石油王、”ジャイアンツ”風力発電ビジネスにたつ
フォーブス・ランキングでアメリカで117番目の富豪とされたテキサスのエネルギー業界屈指のやり手ともいわれる石油王が、テキサスの自社保有の土地にまず500基の巨大なウィンドファームの建設を開始したそうです。さらに、このT. Boone Pickens, Jr.さん、完成すれば4000MW、2700基の世界一の一大風力発電所をかの地に建設するつもりらしいです。
・Wikipedia : T. Boone Pickens, Jr.
この情報は、昨年からぼちぼちと流れていましたが、この時期にこのプロジェクトへの初期の支払が行われたことが、以下の記事で明らかになっています。
・Big oil to big wind: Texas veteran sets up $10bn clean energy project----- The Guardian - guardian.co.uk,April 14 2008
この老練な石油業界で企業買収で辣腕を誇ったと思われる企業家の言、「別に”グリーン”になったわけではないよ。私の仕事はお金を作ること、だからより多くのお金を作るためにこの仕事に着手するわけさ」
ちょっとふるってます。アメリカで吹いている、グリーンな”風”は本物のようです。
参考動画
Wind farms power oil-rich Texas
(france24english : 2008年03月25日)
-----" REPORT: In the space of a few years, gigantic wind towers have spread all over western Texas, making the southern state one of the world's biggest wind power producers. "
コメント続き
ところでどこのメーカーの風車でしょうか? 正直にこの記事を読むと、1.5MWに思えます。GE Energyの1.5MWでしょうか? もしそうなら、昨日のエントリーの風力ナンバー1の州、テキサス。アメリカ、ナンバー1の風力発電機メーカー、GE Energy。それらの座はますます確固たるものになりそうですね。
テキサスは、そんなに風況がいいのか? 便利に使える”REmapping the World”の3TIER Groupの再生可能エネルギーの賦存量を表す地図("firstlook" global wind mapping Web site)でみてみると、確かにテキサスは、タワートップの高さで50m以上では、平均風速6.0m/sを超え、多くの地点で7.0m/sも超える。商業風力に要求される風況は、30mの高さで6m/s以上という話を聞いたことがあります。確かに広大なテキサスの平原は、風力発電に適しているようです。(t_t)
参考
-----Google Earthキャプチャー画像、テキサス
・A Brief History Of Major Oil Companies In The Gulf Region (With Corporate Contact Information Compiled By Eric V. Thompson ) / Mesa Petroleum
・"firstlook" global wind mapping Web site
-----image : サイトキャプチャー画像
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