« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

京セラ、アメリカの鉄道施設向け太陽光発電システムをラインナップ

 京セラが、アメリカの鉄道施設向けのバッテリーありの独立系の太陽光発電システムの提供をはじめるということです。未電化地域も多数かかえるアメリカならではのシステムと考えることもできますが、逆に世界にはまだまだ未電化の地域が広大な面積を占めていることを考えれば、こうした独立系のシステムが汎用といえる状況があります。

プレスリリース / KYOCERA,March 24, 2009
KYOCERA and TESSCO Announce Partnership to Launch and Distribute Standard Railroad Solar Power Systems

" Kyocera Solar, Inc. is pleased to announce that TESSCO Technologies Incorporated has become its official distribution partner for a new line of standard solar power systems targeted to the railroad market. Kyocera’s standard railroad solar power systems, RR 24/7, have undergone recent design enhancements providing even higher quality, ease of installation, and product performance longevity.

With over 20 years of railroad product design and installation experience, Kyocera Solar, Inc. developed the RR 24/7 product line to meet the unique demands of the railroad industry. These upgraded systems come as part of Kyocera’s market initiative, “Sunlight to Service,” to provide quality off-grid solutions for the industrial market. Kyocera’s solar panels and all components of the RR 24/7 product line are UL certified, backed by warranty, and specifically designed and engineered to ensure the quality and performance of the product. "

KYOCERA and TESSCO Announce Partnership to Launch and Distribute Standard Railroad Solar Power Systems-----TESSCO,03/24/09
Kyocerarailwaypv
-----image : TESSCO社商品資料”Railroad Solar Power Systems Kyocera's RR24/7 (Solar Power for Railroad...Made Simple)”より

コメント続き

続きを読む "京セラ、アメリカの鉄道施設向け太陽光発電システムをラインナップ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国土交通省、港湾政策における再生可能エネルギー利用や省エネの促進を含めた答申内容を発表

 国土交通省は、気候変動への対応策として、適応策と緩和策を組み合わせた総合的な対策を進めることが不可欠とし、港湾施設における、交通利用に関する整備の他、防災と施設の効率的な利用や船舶、流通における総合的なエネルギー効率の向上と、有効利用を盛り込んだ答申を発表しました。中には、再生可能エネルギーの利用なども盛り込まれ、老朽化、そして、未利用や土地の有効利用も含めた国の国民の財産と予算を李湯した効率的な施策への運用が期待されます。

プレスリリース / 国土交通省、平成21年3月25日
「地球温暖化に起因する気候変動に対する港湾政策のあり方」答申について(報告)
Kokudokoutuusyoup9
-----image(”「地球温暖化に起因する気候変動に対する港湾政策のあり方」答申参考資料”) : 添資料p.9緩和策に関する具体的な施策より

" 国土交通省では平成19年11月22日に交通政策審議会(会長:御手洗冨士夫 (社)日本経済団体連合会会長)に対し「地球温暖化に起因する気候変動に対する港湾政策のあり方」について諮問を行い、港湾分科会(分科会長:黒田勝彦 神戸市立工業高等専門学校校長)に設置された防災・保全部会(部会長:黒田勝彦 神戸市立工業高等専門学校校長)において、審議が行われてまいりました。
 本日、「地球温暖化に起因する気候変動に対する港湾政策のあり方」について、交通政策審議会会長より国土交通大臣に対して答申がなされましたので、ご報告致します。
添付資料
「地球温暖化に起因する気候変動に対する港湾政策のあり方」答申(PDF ファイル)
答申のポイント(PDF ファイル)
参考資料(PDF ファイル)
委員名簿(PDF ファイル)
審議の経緯(PDF ファイル)
.......... "

コメント続き

続きを読む "国土交通省、港湾政策における再生可能エネルギー利用や省エネの促進を含めた答申内容を発表"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

日立がDIC鹿島工場でバイオマスと風力発電を活用したESCO事業を開始

 日立がDIC鹿島工場でバイオマスと風力発電を活用したESCO事業を4月1日から開始すると発表しました。ESCO事業は、エネルギーに関する効率化と再生可能エネルギーなどを利用することで、エネルギーサービス企業側-この場合は日立、エネルギー利用側-この場合はDIC鹿島工場の双方に生まれるメリットを活用する事業の形態です。
 さらに、コストだけでなく、温暖化効果ガス削減というグリーンな価値も得ることができるので、今後ますます普及する方法と思われます。
 今回の事業では、木質バイオマスボイラーと2.3MWの風力発電機二基などを新設し温暖化効果ガスの削減にも寄与することができるということです。

プレスリリース / 日立、2009年3月25日
DIC鹿島工場で木質バイオマス*1発電と風力発電を活用したESCO*2事業を開始
0325b
-----image(”システム概要図 ”) : 同リリースより

" 年間3万トンのCO2排出を抑制

 株式会社日立製作所(執行役社長:古川一夫/以下、日立)は、このたび、世界最大手の印刷インキメーカーであるDIC株式会社(以下、DIC)鹿島工場(茨城県神栖市)における設備向けの電力として、木質チップ(木質バイオマス)を燃料とするボイラーと蒸気タービンを組み合わせた木質バイオマス発電設備と、国内最大級*3の風力発電設備によるESCO事業を開始します。今回のESCO事業により、DIC鹿島工場において、原油換算で年間約1万1千キロリットルのエネルギー削減、CO2で換算すると工場全体の年間排出量の約8割である年間3万トンの抑制を実現します。
DIC鹿島工場では、これまで木質バイオマスを燃料とするボイラーとガスタービンを使用して工場内の設備向けの電力の多くをまかなってきました。今回、開始するESCO事業では、既存の木質バイオマスボイラーに加えて、新規の木質バイオマスボイラーと蒸気タービンを組み合わせた発電設備を導入することで、ガスタービンの使用を停止し、余剰蒸気を新たなエネルギーとして有効活用することにしました。さらに、太平洋沿岸に位置する鹿島地区の気候をいかし、国内最大級の風力発電設備2基を導入することにより、一層の省エネルギー化を図ります。
木質バイオマス発電設備と風力発電設備によるESCO事業は、4月1日から開始する予定です。
..........
今回、日立がDIC鹿島工場向けのESCO事業で導入したシステムは以下の通りです。

木質バイオマス発電設備
発電用の木質バイオマスボイラーと蒸気タービンを導入し、木質バイオマスを燃料に電力を発生させます。また、余剰蒸気を電力に変換することにより、エネルギーの有効活用が可能です。

風力発電設備
太平洋沿岸に位置する鹿島地区の気候をいかし、風力発電を行います。今回設置する風力発電設備2基は、風車の直径71m、ハブ高*564mで発電量2,300キロワットの日本最大級の設備です。

*1 再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの
*2 Energy Service Companyの略
ESCO事業者である日立が資金調達および省エネルギー施策を実施し、お客さまはエネルギー削減効果額の一部をサービス料として日立に支払うことで、自己資金なしで省エネルギー施策の導入が可能になります。
*3 2009年3月1日現在、日立調べ
*4 2007年12月20日発表 : 日立製作所ニュースリリース「地球温暖化防止に向けた長期計画『環境ビジョン2025』を策定」
*5 地上から羽根中心までの高さ

