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英政府、2020年までに風力タービン3000基増設 / クリッピング AFPBB News

" 英政府は26日、環境に優しい「エコ・エネルギー」普及への取り組みの一環として、計7000基の風力タービンを設置し、国内での電力供給に活用する計画を発表した。陸上に4000基、沖合に3000基を設置する予定。 "
-----AFPBB News,2008年06月27日

関連記事
A revolution on the horizon: 7,000 more wind turbines-----The Independent,27 June 2008

参考エントリー
ブレア前英首相、各国へ温暖化対策の履行求める、「G20対話」基調演説-----GreenPost -Heuristic Life -,2008/3/18

コメント
 イギリスが7000基の風力発電機を建設することで、現在1.5%しか利用していない再生可能エネルギーを2020年には、15%へと大幅に再生可能エネルギーへと転換する大きなテコ入れ策として採用すると発表した。これにより、計画通り進むと電力における再生可能エネルギーの占める割合を2020年に35%へと大幅にアップすることを目標とする。
 タイミング的に洞爺湖サミット前ということで、積極的に気候変動、エネルギー問題にコミットする姿勢を打ち出すことで、国内での政権の不人気、さらには国際的な評価を高める目標があるそうです。
 英国風力エネルギー協会によれば、現在イギリスの大型風車は、2032基で、合計すると発電定格の合計は2545.475MWに達するということです。(t_t)

参考
Shooting The Breeze

(2008年05月26日,dunklk)

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<四川大地震>被災民にお風呂を!太陽電池で初の温水シャワー―四川省江油市 / クリッピング レコードチャイナ

" 2008年5月26日、四川大地震の被災地で、初の太陽電池による温水シャワーが設置された。これは江蘇省連雲港市のソーラーエネルギー関連企業が寄付したもの。 "
-----レコードチャイナ、2008年5月26日

コメント
 四川大地震による壊滅的な被害への恐怖が冷めないうちに、岩手・宮城内陸地震が国内でも発生した。地震の破壊的なパワーと予知のむずかしさを強く印象付けられることになった。
 首都圏の地震も数十年内というスパンで考えれば、それこそ確実ともいえる確率で大地震を経験することになる。

 さて、レコードチャイナの四川地震の被災地に設置された中国製の太陽熱温水器、かなりスマートなデザインに思える。それも当然、ドイツなどのEU圏や世界各地に急速に普及しているのが中国製なのだそうです。別の報道によれば、中国の太陽熱温水器保有量は、世界の76%にも達するというものがありました。

中国の太陽熱温水器保有量 世界の76%に-----中国情報局、2008/04/25

 どういう根拠の数字でどこがまとめたものか書いてないので、バックアップが取れませんが、いずれにしろ世界の温水器市場で、高い性能評価を得ているモデルもあるそうです。
 なんとか画像検索で、報道写真にあったメーカーを見つけました。

SIDITE-SOLAR.COM / Integrative pressurized solar water heater (SP-H)

solar water heater,solar hot water heating,solar collector

(sidite,2007年12月15日)

 ガラス管集熱パイプを利用し、真空チューブモデルもありました。日本では、国内メーカーが真空ガラス管式から撤退してしまいました。別に中国の台頭のせいではないのですが、もし競争していたらおそらくコスト的には負けたかもしれませんね。中国の太陽熱温水器、ぼちぼち国内にも登場しつつあるようです。目にする機会も増えそうです。(t_t)

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ソーラーカーテンで優雅にエコライフ / クリッピング ASCII.jp

" 太陽光で発電する布を開発。でも実用化は当分先 .....ボストンの会社「KVA MATx」が開発した、太陽光を使って発電する布である。 ..... "
-----ASCII.jp,2008年06月25日より

関連、記事
KVA MATx / Soft House
Softhuse
-----image : 上記サイトキャプチャー画像(”Central energy harvesting curtaion in soft chandelier mode”)
/ Portable Light -Read Mat-

Solar Harvesting Textiles Energize ‘Soft House’-----Inhabitat,2008/6/12

Portable Light Project

コメント
 まるで印刷物のような太陽電池があるのなら、カーテンみたいな太陽電池があってもいい、、、。最近の次、次、次世代の太陽電池をめぐるさまざまな話題を見ていると、そんな気持ちになってきました。
 太陽の光を電気に変えるカーテンをつけられた家、ソフトハウス、サイトの説明よると、家全体を包むように配されたカーテンで、1日16kWhの発電が可能ということです。実際にそんな数字になるのは、非常に特殊な条件と場所を想定しての数字になっているようですが、、、そんなこたぁいいって感じのコンセプトです。
 優雅だ。太陽光発電が最近もたらすイメージ、受け入れてしまうと、なんか自由でいいかも、、、大規模は太陽光発電所もいいですが、小規模で生活を支えるのに十分な太陽電池が自宅にある、それは実はすでに実現している”夢”なのですから。

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「堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画」の推進について / プレスリリース シャープ

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-----image(pop up) & text : 堺市、関西電力、シャープ、2008年6月23日発表より

