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年末、年始の自然エネルギーの情報なら

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カネカ、太陽電池事業を増強、150MW体制へ。2015年1GWを目指す

 このところカネカ関連の情報が多数みられ、その動向が注目されていました。25日太陽光発電事業の増強を正式にアナウンス。さらに2015年に、1GW体制を作ることを視野においたということです。今後ますます競争が激化する太陽電池業界において、1GW体制は世界で生き残る上での試金石と言われる数字になりはじめていますので、独自のハイブリッド型太陽電池などをラインナップする同社の動きが注目されます。

プレスリリース / カネカ、2008/12/25
太陽電池事業。生産能力増強を正式決定(80MW増強し150MWへ)

" 2015年頃を目処に1GWへの増強を検討開始
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、2010(平成22)年夏稼働に向けて、変換効率12%のハイブリッド技術を使った薄膜系太陽電池の生産能力を80メガワット(以下MW)増強し、150MWとすることを正式に決定した。当社100%出資子会社であるカネカソーラーテック株式会社(本社:兵庫県豊岡市、社長:佐藤憲一、以下KST)に新設備を設置する。設備投資額は100億円強。

 KSTでは、薄膜系で世界最高水準の変換効率である、12%のハイブリッド技術を使った太陽電池セルの商業生産を本年4月より開始し、順次出荷している。今般、独自開発による設備費の大幅低減、独自の製膜技術による製造ラインの生産性大幅向上、さらに、使用部材のコストダウンや基板の大面積化など様々なプロセス革新を進め、製造コストについて、ワット当たり100円を早期に実現できる大幅なコストダウンの目処付けができた。今回決定した80MW増強は、その全量を変換効率12%ハイブリッド型とし、これを実証プラントとして更なる能力拡大を進める。
..........
・ 今回の増設によって、KSTの敷地を全面積使用することになり、この実証プラントで確立した技術で新たな生産拠点を求めていくことになる。生産拠点は、市場に近い立地が最有力であると考えており、市場動向を見極めつつ、海外を含め最適立地を検討する。先ず、欧州拠点の検討を開始する。規模単位としては、200MWが一つのサイズであると考えており、2015(平成27)年頃を目処に、生産能力を段階的に1ギガワット(GW)へ引き上げていくことを検討する。
.......... "

関連
カネカ太陽光創電システム

コメント
 日本の太陽電池(モジュール)メーカーといえば、シャープ、京セラ、三洋電機のビッグ3とそれに続く、MSK(サンテック)、三菱電機、カネカ、昭和シェル石油、三菱重工業、富士電機システムズ、ホンダソルテックまでがトップ10メーカーと言われます。シェアは、この順番どおりではないのですが、上位のシェアはこの並びの”感じ”です。そして、世界には手元のリストで単純に数えても50以上、インド、中国の振興までいれれば、100を楽に越える太陽電池モジュールメーカーが存在します。そして、今後これらの企業が世界のエネルギー市場の中で21世紀の産業として地位を獲得していくというチャレンジは、これから始まるのです。現在の景気や原油の価格を考えると、太陽電池業界は数年の足踏みともいわれますが、こんな時期であるからこそ、各社真剣に次を考えて動いているともいえます。2009年、2010年、、、、、2015年くらいまで、いろいろな出来事が太陽電池をめぐる業界に起きそうです。(t_t)

参考エントリー
パナソニックと三洋電機、資本業務提携。HITパネル太陽電池はどうなる?-----ソフトエネルギー、2008/12/22

“環境悪化”に苦しむ太陽光発電業界 / クリッピング NBonline-----自然エネルギー、2008/12/26

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経済産業省住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金、東京都住宅用太陽エネルギー利用機器補助金が発表されました

 まずは、経済産業省の住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金について

プレスリリース / 経済産業省、2008年12月24日
平成20年度住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金募集開始のお知らせと概要について

" 本件の概要
今年度の補正予算に盛り込まれた住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金の補助事業を行う者となった有限責任中間法人太陽光発電協会(JPEA)では、平成21年1月13日(火)から補助金交付の募集を開始することになったので、その概要をお知らせいたします。
担当 資源エネルギー庁新エネルギー対策課 
公表日 平成20年12月24日(水)
発表資料名
平成20年度住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金募集開始のお知らせと概要について(PDF形式:45KB)
参考資料-1(PDF形式:9KB)
参考資料-2(PDF形式:5KB)

「募集開始のお知らせと概要について
今年度の補正予算に盛り込まれた住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金の補助事業を行う者となった有限責任中間法人太陽光発電協会(JPEA)では、平成21年1月13日(火)から補助金交付の募集を開始することになったので、その概要をお知らせいたします。
≪補助金交付の目的≫
京都議定書目標達成計画等で示されている太陽光発電の導入目標を達成するため及びその後の太陽光発電の大量導入を可能とするため、住宅用太陽光発電システムの価格低下を促しつつ市場の拡大を図ることを目的とする。
≪募集期間≫
募集期間:平成21年1月13日(火)~ 平成21年3月31日(火)
≪補助金額≫
対象システムを構成する太陽電池モジュールの公称最大出力1kW当たり7万円
≪補助金予算額及び想定補助件数≫
総額90億円の補助金予算により35,000件程度の補助件数を想定
≪対象者≫
自ら居住する住宅にシステムを設置する個人で、電灯契約をしている方
≪対象システム≫
以下の要件を満たすことを条件とする。
①太陽電池モジュールの変換効率が一定の数値を上回ること(太陽電池の種別毎に基準値を設定)。
②一定の品質・性能が確保され、設置後のサポート等がメーカー等によって確保されていること。
③最大出力が10kW 未満で、且つシステム価格が70 万円(税抜)/kW 以下であること。
※要件の詳細は、有限責任中間法人太陽光発電協会の定める「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金交付規程」に規定(URL: http://www.j-pec.or.jp 参照)。

Keisansyoupvhojyozu
-----image & text : 平成20年度住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金募集開始のお知らせと概要について。p.2より」 "

関連
太陽光発電協会 太陽光発電普及拡大センター

コメント
 補正予算通過で、経済産業省の太陽光発電関連の補助金が確定しました。1月5日から各地のイベントの参加受付が開始され、1月13日から補助申請が受け付けられます。太陽電池の価格は、この補助が決まったことにで、1kWのシステム価格は、いずれの会社でも70万円以下ということに”確定”した形になりました。補助額については、1kWあたり7万円です。単独では、それほどの導入促進策にはなりませんが、以下に掲載する東京都の例のように、併願が可能な補助であれば、それなりの導入促進効果が望めます。

 さて、東京都の住宅用太陽エネルギー利用機器補助金をみてみましょう。

東京都地球温暖化防止活動推進センター 住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業-----2008年12月18日 「住宅用太陽エネルギー利用機器補助金交付要綱を策定しました。」より

" 太陽エネルギーの飛躍的な拡大を目指し、平成21年4月から2ヶ年にわたり、太陽エネルギー利用機器を設置する方に対し、補助金を交付します。

1. 事業実施期間 平成21年度及び平成22年度
2. 補助対象要件 都内の住宅に新規に設置されたもの(戸建、マンション等)
3. 補助対象機器及び補助単価 区分 対象システム 補助単価
太陽光 太陽光発電システム 100,000円/kW
太陽熱 太陽熱温水器 9,000円/m2
    ソーラーシステム グリーン熱証書の発行ができないもの 16,500円/m2
    グリーン熱証書の発行ができるもの 33,000円/m2