導入設備
木質バイオマスボイラー : 30t/h×1基
抽気復水蒸気タービン : 4000kW×1基
補助ボイラー : 5.5t/h×6基、2t/h×1基
風力発電設備 : 2300kW×2基
.......... "

参考
エネルギー環境教育情報センター : エネルギー環境を学ぶ!体験する! 施設見学ガイド / DIC(株) 鹿島工場

コメント続き
 もう10年も前にESCO,ESCOと熱心に説いて回っていた友人がいます。Wikipediaによれば、
”サービスを提供する会社は、顧客に省エネシステム等を提供しランニングコストを下げるかわりに、軽減した電気代などの光熱費、水道料金から一定の割合(数年間にわたって50%といったもの)を受け取るビジネスモデルである。提供する会社が顧客の光熱費の削減に失敗した場合でも、顧客には一切負担がかからない。一見、地味なビジネスではあるが、年間億単位の光熱費を支払う大工場などで成功した場合には、収益は莫大な額となる。”-----ESCO事業

 とあり、莫大な額という点を強調しておきます。省エネ、再生可能エネルギー、エネルギーの総合的なマネージメントは大工場から一般家庭まで金銭、環境の両面で大きな価値をもっているのです。こうした事例が生まれ、成功することで、社会が確実に変わります。政治がじゃまをせずに、少し促進するだけで、時代が押してくれるのでスピードも増します。
 ESCO事業にも注目したいと思います。(t_t)

続きを読む "日立がDIC鹿島工場でバイオマスと風力発電を活用したESCO事業を開始"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一人あたり2000Wで暮らす生活 エイモリー・ロビンスさんのインタビュー”2000-watt society”

 WorldChangingに、”ソフトエネルギーパス”のエイモリー・ロビンスさんのインタビューが掲載されていました。エコロジカルフットプリントでは、地球上の持続可能な生活を営むために必要な人口一人当たりの土地の面積で表現します。また経済産業省が導入を検討しているカーボンフットプリントはCO2の排出量で表現しています。そして、このインタビューで紹介されているSwiss Federal Institute of Technology in Zurichが提案している「2000-watt society」プログラムでは、W(ワット)を採用し電気やエネルギーを考える上で単位的には非常にわかりやすいと思います。人口一人当たり2000Wのエネルギーでで暮らす生活について、既存の技術でも達成できるとする氏の話は、エネルギー消費と再生可能エネルギーを社会のありかたとして総合的に提案するもので、説得力があります。

Worldchanging Interview: Amory Lovins-----Worldchanging,MARCH 23, 2009

関連
RMI's Approach to Energy

Wikipedia : 2000-watt society

ETH Zurich Energy Science Center /
Energy Use / ASRELEO Final-Report

Davos Open Forum 2007 - Sustainable Energy Consumption

(WorldEconomicForum,2007年07月17日)*長いビデオクリップだが、関連情報は冒頭で語られています。

2000watts.org

societe2000watts.com

コメント続き
 2000-watt societyのアイディアでは、電力だけでなく家庭で利用するエネルギーをすべてを対象とし、

 2000[W]* 24[h]* 365[days] / 1000 = 17520 [kWh /year]

 17520 [kWh /year]をスタンダードな家庭として想定し、先進国は引き下げ、開発途上の国は引き上げることでより平等なエネルギーを指標とした暮らしを提言することのようです。
 ちなみに、日本の家庭で消費される電力、暖房、移動用のエネルギーの総和は、この値の2003年の値では、4,795Wで、年間にすると

続きを読む "一人あたり2000Wで暮らす生活 エイモリー・ロビンスさんのインタビュー”2000-watt society”"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東レ、世界最高レベルの変換効率5.5%の有機薄膜太陽電池を開発

 東レが独自の薄膜形成の技術を使った有機薄膜太陽電池を開発、変換効率5.5%を達成し、同時に寿命や劣化の問題の解決に向けた技術のあしがかりを得たようです。今後は、2015年の実用化を目指し、さらなる変換効率の向上に取り組むということです。

プレスリリース / 東レ、2009年3月23日
有機薄膜太陽電池で世界最高レベルの変換効率5.5%を実現
Nr090323a
-----image : 同リリースより

" 高分子科学と有機合成化学の融合により高性能ドナー材料を創出
東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:榊原 定征、以下「東レ」)は、このたび、当社のコア技術である高分子科学と有機合成化学の融合により、有機薄膜太陽電池1)のキーマテリアルであるポリマー系ドナー材料を新たに開発し、有機薄膜太陽電池として世界最高レベル※の変換効率(光を電気に変える効率)5.5%の実現に成功しました。有機薄膜太陽電池の発電層は、光が当たると電子を放出するドナー材料と、放出された電子を受け取って電極(陰極)まで運ぶアクセプター材料の2種類の材料で構成されますが、今回の成果は、独自の分子設計による新規ドナー材料の開発により達成したものです。
 今後、2015年頃の実用化に向けて、一層の材料性能向上を目指します。
※学会で発表された公開データに基づく。これまでの有機薄膜太陽電池の変換効率の世界最高値は5.15%とされる。
..........
1.材料開発の着眼点
 ......この骨格は酸化に対して安定な分子構造であるため、本材料は大気中での長期間保存においても高い性能を維持することが可能です。
..........
2.新規ポリマー系ドナー材料の開発
 .....これに対して東レは、バルクヘテロ構造に適した置換基をポリマー系ドナー材料の側鎖に巧みに組み込んだポリマー分子設計(図1)により、理想的なバルクヘテロ構造を形成させ、JscとVocを両立することに成功しました。これにより、本材料を用いて作製した有機薄膜太陽電池において、変換効率5.5%と、有機薄膜太陽電池では世界最高レベルとなる性能を達成しました(図3)。

Nr090323b
-----image : 同リリースより
..........."

コメント続き

続きを読む "東レ、世界最高レベルの変換効率5.5%の有機薄膜太陽電池を開発"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

東京都4月1日より住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業の受付を開始

 東京都環境局は、太陽光発電システムと太陽熱温水器(ソーラーシステム)補助制度「住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業」を平成21年4月1日から平成23年3月31日まで実施し、太陽エネルギーの利用促進を図ることになり、3月19日に専用のホームページをたちあげ、同制度の周知、そして手続きの案内を開始しました。

住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業の専用ページ / News
プレスリリース / 東京都環境局、2009.03.17
/ 住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業のリーフレット(東京都環境局)を作成しました。

" 東京都環境局において、住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業のリーフレットを作成しました。以下のページからダウンロードしてご利用ください。
都の補助制度における交付規程等のページへ "

Tokyosolarflyer
-----image : 住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業のリーフレット(東京都環境局作成)表紙