" 堺市、関西電力株式会社(以下、関西電力)、ならびにシャープ株式会社(以下、シャープ)は本日、大阪府堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画を共同で推進することに合意しました。
 本計画では、以下の2箇所のメガソーラー発電を予定しております。
(1)「堺第7-3区太陽光発電所(仮称)」[発電出力:約10MW(約1.0万kW)]
(2)「堺コンビナート太陽光発電施設(仮称)」
[発電出力:最大約18MW(約1.8万kW)、当初約9MW(約0.9万kW)]
 (1)については、堺市西区の産業廃棄物埋立処分場「堺第7-3区」において、関西電力が太陽光発電所を建設します。
 (2)については、シャープと進出企業によるコンビナートの各工場の屋根上等に、シャープと関西電力グループが共同で太陽光発電施設を設置し、コンビナート内で自家消費電力として使用します。具体的な進め方については、今後、両社が共同で検討を進めてまいります。また、本発電施設には、シャープが平成22年3月までに稼動を予定している太陽電池新工場で生産する薄膜シリコン太陽電池モジュールを採用する予定です。

堺市は、本計画を同市がめざす低炭素型都市「クールシティ・堺※」の実現に向けた重点的取組みとして位置付け、円滑な推進を図るため、関西電力およびシャープと協力してまいります。
  ※「快適な暮らし」と「まちの賑わい」が持続する低炭素型都市「クールシティ・堺」の実現をめざす施策。
..........
なお、今回の合意を受け、3者が一体となって本計画を推進するため、堺市が設立する推進組織に、関西電力およびシャープが参画し、低炭素型都市の実現に努めてまいります。 ..........


080623b_4
-----image(pop up) : 同発表”詳細”より "

関連
堺市

「堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画」の推進について-----関西電力、2008年6月23日

首相官邸 : 地域活性化統合本部会合 / 環境モデル都市 提案リスト / 54 堺市 低炭素型まちづくり戦略「クールシティ・堺」推進プログラム(pdf)

コメント
 シャープが関電と堺市などと協力して平成23年度の完成を目指した大規模太陽光発電施設の建設計画を発表、完成すればそれぞれ、約10MW、約9MWより順次拡大する約18MWの施設となる模様。

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太陽光発電、家庭用普及へ補助金 経産省新政策 / クリッピング NIKKEI NET

" 太陽光発電を本格的に普及させるため、家庭向けに補助金制度や優遇税制を検討。今後3―5年で住宅用発電システムの価格を半額にする目標を示した。 "
-----NIKKEI NET,22日より

関連
福田内閣総理大臣スピーチ「低炭素社会・日本」をめざして 日本記者クラブにて-----首相官邸、平成20年6月9日

関連記事
福田ビジョン:要旨と主な質疑-----毎日jp,2008/06/10

" .....
<既存技術の普及>

 ▽太陽光発電の導入量を20年までに現状の10倍、30年に40倍にするため、導入支援策や新料金体系を検討。

 ▽12年までに白熱電球を省エネ電球に切り替え、省エネ住宅・ビルの義務化や200年住宅の普及を推進。
..... "

枝広がるエダヒロの視点(枝廣淳子) 福田ビジョンは「バックキャスティング型政治」への大転換-----日経Ecolomy,08/06/18

飯田哲也のエネルギー・フロネシスを求めて 「福田ビジョン」をどう読むか――洞爺湖サミットの「舵取り」と日本の針路を見通す-----日経Ecolomy,08/06/19

関連エントリー
2050年に、温室効果ガス60~80%削減案浮上。ところで、福田さんの低炭素社会ってどんなん?-----しなやかな技術研究会、2008/5/12

中央環境審議会地球環境部会における「低炭素社会づくりに向けて」のとりまとめについて / プレスリリース 環境省-----しなやかな技術研究会、2008/04/11

-----イメージ(pop up ; ”tiisakimono”)


Tiisakimono

-----photo by Rina 2008-----

コメント
 ”福田ビジョン”については、みなさんはどう評価されますか? 今回の表題の記事のような内容で、太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用割合が増えていくのは、もちろん歓迎です。しかし、かつて日本の独壇場だった太陽電池の世界が、これほどまでに世界から投資と期待を集める分野だと政府が考えなかったということを、重大な失策と考えるならば、失地回復政策となり、評価はプラスどころか、現状まだマイナスというのが正直なところです。

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Nanosolarが太陽電池製造動画公開 やっぱりプリンターだ、印刷してる!?

追加情報
ナノソーラー Nanosolar、やっぱり印刷している! 2-----ソフトエネルギー、2010/07/23

2008/06/23の記事は以下



 太陽電池をプリンターで印刷する。
 プリンターで太陽電池!

 そういったイメージの宣伝、キャッチされるけど、本当は違うよなー、と知ったかぶる。しかし、今回Nanosolarが発表した動画。見るとどうみても、プリンターで印刷だ、、、、インクだ、印刷だ、印刷物だ、、、、

 おっしゃるとおり、太陽電池をプリンターで印刷!

Nanosolar 1GW Coater

(nanosolarblog,2008年06月17日)

プレスリリース / Nanosolar,June 18, 2008
Nanosolar Achieves 1GW CIGS Deposition Throughput

"Posted by Martin Roscheisen, CEO
As we are busy ramping our operation, we almost forgot to recognize achieving a major milestone in solar technology: The solar industry’s first 1GW production tool. Here it is:
Most production tools in the solar industry tend to have 10-30MW in annual production capacity. How is it possible to have a single tool with Gigawatt throughput?

