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バイオマスから水素ガスを生産する手法を開発、研究報告 / クリッピング AFP BB News

" 生分解性の有機物質から水素ガスを作り出す手法を開発したとする研究結果が、12日発行の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。この技術により、燃焼してもクリーンな燃料を豊富に供給できるようになるかもしれない。 "
-----AFP BB News,2007年11月13日

関連
Clean, carbon-neutral hydrogen on the horizon-----The Pennsylvania State University -Penn State Live-,November 13, 2007

PNAS : Sustainable and efficient biohydrogen production via electrohydrogenesis(Shaoan Cheng and Bruce E. Logan,November 13, 2007)

" Abstract
Hydrogen gas has tremendous potential as an environmentally acceptable energy carrier for vehicles, but most hydrogen is generated from nonrenewable fossil fuels such as natural gas. Here, we show that efficient and sustainable hydrogen production is possible from any type of biodegradable organic matter by electrohydrogenesis. In this process, protons and electrons released by exoelectrogenic bacteria in specially designed reactors (based on modifying microbial fuel cells) are catalyzed to form hydrogen gas through the addition of a small voltage to the circuit.
.......... "

関連記事
Hydrogen brewing gets an electrical boost-----New Scientist Tech,12 November 2007

コメント
 バイオマス資源を有効利用する方法は、世界中で多くの科学者が知恵をしぼっている分野です。しかしながら、作物由来のエタノールなどの利用においては、耕地を奪い、世界の食料事情を悪化させる原因(遠因としても)になりかねないという指摘がなされています。そういった意味からもセルロースを分解するさまざまな方法が生み出され、実用化を競っています。

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米グーグル、代替エネルギー開発に数億ドル投資 / クリッピング asahi.com

" 米インターネット検索最大手のグーグルは27日、石炭による火力発電よりも安い代替エネルギーの開発に数億ドル(数百億円)規模の投資を行うと発表した。グーグル本社近くのカリフォルニア州サンフランシスコに相当する規模の都市の電力需要をまかなう、1ギガワット分を代替エネルギーで発電するのが当面の目標という。 "
-----asahi.com,2007年11月28日

関連
Towards more renewable energy-----Official Google Blog,11/27/2007

プレスリリース / Google,November 27, 2007
Google's Goal: Renewable Energy Cheaper than Coal

" Creates renewable energy R&D group and supports breakthrough technologies
today announced a new strategic initiative to develop electricity from renewable energy sources that will be cheaper than electricity produced from coal. The newly created initiative, known as RE

our(Google) previous work

コメント
 これまでも太陽電池をはじめとする、再生可能エネルギー関連の事業への積極的な投資を行い、またさらなる取り組みをアナウンスし続けていたGoogleがさらに、大きな再生可能事業へのコミットメントを発表しました。

参考エントリー

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Innovate or Die Pedal-Powered Machine Contest / おすすめサイト

 米の自転車メーカーのスペシャライズド社がGoogleなどと共同で、自転車のパワーを利用したアイディアを募集するコンテストを行っています。応募方法は、ビデオクリップにして投稿すること。そして、その内容が審査され、優勝者には5000ドルと自転車がもらえるということだそうです。掲載が遅くなりすぎ、12/15日締切なんですが、YouTubeの専用コーナーには興味深いアイディアの投稿があるので、とりあげてみました。

Innovate or Die Pedal-Powered Machine Contest

プレスリリース / スペシャライズド社
"Innovate or Die Pedal-Powered Machine Contest" 地球環境の保全のためにペダル動力による解決策の革新的アイデアを募集
6172_dsid_7326
-----image(pop up ;”Innovate or Die Pedal-Powered Machine Contest”) :同発表より

" スペシャライズド社(米カリフォルニア州)とグッドビーシルバースタイン・アンド・パートナーズ社(同)は、グーグル社(同)の支援を得て、自転車のペダルで動く機械のアイデアを募集するコンテストを実施しています。コンテストの名称は"Innovate or Die Pedal-Powered Machine contest"(イノベーティブ・ペダル駆動機械コンテスト)です。日本のほか、米国、カナダ、フランス、アイルランド、イタリア、オランダ、ポーランド、スペイン、英国の計10ケ国の18歳以上を対象にアイデアを募集します。応募の締め切りは2007年12月15日、入賞者は2008年1月15日に発表されます。優勝者には5,000ドル(約58万円)の賞金とスペシャライズド社製のGlobe自転車が贈呈されます。

 このコンテストは、地球温暖化といった地球規模での環境の変化を少しでも緩和するための解決策を見出すことを目的に、自転車のペダルを動力として駆動する機械システムに関するアイデアを参加者に考えていただこうというものです。というのも自転車は効率的なエネルギーの使用という点で、ほかのすべての交通手段を圧倒しているからです。自転車を使えば、時速約4.8キロで歩くのと同じエネルギーの消費量で時速約16~24キロを移動することができますので、自転車は地球環境に最も配慮した技術の一つであると考えています。
..........
<応募概要>

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温泉発電 10年実用化へ 地熱技術開発が実証実験 / クリッピング FujiSankei Business i

" 電力会社などが共同で設立し、地熱エネルギーの利用技術開発を手がける地熱技術開発(東京都中央区)は、温泉水の熱を使って、電気をつくり出す温泉発電の実用化に2009年から乗り出す。長野県小谷村で実証実験を行い、早ければ10年ころの実用化を目指す。