関連
東京都環境局 太陽エネルギー利用拡大連携プロジェクト

クール・ネット東京

東京都地球温暖化防止活動推進センター・ブログ

コメント続き
 都の事業内容によると

" 補助金の交付条件として、補助事業者は、補助金の交付を受けた太陽エネルギー利用機器が生み出す環境価値のうち、設置した住宅において使用された電力量又は熱量に相当する10年分の環境価値を公社に譲渡します。公社は、その一部をグリーンエネルギー証書として発行することで再生可能エネルギーの利用拡大を進めます。
..........
事業概要
1.事業期間
平成21年度及び平成22年度
2.主な補助対象要件
都内の住宅に新規に設置されたもの(戸建・集合、個人・法人等を含む)
3.補助対象システム及び補助単価
区分 対象システム 補助単価
太陽光 太陽光発電システム 100,000円/kW
太陽熱 太陽熱温水器 9,000円/m2
ソーラーシステム グリーン熱証書の発行ができないもの 16,500円/m2
グリーン熱証書の発行ができるもの 33,000円/m2
4.補助額の上限
.......... "

 対象となる太陽光発電システムには、総発電電力量計を設置し、計測データをもって発電量を把握し、環境価値を都に譲渡することで上記の補助が受けられるということです。この制度のユニークなところは、譲渡された10年分の発電、環境価値がグリーン証書(グリーン電力、グリーン熱)化されるということです。グリーン電力証書は、太陽光等の再生可能エネルギーによって発電された電力そのものの価値に加えて地球温暖化及びエネルギーの枯渇の防止に貢献する価値を証書化し、市場で取引可能にしたものということです。
 企業等で、再生可能エネルギー発電施設を持たなくても、グリーン電力証書を購入することにより、電力会社の電力を利用しつつも、グリーン電力を利用したこととみなすことができ、グリーン電力証書の発行に伴う収益が再生可能エネルギーの供給サイドに流れることで、再生可能エネルギー発電設備の継続的な運転及び再生可能エネルギーの利用拡大につなげていくことができるということです。

 今回の補助などにより東京都では、今後、3~4年の間に太陽エネルギー100万kW到達を目標にしているということです。(t_t)

参考
東京都環境局 太陽エネルギー利用拡大連携プロジェクト : 都の取組の経緯

続きを読む "東京都4月1日より住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業の受付を開始"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

トッパン・フォームズ、発電する”紙”有機薄膜型発電フィルムの開発を発表。米Konarka Technologies社の技術を採用

トッパン・フォームズがあのKonarka Technologies社と共同で2010年までに有機薄膜型発電フィルムの開発を行うことを発表しました。この室内で発電できる”紙・新しい書類”には、発電することでオーディオペーパー、認証用発電機能付きIDや記憶媒体、そしてあらゆる文具に発電能力を組み込むことが可能になるということです。

プレスリリース / トッパン・フォームズ、2009/03/16
室内光発電フィルムの実用化を決定 (PDF : 23kb)

" 情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社は、米国Konarka T
echnologies,Inc.(以下、KTI)と共同で、プリンテッド・エレク
トロニクス技術を活用した有機薄膜型発電フィルム(太陽電池の一種)の製品化を進め
てきました。室内光といった弱い光も有効利用できる発電フィルムの実用化によって、
薄くて軽い発電フィルムを低コストで供給する体制を、2010 年までに実現いたします。
..........
当社が取り組む有機薄膜型発電フィルムの実用化により、これまで光量不足で使用が
適さなかった室内用品(照明カバー、デスクマットなど)、重さや厚みの関係で利用で
きなかったポータブル製品(手帳、洋服、うちわなど)にまで、発電フィルム活用の場
を広げることができます。紙製品、オフィス用品、インテリア、布製品、など、より広
範囲なエネルギーの有効活用を促進します。
【 特長 】
① 室内光でもエネルギーを有効活用
晴天時はもちろん、曇天時や室内のような「弱い光」でも効率的に電力を取り出す
ことが可能。
② 薄くて軽いため、フレキシブルな取り扱いが可能
厚みは約400μm、軽さは約500g/㎡。柔軟性も高いため、従来難しかった
ひざかけ、巻取り式充電器といったポータブルな製品にも展開可能となります。
③ 印刷・加工技術を応用する事により、安価対応が可能
シリコン系太陽電池に用いられる製造設備に比べ、印刷塗工機を使用することで
設備費用を大幅に削減。安価に太陽電池を製造可能です。
【 今後の製品化予定 】
2010 年度の実用化を目指します。
当社製品への展開例:
オーディオペーパー、ワンタイムパスワード(OTP)カードへの組み込み
その他の実用化例:
① インテリア・家具:ブラインド、カーテン、照明器具、壁掛け
② オフィス用品:パーティション、ホワイトボード、デスクマット、バインダー
③ 商業施設向け:電子棚札、店頭ポスター、ショーケース
④ 布製品:衣服、帽子、ひざ掛け、風呂敷
⑤ ポータブル製品:手帳、ブックカバー、巻き取り式充電器、折りたたみ式充電器
【 Konarka Technologies(コナルカテクノロジーズ)社の概要 】
2001 年設立。本社は米国マサチューセッツ州ローウェル。共同設立者の一人に、ノー
ベル化学賞を受賞したアラン・ヒーガー博士が名を連ねる。有機薄膜型太陽電池では、
世界最高レベルの「変換効率6.5%」を達成。
以 上 "

関連
Konarka Technologies / INDOOR & REMOTE SENSING

" Power PlasticR’s low light performance enables a range of indoor wireless applications. By capturing artificial light and converting it back to electricity, Konarka’s technology can power sensors, smart tags, smart cards, and electronic shelf labels.

Sensors
Wireless occupancy and motion sensors for energy management and building security.

Smart tags
Active radio frequency identification (RFID) tags allow real time communication between packages and inventory tracking systems, reducing human labor requirements.

Smart cards
Used to identify people or to store financial or personal information. With a Power Plastic surface, smart cards could be held under a light to bring up, for example,the remaining balance on a gift card.

Electronic shelf labels
In grocery stores or big box retailers, Power Plastic integrated into a flexible display and data interface would allow real-time remote display and pricing changes. "

参考エントリー
-----Google GreenPostサイト横断検索 : Konarka-----

コメント続き

続きを読む "トッパン・フォームズ、発電する”紙”有機薄膜型発電フィルムの開発を発表。米Konarka Technologies社の技術を採用"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

年間発電量1000億kWhを太陽光発電所でまかなうにはどれだけの面積が必要か?

 モジュールの変換効率15%の太陽電池で、年間発電量1000億kWhを発電するためにどれだけの面積が必要か? 
 ちょっと計算してみます。

 1000億[kWh/year] = 1000 * 100000000 [kWh/year]
上の値を365日で割ります。さらに2.5で割るとおおよその設備容量がでます。太陽電池の設備容量[kWp]と1日の発電量[kWh]とは、日本の場合平均2.1 - 2.9倍となります。

 109589041[kWp]という設備容量を得ます。

 モジュールの変換効率が15%ということは、1平方メートルの太陽電池の出力が150Wp、この1000000倍の1平方キロメートルの場合は、150000[kWp]と考えることができます。
 109589041[kWp] / 150000[kWp/km2] = 730.6 [km2]
 平方根は、約27km。

 つまり、年間発電量1000億kWhを太陽光発電所でまかなうにはどれだけの面積が必要か? の答えは、
 730[km2]でおおよそ一辺が27kmの正方形の土地があればいいという計算になります。設備全体では、保守用のスペースを考えて、30[km]の正方形。面積にして900平方キロメートル程度にもなりますか?

