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太陽光発電、電力会社並みの料金単価は2015年がターゲット=三洋電 / クリッピング asahi.com

" 三洋電機<6764.T>のソーラー事業部事業企画部の脇坂健一郎・担当部長は29日、都内で記者団に対し、2015年には太陽光発電システムによる発電単価を電気料金並みに引き下げたいとの考えを示した。 "
-----asahi.com、2008年7月29日

関連記事、情報
いつでも、どこでも、太陽電池の時代へ――三洋電機-----@IT MONOist,2008/7/29

福田内閣総理大臣スピーチ「低炭素社会・日本」をめざして日本記者クラブにて-----首相官邸、平成20年6月9日

コメント
 三洋電機が太陽電池事業の今後の見通しとともに、電力会社並、現在の半分程度にまで太陽光発電システム導入コストがなるのを2015年との見込みをアナウンスした。政府が福田ビジョンを29日に正式に発表するその同じタイミングで太陽光発電ビジネスの将来をメーカーが積極的な展開を見通したことは大きな出来事だ。ただし、福田ビジョンでは、もっと早いペースでの半額を目指すことが言及されているようです。福田ビジョンのほうが5年程度早いペースで開発を進めたいということだが、、、、はて? 他のメーカーなどの動向を考えても2015年が妥当な気がします。

-----イメージ(pop up )


20080707

-----photo by Rina 2008-----

太陽光発電機器、3-5年で半額に 温暖化防止で政府行動計画-----NIKKEI NET,2008/7/29

 政府は現状の標準システムを300万円とし、三洋電機は230万円として計算しているようで、半額なら150万円、115万円となりややこしい。標準システムは、3kWpなのかについても正確には記されていないので、さらにわかりにくいですね。3-5年で半額という目処はどの程度のものなのか是非知りたいところです。
 福田ビジョンについては、低炭素社会づくり行動計画ということで、洞爺湖サミットでの気候変動に関するアプローチを具体化するためのさまざまな内容を含んでいます。

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エネルギーは、地中海を経てアフリカからEUへとやってくる?

 つい先日、EUとアフリカ、さらにはイスラエル、中東まで含む43カ国の地中海連合の発足を目指す初の会議が開かれ、提唱者のサルコジさんの外交手腕と合わせて世界の耳目を集めたことは記憶に新しい。EUとして気候変動、さらにはエネルギー問題、そしてより広い世界の安定と連携の可能性に向けての強烈な意思と具体的な行動を強く印象付けた出来事だった。さまざまな課題があり、調整には時間がかかるだろうが、ヨーロッパ、北アフリカ、中東の「架け橋」となる国際的な地域連合であるだけに、成果への期待、さらには地域全体の可能性を広げるものとして注目です。

 さて、そして23日のガーディアンの記事によれば、EUの科学部に相当する組織が太陽電池と太陽熱発電、さらには風力、地熱などの利用も含めた再生可能エネルギーの可能性についてのプレゼンテーションを行ったということです。
 たとえばサハラ砂漠は、EU南部の国よりも2割以上も日射条件がいいようです。サハラ砂漠に大規模な太陽光発電所や最近世界各地で建設が始まっている太陽熱発電所などを建設し、アフリカからEUまで新たに最新の送電網を整備することで、この地域に電力を供給する。さらには、風力、地熱など地域で利用可能な再生可能エネルギーの開発を進めることで、数字的にはEUが目指す2020年に再生可能エネルギー20%、そして2050年には、50%を越えての利用を可能にするだけの潜在力をこの地域が持っているということです。送電ロスは、15%程度見込んでいて、現状でも”ペイ”する可能性があり、将来の太陽電池などの高効率化やコスト減などにより十分成立する計画であるということです。
 さらに、現在検討されている直流送電(High voltage direct current)網が実現すれば、さらに送電ロスを抑えることができるということです。

Solar power from Saharan sun could provide Europe's electricity, says EU-----guardian.co.uk,July 23 2008

プレスリリース / European Commission Joint Research Center,21/07/08
Renewable energy in Europe: achieving our goals with a little help from the Mediterranean sun
P8
-----image : 参考資料(”Presentation: A Vision for Photovoltaics in a Mediterranean Grid (Arnulf Jager-Waldau and Magda Moner-Girona's presentation)pdf資料 ”)より、上 :P.8キャプチャー画像。下:P.30キャプチャー画像-----

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アル・ゴア元米副大統領、10年で再生可能エネルギー100%の"夢"を語る

 地上に降り立つ太陽のエネルギーの、ほんのわずかな量を捕らえることができれば、、、、沿岸部に吹く強い風、火山地帯などの膨大な地下の地熱を生かせれば、、、、
 すべてのエネルギーを再生可能エネルギーでまかなうことを選択する世界も”夢物語”ではない。

 確かに人間は、アル・ゴアさん、元副大統領の7/17日の演説のように非常に短い期間で、自然エネルギーを利用する道を選ぶことはできる。

AL's Journal / http://www.algore.com/ ,July 17, 2008
A Generational Challenge to Repower America

" There are times in the history of our nation when our very way of life depends upon dispelling illusions and awakening to the challenge of a present danger. "

AL GORE: Green Energy by 2018 (7/17 Speech)

(EnergyEnvironmentTV,2008年07月17日)


"Today I challenge our nation to commit to producing 100 percent of our electricity from renewable energy and truly clean carbon-free sources within 10 years. "

関連
we can solve the climate crisis

" Join 1,434,464 people and support repowering America....."

関連記事
ゴア元副大統領演説:世代の挑戦:米国の電力を新エネルギーでまかなう-----日刊 温暖化新聞、2008/2/28

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鳥翼型垂直軸風力タービン? さらに風力発電用の集風器?