 温泉発電の技術が確立されれば、全国の温泉旅館で利用されずに捨てられている熱エネルギーを発電に有効利用できることになる。 "

-----FujiSankei Business i., 2007/11/26

関連
地熱技術開発

NEDO : 平成17年度「地熱開発促進調査 調査C」に係る採択先決定について(平成17年6月7日)

コメント 長野県の小谷村で温泉の熱を利用した低沸点のアンモニアに水を混ぜた水溶液を、温泉の熱で蒸発させ、発生する蒸気でタービンを回して発電する仕組の発電装置が、2009年から実証実験が開始されるそうです。
 日本の温泉の数、すごいでしょうね? 是非、コストも安価なシステムのようですので、実用化するといいです。

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Worldwatch Instituteが中国の再生可能エネルギーの現状と可能性についてのリポートを発表

 Worldwatch Instituteが発表したリポートのタイトルは、「Powering China's Development: The Role of Renewable Energy」。最近、排出権取引による利益を温暖化対策にあてると発表した中国だが、国内では氷河が溶け湿原が減少、それでもまだ、エネルギーの消費では増え続ける石炭の消費量に象徴されるように、さらなる経済発展を目指している。温暖化効果ガスの排出量では、米に続く2位の中国の動向は、世界の気候変動問題、そして中国の環境、エネルギー、食料の事情にも大きな影響を与える問題です。

 今回のリポートのサマリーも公開されていました。

Worldwatch Institute : Powering China's Development: The Role of Renewable Energy / Worldwatch Report: Powering China’s Development
175_lg
-----image : Cover

" Powering China's Development: The Role of Renewable Energy
Hard Copy $19.95
E-book $9.95
Summary
China’s need for secure, affordable, and environmentally sustainable energy for its 1.3 billion people is palpable. In 2006, China’s energy use was already the second highest in the world, having nearly doubled in the last decade, and its electricity use is growing even faster, having doubled since 2000. With both energy-intensive industry and high-tech manufacturing, China now serves as factory to the world. Rising living standards also mean more domestic consumption, including high-energy-use items like air conditioners and cars. By 2020, annual vehicle sales in China are expected to exceed those in the United States.
.....
Table

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通信誌 / 「地球号の危機ニュースレター」(11月号)329号

Img329
-----市民エネルギー研究所の記事 2007-11-2 より----imageも

" <目次>
資料・本紹介
※浜岡原発差止訴訟判決に注目、耐震補強工事前倒し運動も
※「太陽光発電産業について」
※EP REPORT
 ・HLW処分事業、文献調査に「申し入れ方式」を追加
 ・原子力で200億円超の大幅増
沖縄・宮古島の発電風車再建(2) → 記事を読む
  井田 均

原発に頼らない安全な供給対策を → 記事を読む
 - 問題の本質を見えなくする「電気が足りない」キャンペーン -
  安藤 多恵子

<メール通信>
 自然エネルギーは普及させられず、何故、 → 記事を読む
原発はとまらないか より---(3)
   中川 修治

<大竹財団主催講演会のお知らせ>
 「いのちを見つめる
  ~ホームレスの人たちのふれあいを通じて生きなおすことを考える」
    稲葉  剛さん
    角田 妙子さん  "

-----------

定価 200円(送料90円)
年間購読料 2,000円(送料込)
発行元 財団法人 大竹財団 

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小水力発電事例集2007を無料配布中(配布は終了) / 全国小水力利用推進協議会

追加情報
資料「小水力発電事例集2009・2010」小水力利用推進協議会発行のオンライン版が公開されました-----ソフトエネルギー、2011/10/14

 コメント-小水力発電事例集2007、小水力発電事例集2008も、PDFで公開されました。上記エントリーをご覧ください。

2007/11/22の当初のエントリーは以下、


0710microhydro2007 -----情報掲載サイト、2007/06/01より-----imageも

" 全国小水力利用推進協議会は「小水力発電事例集2007」(2007年5月25日発行、A4版36ページ、カラー)を作成し、6月5日から一般向けの無料配布を開始します。
 この事例集では、最近2年間に建設された小水力発電所12か所について写真入りの解説文と概要データを紹介するほか、各地で行われている実験事業や、水力発電をまちづくりに活かす取組みなどについてもご紹介しています。

  同資料の配布は、終了したということです。 "

関連サイト
全国小水力利用推進協議会

コメント
 小水力は、100kW未満というサイズの水力発電機を利用した技術です。中、小、極小の水力発電の技術は、日本における未利用エネルギーの活用、小規模分散型電源という文脈で、いま新たに高く注目されています。全国小水力利用推進協議会では、今後は相談窓口の充実などの活動を充実させていく予定とのことです。各種会員の募集も行っています。(t_t)

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ノルウェーの浸透膜発電計画 Osmosis Power

 ノルウェーで新しい発想に基づく淡水と海水の塩分濃度の差を利用し浸透膜により圧力を得るという浸透膜発電 : Osmosis Power Plantという発電所建設計画が進行中。
 計画しているのは、エネルギー関連事業を行うStatkraft社で、早ければ2015年ぐらいまでに実用試験プラントの建設に目処をつけることを目指すということです。利用される淡水の90%ほどが浸透膜を通して海水側に流入し圧力をかけ、そのプレッシャーを利用して大規模なタービンを回転させて発電させる仕組みということです。いままでにない発電所になることは間違いありません。