 さて、この900平方キロメートル、約1億kWp強の太陽電池で、日本の電力需要の10%程度をまかなうことができると言ったらどう思いますか?
 地図に一辺が30kmの正方形を書いてみましょう。
30km30kmpvarray30km30kmpvarrayl
-----image : Google Earthキャプチャー画像。四角は一辺が30kmの正方形。

 日本の消費電力量の10%をまかなうシステム。大きすぎますか? 地震国が原子力に将来のエネルギーを求めるということよりは、現実的な選択だと考えています。自治体の数で割ると、各地に分散する太陽光発電所の大きさは小さくなります。各家庭の屋根や施設の未利用なスペースに分散できるのも太陽光発電のメリットです。小さなシステムの集積でいいのですから。
 さらに、日本の領土には膨大な面積の海洋が含まれています。未利用なスペースの確保に可能性を開きます。水力、風力、地熱、バイオマス、海洋エネルギーなども使えます。全体で2020年に国の電力の20%程度を再生可能エネルギーでまかなうことをいまこそ力強く選択すべきではないかと考えています。日本の風土を信じ、知恵を活用することで、非資源国日本は大きくその姿を変えることは間違いありません。(t_t)

参考
資源エネルギー庁 「長期エネルギー需給見通し」のとりまとめ(平成20年5月21日版)

Powering the Future / クリッピング Newsweek-----ソフトエネルギー、2008/03/18

追加情報
環境省「温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョン」で2050年に太陽光発電140倍などを構想-----ソフトエネルギー、2009/08/17

太陽光発電の規模を、2020年までに今より20倍に-麻生首相の新エネ拡大策とは?-----ソフトエネルギー、2009/04/14

続きを読む "年間発電量1000億kWhを太陽光発電所でまかなうにはどれだけの面積が必要か?"

| | コメント (17) | トラックバック (0)

イベント4/5 GEINシンポジウム やるぞ!日本! Yes100円!私たちの手で自然エネルギーを大きく育てよう

-----イベント案内より-----(要事前申込)
19_2
-----image : 上記案内より

" GEINシンポジウム:やるぞ!日本! Yes100円!私たちの手で自然エネルギーを大きく育てよう
 昨年6月「福田ビジョン」が発表され「低炭素社会実現」にむけ大きく舵がきられました。その中で、自然エネルギー推進の重要性がうたわれ、「ビジョン」実現の主役は国民であるとされました。今回のシンポジウムでは、この「ビジョン」実現に向け、主役である私たちのすることは何かを考えていきたいと思います。どうぞふるってご参加下さい。

【日時】2009年4月5日(日)13:30 - 16:00 (開場12:30)
【会場】日本青年館 大ホール(東京都新宿区霞ヶ丘町7番1号)
http://www.nippon-seinenkan.or.jp/dai-hall/access.html
JR中央・総武線各駅停車「信濃町」駅より徒歩9分
JR中央・総武線各駅停車「千駄ヶ谷」駅より徒歩9分
地下鉄銀座線「外苑前」駅3番出口より徒歩7分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」駅A2出口より徒歩7分
※公共交通機関をご利用下さい。

【プログラム】
①開会
②自然エネルギー政策を推進する「やるぞ!日本!」キャンペーンについて
③クロストーク 「Yes100円!私たちの手で、自然エネルギーを大きく育てよう」
 出演:岡田武史(サッカー日本代表監督)×北原照久(ブリキのおもちゃ博物館 館長)
    ×湯川れい子(音楽評論家・作詞家)×小田全宏(GEIN代表)
④亀渕友香 & VOJA +東京女声合唱団スペシャルコンサート
 <亀渕友香&VOJA(The Voices of Japan)>
 日本のゴスペル・シンガーの第一人者、亀渕友香と1993年に結成されたゴスペル・ミュージックを中心とするコーラス・グループ。「音楽を愛し、音楽を通じて人間性、社会性を高める」を基本コンセプトに、全国各地でのコンサート、各種イベント、テレビ出演、
学校での芸術鑑賞会など幅広い活動を展開。現在80名が所属している。
<東京女声合唱団>
2002年に発足した湯川れい子が団長を務める女声合唱団。年齢関係なく、働く女性85名が在籍している。スペシャルオリンピックスチャリティクリスマスディナーショウ、WFP国連貢献シンポジウム「アフリカの飢餓を考える大会」、国連50周年オープニングイベントなどに参加。多方面にわたり活動している。

【参加費】無料
【定員】1000名(定員になり次第、締切とさせていただきます)
【主催】地球環境イニシアティブ(GEIN)
【申込方法】.....フォームからお申込下さい。.....
【主催】地球環境イニシアティブ(GEIN)
【後援】経済産業省
【お問合わせ】 地球環境イニシアティブ(GEIN)事務局  "

関連

続きを読む "イベント4/5 GEINシンポジウム やるぞ!日本! Yes100円!私たちの手で自然エネルギーを大きく育てよう"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年、デンマークはエネルギーの17%を再生可能エネルギーでまかなった!

 EUは、全体で2020年にエネルギー需要の20%を再生可能エネルギーでまかなう目標を決め、各国がその目標をクリヤーすべく動いています。そんな中でも、COP15が開催されるデンマークでは、2005年に電力需要のそして2007年にはエネルギー需要の20%を再生可能エネルギーでまかなう体制を実現しています。年末のCOP15(国連気候変動枠組条約第15回締約国会議)の開催国として注目を集める同国のエネルギー政策は、さらにEUの目標を上回る2020年に30%という高い目標を掲げることでさらにいい材料として存在感を高めていきそうです。

17 percent renewable energy - and on the way up
-----COP15 Copenhagen News

" The proportion of renewable energy in Denmark is to be increased to 20 percent in 2011. In 2020 the proportion is expected to be 30 percent. "

Denmarkcopenhagen
-----image : Google Earthキャプチャー画像。[NSIDC : Sea ice, snowの海氷のレイヤーを読みこんで]

関連
Danish Energy Agency : Data for wind turbines

コメント続き
 デンマークの人口は、600万人弱で北海油田にもめぐまれ日本の見本にはならないという意見もありますが、EU全体ではさまざまな状況や条件のもとで2020年に20%再生可能エネルギーという目標を立てているわけです。単に条件が違いのではなく、国、国々、そして市民が異なるということです。

お墓に太陽電池を! Spain、Santa Coloma de Gramenet町、太陽光発電利用計画推進中 + Roadmap 20% by 2020-----ソフトエネルギー、2008/11/28

 現時点では、各国の状況はまだスタート台です。しかし、今年、数年、2015年と時間が経過するにしたがい、国づくりの大きな差となって現れてくることは間違いのない選択がそこにあります。(t_t)

関連情報おまとめサイト
デンマークの自然エネルギー-----ソフトエネルギー、2010/06/24公開。順次情報更新中!