 NEDOのサイトに以下のようなリリースが発表されました。

プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構、日本工業大学工学部機械工学科
鳥翼型垂直軸タービン流れの可視化 【産技助成Vol.8】
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-----image(pop up ; ”図1:集風器付き鳥翼型垂直軸風力発電機の概念図。右図は真上から見たもので、中心の風車の周りに4枚置かれている集風器により、風を集める効果があることを示す”) : 同リリースより

" よりたくさんの風を「受け」より効率よく風を「避ける」しなやかで鳥の翼のような風力発電システム。鳥翼型垂直軸風力タービンと風を効率的に風車へ流す集風器。

【新規発表事項】
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の産業技術研究助成事業(予算規模:約50億円)の一環として、埼玉県宮代町にある日本工業大学の准教授、丹澤祥晃氏は、翼型垂直軸風力タービンと風を効率的に風車へ流す集風器を備えた鳥の翼のような風力発電システムを開発しました。
このシステムは台風の際に起きる強風時に、主に安全面のため強制停止させ、発電できなかった従来の風力発電に対し、強風時には風を「避ける」ことで発電を持続させ、風速50m/sec以上での稼動も実現するという風力発電システムです。
風を効率よく風車に誘導するための集風器で1.6倍もの風力エネルギーを集めることに成功し、その発電量は集風器を使わない場合に比べて2倍の発電量が得られています。
今後、耐強風性と騒音低減の研究と発電力の向上、小型化が実現できれば、家庭用屋上設置型の風力発電システムとして活用が期待できます。
..........
競合技術への強み
1) 独創的形状:鳥翼型風車の発想は他に類例を見ない形状。鳥が翼を動かす時に生み出される空気抵抗の違いを風車設計に活かせないかと考えた点が本技術開発アプローチの原点。
2) 風力エネルギーの効率的利用(1.6倍):集風器を風車のまわりに設置して風を風車に誘導することで、集風器がない場合に比べ1.6倍もの風力エネルギーを得ています。これは従来の風力発電とは異なる仕組みです。
3) 発電量(2倍):集風器を使うことで風力エネルギーを集中できるとともに鳥翼型風車が風を柔軟に受け止める特性から、その発電量は集風器を使わない場合と比べて2倍の発電量が得られます。

200724_32
-----image(pop up ; ”図2:集風装置あり、なしの効果比較”) : 同リリースより

今後の展望
当初のパワー係数(風力タービン回転領域の時間当たりの風力エネルギーに対する風力タービンの軸出力)は0.05程度でしたが改善が進み現在は約0.09まで向上しました。今後は、安全性確認のための寿命試験、フィールドでの実証試験などを行う中で風車効率の改善を施す必要があります。そして通常家庭の使用電力量の50%(年間1500Wh程度)の供給ができるよう開発を進めていきます。また本技術開発成果の製品化を目指して、高性能化、量産化、コストダウン手法の開発、意匠デザインの検討なども行う必要がありますので、今後は、現在の提携企業との共同開発をさらに進めつつ、資本力のある提携先を探して行きます。.........."

関連
日本工業大学 機械工学科 : 丹澤研究室

日本工業大学 機械工学科 : 丹澤祥晃(エネルギー工学)

" 研究テーマ
柔軟翼を持つ鳥翼型風力発電システムの開発 "

論文詳細情報 : 流体工学部門講演会講演論文集 Fluids engineering conference ... Vol.2005(20051028) p. 279 社団法人日本機械学会 ISSN:13482882 「1822 鳥翼型垂直軸風力タービンに関する研究 : 第10報 風力タービンに適合する発電機の設計指針(OS18-6 自然エネルギー資源の有効利用技術(6),OS18 自然エネルギー資源の有効利用技術,オーガナイズドセッション)
1822 Study of a Vertical Axis Wind Turbine Using Mechanism of Bird Wings : Part 10 Design Consideration of the Suitable Generator for a Wind Turbine」

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通信誌 / 「地球号の危機ニュースレター」(7月号)337号

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-----市民エネルギー研究所の記事  2008-06-30より----imageも

" 地球号の危機ニュースレター』No.337(2008年7月号)<発行・大竹財団/編集・市民エネルギー研究所>を発行しました。
目次
ヒッピー・コミューンの今(4)
~21世紀アメリカに適応したコミューン~
岡部一明

資料・本紹介
・風力発電で自立を目指すアメリカ先住民族
・米、エネルギー省が2030年に風力で電力の20%は可能と発表
・風力発電の積極的な導入にメンテナンス重視は不可欠
・太陽光発電大幅導入への新たな動向
・ごみ輸出
 ~あなたのテレビやパソコンはどこへ行くのか~

エタノール製造へ知恵を絞る月島機械
原油高追い風、条件整備が課題
井田均

風車に地震対策で建設ペース鈍化
決定プロセスに大問題が2つ
井田均

「スリランカ民族紛争現地レポート」
阿木幸男 "

定価 200円(送料90円)
年間購読料 2,000円(送料込)
発行元 財団法人 大竹財団

詳細、お問い合わせは、
市民エネルギー研究所の記事  2008-06-30をご覧ください。

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リコー、ニューヨーク・タイムズスクエアで初の試みとなる100%自然エネルギーで点灯する広告塔を設置 / プレスリリース

0702-----image (pop up ; ”広告塔完成イメージ(合成写真)”) & text : リコー、2008年7月2日発表より

" 株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、米国ニューヨーク州ニューヨーク市に100%自然エネルギーで点灯する広告塔を設置いたします。風力と太陽光のハイブリッド自家発電装置により得た電力を蓄電し、点灯するもので、外部からの供給電力は一切使用いたしません。
 この広告塔は風力発電機4基とソーラーパネル45枚を備えており、計算上の平均発電量は、約98kwh/日です。これにより、1年間で約18tのCO2抑制効果が見込まれます。バッテリーには約4日分蓄電することができますが、微風状態が続くなど天候しだいで点灯しなくなることもありえます。
 新広告塔は、2008年12月上旬に点灯を開始する予定です。リコーの100%自然エネルギーで点灯する広告塔としては、大阪淀屋橋に設置したものに続く第二弾になります。 "

<広告塔の詳細>
1. 設置場所
米国ニューヨーク州ニューヨーク市タイムズスクエア
2. 広告塔の大きさ
全体: 高さ 14.3m X 幅38.4m
表示部には「RICOH」と表示する予定(詳細検討中)
3. 自家発電システムのスペック
風力発電機  4基(広告表示部の左右に2基ずつ設置)
ソーラーパネル 45枚(広告表示部上部に設置)
バッテリー16台(自然発電電力を貯める。約4日分を蓄電可能)

4. 平均発電値
98kwh/日
(風力:平均発電値93kwh/日、太陽光:平均発電値5kwh/日) "

コメント
 ニューヨークのタイムズスクエアにリコーが太陽光発電と風力発電により100%自然エネルギーで点灯する看板を設置するという。大きさは、高さ 14.3m X 幅38.4mで、結構大きい。
 システムは45枚の太陽電池と風力発電機4基ということで、太陽電池は看板の上、風力発電機は看板の左右に2基づつ配置ということです。太陽電池より風力の発電量が圧倒的に大きい。風力発電機1台あたりの1日の発電量は、約23kWh/日にも達する。かなり風力発電の貢献度が高く、このような都市部でどのように風のエネルギーを確保しているのか大いに注目されます。(t_t)