※太陽熱を熱源とするグリーン熱証書制度については、現在、(財)日本エネルギー経済研究所グリーンエネルギー認証センターにおいて、検討が進められています。グリーン熱証書制度の創設後においては、下記の要綱を改正し、環境価値のグリーン熱証書の発行が可能なソーラーシステムについても、補助の対象とします。
4. 事業スキーム等

K5_011
-----image : 同リリースより

5. 事業の特徴

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[PR] CIS太陽電池モジュール BX60 / BX65 の年末・年始販売セールのご案内

Sshell_cisbk

2009/3/3 お知らせ
BX60の販売は終了しました。
BX65のセールはしばらく続けます。



昭和シェルソーラー販売の最新の独立電源用の太陽電池 BX60 / BX65の販売に力を入れます。理由は、最大出力追尾型の充電コントローラーの登場により、CIS太陽電池の性能、特質を最大限度に生かした利用が可能になったと判断したためです。是非、最新のCIS太陽電池をご利用ください。

BX-60 47250円(税込)を
39350円(税込) 送料は、離島など特別な地域以外は1200円均一
BX-65 51450円(税込)を
42730円(税込) 送料は、離島など特別な地域以外は1200円均一
(株) 昭和シェルソーラー販売 製

Cisbx6065fronts

 商品の詳しい情報は、
太陽電池のご案内-2008/12月更改分よりPDF書類をダウンロードしてください。なお、2枚以上で最大出力追尾型のコントローラーNODA Solar System FNCC-150を同時にお求めいただける場合には、さらに、値引きまたは接続ケーブルをサービスさせていただきます。(詳しくは、shop@greenpost.jpまでお問い合わせください。

[解説]

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NHK、空調用の水流で発電するマイクロ水力発電システムを開発

 NHKが、冷暖房用の空調システムの内部の還流水の水流を利用して発電をするマイクロ水力発電機を開発し、2008年の5月から発電を開始し、これまで約20,000kWhの発電を行ったということです。

プレスリリース / NHK,平成20年11月6日
NHK技術情報一覧 / NHKエコ開発(その1)空調用の水流で発電!!
Giju217_02
-----image(pop up ; ”写真 マイクロ水力発電システム 本マイクロ水力発電システムでは、最大で7kWの発電を行っている。”) : 同発表より

" NHKは、平成21年~23年度の次期経営計画「いつでも、どこでも、もっと身近にNHK」で、環境経営に着実に取り組むことを経営9方針の一つに挙げており、省エネ型の機器の開発を進めています。
○ その一環として、放送センター内のスタジオや事務室等を冷暖房する空調設備の配管に設置するマイクロ水力発電システムを開発しました。空調機を冷却するために使われた水が配管を通じて地下の蓄熱槽に落ちるときの位置エネルギーを利用して発電します。
○ 空調設備の配管には、放送を送出するため24時間水が流れていますが、その流量は外気温の変化や各階の空調機の稼働状況により大きく変化しています。そのため、2台の水車発電機を設置し、これらの組み合わせが自動的に切り替わる制御法を開発し、流量の変化に応じて高出力の発電ができるよう工夫しています。
○ 本システムは2008年5月7日から放送センターで運転を開始し、5ヶ月で約20,000kWhを発電しました。発電した電気は放送センター内の動力設備で利用しています。
○ マイクロ水力発電システムの年間発電量は31,000kWhを試算しており、一般的な家庭の8~9世帯分の発電量に相当します。約17トン*1)のCO2削減効果が期待できます。また、本年度、福岡局にも導入する予定です。
○ NHKではこれからも、省エネ型の放送設備を開発し導入を図り、太陽光発電システムや中継車・ロケ用の車両に低公害車を導入する等の取り組みを推し進めていきます。
*1) CO2換算係数0.555[kg-CO2/kWh]で算出
Giju217_01-----image : 同発表より  "

コメント続き

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パナソニックと三洋電機、資本業務提携。HITパネル太陽電池はどうなる?

 パナソニックと三洋電機が資本業務提携契約を締結したと発表しました。パナソニックが、三洋電機の株式の過半数を取得し、完全子会社化するも、三洋電機のブランド名はそのまま残る形となるようです。今後、公開買付けを実施して来年春までには、資本業務提携を完了させるということです。

プレスリリース / 三洋電機、2008.12.19
2008/12 / 2008.12.19パナソニック株式会社および三洋電機株式会社の資本・業務提携契約締結のお知らせ(23KB)より

参考サイト
三洋電機 住宅用太陽光発電システム

SANYO GAIA : DigInfo

(Diginfonews,2008年08月26日)

コメント
 気になるのもちろん三洋電機のHITパネルの動向です。三洋のパネルの評価は太陽電池屋さんの間でも非常に高く、ブランド力もあります。三洋電機の太陽電池とリチウムイオン電池などの二次電池事業が売りでしょうから、そのまま残るのでしょう。しかし、他の家電などはパナソニックとかぶっているパートが整理されることにでもなると、家電のなかで、セカンドチョイス的な存在の同社の製品のラインナップには影響がでることになりそうです。あと、電動アシスト自転車は、両社ももっています。いろいろと気になります。
 三洋電機が、エナジーカンパニーとして、国内、そして世界の市場で、発展していくことを期待したいと思います。(t_t)

参考エントリー
-----Google GreenPostサイト横断検索 : 三洋電機-----

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IBM、今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション Next 5 in 5 を発表。次世代太陽電池の可能性など

 IBMが発表してきた”今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション Next 5 in 5”に、2008年は「歩道や車道、側道、塗装、屋根、窓など」どこでも張るように使える太陽電池がリストに加わりました。その意味は、薄膜モノの太陽電池が、コスト、量産技術や寿命も含めた信頼性を実現するようになるということです。今回で三回目となる、同発表はIBMの企業としての戦略だけでなく、社会的なヴィジョンも反映しているということです。

プレスリリース / IBM,2008年12月11日
今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション5in5_140x100
-----image : プレスキットより

IBM's Next 5 in 5

(jgluckibm,2008年11月24日 : IBM Reveals Five Innovations That Will Change Our Lives in the Next Five Years

" [米国ニューヨーク州アーモンク 2008年11月25日 (現地時間)発]

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は、今後5年間に人々の働き方や生活、娯楽などを一変させる可能性を持つイノベーションをまとめた「IBM Next 5 in 5」の第3弾を本日発表しました。

アスファルトや塗料、窓など、どこでも太陽光技術
あなたの健康を占う水晶玉
話しかけると返事をするウェブサイト
あなただけのデジタル・ショッピング・アシスタント
物忘れは遠い昔のことに

「IBM Next 5 in 5」は、私達の生活を変革する可能性を持つ市場や社会の動向、またこうしたイノベーションを可能にする世界中のIBM研究所が持つテクノロジーに基づいています。

今後5年間で、テクノロジーにおけるイノベーションは、私達の生活を次のように変えていくでしょう。

アスファルトや塗料、窓など、どこでも太陽光技術
もし太陽光技術を歩道や車道、側道、塗装、屋根、窓などに組み込んだとしたら、どれだけのエネルギーを生み出すことができるか、考えてみたことはあるでしょうか?今後5年間に、太陽光エネルギーは、より手頃な選択肢となるでしょう。これまで、太陽光をエネルギーに変換する太陽電池の材料や製造工程には費用がかかり過ぎていたため、広く普及していませんでした。しかし“薄膜”太陽電池という、シリコン・ウエハーの電池よりも100倍薄く、より低価格で製造できるコスト効率の高い新しいタイプの太陽電池の開発により、状況は変わりつつあります。これらの新しい薄膜太陽電池は、柔らかい材質に“印刷”したり、配置したりすることができるため、建物の最上部だけでなく、側面や薄い色の付いたガラス窓、携帯電話、ノート型パソコン、車、衣類への利用にも適しています。
..... "