参考エントリー

続きを読む "2007年、デンマークはエネルギーの17%を再生可能エネルギーでまかなった!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スペイン製の太陽光発電用トラッカーAPOLO 112が、日本市場に見参!

 2月25~27日の3日間、東京ビッグサイトで行われたPV EXPOで、スペイン製の最大11.2 kWp(面積にして80平方メートル)までの太陽電池を搭載可能な太陽光発電用トラッカーAPOLO 112が紹介されたと報道されていました。

まるでひまわり!? 太陽の動きに合わせて太陽光パネルの向きを変化――APOLO 112-----Business Media 誠、2009/2/28

 地上7.8mでこれだけ大きな太陽電池が自動的に太陽の方向を追尾し、最大出力を追及するというシステムが駆動したら壮観でしょうね。同社の製品のページより、日本語の紹介文付きの資料がダウンロードできました。

Apolosolar : APOLO 112

" New APOLO 112 Double-Axis Solar TrackerPower: 9.6 kWp to 11.2 kWp
Maximum grille area: 80m2
Tracker ? panel height: 7.800 mm
Vertical rotation angle: 252o
Horizontal rotation angle: 60o (Maximum 70o)
Guarantee: 10 years (structure) 2 years (drive systems). "

Apollotracker
-----image : Data Sheet Solar Tracker System(pdf)より

コメント続き
 ソーラートラッカーメーカーと言えば、Wattsun社が小さなものでは有名だなんて薀蓄を言おうと思ったら、大規模な太陽光発電所も最近はてがけているようです。

WATTSUN / WATTSUN TRACKERS: COMMERCIAL PROJECTS GALLERY

 日本でもメーカーの施設で海外のトラッカーを見たことがあって、そのとき担当者の方がトラッキングシステムの敵は風ということをおっしゃっていたので、日本で使うなら風に強く、対応したシステムでないといけないのだろうと思います。晴れていても、風が強い日には発電できないといったトラブルは困ります。

 あと、大規模なものといえばスペインのMecasolar社が電子制御のハイテクトラッカーを世界展開しているようです。下のビデオクリップをみると、レーダーのような動きをしています。規模は、APOLO 112と同じ12kWpクラスを扱っていました。この大きさがスペインでは都合がいいのでしょうか?(t_t)

Mecasolar / MODELS OF TRACKERS AND PRODU

参考動画
Wattsun Solar Trackers

(nibblesbits,2008年02月15日)

MECASOLAR Hig-TechSolar Trackers: Gallery

続きを読む "スペイン製の太陽光発電用トラッカーAPOLO 112が、日本市場に見参!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

富士電機システムズ、太陽光発電事業に本格参入

 富士電機システムズの太陽電池は、具体的には過去の展示会で拝見したのみで、使ったことも販売したこともありません。前からアモルファス太陽電池 FWAVEには興味をもっていたのに、資料送付の依頼すら出していませんでした、、、、

 そして、3月1日から太陽光発電事業に本格参入ということです。太陽電池はもちろん、コンディショナー(連系用インバーター)、二次電池までそろえた幅広いラインアップで、電力の需給がリアルタイムに制御できる同時同量制御による、スマートグリッドなどの分散型電源への展開も図るということです。

プレスリリース / 富士電機システムズ、2009年3月12日
太陽光発電システム事業拡大の体制強化について
090312012
-----image(”参考 : スマートグリッド”) : 同リリース(出典:European Commission 「European SmartGrids technology Platform」 EUR22040を元に一部修正)より

" 富士電機システムズ株式会社(代表取締役社長:社長白倉三德)は、太陽光発電システム事業の拡大に向けて体制強化を図るため、太陽電池セルの生産からエンジニアリングまでを一貫して対応する太陽光発電事業プロジェクト本部を3月1日付けで新設しました。当社はこれまで太陽電池セルの開発・生産・供給を主体に取組んでいましたが、関係する社内リソースを集結し太陽光発電システム事業における事業戦略・マーケティング機能を強化することが狙いです。
..........
3.製品開発強化
(1) 太陽電池セルの開発
 現在のa-Si薄膜系太陽電池の変換効率を高める研究開発にも力を注ぎ、現在の変換効率8%を2年後に10%超へ高めていきます。
(2) 周辺機器の開発
 インバータや無停電電源装置で培った技術と信頼性をもとに高効率パワーコンディショナの開発を完了しました。
今後は、新規パワー半導体による新トポロジーパワーコンディショナと共に次世代素子(SiC)の適用により低容量機種の開発も進めてまいります。(2009年度開発)
また、システム技術としては風力発電プラントにて実証したキャパシタと電池によるハイブリッド電力安定化技術や高速ITネットワークによるリアルタイム同時同量制御、電力系統ロス最小化制御など次世代系統技術を展開してまいります。
これらは、RPS法により急激な導入が期待される北米や自然エネルギー先進国の欧州、更には中国など、フレキシブルで軽量なFWAVEと共にグローバルな市場展開を図ります。

090312011
-----image(”参考 : 大容量パワーコンディショナ 600KWモデル外観”) : 同リリースより
.......... "

コメント続き

続きを読む "富士電機システムズ、太陽光発電事業に本格参入"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

通信誌 / 「地球号の危機ニュースレター」(2月号)344号

Img344
-----市民エネルギー研究所の記事  2009-01-30より----imageも

" 地球号の危機ニュースレター』No.344(2009年2月号)<発行・大竹財団/編集・市民エネルギー研究所>を発行しました。
目次
資料・本紹介
シベリアは核の廃棄物処理場にはならない!

〈メール通信 iho-netより〉
・パレスチナに寄せて
・パレスチナ爆撃に関して
 
イタリア政府、退役軍人への「劣化ウラン被害一括補償」を閣議決定――補償総額3000万ユーロ(約40億円)
 
CO2の排出権取引は金融のまやかしである Ulrich Jochinsen(ウルリッヒ ヨヒムセン)

CO2削減量を評価するにあたって 中川 修治

エジプトの新エネルギー(1)太陽熱発電とザファラーナ大規模風力 井田 均 "

関連
経産省の新たな「日本型」太陽光発電買取制度はヨーロッパとは違ったごまかしだ 太陽光発電など分散型システムの大規模導入への新たな妨害-----市民エネルギー研究所、」No.346(2009年4月)掲載より

定価 200円(送料90円)
年間購読料 2,000円(送料込)
発行元 財団法人 大竹財団

詳細、お問い合わせは、
市民エネルギー研究所の記事  2009-01-30をご覧ください。

続きを読む "通信誌 / 「地球号の危機ニュースレター」(2月号)344号"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シリコン・ジェネシスがmono c-Si PVフォイルでウェーハ厚みの最小記録20umを達成。そのセル切り出しのためのカーフフリー技術も極まれり!

