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2011年度中に年間生産能力600MW体制へ 太陽光発電システム / プレスリリース 三菱電機

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-----image & text : 三菱電機、2008年8月27日発表より

" 太陽電池セル第2工場 建設のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、太陽光発電システムの急速な需要拡大に対応して、太陽電池セルの生産能力を拡大することとし、中津川製作所飯田工場(所在地:長野県飯田市)内に新たに太陽電池セル第2工場を建設しますのでお知らせします。
 2011年度中に、現在の年間生産能力150MWの4倍にあたる600MW体制確立を目指し、これまで2012年度中の確立を目標としていた500MW体制への設備投資計画を上積みして前倒しします。
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工場建設の狙い
 2008年7月に開催された「北海道洞爺湖サミット」の「エネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国首脳会合宣言」で太陽光発電など再生可能エネルギーの利用促進の必要性が採択されたように、太陽光発電システムの世界市場規模※2は2007年度の1,950MWから、2011年度には4,430MW程度と見込まれ、さらなる需要拡大が予測されます。
 三菱電機グループは2007年10月、環境経営における長期ビジョン「環境ビジョン2021」を策定し、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する取り組みの1つとして、太陽光発電システムのさらなる普及と発電効率向上を掲げました。現在は、年間生産能力を2008年10月から220MW体制とすべく、準備を進めています。
 当社は、「エネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国首脳会合宣言」などを踏まえ、太陽光発電システムの急速な需要拡大に対応するため、太陽電池セルの生産能力を拡大することとし、中津川製作所飯田工場の太陽電池セル第1工場に隣接して、新たに太陽電池セル第2工場を建設します。
※2: 当社調べ

今後の展開
 当社は、生産体制の強化を進めるとともに、世界最高※3の光電気変換効率※4 18.6%※5を達成した多結晶太陽電池セルを今後製品化し、業界トップ※6の電力変換効率97.5%を誇るパワーコンディショナと組み合わせて、効率の良い太陽光発電システムのさらなる普及促進に努め、地球環境保全と持続可能型社会の実現に貢献してまいります。また、当社では薄膜太陽電池についても研究・開発を進めており、市場動向を見極めつつ、事業化を判断してまいります。
※3: 2008年8月27日現在。実用的な150mm角サイズの多結晶シリコン太陽電池セルにおいて(試作品、当社調べ)
※4: 太陽光の光エネルギーを電気エネルギー(直流)に変える効率
※5: 変換効率の公的認証機関である産業技術総合研究所(AIST)における評価結果
※6: 2008年8月27日現在。国内住宅用太陽光発電システム向けパワーコンディショナの量産機種において "

関連
プレスリリース / 三菱電機、2008年8月27日
海外の無電化地域向け事業を拡大し、社会インフラ構築に貢献 三菱電機「海外向け小型太陽電池モジュール」新発売のお知らせ
0827c-----image : イメージも同リリースより

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新製品の特長

1. 豊富なラインアップ(35W、40W、46W、52W)により、国ごとに異なる要求出力に対応
無電化地域の電化プロジェクトは、国ごとに要求されるモジュール出力が異なります。今回、無電化地域の小規模住宅に適した出力(35W、40W、46W、52W)をラインアップして、国ごとに異なる幅広い要求出力に対応します。動作電圧は、独立形太陽光発電システムで主に採用される12Vバッテリーに対応しています。
2. 日本メーカー初のモジュール1枚単位で公称出力値を保証
無電化地域の小規模住宅では、1軒につき太陽電池モジュール1枚を使用するケースが圧倒的に多いため、日本メーカーで初めてモジュール1枚単位で、出荷時における公称出力値を保証します。
3. 施工性を向上させた新開発の端子ボックス(特許出願中)
現地の設置環境をふまえ、施工性を向上させた独立形システム用端子ボックスを新開発しました。外蓋が端子ボックス本体と分離せず、開けた角度を固定できるヒンジ構造なので、電気配線工事の作業時間を短縮でき、安全性も高まります。
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コメント

 三菱電機が太陽光発電事業を計画を拡大し600MW体制を、時期も2012年から2010年に前倒しして太陽電池増産に踏み切るという。世界的に、30%以上ののびが期待される太陽光発電の分野では、さまざまな競争が激化しているが、基本的に太陽電池の不足感はずっと続くという見通しが世界的になされるなか、日本の企業も次々と増産体制や拡充を発表しています。

 また、海外向けの独立系の太陽電池35Wから52Wまで4種類の小型太陽電池が販売されるそうです。海外、特に経済発展を続ける経済好調な途上国を中心に、今後急速に太陽電池が普及するとされています。こちらも海外の市場を意識しての投入です。国内でもほしがる人は多いのに、パイが小さすぎますか? 三菱電機様。売れるものなら、国内でも売りたいのですが、、、。

 さて、世界の需要が日本の企業に太陽光発電事業の拡充を決断させています。次世代が動きだし、2015年ぐらいまでは、次世代太陽電池の開発競争が続き、その後次次世代が見えてくる段階で、世界の太陽電池事業の趨勢が見えてくると思います。各社、現在の作れば売れる状態は継続して続くと読んでいるのは間違いありません。
 気になるのは、国内での動き。政府の刺激策や補助の予算化が発表されていますが、具体的に成果がどこまであがるのか、、、、残念ながら見えてきません。ここにきて明るい情報もでてきているので、じっくり模様眺め中です。(t_t)



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