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Southern California Edison Launches Nation’s Largest Solar Panel Installation / プレスリリース Edison International(カリフォルニアで1企業が世界最大の太陽光発電の設備を計画。合計、250MW!)

" Will convert 65 million square feet of unused roofs into solar generating stations Southern California Edison (SCE) today launched the nation’s largest solar cell installation, a project that will place 250 megawatts of advanced photovoltaic generating technology on 65 million square feet of roofs of Southern California commercial buildings ? enough power to serve approximately 162,000 homes.

“These are the kinds of big ideas we need to meet California’s long-term energy and climate change goals,” said Governor Schwarzenegger. “I urge others to follow in their footsteps. If commercial buildings statewide partnered with utilities to put this solar technology on their rooftops, it would set off a huge wave of renewable energy growth.” "

-----Edison International,March 27, 2008----SCE Launches Nation’s Largest Solar Panel Installation

参考動画
SCE Announces Largest Solar Installation

(alternativeenergycom,2008年03月27日)

コメント
 Southern California Edison社は、自社ビルの屋上を利用して合計250MWにおよぶ、完成すれば世界最大となる太陽光発電に取り組むことを発表しました。太陽光発電施設は、 65 million square feet、約2マイル平方におよぶということです。もちろん、さすがの広いアメリカでもこれだけの大きさの屋根は一つのビルというのは無理なようですが、動画や写真をみるとかなり大きな屋根はありそうです。

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風力発電大国スペイン、全電力供給40%超の過去最高を記録 / クリッピング AFPBB News

" スペインで国内の全電力需要に占める風力発電量の割合が一時、過去最高の40.8%を記録した。スペイン風力発電協会(AEE)が25日、明らかにした。 "
-----AFPBB News,2008年03月26日

関連、参考記事
New Record: Wind Powers 40% Of Spain-----Environmental News Network,March 26, 2008

Spain's wind energy reaches new high-----Breaking News,March 21, 2007

" .....At 5.40pm (0340 AEDT on Tuesday) on Monday, wind power generation rose to contribute 27 per cent of the country's total power requirement, Red Electrica said.

At that moment wind power contributed 8,375 mega watts to the nation's power consumption of 31,033.
..... "

コメント
 強い風にもめぐまれ、イースター休暇の週末で電力消費量が少ないという好条件下ながら、全電力供給の40%を超える電力を風力発電で賄うという記録がでたということです! 好条件に恵まれた瞬間的なレコードとはいえ、なかなかすごい数字です。これまで積極的に風力発電をはじめ、太陽熱、太陽光発電などに取り組んできたスペインの関係者にとって、再生可能エネルギーが基幹のエネルギーとして国をささえるという目標に対する大きな励みになることでしょう。

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再生可能エネルギー産業が急速に拡大 / EICネット 海外ニュース

" REN21(21世紀のための再生可能エネルギー・ネットワーク)の「2007年 世界の再生可能エネルギーの現状報告書」により、再生可能エネルギー産業がエネルギー分野の主役となるべく、頭角を現してきたことが明らかになった。 "
-----EICネット 海外ニュース、2008.02.28

プレスリリース / UNEP,Thursday 28 February 2008
Renewable Energy Accelerates Meteoric Rise

" 2007 Global Status Report Shows Perceptions Lag Reality
The renewable energy industry is stepping up its meteoric rise into the mainstream of the energy sector, according to the REN21 Renewables 2007 Global Status Report. Renewable energy production capacities are growing rapidly as a result of more countries enacting far-reaching policies. "

関連
REN21 / 2007 Global Status Report Shows Perceptions Lag Reality 27 Feb 2008
Renp41taabler8
-----image(pop up) : REN21Renewables 2007 Global Status Report,p.41,Table R8. - Share of Electricity from Renewables, Existing in 2006 and Targets

コメント
 世界では、再生可能エネルギーがしっかりと報告書に数字を残せるレベルに達し、かつ急速にそれがのびている様子が記録されています。かつての希薄で天候などに左右される日和見的なエネルギーというイメージは、いまやもうありません。温暖化効果ガス削減という一大テーマの中では、中心的な役割を期待されるまでにのびているのです。
" 2007年に世界の風力発電量は28%増加し、連系系の太陽光発電は52%増加"、さらに世界の多くの国が再生可能エネルギーの将来的な目標を定め、温暖化効果ガス削減とエネルギーの確保に動こうとしています。
 EUは、2006年の時点(EU-25)で電力消費量の14%を再生可能エネルギーで賄い、2010年には21%の目標を定めています。(全エネルギーでは、2020年に20%)。日本の目標はというと、既存の大規模水力10%を含めても現状の全電力の10.4%を、2014年に11.63%(水力以外の0.4を1.63%)へ増加させるということを示しているだけです。
 既存の水力をのぞいてしまえば、目標はたった1%弱です。あまりにも消極的な目標だと思います。今後大規模な増強がテーブルにあがっているのは、原子力関連の発電方法です。

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太陽光発電:電機各社が設備増産 温暖化対策で需要拡大し / クリッピング 毎日jp

" シャープなど電機大手各社が太陽光発電設備の増産に乗り出している。地球温暖化対策に熱心なドイツなど

欧州を中心に世界需要が急拡大しているためだ。発電量でかつて世界首位だった日本は最近伸び悩んでいるが、原油価格の高騰もあって将来的には再び成長が予想され、各社は投資に力を入れている。 "
-----毎日jp 毎日新聞、2008年3月25日