関連
2006 IBMのNext 5 in 5

" 「IBM Next Five in Five」とは:
いつでも、どこにいても健康管理
リアルタイムの音声翻訳
3Dインターネット到来
環境問題をナノテクノロジーで解決
あなたの気持ちをわかってくれる携帯電話 "

2007 IBM Next 5 in 5 第2弾

" 日本でも実現が期待される5つのイノベーションとは
医療: 医師は「超人的能力」を手に入れる
食: 食は人なり - 食品の安全を徹底追跡
環境: CO2 排出量の管理で簡単エコロジー
交通: 新交通システムがストレスのない移動を実現
ケータイ: グローバルに加速するケータイ・サービス "

関連エントリー
今後5年間に生活を一変させる5つのイノベーション - 米IBMが発表-----マイコミジャーナル、2008/12/11

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太陽光発電+プラグインハイブリッド車 GridPoint renewable energy house

 住宅の屋根に太陽電池を取り付け、電力とともに、電気自動車も使って移動のためのエネルギーも自給してしまう、そんなプランがあちこちで作られるようになってきました。電気自動車が身近になるにつれ、この傾向はますます顕著になっていくに違いありません。
 今回ご紹介するのはGridPoint社の提案するrenewable energy houseです。負荷の精密な把握とコントロールのためのソフトウェアや制御機器を家庭が装備することで、発電、電力の利用のあらゆるシーンで無駄をはぶき、省エネを徹底することで、連系している場合には電力会社への売る電気の量を増やすことができます。バッテリーありの独立系までは踏み込んでいませんが、電気自動車のバッテリーを生かすことで、発電、消費、蓄電といった流れを一般家庭でも省エネを意識して設計されたITビルなみのマネージメントを提案しています。太陽電池だけでなく、風力発電などの他の発電ソースも加え、これまでにないくらい立体的に一般家庭の電力をみようとしているような姿勢がとても印象的です。
 車は、GMのプラグインハイブリッド車のVoltが同社の資料では採用されていました。プラグインハイブリッド車にしろ、電気自動車にしろここ数年で勢いがつくならば、再生可能エネルギーを利用して、ほぼ自給した暮らしをする人がそれほど珍しくない、という社会の到来は案外早まるのかもしれません。

プレスリリース / GridPoint,Dec. 3, 2008
Gridpointrenewableh
-----image : Renewable Energy Integrationのキャプチャー画像
GridPoint Demonstrates Intelligently Connecting Electric Vehicles with the Power Grid

" GridPoint, Inc., a leading clean tech company whose smart grid software platform benefits electric utilities, consumers and the environment, will demonstrate its “smart charging” capabilities at the Electric Drive Transportation Association (EDTA) conference today in Washington, D.C.

At EDTA, GridPoint will demonstrate the ability to actively manage plug-in vehicle load. In real-time, GridPoint technology will simultaneously manage the power flow to a fleet of plug-in vehicle resources, including a Chevy Volt battery pack located at GM’s Battery Lab in Warren, Mich., and a pool of simulated electric vehicle resources.

“By embedding GridPoint’s software in electric vehicles, we enable utilities to offer reduced charging costs to customers and allow clean energy, such as wind and solar power, to be used as a source for recharging vehicles,” said Tony Posawatz, Volt Vehicle Line Director, General Motors. “Additionally, we help utilities eliminate the need to build new power plants that would otherwise be required to support the mass adoption of electric vehicles.”
.......... "

関連情報、記事
Smart Grid News

GridWise
Electricity_economy-----image : 上記サイトからダウンロードできるスマートグリッドの資料”Electricity Economy”の表紙

Smart Grid Enablers - GridPoint-----ECO WORLD,October 7th, 2008

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UNEP報、ケニアからナイジェリアまでアフリカ大陸を横切る大地溝帯は地熱エネルギーの宝庫

 ケニアなどを縦断するように存在するアフリカ大地溝帯(East Africa’s Rift Valley)に、地熱エネルギーが広く強力に存在していることがUNEPとJEFにより、COP14の関連イベントで発表されたそうです。
 電力をはじめとするさまざまなエネルギー関連のインフラの整備を今後の課題として大きく残しているアフリカにとって大きな可能性を示すプレゼンとなったようです。

Africa081216am1100
-----image : Google Earthキャプチャー画像。[上 : NASAの提供する最新の衛星画像。下 : 通常の雲の画像を読み込んで。いずれも2008/12/16AM1100ごろ収録]-----Africa081216am11002

(追加情報)
プレスリリース / UNEP,
Geothermal Electricity Set for Rift Valley Lift-Off in 2009-----Geothermal Energy Rocks!

" Countries across the world, from Guatemala to Papua New Guinea, are beginning to plug into geothermal energy as a new and promising alternative to coal and oil-fired power generation.

The century-old energy technology that taps steam from hot underground rocks is also poised for a massive expansion up East Africa's Rift Valley in the 21st century.

The United Nations Environment Programme (UNEP) and the Global Environment Facility (GEF) have completed a project testing advanced seismic and drilling techniques in Kenya that has exceeded all expectations.

Wells of steam, able to generate 4-5 MW of electricity and one yielding a bumper amount of 8MW - enough to power about 5,700 homes - have been hit using the new technology.

This could mean a saving of as much as $75 million for the developer of a 70MW installation as well as reduced electricity costs for generators and consumers, experts estimate.

The results, announced at the UN climate convention conference in Poznan, Poland have now paved the way for an international effort in 2009 to expand geothermal up and down the Rift which runs from Mozambique in the South to Djibouti in the North.

The project, funded by the GEF and involving UNEP and the Kenyan power company KenGen, could also transform the prospects and costs for geothermal elsewhere in the world.

Achim Steiner, UN Under-Secretary General and UNEP Executive Director, said: "Combating climate change while simultaneously getting energy to the two billion people without access to it are among the central challenges of this generation. Geothermal is 100 per cent indigenous, environmentally-friendly and a technology that has been under-utilized for too long".

"There are least 4,000MW of electricity ready for harvesting along the Rift. It is time to take this technology off the back burner in order to power livelihoods, fuel development and reduce dependence on polluting and unpredictable fossil fuels. From the place where human-kind took its first faltering steps is emerging one of the answers to its continued survival on this planet," he added. "


(追加情報)ここまで

参考 : Wikipedia : Great Rift Valley

プレスリリース / Global Environment Facility (GEF),December 9, 2008
Hot Prospect - Geothermal Electricity Set for Rift Valley Lift-Off in 2009(リンク切れ)-----追加 : United Nations Development Programme
Global Environment Facility

" A century-old energy technology that taps steam from hot underground rocks is poised for a massive expansion up East Africa’s Rift Valley in the 21st century.
The news comes as countries across the world, from Guatemala to Papua New Guinea, are beginning to plug into geothermal energy as a new and promising alternative to coal and oil-fired power generation.
Today the United Nations Environment Programme (UNEP) and the Global Environment Facility (GEF) announced the completion of project testing advanced seismic and drilling techniques in Kenya that has exceeded all expectations.
Wells of steam, able to generate 4-5 MW of electricity and one yielding a bumper amount of 8MW, have been hit using the new technology.
It could mean a saving of as much as $75 million for the developer of a 70MW installation as well as reduced electricity costs for generators and consumers, experts estimate.
The results, announced at the UN climate convention conference in Poznan, Poland have now paved the way for an international effort in 2009 to expand geothermal up and down the Rift which runs from Mozambique in the South to Djibouti in the North.
The project, funded by the GEF and involving UNEP and the Kenyan power company KenGen, could also transform the prospects and costs for geothermal elsewhere in the world.
.......... "