 この情報を最初に掲載したと思われるAFP BB Newsには、解説のための図が掲載されています。

ノルウェーの再生可能エネルギー-----AFP BB News,2007年11月13日

" 図は、ノルウェーの再生可能エネルギー計画を図解したもの。河川水が海水と混ざる際のエネルギーを利用する。 "

 これだけではよくわからないので、Statkraft社のサイトに行くと広報誌などに関連記事がありました。

Norway_osmosenergy
-----image(pop up ) & text: Statkraft's magazine Fossekallen.Fossekallen nr. 3-2007 p.13より

" BUILDING THE WORLD’S FIRST OSMOTIC POWER PLANT
The first prototype osmotic power plant in the world is to be built close to the Oslofjord. At the same time, efforts are to be increased to develop the technology in which Statkraft already is a world leader.
Osmotic power is clean energy, and calculations indicate that the technology has the potential to make an annual contribution of approximately 1,600 TWh worldwide. This is 13 times as much power as is generated by Norwegian hydropower plants every year.

FACT FILE: OSMOTIC POWER
. Osmotic power generation utilises the osmotic pressure difference between fresh water and sea water.
. Energy production from osmotic power is stable and predictable.
. The technical potential for osmotic power in Norway is estimated at 12 TWh.
. Osmotic power is an environmentfriendly source of energy: it generates no emissions of CO2, has limited local environmental impact, and requires little space.
. Osmotic power has potential for green certificates.
. It is expected that osmotic power will be ready for commercialisation before 2015.
The principle behind osmotic power is the natural phenomenon of osmosis. The input factors in an osmotic power plant are sea water and fresh water, which are separated by a membrane. The fresh water will permeate into the sea water through the membrane,generating a pressure that can be used to generate power.
“After ten years of research and development, we believe the time is ripe to build the first prototype of an osmotic power plant. This entails an increase in our focus on and investments in the development of the technology. With this decision, we will be investing more than NOK 100 million in developing a new, renewable energy technology,” explains Sverre Gotaas, VP Innovation at Statkraft.
........... "

関連情報、記事

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イベント 12/5 自然エネルギー政策検証委員会

-----主催者のホームページのイベント案内(”12月5日(水)に自然エネルギー政策検証委員会を開催します。 2007/11/10”pdf)より-----要事前申込(申込み締切12/3)

" 自然エネルギー政策検証委員会のご案内-----「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク(GEN)
 時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」(新エネ利用特措法、いわゆるRPS法)については、政府による見直しが昨年度中に行われましたが、多くの課題を残したまま、年度末の今年3月に2014年度の目標値を定めて審議会での議論が終了しました。一方で現在政府は、各省の審議会で京都議定書目標達成計画の評価・見直し作業を進めていますが、その中においては自然エネルギーの促進に関する議論はほとんど行われていません。このような政策の現状の下、太陽光・風力など日本の自然エネルギーは停滞を余儀なくされていると言わざるを得ない状況にあります。
私たち「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク(GEN)は、自然エネルギー事業者・電力会社・自治体・省庁・NGOなどにご参加頂いて、自然エネルギー促進議員連盟のご協力のもと「新エネ利用特措法改正検討委員会」を開催してきました。今回は「自然エネルギー政策検証委員会」として、京都議定書目標達成計画見直しなどの最新の状況を踏まえ、自然エネルギー促進のためのGENの提案を示し、各セクターからコメントを頂き、自然エネルギー促進・拡大の方向を見出したいと考えます。
開催要領は下記の通りで、自然エネルギー政策にご関心のある方ならどなたでも傍聴できます。
なお資料の部数など準備の関係から、傍聴を含めご参加者の人数を把握したいと思いますので、お手数ですが、ご参加を希望される場合は12月3日(月)までにGEN事務局担当者(略)までメールでお申し込み頂ければと思います。
それでは、多数の方々のご参加をお待ち致しております、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  ○日時:2007年12月5日(水)10:00~12:00
  ○場所:衆議院第2議員会館第4会議室(東京都千代田区永田町2-1-2)
  ○主催:「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク(GEN)
  ○協力:自然エネルギー促進議員連盟
  ○進行案(予定)
   ・京都議定書の目標達成と自然エネルギー政策の提案(GEN)
   ・京都議定書目標達成計画の問題と自然エネルギー(気候ネットワーク)
   ・国会議員・政府・自然エネルギー事業者・電力会社などからのコメント
   ・質疑応答・議論
   ・その他(今後について等)

 本件に関するお問合せ先:「自然エネルギー促進法」推進ネットワーク(GEN)  〒164-0001 東京都中野区中野4-7-3  "

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シーベルインターナショナル、流水式水力発電装置で特許を取得 / クリッピング 日刊工業新聞

" シーベルインターナショナル(東京都千代田区、海野裕二社長)は、このほど水流のエネルギーを利用した水力発電装置で特許権を取得した。水流を効率的に取り込む構成などで特許要件を満たした。商品名は「ストリーム」で販売予定価格は700万円から。来年をめどに国内市場に投入する。 "
-----日刊工業新聞、2007年11月16日