コメント
 太陽電池の最大の特長は、太陽のあたる場所を確保すればどこであれ発電することができるということ。光のエネルギーを直接電力に変換することができるという点です。
 昨日のクリップのように大規模太陽光発電所が日本で導入されつつありますが、昨日のNTTファシリティーズさんの計画のイメージでは、大規模な太陽電池がならんでいて壮観です。日本でもこうした”巨大集中型の太陽光発電システム”が増えるのかもしれません。しかし、基本的にそのイメージの中に写っている、高速道路の脇のフェンスにも、田畑にも、家々にも太陽電池は設置することができるのです。

 日本の一般住宅が、電気を自給する方法としては、現在広い地域で現実的なのは太陽光発電だけです。屋根に25㎡弱のスペースを確保すれば、約3kWp程度の太陽電池を設置できます。一般的な日照条件の地域で、この設備容量の2.6倍の電力、つまり7.8kWh/dayぐらいの電力を賄うことができます。月に10000円程度の家庭の1日の消費電力量は、約15.5kWh/dayですから、さきほどの25㎡の太陽電池、3kWp分でこの家庭の電力の半分を賄うことができます。もっとも、実際には、5000円の電気代でやりくりしている省エネ家族もたくさん存在しているわけです。3kWpの太陽電池で自給することも、現実に可能なわけです。

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太陽光発電研究施設 : 一部で運用始まる パネル4200枚を設置 - - 北杜 山梨 / クリッピング 毎日jp

" 北杜市長坂町夏秋で建設が進められていた敷地面積6ヘクタールに及ぶ大規模太陽光発電研究施設の2割分が完成し、23日に運用が始まった。 "
-----毎日新聞地方版、2008年3月24日

プレスリリース / NTTファシリティーズ、山梨県北杜市、平成18年10月2日
大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究の委託先に決定

" ..........
2.大規模太陽光発電システムの概要
 実証研究場所は山梨県北杜市長坂町夏秋地区及び塚川地区に位置しており、中央自動車道に隣接し、八ヶ岳、南アルプス連峰に囲まれた日照量日本一を誇る「太陽の杜」として、本実証研究に最適な場所です。
 北杜市におけるシステムは、従来の結晶系モジュール*5に加え、化合物半導体太陽電池や集光型システム等、国内外の先進的な太陽光モジュールを総計約2MW(メガワット)の規模で構築し、モジュールの総合評価並びに実証研究を行なうとともに、電力系統の品質に悪影響を及ぼさずに供給できる大容量パワーコンディショナーを開発します。 "

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-----image(pop up ; ”設置イメージ:東京ドーム2個の敷地に太陽光パネルを設置”) : 上記発表より-----下も(pop up ; "北杜市「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」設置イメージ構想")-----
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/ メガソーラーってなんだろう? / メガソーラー現地リポート : 山梨県北杜市

関連
北杜市

関連記事
太陽光発電第1期、600kwで運用開始 山梨・北杜-----MSN産経ニュース、2008.3.24

コメント
 北杜市に大規模太陽光発電所が建設される予定で、第一期の工事が完了したようです。産経の報道には、”9カ国26種類約4200枚。太陽光を追いかける「集光追尾式」は国内初設置”とあります。これは、機会があれば是非見学させていただきたい施設です。

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あなたは石油の価格があがっていることを心配していますか?

”はい。でもそれだけではありません。それに、前のオイルショックの時のような、パニックにも落ちてはいません。なぜなら、人間が賢明で倫理的な能力を発揮できるならば、それが技術的にも政治的にも、生活としても乗り切ることができると感じているからです。”

                  

 石油の価格は、10日ほど前に110ドル/バレルを突破し(標準油種の軽質スイート原油4月分)、市場最高値を更新しました。現在は、100ドルちょっとの水準に下がりましたが、高い水準でとどまっています
 では、いつまで高いのか? さらに、”あなたは石油の価格があがっていることを心配していますか?”

Are you worried about rising oil prices?-----BBC News,15 August 2005

" His statement comes after oil prices broke new records on Friday as Asian trade pushed a barrel of New York light sweet crude close to $45.
The latest rises are causing worries in importing countries about the economic cost of higher energy prices. "

 上のBBCの記事の日付見ましたか? 2005年の8月15日です。この記事では、1バレル(約159リットル)の原油が45ドルを超えたことで、エネルギーコストの上昇を心配する声が高まったときに企画された記事です。背景には、2003年からのイラク戦争の影響などで、価格があがりました。この記事では、さまざまな人のコメントがそのまま残され、当時の雰囲気が記録されていて興味深いです。
 ところで、現在は落ち着いたとはいえ、2005年の記事の当時の倍以上の価格で先物が取引されています。上のコメントにも、値上がりは悪いことだけでなく、いいこともある。それは、省エネの促進と代替エネルギーの開発であるとの意見も紹介されています。そして、今も、省エネと代替エネルギーの開発が求められています。

'Global fear' over energy plans-----BBC News,13 July 2006

" People fear energy policies are threatening the environment and global stability, a BBC poll suggests.
..........
Alternative energy
..........
Creating tax incentives to encourage the use of alternative energy sources such as wind and solar power found favour with 80% of respondents.