This feat is fundamentally enabled through the proprietary nanoparticle ink we have invested so many years developing. It allows us to deliver efficient solar cells (presently up to more than 14%) that are simply printed.

Printing is a simple, fast, and robust coating process that in particular eliminates the need for expensive high-vacuum chambers and the kinds of high-vacuum based deposition techniques from industries where there’s a lot more $/sqm available for competitive manufacturing cost.

Our 1GW CIGS coater cost $1.65 million. At the 100 feet-per-minute speed shown in the video, that’s an astonishing two orders of magnitude more capital efficient than a high-vacuum process: a twenty times slower high-vacuum tool would have cost about ten times as much per tool.

Plus if we cared to run it even faster, we could. (The same coating technique works in principle for speeds up to 2000 feet-per-minute too. In fact, it turns out the faster we run, the better the coating!)

Also: High-res download of video "

コメント続き
 結局、百聞は一見にしかずでありました。
 ”将来はプリンターみたいに、太陽電池を印刷”といういろいろな技術を評価されていたS様、確かに今回の動画をみて、強いインパクトを感じました。すごい可能性を感じさせる出来事でした。
 数字の検証や性能はともかく。はい。そうですか、こんなんでCIGS太陽電池が、100 feet-per-minuteのスピードでできてしまう”可能性”があるんですね、、、。(t_t)

関連エントリー

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太陽電池の構造に生体膜の原理を導入、光電効率の飛躍的向上に期待 / プレスリリース 理化学研究所

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-----image(pop up ; ”図3 (a) 両親媒性分子(青)および疎水性分子(赤)から作製した薄膜に光照射した際の電流-電圧特性 .(b) 両親媒性分子(青)および疎水性分子(赤)から作製した薄膜に光照射/非照射を繰り返した際の電流値の変化 両親媒性分子から作製した薄膜の方が、電圧の変化に対して約10倍大きな電流が流れる。 ”) & text : 理化学研究所、高輝度光科学研究センター、平成20年6月19日発表より

" - 液晶性有機薄膜の理想的な分子配列を実現 -
◇ポイント◇
・親水性と疎水性を同時に導入し、液晶分子の周期配列構造をナノサイズで制御
・明確な相分離構造によって、10倍の光電流を取り出すことに成功
・環境・エネルギー問題解決に向けた新たな分子デザインを提案

 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と財団法人高輝度光科学研究センター(吉良爽理事長)、独立行政法人科学技術振興機構(北澤宏一理事長)は、有機薄膜太陽電池※1の有機分子に両親媒性※2を導入すると、理想的な分子配列構造が実現することを、大型放射光施設SPring-8※3を使って解明しました。
..........
 現在、地球環境問題やエネルギー問題を解決するために、有機薄膜を利用した太陽電池の実現や高効率化に向けて、世界中がしのぎを削って研究活動を繰り広げています。
..........そして理研・JASRI・JSTの研究グループは、精密な分子配列構造の解析に挑みました。適切な温度条件で処理したところ、分子が自発的に配列して液晶※9状態を形成し、オリゴチオフェン部位(疎水性)とフラーレン部位(親水性)が相分離して層構造を形成している様子を、SPring-8 の放射光による小角X線散乱測定※10で明らかにしました。さらには、親水性と疎水性の側鎖を導入しない場合と比べ、光導電性が約10倍大きくなることを見いだしました。本研究成果は、米国化学会誌『Journal of the American Chemical Society』に掲載されるに先立ち、オンライン版に近日掲載予定です。
..........
2. 研究手法と成果
..........
 実際に、これらの分子を用いて光照射による電気特性の変化を調べたところ、両親媒化により明確な相分離構造を形成している系の方が、約10倍大きな光電流を実現し(図3)、さらに電流の担い手である光キャリア(光を照射した際にできるキャリア)の長寿命化(電流の担い手としての性質を長時間失わずにいること)を実現しました。これらの特性は、今後チオフェン部位とフラーレン部位が連結した分子を用いて有機薄膜太陽電池を作製する上で、非常に重要な要素になると考えられます。

3. 今後の期待
 今回、室温で液晶性を発現する有機半導体材料の作製に成功したことは、デバイスの製造プロセスを簡便化する点で大変有用であると考えられます。また、液晶相における分子配列構造の詳細な解析に成功したことで、今後、実用的な光起電力特性の発現と向上に向けた有機薄膜太陽電池の試作が期待できます。さらに、今回の成果で浮き彫りとなった両親媒性の優位性をモチーフとした分子設計が、分子のナノ相分離構造を実現する上でのユニバーサルデザインとして用いられることが期待できます。 "

コメント
 有機薄膜を利用した太陽電池の技術的な進歩に、生体膜の原理を応用することで高い変換効率を実現する液晶膜(?)の形成に成功したということです。

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仏、脱「石油・石炭」を推進 全建物で太陽光と風力発電 / クリッピング NIKKEI NET

