« この夏、1.5kWの小型風力発電機、SWIFT Wind Turbineがデビュー! | トップページ | 一家に一台?太陽光発電リース、米で人気 / クリッピング MSN産経ニュース »

大阪大学に「カネカ・エネルギーソリューション共同研究部門」を創設 / プレスリリース カネカ

" ―エネルギー効率の高い基盤技術の実用化を目指す― 株式会社カネカ(本社:大阪市。社長:菅原公一)は、本年4月より、大阪大学(本部:大阪府吹田市。総長:鷲田清一)に「カネカ・エネルギーソリューション共同研究部門」を創設し、共同研究をスタートする。大阪大学が2006(平成18)年4月に民間企業と研究連携を図るために設置した「共同研究講座制度」(*)に参画し、カネカより研究資金の拠出と研究者の派遣、大阪大学からは研究施設の提供と研究者の派遣を行い、共同研究を推進する。共同研究部門の概要については下記の通り。

(共同研究部門概要) 1.名称:カネカ・エネルギーソリューション共同研究部門
2.場所:大阪大学先端科学イノベーションセンター(センター長:馬場章夫)
3.期間:2008(平成20)年より3年間
4.研究人員: 初年度8名(大阪大学より4名、カネカより4名)
大阪大学から専任教授2名、兼任教授1名、助教1名
カネカから教授1名、准教授2名(いずれもPh.D.)、研究員1名で構成
5.拠出額:約5000万円/年

 共同研究テーマについては、下記2テーマを設定して基盤技術の確立と実用化を目指す。
・ 省電力技術として注目を集める「次世代有機EL照明デバイス」の開発
有機半導体、有機電子材料の可能性に着目し、当社が太陽電池の研究開発で培ってきた薄膜形成技術を応用して、有機EL照明デバイスの発光効率の向上、長寿命化、最適な製造プロセスの基盤技術を開発する。近い将来、蛍光灯の代替として省エネルギーの照明デバイスの実用化を目指す。

・ 光電変換効率を大幅に向上させた有機薄膜太陽電池の開発
カネカの得意な薄膜シリコン系太陽電池と組み合わせることを狙いとして、上記有機ELの研究で蓄積される技術・ノウハウを応用展開して赤外領域の光を利用した発電可能なデバイスを開発し、光電変換効率15%達成を目指す。 "

-----カネカ、大阪大学研究推進部産学連携課 (2008年4月16日)

関連情報、記事
大阪大学先端科学イノベーションセンター

カネカ 太陽光発電システム

カネカ、薄膜系太陽電池の生産能力増強で約100億円投資-----日経Ecolomy,2007/12/11

参考動画
solar energy

(ejiehi,2006年07月20日)

Introduction to Solar Photovoltaics

(solarcentury,2007年12月11日)

コメント
 産学共同という言葉が、エネルギー関連のさまざまな分野で聞かれるようになってきました。
 国は、長い目でみた計画を策定して国としての方向を形づくる必要があります。一方で、産学では、現在世界中で研究、開発にしのぎが削られている太陽光発電素子の研究においては、数年内か遅くとも2015年くらいまでに、現在の太陽電池の利用方法の裾野をさらに、欲意的には”爆発的”に広げる、いくつかのトピックス待ちの状態なのです。

 というのも、すでにこの爆発的なトピックスは、もっとも楽観的な人々の間では、こと太陽光発電に関しては、現時点ですでに国の援助が必要ない程度の成熟した、ブレイクスルーをもたらす技術がすでにあるという見方をする人々さえいます。
 いずれにしろ、太陽光発電素子および、モジュールとしての進化は、現在すごい速度で行われています。
 
 世界は今何かを待っているのです、とこの分野をめぐる世界の状況は国内のそれよりも数段上のレベルの熱意をもって迎えられている世界のような気がしています。
 国内の動きも盛り上がってきましたので、こちらにも注目ですね。(t_t)

MEMO
大阪大学太陽エネルギー化学研究センター



ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





しなやかな技術研究会のタイムライン2Ico_rss --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク-----

-- [ バックナンバー、しなやかな技術研究会のタイムライン1 ]--




[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]

|

« この夏、1.5kWの小型風力発電機、SWIFT Wind Turbineがデビュー! | トップページ | 一家に一台?太陽光発電リース、米で人気 / クリッピング MSN産経ニュース »

コメント

追加情報
・カネカとすてきナイスグループ、カネカのソーラーサーキット事業を受け継ぐ合弁会社を設立-----日経プレスリリース、2008/04/16
".....■ニュースポイント■
・(株)カネカ(菅原公一社長、本社:大阪市北区)とすてきナイスグループ(株)(平田恒一郎社長、本社:横浜市鶴見区)は本年4月、(株)カネカのソーラーサーキット事業を受け継ぐ合弁会社「(株)ソーラーサーキットの家」(小林憲二社長、本社:横浜市鶴見区)を設立いたしました。

・新会社「(株)ソーラーサーキットの家」は、(株)カネカが昭和63年にソーラーサーキット(以下、SC)工法を公開して以来、年間約1,000棟、累計約20,000棟の供給実績に基づく品質、性能、信頼と、住宅建築を行っている全国の契約工務店様とのネットワークを構築してきました。これに、すてきナイスグループ(株)が持つ注文・分譲住宅事業のノウハウを導入し、全国規模で家1棟分の部材をトータルに供給できる流通ネットワークを有効に活用することで、新たなサービスを導入いたします。
..... "

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=187127&lindID=6

投稿: 追加情報  | 2008/04/18 23:19

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大阪大学に「カネカ・エネルギーソリューション共同研究部門」を創設 / プレスリリース カネカ:

« この夏、1.5kWの小型風力発電機、SWIFT Wind Turbineがデビュー! | トップページ | 一家に一台?太陽光発電リース、米で人気 / クリッピング MSN産経ニュース »