関連情報、記事
UN Environment Programme’s Energy Branch

World Geothermal Power Generation Nearing Eruption- Earth Policy Institute

地熱エネルギーの宝庫、アフリカ大地溝帯で試験的探査-----AFP BB News,2008/12/12

" 東アフリカに横たわる大地溝帯(Great Rift Valley)では現在、新技術を使った地熱資源探査が試験的に行われているが、この地域に莫大な地熱エネルギーが眠っている可能性が明らかになった。
......... "

Going geothermal in Kenya-----YouTube : AFP,2008年10月09日

East African soon to use geothermal energy-----afrol News,12 December

コメント
 産業や都市などの集中的なエネルギーの利用に供するための再生可能エネルギーの中で、水力と地熱の潜在力は、非常に強力なものです。もちろん強い風、力強い地熱エネルギーがそこに存在することが条件ですが、、、。アフリカの東部の地溝帯で地熱エネルギー開発の可能性が調査されたことで、地域の安定と生活基盤、産業基盤の充実に使えることがわかったことは、大きな成果です。

参考

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NEDOがインドネシア政府と共同で停電時でも太陽光発電に切替え、工場の電力をバックアップするシステムを実証研究

 NEDO,新エネルギー・産業技術総合開発機構が行っているさまざまな再生可能エネルギー分野の海外におけるプロジェクトの内、太陽光発電システム等高度化系統連系安定化技術国際共同実証開発事業と題された内容のひとつがインドネシアでスタートするそうです。関連の資料によると、太陽電池の容量は、80kWpです。大きな工場向けの無停電電源装置ということですが、負荷、系統電力との一定のバランスでどのていどの太陽電池の規模やシステムが必要であるのか? 興味深い実証研究となりそうです。

プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構、平成20年12月8日
系統電力が変動した時でも、瞬時に太陽光発電に切替え、工場の電力品質を確保
Img02
-----image[”レン・インダストリ社に設置された太陽光パネル(提供:株式会社ニュージェック)”] : 同リリースより

" インドネシア政府との太陽光発電システム等高度化系統連系安定化技術国際共同実証開発事業
NEDO技術開発機構は、インドネシア政府と共同で進めている「太陽光発電を可能な限り活用する電力供給システム」を完成させ、12月6日にインドネシア・バンドンで竣工式を開催しました。竣工後は、系統電力における短時間停電や瞬時電圧低下発生時に、瞬時に電力系統から切り離して自立系統へ切り替え、重要負荷(太陽光パネルの加工機器など)へ供給する電力品質(電圧、周波数)を維持するシステムの実証研究を同国で初めて行います。

1.実証研究の背景・目的 我が国では、新エネルギーの導入・普及に向けて、産学官の役割分担のもと、コスト削減、生産性向上、信頼性向上のための実証試験等を積極的に進めています。本事業の成果は、今後の太陽光発電利用の高度化、特に産業分野への展開に向けて大きな意義を有するもので、インドネシア国における太陽光発電の利用促進にも貢献することが期待されます。

2.竣工式概要日時
2008年12月6日(土)11時00分~13時00分(現地時間)
場所
PT.LEN INDUSTRI
JI Soekarno-Hatta no 442,Bandung 40254-Indonesia
出席者
..........
3.事業概要事業名
太陽光発電システム等高度化系統連系安定化技術国際共同実証開発事業/太陽光発電を可能な限り活用する電力供給システム実証研究(PV+高速遮断器)
研究内容
インドネシアの実際の工場において、電力系統で短時間停電、瞬時電圧低下、周波数変動が発生した場合でも、重要負荷を瞬時に電力系統から切り離して自立運転へ移行するとともに、重要負荷へ高品質な電力を供給する制御方式を開発し、実証・評価を行います。具体的には、太陽光発電、蓄電池及び重要負荷から構成するシステムを高速遮断器により、電力系統から切り離して自立運転することにより、高品質な電力を重要負荷へ供給する制御方式です。

Img01
-----image : 同リリースより

3.実施場所
レン・インダストリ社※(バンドン市内)
※電気機器の研究開発機関であり、家庭用ソーラーシステムや太陽光パネルを用いた街灯などを構成するパネルの加工や、インバータやバッテリ制御機器の製作などを行っている。
4.実施委託先
関西電力株式会社
株式会社ニュージェック .......... "

関連
NEDO / 事業・プロジェクト紹介 / 国際事業 : 太陽光発電システム等高度化系統連系安定化技術国際共同実証開発事業 P05016

New Energy and Industrial Technology Development Organization (NEDO) (E)

コメント
 上の関連資料によると、「電力系統と連系されたマイクログリッド」において、工場の負荷、商用電力との太陽電池のバランスを、停電という工場の安定操業にとって不安定材料となる要素をからめながら蓄電池などの運用システムも含めて、停電から電力復帰後の運転(蓄電池充電)までを評価しようとするものののようです。資料によると、「太陽光発電等の自然変動電源容量の割合を50%以上まで高めた」システムを評価しようとするものということです。工場の規模、太陽電池アレイの規模と商用電源とのかねあいを研究するという分野は、海外でも急速に関心が高まり、エネルギーのベストミックスという表現から、地域、工場などの事業所の都合に合わせた、電力の供給、発電の組み合わせの中で、自然条件に大きく左右される太陽光発電などの再生可能なエネルギーの可能性の追求による、エネルギーの地産地消というより自立、自給を意識した方向性までも枠を広げ議論されるようになってきました。

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ポズナニでもアピールした上は風力発電、下は海流発電の両得のシステム Waverotor

 今回のポーランドのポズナニで行われていたCOP14、国連気候変動枠組み条約 第14回締約国会議は、大方の予想通りオバマ政権以降前ということで進展がなく、明記できる成果なく終了しました。2009年のコペンハーゲンで行われる一年後のCOP15の重みが増したという感じです。
 ようやく、ポズナニという地名になじんできたところですが、やがてこのまま人々の記憶から消えてしまいそうです。

 さて、COP14と同時開催されていた再生可能エネルギーのイベントにおいて上は、風力、下や海流に発電が描かれた画像が公開されていました。これまでにない画期的な姿なので紹介したいと思います。

・Econcern Sustainable Energy Event website [http://www.cop14poznan.com リンク切れ] / Multimedia gallery
Waverotor
-----image(上; ”waverotor.jpg”、下;”poseidon.jpg”) : 上記サイトより-----Poseidon2

 画像の名前、WaverotorとPoseidonという名前から、この風と海流のエネルギーを両方利用しようとするプロジェクトを進める会社がわかりました。

・POSEIDON[http://www.poseidonenergy.com/index.htm リンク切れ] / BuildingBlocks

 Poseidon社の提案は、海洋における”マルチプラットフォーム”の建設です、具体的にはCO2の海底貯留のための施設、風力発電、風力と潮流の複合発電(Wind & Waverotor)、電力の供給の安定化と平準化のための圧搾空気によるエネルギーを蓄える施設、浸透圧を利用した浸透膜発電計画 Osmosis Powerなどの施設を単体で、また複合的に海洋で展開し、あらたな電力網のシステムを建設するということのようです。非常に壮大な計画ですね。