But there was lukewarm support for more nuclear energy to reduce reliance on fossil fuels. On average, 49% were in favour of building more nuclear plants.
.......... "

 今度は2006年の7月のロシアでのG8の会議を前に、1バレル70ドル前後の水準の時に取られたアンケートの結果。原油高というエネルギー危機が、経済と環境にとって脅威となることを強調する結果となっている。代替エネルギーへのシフトが支持されているが、原子力に対する懸念もまた表明された形です。
 一説による”終わりの始まりはいつか?”というと、2003年ということ、つまりイラク戦争が”はじまり”だったという意見もあります。40ドル/バレルを急速に超えたのは、2004年。その前の2003年が分岐点。

 そして、2008年3月。

High oil prices: A look to alternative energy-----Scoop,Friday, 14 March 2008

Hemp building for sustainable education centre  New building at CAT tests alternatives to concrete-----CAT Media Centre,03/03/2008

A Complex Energy Crisis-----Energy Outlook,March 18, 2008

"..........But even if this tide ultimately recedes, there's no long-term return to cheap fossil energy at the consumer level, because of climate change. We're going to be using energy more efficiently in the future, and it will be coming from a much more diverse array of sources, thanks in part to the current oil crisis. "

 石油、そして化石燃料が”安くて、あるだけ使えるという時代は終わったという専門家たちの意見がここ数ヶ月繰り返されています。
 しかし、世界はさまざまな危機をはらんでいるものの、いまふたたびオルターナティブ・テクノロジーが新たな技術の展開の中で新しい暮らし方と”気候変動時代の絶望”への倫理的な力強い方向性も指さしてくれているような気がします。それは、田舎、ルーラルエリアはもちろん、都会、アーバンサイドまで含んで、省エネと新しい「最小の資源とエネルギーで、最大の効果を生む工夫」を私たちにせまり、後押しをしてくれています。(t_t)

-----イメージ(pop up ; ”naminiyureruhujiyama”)


Naminiyureruhujiyama

-----photo by Rina 2008-----

参考エントリー

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British Firm Announces World's Largest Tidal Power Development / プレスリリース Lunar Energy(韓国で世界最大の潮流発電所建設計画が始動)

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-----image(pop up) & text : Lunar Energy,11th March 2008発表より

" Lunar Energy seals £500m tidal power deal with Korea
Lunar Energy, Britain's leading tidal power company, yesterday announced an agreement with Korean Midland Power Co (KOMIPO), which will create a giant 300-turbine field in the Wando Hoenggan Water Way off the South Korean coast. The plant will provide 300MW of renewable energy to Korean Midland Power Co by December 2015. Fabrication and installation of the tidal turbines will be carried out by Hyundai Samho Heavy Industries (HSHI), while Rotech Engineering provides design optimisation and specialist components.

It is intended that full resource research and feasibility be completed by July 2008 with the installation of a 1MW pilot plant by March 2009. Each 1MW unit has a turbine diameter of 11.5 metres and a fully ballasted weight in excess of 2500 tons. Rotech Tidal Turbines can be easily grouped to suit tidal streams in locations worldwide.
Seafarm-----image(pop up ; ”seaFarm”) : 同発表より  "


関連記事
World’s Largest Tidal Power Station to be Built in South Korea, will Power 200,000 homes [Thoughts on Global Warming]-----Photovoltaicus - Renewable Energy - Solar Energy,March 19th, 2008(Via : Telegraph)

関連情報
Global Clean Power Company - KOREA MIDLAND POWER -

Rotech Group / Tidal Energy

参考動画
All Energy Conference
(ecogeeky,2007年08月19日)

コメント
 韓国の電力会社”KOREA MIDLAND POWER”社が、完成すれば世界最大となる300MWの潮流発電所を建設する計画を推進しています。イギリスのLunar Energy社と韓国の電力会社 KOREA MIDLAND POWERが契約し計画を発表しました。計画では、2008年中にはテストプラント1基の設置を開始し、2009年3月に本格稼動。さらに、このテストプラントの実験を経て、2015年の12月までに300基、300MWの堂々たる潮流発電所の建設計画です。

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実用サイズの多結晶シリコン太陽電池セルで世界最高の変換効率18.6%を達成 / プレスリリース 三菱電機

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-----image(pop up) & text : 三菱電機、2008年3月19日発表より

" 独自の技術により高効率化を追求
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、実用的な150mm角サイズの多結晶シリコン太陽電池セルにおいて、世界最高※1の光電気変換効率※2となる18.6%※3(当社従来比※4 0.6ポイント向上)を達成しました。
※1 2008年3月19日現在、当社調べ
※2: 太陽光の光エネルギーを電気エネルギー(直流)に変える効率
※3: 変換効率の公的認証機関である産業技術総合研究所(AIST)における評価結果
※4: 光電気変換効率18.0%を達成した当社開発品(2007年5月31日発表)

開発の背景と意義
.....より少量のシリコンでより多く発電することが求められ、シリコンウエハーの薄肉化と、変換効率向上の研究が進められています。
 当社は太陽電池セルの高効率化を追求し、今回、受光面の低反射化や、pn接合面への受光量増大、集電用グリッド電極の細線化など独自技術により、実用的な150mm角サイズの多結晶シリコン太陽電池セルで世界最高の変換効率18.6%を達成しました。これにより、狭小屋根など限られた設置スペースでも、より多くの発電量を確保できます。

今回開発したセルの特長

1. 次世代の超高効率太陽電池セル実現のための、低反射テクスチャー形成技術を世界で初めて開発
太陽電池のさらなる高効率化のためには、セル表面の反射率を一層低減して受光量を増やす必要があります。反射率を低減する最適構造の1つがハニカムテクスチャー構造※5ですが、従来のハニカムテクスチャー形成技術は量産品への適用が困難でした。当社は世界で初めて※1、レーザーパターニングと湿式エッチングにより、150mm角の多結晶シリコン太陽電池セルの表面にハニカムテクスチャーを形成する技術※6を開発し、実用化の目処をつけました。

※5: ハニカム(ハチの巣)状に直径10数マイクロメートルのお椀形のくぼみが並んだ構造
※6: 本技術は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)委託の「太陽光発電システム未来技術研究開発」の開発成果を一部使用