 以前のリリースは、2008年11月で、そのときには150um(μm,マイクロメートル、以下um)だった。実験室では、Silicon Genesis社のリリースを見ると50umに目処をつけていた。それから数ヶ月、今回はなんと20umというから驚きです。同社曰く、"PV foil"。太陽電池の”箔”に単結晶太陽電池がなる可能性が開かれたようです。

プレスリリース / Silicon Genesis,3/4/09
Silicon Genesis Bridges the Gap with 20um “Kerf-free” PV Foil-----日本語(Businesswire版)
20umsicell
-----image : 上記リリースより

" SiGen sets a new wafer thickness record with 20um mono c-Si PV foil
Silicon Genesis, a leader in process and technology for engineered substrates announced today that it has produced the first ever 20um thickness solar-cell foils. The 125 mm square monocrystalline silicon (mono c-Si) foils were found to be robust and highly flexible. Neither a thin-film nor a wafer, the new form-factor was named a “foil” to better describe its unique physical characteristics as a thin, flexible yet free-standing material. This achievement represents an important milestone in the development of SiGen’s PolyMax. kerf-free wafering technology.
The 20um solar-cell foil combines the advantages of the low poly utilization of thin-film PV with the high efficiency potential of mono c-Si PV.
.......... "

関連エントリー
太陽電池は薄くなる! Silicon Genesis社の125mm角150um厚セルの登場-----ソフトエネルギー、2008/11/12

コメント続き
 ところで、薄膜といわれる太陽電池の厚さは、2um程度です。これまでうす膜は、結晶系の100分の一程度の厚さと表現されてきたものが、十分の一になったということです。結晶系は信頼性が高いので、薄くなることで材料費が下がることで、かつては次世代に駆逐されると思われていたものが、生き残ることにつながりそうです。

 ここまで薄くなると写真のように柔軟性がでてきるのですね。結晶系の太陽電池セルのイメージを大きく変える研究かもしれません。(t_t)

続きを読む "シリコン・ジェネシスがmono c-Si PVフォイルでウェーハ厚みの最小記録20umを達成。そのセル切り出しのためのカーフフリー技術も極まれり!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シャープ、日本の屋根、小さな屋根にも多くの太陽電池を載せることができるルーフィット設計対応住宅用太陽光発電システムを発売

 国や自治体から次々と補助金が発表されています。新築はともかく、既築の場合、屋根が小さかったり構造上の配慮から3kWp以上のシステムが載せることができなかった住宅でも、さまざまなサイズ、形状の太陽電池と強度を向上させることにより軒の上まで載せることが可能になる工夫をした太陽光発電システムをシャープが発売するということです。
 太陽電池のシステムに合わせて、より小さな直流入力電圧に対応したパワーコンディショナーも発売するということです。なかなか、行き届いた配慮、製品です。

プレスリリース / シャープ、2009年3月3日
ルーフィット設計対応国内向け住宅用太陽光発電システムを発売
090303a2_8
-----image : 同リリース(詳細ページより)

" 設置が難しかった小さな屋根から複雑な形状の屋根まで対応可能、ニーズ(設置容量・経済性・デザイン性)に合わせた最適設計を実現
シャープは、様々な屋根の形状や面積に合わせて効率よく太陽電池を設置できる新しい設計方式を採用した「ルーフィット設計対応住宅用太陽光発電システム」を東京都から発売開始します。
 このシステムにより、従来は設置が難しかった小さな屋根や、複雑な形状の屋根へ太陽光発電システムを設置することができます。さらに、ルーフィット設計の導入により設計バリエーションが拡がるため、設置容量・経済性・デザイン性といったそれぞれのお客様のニーズにきめ細かく対応することが可能です。
..........
あわせて、標準電圧入力回路に加え、低電圧入力回路を装備することにより、狭いスペースでも最少3枚からモジュールを設置して効率良く電力を取り出せるダブルレンジ・パワーコンディショナーを全国一斉に発売します。
 当社は、ルーフィット設計対応商品群の展開により、都会の狭小屋根から郊外の大きな屋根まで、様々な住宅への太陽光発電システムの導入拡大を図ってまいります。
..........
パワーコンディショナー仕様
.....
定格入力電圧 DC250V
入力動作電圧範囲 標準回路 DC80~350V 低電圧回路 DC40~175V
最大入力電圧 標準回路 DC380V 低電圧回路 DC190V
.......... "

続きを読む "シャープ、日本の屋根、小さな屋根にも多くの太陽電池を載せることができるルーフィット設計対応住宅用太陽光発電システムを発売"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

太陽熱発電の米eSolarが、インドに1ギガワットの発電所建設で印ACME社と独占的ライセンス契約を締結

 Googleが選んだeSolar社をめぐって大きな進展があり、話題になっています。(関連エントリー参照)
 インドは、潜在的に太陽エネルギー利用の先進地となりうるという指摘が以前からされていました、今回はインドにおける巨大太陽熱発電プラントの建設をめぐって、eSolarがACMEと独占的ライセンス契約を締結したということです。eSolarの太陽熱発電プラントは、かねてから評価が高かったです。今回、インドのACME社が当初100MW、将来的には10年をかけて1GW(1,000 MW)の太陽熱発電所建設計画に取り掛かるという巨大なプロジェクトに利用されることが現実化的になってきました。この計画により、赤道下の国にとってのエネルギーソリューションの大掛かりな試金石となるプロジェクトとして、さらに話題をさらいそうです。

プレスリリース / eSolar,March 3, 2009
Esolarsite
-----image : キャプチャー画像、eSolarサイト。
インドに1ギガワットの太陽熱発電所を建設するため、eSolarがACMEと独占的ライセンス契約を締結(日本語 BisinessWire版)

"CMEは3000万ドルを投じて、eSolar社から国際市場における独占的ライセンスを取得
米カリフォルニア州パサデナ発--(ビジネスワイヤ)--モジュール式で拡張性のある太陽熱発電所の建設企業であるeSolar社は、本日、今後10年間に、最大1000MW(メガワット)の太陽熱発電所を建設するため、インドのエネルギー、環境および通信インフラ・ソリューション分野の大手であるACMEグループと独占的ライセンス契約を結んだと発表しました。eSolar社はACMEを、同社のモジュール式拡張技術のマスターライセンシーとして任命し、同グループがインドでeSolar社を代表して独自にユーティリティ電力用の太陽熱プロジェクトを開発したり、eSolar社の技術を駆使して他企業と協力してインドに太陽熱発電所を建設したりする独占権を与えました。この契約により、両社の資源を組み合わせて、技術開発や構成部品製造に始まり、発電所の建設および運営まで、プロジェクトを完全に遂行することが可能となります。さらに、ACMEはeSolar社に3000万ドルの株式投資を行う予定です。

eSolar社のCEO(最高経営責任者)であるブル・グロス氏は、「eSolarは化石燃料に匹敵する初の太陽エネルギーを生産しました。ACMEによる3000万ドルの投資は、当社の技術に対する信頼を示すものです。私たちは、世界中でできるだけ早く事業を展開させていけるように、ACMEのような優れたパートナーと協力することに全力を投じていきます」と語りました。
.......... "

eSolar Signs Exclusive License with ACME to Construct 1 Gigawatt of Solar Power Plants in India

" ACME Invests $30M into eSolar For Exclusive to Key International Market

Pasadena, Calif. ? March 3, 2009 ? eSolar, a producer of modular, scalable solar thermal power plants, today announced an exclusive licensing agreement with the ACME Group, a leader in the field of energy, environmental and telecommunications infrastructure solutions in India, to build up to 1,000 MW of solar thermal power plants over the next 10 years. eSolar names ACME as a master licensee of its modular, scalable technology and grants the company the exclusive right to represent eSolar in India developing its own utility-scale solar thermal projects and working with other companies that want to build solar thermal power plants in India using eSolar technology. The agreement combines both companies' resources to enable complete project capabilities, ranging from technology development and component manufacturing to power plant construction and operation. Additionally, ACME will make a $30 million equity investment in eSolar.

