インド、2013年までに60の太陽光発電都市を開発へ / クリッピング 温暖化新聞
" (持続可能性をめざす自治体協議会(ICLEI)より) 持続可能性をめざす自治体協議会(ICLEI)は4月23日、インドの新・再生可能エネルギー省(MNRE) が、従来のエネルギー源への依存度を減らし、大気汚染を抑制するために、インド国内に60の「太陽都市」構築を計画していることを発表した。 "-----日刊 温暖化新聞、2008年04月26日
関連
News / ICLEI - Local Governments for Sustainability,April 23, 2008
・India to develop 60 Solar Cities before 2013
" The Indian Ministry of New and Renewable Energy (MNRE) is planning 60 ‘solar cities’ in the country to reduce dependence on conventional energy sources and control air pollution. "
-----Google Earthキャプチャー画像。2008/4/20 PM6:00収録。
コメント
インドでの太陽光発電は、急速に研究と投資が盛んになっている分野だという話はよく耳にするのですが、その実態については、あまりわかっていません。現在、複数の太陽電池製造のための大型プロジェクトが動いているという話ですので、中国の太陽電池メーカーのようにインドの太陽電池メーカーが世界の市場で話題になる日も近いかもしれません。
・太陽光発電、インド農村部の10万人に電力供給-----WorldWatch News,2008-5
上のワールドウォッチの記事にあるとおり、未電化また停電などが頻発する地域を多く抱える広大なインドにとって、送電線網の敷設を必要としない再生可能エネルギー、特にメンテナンスがほとんどバッテリーの世話という独立系の太陽光発電システムのメリットは、非常に大きなものがあると考えられます。世界では、未電化地域に大規模なダムを建設したり、原子力発電所を建設するという大規模発電所+送電線網(Grid)というソリューションもありますが、周囲に存在する太陽光、風力、小水力などのエネルギーを使う場所で必要なだけ確保するというオルターナティブで、補完的なソリューションも存在します。
インドは、手仕事、職人の技がまだまだ市井に残っています。地域、各家庭の自治としてのエネルギー源の確保という文脈から適正技術、オルターナティブテクノロジーを取り込んだ新たな技術の体系の再興を実現できる可能性もあります。もし可能なら、インドの農村で生まれた技術が、アフリカやアジアの未電化地域の農村や村の電化に光をもたらす可能性もあるのではと思います。中国とならび、インドの情報も集めてみたいですね。(t_t)
参考
・Google News検索 : india photovoltaic
・Technology alone will not solve energy crisis-----SciDev.Net,16 November 2007
・インドで始まる太陽電池の大量生産,Moser Baer社 / クリッピング Tech-On!-----ソフトエネルギー、2007/09/06
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