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フレキシブルなCIGS太陽電池で効率17.7%を達成 / プレスリリース 産業技術総合研究所

Photo1Photo2
-----image(pop up ; ”セラミックス基板(左)およびポリマー基板(右)を用いたフレキシブルCIGS太陽電池 ”) & text : 産業技術総合研究所、 2008年7月16日発表より

" 「貼れる」高性能な太陽電池シールも可能に
ポイント
・非シリコン系材料(CIGS薄膜)を使った「曲がる」「軽い」太陽電池。
・フレキシブルCIGS太陽電池で最高のエネルギー変換効率。
・曲面への設置や、高性能なモバイル太陽電池の実現に大きく前進。

概要
 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)太陽光発電研究センター【研究センター長 近藤 道雄】化合物薄膜チーム 仁木 栄 研究チーム長(副研究センター長)と石塚 尚吾 研究員は、帝人株式会社(以下「帝人」という)の協力を得て、非シリコン系材料であるCIGS薄膜を用いたフレキシブル太陽電池のエネルギー変換効率を飛躍的に高める技術を開発した。この技術によりセラミックス、金属箔、ポリマーなど様々なフレキシブル基板を用いた高性能な太陽電池の作製に成功した。

 銅(Cu)、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、セレン(Se)からなる半導体材料CIGSを用いた太陽電池は、光電変換層の厚さを数μmと薄くできる。この利点を活かし、曲面への設置や持ち運びが可能な、軽量でフレキシブルな太陽電池への応用が期待されている。これまでフレキシブルCIGS太陽電池の高性能化は困難であったが、今回、新しいアルカリ添加制御技術の開発、およびポリマー基板の新しいハンドリング技術の開発を行い、フレキシブルCIGS太陽電池のエネルギー変換効率を大幅に向上させた。
..........

開発の社会的背景
 深刻化する環境問題や高騰を続ける原油価格への懸念などから、太陽光発電をはじめとする新エネルギーへの期待と関心はますます高まっている。

 CIGS太陽電池は、(1)変換効率が高い、(2)経年劣化がなく長期信頼性が高い、(3)黒一色で意匠性に優れる、(4)耐放射線性に優れ宇宙空間など特殊な環境にも対応できるなど、優れた特長を持つ。また、エネルギーペイバックタイム(EPT)はおよそ1年と多結晶シリコン太陽電池の約半分程度であり、低コスト化も期待できる。すでに産業としての実用段階に移行しており、国内企業によるパネル型太陽電池モジュールの量産販売が2007年より開始されている。

 CIGS太陽電池のもう1つの特長は、光電変換層の厚さを数μmと薄くできることである。薄膜化により原料の使用量を少なくし、曲げることもできる。フレキシブルな高性能太陽電池が実現すれば、曲面への設置や、軽量、モバイル性といったニーズに応えることができ、太陽光発電の更なる用途拡大と普及が期待できる。

研究の経緯
..........

研究の内容
 フレキシブルCIGS太陽電池の高効率化に必要とされる技術課題の一つに、CIGS光吸収層へのアルカリ添加の問題があった。ナトリウム(Na)などのアルカリ金属はCIGS太陽電池において、ホールキャリア密度の増加、開放電圧の増大など、性能向上に不可欠な不純物(ドーパント)として知られる。フレキシブルCIGS太陽電池の高性能化のために、これまでに、セレン化ナトリウム(Na2Se)やフッ化ナトリウム(NaF)などのアルカリ化合物を光吸収層の製膜前や製膜中、または製膜後に供給するアルカリ添加手法が試されてきた。しかし、このようなアルカリ化合物の多くは潮解性があるなど、物性的に不安定で取り扱いが難しく、再現性良く性能を向上させることはできなかった。

Fig1

-----image(”図1 今回開発した高効率フレキシブルCIGS太陽電池の構造。
CIGS光吸収層へのアルカリ供給源として、裏面電極層下部にケイ酸塩ガラスの極薄膜層(ASTL)を形成した。
図3に示されるようなグリッド電極は、表面透明電極層と反射防止コーティングの間に蒸着アルミニウムなどで形成する。”) : 同リリースより
 産総研では、図1に示すように、裏面電極層を形成する前に、安定なアルカリ化合物であるケイ酸塩ガラス層(ASTL:Alkali-silicate glass thin layer)を基板上に形成し、この層の製膜条件の制御により、裏面電極層を通過してCIGS光吸収層に取り込まれるアルカリ量を制御する技術を開発した(以下「ASTL法」という)。この技術により再現性良く、しかも簡便にアルカリ添加を行うことができ、CIGS太陽電池のエネルギー変換効率の大幅な向上が実現した。表面が平滑なセラミックスを基板として、ASTL法を用いて作製したフレキシブルCIGS太陽電池は、小面積セルの真性変換効率として17.7%を達成した。また表面がやや粗いチタン箔を基板に用いた場合でも17.4%を達成できた。17.7%(図2)は、現在までに報告されているフレキシブルCIGS太陽電池の効率としては最も高い値である。

図2(略)

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CIS太陽電池量産技術の共同研究開発について / プレスリリース 昭和シェル石油

" 当社(本社:東京都港区台場2-3-2 会長:新美春之)および100%子会社である昭和シェルソーラー株式会社(本社:東京都港区台場2-3-2 社長:亀田繁明)は、CIS太陽電池技術開発の強化を目的として、リサーチセンターを設立するとともに、株式会社アルバック(本社:神奈川県茅ヶ崎市萩園2500 社長:諏訪秀則)と量産技術に関する共同開発を開始することを決定いたしましたのでお知らせいたします。 CIS太陽電池は、今後シェアが大きく伸びると予測されている薄膜系太陽電池の中で最も将来性のある技術と言われており、現在供給不足となっているシリコンを一切使わず、また使用する原材料も僅少であるため、低コストでの製造が可能です。当社は既に宮崎プラント(年産規模20MW)を2007年に稼動させ、第2工場(年産規模60MW)も2009年の稼動を目指し建設中です。 昭和シェルが世界に先駆けて確立した独自のCIS太陽電池製造技術とアルバックがこれまで半導体、フラットパネルディスプレイで培ってきた真空装置技術を融合させることで、より生産能力の高い製造装置の開発が期待できます。今回の共同研究により生産能力の高い製造装置を開発し、高いコスト競争力での生産を実現させ、2011年稼動を目標として年産1000MW(1GW)規模の生産能力達成を目指します。 記 <リサーチセンターの概要> 名    称 : 厚木リサーチセンター(仮称) 所  在  地 : 神奈川県厚木市下川入123-1 投 資 金 額 : 約70億円 敷 地 面 積 : 25,000m2 竣 工 予 定 : 2009年3月(予定) <アルバックの概要> .......... "
-----昭和シェル石油、2008/07/03発表より Shellcis -----image (シェルソーラーのCIS太陽電池、独立系用フライヤーより)