2. pn接合のn層の最適化により受光量を増大
太陽電池の発電量はpn接合※7に達する光の量にも依存します。今回、n層を薄くすることにより受光量を増大し、電流を効率的に取り出すことができました。
※7: 負電荷のn型半導体と正電荷のp型半導体の接合面に光が入ると電流が発生する

3. 集電用グリッド電極の細線化(従来比約25%減)により、有効発電面積を拡大
..........  "

コメント
 結晶系太陽電池もどんどん進化しています。三菱電機のセル変換効率、18.6%。前回の発表より、0.6%の増加を実現したそうです。

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1/2のセル使用量でも90%の発電量を維持する魔法の太陽電池登場

 Solariaという会社が開発した通常の結晶系太陽電池の1/2のセルしかつかわずに、その通常の太陽電池の90%の発電量を確保することが可能となる技術とは? そう、そんな不思議な技術で製作された太陽電池の商業的な出荷が開始されたそうです。そう報じたのは、Technology Review。

Slicing Up Silicon for Cheaper Solar-----Technology Review,March 14, 2008
" A California startup is cutting by half the amount of costly silicon used in solar panels.
Solaria, a startup based in Fremont, CA, intends to cut the cost of solar panels by decreasing the amount of expensive material required. It has recently started shipping .......... "

 報じられた会社は、

Solaria / WHAT WE OFFER

 記事と同社のサイトから判明したこの新基軸の太陽電池の仕組みは、
-通常の結晶系の太陽電池セルを製造し
-短冊形に切り配線する。ちょうど、通常の太陽電池を細長く40分割し、一つ飛びに太陽電池の短冊をとりのぞき、配線した状態を想像してください。
-そして、その上に集光用のレンズを取り付ける。基盤、太陽電池、集光レンズの三位一体となったコンポを、普通の太陽電池と同じように配置しモジュールをつくる。

 仕組みは解説されれば簡単だし、これまであった同種の製品よりもはるかに薄くスマートに収まっている点が、早期に製品化し出荷にこぎつけた理由と考えられます。このアイディアのすぐれている点は、太陽電池のセルの量をまさに半分にし、レンズを使って通常の太陽電池に匹敵するまで発電量を高めることに成功したことです。いたってシンプル、そしてこの技術は今後現れる太陽電池にも応用が可能であること、、、、つまり、同社は使用するセルの種類にかかわらず競争相手よりも常に半分のセル材料で済む点です。

 この記事でも紹介されている他社のものは、1/8のセルしか使わないものでも、分厚いしレンズのおさまりが悪いように見えたのですが、Solaria社のものはきれいに収まっているように見えます。
 アイディアですね! Q-Cells向けなどに今後出荷されるようです。(t_t)

関連記事
Guntherportfolio : Solaria

参考エントリー
使用するシリコンの量は、8分の一以下、価格は半分のSoliant Energyの太陽電池とは-----ソフトエネルギー、2007/05/17

-----イメージ(pop up ; ”nyaanannbiki”)


Nyaanannbiki

-----photo by Rina 2008-----

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Powering the Future / クリッピング Newsweek

" How Green Are You? When it comes to environmental awareness, are you plugged in or just idling? Take this test to see how green you really are. .......... NEWSWEEK: You seem to be a big fan of solar energy. Why do you think there's so much promise to it? Fred Krupp: We have two chapters on solar energy at the beginning of the book because we think there's tremendous potential there. Every hour, the sun provides the earth with as much energy as all of human civilization uses in an entire year. So, if you could capture just 10 percent of it on a piece of 100-mile square piece of land, you could power the entire United States.

Previous attempts to harness solar power haven't been popular or cheap. What's changed?
.......... "

-----Newsweek - Project Green -,Mar 13, 2008

コメント
 現在の再生可能エネルギー、自然エネルギーの可能性について、このように表現すれば人々に大きな感銘を与えることができるというサンプルのような記事がニューヨークタイムズに掲載されました。
 「あなたは、太陽エネルギーが大好きのようですね。なぜ、それがそんなに大きな希望をもたらしてくれるのですか?」、答え「毎時間、太陽は一年間にすべての人類が使用するのと同じくらい大きなエネルギーを、地球降り注いでいます。
 そして、そのエネルギーの量のたった10%だけでも、100マイル平方の土地に捉えることができるならば、全アメリカ合衆国のエネルギー消費に匹敵します。 」

 この問いと答えが、太陽エネルギーだけでなく、バイオ燃料、温室効果ガス削減技術と政策にも用意されています。人に感銘を与えるには、数字のレトリック+十分な情報が必要ということのようです。

 ところで、100マイル平方は、160km平方メートル。160×10の12乗平方メートルです。
 この面積、そう、かなりでかいのです。以前、日本のエネルギーをすべて太陽で賄うとすれば、四国と同じ面積が必要になる、したがって荒唐無稽という議論があったのですが、、、あまり変らない?

 しかし、その時から再生可能エネルギーをめぐる状況は大きく変ったのです。それは、確かです。

 これが、とてつもなく、大きな面積と捉えるか、さまざまな未利用なスペース、大規模な太陽光、太陽熱発電所などを組み合わせるて可能と考えるよりは、太陽エネルギー以外の風力、水力、海洋エネルギー、バイオマスなどとの組み合わせ、また将来の発電効率の上昇、そしてコストの削減というイノベーションにかけることで、よりこの面積が将来身近な”目標”となることがこの筆者の考え方にあるようです。そう、確かに状況は時とともに変わっています。それを楽観的な文脈で綴り続けることができるかが、人類全体の叡智と行動による課題なんでしょう。なかなか、参考になるいい記事でした。

 現在の技術の可能性と限界を踏まえつつ、説明を求められれば、さまざまな方法でわかり易く説明できなくてはいけない、、、!?