" フランス政府は温暖化ガス排出を大幅に削減するための包括対策に乗り出す。2020年末以降に建設する一般住宅を含むすべての建物に太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電装置の設置を義務付けるほか、.......... "
-----NIKKEI NET,2008/6/18

参考
ピエバルグス欧州委員「再生可能エネルギーが最も重要に」-----NIKKEI NET,2008/6/10

英、世界最大の海上風力発電 20年まで、2500万キロワット分-----NIKKEI NET,2008/6/6

コメント
 フランスがもし表題の記事のような計画を予定通り実施できたとして、20%の再生可能エネルギーによる電力供給を達成したら、、、、再生可能エネルギー 20% + 原子力80%で、脱化石燃料を達成することになる。それは、それフランスの選択だ。ただ、それは地震国日本の選択ではない。
 そして、EU各国では競うように再生可能エネルギーへの積極的な取り組みを表明また、利用の検討を行っています。この勢いは何なのだろうか? 為政者には、はっきりとした危機感が見える。フランスをはじめとする各国のスタンス、目標はEUのサイトで確認できます。

European Commission : Climate Action / Fact sheets by country
/ France Renewable Energy Fact Sheet(pdf)

 それそれの国で問題やら課題はあるようですが、ひとつの流れとして、EUでは、2020年に再生可能エネルギー20%。そして、省エネ20%を目標としているようです。

/ ACTION PLAN FOR ENERGY EFFICIENCY:Realising the potential - Saving 20% by 2020

 そして、翻ってわが国日本、原発推進の底流があまりに強いのか、はたまたどのように再生可能エネルギーを普及させたらいいのか、お分かりにならないのか、、、、世界的にスタンスが見えていない。これは、興味深い指摘です。

IEA、新エネルギーの電力購入拡大を 日本に注文-----NIKKEI NET,2008/6/9

 日本分のプレスリリースには、再生可能エネルギーに関した記述はみられないが、おそらく本文に書かれているのでしょう。世界的にみて再生可能エネルギーの利用ターゲットが低すぎるということです。(t_t)

プレスリリース / IEA,9 June 2008
The IEA praises Japan’s commitment to and action on technology development and deployment across the globe, and urges it to strengthen domestic energy and climate policies
Japan2008-----image(”Energy Policies of IEA Countries - Japan - 2008 Review”カバー), 120 pages, ISBN 978-92-64-04335-0,(2008)

" Tabel of Contents

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東京応化とIBM、次世代太陽電池製造プロセスを共同開発 / プレスリリース IBM

" 大型基板を用いたCIGS太陽電池モジュールの量産向け  東京応化工業株式会社(本社:神奈川県川崎市中原区/取締役社長:中村洋一/以下、東京応化)ならびにIBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は本日、新方式の次世代太陽電池製造プロセスおよび大面積太陽電池モジュール量産化プロセス技術の確立を目指し、共同開発を行うと発表しました。

東京応化とIBMは、現在の主流であるシリコン結晶系太陽電池において課題となっている原材料確保と製造過程での電力使用量の問題を解決するため、発電効率および生産効率の向上を可能とする次世代太陽電池として期待される非シリコン系のCIGS(銅(Cu)・インジウム(In)・ガリウム(Ga)・セレン(Se))(※1)太陽電池に注目し、効率的なCIGS太陽電池モジュールの量産に適した製造プロセス技術、材料および装置の開発に向けて共同開発を行います。
..........
CIGS太陽電池は、光電変換層が数ミクロンと薄く、単結晶シリコンよりも発電効率がよいことから次世代太陽電池として期待されています。しかし、従来のCIGSの薄膜製造には蒸着法(※3)が用いられ、大型基板による製造および量産時のコスト削減が課題となっていました。この課題に対して、本共同開発による技術は、常圧下での材料塗布を可能とし、また、製造装置への設備投資削減、材料の使用量低減を図ることができ、太陽電池モジュール製造過程において大幅なコスト削減に道を拓くキー・テクノロジーになることが期待されています。
..........

用語の説明
※1 CIGS(銅(Cu)・インジウム(In)・ガリウム(Ga)・セレン(Se))
太陽電池等に使用される素材の一種で、銅、インジウム、ガリウム、セレンの化合物を材料とする薄膜状態の物質。 "


-----東京応化工業株式会社、IBMコーポレーション、2008年6月16日

関連
東京応化工業

関連エントリー
IBM Research Unveils Breakthrough In Solar Farm Technology/ プレスリリース (IBM、集光型太陽電池の冷却システムを発表)-----ソフトエネルギー、2008/05/22

コメント
 IBMの次世代薄膜太陽電池の選んだ研究パートナーが日本の東京応化工業という企業であったことには、ちょっと驚きました。同社のホームページを見ると、今回の提携につながったと想像させられる商品開発が紹介されていました。次世代の太陽電池には、本当に期待しています。

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鳥が飛んでるみたいな風力タービン / クリッピング キズモード・ジャパン

" .....Aerovironment社の高層ビルに取り付けて使う風力タービン。こんな風に屋上に並べて取り付けて使います。弱い風でも動くので、ビルの構造上常に発生する微風をうまく有効活用できます。
..... "-----キズモード・ジャパン、2008.6.15