”eSolar has produced the first solar energy that is competitive with fossil fuels,”said Bill Gross, CEO of eSolar. "ACME's $30 million commitment demonstrates their confidence in eSolar's technology. We are committed to working with the very best partners, such as ACME, to scale deployment as quickly as possible around the world.
.......... "


関連情報、記事
Acme / 4 March, 2009- eSolar Signs Exclusive License with ACME to Construct 1 Gigawatt of Solar Power Plants in India
/ 04 March, 2009- E-Solar gets $30 mn to help build solar plants in India

eSolar Uses Mirrors and Sun to Wish Founder Bill Gross a Happy Birthday

(eSolarteam,2009年02月05日)

eSolar on CNN

続きを読む "太陽熱発電の米eSolarが、インドに1ギガワットの発電所建設で印ACME社と独占的ライセンス契約を締結"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オーストラリアで太陽電池セルを印刷機で試し刷り!

 オーストラリアの紙幣は、紙ではなくポリプロピレンでできている。その紙幣を印刷する技術を利用しての太陽電池のためし刷りがこのほど行われた。技術的には肝心の太陽電池の製造技術が確立されるまでにはまだ時間がかかりそうだが、将来、耐久性とかコストの問題が有機太陽電池の分野で解決されれば、ものすごいスピードで太陽電池が印刷できるようになるかもしれない。

プレスリリース / Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation(CSIRO)、19 February 2009
Powering the future ? solar cells by the metre
Pof9
-----image(”World leading research aims to develop flexible, large area, cost-effective, reel-to-reel printable plastic solar cells.
Photo by: CSIRO”) : 同リリースより

" Trials commencing today promise a new era of solar cells that are printed like money.
World leading research from CSIRO’s Future Manufacturing Flagship as part of the Victorian Organic Solar Cell Consortium (VICOSC) aims to develop flexible, large area, cost-effective, reel-to-reel printable plastic solar cells.
Victorian Minister for Energy and Resources, Peter Batchelor, announced today the start of printing trials by Securency International, a banknote printing company.
“The production of these film-like solar cells will be literally as easy as printing money,” Mr Batchelor said.
“These solar cells are cutting edge technology and offer advantages over traditional solar technology because of the potential to mass produce the cells cheaply and install them over large areas such as rooftops.
“The technology used for these cells is still in its infancy, but this project aims to speed-up the development of this technology and take it from research to rooftops as quickly as possible.”
..........

Opvpress1_th
-----image(”Flexible organic solar cells on printing press”) : 同リリースより、Image credit -Tracey Nicholls, CSIRO "

関連、記事
CSIRO / Energy Transformed Flagship

太陽電池セルを印刷機で、豪で試験生産-----ナショナルジオグラフィック ニュース、February 25, 2009

コメント続き
 このほかにもまるで印刷のようにとか、実際にインクジェットプリンターの技術を応用して太陽電池を作れる、あるいは作ろうとする試みは枚挙にことかかかない。確かに、夢のような話だ。それが夢で終わらずに、是非実現してほしいと思っております。(t_t)

参考エントリー

続きを読む "オーストラリアで太陽電池セルを印刷機で試し刷り!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

京セラ 中国へ。60MW/yearから240MW/yearの太陽電池生産量増大を目指して

 世界的な経済危機の中でもまったく恐れを知らないのが、世界の太陽光発電業界です。自国がだめなら、有望なところへ、市場にかげりがでたら、それ以外の地域へと、太陽電池業界が旺盛に動いています。京セラが、天津に新工場を作り、現在60MW/年から、2011年以降に最終的な生産能力240MW/年を目指して確実に結晶系太陽電池の生産増強に動いています。

プレスリリース / 京セラ、2009年2月20日
京セラ(天津)太陽エネルギー有限公司新工場棟建設について
000937_2
-----image(”京セラ(天津)太陽エネルギー有限公司 新工場棟完成予想図”) : 同リリースより

" アジア市場向け太陽電池モジュールの生産体制拡充へ
京セラ株式会社(社長:川村 誠)は、中国・天津市にある太陽電池モジュールの生産拠点、京セラ(天津)太陽エネルギー有限公司において、生産能力を拡充するため、新工場棟を建設いたします。
このたびの新工場棟建設は、京セラが太陽電池セルの生産量を650MW(2011年度)へと増産していくことにあわせ、モジュール生産についても生産体制の拡充をおこなうものです。アジア市場向けを中心とした太陽電池モジュールの生産を行う同社の生産能力は、現在60MW/年ですが、2011年以降に最終的な生産能力240MW/年を目指し、設備を増強してまいります。
新工場棟は、本年4月に着工し、2010年春頃に竣工する予定です。完成後は、京セラ(天津)太陽エネルギー有限公司の現在の生産機能を順次新工場棟に移管し、最終的には全面移管する予定です。
なお、本年2月18日、新工場棟の着工式を実施しましたので併せてお知らせいたします
.......... "

関連記事
京セラが太陽電池戦略 生産体制の拡充に乗り出す-----MSN産経ニュース、2009.3.1

Kyocera to build new Chinese solar PV module plant, will quadruple capacity at site-----PV Tech.org,20 February 2009

コメント続き

続きを読む "京セラ 中国へ。60MW/yearから240MW/yearの太陽電池生産量増大を目指して"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドイツの再生可能エネルギーアカデミーが研修生を受け入れ、再生可能エネルギーの技術移転のためのプログラムを開始 tree -transfer renewable energy & efficiency -

 ドイツの再生可能エネルギーアカデミー(Renewables Academy)が再生可能エネルギーの技術移転のためのプログラムを開始、中国やアフリカの各国から研修生を招いて技術移転のためのプログラムを始めたということです。気候変動そのプログラムの名前は、tree -transfer renewable energy & efficiency - その名も再生可能エネルギーと省エネの技術移転プログラム。昨年に世界にむけて、募集をかけたところ多数の応募があり、今期14カ国200名を越える奨学生が太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、バイオマス、地熱、そして省エネ技術などの講義を受講しているということです。

プレスリリース / Renewables Academy,2008/12/08
Renewables Academy offers Transfer of German Know-How to Combat Climate Change

