投資回収は10年程度も,地中海で花開く大規模熱発電 / クリッピング ITpro
" 太陽熱利用 石油危機でブームになった太陽熱温水器。その後下火になっていたが、東京都が普及策をまとめるなど、見直され始めた。地中海周辺では最大の再生可能エネルギーと位置付け、大規模な太陽熱発電が始まっている。 "-----ITpro,2008/04/25
コメント
日本での太陽熱温水器のブームは、どれくらい前までだろうか? 15年くらいか、、、当時は連日テレビコマーシャルが流れ、太陽熱温水器もそこら中の屋根に見ることができた。記事によれば、1970年代から普及し、80年がピークとある。さまざまな理由により太陽熱温水器の普及はとまり、あまりみかけなくなった。さまざまな理由の中には、製品や販売方法に問題がるものや、価格、施工方法に問題があるものなどさまざまなものがありました。実は、このサイトを運営しているグリーン・ポストでも太陽熱温水器を施工したことや、仲間の業者のお手伝いをしたことがあります。
その時扱っていた温水器は、日本電気硝子のサンファミリー。価格は高めですが、真空貯蔵の水道直結型の温水器で名機だったと考えています。しかし、昨年末に正式に製造中止、完全に現在販売が終了してしまいました。
・日本電気硝子 / 【真空式ソーラー製品 製造/出荷終了のお知らせ】
サンファミリーが市場からなくなる、、、さまざまな理由により日本電気硝子さんの判断の結果だったと思いますが、非常に残念な出来事でした。
-----image(pop up ; ”姿を消した<サンファミリー>”) : 家庭用真空式ソーラー温水器ご愛用のお客様へ お知らせとお願い】-----日本電気硝子、2008年1月29日改訂より
これまでに姿を消した家庭用太陽熱温水器、本来、進化し現在の市場に踏みとどまっていてもおかしくない製品、踏みとどまってほしい製品まで姿を消してしまいました。
製品、販売方法の問題点や市場における補助金の運用も含めた、政府のちぐはぐなエネルギー政策により、勢いを奪われた太陽熱温水器ですが、市場からなくなったわけではありません。今回の記事の東京都のグリーン熱証書のような、温暖化効果ガス削減とからめた施策の運用により息を吹き返すかもしれません。太陽熱温水器の復活への期待をこめて今後の展開をみていきたいです。(t_t)
参考
・東京都 : 東京都再生可能エネルギー戦略の策定について平成18年4月3日
・JCCCA : グリーン熱証書等を利用した自然エネルギー熱利用の拡大
ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。
しなやかな技術研究会のタイムライン2 --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク-----
-- [ バックナンバー、しなやかな技術研究会のタイムライン1 ]--
[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
追加情報
・中国の太陽熱温水器保有量 世界の76%に-----中国情報局 News,2008/04/25
" 中国太陽光エネルギー産業協会によると、新エネルギーの利用で中国は後発ながら世界をリードし、太陽熱温水器の生産、利用では世界最多になっているという。 "
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0425&f=business_0425_017.shtml
投稿: 追加情報 中国の太陽熱温水器保有量 世界の76%に | 2008/05/08 16:25