千代田線 北綾瀬駅「太陽光発電システム」を稼動いたします。 / プレスリリース 東京メトロ
-----image(”駅舎の屋根上に設置した太陽光発電パネル”) & text : 東京メトロ、2008/9/19発表より
" 東京メトロ(社長 ...)では、千代田線北綾瀬駅の駅舎の屋根上に、太陽光を利用した発電システムを設置し、平成20年9月12日(金)から使用開始します。
太陽光発電システムの設置は、これまで実施しているさまざまな環境保全活動に加えた新たな取り組みとして行うもので、駅設備の照明等に使用する電力の一部を環境にやさしくクリーンな発電システムにより供給するものです。
東京メトロでは、環境保全活動を個別テーマごとに具体的な目標を設定して計画的に進めており、太陽光発電システムの設置は、環境目標として掲げている「自然エネルギーの活用」の取り組みの一環として実施するものです。
これにより、晴天時には最大20kWの電力を供給することができ、約19,000kWh/年の電力削減が見込まれます。また、約10t-CO2/年(クスノキ27本分)の二酸化炭素の削減効果が期待できます。
なお、北綾瀬駅のホームに電力量の表示装置を設置して、太陽光発電システムで供給される電力量をタイムリーに確認できるようにしています。
1 設置場所 千代田線北綾瀬駅の駅舎屋根上 (東京都足立区谷中2-6-21)
2 発電能力 20kW
3 利用施設 駅施設の照明、乗降場待合室空調等 "
関連記事(ソース)
・北綾瀬駅に太陽光発電 駅舎屋根にパネル-----東京新聞、2008年9月18日
" .....晴天時の発電能力は最大二十キロワットで、同駅の照明設備に使う電力の約三割を賄える計算。..... "
コメント
東京メトロ、千代田線北綾瀬駅に20kWpの設備容量の太陽光発電システムが取り付けられ、すでに稼動しているということです。鉄道の駅舎など関連施設への太陽光発電システムの導入はぼちぼちと各社で進んでいます。未利用なスペースをまだまだかかえていると考えられる鉄道関連施設においては、有効性が評価されればさらなる導入にはずみがつきそうです。
東京新聞には、同駅で利用される照明で消費量の約3割とかかれています。ちょっと参考になる情報でした。
また、同リリースによれば、20kWpの設備容量の太陽電池で年間約19,000kWhの発電量が見込まれているということです。
19,000 / 365 = 約52.05 Wh/day が1日平均の見込まれる発電量となります。これを設備容量の20で割ると、約2.6となります。系統連系の太陽電池の設備容量×2.6倍が標準的な日射条件下でのおおよその発電量となりますので、ここでも「2.6」という数値が利用されていることがわかります。つまり、3kWpの設備容量の太陽電池を屋根にのせれば、
3 * 2.6 = 7.8kWh/day の発電量が平均して期待できると計算ができます。バッテリーありの独立系であれば、2.3倍すれば同様に目安を計算できます。独立系の場合、系統連系(売買電)システムよりも若干発電効率がさがるとうことです。
ところで、鉄道意外にも高速道路や流通拠点、港湾施設などさまざまなところに未利用な日射条件のいい場所を見つけることは、広い施設をもつこうした施設には、チャンスが多いにちがいありません。将来的には、日射のいい場所は、発電所になりうるという潜在的な価値をもっていると考えることができます。土地には、さまざまな価値がありますが、太陽光発電所としての有利な条件が、そうした土地を称する企業にとって資産価値を持ちつつあるのです。あとは、太陽電池のコストなどの面での進歩など、さらなる進化を期待ちつつ、無騒音、無排気、低い保守量と長い寿命を備えた、太陽電池のメリットを含めた、さらに高い評価を受けていくと期待しています。(t_t)
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