関連サイト
シーベルインターナショナル / 小水力発電技術開発

コメント
 リリースとしての記事が見当たらなかったので、図、写真の転載は控えるので、直接上記サイトをみてほしい。水流式と呼ぶ水力発電機で、ゲートで流速を高める工夫や”三日月構造、レモン型構造により羽の端部抵抗の軽減を実現”というタービンの形と構造がユニークに思えます。農業用水路などをターゲットにしているようなので、出力は ~20kW程度と推測します。また、この構造により、より大きな発電施設や他への応用も考えておられるようで、面白いです。

 これからは小水力という時代背景と要請を意識して今後小水力関連の情報の充実にも努めて行きたいと思います。(t_t)

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Solar power system offers protection against blackouts / プレスリリース The Solarserver(停電に対応できるドイツの太陽光発電システム)

" Award-winning photovoltaic system: solar power system as backup system offers protection against blackouts The last large-scale power failure (blackout) in Europe affected about 10 million people: on 4 November 2006 at 22:09 pm parts of Germany, France, Belgium, Italy, Austria and Spain were without power for two hours. Even in Morocco the effects could be felt. In the event of a power failure or a network interruption, solar power systems are separated from the electricity network according to law. So far it was thus not possible to use one’s own solar power system as a backup for essential household appliances in the event of the public electricity network suffering a failure. This loophole has now been closed with the "Sunny Backup System" developed by SMA Technologie AG: in the event of a power failure the system fully automatically switches to “stand-alone power supply”. The Solarserver June 2007 wishes to present this innovative photovoltaic backup system as the “Solar System of the Month”. It maps the route to stand-alone supply safety with the help of network-coupled solar power systems. "
-----The Solarserver

関連
SMA Technologie AG / Products / Sunny Backup-System / Catalog : Sunny Backup System - Solar Power - Even in the Event of Grid Failure
Sunny_backup5000
-----image(同カタログキャプチャー画像、P.4)

コメント
 ドイツのSMA Technologie社の太陽光発電用のバックアップユニットの話題です。ヨーロッパでは、数時間の停電を経験したことからこの記事のSunny Backup Systemが評判を注目を集めているそうです。システム的には、太陽光発電用のパワコンとは別に、このバッテリーをもっているバックアップユニットを設置することで停電時に電気が”家庭用コンセントから”使えるというものです。 ちなみにバッテリーは、最小のシステムを選んだ場合、48V-142AH(12V-142AH密閉式バッテリー4台)、大きなものがその倍の容量となっているようです。満充電ならば、小さなものでも最大5kWh程度は電気を使えますので非常時には十分な蓄電池容量をもっていることになります。

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Low-Tech Solar Wall Heats on the Cheap / クリッピング Ecogeek(ローテク、ソーラーウォールの有用性について)

" Last year, an article from BuildItSolar.com for a $350 Solar Heater got a fair amount of attention. Collecting the heat in a southern exposure wall and using it to warm the air is a fairly simple and straightforward process.

The principle behind that project is.......... "

-----Ecogeek,08 November 2007

関連リンク
BuildItSolar: Solar energy projects for Do It Yourselfers to save money and reduce pollution / Solar DIY Space Heating Projects
Builditsolarsite
-----image(pop up ; ”BuildItSolar、キャプチャー画像”)

Solarwall / Products SolarWall Systems

コメント
 いつもかなり楽しませてくれる、環境系ガジェット情報ポータルサイト、”Ecogeek”。今回は、とても参考になったリンクを含んだ記事をピックアップしてみました。BuildItSolarのホームページ、とても勉強になりました。

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国内、太陽光発電市場に「 動きあり !? 」

 すでにさまざまな動きは2008年をのぞいています。原油価格は、あちこちで100ドル/バレル時代についての経済と生活に関する記事が世界中のメディアを騒がせています。エネルギー価格の上昇は、ダイレクトに食料などの生活物質に影響を与えます。急速な変化による、生活に脅威をもたらすさまざまな痛みと危機がある一方で、燃費が自動車選択の重要な要素として強調されるようになり、省エネ、環境コンシャスな生き方=経済的な工夫という21世紀の重要課題となってきた気候変動と人間の営みへの意欲的な試みも見えるようになってきました。
 さて、そんな中で、国内太陽光発電の市場にも2015年くらいまでに、小さな、そして大きな変化が訪れそうです。再生可能エネルギー関連企業、NGO、NPOのさまざまな動きにドライブがついてきたように思います。

シリコン調達戦略に差・太陽電池、海外勢攻勢-----NIKKE NET,2007/11/14
太陽電池、海外勢が攻勢・シャープなど寡占の日本参入-----NIKKE NET,2007/11/14

 海外の勢力が実際に日本でどう展開するのかは、今後の動き次第ですが、各社がアジア市場に熱い視線を送っているのは間違いありません。中国とインドの急速な経済発展だけでなく、この地域が貪欲に世界のエネルギーを消費しているという事実にがあります。

2030年までに中国とインドの石炭需要は世界の80%に、国際機関が分析-----GreenPost -Heuristic Life -,2007/11/14

 世界の太陽電池メーカーが狙うアジア市場の今後の動きは、欧州の再生可能エネルギーの導入が一段落する2020年以降のこの分野の発展は、世界情勢が許せばアジアにシフトすると思われます。その時、日本の太陽電池メーカーが世界に伍して競争力を保っているかは、政治が貧しい現在の国内情勢にあっては、各社の努力にすべてがかかっているという点は、大きなマイナスでもあり、また厳しい競争を戦うという意味では、プラスとなる可能性もあります。