 Waveroterについては、単体での利用も検討されています。最近の進捗状況は不明ですが、過去のプレスリリースがありました。

プレスリリース / Ecofys,2 August 2002
Unique grid-connected "Wave Rotor" in Denmark

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The Green New Deal グリーン・ニューディール、グリーン・ジョブのゆくえ

 日本でも企業の収益、雇用などに暗雲がたちこめ、アメリカ発の金融破綻に端を発する世界的不況風が吹いています。アメリカは、すでに1月末からのオバマさんにバトンはわったっているようで、ニュー・ニューディールという表現でもその経済政策が期待と不安をもって注目されています。来年以降、何十兆円の公共事業なども含めた財政出動が供されることになる可能性があります。金融バブルの時代によしとされた価値観が見直されることは確実です。

 そんな政策の中で、環境技術や再生可能エネルギー産業などを重視したGreen New Deal-グリーン・ニューディール計画が、再生可能エネルギー関連企業や情報サイトだけでなく、さまざまなニュースサイトで取り上げられています。

The Green New Deal-----Post Carbon Institute,October 20, 2008

"Global Green New Deal" - Environmentally-Focused Investment Historic Opportunity for 21st Century Prosperity and Job Generation-----UNEP,22 October 2008

Why It’s Time for a ‘Green New Deal’-----Newsweek,Nov 10, 2008

Gjobs_2-----image(”Green Jobs”): Wind Mind 2008より

 グリーン・ニューディールという言葉意味する政策にはどんなものがあるのでしょうか? 環境技術といってもさまざまなものがあります。目につく再生可能エネルギー、電気自動車よりも、実際には大きな投資と発展をとげそうな技術もありそうです。グリーンジョブということで注目される技術、産業は多岐にわたります。アメリカ発の金融危機が世界を包み込もうとするなかで、気候変動とエネルギー問題に前向きに取り組むと決めれば、工夫次第では本当に大きな産業と雇用が生まれます。問題は、舵取りです。

グリーンジョブに熱視線 COP14、「雇用生む」と-----京都新聞、 2008年12月8日

" .....世界労働組合連合は「エネルギー分野だけでなく、公共交通機関の充実や住宅の省エネ化が大きな雇用を生み出す分野になる」と提言、米国内だけで400万人以上の雇用を生み出すという予測を公表している。 "

グリーン産業の夜明け! 2020年までに280兆円市場に-----ソフトエネルギー、2008/10/02

" グリーン産業の夜明け! 2020年までに280兆円市場に成長するとUNEPは、最新リポートで報告しました。特に欧州では、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの分野や一般のエネルギーの分野で新たに拡大する”グリーン”な産業で従事する人の数は、急速に増え、大きな勢力となっています。
 ドイツやヨーロッパなどの気候変動ならびにエネルギー問題に対して、具体的な産業の育成という形で積極的に取り組む国々では、化石燃料部門や自動車産業を追い越す勢いで拡大を続けているということです。
..... "

 今回の経済危機は、EUもきびしいですが、EU、2020年までに再生可能エネルギー20%使用で合意しました。ポーランドでCOP14が開催されている最中のできごとでした。さらに、意欲的な温暖化効果ガス削減枠をEU域内で率先して選択する意志をも表明しています。

EU、2020年までに再生可能エネルギー20%使用で合意-----AFP BB News,2008年12月09日

プレスリリース / European Parliament,09-12-2008

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青森県で気温変化を光で知らせる太陽電池利用の凍結道路警告灯が登場

 これから雪、氷で厳しい道路の状況になる青森県で、気温変化を光で知らせる太陽電池駆動の、LEDの凍結道路警告灯が登場。

プレスリリース / 青森河川国道事務所 国土交通省弘前国道維持出張所、平成20年12月4日
Hirosakipvmark1
-----image : 同リリースより
青森県内初!視線誘導標の「光の変化」で気温変化をお知らせ 路面凍結注意を促します!

" 国土交通省弘前国道維持出張所では、冬期間の交通事故を減らす目的で、「光の変化」する視線誘導標を試験的に国道7号弘前バイパス、弘前市神田高架橋に導入します。
【概要】
 太陽電池とLEDを使用したソーラー式視線誘導標を使用し、「光の変化」でドライバーに路面凍結注意を促し、路面状況が刻々と変化する冬期のドライブ環境をサポートします。
 外気温を感知し、2℃(※)を境にして発光色を白から青色に変化します。
 (※)路面凍結は、気温の他、通行量や道路構造、風の有無など様々な条件のもとに発生します。
    早期の注意喚起によってスリップ事故が抑制出来るよう、光の変化を2℃に設定しています。
..........
Hirosakipvmark2
-----image(”【設置箇所の現況写真】”) : 同リリースより "

関連記事
雑記帳:気温の変化、光で知らせる…路面凍結で試験導入-----毎日jp,2008年12月4日

コメント
 太陽電池を使った交通や警告用のさまざまな表示灯と道路でよくみかけるになってきました。ほとんどが、夜になると点灯するという単純な繰り返しを日々繰り返す仕様のようです。今回登場したものは、温度の変化を知らせるという点でユニークです。さらに、今後は工夫しだいでさまざまなセンサーを使うことで、独立した電源、内蔵の電池で駆動する低消費電力型のさまざまな製品を作ることが可能かもしれませんね。(t_t)。

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京セラが、太陽のチカラを学ぶ"太陽の博覧会"と題したサイトをオープン

 京セラが、インターネット上に太陽電池、太陽光発電を中心とした知識、技術をアピールする常設展示場をオープンしました。

SOLAR POWER EXPO

プレスリリース / 京セラ、2008年12月03日
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-----image(pop up ; ”「SOLAR POWER EXPO」トップページイメージ ”) : 同リリースより
WEB上に5つのパビリオン、太陽のチカラを学ぶ"太陽の博覧会"  京セラ『SOLAR POWER EXPO』サイトオープン!

" 京セラ株式会社(社長:川村 誠)は、現在、地球が直面している環境問題や、それを解決する有効な手段であるソーラーエネルギーなどについて、子どもから大人まで、総合的に楽しく学ぶことのできるWEBサイト「SOLAR POWER EXPO」(ソーラー・パワー・エキスポ)を本日開設いたします。
この新サイトは、トップページの“広場”に、“エキスポ”の名の通り5つのパビリオンを設置した楽しさ溢れるWEBサイトです。迫力ある映像や音楽などを使い、博覧会の会場を見て回るかのような構成としており、太陽の不思議、太陽電池のしくみや京セラのソーラーエネルギー事業の歴史、当社が早くから取り組んできた環境活動などについて、体系的に紹介しています。
創業から約50年、ソーラーエネルギー事業開始から30余年。京セラは環境活動とともに、ソーラー発電の研究と開発、実用化、そして普及に取り組んできました。このたびの「SOLAR POWER EXPO」が、地球環境や太陽の素晴らしさについて改めて知るきっかけになるよう期待しています。
..........
パビリオン 02: 「太陽の不思議 (THE SUN ANATOMY)」
約6分30秒1にわたる壮大なスケールの映像と音楽で、「太陽の神秘」に迫ります。

1201_07
-----image(”パビリオン02 「太陽の不思議」”) : 同リリースより
.......... "

関連
京セラのソーラーエネルギー

バーチャルショールーム

ソーラーエネルギーについて

コメント
 拝見してみての正直な感想は、既存のインターネット上の太陽光発電用のコンテンツの別枠ナビ的なサイトの域をでていないのがちょっと残念です。とはいえ、独立系のシステムにも積極的に取り組む太陽電池メーカーとして京セラさんには注目しています。結晶系太陽電池(多結晶シリコン)にしぼることで、さまざまな資産を集中的に運用することで、2009年から激化する世界的な第二次太陽電池競争時代を確実に発展へとむすびつけようとする意志を感じさせていただきました。(t_t)

関連エントリー

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太陽光発電搭載の電気自動車対応住宅を期間限定で販売開始 / プレスリリース アイフルホーム

Tostemch08home_n_elecar
-----image(pop up ; ”≪「家+庭生活 CH08」外観写真≫”リリースキャプチャー画像) & text : トステム住宅研究所(アイフルホーム)、ニュースリリース / 2008.11.21発表(pdf)より

" 日本人の思想・知恵と最新技術を取り入れた「家+庭生活 CH08」
トステムやINAXなどの事業会社を擁する株式会社住生活グループ傘下で、住宅FCを全国に展開している株式会社トステム住宅研究所(アイフルホーム)..........

