国内、太陽光発電市場に「 動きあり !? 」
すでにさまざまな動きは2008年をのぞいています。原油価格は、あちこちで100ドル/バレル時代についての経済と生活に関する記事が世界中のメディアを騒がせています。エネルギー価格の上昇は、ダイレクトに食料などの生活物質に影響を与えます。急速な変化による、生活に脅威をもたらすさまざまな痛みと危機がある一方で、燃費が自動車選択の重要な要素として強調されるようになり、省エネ、環境コンシャスな生き方=経済的な工夫という21世紀の重要課題となってきた気候変動と人間の営みへの意欲的な試みも見えるようになってきました。
さて、そんな中で、国内太陽光発電の市場にも2015年くらいまでに、小さな、そして大きな変化が訪れそうです。再生可能エネルギー関連企業、NGO、NPOのさまざまな動きにドライブがついてきたように思います。
・シリコン調達戦略に差・太陽電池、海外勢攻勢-----NIKKE NET,2007/11/14
・太陽電池、海外勢が攻勢・シャープなど寡占の日本参入-----NIKKE NET,2007/11/14
海外の勢力が実際に日本でどう展開するのかは、今後の動き次第ですが、各社がアジア市場に熱い視線を送っているのは間違いありません。中国とインドの急速な経済発展だけでなく、この地域が貪欲に世界のエネルギーを消費しているという事実にがあります。
・2030年までに中国とインドの石炭需要は世界の80%に、国際機関が分析-----GreenPost -Heuristic Life -,2007/11/14
世界の太陽電池メーカーが狙うアジア市場の今後の動きは、欧州の再生可能エネルギーの導入が一段落する2020年以降のこの分野の発展は、世界情勢が許せばアジアにシフトすると思われます。その時、日本の太陽電池メーカーが世界に伍して競争力を保っているかは、政治が貧しい現在の国内情勢にあっては、各社の努力にすべてがかかっているという点は、大きなマイナスでもあり、また厳しい競争を戦うという意味では、プラスとなる可能性もあります。
・(11/12)ホンダ、太陽電池の販売網拡充・08年度中に200拠点へ----日経Ecolomy
また、ホンダ、シェルソーラーなどのCIS,CIGSなどの薄膜系の太陽電池も国内で目にできる機会も増えそうです。そして、他の薄膜やハイブリッドセル、集光型太陽電池など低コスト、省資源型の太陽電池の開発競争は、激化することが必至です。1年、数年後のこの業界の姿に、期待をもっていいと考えています。
太陽電池は、太陽の光を直接電気のエネルギーに変換する装置です。大事な導入条件は、太陽の直達日射をできるだけ多く確保する場所と方法を選ぶことです。基本的に、無動力、無排気、無振動、低保守、低環境負荷な発電ソースです。規模の大小を問わず利用できる点もメリットです。
一方で、昼間しか発電しない、単位面積あたりのエネルギー量が希薄、天候に左右される、コスト高、資源的にもポリシリコンに関しては限界がある点などが欠点とされています。
一国の企業の消費電力を担うには不適当、または補完的にしか利用できないと考えられていますが、現在の化石燃料への依存を少しでも減らすことは、資源、温暖化効果ガスの削減の両面からみて、人類全体の総合力が試されています。太陽光発電は、現状一定の補完的な役割を果たしつつ、次世代の小規模分散型の地方のエネルギー利用、極省エネ型の都市デザインにおいて、いずれも重要な働きをすると考えられます。(t_t)
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