AeroVironment : Architectural Wind
Aerovironmentwind2
-----image(”Architectural Wind Brochure”pdf)よりキャプチャー画像

コメント
 キズモードの記事で、鳥が飛んでいるとタイトルがつけられた小型風力発電機。最初にみたときに印象に残ったのは、その屋根。屋根つきの風車か、、、

 AeroVironment社の小型風力発電機、タイプは数種類あるようだが、その特徴はビルの屋上のへりに取り付けるという取り付け方が売りのようです。ビルの屋上からちょっとだけ風車は外にせり出していて、その上には壁面を上昇する風の流れを風車に導くためのガイドになりそうな屋根が取り付けられている。
 詳しくいデーターにたどりついていないが、その取り付け方、デザインを含めて小型風車の可能性を都会で広げるすぐれたアイディアだと評価されているようです。(t_t)

Energy_turbines_camaquarcityview_sm-----image(”Arch Wind - Adventure Aquarium ”) : Energy Technology Photo Gallery より

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次世代エネルギーパークの推進について / プレスリリース 経済産業省

" 本件の概要 「次世代エネルギーパーク」に関し、地方自治体等の計画を公募し、審査委員会において審査した結果、7件の計画が、所要の要件を満たしているものとされましたので、「次世代エネルギーパーク」の計画として認めました。 担当 資源エネルギー庁 新エネルギー対策課 公表日 平成20年6月3日(火)

発表資料名
次世代エネルギーパークの推進について(PDF形式:107KB)
【別紙】「次世代エネルギーパーク」(平成20年度案件)(PDF形式:1,369KB) "

-----経済産業省、平成20年6月3日

コメント
 「次世代エネルギーパーク」とは、
”太陽光等の新エネルギー設備や体験施設等を整備し、新エネルギーをはじめとした次世代エネルギーについて実際に国民が見て触れる機会を増やすことを通じて地球環境と調和した将来の次世代エネルギーの在り方について国民の理解の増進を図ることを目的としたもの”だそうです。

 次世代エネルギーパークに選ばれたのは、
札幌市「札幌市次世代エネルギーパーク」
六ヶ所村「六ヶ所村次世代エネルギーパーク」
太田市「太田市次世代エネルギーパーク」
山梨市「山梨市次世代エネルギーパーク」
愛知県「あいち臨空新エネルギーパーク」
出雲市「出雲市次世代エネルギーパーク」
阿南市「阿南市次世代エネルギーパーク」

 今後は、ホームページなどでも活動の紹介を行うのだそうです。これまでのものは、小規模なもので、国が行っているというイメージではなく、地方の動きをあくまでも支援ということのようですね。何が次世代なのか、ちょっと?なところもありますが、今度地元の反応なども聞いてみたいと思います。(t_t)

参考
資源エネルギー庁 : 9 次世代エネルギーパーク

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ダーティなエネルギーから、クリーンで持続可能なエネルギーへ --日本版『エネルギー[r]eボリューション』本日発行 / プレスリリース Greenpeace

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-----image & text : グリーンピース・ジャパン、2008年6月6日発表より

" 国際環境NGOグリーンピースは、G8エネルギー大臣会合の開幕を明日にひかえた本日、2050年までに日本は電力の60%以上を自然エネルギーでまかなえることを示す報告書『エネルギー[r]eボリューション――日本の持続可能なエネルギーアウトルック』を発表した
報告書は、エネルギー利用効率の向上と自然エネルギーの大幅な導入により、気候変動の影響を最低限に抑えながら、なおかつエネルギーの安定供給も可能であることを示している。このシナリオを実現していけば、日本は費用対効果が高く、化石燃料の市場価格の変動や原子力発電によるリスクに影響を受けないエネルギー需給システムを構築できるだろう。
..........
『エネルギー[r]eボリューション』の日本シナリオは、世界のCO2削減目標の達成に貢献するだけでなく、エネルギー利用効率を高め、エネルギー供給に占める自然エネルギーの割合を増やすことで、エネルギー消費の増大による社会の経済負担をも軽減できる。長期的には電力にかかるコストを、レファレンスシナリオ(『世界エネルギーアウトルック2007』国際エネルギー機関)の予測より、38%下げることができる」と、シナリオの主著者であるグリーンピース・インターナショナルのスベン・テスケは語る。
またグリーンピースは、国際エネルギー機関(IEA)が本日発表する報告書(注3)で、2050年までに世界のエネルギーの半分を自然エネルギーで供給できるとしていることを歓迎する。しかし二酸化炭素の排出削減目標を達成するには、原子力発電による発電量を現在の4倍に増やし、炭素回収・貯留(CCS)の導入が不可欠とするIEAのシナリオは、これらの技術が膨大な費用を必要とし、大きな危険性を伴うものであることから、持続可能な社会には不適当であるとしている。
..........
日本シナリオでは日本政府にたいし、危険な気候変動を回避するため化石燃料と原子力に対する補助金を段階的に廃止し、自然エネルギー拡大に向けた法的拘束力のある目標設定とそれを達成するための実効力のある新制度の法制化を求めている。
..........
グリーンピース・ジャパンは、本日午後6時半から青森市の会場で、日本の自然エネルギーや環境問題に取り組むNGO・NPOとともにシンポジウム「地球温暖化はこうすれば避けられる」を開催する。シンポジウムには『エネルギー[r]eボリューション』日本シナリオの共著者のスベン・テスケが日本シナリオを発表うする。このシンポジウムで使用する電力の1,000kWhは、自然エネルギーでまかなわれ、CO2削減量としては約418kgに相当する(注4)。

