「トウモロコシは最悪」26種のバイオ燃料のエコ効果を分析 / クリッピング WIRED VISION
" ..........それぞれの農産物のメリットを算出した。最も優れたバイオ燃料は、リサイクルされた食用油と、草および木由来のエタノールだった。-----WIRED VISION,2008年1月22日-----Some Biofuels Are Better Than Others(Wired.com,January 07, 2008)逆に、最悪のバイオ燃料は、ブラジルの大豆、マレーシアのヤシ油、米国のトウモロコシから作られるもので、これらはすべて、それぞれの国でバイオ燃料プログラムの中心となっている。.......... "
関連
プレスリリース / Smithsonian Tropical Research Institute ,3-Jan-2008
・Smithsonian scientists highlight environmental impacts of biofuels
・How Green Are Biofuels?-----Forum: Science and Innovation for Sustainable Development - Publications
" Author(s): Jorn P. W. Scharlemann and William F. Laurance
Citation: Science 4 January 2008: Vol. 319. no. 5859, pp. 43 - 44
URL: http://www.sciencemag.org/cgi/content/full/319/5859/43 (Full Text) "
コメント
ここまで評判の悪い作物由来のバイオ燃料、とうもろこし、大豆、ヤシ油などがもつ問題は当初から指摘されてきたものだ。しかし、それぞれの国の都合によりもっとも多用され、資金も投入されている分野だというところが、ずっと問題が指摘され続けなければならないということになっている。石油代替の意味でのバイオマス由来のバイオ燃料となれば、セルロース系が有望ということで各国が研究しているが、実際に産業として、その有効な存在を示すことができるかという可能性も含めて研究も始まったばかりだ。
こんなニュースもありました。頓挫の理由は別のところにあるようですが、、、、
・沖縄・宮古島のバイオ燃料島構想、正式断念-----YOMIURI ONLINE,2008/1/22
宮古島では地元のとうもろこしということで、地産地消のエネルギーとしての可能性を感じさせるところもあったのだが、石油業界が進める”主流”のETBEに対して、宮古島の直接とうもろこしのバイオエタノールを3%今後して販売するという計画が成立しなかったようです。
作物由来のバイオ燃料の環境、持続可能性などの評価はかなり怪しいということですが、、、当分日本の事情が変わらなさそうなのが非常に残念です。(t_t)
参考情報、エントリー
・Wikipedia : ETBE
・デジタル写真で見る世界の今――バイオ燃料は救世主か悪魔か? From ナショナル ジオグラフィック-----日経トレンディネット、2007年11月19日
・Just how green are biofuels?-----World Land Trust Green Issues,June 08, 2005
・Biofuel Backlash - World-----YouTube,2008年01月14日
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・バイオマス燃料の導入について / プレスリリース 石油連盟-----ソフトエネルギー、2006/01/23
・バイオ燃料元年到来 新日石・根岸製油所 ETBE積載タンカー入港 / クリッピング FujiSankei Business i-----ソフトエネルギー、2007/04/09
-----Googleサイト内検索 : セルロース バイオ-----
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