太陽光発電を搭載した電気自動車※対応住宅「家+庭生活(かていせいかつ) CH08」を、11月22日(土)より、アイフルホームFC加盟店(当初26店舗)にて期間限定で販売を開始致します。
(※電気自動車は、走行する際にCOなどの排気ガスを出さないクリーンな乗り物として、地球温暖化防止の観点から注目されており、来年から市場投入される予定です。)
..........
また、電気自動車対応のモデル住宅は、東京工業大学、三菱商事などとの共同研究開発プロジェクト「RE-EVプロジェクト」(Renewable Energy for Electric Vehicle Project=再生可能エネルギーを利用した電気自動車向けインフラシステムの研究プロジェクト)において、電気自動車のユーザー宅を想定した実験住宅としての役割も担っています。
日本人の思想・知恵と最新技術を取り入れた電気自動車対応住宅「家+庭生活 CH08」は、資源エネルギーや地球温暖化の問題に対して、かつての日本家屋が持っていた採光や通風を活かした坪庭などの省エネルギー技術とCO2の排出を大幅に削減する太陽光発電システムや、今後本格的に普及していく「家と電気自動車」を融合させた最先端の新エネルギー技術を組み合わせた「省エネルギー+新エネルギー」住宅です。
日本人の昔からの思想・知恵として、町屋の暮らしの環境装置に学んだ「地熱を活かした土間」「冷却効果の坪庭」、庭を機能的に配置した農家に学んだ「季節の野菜やハーブを育てて楽しむ家庭菜園」「緑化で冷却効果のあるルーフガーデン」「坪庭の露天風呂」、おもてなしを大切にする茶室のあり方に学んだ「にじり口や坪庭のあるタタミ室」、職住一致の商家の暮らしに学んだ「(自宅での)ショップ」などの優れた環境性やコミュニケーション性を取り入れました。
新エネルギー技術では、CO2フリーの太陽光発電(6.48kwシステム)を搭載し、ガレージ内に設置した200Vのコンセントで電気自動車への充電(蓄電容量16kwhの三菱自動車製「i-MiEV」の場合、約7時間でフル充電)が可能です。なお、コンセントには充電タイマーが組み込んであり、タイマーを夜間に設定することで、CO2排出が少なく、且つ電気代の安い深夜電力の充電が可能になります。
更に、省エネルギー技術では、開ける技術として「光の有効活用」「通風利用」、閉じる技術として「遮熱LOW-Eガラス」、貯める技術として「蓄熱壁」「雨水の有効活用」、また、低電力消費・長寿命の「LED照明」や高効率給湯器「エコキュート」などの省エネルギー機器を採用するなど、日本人が古くから慣れ親しんできた文化や知恵と最新のテクノロジーを活用することで、エネルギー使用を極力少なくします。
将来的には、CO2フリーの太陽光発電から電気自動車に充電した電気を、住宅に戻して活用できる研究にも取り組んで参ります。
これらの取り組みによって、「家」だけでなく「自動車」も含めた生活全般のCO2排出を限りなくゼロにする「CO2ゼロライフ」の実現が近づくだけでなく、生活全般におけるエネルギーにかかるコスト(光熱費+自動車の燃料費)も激減する、ランニングコストのローコスト革命が実現します。
トステム住宅研究所(アイフルホーム)は、今回限定販売する電気自動車対応住宅「家+庭生活 CH08」などで、CO2排出削減のあるべきソリューションを示すとともに、住生活ランニングコストのローコスト革命でこの分野をリードしていきたいと考えています。
さらに、「CO2ゼロライフ」や「ランニングコストのローコスト革命」は、生活の質をおとさずにむしろ豊かで高い質の生活をしながら実現していくべきであると考えております。
商品概要
【商品名】 「家+庭生活(かていせいかつ) CH08」
【特長】 ●新エネルギー技術の活用
・「太陽光発電システム」の搭載(6.48kwシステム)
・「電気自動車」への対応(ガレージ内に充電用200Vコンセントの設置)
●省エネルギー技術・機器の活用
・開ける技術の活用(「光の有効活用」「通風利用」など)
・閉じる技術の活用(「遮熱LOW-Eガラス」など)
・貯める技術の活用(「蓄熱壁」「雨水の有効活用」など)
・最新機器等の活用(「LED照明」「エコキュート」など)

●日本人の思想・知恵の活用
(「土間」「坪庭」「家庭菜園」「ルーフガーデン」「タタミ室」など)
【販売期間】 2008年11月22日(土)~2009年3月31日(火)
【販売店舗】 下記アイフルホームFC加盟店(当初26店舗)
.......... "

関連情報、記事
グッドデザインファインダー : 2008年度 グッドデザイン賞 受賞 RE-EVプロジェクト [再生可能エネルギーを利用した電気自動車充電インフラシステム]

三菱商事との共同研究プロジェクトが2008年度グッドデザイン賞を受賞-----東京工業大学 産学連携推進本部、2008/10/16

三菱自動車 : i MiEV スペシャルコンテンツ

役立つ住宅情報:マイカーに充電 太陽光発電システム、アイフルホームが期間限定発売-----毎日jp,2008年12月4日

特集 見えてきた!EV本格普及への道 Part 2 市販化を前に始まった充電インフラの整備-----nikkei BPnet ECO JAPAN,2008年10月31日

".....
車両は現在市販化に向けて開発が進められている。富士重工業と三菱自動車工業は2009年に、日産自動車は2010年に発売する予定だ。
..... "

特集 見えてきた!EV本格普及への道 Part 1 神奈川・松沢知事インタビュー-----nikkei BPnet ECO JAPAN,22008年10月21日

コメント
 太陽電池を設備した太陽光発電住宅と電気自動車のシステムとしての販売、おもったより早いです!
 トステム住宅研究所(アイフルホーム)が来年、太陽電池6.48kwシステムを屋根にのせ、ガレージに電動車専用の200Vコンセントをそなえた住宅を販売するということです。このコンセントには、夜間電力を供給できるしくみもそなえ、安価な電力料金での車の運用が可能となりそうです。

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第13回「新エネ大賞」が発表されました

新エネルギー財団の発表によると、経済産業大臣賞(優秀導入活動法人部門)を受賞した、津別単板協同組合の木質バイオマスで4工場に熱・電供給というプロジェクト他、9件の第13回新エネ大賞が発表されました。

TOPICS / 新エネルギー財団 広報室、2008年11月20日
平成20年度第13回「新エネ大賞」の発表について

" 「新エネ大賞」は、新エネルギー等に係る機器の開発、サービスの提供、設備の導入及び普及啓発の取組を広く公募し、厳正な審査の上表彰することを通じて、新エネルギー等の導入の促進を図るもので、平成20年度で13回目を迎えます。
この度、応募のあった46件の中から、学識経験者等で構成する「新エネ大賞審査委員会」による厳正な審査の結果、経済産業大臣賞1件、資源エネルギー庁長官賞2件、新エネルギー財団会長賞5件、審査委員長特別賞1件の計9件が選ばれましたので発表します。

1. 概要
「新エネ大賞」は、新エネルギー機器及びその導入事例のうち優れたものを表彰することによって新エネルギーの普及促進を図ることを目的として、平成8年度に「21世紀型新エネルギー機器等表彰」(新エネバンガード21)の名称で始められました。これは、平成6年度に「新エネルギー導入大綱」が策定され、新エネルギーの機器・システム開発と普及促進の必要性が求められることになったことを受けたもので、平成12年度より、現在の名称である「新エネ大賞」となりました。
これまでの12年間に合計137件の優れた製品や取組等が表彰され、先導的な事例として新エネルギーの機器・システム開発と普及促進に大きな役割を果たしてきました。

2. 「新エネ大賞」受賞者
新エネ大賞の各賞の受賞者は、以下のとおりです。
(1) 経済産業大臣賞 1件
● 木質バイオマスで4工場に熱・電供給(優秀導入活動法人部門) 津別単板協同組合

(2) 資源エネルギー庁長官賞 2件
● 東部スラッジプラント汚泥炭化事業(優秀導入活動地方公共団体部門)東京都下水道局
● グリーン電力証書の導入量拡大と証書システムと連動した森林保全活動の取組み(優秀グリーンエネルギー導入活動部門)ソニー株式会社

(3) 新エネルギー財団会長賞 5件
● CO2オフ住宅(優秀製品部門)積水ハウス株式会社
● 郡山布引高原風力発電所(優秀導入活動法人部門)電源開発株式会社
● 沼田式雪山センタープロジェクト(優秀導入活動地方公共団体部門)北海道雨竜郡沼田町
● ―最北端から最先端へ― 新エネルギーの活用モデルとなる地球に優しいまちづくり(優秀普及啓発活動部門) 稚内新エネルギー研究会
● ―目指せエコの赤い羽根― 旅から始まるカーボンオフセット(GREENSHOESブランド)(優秀グリーンエネルギー導入活動部門) 株式会社JTB関東

(4) 審査委員長特別賞 1件
● 子供たちの未来に希望を!自治体との協働を中心にした環境教育・普及啓発活動(優秀普及啓発活動部門)
特定非営

利活動法人 おかやまエネルギーの未来を考える会
.......... "

関連情報
プレスリリース / ソニー、2008年06月30日
ソニー、本社ビルをグリーン電力化

" .....ソニー株式会社(以下、ソニー)は、本年7月1日(火)に、津別単板協同組合(北海道網走郡津別町)と、同組合が運営する木質バイオマス発電所において年間1800万kWhのバイオマス発電委託契約を締結いたします。..... "

コメント
 それぞれの賞を受賞した企業や団体のある町は、町ぐるみで新エネ、再生可能エネルギーに取り組んでいる例も多いようです。北海道津別町は林業に力をいれているようですし、稚内の稚内新エネルギー研究会さんのホームページをみて、北の土地で自然エネルギーという姿の可能性にこれからの日本の地方のありかたを模索する上で新エネルギーの果たす役割は大きいと感じました。

稚内新エネルギー研究会

 雪を資源にし、冷房、冷蔵、農産物の加工や化学の分野にまで利用を進める沼田町の試みも、地域の周囲にある資源として雪を捉えるということでは、ユニークな試みです。

沼田式雪山センタープロジェクト

 国の定める新エネルギーとは、太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、温度差エネルギー、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、雪氷熱利用、地熱発電(バイナリー方式)、マイクロ水力の十項目。

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武豊火力発電所敷地内におけるメガソーラー発電所の開発計画について / プレスリリース 中部電力

2dec2
-----image(pop up ; ”メガソーラーたけとよ発電所(仮称)のイメージ図”) & text : 中部電力、2008年12月02日発表より

"社は、地球環境問題への取り組みを最重要課題のひとつと位置づけており、「資源の有効活用」、「環境への負荷低減」、「環境管理レベルの向上」、「地域や世界との連携強化」の4つの指針に基づいた取り組みを進めております。

このたび、当社初となる事業用メガソーラーを愛知県知多郡武豊町地内の当社武豊火力発電所敷地内において、平成23年度運転開始を目指し開発することとしました。開発規模は7,000kW(7MW)で、当社管内最大の太陽光発電となります。太陽光発電は原子力や水力発電と同様、発電過程でCO2を排出しないため、本計画によるCO2削減量は、年間約3,400トンとなる見込みです。
..........

<メガソーラー開発計画の概要>
発電所名 メガソーラーたけとよ発電所(仮称)
所在地 愛知県知多郡武豊町
計画開発規模 7,000kW(7MW)
想定年間発電量 約730万kWh
(一般家庭2,000世帯分の年間使用電力に相当)
着工予定 平成21年度
運転開始予定 平成23年度
開発敷地面積 約12万m2
(参考)電力用機器仮置場を設置(敷地面積:約4万m2、着工予定:平成21年度)
.......... "

コメント
 電力各社、企業によるメガソーラー建設計画が全国各地で進んでいます。今回のものは、中部電力で7MW規模、開発敷地面積は、120000平方メートルということですから、約一辺が350mぐらの正方形をイメージするとその広さがわかります。

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小水力発電設置を後押し 山梨県が支援室を新設 / クリッピング NIKKEI NET

" 山梨県は11日、企業局内に小水力発電開発支援室を新設した。河川などに出力10―1000キロワットの小規模発電施設を設ける行政や民間の取り組みに、技術や資金調達面で助言する。県は小水力発電の適地が県内に100カ所以上あるとみており、市町村や民間企業、特定非営利活動法人(NPO法人)などに開発を促していく。 "
-----NIKKEI NET,11月12日より

関連
山梨県 : 電気課 > マイクロ水力発電技術支援事業
/ 山梨県 サイト内検索 : 小水力発電開発支援室

コメント
 国内の再生可能エネルギーの中で、もっとも貢献度が高いのは? 答え 水力。こうしたデーターをリサーチ、掲示してくれているのは、

Sustainable Zone -永続地帯

 最近上記サイトのデーターを頻繁に参照させていただいています。

「日本の自然エネルギー供給のうち、小水力が48%を占める 」ということです。小水力の今後に期待するところが大です。(t_t)

参考サイト
都留市役所 : 家中川小水力市民発電所

全国小水力利用推進協議会
   - 小水力利用推進協議会からのお知らせ

富山県小水力利用推進協議会

岐阜県小水力利用推進協議会設立準備会を立ち上げます-----石徹白マイクロ水力発電事業、2008/07/28

参考エントリー
イベント 2/10-11 長野県小水力利用推進協議会設立総会 & 記念シンポジウム-----ソフトエネルギー、2007/01/23

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アブダビ、MASDARの集光太陽熱実証実験プラント建設をコスモ石油が発表

Abu_dhabiexploreourplanet
-----image : Explore Our Planet - [Abu Dhabi]よりキャプチャー画像

 マスダールシティで世界に名を馳せつつあるアブダビの都市開発計画、潤沢な資金を背景に環境やエネルギーに配慮した革新的なプロジェクトが進行しています。そのアブダビのアラブ首長国連邦アブダビ政府系機関のMASDAR―アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー(MASDAR)の依頼を受け、でコスモ石油がビームダウン式集光太陽熱実証実験プラント建設を建設するということです。