注1:日本語要約版ダウンロード (PDFファイル 1.41MB)

注2:気候変動を避けるために現在のエネルギー政策の大変革(revolution)とエネルギーの使い方の飛躍的な進化(evolution)が同時に必要であることから、グリーンピースはその両方をとってエネルギー[r]eボリューションとし、世界に持続可能なエネルギー政策を呼びかけている。『エネルギー[r]eボリューション』

注3 :IEAが本日発表する「Energy Technology Perspectives 2008(ETP2008)」

注4 :グリーン電力証書 (JPEGファイル 29KB) "

関連
Greenpeace 気候変動/エネルギー / 「エネルギー[r]eボリューション」日本語版はここからダウンロードできます。

関連エントリー
自然エネルギーで 2050年までにCO2排出を半減! -----グリーンピース、世界エネルギーシナリオを発表 / プレスリリース-----ソフトエネルギー、2007/02/05

コメント
 このシナリオ、いいです。2050年に省エネ50%、再生可能エネルギー50%、、、そして原子力も消えている。このシナリオを実現するには、産業、生活、あらゆるものが変る必要があるでしょう。それでも、月に5000円以下の電気代で家族3人ぐらいが暮らすことは可能だと思います。
 質素ながらも、日本の風土を生かし豊かにシナリオを実現することは可能でしょう。
 将来は、家はコンパクトに、外の自然や豊かで多様に、、、そう考えれば、このシナリオに”乗っていけるような気”がします。(t_t)

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長島風力発電所が完成 21基、出力5万400キロワット 九州最大、10月運転開始 鹿児島 / クリッピング 西日本新聞

" 九州電力(福岡市)グループの風力発電会社、長島ウインドヒル(鹿児島県長島町)が建設していた21基の風力発電機がすべて完成した。三菱重工業製の発電機は風車の直径が92メートル。1基当たりの出力は2400キロワットで国内最大機。 "
-----西日本新聞、2008/06/10

関連
長島町 みどころ : 風力発電所

三菱重工 風力発電プラント / 長島町風車併入式[07.12](pdfリリース)

コメント
  長島町には、外国製の風力発電機が導入されていたが、一基は、2006年の台風13号の被害を受けた。しかし、エネルコン製の同町内に設置されていた2基も復活している模様。

台風13号 風力発電機の羽根ポッキリ / 長島 / クリッピング 南日本新聞-----ソフトエネルギー、2006/09/20

NEDO : 日本における風力発電設備・導入実績 / 都道府県別導入事例 : 鹿児島県
/ 日本における風力発電設備・導入実績

 さらに、三菱重工製の2.4MWが21基というのだから、すごい。強い風を生かす試みが多くの経験を経て、九州で、そして日本でどんどん稼動していただきたいものです。過疎の町が、風が強いことを生かして再生可能エネルギーが建設される。住民の方の理解が得られているのなら、喜ばしいことです。
 ただ、記事を読むと、原子力とのからみもあり、息苦しい感じもあるのですが、再生可能エネルギーの拡大を素直に喜びたいです。(t_t)

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世界は、ピークオイルを向かえた

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-----Google Earthキャプチャー画像、[左 : 080609AM0100に収録した雲とNASA提供の夜景。右 : 2051年にアメリカが経験する気温上昇のレイヤーを読み込んで、、、]

 5/22日のWall Street Journal 関連の記事に Peak Oil に関する内容が掲載されました。IEAの公式なアナウンスを受けての記事で、需要が供給を上回る状態は、一時的ではなく、今後継続的に世界がかかえる状況であるという事態を受けてのものです。

Energy Watchdog Warns Of Oil-Production Crunch-----WSJ.com,May 22, 2008

" IEA Official Says Supplies May Plateau Below Expected Demand "


 以前からピークオイルに関する記事を何回か掲載している同誌は、このタイミングで、化石燃料の時代の終焉を真剣に議論の俎上にあげたと感じました。

----------Google News serch : wall street journal peakoil----------Google : wall street journal peakoil----------

 原油先物が、1バレル138円を越えた先週。いよいよ、ただごとでない”兆し捜し”がネット上では始まっているような気がします。
 Peak Oilに関しては、投機や市場に対するさまざまな懸念があり、値上がると大きく利益をあげる人もいるという点、また危機的な状況になるとさらに値上がるということで、予測的に真剣に議論することが難しい問題だと思います。ましては、コミュニティとして先取りして動いたり、政治的に動くには、輸出産業により潤う国にとっては、むずかしい問題を含んでいます。市場は、20年先の未来より、今期の利益を追求するように動くのですから、経済的な利益を追求する傾向の強い国民がいる国は、将来を見据えることを恐れると考えています。

 ただ、”その狼がいつくるか”については疑問がない。必ず、いつかはピークを越えるのです。石油を始めとする化石燃料が枯渇性資源である以上、そのいつかは、必ず来るのです。あとは、その時期をどう捉えるかということが問題として残ります。現在、数年後、十年後、、、、そしてすでにピークをすぎ、人類は高く質の悪い資源を利用しなければならない局面を迎えている。
 さて、みなさんはどう考えているでしょうか?

関連記事
The Wall Street Peak Oil Journal-----salon.com,May 24, 2008

石油枯渇の予想に世界が不安 「ポスト・オイル時代」はどうなるか -----東亜日報、MAY 24, 2008

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太陽電池の国内技術競争力ランキング、シャープ、キヤノン、三洋電機が上位に / クリッピング Design News Japan

" アイ・ピー・ビー(以下、IPB)は、太陽電池市場に参入する国内企業の技術競争力を、特許の質と量の両面から総合的に評価した「出願人スコアランキング」を発表した。 .......... "
-----Design News Japan,2008.06.04

関連
IP NEXT / 技術分野別 太陽電池 出願人スコアランキング

-----イメージ(pop up ; ”seinobi ”)


Seinobi

-----photo by Rina 2008-----

コメント
 しばらく、キャノンの太陽電池のサイトをチェックしていない。そういえば、、、しかし、特許的には、キャノンが2位だという。4位は、カネカ。5位は、京セラだそうです。

 キャノンの太陽電池を市場でみていないと思ったら、製品としての太陽電池というより製造技術としての取り組みのようですね。

MEMO
キャノンサイエンスラボ : 半導体露光装置

キャノンアネルバ : a-Siによる大型基板対応成膜技術の開発
-残る課題はPoy-Si成膜-

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国内向け住宅用多結晶太陽電池モジュール2008年度モデルを発売 / プレスリリース シャープ

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-----image & text : シャープ、2008年6月4日発表より

" 多結晶太陽電池モジュールで業界No.1※1の変換効率14.4%を実現、 あわせて耐風圧性能の強化で設置容量を拡大<ND-191AV>
シャープは、業界No.1※1のモジュール変換効率14.4%を実現するとともに、耐風圧性能の強化により屋根への設置容量を従来に比べて平均で約1.5倍※2に拡大できる多結晶太陽電池モジュール<切妻・陸屋根用:ND-191AV>など、国内向け住宅用2008年度モデル合計5機種を発売いたします。

 全5機種とも、メイン電極を従来の2本から3本に増やすことにより集電ロスを低減し、加えて電極の細線化により受光面積の拡大を図った新開発の高効率セルを採用しました。それにより、モジュール変換効率の向上を実現しました。また、モジュール・架台の耐風圧性能を強化することにより屋根の端近くまで設置することが可能になり、設置容量が大幅に拡大しました。
..........詳細 ...... "

コメント
 新型のシャープの国内市場向け太陽電池登場!
 、、、、、ってことでも、小社みたいな独立系の太陽電池を専門に扱うマイナーな路線の会社には、直接関係のない太陽電池ともいえます。ただし、スペック的には独立系ににも使えますから、1枚とかでも取り扱う会社があれば、バッテリーありの独立系としても通常のコントローラーでも十分使えるものです。

 日本の太陽電池メーカーもヨーロッパ市場をターゲットに動いてますから、国内向けがでるというだけでも明るいニュースではあります。高く太陽電池を購入するEU諸国の事情は当分続きそうですので、西高東低はまだまだつづきそうです。(t_t)

太陽電池 海外へ攻勢-----YOMIURI ONLINE,2008年5月28日

" 国内メーカー、生産拡大などしのぎ
 日本の太陽電池メーカーが、海外に攻勢をかけている。住宅向けの国の補助金が2005年度末に廃止されて伸び悩む日本市場に対し、欧州などは、太陽電池で起こした電力を高値で買い取る制度が設けられ、市場が急成長しているためだ。欧米、中国メーカーとの競争は激しく、現地生産の拡大、電力会社との提携などで競り勝つ戦略だ。 "

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潮位差を利用したラグーン"lagoons"発電ってシンプルでいいかも

 海外の自然エネルギーの情報を検索していると、目を引くサイトに巡り合うことがあります。
 今回であったのは、イギリスの"Friends of the Earth"の潮汐力発電のサイトでした。わかりやすく解説されていて、参考になる資料にもたどりつけました。

おすすめサイト / Friends of the Earth
Tidal lagoons-----foe.co.uk
Tidallagoonfoe_uk
-----image : 同サイトキャプチャー画像

 人工的にラグーン(潟)を作り、潮が満ちて来る時にゲートを開き、潮が引き始める前にゲートを閉じ、潮の引きにあわせて回転するように取り付けたタービンによって発電するということです。干潮差を利用した発電ということですが、潮位の差が激しい場所であれば、結構大きなエネルギーを毎日、決まった量利用できる可能性があり、面白いですね。このサイトで紹介されている、Tidal Electric社のサイトによると、イギリスは世界で二番目に干潮差の大きな地域ということです。調べは付かなかったのですが、一位はノルウェーかもしれません。潮位差が高く、複雑な地形を生かし潮流発電の分野では世界で一番進んでいるといわれてますから、、、今度、時間ができたら調べてみることにします。

