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MIT opens new 'window' on solar energy / プレスリリース MIT(MIT が有機ELの特殊加工着色ガラスで太陽光発電用の集光器を製作)

Solarstackenlarged
-----image(pop up : ”solar-stack-enlarged - Organic solar concentrators collect and focus different colors of sunlight. Solar cells can be attached to the edges of the plates. By collecting light over their full surface and concentrating it at their edges, these devices reduce the required area of solar cells and consequently, the cost of solar power. Stacking multiple concentrators allows the optimization of solar cells at each wavelength, increasing the overall power output. Photo / Donna Coveney ”) & text : MIT news,July 10, 2008発表より

" Cost effective devices expected on market soon
Imagine windows that not only provide a clear view and illuminate rooms, but also use sunlight to efficiently help power the building they are part of. MIT engineers report a new approach to harnessing the sun's energy that could allow just that.

The work, to be reported in the July 11 issue of Science, involves the creation of a novel "solar concentrator." "Light is collected over a large area [like a window] and gathered, or concentrated, at the edges," explains Marc A. Baldo, leader of the work and the Esther and Harold E. Edgerton Career Development Associate Professor of Electrical Engineering.

As a result, rather than covering a roof with expensive solar cells (the semiconductor devices that transform sunlight into electricity), the cells only need to be around the edges of a flat glass panel. In addition, the focused light increases the electrical power obtained from each solar cell "by a factor of over 40," Baldo says.

Because the system is simple to manufacture, the team believes that it could be implemented within three years--even added onto existing solar-panel systems to increase their efficiency by 50 percent for minimal additional cost. That, in turn, would substantially reduce the cost of solar electricity.

Fact sheet: MIT's solar concentrators
.......... "

関連
People >MIT Research Laboratory of Electronics : Marc A. Baldo / Soft Semiconductor Group / Organic Solar Concentrators

A Better Solar Collector-----MIT Technology Review,July 10, 2008

コメント
 今回のMITの研究グループと設立されたベンチャー企業は、太陽光発電の世界で大きなブレイクスルーを達成したかもしれない、、、、!
 大きな発明は、既存の技術の実績を生かしながら、発想の転換をなしとげ、大きな成果に対してより単純なソリューションをもっています。今回の有機ELの技術を使ってガラスやプラスチックを”着色”することで、ガラス面で広く受光、そして、”色”を自由に選択しながら、ガラスの厚みに相当する薄い縁(エッジ)に太陽電池を貼り付ておいて発電するというアイディアにもそれを感じます。

 集光型太陽電池といえば、いまや古典的なディッシュ(お碗型などの鏡面で集光)、さまざまなレンズによるものなどがあります。いずれも、いまや貴重品となった太陽電池の結晶系や化合物系のセルの使用量を削減するためのアイディアです。それらの中には、すでに製品化されたり、実用段階前夜にまで達しているものもあります。日本では、住宅や設置場所の事情にそぐわない、コストを押し上げる、システムが複雑になる、熱対策の必要性などの理由で、不人気です。これらが装備しなくてはならない太陽の方向を追尾する装置にも大きな問題点があります。それでも、いよいよ太陽電池の材料やセルの値段が下がらなければ技術的な工夫は必要と見られていました。しかし、今回のMITの研究グループが押し広げた特殊な方法でガラスに有機EL製作の技術を応用して加工したガラスに太陽の光を当てると、まるでグラスファイバーが遠隔地まで光を伝達することができるように、縁に集光できる技術を開発したことで、太陽電池を面から薄い縁へと貼り付けることだけで、発電効率を維持できるとすれば、結果として集光したことになります。しかも色をつけることで光の波長を選択できるようですので、これまでの太陽電池的な使い方だけでなく、窓や明かり取りにあるていどの透過を生かした形で、さらには、これら両者を組み合わせて、総合的に利用できる光の量を増加させ、結果として発電効率を上げることが可能となります。

 おもしろいっすねーこのアイディア。1日も早く実物を見てみたいです。(t_t)

MEMO
 このアイディアでは、受光面の面積に対するエッジ側の面積の比は最大で数十倍になるという。このアイディアでは、さまざまなガラス、太陽電池を組み合わせて最大効率を追求するハイエンド製品から、光を透過させることでさまざまな用途に利用できる可能性を追求できることで、建築物から設備、車や機材などのさまざまな面に使えることです。詳しいデーターを知りたい。サイエンスどなたかチェックしてください。

参考
Wikipedia : 有機エレクトロルミネッセンス



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