" Renewables Academy offers Transfer of German Know-How to Combat Climate Change
International decision makers and engineers from 14 countries are being invited to the RENAC Renewable Energy Training Center in Berlin
Berlin, 08.12.2008 - As part of the TREE scholarship program engineers and decision makers from a total of 14 countries in South America, Asia and Africa are being invited by the German Renewables Academy (RENAC) to seminars on renewable energy and energy efficiency technologies and climate protection. The objective of the TREE project is to disseminate knowledge with the aim of advancing global climate protection, in line with the agreements of the Kyoto Protocol process. The project was initiated by RENAC and is being supported by the German Federal Ministry for the Environment.
......... "

Federal Environment Ministry promotes capacity building for sustainable energy supply-----Federal Environment Ministry,19.02.2009

関連
Project TREE - Transfer Renewable Energy Efficiency / TREE picture gallery
Treerenewableenergytransferpr
-----image : 同サイト画像

関連記事
ドイツ 再生可能エネルギーや省エネに関する知識の移転を推進-----EICネット 海外ニュース、2009.02.19

コメント続き
 treeプログラムの画像集を見ると、内容や雰囲気が理解できます。日本では、海外の研修生を受け入れる政府の施設どころか、再生可能エネルギーや省エネ技術を計画立案、具体的な技術、マネージメントまで広範に教えてくれるような公共的な組織はありません。日本でやると、また天下り法人を作ってしまうので頭が痛いですが、本気でエネルギーの転換を考えるようになった場合には、日本でも技術者、施工者、経営者が足りません。知識を育て共有する場が必要だと思います。

続きを読む "ドイツの再生可能エネルギーアカデミーが研修生を受け入れ、再生可能エネルギーの技術移転のためのプログラムを開始 tree -transfer renewable energy & efficiency -"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

MITソーラーカー、三輪のEleanorは巡航速度88km/時の高速車。10月の2009 World Solar Challengeに出場予定

 MITのソーラーチームがこのほどお披露目したソーラーカー「エレノア」は、三輪で6平方メートルの太陽電池を搭載した巡航速度88km/時を実現した高速車ということです。この速度関連のデーターは、あの伝説のホンダのドリーム号に匹敵する性能をより小さな太陽光発電システムにより実現しています。
 今年の秋に開催される2009 World Solar Challenge(25-31 Oct.2009)に出場予定ということで、その走りが注目されます。

News / MIT News Office,February 25, 2009
Sleek new MIT solar car heads to the races
Solarcar1enlarged
-----image(”The new car, called "Eleanor," is taller than earlier versions and thus allows a much more comfortable upright seating position for the driver. With six square meters of monocrystalline silicon solar cells and improved electronic systems and design, the car can run all day on a sunny day at a steady cruising speed of 55 mph. Photo / Chris Pentacoff, MIT Solar Electric Vehicle Team”) : 同ニュースより

" MIT's Solar Electric Vehicle Team, the oldest such student team in the country, has just finished construction of its latest high-tech car and will be unveiling it to the public this Friday from 3 to 5 p.m. in Lobby 13.

The new car, called "Eleanor," is taller than earlier versions and thus allows a much more comfortable upright seating position for the driver, who was in an almost supine position in earlier models. But despite the 30 percent greater frontal area of the vehicle, the new car has exactly the same drag area -- a measure of its wind resistance -- as the team's older one, thanks to some very sophisticated aerodynamic design and wind-tunnel testing.

With six square meters of monocrystalline silicon solar cells and improved electronic systems and design, the car can run all day on a sunny day at a steady cruising speed of 55 mph. The car will be competing in October in the World Solar Challenge race across Australia, and in preparation for that the team plans to drive the car across the United States over the summer. About a dozen team members are expected to go to Australia for the race, although only four will drive the solar car in the competition.

.......... "

関連情報、記事
MIT solar electric vehicle team (sevt)
Mitsolarteam
-----image : 上記ホームページ

Energy@MIT----- YouTube mittechtv,2009年01月22日

最高時速145キロ、MITのソーラーカー-----Wired Vision,2009年3月 2日

参考
HONDA : World Solar Challenge 1996

コメント続き

続きを読む "MITソーラーカー、三輪のEleanorは巡航速度88km/時の高速車。10月の2009 World Solar Challengeに出場予定"

| | コメント (0) | トラックバック (2)

五島列島宇久島に、完成すれば日本一の規模となる合計設備容量100MWの風力発電所建設計画が進行中

 長崎県佐世保市の五島列島、宇久島に完成すれば、日本一の規模となる合計設備容量100MWの風力発電所建設計画が進行中ということです。計画通りに完成すれば、日本一の規模ということですが、注目の特長はそれだけではありません。佐世保まで直線距離でおおよそ60kmあまりの送電線を新たに敷設するという計画のようです。風が強い離島から、電力の消費地まで送電するという画期的な計画です。

 五島列島は知っていても、宇久島の名前は初めて聞きました。ではいってみましょう!

・Go! Google マップ : 宇久島
Saseboukushimakyori
-----image : Google Earthキャプチャー画像。

クリッピング / YOMIURI ONLINE,2009年2月28日
国内最大の風力発電所、長崎・宇久島に計画

" .....2012~13年の運転開始を目指す。..........約40メートルの羽根3枚を備えた出力2000キロ・ワットの風車50基を設置..... "

関連情報、記事
日本風力開発

佐世保・宇久に風力発電所計画 国内最大、2011年度供用開始目指す-----長崎新聞、2009/2/28

旧宇久町ホームページ(現在は、吸収合併により佐世保市宇久町となる)

発電所建設の日風開は反発、株価上昇にはもっと強い風が欲しい-----asahi.com,2009年2月27日

コメント続き
 日本風力開発が長崎県の五島列島に日本最大の風力発電所の建設計画を進めているということが報じられましたが、同社のサイトには、まだ確定していないとのリリースが掲載されていました。計画段階ということのようです。

 ということで、報道された内容で実施されるとしたらという話ですが、電力の消費地まで約60kmも海に新たに電線を敷設するという計画には、興味を覚えます。
 ちなみにこの地域の風況は、NEDO 局所風況マップによれば、地上高さ50m以上で7m/s以上の風速です。この計画がうまくいくと、電気の消費地から50km以内の場所が風力発電で利用できることになり、同様の条件の風況の地点を探すのはそれほどむずかしくありません。注目のプランとなりそうです。(t_t)

追加情報
・平成21年2月27日 日本風力開発は、
「本日一部新聞において、長崎県五島列島に風力発電所を建設する計画中であるとの報道がなされました。計画中であることは事実でありますが、投資額等計画の詳細については確定しておりません。
 今後、開示すべき事実が決定した場合は、速やかにお知らせいたします。」
 と発表し、その後進展はないようです。

 コメントに記載した記事のリンクは切れていますが、
風力発電:宇久島に計画 住民が反対陳情、有権者の7割超す署名添え /長崎-----毎日jp,2009/7/1
 という報道にあるように、低周波などへの懸念から大規模な住民の反対運動がありました。

続きを読む "五島列島宇久島に、完成すれば日本一の規模となる合計設備容量100MWの風力発電所建設計画が進行中"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »