太陽光発電+プラグインハイブリッド車 GridPoint renewable energy house
住宅の屋根に太陽電池を取り付け、電力とともに、電気自動車も使って移動のためのエネルギーも自給してしまう、そんなプランがあちこちで作られるようになってきました。電気自動車が身近になるにつれ、この傾向はますます顕著になっていくに違いありません。
今回ご紹介するのはGridPoint社の提案するrenewable energy houseです。負荷の精密な把握とコントロールのためのソフトウェアや制御機器を家庭が装備することで、発電、電力の利用のあらゆるシーンで無駄をはぶき、省エネを徹底することで、連系している場合には電力会社への売る電気の量を増やすことができます。バッテリーありの独立系までは踏み込んでいませんが、電気自動車のバッテリーを生かすことで、発電、消費、蓄電といった流れを一般家庭でも省エネを意識して設計されたITビルなみのマネージメントを提案しています。太陽電池だけでなく、風力発電などの他の発電ソースも加え、これまでにないくらい立体的に一般家庭の電力をみようとしているような姿勢がとても印象的です。
車は、GMのプラグインハイブリッド車のVoltが同社の資料では採用されていました。プラグインハイブリッド車にしろ、電気自動車にしろここ数年で勢いがつくならば、再生可能エネルギーを利用して、ほぼ自給した暮らしをする人がそれほど珍しくない、という社会の到来は案外早まるのかもしれません。
プレスリリース / GridPoint,Dec. 3, 2008
-----image : Renewable Energy Integrationのキャプチャー画像
・GridPoint Demonstrates Intelligently Connecting Electric Vehicles with the Power Grid
" GridPoint, Inc., a leading clean tech company whose smart grid software platform benefits electric utilities, consumers and the environment, will demonstrate its “smart charging” capabilities at the Electric Drive Transportation Association (EDTA) conference today in Washington, D.C.At EDTA, GridPoint will demonstrate the ability to actively manage plug-in vehicle load. In real-time, GridPoint technology will simultaneously manage the power flow to a fleet of plug-in vehicle resources, including a Chevy Volt battery pack located at GM’s Battery Lab in Warren, Mich., and a pool of simulated electric vehicle resources.
“By embedding GridPoint’s software in electric vehicles, we enable utilities to offer reduced charging costs to customers and allow clean energy, such as wind and solar power, to be used as a source for recharging vehicles,” said Tony Posawatz, Volt Vehicle Line Director, General Motors. “Additionally, we help utilities eliminate the need to build new power plants that would otherwise be required to support the mass adoption of electric vehicles.”
.......... "
関連情報、記事
・Smart Grid News
・GridWise
-----image : 上記サイトからダウンロードできるスマートグリッドの資料”Electricity Economy”の表紙
・Smart Grid Enablers - GridPoint-----ECO WORLD,October 7th, 2008
コメント
日本でも省エネ分電盤やネット管理できる電力制御のための機器や電力量計などがあります。家庭用のエネルギーマネージメントシステムの研究も行われているようです。
すぐれたソフトウェアが信頼性を確保した形で登場するなら、家庭から事業所、そして電力網全体の合理的かつ時代の要請にあった管理が可能になるかもしれません。マイクログリッド、つまり地域などの特定の範囲での電力網の管理技術は、太陽電池や風力発電、さらには蓄電池、地域内の冷房、冷蔵、冷凍、照明、さまざまな電気の消費のパターンと量にあわせた負荷のコントロールによって、地味ながら確実に、エネルギーのマネージメントという方向に私たちの社会を変える可能性があります。(t_t)
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