プレスリリース / コスモ石油、2008年11月10日
アブダビでの集光太陽熱実証実験プラント建設について

" コスモ石油株式会社(本社:東京都港区、資本金:1,072億円、代表取締役社長:木村彌一)は、このたび、アラブ首長国連邦アブダビ政府系機関のMASDAR―アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー(MASDAR)と共同で、三井造船株式会社に対し、ビームダウン式集光太陽熱実証実験プラント建設を発注いたしました。詳細につきまして、下記の通りお知らせ致します。
1.発注先 三井造船株式会社
2.発注金額 約8億円
3.着工予定 2009年5月
4.完成予定 2009年12月
5.内容 (1)今回発注した実証実験プラントは、昨年12月に首相官邸にて調印された、当社、MASDARならび東京工業大学(以下、「東工大」)間の共同研究開発契約に基づく研究開発推進のため、MASDARがアラブ首長国連邦のアブダビ国際空港近くに建設を進めている二酸化炭素排出ゼロをめざす未来型都市「マスダール・シティー」敷地内のテストサイトに建設される予定です。
(2)今回建設される集光量100キロワットの実証実験プラントの運転を通じて、実際の集光分布と東工大のスーパーコンピュータを利用した集光シミュレータによる計算結果を厳密に比較すると同時に、各種機器の性能を測定することにより、将来の大型商業プラント設計に欠かせない数多くの貴重なデータを収集することが可能となります。
(3)また、現在把握しきれていない商業化への課題抽出、分析、改良を行い、将来の商業化プラント建設の可能性を追求することを目的としています。
(4)現在、中東産油国を含む世界のサンベルト地帯で注目されている集光太陽熱発電技術には、大きく分けてトラフ型とタワートップ型がありますが、今回の共同研究開発では、東工大炭素循環エネルギー研究センター 玉浦裕(たまうら ゆたか)教授が提案する東工大式ソーラータワービームダウン集光技術を実証し、太陽熱発電コストのさらなる低減をめざします。この技術はタワートップ型をさらに進化させたもので、一度タワー先端に集光された太陽光を、東工大独自技術を結集した中央反射鏡により地上近くに設置した太陽炉に再反射させます。太陽炉を地上近くに設置することによって、建設コストやメンテナンスコストを低減することが可能と言われており、他の集光太陽熱技術に比べ、発電コストを低く抑えることが期待されています。 "

プレスリリース / 三井造船、2008年11月10日
ビームダウン式集光太陽熱実証プラントを受注 無尽蔵のクリーンエネルギーを活用

関連
東京工業大学 炭素循環エネルギー研究センター 玉浦研 / 研究内容

関連記事
三井造船、ビームダウン式集光太陽熱実証プラントを受注-----Response,2008年11月10日

コメント続き
 アブダビに建設されるビームダウン式集光太陽熱実証プラントは、集光量100キロワットで東京工業大学の炭素循環エネルギー研究センター玉浦研の技術を利用するということです。

投資回収は10年程度も,地中海で花開く大規模熱発電-----IT Pro,2008/04/25

" 「東工大式ビームダウン集光太陽熱発電」と呼ばれる最新式。ヘリオスタットと中央反射鏡で、太陽光を溶融塩レシーバーに集める。600℃に加熱した溶融塩で水を沸騰させて、蒸気タービンを回して発電する。熱は溶融塩に蓄えるので、24時間発電できる "

 熱を溶融塩に蓄えるという太陽熱発電システムで、安定的な発電が確保できる方式のようです。
 

関連記事

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再生可能エネルギー促進のための国際機関創設へ / クリッピング 日刊 温暖化新聞

" (国際再生可能エネルギー機関より)  再生可能エネルギーの地球規模での使用を急速に進めていくため、ドイツ、スペイン、デンマークは10月24日、来年早々にも国際再生可能エネルギー機関(IRENA:International Renewable Energy Agency)を設立することを共同で発表した。 "
-----日刊 温暖化新聞、2008年11月18日

プレスリリース / International Renewable Energy Agency (IRENA),October 24, 2008
Breakthrough: IRENA is to be founded in early 2009(発表資料はpdf)

" Final Preparatory Conference paves the way for the first International Renewable
Energy Agency (IRENA)
What has been within reach is now ready to be settled: 51 states from different regions agreed on the Statute (Treaty) of the International Renewable Energy Agency (IRENA) at the Final Preparatory Conference held on 23-24 October, 2008 in Madrid, Spain. Further important issues like the financing, the procedures for selecting the interim Director-General and the interim headquarters and the design of IRENA’s initial phase have been agreed upon.
Mandated by governments worldwide, IRENA aims at becoming the main driving force in promoting a rapid transition towards the widespread and sustainable use of renewable energy on a global scale. The Madrid Conference constitutes a major breakthrough and a success in the founding process, led by Germany, Spain and
Denmark. The Founding Conference for IRENA, where the Treaty will be signed, will be held on 26 January, 2009 in Bonn, Germany. From that day forth the Statute will be open for signature by states interested in becoming a member of the agency.
Emphasizing the urgent need for a shift towards more renewable energy and a low carbon economy the participating states decided to install an interim body of IRENA, the Preparatory Commission, ensuring a quick and comprehensive start.
.......... "

参考動画
Securing Energy

(eutube,2007年06月15日)

Taking a head start to create a low carbon world economy

(eutube,2008年01月25日)

コメント
 EU加盟諸国が考えている再生可能エネルギーのステージは、面積的に非常に大きい、ロシアへのエネルギー依存が安全保障上の懸念となりつつある現在、EUの視線は、地中海を越えてアフリカにまで到達しています。

エネルギーは、地中海を経てアフリカからEUへとやってくる?-----ソフトエネルギー、2008/07/30

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中瀬工場における太陽光発電と風力発電の導入について / プレスリリース ヤマハ発動機

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-----image(pop up ; 左”太陽光発電装置”、右”風力発電装置”) & text : ヤマハ発動機、2008年11月25日発表より

" ヤマハ発動機株式会社の製造部門で、カウリングなど二輪車等の外装部品の成形・塗装などを手がける中瀬工場(浜松市浜北区中瀬 4444)は、環境対応による「脱石油化」の一環として、太陽光発電と風力発電の両システムを設置し、本日より稼動しましたので、ご案内します。

 太陽光発電と風力発電の同時稼動は、当社では初めてのケースとなり、2つの装置による発電量は、年間約26,000kwhで、約18トンの二酸化炭素削減効果が見込まれます。
 この2つの装置により発電した電力は、同工場の厚生棟事務所の照明や空調などに使用します。

 太陽光発電システムは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究事業として導入しており、当社では7基目の設置となります。設置後4年間は同機構へのデータ提供を行うことになっています。
 また、このシステムは「新型モジュール型」を採用していますが、これは従来の製品と比べ、同一定格出力の従来品と比べて年間発電量が多いことと、装置を製造する過程での二酸化炭素発生量が少なく、環境にやさしいことがメリットとして挙げられます。

 縦型風力発電システムは、当社で初めての設置となりますが、プロペラ型の風車に比べて音が静かというメリットがあり、近隣への環境にも配慮した装置となっています。
.......... "

コメント
 企業がさまざまな機会に太陽電池や風力発電などを自社工場などに設備する案件が増えてきています。だんだん、その動向や詳細を把握するのもむずかしくなってきています。できれば、他社や別のプロジェクト向けにまとめてデーターベース化してあると便利ですよね。さらにできれば、実績や問題点、申し送りなんかもあるといいと思います。
 既設のサイトやサービスや検索した限りではみつかりません。なければ、作れればいいのですが、、、、(t_t)

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