160160sqearjapan
-----image : Googl Earthキャプチャー画像、試しに、日本地図に160*160kmの四角を書いてみました。(t_t)

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Konarka Announces First-Ever Demonstration of Inkjet Printed Solar Cells / プレスリリース Konarka Technologies(インクジェットプリンターの技術で太陽電池を開発中)

" Breakthrough Development of Manufactured Solar Cells by Inkjet Printing Positions Konarka asEmerging Leader in Printed Photovoltaics Konarka Technologies, Inc., an innovator in development and commercialization of Power PlasticR, a material that converts light to energy, today announced the company successfully conducted the first-ever demonstration of manufacturing solar cells by highly efficient inkjet printing. The company discusses and analyzes the performance of highly efficient inkjet printed organic bulk heterojunction solar cells in a paper recently published in Advanced Materials, entitled, “High Photovoltaic Performance of Inkjet Printed Polymer:Fullerene Blends” by Dr. Stelios A. Choulis, Claudia N. Hoth, Dr. Pavel Schilinsky and Dr. Christoph J. Brabec, all of Konarka.

“Demonstrating the use of inkjet printing technology as a fabrication tool for highly efficient solar cells and sensors with small area requirements is a major milestone,” commented Rick Hess, president and CEO at Konarka. “This essential breakthrough in the field of printed solar cells positions Konarka as an emerging leader in printed photovoltaics.” "

-----Konarka Technologies,Mar. 4, 2008

関連記事
Print Solar Cells With an Inkjet Printer-----Inhabitat,March 10, 2008

関連エントリー
コニカミノルタ、有機薄膜太陽電池の米コナルカテクノロジー Konarka Technologiesと資本・業務提携-----ソフトエネルギー、2010/03/04

Konarka to Develop Photovoltaic Fabric With Leading Swiss University / プレスリリース Konarka Technologies----ソフトエネルギー、2005/02/21

コメント
 プリンターで太陽電池が作れるということで話題になったKonarka Technologies社。最近は音沙汰内と思っていたら、”インクジェット・プリンター”、マイクロドット方式の膜面形成といことでしょうか、、、、しかし、当初の話題になった時期からすでに3年。なかなか、製品化は大変なようです。
 こんな技術もある、という参考までにクリップしました。(t_t)

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イベント 4/1 公開シンポジウム クルマから宇宙まで~CO2を減らすには~ 電気学会

-----イベント案内より-----(要事前申込)

" 開催のお知らせ
 21世紀,地球温暖化とエネルギー問題が最大の課題となってきています。CO2を減らし,人類が幸福な未来社会を持続するには,電気エネルギーをかしこく使う知恵が必要です。
 身近なクルマから,鉄道,航空,さらには,電力インフラから宇宙へと視野を広げながら,夢を実現する最先端技術を紹介します。私たちの未来のために,いまなすべきことは何か,みなさん一緒に考えましょう。

日時 平成20年4月1日(火) 13:00 - 16:00
会場 東京大学本郷キャンパス 工学部2号館213講堂
住所 東京都文京区本郷7-3-1
支援 電気学会 産業応用部門
参加費 無料(先着300名様まで。事前に申し込みをお願いします。会員のみならず、一般の方の参加を歓迎します。)
参加特典1 事前参加申込の先着300名様に特製LEDキーライトをプレゼントします。
参加特典2 環境クイズでは、賞品を多数ご用意。1位賞品は、電動アシスト自転車をプレゼント。
プログラム
(予定) 《パネルディスカッション》
パネリスト: 朝倉 吉隆 氏(トヨタ自動車(株))
石川 栄 氏(東海旅客鉄道(株))
巽 重文 氏(三菱重工業(株))
姉川 尚史 氏(東京電力(株))
安岡 善文 氏((独)国立環境研究所)

《環境クイズ》
司  会: 工藤 希 氏((独)交通安全環境研究所)
申込方法 ・ 「氏名(フリガナ)」、「学校名または勤務先名」、「(学生または社会人)の種別」、「(一般または会員)の種別」、「ご連絡先」を明記の上、e-mailまたはFAXにてお申し込み下さい。
・ FAX でのお申し込み:文末の参加申込書に必要事項を記入の上,切り取らず返信して下さい。受付が完了いたしましたら,e-mailまたはFAXにてご通知いたします。事前にお申し込みいただきますと,開催当日は,受付にてお名前をお申し出いただくだけでご入場できます。
申込み及び
問合せ先 電気学会 事業サービス課  "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

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ワシントン国際再生可能エネルギー会議終了:米国の公約 / クリッピング 日刊 温暖化新聞

" (ワシントン国際再生可能エネルギー会議より) 3月4日から開かれていたワシントン国際再生可能エネルギー会議(WIREC)が、6日終了した。会議で、米国政府は「世界最大のエネルギー消費国」とした上で、2013年までに国内の使用電力の7.5%を再生可能な資源でまかなうこと、再生可能エネルギーにおいて複数機関がまとめる取り組みを通してリーダーシップを取リ続けていくことを公約した。各省庁の具体的な取り組みは次の通り。 .......... "
-----日刊 温暖化新聞、2008年03月08日

関連
プレスリリース / WIREC 2008,March 6, 2008
WIREC 2008 Update - Thursday

"WIREC 2008 closed today with a presentation of findings from yesterday's discussions. Representatives from each of the four focal themes detailed conclusions and next steps in Agriculture, Forestry, and Rural Development; Market Adoption and Finance; Technology, Research, and Development; and State and Local Governments.

Following that, Assistant Secretary of Energy for Energy Efficiency and Renewable Energy Andy Karsner laid out the United States pledges for the Washington International Action Program (WIAP).