(11/12)ホンダ、太陽電池の販売網拡充・08年度中に200拠点へ----日経Ecolomy

 また、ホンダ、シェルソーラーなどのCIS,CIGSなどの薄膜系の太陽電池も国内で目にできる機会も増えそうです。そして、他の薄膜やハイブリッドセル、集光型太陽電池など低コスト、省資源型の太陽電池の開発競争は、激化することが必至です。1年、数年後のこの業界の姿に、期待をもっていいと考えています。

 太陽電池は、太陽の光を直接電気のエネルギーに変換する装置です。大事な導入条件は、太陽の直達日射をできるだけ多く確保する場所と方法を選ぶことです。基本的に、無動力、無排気、無振動、低保守、低環境負荷な発電ソースです。規模の大小を問わず利用できる点もメリットです。
 一方で、昼間しか発電しない、単位面積あたりのエネルギー量が希薄、天候に左右される、コスト高、資源的にもポリシリコンに関しては限界がある点などが欠点とされています。
 一国の企業の消費電力を担うには不適当、または補完的にしか利用できないと考えられていますが、現在の化石燃料への依存を少しでも減らすことは、資源、温暖化効果ガスの削減の両面からみて、人類全体の総合力が試されています。太陽光発電は、現状一定の補完的な役割を果たしつつ、次世代の小規模分散型の地方のエネルギー利用、極省エネ型の都市デザインにおいて、いずれも重要な働きをすると考えられます。(t_t)

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再生可能エネルギー100%による自立運転に成功 / プレスリリース 三菱電機

Various_hybridgen
-----image(pop up ; ”リリース全文(PDFファイル)p.3図”) & text : 三菱電機、2007年11月12日発表より

" ~ 八戸市にて商用電力系統から独立した高品質な電力供給を実証 ~
株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長 田中 將介)、三菱電機株式会社(執行役社長 下村 節宏)、青森県八戸市(市長 小林 眞)の3者は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)からの委託事業「新エネルギー等地域集中実証研究」(八戸市 水の流れを電気で返すプロジェクト)の一環として、再生可能エネルギー※1(太陽光発電、風力発電、バイオマスガス発電)のみを用いて、商用電力系統と同等の高品質な電力品質を得る自立運転(商用電力系統から切り離した状態)に、世界で初めて成功致しました。

※1: 自然界に存在する枯渇する心配のないエネルギーを利用して発生させる電気・熱等のエネルギー

1.背景
現在、地球環境保護や省エネルギー意識の高まりから再生可能エネルギーの導入が増えていますが、太陽光発電や風力発電は出力が天候に左右されるため、再生可能エネルギーのみを用いて自立運転を行うには高度な制御技術が必要でした。そのため、これまで再生可能エネルギーのみを用いた自立運転による電力供給は、高度な電力品質が求められない一部の用途に限られてきました。
今回、新たに開発した電力制御システムで、再生可能エネルギーのみを用いて商用電力系統と同等の高品質な電力供給を行う実証試験に、成功しました。
2.実証試験内容
2007年11月3日から10日までの8日間、八戸市庁舎本館、八戸圏域水道事業団旧庁舎、八戸市内の4ケ所の小学校と中学校の合計6施設に対し、商用電力系統から切り離した状態で、再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電、バイオマスガス発電)のみを用いて電力を供給しました。
..........
4.自立運転実証の成果と意義
今回の実証試験では、商用電力系統から切り離された自立運転状態でも急な負荷変動や気象変化に伴う発電出力変動を電力制御システムが瞬時に検知し、蓄電池やガスエンジン発電機を制御することにより、商用電力系統と同等の高い電力品質(電圧・周波数等)を持つ電力の供給が可能であることが実証されました。
自立運転の実証実験の成功は、国内のみならず海外においても商用電力系統の停電等に対する一種の危機対策として注目を集めています。
5.「八戸市 水の流れを電気で返すプロジェクト」について
本プロジェクトはNEDO技術開発機構からの委託を受け、三菱総合研究所・三菱電機・八戸市が平成15年7月から共同で取り組んできたプロジェクトで、目的は太陽光発電や風力発電のさらなる普及を見据え、天候変動による発電量の不安定さを解消するためのシステム開発です。 "

関連記事
三菱電機、八戸市で電力の再生可能エネルギー100%による自立運転に成功-----NIKKEI NET 日経プレスリリース、2007/11/12

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イベント 12/1 小水力利用シンポジウム  - 農業用水を活かして農村をエネルギー基地に -(大分県日田市)