関連記事、情報
行政ファイル:県が太陽電池研究所に助成 /神奈川-----毎日.jp,2008年7月4日

環境特集:太陽光発電がエコ社会の主役、周辺技術の進歩で夢が現実に-----2008年7月17日

アルバック

コメント
 シェルのCIS太陽電池が、次の段階の開発に向けて、開発、生産拠点の拡充を進めています。すでにCISの独立系太陽電池も出荷され、実績を積む中で、発電効率の高さが高い評価を得始めています。まもなく、独立系用の専用コントローラーも発売されます。国内向けの出荷も加速するといいのですが、、、、。今年の夏は、先進のCIS太陽電池を販売していきたいと考えております。カタログ作成中です。(t_t)

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洋上風車建設にむけて、国内そして海外での動き

 以前から、そろそろ次の段階だなと気になっていた九州大研究グループによる次世代炭素繊維フロートでの風力発電と水素製造・貯蔵実験への動き、、、報道があったので調べてみても研究本体にはネットではたどりつけない。

新素材で海上風力発電所──九大、低コスト可能に-----日経エコロミー、2008/7/8
洋上ハイブリッド発電システム:洋上でソーラー+風力発電 玄界灘に建設構想-----毎日.jp,2008年7月9日

 もっとも詳細に伝えているのは、社民党のサイトだった。

社民党OfficialWeb 政策 : 洋上風力発電

 なかなか情報がでてこないのは、関係者が資金集めのために精力的に動かれているからかもしれない、、、、なんて考えたりもする。なんにしろ、海でのエネルギー確保には積極的な動きがほしいところです。資金の調達のめどがたつことを願っております。
 炭素製繊維の特殊構造物による洋上フロート基地は、風車のベースとしても、太陽光発電所としてもよし漁業、さらには油井やガス田開発用のプラットフォームとしても使える。さらに、風力発電で水素を製造し、貯蔵し運搬するという一連の研究も進んでいるようです。かなり具体的に進むも、自民党が動かないから、、、社民党なのかな、、、よくわかりません。

 以前のエントリーは、下。

洋上で風力発電→海から水素抽出 九大など産学連携 実証実験を開始 / クリッピング 西日本新聞-----ソフトエネルギー、2006/11/06

 そして、この有望な計画の可能性について日本の産業、政治が冷淡であることについては、初期の下の記事に触れられています。

次世代カーボンファイバーで洋上風力発電基地を!-----SAFETY Japan 日経BPnet,2007年6月1日

 なかなか情報の本体にはネットではたどりつけないことが、逆に期待していい状況であることを祈らずにはいられません。

 さて、海外でも風車用のさまざまなフロートベースの計画が進んでいます。

世界初のフロート風力発電所は、2009年にStatoilHydro社、ノルウェイ、、、-----ソフトエネルギー、2008/05/28

 このノルウェーの計画は、以前から発表されているタイムテーブルどおりに進んでいるようなので、おそらく「世界初」となりそうです。しかし、挙動に動作の触れがでてしまうような気がして、よっぽど船の往来のない海とかでないとむずかしいような気がします。まあ、できれば動作も見ることができるので楽しみにしておきたいですね。

参考エントリー

東大・東電共同研究 関東沖50キロ内で洋上風力発電 国内電力の1割供給可 / クリッピング FujiSankei Business i.-----ソフトエネルギー、2006/11/23

イベント 10/10 セイリング型洋上風力発電研究成果報告会 国立環境研究所-----ソフトエネルギー、2007/09/19

 さて、海外ではMINI FLOAT(TM)という海上での油井用のプラットフォームのライセンスをPrinciple Power社が取得、WIND FLOAT(TM)という名称で海上での風車の建設に使うということが発表されました。

MI&T Licenses WindFloat Platform-----Renewable Energy World.com,2008/07/03

 さっそくこのフロートの開発元のサイトで資料をみてみました。

Marine Innovation & Technology / Renewable Energy 
/ Power Supply
Minifloatflyer
-----image(pop up ; ”The MiniFloat Brochure (PDF, 640k)”) : フライヤーキャプチャー画像

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巨大で柔軟な動きの波力発電する海蛇、Anaconda登場

 ここのところ世界の再生可能エネルギーの技術開発の情報は本当に豊富で充実したものになってきました。国や企業が、総力をあげてエネルギー問題に取り組む現状においては、世界のエネルギーの数割をまかなう可能性のある再生可能エネルギーの存在感は日ごとに増しているという気がします。今回は、Renewable Energy Worldのニュースの中に発見したまるで巨大な海蛇のように柔軟な動きで泳ぐように発電する波力発電システムアナコンダ、Anacondaについてリンクをたどって、詳しく見てみることにします。

"Anaconda" Could Provide up to 20 MW of Wave Energy-----Renewable Energy World,2008/07/15

プレスリリース / Engineergin and Physical Sciences Reserch Council ,3 July 2008
・Rubber 'Snake' Could Help Wave Power Get a Bite of the Energy Market[http://www.epsrc.ac.uk/PressReleases/RubberSnakeCouldHelpWavePowerGetaBiteofEnergyMarket.htm リンク切れ]
Snakewaves2-----image(”Computer simulation of how the Anaconda would look out at sea.”):同リリースより

" A device consisting of a giant rubber tube may hold the key to producing affordable electricity from the energy in sea waves.

Invented in the UK, the 'Anaconda' is a totally innovative wave energy concept. Its ultra-simple design means it would be cheap to manufacture and maintain, enabling it to produce clean electricity at lower cost than other types of wave energy converter. Cost has been a key barrier to deployment of such converters to date.
Anaconda-----image(”The Anaconda device could be used in groups of 20 or more.”):同リリースより
Named after the snake of the same name because of its long thin shape, the Anaconda is closed at both ends and filled completely with water. It is designed to be anchored just below the sea's surface, with one end facing the oncoming waves.

