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社名は東京エレクトロンPV,シャープの「トリプル型」薄膜Si太陽電池の生産性を高める / クリッピング Tech-On!

" 東京エレクトロンは,シャープと共同で設立した太陽電池製造装置の開発会社の詳細を発表した(Tech-On!関連記事)。社名は東京エレクトロンPVで,薄膜Si型太陽電池向けのプラズマCVD装置の開発のみを手掛ける。開発した装置は,東京エレクトロンが製造して販売する。初号機の出荷は2009年を予定する。 "
-----Tech-On!,2008/02/18

プレスリリース / 東京エレクトロン、2008/2/18
東京エレクトロン株式会社の太陽電池用製造装置事業についてのお知らせ

"..........
 今回、薄膜シリコン太陽電池用プラズマCVD装置を製品化するにあたり、シャープ株式会社(大阪府大阪市、社長: 幹雄 以下、シャープ)と、その開発を目的とした合弁会社の設立に合意しましたことをお知らせします。今回の合意は、薄膜シリコン太陽電池用プラズマCVD装置に関してのみであり、FPD製造装置他の事業を含めた包括的提携ではありません。

 薄膜シリコン太陽電池は、近年注目を浴びている太陽電池の種類の一つで、ガラス基板上に薄膜のシリコン層を形成するタイプの太陽電池です。東京エレクトロンが半導体およびFPD製造装置で培ってきた真空プラズマを用いた量産装置技術と、太陽電池のリーディングカンパニーのシャープがかねてより培ってきた薄膜シリコン太陽電池製造技術を融合させることで、より生産性の高い薄膜シリコン太陽電池用プラズマCVD装置を開発することが期待できます。

 装置開発は東京エレクトロンおよびシャープが出資する合弁会社が行い、装置の製造および販売については、東京エレクトロンが行います。初号機出荷は、2009年を予定しております。

 合弁会社の概要は下記のとおりです。

会社名 : 東京エレクトロンPV株式会社
本社所在地 : 山梨県韮崎市
資本金 : 5千万円
出資比率 : 東京エレクトロン 51%、シャープ 49%
設立日 : 2008年2月6日 "

コメント
 世界No.1の太陽電池メーカーの地位(2007年の生産ベース)を明け渡したシャープ。

太陽光発電2007年実績で、Q-Cellsがシャープを抜き世界一に-----ソフトエネルギー、2008/02/20

 シャープの”逆襲”。大いに期待したいです。

 業界はすでに次の競争に突入しています。これまで、太陽光発電の主力、安定した性能をもって君臨していた単結晶・多結晶太陽電池に代わる太陽電池の開発は、それこそ世界中でしのぎを削られている分野です。まだ当分、応用技術(より薄く、より高効率)により結晶系が意外にまだ10年は使えそうという意見もある一方で、次次世代は、2015年までに実用段階を迎えるといわれています。現在、すでに市場に出ているアモルファス、CIS、CIGSなどの化合物系薄膜などの次世代と、さらに色素増感など有機化合物系や、さらにナノ技術の応用分野で開発研究が進む次次世代への関心がますます高まるのは確実です。

 太陽電池に関する新たな評価の動きもでてきています。折に触れ、それらも紹介しながら、普通に使える”次世代の太陽電池”という身近な視点を大切にしながら、新たな動きが次々に出始めたような太陽光発電業界をみていきたいと思います。(t_t)

-----イメージ(pop up ; ”kaerokana,2008/1/1”)
Kaerokana
-----photo by Rina 2008-----




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追加情報
・シャープ、太陽電池コスト半減----- NBonline,2008年2月26日
" シャープが太陽電池の生産コストを半分にする。既存の太陽電池工場の生産規模を10倍以上に引き上げるとともに、堺市に巨大な太陽電池の新工場を建設。圧倒的な量産効果で一気に低コスト化し、普及を狙う。

 1月8日に開かれたシャープの年頭会見。片山幹雄社長は「2012年・創業100周年に向けて」と題して事業戦略を発表した。それは液晶と太陽電池に明確に絞った内容だった。衆目を集めるのは花形の液晶だ。しかし、同社が今後4~5年でより急速に事業拡大を目指しているのは、液晶ではなく太陽電池だ。 "

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20080224/147958/

投稿: 追加情報 シャープ、太陽電池コスト半減 | 2008/02/26 10:36

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