The United States pledged to continue its leadership in renewable energy through efforts coordinated by multiple agencies. The Department of Agriculture will work on the development and cultivation of switchgrass for the production of cellulosic ethanol, and drive up markets and demand for woody biomass and biobased products. USDA also committed to producing or saving 682 kilowatt hours of energy in FY 2008.
.....
Finally, the U.S. government-the single greatest energy consumer in the world-has pledged that 7.5 percent of its electric energy use will come from renewable resources by 2013. ..... "

WIREC 2008 Pledges
/ United States America

" 21 Actions displayed:
USA / Environmental Protection Agency Green Power Partnership
USA / Environmental Protection Agency Recovery of Landfill Methane to Reduce Greenhouse Gas Emissions and Generate Renewable Energy
USA / Trade and Development Agency Jatropha Biodiesel Development Feasibility Study
USA / Department of Agriculture Federal Biobased Preferred Product Procurement
USA / Agency for International Develpment Improved Access to Clean Energy Services in Developing Countries
USA / Department of Treasury Clean Technology Fund
College of the Atlantic, USA College of the Atlantic 100% renewable by 2015
International Green Energy Council, USA IGEC Global Commitment
Town of Warrenton, Virginia, USA To reduce the carbon footprint of Warrenton by 25% by 2012 primarily through a waste to energy plant
USA / Department of the Interior Geothermal Resource Studies
USA / Department of Energy Loan Guarantee Program
USA / Department of Defense Renewable Energy Production and Procurement
USA / Trade and Development Agency Biomass Power Generation Feasibility Study
USA / Department of State Greening United States Embassies
USA / Department of State APP Grants Add Renewable Power in India
USA / Environmental Protection Agency Renewable Fuel Standard
USA / Department of the Interior Land Use Planning for Renewable Energy on Public Lands
Juniata College, USA Juniata College Increases Wind Commitment to 75%.
City of Bellingham, WA, USA City of Bellingham Commits to 100% Green Power
NatureWorks LLC, USA NatureWorks Pledges to Purchase Green Power
My Organic Market, LLC, USA Offset 100 percent of energy usage by purchasing wind energy. "
 / Photo Gallery

関連記事
Clean energy today: All bluster or the real deal? -----CNER News - Green Tech blog -,March 7, 2008

" .....
For the last word, I'll quote famed venture capital investor Vinod Khosla who followed Hayward at WIREC with his own talk.

His message was simple: technology disruption always happens faster than you think. Just look at cell phones, semiconductors, or projects to map the human genome.

”We are repeating the same mistakes in energy," Khosla said. "It's hard for people to imagine what energy will look like in 10 or 15 years.” ..... "

コメント
 アメリカの姿勢は、強烈だ。別に再生可能エネルギーに力を注ぎ込んでいるわけではない。オイルだかで、オイル業界は空前の利益をだし、資金の行き場として再生可能エネルギー市場も活性化している。いまだ、ブッシュのアメリカの姿勢は、石油も原子力もそして再生可能エネルギーも、「すべてにおいてアメリカはリードする気がある」ということだ。

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急成長する太陽エネルギー産業に潜む環境破壊 / クリッピング CNET Japan

" 太陽エネルギー業界の成長が中国の土壌を汚染しているという。Washington Postが報じている。

 ソーラーパネルの製造に使用されるポリシリコンが供給不足に陥っている。ポリシリコンの生産コストを抑えるため、中国企業は有毒廃棄物を土壌に垂れ流しにしており、これにより野生生物は命を奪われ、人体を危険にさらされているという。
.......... "

-----CNET Japan,2008/03/11

関連
Solar Energy Firms Leave Waste Behind in China-----Washington Post,March 9, 2008

コメント
 太陽電池の材料、シリコン系太陽電池におけるポリシリコンの不足を補うべく新たな工場が中国、インド、カナダなどにできています。今回、ワシントンポストが伝えたのは、中国においては、当然払うべき環境へのさまざまな配慮が見られず、工場付近の環境と人々の暮らす場を汚染しているということです。幸い、日本は太陽光発電においては、まだまだ輸出するほど生産しています。そうした問題のある工場で作られた太陽電池、セルを入手することは少ないと考えますが、「中国製」の文字は、日本で利用されているあらゆる製品に浸透しつつあります。厳密なチャイナフリーは、無理ですし、単に輸入しなくても、買わなければいいというほど、環境問題はあまくありません。気候変動問題でもあきらかなように、世界は共存と協調を選択しなければ、さらに全体の被害を拡大してしまうのです。また、何よりも中国人が被害を受けているという事実こそ、強調されていいポイントでもあるのではないでしょうか? ワシントンポスト誌の伝える内容は、なかなか考えさせる点が多々あります。

080311henannasanearrealmodis080311henannasanearreal
-----image : Google Earthキャプチャー画像、[Henan,上 : NASAが毎日更新しているレイヤーを2008/3/11 PM18:00ころに収録(Daily TERRA MODIS composite, OnEarth, JPL WMS Server)、下 : 通常の画像、しな研マップ2]-----

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「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」における”革新的太陽光発電”

 3月5日に政府、経済産業省が発表した有識者会議の「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」(案)の21項目の中には、
 (4) 革新的太陽光発電
 (10 )バイオマスからの輸送用代替燃料製造

 の二項目が、再生可能エネルギー技術としてリストアップされました。

「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」の策定について / プレスリリース 経済産業省-----しなやかな技術研究会、2008/03/06

 今回は、革新的太陽光発電についてそのタイムテーブルをみてみることにします。リストアップされたのは、”2050年の世界における大幅な二酸化炭素削減に寄与する技術”として可能性があるものということのようです。