-----イベント案内より-----

"第1 回アジア太平洋水サミットオープンイベント
■ 趣旨
 地球温暖化問題が深刻さを増す中で、炭酸ガスの増加をもたらさない自然エネルギーの利用拡大が急務となっています。中でも、河川環境を大きく変えることなく既存の小河川や水路を利用する小規模な水力発電は、太陽光発電や風力発電と比べて安定供給の面で優れており、農山村における未利用資源の活用として近年注目を集めています。
 特に、千年以上の歴史をもち、全国の総延長は地球を11 周する長さになるという日本の農業用水路(農水省によると幹線が4.5 万km、支線が40 万km)は、日本が世界に誇る貴重かつ豊富な水資源です。しかも一般河川と異なり建設も容易で、制度的にも有利な面があることから、クリーンエネルギーの宝庫として実現可能性が高いと考えられます。すでに農業団体が主体となって発電事業を展開している事例も存在しています。また、環境問題への関心が高まる中で農業も他の産業と同様に環境負荷を低減させることが求められており、クリーンエネルギーの導入が将来的には日本農業の魅力や付加価値を高めることにつながります。
 大分県で水の恵みについて議論するアジア太平洋水サミットが開催される機会をとらえて、水郷・日田の地から新たな水の利用と農業の可能性を考えるシンポジウムを開催いたします。
■ 概要
◆ 日時: 2007 年12 月1 日(土)13:30~17:00
◆ 会場: 大分ひた農協天瀬支店2 階ホール
◆ 主催: ひた市民環境会議エネルギー部会、NPO 九州・自然エネルギー推進ネットワーク
全国小水力利用推進協議会
◆ 協賛: 大分ひた農業協同組合、日田土地改良区連合会
◆ 後援: 日田市、大分県、九州農政局、九州通商産業局、九州地方整備局、水土里ネット大分
(いずれも予定)
◆ 参加費: 無料

■ プログラム

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次期アメリカ大統領は? とりあえず、ヒラリー・クリントンの”エネルギー政策”

 次期アメリカ大統領はだれになるのか? 2008年11月4の決戦投票などの日程が明らかになりました。次期米国大統領(第44代)選挙の候補者のうち最有力候補は、ヒラリー・クリントン元大統領夫人というところのようです。来年末の1年後には新しい大統領が決定しているわけです。2008年はアメリカ大統領選挙の年、かの国の今後の環境政策がその後の世界に与える影響を考えるとその重要性が重みを増します。

温室効果ガス排出「80%削減」 ヒラリー氏が環境政策-----asahi.com,2007年11月06日

" 米大統領選の候補指名レースで民主党のトップを走るヒラリー・クリントン上院議員は5日、温室効果ガスの排出を2050年までに1990年レベルから80%削減することを柱とする包括的な環境・エネルギー政策を発表した。京都議定書後の国際的な温暖化対策の枠組みづくりでも米国がリーダーシップをとり、国際的な指導力を回復させるとしている。 "

 温暖化効果ガス削減のプランには、再生可能エネルギーへの積極的な追加対策をあげ、本格的なテコ入れを狙うようですね。

Hillary Clinton announces $150B energy, climate change plan -----NYDaily News,November 6th 2007
 Hillary Clinton's lead drops in latest polls-----NYDaily News,November 6th 2007

 交通、輸送部分にも注力するとのことです。当選すれば、アメリカ社会は大きく変化する可能性があります。

Hillary Clinton Proposes 55 MPG by 2030 Through Flex-Fuel Plug-in Hybrids-----EV WORLD NEWSWIRE,Nov 06, 2007

" New Technologies to Help Cut Oil Imports 66% by 2030

Transportation accounts for nearly 70% of U.S. oil consumption. Hillary’s plan to cut oil
imports by two-thirds?or more than 10 million barrels per day?by 2030 centers on setting
tough new fuel efficiency standards for cars and trucks and providing retooling assistance to the automakers to help them meet these standards. Her plan also reduces oil demand by increasing biofuels production and improving the efficiency of industrial oil use. "

 とはいえ単純ではない、また問題はいずれの国も山積しています。財源も限られている上に、すでに原油の先物価格は、100ドル/バレルをにらむように、史上初の高値97ドルをすでに経験しています。また、世界の政治、紛争、テロなど、この1年で大統領選挙の結果を左右しかねない事件が起こる可能性もあります。再生可能エネルギーの未来は、化石燃料の代替エネルギーという文脈ではなく、世界の文化、経済、社会のあり方をも変える可能性のある大変革を迫ってきます。この事体に冷静に対処できるアメリカであってほしいと願い、その大統領選挙にも淡い期待をもっています。他の候補のことは、よくわかりませんが、再生可能エネルギーにも積極的に取り組む姿勢を見せている候補もいるようです。そのあたりにも注目してこの1年、アメリカを見ていきたいと思います。(t_t)

Clinton talks energy policy in NH-----boston.com,Video News

Hillary Clinton on Energy, Global Warming in Las Vegas

参考

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ブリヂストンが太陽電池用接着フィルムの生産能力を増強 / プレスリリース

20071105_01
-----image & text : ブリヂストン、2007年11月5日発表より-----

" 株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、太陽電池用接着封止膜※として使用されるEVAフィルム(エチレン・ビニル・アセテート フィルム)の需要が増加していることに対応するため、磐田工場(静岡県磐田市)のEVAフィルム生産能力を増強いたします。投資総額は約30億円で、2010年1月からの増産を予定しています。これにより当社では、現在の生産能力と比較して約1.7倍の生産能力に増強し、月産約1500トンのEVAフィルムが生産可能となります。
.....※ 太陽電池に使用する発電セル(シリコン・セル)を固定・保護するために、ガラスおよび裏面保護シート(バックシート)を接着させるフィルム状の膜 "

コメント
 EVAフィルムが増産。太陽電池の製造には、それをささえるさまざま材料が必要です。太陽電池をはじめとする、再生可能エネルギーに関する材料や生産の情報も充実してきています。この分野の熟成の一つの証ととらえることもできるのではないでしょうか? (t_t)