A wave hitting the end squeezes it and causes a 'bulge wave'* to form inside the tube. As the bulge wave runs through the tube, the initial sea wave that caused it runs along the outside of the tube at the same speed, squeezing the tube more and more and causing the bulge wave to get bigger and bigger. The bulge wave then turns a turbine fitted at the far end of the device and the power produced is fed to shore via a cable.

Because it is made of rubber, the Anaconda is much lighter than other wave energy devices (which are primarily made of metal) and dispenses with the need for hydraulic rams, hinges and articulated joints. This reduces capital and maintenance costs and scope for breakdowns. "

コメント続き
 巨大なゴム製の蛇のような袋の中には海水が閉じ込められています。それが波の力を受けて上下に身をくねらせます。袋の内部には波の振幅にあわせた波力が伝播し、蛇の最後尾にとりつけられたダイヤフラム弁によりポンプの力を得て発電機を回転させるという仕組みだそうです。売りは、この蛇には関節にあたるようなメカニカルな部分や特殊な装置がいらずに低コストで作れるという点です。
 とはいえ、現在のところまだ開発は緒に就いた段階のようです。今後数年間をかけて小規模な実験を行い、やがては1基あたり年間1MWHの発電能力をもつ”蛇”を一箇所に何十匹も放つことを将来的に考えていく計画だそうです。YouTubeの動画クリップを見つけました。見れば一目瞭然です。(t_t)

関連情報、記事
Giant rubber snake could be the future of wave power

(newscientistvideo,2008年07月04日)

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東京駅のプラットフォームに、390KWpの太陽光発電設置計画

 JR東日本は、東京駅の東海道線ホーム(9・10番線ホーム)にホームの屋根に屋根材一体型の390kWの太陽光発電パネルを設置すると発表しました。2010年の完成を目指し、完成すれば、駅の照明や空調等で使用するとのことです。


プレスリリース / JR東日本、2008/7/2
・東京駅における環境への取組について [PDF/154KB]より
Tokyo390wppv
-----image : 同発表よりキャプチャー画像

" 「グループ経営ビジョン2020-挑む-」において、地球環境問題への積極的かつ長期的な取り組みのうち、特に地球温暖化防止のための鉄道事業のCO2排出量を2030年度までに50%削減(1990年度比)する目標を設定しています。その目標の実現へ向けた具体的な取り組みとして、東京駅の一部ホームの屋根へ太陽光発電パネルを導入します。導入後の実績評価や、今後の太陽光パネルの技術開発動向をにらみつつ、他ホームへの拡大を検討していきます。東京駅ではこの他、八重洲・丸の内の駅前広場整備について、緑化や舗装材の工夫などによる環境対策を検討しています。 "
-----

参考
JR東日本 研究開発 / ○特集論文-2 垂直設備両面受光型太陽電池の発電性能評価

小田急多摩線5駅で太陽光発電システムを導入 / プレスリリース 小田急電鉄-----ソフトエネルギー、2006/02/02

コメント続き
 東京駅では、これまでも実験的に太陽電池を取り付けていたと記憶してます。それらの成果を得て、今回のプランになったのでしょうか? 確かに、鉄道関連の施設---駅ビル、駅舎、プラットフォームなど---には、太陽光発電の利用からみると未利用のスペースがたくさんありそうです。
 さらに、資料を探していたら参考にあげたように両面受光型太陽電池の研究も行ってますね。この両面受光型は日立の技術と思われますが、鉄道だけでなく道路や高速道路などの高架も含めたさまざまな場所でもっと普及することがのぞまれます。(t_t)

参考エントリー

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NASAが世界の海洋部の風力エネルギーマップを公開

 NASAが1999年に打ち上げたQuikScatのデーターの蓄積により、世界の海洋部分の風力エネルギーの存在量をまとめた風力エネルギーマップを発表しました。数値の単位は、W/平方メートルで示され、風力のエネルギーが強くなる様子を寒色から暖色までの変化でわかりやすく表現しています。また、より解像度の高い詳細なデーターは、海で風力発電計画を練る企業や国など向けに提供されるということです。

プレスリリース / JPL.NASA.GOV,July 09, 2008
Ocean Wind Power Maps Reveal Possible Wind Energy Sources
Quikscatwindbrowse
-----image(pop up ; ”This is a portion of an image of QuikScat data that shows wind power density over global oceans for winter (top panel) and summer (lower panel) in the Northern Hemisphere. Red and white colors indicate high energy are available while blue color reflects lower energy. (click image for complete view) Image courtesy: NASA/JPL”) 同リリースより

" Efforts to harness the energy potential of Earth's ocean winds could soon gain an important new tool: global satellite maps from NASA. Scientists have been creating maps using nearly a decade of data from NASA's QuikScat satellite that reveal ocean areas where winds could produce energy.

The new maps have many potential uses including planning the location of offshore wind farms to convert wind energy into electric energy. The research, published this week in Geophysical Research Letters, was funded by NASA's Earth Science Division, which works to advance the frontiers of scientific discovery about Earth, its climate and its future.
..........
Wind energy has the potential to provide 10 to 15 percent of future world energy requirements, according to Paul Dimotakis, chief technologist at JPL. If ocean areas with high winds were tapped for wind energy, they could potentially harvest up to 500 to 800 watts of wind power per square meter, according to Liu's research. Dimotakis notes that while this is less than peak solar power, which is about 1000 watts per square meter on Earth's surface when the sky is clear and the sun is overhead at equatorial locations, the average solar power at Earth's mid-latitudes under clear-sky conditions is less than a third of that. Wind power can be converted to electricity more efficiently than solar power and at a lower cost per watt of electricity produced.

According to Liu, new technology has made floating wind farms in the open ocean possible. A number of wind farms are already in operation worldwide. Ocean wind farms have less environmental impact than onshore wind farms, whose noise tends to disturb sensitive wildlife in their immediate area. Also, winds are generally stronger over the ocean than on land because there is less friction over water to slow the winds down -- there are no hills or mountains to block the wind's path.
.......... "

関連情報、記事
NASA Jet Propulsion Laboratory(Interactive: Sea Level Viewer,Climate Change) / WINDS -Measureing Ocean Winds from Space / NSCAT Data

NASA Today's Winds

NASA、世界の沖合風力エネルギー量の画像を公開-----CNET Japan,2008/07/11

NASA Maps Reveal Wind Energy Sources-----Renewable Energy World.com,2008/07/11

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MIT opens new 'window' on solar energy / プレスリリース MIT(MIT が有機ELの特殊加工着色ガラスで太陽光発電用の集光器を製作)

Solarstackenlarged
-----image(pop up : ”solar-stack-enlarged - Organic solar concentrators collect and focus different colors of sunlight. Solar cells can be attached to the edges of the plates. By collecting light over their full surface and concentrating it at their edges, these devices reduce the required area of solar cells and consequently, the cost of solar power. Stacking multiple concentrators allows the optimization of solar cells at each wavelength, increasing the overall power output. Photo / Donna Coveney ”) & text : MIT news,July 10, 2008発表より

" Cost effective devices expected on market soon
Imagine windows that not only provide a clear view and illuminate rooms, but also use sunlight to efficiently help power the building they are part of. MIT engineers report a new approach to harnessing the sun's energy that could allow just that.