" 革新的太陽光発電 <技術の現状> ◯ 実用化されているのは、主に第一世代の太陽電池技術である結晶系シリコン太陽電池。一層の効率向上・低コスト化が課題。 <技術開発ロードマップ> ◯ 第二世代の超薄型結晶シリコン太陽電池、超高効率薄膜太陽電池、有機薄膜、色素増感型等の有機系太陽電池の開発により、2030年における発電コスト7円/kWh、発電効率40%を目指す。 ◯ 第三世代の量子ナノ構造太陽電池や新規概念の原理を活用した太陽電池により2050年に向け、発電効率40%超を目指す。 <技術の効果> ◯ 運用時の二酸化炭素排出量はゼロ。 <効果的な技術開発と普及にむけた取り組み> ◯ 蓄電技術による系統全体の出力の安定化や系統制御技術の開発に併せて取り組むとともに、フィールドテスト、導入促進策を適切に組み合わせ、官民一体となって、優れた技術開発成果の円滑な市場導入に取り組むことが必要。
Coolearth_pv_p10
-----text & image(pop up ; ”発表資料 「Cool Earth -エネルギー革新技術計画」 (概要)P.10”) : 「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」の策定について、経済産業省、2008/3/5 発表より"

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新エネ電力、購入拡大 バイオガスや太陽光 北電が新年度 / クリッピング 北海道新聞

" 北海道電力は新年度から、家畜のふん尿などから発生したガスを利用して発電するバイオガス発電や太陽光発電など新エネルギーからの電力購入拡大に乗り出す。バイオガスでは購入の契約条件を緩和し、太陽光では購入単価を引き上げるなど、二酸化炭素排出量の少ない新エネルギーの普及をさらに後押しする。

 北電は、道東の酪農家などから、契約電力を五十キロワット以上の高圧電力に制限してバイオマスプラントで発電した電力を購入しているが、四月からその制限を撤廃。五十キロワット未満でも購入する。 "

-----北海道新聞、2008/3/09

参考
ほくでん

コメント
 北海道電力が、バイオガスの購入枠を広げるということです。購入枠を拡大することで、新エネルギーへの取り組みもアピールでき、将来の排出権の購入枠拡大へ備えるという意味があるのでしょうか。洞爺湖サミットにむけてアピールということもあるのでしょうね。
 ことろで、太陽光発電の「夜間時の発電分」の購入金額をあげるの意味が理解できない、、、、どういうこと? 北海道の太陽光発電は、夜も発電する!?(t_t)

-----イメージ(pop up ; ”koubai”)


Koubai

-----photo by Rina 2007-----

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ウインドファーム 早くも逆風 / クリッピング YOMIURI ONLINE

" 「同型」事故で停止  稼働11日だけ  野辺地町にある県内最大規模の風力発電施設「野辺地ウインドファーム」(総出力5万キロ・ワット)が、2月に運転を始めたものの、11日間しか稼働せず、1か月近く停止状態となっている。他県で同型発電機の羽根が折れる事故が起き、原因解明まで運転を見合わせているためだ。県や町は、施設の完成を受けて地元をPRしようと当て込んでいただけに、運転再開を待ち焦がれている。 "
-----読売新聞、2008年3月6日

関連エントリー
野辺地に国内最大級の風力発電所建設 / クリッピング デーリー東北新聞社-----ソフトエネルギー、2005/07/15

コメント
 スペインの風力発電機メーカー、ガメサの2MWの風力発電機25基が同型機の国内でのトラブルを受けて、停止されているそうです。2月の始動から、記事は11日間しか稼動していないと報じています。ヨーロッパの大型風車は、日本で雷や強風などのトラブルに見舞われることも多いようで、あまり稼働率が上がらない風車も多いようです。停止状態が長引かないことを祈りましょう。(t_t)
Nobetiwindfarm1Nobetiwindfarm2
-----image(pop up) : Google Earthキャプチャー画像、[野辺地ウインドファームは、”まだ”登場していないので位置のみ、、、。しな研マップ2]

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新しい高効率色素増感太陽電池の開発 / プレスリリース 産総研

Fig1
-----image(pop up ; ”図1”) & text : 産業技術総合研究所、2008年3月4日発表より

" ポイント
タンデム型色素増感太陽電池として変換効率11%を実現。
極めて透明かつ起電力の高い酸化チタン電極の作製に成功。
低コストで、飛躍的に効率を向上させるための基礎技術を確立。
概要
 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)エネルギー技術研究部門【研究部門長 大和田野 芳郎】太陽光エネルギー変換グループ 杉原 秀樹 研究グループ長、佐山 和弘 主任研究員、柳田 真利 研究員らは、太陽光に対する光電変換効率が11.0%のタンデム型色素増感太陽電池を開発した。新しい色素増感太陽電池として従来の変換効率を超える値である。

 産総研では、飛躍的な性能向上のため、2種の色素増感太陽電池を重ね合わせ、上部の電池で可視光領域の光を吸収し、下部の電池で近赤外光から赤外光を吸収する、タンデム型色素増感太陽電池の開発を行った。タンデム型では上部の電池は可視光を吸収しつつ、近赤外光をロスなく透過させる必要がある。今回、タンデム型電池開発のため透明性が高く起電力の大きな酸化チタン電極の作製に成功し、タンデム型色素増感電池の上部の電池に用いることで、タンデム型電池の高効率化に成功した。

 タンデム型色素増感太陽電池は、通常の単セル型太陽電池より広範囲な波長の太陽光を有効に利用できることから、赤外光を吸収する新規増感色素の開発によって、単セル型を大幅にしのぐ光電変換効率の向上が期待される。

