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洋上風車建設にむけて、国内そして海外での動き

 以前から、そろそろ次の段階だなと気になっていた九州大研究グループによる次世代炭素繊維フロートでの風力発電と水素製造・貯蔵実験への動き、、、報道があったので調べてみても研究本体にはネットではたどりつけない。

新素材で海上風力発電所──九大、低コスト可能に-----日経エコロミー、2008/7/8
洋上ハイブリッド発電システム:洋上でソーラー+風力発電 玄界灘に建設構想-----毎日.jp,2008年7月9日

 もっとも詳細に伝えているのは、社民党のサイトだった。

社民党OfficialWeb 政策 : 洋上風力発電

 なかなか情報がでてこないのは、関係者が資金集めのために精力的に動かれているからかもしれない、、、、なんて考えたりもする。なんにしろ、海でのエネルギー確保には積極的な動きがほしいところです。資金の調達のめどがたつことを願っております。
 炭素製繊維の特殊構造物による洋上フロート基地は、風車のベースとしても、太陽光発電所としてもよし漁業、さらには油井やガス田開発用のプラットフォームとしても使える。さらに、風力発電で水素を製造し、貯蔵し運搬するという一連の研究も進んでいるようです。かなり具体的に進むも、自民党が動かないから、、、社民党なのかな、、、よくわかりません。

 以前のエントリーは、下。

洋上で風力発電→海から水素抽出 九大など産学連携 実証実験を開始 / クリッピング 西日本新聞-----ソフトエネルギー、2006/11/06

 そして、この有望な計画の可能性について日本の産業、政治が冷淡であることについては、初期の下の記事に触れられています。

次世代カーボンファイバーで洋上風力発電基地を!-----SAFETY Japan 日経BPnet,2007年6月1日

 なかなか情報の本体にはネットではたどりつけないことが、逆に期待していい状況であることを祈らずにはいられません。

 さて、海外でも風車用のさまざまなフロートベースの計画が進んでいます。

世界初のフロート風力発電所は、2009年にStatoilHydro社、ノルウェイ、、、-----ソフトエネルギー、2008/05/28

 このノルウェーの計画は、以前から発表されているタイムテーブルどおりに進んでいるようなので、おそらく「世界初」となりそうです。しかし、挙動に動作の触れがでてしまうような気がして、よっぽど船の往来のない海とかでないとむずかしいような気がします。まあ、できれば動作も見ることができるので楽しみにしておきたいですね。

参考エントリー

東大・東電共同研究 関東沖50キロ内で洋上風力発電 国内電力の1割供給可 / クリッピング FujiSankei Business i.-----ソフトエネルギー、2006/11/23

イベント 10/10 セイリング型洋上風力発電研究成果報告会 国立環境研究所-----ソフトエネルギー、2007/09/19

 さて、海外ではMINI FLOAT(TM)という海上での油井用のプラットフォームのライセンスをPrinciple Power社が取得、WIND FLOAT(TM)という名称で海上での風車の建設に使うということが発表されました。

MI&T Licenses WindFloat Platform-----Renewable Energy World.com,2008/07/03

 さっそくこのフロートの開発元のサイトで資料をみてみました。

Marine Innovation & Technology / Renewable Energy 
/ Power Supply
Minifloatflyer
-----image(pop up ; ”The MiniFloat Brochure (PDF, 640k)”) : フライヤーキャプチャー画像

 ガス田から石油、輸送基地、そして風車のベースまでさまざまな用途に利用できるフロートということです。シンプルな構造で、一般の油田の姿勢制御の技術(?)が応用されているようで、コントロールされたバラスト注水などの高度な制御ができるようですが、こちらも荒天時にはどんな挙動になるのか、やはり実際に興味があります。日本の海は、台風もあり時化ると厳しいです。日本の海にあったフロートプラットフォームの開発が進むといいですね。(t_t)

追加情報
浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/12/24



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