The work, to be reported in the July 11 issue of Science, involves the creation of a novel "solar concentrator." "Light is collected over a large area [like a window] and gathered, or concentrated, at the edges," explains Marc A. Baldo, leader of the work and the Esther and Harold E. Edgerton Career Development Associate Professor of Electrical Engineering.

As a result, rather than covering a roof with expensive solar cells (the semiconductor devices that transform sunlight into electricity), the cells only need to be around the edges of a flat glass panel. In addition, the focused light increases the electrical power obtained from each solar cell "by a factor of over 40," Baldo says.

Because the system is simple to manufacture, the team believes that it could be implemented within three years--even added onto existing solar-panel systems to increase their efficiency by 50 percent for minimal additional cost. That, in turn, would substantially reduce the cost of solar electricity.

Fact sheet: MIT's solar concentrators
.......... "

関連
People >MIT Research Laboratory of Electronics : Marc A. Baldo / Soft Semiconductor Group / Organic Solar Concentrators

A Better Solar Collector-----MIT Technology Review,July 10, 2008

コメント
 今回のMITの研究グループと設立されたベンチャー企業は、太陽光発電の世界で大きなブレイクスルーを達成したかもしれない、、、、!
 大きな発明は、既存の技術の実績を生かしながら、発想の転換をなしとげ、大きな成果に対してより単純なソリューションをもっています。今回の有機ELの技術を使ってガラスやプラスチックを”着色”することで、ガラス面で広く受光、そして、”色”を自由に選択しながら、ガラスの厚みに相当する薄い縁(エッジ)に太陽電池を貼り付ておいて発電するというアイディアにもそれを感じます。

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イスラエルのS.D.E.社は、波力発電プラントを中国で建設へ。単純な発電構造と仕様で中国市場への拡大を狙う

 イスラエルのS.D.E.社は、独自の波力発電プラントで中国に進出を決めた。当初は広東省の海岸部でプラントを建設し、成果をあげ中国政府への拡販を狙うという。システムは、ビデオをみると単純に見えます。腐食等でどれくらの寿命があるのか? どれくらいの普及が期待できるのはは、現在のところ不明です。

Israeli Energy Company to Build Sea Wave Power Plants in China-----Ocean Energy Council,09 July 2008

" Energy company, S.D.E., whichhas developed an innovative technology for generating sea wave electricity,has signed an agreement for selling sea wave power plants throughout China.Construction of the power plants will be financed by investors from HongKong and China. Two joint venture companies, formed in Hong Kong by S.D.E and theinvestors for the implementation of the agreement, will build an initialmodel in Guangzhou province in southern China. In the event the modelproves to be successful, they will launch the establishment of sea wavepower plants throughout China. The process is subject to the approval ofthe Government of China, which is meant to purchase the entire quantity ofelectricity generated. "

関連
S.D.E.

PESWiki : Directory S.D.E. Energy Ltd.

Ocean Wave Machine by S.D.E. Energy Ltd.

(PESNetwork,2008年05月18日)

コメント続き

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World’s largest rooftop solar power station being built in Zaragoza / プレスリリース GM Europe(GMのスペイン工場に、世界最大の屋上設置型の太陽光発電施設)

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----- Image(pop up) & text : News from GM Europe,July 8, 2008

" GM, Veolia Environnement, Clairvoyant, Aragon Government Join Forces on Solar Energy
General Motors Europe, part of the leading global automotive group, Veolia Environnement, world leader in environmental services, the energy developer Clairvoyant Energy and the Government of Aragon, Spain, today announced a further commitment to energy efficiency with the construction of the world’s largest capacity rooftop solar power station.

GM, Veolia Environnement, Clairvoyant, Aragon Government Join Forces on Solar Energy
General Motors Europe, part of the leading global automotive group, Veolia Environnement, world leader in environmental services, the energy developer Clairvoyant Energy and the Government of Aragon, Spain, today announced a further commitment to energy efficiency with the construction of the world’s largest capacity rooftop solar power station.

Annual output from the photovoltaic solar power station at Figueruelas near Zaragoza is expected to be 15,1 million kWh, sufficient to meet the demand of 4.600 households with an average annual consumption of 3.300 kWh.

Operational at the end of September, 2008, the rooftop power station will feed electric current into the local grid of Red Electrica and sell the energy to Endesa.
.......... "

関連
World's largest rooftop solar power station built for GM

(gmeuropecars, 2008年07月08日)

コメント
スペインでGMがオペルの工場の屋根に10MWの太陽光発電所を建設、年内に本格稼動するという。工場の屋根などのルーフトップ太陽光発電所は、既存の未利用なスペースの有効利用という意味で世界的に注目を集めています。
上のような動画をみて施工方法にびっくりした太陽電池屋さんの知人が言いました「防水屋さんが施工するのかなぁ?」。確かに、太陽電池を敷設する前に、加硫ゴムシートのような防水素材を敷いています。ロール状の太陽電池を施工する工法は、欧米ではルーフトップの施工では珍しくない工法です。日本ではあまり見ませんが、今後は増えてくるかもしれません。素材の情報は3MやSolar Integrated Technologies社などのサイトに掲載されています。

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革新型太陽電池国際研究拠点について / プレスリリース 経済産業省

" 本件の概要 世界全体の温室効果ガス排出量を現状に比して2050年までに半減するという「クールアース50」の長期目標を実現するためには、革新的なエネルギー技術の開発が必要であり、高効率かつ低コストな革新型太陽電池の研究開発は重要課題です。このため、新素材、新概念を活用し、変換効率が40%(現在の3~4倍)、かつ、発電コストが7円/kWh(現在の約1/7)の革新型太陽電池を2050年に向けて実用化することを目指した技術開発を、本年より7年間の予定で開始します。このたび、その中心となる研究拠点として、国立大学法人東京大学先端科学技術センター及び独立行政法人産業技術総合研究所つくばセンターを選定しました。両拠点を中心に、国内の大学・企業や、諸外国の世界トップレベルの研究機関とも連携しつつ技術開発を進めます。

