直径5kmの洋上の人工の太陽熱発電島 Solar Island計画が進行中。UAEで実現か
洋上に太陽のエネルギーを利用した大規模な発電所を建設しようという計画は世界では、さまざまな規模や企画により複数あります。太陽電池を利用したものなどもありますが、今回ご紹介するのは直径5kmもの巨大な太陽熱発電所を建設しようというスイスのSwiss Center for Electronics and Microtechnology社の計画は、UAEに直径500mのプロトタイプの実験施設を建設、さまざまなテストを開始しようとしています。現実にデモプラントを実際に建設し、実証実験を開始している例はそれほど多くないので注目の計画だと思います。
計画通り進むなら、現実のソーラーアイランドは、2012年ころから現実の事業化を開始したいようです。洋上に巨大な構造物を建設し、太陽の熱で水蒸気を作り発電するということです。直径5kmのシステムで1GWの発電所が運用できるということです。また、陸上でも運用できる形で設計が進み、海上、陸上にかかわらず膜面構造体の上に太陽熱発電所を建設し、全体を太陽の光の向きにあわせて回転させることもできる構造となっているようです。
・Swiss Center for Electronics and Microtechnology(CSEM) / Solar Islands(TM) a CSEM Concept
Solar Islands (TM)
(hinderlingvolkart,2008年03月20日)
・Solar-Islands
-----image : 上記サイトキャプチャー画像
・Nolaris
-----image : 上記サイトキャプチャー画像
コメント続き
すでにデモプラントも動きはじめ、UAEでの建設にむけて現実味をおびてきたSolar Island計画。中東だけでなく、赤道近くの国々や洋上での計画実現の道が開かれていくのか興味のあるところです。日本では、日射量的に無理がありそうですが、日本の洋上での再生可能エネルギー、たとえば洋上風車、海洋得寝る儀(波力、海流など)の複合利用の道もありえます。さらに、防災という観点からも、常に地震という大きな脅威をもつ私たちのとって、海の上という場所は、新しいプラットフォームとして、国策としても考えていくべき地平だと思っています。引き続き、洋上での再生可能エネルギー、洋上プラットフォームの情報なども集めていきたいと考えています。(t_t)
参考エントリー
・Solar Islands (TM) / YouTubeから-----自然エネルギー、2008/11/30
追加情報
・Solar Island ソーラーアイランド、3っつの直径25mの発電する島、スイスで建設へ-----ソフトエネルギー、2013/02/13
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