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お墓に太陽電池を! Spain、Santa Coloma de Gramenet町、太陽光発電利用計画推進中 + Roadmap 20% by 2020

 私たちは、今太陽の恩恵をどのくらいありがたく日々を生きているだろうか? 
 スペインのSanta Coloma de Gramenetという町で、お墓の未利用なスペースに太陽電池を取り付け、発電電力を系統に流す、つまりお墓を利用した太陽光発電所が建設され話題になっています。太陽電池の舞う数は462パネルで60軒分の電力に相当するということですから自治体が取り組むプランとしてもそれほど大きくはありません。しかし、町の計画はこれにとどまらないのです、利用できるところにはどんどん太陽電池を取り付けていくということです。お墓だけでなく、慰霊のための施設には、すでに100kWpの太陽光発電所が建設されているということです。

 そう、最初の問いかけに、信心深いスペインの人々は、敬虔なる気持ちで、感謝の中で太陽電池を利用するための、未利用なスペースを活用する決意のようです。エネルギー、そして気候変動問題は、課題であるとともに日々の信仰の中でも問われる問題になってきたようです。

Santa Coloma de Gramenet / Photovoltaic energy instalation plan
Santa_coloma_de_gramenet41_466667_2Santa_coloma_de_gramenet41_466667_3
-----image : Google Earthキャプチャー画像、[上左右 : Santa Coloma de Gramenetを上空から。下 : 結局太陽電池は探せなかったが、ストリートビューでみた町のようす。 ]-----Santa_coloma_de_gramenetsvtown

関連記事、情報
Spain's Solar Cemetary-----Huffingtonpost,Nov 23,2008

" .....The power the 462 panels produces _ equivalent to the yearly use by 60 homes _ flows into the local energy grid for normal consumption and is one community's odd nod to the fight against global warming.
..... "

Wikipedia : Santa Coloma de Gramenet

コメント続き
 スペイン、ドイツ、イギリス、そして最近ではポルトガルにおける再生可能エネルギーへの取り組みの報道は金融不況の世界でもひきをきらない。大型案件から小さなものまで、工夫と熱意に満ちている。そんななかで、EREC(European Renewable Energy Council)が発表したロードマップは、これまでのEUの方針を確認し、将来に継承するものとして2020年に20%の再生可能エネルギーという全体としては大きなチャレンジの表明です。来年オバマさんが気候変動問題とエネルギー問題に、従来より踏み込むことが一定の規模で確実視されています。世界は、金融危機の中でも、現状、この問題を技術と創意工夫でのりきろうとしています。

プレスリリース / EREC,17 November 2008
Press-release / The EREC Renewable Energy Technology Roadmap 20% by 2020

" Renewable Energy Technology Roadmap (3.7 MB)

Erec_echnology_roadmap-----image : カバー写真
Feuille de route des energies renouvelables (3.8 MB) "

Eren20072020
-----image(pop up ; ”Table 1: Mandatory national targets set out in the Directive (2005 and 2020)”) : P.2より)

 上記に引用した表によれば、スペインは、
Spain
Share of energy from renewable sources in final consumption of energy, 2005 - 8.7%
Target for share of energy from renewable sources in final consumption of energy, 2020 - 20%

 2005年の再生可能エネルギーの実績が8.7%で2020年の目標が20%となっています。小さな自治体の、ある意味伝統的で美しく荘厳な典場までも太陽光発電に利用していくという努力の積み上げにより、これらの数字が実現されていくのでしょう。(t_t)



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