担当
資源エネルギー庁 新エネルギー対策課

発表資料名
革新型太陽電池国際研究拠点について(PDF形式:247KB)

【拠点①】東京大学先端科学技術研究センター・新概念を用いた量子ドット型(理論効率60%)等を開発。
・シャープ株式会社、新日本石油株式会社等が参加。
・米国エネルギー省傘下の研究機関等と連携。

【拠点②】産業技術総合研究所つくばセンター
薄膜を積層した多接合型等を開発。・各層で異なる波長の光を吸収し、全体として効率を向上。
・三菱重工株式会社等が参加。東京工業大学の研究グループと連携。
・欧州の研究所等とも連携。 "

-----経済産業省、平成20年7月2日

関連エントリー
「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」における”革新的太陽光発電”-----ソフトエネルギー、2008/03/11

コメント
 資源エネルギー庁は、2050年に温暖化効果ガスを50%削減するための環境・エネルギー技術の中で、革新的太陽光発電をあげ、2050年の世界のCO2半減に至る削減へのエネルギー革新技術別の寄与度、7%と試算しています。
 今回、発表の2拠点において、この達成をめざすということのようです。

「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」の策定について / プレスリリース 経済産業省-----しなやかな技術研究会、2008/03/06

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自然エネルギー政策プラットフォーム(JREPP)が発足 2050年自然エネルギービジョンとその実現へ向けた政策を提言/ プレスリリース 環境エネルギー政策研究所(ISEP)

" 2050年自然エネルギービジョンとその実現へ向けた政策を提言 このたび低炭素社会のための持続可能な自然エネルギー政策の実現に向けて、下記の自然エネルギー関連団体により「自然エネルギー政策プラットフォーム」(JREPP: Japan Renewable Energy Policy Platform)が新たに発足し、自然エネルギー政策に関連する様々な検討や提言を行ってまいります。

自然エネルギー政策プラットフォームの参加団体(順不同、発足時の予定)
全国小水力利用推進協議会
日本風力発電協会
風力発電事業者懇話会
日本地熱開発企業協議会
日本地熱学会
日本建築学会地球温暖化対策推進小委員会
ソーラーシステム振興協会
日本木質ペレット協会
環境エネルギー政策研究所[事務局]

日本がCO2排出量や自然エネルギー関して自らの数値目標を持ち、2050年までの長期ビジョンを提示するため、上記の自然エネルギー関連団体を中心に協力し、「2050年自然エネルギービジョン」とその実現へ向けた政策提言の検討をこれまで進めてまいりました。6月3日にシンポジウム「自然エネルギー政策会議」で発表したこれまでの検討の中間まとめでは、日本国内においても自然エネルギーの利用を最大限促進することで、2050年の国内の電力需要の60%以上【図1】を自然エネルギーで賄い、さらに、日本国内のエネルギー起源のCO2排出量を75%以上削減できる可能性を示しました(2000年比)。このビジョンの実現には、政府や地方自治体による明確な自然エネルギーに関する中長期の数値目標、国民全体の自然エネルギーへの理解と合意、そして的確な自然エネルギー政策による導入バリアの緩和や自然エネルギー市場の大幅な拡大が不可欠です。 「2050年自然エネルギービジョン」とその実現へ向けた政策提言(大要)
2050年に低炭素社会を目指す上で、持続可能な自然エネルギーに注目して、 日本国内で2050年までに最大限導入しうる自然エネルギーのビジョンについて検討した。検討に当たっては、各自然エネルギー関係団体などにご協力いただき、環境エネルギー政策研究所がとりまとめをした。
検討の結果、2050年には国内電力需要の60%以上を自然エネルギーにより供給している可能性が示された【図1】。さらに、熱需給、燃料需給についても検討を行った結果、2050年には日本国内のエネルギー起源のCO2排出量を75%以上削減できる可能性が示された(2000年比)。

しかしこのビジョンの実現には以下の自然エネルギー政策をできるだけ早期かつ着実に実施すべきである。
「2050年自然エネルギービジョン」実現に向けた政策提言(一部抜粋)
・長期的な高い数値目標と、それに対する政治的なコミットメント
・化石燃料への補助金を段階的に廃止し、気候変動などの外部コストを内部化
・「エネルギー市場」における、既存の規制や慣習からくる障害を調整して低減する。
・透明で安定した自然エネルギー市場を創る
・自然エネルギーの恩恵が地域にもたらされる市民参加・地域参加の仕組み
・既存政策の見直し・強化は、引き続き継続・拡充

【参考資料】
※シンポジウム「自然エネルギー政策会議」(2008年6月3日)
http://www.isep.or.jp/event/080603sympoGEN_ISEP.html
※「2050年自然エネルギービジョン」
http://www.isep.or.jp/event/080603sympoGEN_ISEP/ISEP_Year2050_RE_Vision_20080603.pdf
※「2050年自然エネルギービジョン」実現に向けた政策提言
http://www.isep.or.jp/event/080603sympoGEN_ISEP/ISEP_Year2050_RE_Vision_and_Policies_20080603.pdf


Renewableenergy205067
-----image:”【図1】2050年のエネルギー源別の電力量の割合”: 同発表よりキャプチャー画像

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UNEPのリポートによれば、再生可能エネルギー向け投資は、前年度比60%増

 高騰する原油価格を主題としたエネルギー問題、そして焦眉の問題と認識されつつある気候変動問題を背景に、UNEPが専門機関に依頼した調査によると、2007年度の再生可能エネルギー向け投資は、2006年度比にして60%増しとなった。

プレスリリース / UNEP einvironment for development,1 July 2008
Clean Energy Investments Charge Forward Despite Financial Market Turmoil
Insertimage-----image : 同リリースより

" With end of cheap oil, renewables and energy efficiency attracts fast-growing interest;
New investment surpasses $148 billion in 2007, a 60% rise from 2006, Growth continues in 2008, UNEP study says

Climate change worries, growing support from world governments, rising oil prices and ongoing energy security concerns combined to fuel another record-setting year of investment in the renewable energy and energy efficiency industries in 2007, according to an analysis issued Tuesday July 1 by the UN Environment Programme(UNEP).
”The clean energy industry is maturing and its backers remain bullish. These findings should empower governments-both North and South-to reach a deep and meaningful new agreement by the crucial climate convention meeting in Copenhagen in late 2009,” Achim Steiner, the head of UNEP, says.