 本技術の詳細は、平成20年3月29~31日に甲府市で開催される電気化学会第75回大会で発表される。
..........
研究の内容

 2種類の色素増感太陽電池を図1のように組み合わせて構成したタンデム型太陽電池は、短い波長の光を利用して高い起電力(電圧)を発生する電池を上部に、長波長の光を利用して電圧は小さいが大きな電流を発生する電池を下部に配置することにより、太陽光に含まれるエネルギーを効果的に電気に変換できるメリットがある。

 上部の電池にレッドダイ(N719)、下部の電池にブラックダイ(N749)と呼ばれる増感色素を用いてタンデム構造の色素増感太陽電池を構成し、上部で短波長側の可視光エネルギーを、下部で長波長側の赤色光、近赤外光を電気エネルギーに変換させた。
..........
最高の効率を達成するには、電池を構成する材料全てに最も優れた技術を取り入れる必要がある。今回上部の電池用に極めて透明な酸化チタン電極を開発し、下部の電池では光閉じこめ効果を効果的に実現することで、従来報告されていたタンデム型色素増感太陽電池としてこれまでの光電変換効率の最高値を上回る11.0%を実現した(図3)。

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イベント 3/23 シンポジウム:日本発!地球を救うエネルギーアクションを

-----イベント案内より-----要事前申込(3/17締切)

" 今、私たち人類は地球温暖化という最大の危機を迎えています。
私たちは、この問題を解決するために「再生可能エネルギー※を主体とした持続可能な世界の実現」を目的として、地球環境イニシアティブ(GEIN)を2007年12月に設立いたしました。

今回のシンポジウムを、日本が世界に向けて「イニシアティブ」をとっていく活動の開始を宣言する場にしたいと思います。
美しい地球を子どもたちに残すため、一緒に一歩を踏み出しましょう!

※再生可能エネルギーとは: 太陽光、風力、バイオマスなど、繰り返し使用することが可能なエネルギー。「自然エネルギー」「グリーンエナジー」と同義語として使われることもあります。
GEIN設立発起人代表 岡田武史
GEIN代表 小田全宏

【開催日時】 2008年3月23日(日)13:30~16:30(開場12:30)
【会 場】 日比谷公会堂
【プログラム】
1. 開会挨拶
2. ビデオメッセージ 岡田武史(GEIN 設立発起人代表)
3. 日本へのメッセージ(政策提言) 小田全宏(GEIN 代表)
4. ダイアローグ「地球環境とエネルギーアクション」
・ダイアロガー
竹下景子(女優)、古田敦也(元東京ヤクルトスワローズ監督)、湯川れい子(音楽評論家・作詞家)、西岡秀三(国立環境研究所 参与)
・コーディネーター
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
5. クロージングセレモニー
【参加費】 無料
【参加申込】
当シンポジウムは、事前申込制とさせていただきます。
参加ご希望の方は、こちらの申込フォームからご応募ください。

お申込いただいた方には、3月中頃に入場券をお送りいたしますので、当日必ずご持参下さい。
入場券をお持ちでないお客様の当日のご入場はお断りさせていただくことがございます。
御了承下さい。
【申込締切】
2008年3月17日(月)
※定員2,000名になり次第締め切らせていただきます。
ご了承下さい。
【お問い合わせ】
地球環境イニシアティブ(GEIN) シンポジウム受付 "

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。

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EU太陽光発電の急拡大 / クリッピング 日経Ecolomy

" 国際エネルギー機関(IEA)の太陽光発電システム研究プログラム(IEA-PVPS)によれば、太陽光発電システムの累積導入量は現在世界全体で3696メガワット(MW)である(2005年のIEA-PVPS加盟国ベース)。97年の累積導入量がその10分の1にも満たなかったことを考えると、太陽光発電が僅かな期間に急成長を遂げてきたことが分かる(参照:図1)。 .......... ■ドイツ、日本を抜き太陽光発電の世界一に .......... ■活況、ソーラーパーク事業 "
-----日経Ecolomy,2008/2/20

参考記事
中国新聞、'08/2/28

"  中国地方で住宅用太陽光発電システムの新規設置件数が大幅な減少に転じていることが27日、経済産業省の外郭団体・新エネルギー財団(東京)の調べで分かった。2006年度は前年度比2割減となったのに続き、本年度も12月末現在で前年同期に比べ3割以上も減少。国が1994年度に補助制度を始めてから右肩上がりだった太陽光発電に、急ブレーキがかかった格好だ。 "

-----イメージ(pop up ; ”aoihana”)

Aoihana

-----photo by Rina 2007-----

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太陽、風力…代替エネルギーは「生きるため」 / クリッピング MSN産経ニュース

" ..... 太陽光と風力で発電した電力を12台のゴルフカート用バッテリーに充電しておけば、74平方メートルの室内の電灯を3日間点灯させておくことができる。暖房は不要な土地だが、冷房はほしい。ブリッグズさんは「自家発電で室内温度を摂氏26度に維持できる」と話す。..... "
-----MSN産経ニュース、2008.2.28

WhisperingranchrealWhisperingranch
-----Google Earthキャプチャー画像、[記事の写真で紹介されていた、Whispering Ranch Rd,AZ, USA,しな研2]

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 OFF GRID、つまりグリッド=電線網、商用電源から独立したシステム。アメリカには、それこそ未電化の地域がかなりあってそんなところで普通に暮らしている人がたくさんいます。日本では、あまり紹介されていないけど、そんな暮らしはそれほど窮屈なものではありません。カナダとの国境地帯にかなり前にいったとき、小さなコミュニティで、学校から住宅まですべて小規模な太陽電池でまかなって暮らしている人たちとあったことがあります。
 昨年の記事ですが、こんなものがありました。

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