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700 - 800世帯分発電 県内最大級 風力設備 入善に完成 / クリッピング 中日新聞

" 県内最大規模の風力発電設備が二日、入善町東五十里の入善浄化センター内に完成し、町民約六十人が式典で町の新たなシンボル誕生を祝った。

 一〇三・五メートルの高さ、一般家庭の七百-八百世帯分の消費電力に相当する約二百五十万キロワット時(推定)の年間発電量はともに県内最大。ブレードと呼ばれる一枚の重さ六トンの羽根三枚が平均風速三メートル以上の風を受けて回転し発電。電力は浄化センターで使用し、余りは電力会社に売電する。 "

-----中日新聞、2007年11月3日

入善町公式サイト【theNyuzenWEB】 / 広報入善バックナンバー / 604 2007年11月号 風力発電施設が本格稼動(pdf)
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-----image(同広報誌よりキャプチャー画像)
/ 入善浄化センター風力発電設備の工事状況

コメント
 町の広報誌によると風車の直径は、77mで、定格が1.5MWのようです。メーカー名は見当たりませんでしたが、データーからすると鳥取県北栄町と同じドイツ製、MD-77型(ドイツ リパワー社)かもしれませんね。浄化センターの電力をまずは、すべて賄うということです。系統連系システムにより、電力会社と電力をやりとりするシステムですので、数年後には計画の成否がデーターとしてわかりますね。そのあたりも注目したいです。(t_t)

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セルフクリーニング機能ガラスの新しい製造技術開発に成功 / プレスリリース 科学技術振興機構

" JST(理事長 北澤宏一)はこのほど、独創的シーズ展開事業・委託開発の開発課題「大面積プラズマ支援スパッタリング法による自浄性ガラスの製造技術」の開発結果を、成功と認定しました。 .......... 本開発により、酸化チタンの反応性スパッタリングと電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマ技術を組み合わせることで、セルフクリーニング機能を持った建築用窓ガラスを、基板を高温に後加熱することなく、連続的に製造することが可能となりました。  本技術は、大面積基板の成膜プロセスに活用できるので、光触媒活性を利用したセルフクリーニング機能窓ガラスだけでなく、反射鏡や熱線反射ガラス、太陽電池や照明用の保護ガラスなどへ広範な利用が期待されます。 "
-----科学技術振興機構、平成19年10月31日発表より Ecrprazma -----image(pop up ; ”図1 ECRプラズマ支援スパッタリング技術の概要”):同発表より

関連記事
自浄機能持つ光触媒ガラス連続製造成功…YKK APが技術開発-----FujiSankei Business i.,2007/11/1

参考
YKK AP

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イングランド、サマーセット州のソーラー移動図書館

 日本にも車の車の移動図書館がありますが、太陽電池を搭載し、電気を供給している車となると聞いたことがありません。イギリスのサマーセット州の移動図書館は、京セラの太陽電池を屋根にあげ、照明とインターネットへの接続のための電源などに利用しているということです。日本でも移動図書館、検診車で太陽電池が使われている例があれば是非情報を知りたいところです。日本でもキャンピングカーに太陽電池を搭載している例はよく見られるようになってきました。働く車、特殊な機能をもった車への太陽電池の普及も面白い課題かもしれませんね。

プレスリリース / TRITEC,24.10.2007
A mobile library running with solar power
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-----imageも-----
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" Keillor Coach Builders have built up an enviable reputation for Mobile Libraries, Exhibition units and Mobile classrooms over many years so when Somerset County Council required a new state of the art vehicle Keillor Coach Builders fitted the bill.
Early in the build, the customer requested that the vehicle should have at least an element of being environmentally friendly. This is where Tri-Power came in.
..........
The roof mounted Kyocera solar panels provide sufficient power to run the library, along with the staff and public IT provision.

The Satellite disc gives quick and efficient Internet connection, allowing the vehicle to be used by other departments within the county.

This multi purpose library also has a one to one interview room as an extension to the open airy cab, also doubling as a staff private area with all the home comforts such as fridge, microwave and sound system. "

 このソーラー移動図書館を製造したメーカーのサイトには、さまざまなタイプの移動図書館が紹介されていました。

Bright Idea Takes Books On The Road-----Somerset County Council,1 November, 2007

関連記事
A mobile library running with solar electric power - (2007-11-04) -----The Solarserver

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通信誌 / 「地球号の危機ニュースレター」(10月号)328号

Img328
-----市民エネルギー研究所の記事 2007-10-19 より----imageも

" <目次>
沖縄・宮古島の発電風車再建 → 記事を読む
井田 均
<海外ニュースEIC>より
 ・地球環境
 ・健康、化学物質
 ・環境行政
 ・エネルギー
 ・水、土壌、環境

ボリビア便り(1)
---ティティカカ湖畔、天文学の高度な知識を示す遺跡郡---

<メール通信>
 自然エネルギーは普及させられず、何故、原発はとまらないかより---(2) → 記事を読む 中川 修治

<大竹財団主催講演会のお知らせ>
 「ダライ・ラマとの対話」
 講師:上田 紀行さん  "

