
参考動画
NRDC: Wind Power - A Global Warming Solution
(NRDCflix,2007年07月31日)
Voices of the West
(NRDCflix,2007年10月30日)
・YouTube : Robert Redford on Saving the Arctic Refuge-----NRDCflix,2006年08月22日 + Robert Redford, Choosing a Different Future
(NRDCflix,2009年03月31日)
コメント続き
日本は、アメリカより狭く環境保全と再生可能エネルギーの開発を考えると日本独自のむずかしさといったものもあるに違いありません。バードストライクに関してセンシティブな人が増えていますが、日本が中東などの石油に依存し、その石油の採掘と輸送により多くの鳥の成育環境が甚大なダメージを受けてきたことには無頓着な人が多いことには矛盾を感じます。とはいえ、再生可能エネルギーの開発には慎重にも慎重を期し、石油や原子力のように未来の禍根をふやさない工夫が必要です。それでこそグリーン、クリーンなエネルギーといえるのですから。
日本の同様の地図を探してみたのですが、ないようですね。そうした情報をご存知の方がいらしたら、是非教えてください。(t_t)
追加情報
・環境省、東北を中心に自然エネルギーの候補地の野生生物の生息状況などを調べたデータベースを5年で整備-----自然エネルギー、2012/02/27
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