United Kingdom : Potential Capacity

 世界最初のプロジェクトは、2010年にも開始されるということなのですが、資金、計画とも具体化は足踏み状態のようです。とはいえ、他にもこの潮位の差を利用したプロジェクトがいくつか検討されているようなので、同じ島国としても注目していきたいと思います。

参考
Tidalelectric.com : Feasibility Study for a Tidal Lagoon in Swansea Bay 

PESWiki Directory:Tidal Power


追加情報
ウェールズのスウォンジー湾 Swansea Bayで、240MWの潮汐発電 Tidal Lagoon計画の事前協議開始-----ソフトエネルギー、2013/07/05


MEMO

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この記事を手がかりに : 自然エネルギー、頭打ち / クリッピング asahi.com

" (環境元年 第3部 政策ウオーズ:4) ◆意欲なえる「抽選」・耐震基準 風車の新規建設、相次ぐ辞退 .......... ◆技術・資本、進む海外流出 安全性証明が壁・国の補助打ち切り .......... ◆手放さない送電線、増やしたい原子力 「安定供給」盾に電力会社抵抗 .......... ◆風力、世界8位から13位に 太陽光、かつて日本の独壇場 .......... もう一つは、電力会社が自然エネルギーによる電気を「固定価格で買い取る義務」をもつ制度だ。ドイツやスペインは、これで風力や太陽光を急増させている。

 ドイツの太陽光発電の買い取り価格は日本の3倍ほど。..........電事連によると、家庭の電気料金月額9千円のうち500円(5・5%)を占める。日本でもRPS法を守るためのコストがあり、家庭では月額6300円のうち約30円がその負担分という。...... "

-----asahi.com,2008年06月02日(5月21日付け朝刊32ページ 特集)

コメント
 「この記事を手がかりに 」に、自然エネルギー、特に風力発電が日本で頭打ちになっていることに関する記事が選定されました。asahi.comの「最近の新聞記事をもとにどのような学習ができるか、5人の先生が交替で紹介します。」という、授業で新聞を利用するためのヒントや方法の企画に取り上げられたものです。「記事と写真」、「学習のポイント」、「ワークシート(PDF)」、「バックナンバー」などがリンクとして効果的に授業に取り入れることができるように掲載されています。

 学習のポイントには、参考リンクとともに、電気の供給源の”自分たちなりの「ベストミックス」”を考えることが有益な議論や研究の筋道として提示されています。全国民レベルでの議論が必要な問題なので、授業だけではもったいないですね。広く議論するヒントになりそうな企画ですね。
 エネルギー問題は、この国の現在と将来にとって大きな問題ですので、参考にしながら、周囲で議論の資料やヒントとして利用させていただこうと思います。(t_t)

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フローティング・ソーラーファームがカリフォルニアのワイナリーに登場

 池の上に浮かぶ太陽光発電システムが、カリフォルニアのNapa Valleyのワインメーカーに設置されたようです。池の上には、シャープ製の太陽電池が1000枚、”浮き”の上にステンレスとアルミで組まれた架台の上に設置され、地上置きの1300枚の太陽電池とあわせて、合計400kWpにもなる太陽光発電所が供されたようです。調べてみると同地域では、他のワイナリーでも太陽電池の設置は、持続可能な農業生産品メーカーの選択として少なくとも数例、風力発電やバイオマスの利用などともあわせてさまざまな農場、工場の運営が試行されているようです。
 Napa Valleyには、行ったことはありませんが、いいところだという印象をメディアなどで知識としては知っていました。こうした投資が幅広く可能なカリフォルニア州の現状について、大変興味が湧いてくる話題です。

Far Niente Goes Green With "Floatovoltaic" Solar Array-----Solar Energy News,May 29, 2008

 沼や湖の上に設置できる太陽光発電システムを開発したのは、下の会社です。日本でも湖や沼の環境や状態によっては、採用できる場所があるかもしれないシステムです。場合によては、漁業の養殖いかだ似た構造なので、養殖関係の方に見せると面白いしくみかもしれません。(t_t)

World’s First Floating Solar Power System Dedicated-----Thompson Technology Industries,May 27, 2008

"Floating Panel Innovation Saves Valuable Vineyard Acreage

Napa Valley wine producer Far Niente has gone live with its Floatovoltaic® solar array, the first-ever system and technology of its kind in the solar industry. The Floatovoltaic® installation, designed and installed by SPG Solar, Inc. of Novato, Calif., with technology developed by Thompson Technology Industries, Inc. (TTi) of Novato, Calif., creatively couples photovoltaic (PV) energy with water, saving valuable vineyard acreage from being sacrificed for land-mounted arrays.
.......... "

関連
SPG Solar and TTI Join Far Niente Winery in Unveiling the First-Ever FLOATOVOLTAIC™ Solar Array-----SPG Solar,May 29th, 2008

Thompson Technology Industries : Floatovoltaics(TM)
Floatvoltaics
-----image(pop up ; ”Spec Sheet”) : 同サイトよりダウンロードキャプチャー画像

Far Niente / Far Niente Winery Introduces First-Ever "Floatovoltaic" Solar Array

Message in a Bottle-----Matter Network, MAY 28, 2008(写真あり)

参考動画
Solar That Floats on Water

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