Over $148 billion in new funding entered the sustainable energy sector globally last year, up 60% from 2006, even as a credit crunch began to roil financial markets, according to the report, "Global Trends in Sustainable Energy Investment 2008," prepared by UK-based New Energy Finance for UNEP's Paris-based Sustainable Energy Finance Initiative.

Wind energy again attracted the most investment($50.2 billion in 2007), but solar power grew most rapidly:attracting some $28.6 billion of new capital and growing at an average annual rate of 254% since 2004, driven by the advent of larger project financings.
.......... "

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イベント 7/30-8/1 PVJapan 2008

-----イベント案内のサイトより-----(事前登録

可能
" 太陽光発電の新イベント「PVJapan 2008」

2008年7月30日-8月1日、太陽光発電の総合イベント 「PVJapan 2008」が、太陽光発電の普及を促進する太陽光発電協会JPEAと、マイクロエレクトロニクス関連産業の製造サプライチェインを支えるSEMIのコラボレーションから誕生します。
国内外の太陽電池(ソーラーセル/ソーラーモジュール)メーカー、製造装置・材料サプライヤ、太陽電池施工関連企業をはじめ、学会、研究機関、業界団体関係者、そして環境意識の高い消費者が集い、展示会、シンポジウム、セミナー等を通じた交流・情報共有の中から、太陽光発電の普及と成長を目指します。
また、再生可能エネルギー協議会が主催する「新エネルギー世界展示会」が、「再生可能エネルギー世界フェア」の名の下に同時開催されます。

名称 PVJapan 2008
会期 2008年7月30日(水) ~ 8月1日(金)
時間 10:00~ 17:00
会場 東京ビッグサイト東ホール(江東区有明)東展示棟および会議棟
主要イベント PVJapan 2008 展示会
共催:SEMI、太陽光発電協会
後援 経済産業省、東京都、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構
入場料:無料

同時開催イベント
第25回太陽光発電システムシンポジウム
主催:太陽光発電協会

第3回新エネルギー世界展示会
主催:再生可能エネルギー協議会

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ブースナビゲーターで、製品や企業がピンポイントで見つけられます

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【特報 追う】果樹の枝 発電の“果実”に サクランボの枝をバイオマスに / クリッピング MSN産経ニュース

" サクランボ生産量日本一の山形県で、果樹の無駄な枝を電気に変えようという取り組みが動き出した。これまでゴミとなっていた剪定(せんてい)枝をバイオマスエネルギーとして有効活用しようというのだ。 .......... "
-----MSN産経ニュース、2008.7.2

関連
日本バイオマス開発 / 山形バイオマス発電事業プロジェクト やまがたグリーンパワー

-----イメージ(pop up ; ”asimoto”)


Asimoto

-----photo by Rina 2008-----

コメント
 サクランボの樹の剪定された枝は、その多くがこれまで各農園にて、焼却されてきたそうです。山形県全体では、一大産地とあってかなりの量になり、それをすバイオマス発電施設にもちこみ燃料とするしくみとビジネスモデルを作成することができれば、野焼きによるCO2削減とバイオマス燃料の確保という一挙両得となる話ということです。
 施設はすでに存在しているということなので、ビジネスモデルは工夫しだいで可能ということだといいですね。とにかく、これだけ森林バイオマス資源にめぐまれた国です。活用法に期待が集まります。

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再生可能エネルギー100%も夢ではない / クリッピング JanJanニュース(IPSJapan)

" 世界風力エネルギー会議が開かれ、「温室ガス濃縮による気候変動は臨界点に達している」「石炭発電の段階的停止を含む大幅な二酸化炭素削減に直ちに取り組む必要がある」などの報告が行われた。 "
-----JanJanニュース、IPSJapan、2008/07/01-----CLIMATE CHANGE: 100-Percent Renewables Not a Pipe Dream(E,Jun 25)

関連
the 7th World Wind Energy Conference

World Wind Energy Association / WWEC 2008 opened today in Kingston/Canada

World Wind Energy Conference 2008 News Piece

(ontariosea,2008年06月04日)

コメント
 やっと、世界全体で消費される電力消費量の1%を担うようになった風力発電。まだたった1%なのに、表題の世界風力エネルギー会議において100%も可能なのだといわれれば、たぶん日本人の感覚からすると絵空事に思えるのではないだろうか。しかし、今世界で先進的に風力発電の利用に取り組む国、ドイツ、アメリカ、スペイン、インド、中国、そしてデンマークなどでは、電力消費量の結構な部分を風力、そして他の再生可能エネルギーでまかないつつあります。

Wind turbines generate more than 1 % of the global electricity-----World Wind Energy Association,21 February 2008

 上のサイトでは、各国の確かな風力への取り組みと成果を読み取ることができます。

 最近の報道では、スペインのこんなニュースが流れました。

風力発電大国スペイン、全電力供給40%超の過去最高を記録 / クリッピング AFPBB News-----ソフトエネルギー、2008/03/28

 特殊な条件下での一時のシェアとはいえ、40%超えは、大きな数字です。

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桐蔭ベンチャーが次世代電池開発 / クリッピング タウンニュース(青葉区版)

" .....ぺ社は今後、藤森工業(東京都)と協力し、今年11月にも金沢区に実用化へ向けた試験工場を設置する。..... "
-----タウンニュース(青葉区版)、2008年5月7日

ペクセル・テクノロジーズ

関連エントリー
大面積・高性能プラスチック太陽電池素子開発に成功 / プレスリリース 昭和電工-----ソフトエネルギー、2008/02/27

コメント
 注目の”印刷方式で製造が可能なプラスチック色素増感型太陽電池モジュール”の実用化のためのライン工場が年内に動きだすとのことです。色素増感太陽電池、実際に現場で使ったことはなく、数年前のどこぞの見本市でサンプルを拝見した程度の知識しかありません。
 世界的に次世代の太陽電池への期待が高まるなかでの、今回の実用化へむけての試験工場の建設。当然期待が高まります。成功をお祈りいたします。

 おりしも海外でも、高い効率の色素増感太陽電池の開発のニュースが、、、(t_t)

New Efficiency Benchmark For Dye-sensitized Solar Cells-----ScienceDaily,June 29, 2008

参考サイト、エントリー

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