-----------

定価 200円(送料90円)
年間購読料 2,000円(送料込)
発行元 財団法人 大竹財団 

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太陽光発電が世界の貧しい国に”光”をもたらす

 私たちが国内で目にする太陽光発電の多くが商用電源と連系し、電気を売買電する系統連系というシステムです。しかし、太陽電池の最大のメリットは、電気を必要とする場所で必要なだけの規模で利用できることです。例えば、15Wの電球型蛍光灯で小さなまずしい国のリビングに十分な明かりを灯すことができます。毎日5時間利用することにしても、20から40Wの太陽電池1枚とバッテリーがあればこのライティングシステムは動きます。
 さらに、ラジオの電源とすることができれば、情報や教育へのアクセスももたらされる可能性があります。他の発電方法と比較しても、太陽電池の場合、日のあたる場所さえ確保すれば、無騒音、無排気でほとんどメンテナンスが不要なシステムを作ることができます。問題は、高価な太陽電池がどのように、世界の貧しい国の人々に届けられるかです。

Solar energy boom may help world's poorest-----Reuters,Oct 31, 2007

 ちょうど、この記事を書こうと考えていたところにロイターに上の記事が掲載されました。世界には電気のない生活をしている人がたくさんいます。かれらは、電気がないだけでなく、薪や灯油ストーブなどを屋内で粗雑な器具で燃焼させることで煮炊きをします。そして、汚れた空気を吸うことで健康被害をもこうむっているそうです。これで、ひとつ太陽電池のメリットが増えました。さらに記事にあるとおり、寿命が長く高い効率の発光ダイオードの登場などにより、未電化地域における太陽電池の利用は、今後はさらにその使い勝手が向上し、アフリカやアジア、南米などの貧しい地域における電化に貢献することができるかもしれません。

 さて、ちょうど、友人が主宰しているソーラーネットがJICA広場で太陽光発電の講座を行います。
まだ定員が若干あるようです。海外の援助団体などで興味のある方がおられましたら是非、ご参加ください。すでに、けっこう参加者が集まっていますので、海外援助団体の関係者などの方で、参加をご希望の方はお急ぎください。

・イベント 11/17-18 太陽光発電ボランティア育成講座

" 日時: 11月17日(土曜)から11月18日(日曜)
会場: JICA地球ひろば 3階 セミナールーム301
【地図】
主催: JICA地球ひろば、国際NGOソーラーネット
国際NGO活動に関わる方、興味のある方、
未電化地域での電化事業に関わる方々などを対象に、
インドネシアを中心に太陽光発電の普及に携わっている、NGO・ソーラーネットの技術と経験を知ってもらい、国際協力の新しい道具として、それを活用していただくことを目的とします。
1日目は、
二酸化炭素削減と南北格差是正対策としても意義を持つ、新しい電源の支援スタイルがあることを、太陽電池の組み立てを通じ、体験していただきます。
2日目は、1日目に作った太陽電池を使って、小型太陽光発電システムを動かします。また、事例報告・意見交流会で、太陽光発電の国際支援を行なう場合の考え方、日本の市民サイドでの支援の仕組み等について事例を報告して頂くと共に、これからの国際協力における電化事業のあり方などについて話し合います。
 奮ってご参加下さい。
定員:
    1日目は24名、2日目は45名。
参加費:
    500円/日(実費) ※1日だけの参加も可能です。
参加方法:
    予約参加となっていますので、ご予約は下記問合せ先まで。
    参加費は当日会場にて頂きます。
    お申込に当たっては、
    所属団体の自己紹介とどんな点に興味があるのか、
    Eメールもしくはファックスにて簡単にお知らせ下さい。
    当日の進行に反映させて頂きます。
宿泊:
    遠方より参加される方のために、
    JICA地球ひろばにて宿泊も可能です。費用は1,280円/日です。
    宿泊を希望される方は申し込み時にその旨明記下さい。
    部屋数に限りがありますので、ご相談させていただく場合もあります。
服装:
    講習会は実作業がメインです。汚れてもよい服装でお越し下さい。
問合せ先:
ソーラーネット事務局
 担当者:桜井 薫 "

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廃棄ウェハーをソーラーエネルギーに変換するプロセスをIBMが他社に先駆けて開発 / プレスリリース IBM

" 年間300万枚と推定されるシリコン・ウェハー廃棄量削減と再利用に貢献 原材料不足の太陽エネルギー・メーカーに新しい供給源を提供 [米国バーモント州バーリントン 2007年10月30日(現地時間)発] IBMは30日(現地時間)、IBMのバーモント州バーリントンにおいて、革新的な半導体再利用プロセスを開発したことを発表しました。このプロセスは、半導体ウェハーに刻まれているパターンを除去するための特別な技術を活用し、コンピュータ、携帯電話、ビデオゲームや他の家電製品用に生産した半導体チップで廃棄処分になったもののウェハーを、シリコン・ベースのソーラーパネル部品に作り変えて再利用することができます。この新たなプロセスは、National Pollution Prevention Roundtable(NPPR)から「2007 Most Valuable Pollution Prevention Award」が授与されました。 "
-----IBM,2007年10月31日 22504 -----image(pop up ; ”IBM Turns Wafer Waste into Solar Energy”) : IBM Pioneers Process to Turn Waste into Solar Energy,Burlington, VT - 30 Oct 2007より

コメント 英文のプレスリリースには、動画が添付されています。プリント基板のエッチングを研磨し、ウェハーを再生する様子が映っています。大変な手間ですが、それでも廃棄されていた基盤が、太陽光発電セルに生まれ変わるのですから大事な作業です。

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